JP4300467B2 - 自動車用ガラスラン - Google Patents
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Description
また、車内側側壁130にも、その先端付近から車内側シールリップ160がガラスラン本体部の断面略U字状の内側に向けて延出するように設けられている。車外側側壁120、車内側側壁130と底壁140は、ドアフレーム2のチャンネル3内に挿入され、それぞれの外面がチャンネル3の内周に当接され、ガラスラン110がドアフレーム2の内周に保持されている。
このとき、ドアガラス5は、ドアフレーム2の上辺で保持されていなく、ドアガラス5が、両側端のガラスラン110のみで保持されているため、横方向(車両の幅方向)に振動することがある。特に、ドアガラス5は自動車が高速走行する場合には車外側に吸い出されて車外方向に変位したり、戻ったりする場合や、悪路走行時の車体の振動によりドアガラス5が振動する場合がある(例えば、特許文献2参照。)。
上記車外側側壁20と車内側側壁30には、それぞれ上記ガラスラン本体部11の断面略U字状の内側に向かって延出する車外側シールリップ50と車内側シールリップ60を設け、該車外側シールリップ50と車内側シールリップ60により上記ガラスラン本体部11の内側に挿入される上記ドアガラス5の両側端部の車外側面および車内側面をシールし、
上記車内側シールリップ60は、上記車外側シールリップ50よりも長く形成するとともに、上記車内側側壁30から延設された車内側シールリップ根元部61と、該車内側シールリップ根元部61からその延長方向に延設された車内側シールリップ先端部62とから構成され、上記車内側シールリップ根元部61の肉厚は、車内側シールリップ先端部62の肉厚よりも厚くし、
車内側シールリップ60は、車内側シールリップ根元部61が略一定の肉厚で略平板状であり、車内側シールリップ先端部62は先端に行くにつれて徐々に肉厚が減少し、車内側シールリップ根元部61と車内側シールリップ先端部62の連続部分を車内側シールリップ屈曲部64とし、屈曲点となるように車内側シールリップ屈曲部64の肉厚の変化を他の部分よりも大きくし、車内側シールリップ先端部62は、その先端から車内側側壁30方向に屈曲した車内側シールリップ先端突部63を設け、
車内側シールリップ60は、少なくともドアフレーム2の縦辺部に装着されるガラスラン10に設けられ、車内側シールリップ先端突部63と車内側側壁30の内面に摺動抵抗を減少させる処理をした表面を設けたことを特徴とする自動車用ガラスランである。
車内側シールリップは、車内側側壁から延設された車内側シールリップ根元部と、車内側シールリップ根元部からその延長方向に延設された車内側シールリップ先端部とから構成されたため、車内側シールリップの根元側と先端側で肉厚や形状を変化させることができ、ガラスラン内のドアガラスの変位に応じて、ドアガラスに対して適切な保持力とシール力を有することができる。
車内側シールリップは、車内側シールリップ根元部と、車内側シールリップ根元部からその延長方向に同様にガラスラン本体部の断面U字状の内部方向に向けて延設された車内側シールリップ先端部とから構成されている。このため、車内側シールリップは、車内側シールリップ根元部と車内側シールリップ先端部により、断面形状において、特にドアガラスが当接する外面がスムースな一つの板状あるいは円弧状をなしており、ドアガラスが容易に摺動することができる。
車内側シールリップは、車内側シールリップ根元部が略一定の肉厚で略平板状であるため、車内側シールリップ先端部がドアガラスに押されても、車内側シールリップ根元部が変形し難く、車内側シールリップ先端部を保持することができる。さらに、ドアガラスの変位が大きくなると、車内側シールリップ屈曲部で車内側シールリップが変形した後に、車内側シールリップ根元部が徐々に屈曲して、その屈曲点は、車内側シールリップ根元部の先端から付根方向に徐々に移動していくため、ドアガラスの変位に応じて反力を維持することができる。
車内側シールリップ先端部は先端に行くにつれて徐々に肉厚が減少するため、上述のように車内側シールリップ屈曲部で車内側シールリップが変形するときも、ドアガラスの表面に沿って柔軟に当接することができ、シール性を確保することができるとともに、ドアガラスの振動を吸収することができる。
車内側シールリップ先端部は、その先端から車内側側壁方向に屈曲した車内側シールリップ先端突部を設けたため、ドアガラスが大きく変位したときに、車内側シールリップ先端突部が車内側側壁に当接して、車内側シールリップの変形を支えることができ、ドアガラスのそれ以上の変位を防止できるとともに、車内側シールリップが車内側側壁に密着することが無いため、車内側シールリップが車内側側壁との密着から剥がれるときに生ずる異音が発生することが無い。
本発明の構成を有する車内側シールリップを、少なくともドアフレームの縦辺部に装着されるガラスランに設けられたため、ドアガラスの昇降がドアフレームの途中で止まっている場合、即ち半開きの場合でも、ドアガラスの縦辺部を確実に保持することができ、ドアガラスの振動や異音の発生を防止することができる。
車内側シールリップは、車内側シールリップ先端突部と車内側側壁の内面に摺動抵抗を減少させる処理をした表面を設けたため、ドアガラスが、車内側シールリップを車内側側壁方向に押して、車内側シールリップ先端突部が車内側側壁に当接したときに、車内側シールリップ先端突部が摺動しやすいため、車内側側壁と車内側シールリップ先端突部との摺動がより一層スムースと成り、ドアガラスの移動や振動を容易に吸収することができ、車内側シールリップ先端突部と車内側側壁の内面が擦れて異音を発生することがない。
ドアフレーム2の縦辺に取付けられる押出成形部の断面形状は、図1に示す。図1は、図3のA−A線に沿ったガラスラン10の断面図である。車外側側壁20と、車内側側壁30と、底壁40とからなるガラスラン本体部11は、断面略U字状に形成されている。押出成形後のドアフレーム2への取り付け前においては、ガラスラン本体部11の断面略U字状の開口は若干開き気味に形成される。図2は、ガラスラン10をドアフレーム2に取付けたときの図3のA−A線に沿った断面図である。
車内側側壁30の先端付近から車内側シールリップ60がガラスラン本体部11の断面略U字状の内側に向けて延設されている。また、車内側カバーリップ31が車内側側壁30の先端で車内方向に延設されている。
車外側側壁20の先端から車外側シールリップ50がガラスラン本体部11の断面略U字状の内側に向けて延設されており、また、車外側カバーリップ21が車外側側壁20の先端で車外方向に延設されている。
特に、本発明の車内側シールリップ60の形状を、少なくともドアフレーム2の縦辺部に装着されるガラスラン10に設けると、ドアガラス5の昇降がドアフレーム2の途中で止まっている場合、即ち半開きの場合でも、ドアガラス5の縦辺部を保持することができ、ドアガラス5の変位や振動を防止することができる。
車外側シールリップ50は略板状あるいは曲率半径の大きな円弧状であり、車内側シールリップ60よりもリップが短く、肉厚も薄い。車外側シールリップ50は、リップも断面の長さが短く、肉厚も薄いため、ガラスラン本体部11の断面U字形の内部でドアガラス5をドアフレーム2の車外側に近づけることができ、ドアガラス5とドアフレーム2との車外側面の段差を少なくして、風切音と空気抵抗を減少させるとともに車体の表面が平滑になり外観上好ましい。
5 ドアガラス
10 ガラスラン
11 ガラスラン本体部
20 車外側側壁
30 車内側側壁
40 底壁
50 車外側シールリップ
60 車内側シールリップ
61 車内側シールリップ根元部
62 車内側シールリップ先端部
63 車内側シールリップ先端突部
64 車内側シールリップ屈曲部
Claims (2)
- 自動車ドアのドアフレーム2の内周に取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内し、車外側側壁20と、車内側側壁30と、底壁40とからなる断面略U字状のガラスラン本体部11を備えた自動車用ガラスラン10において、
上記車外側側壁20と車内側側壁30には、それぞれ上記ガラスラン本体部11の断面略U字状の内側に向かって延出する車外側シールリップ50と車内側シールリップ60を設け、該車外側シールリップ50と車内側シールリップ60により上記ガラスラン本体部11の内側に挿入される上記ドアガラス5の両側端部の車外側面および車内側面をシールし、
上記車内側シールリップ60は、上記車外側シールリップ50よりも長く形成するとともに、上記車内側側壁30から延設された車内側シールリップ根元部61と、該車内側シールリップ根元部61からその延長方向に延設された車内側シールリップ先端部62とから構成され、上記車内側シールリップ根元部61の肉厚は、車内側シールリップ先端部62の肉厚よりも厚くし、
上記車内側シールリップ60は、上記車内側シールリップ根元部61が略一定の肉厚で略平板状であり、上記車内側シールリップ先端部62は先端に行くにつれて徐々に肉厚が減少し、上記車内側シールリップ根元部61と車内側シールリップ先端部62の連続部分を車内側シールリップ屈曲部64とし、屈曲点となるように該車内側シールリップ屈曲部64の肉厚の変化を他の部分よりも大きくし、上記車内側シールリップ先端部62は、その先端から車内側側壁30方向に屈曲した車内側シールリップ先端突部63を設け、
上記車内側シールリップ60は、少なくとも上記ドアフレーム2の縦辺部に装着されるガラスラン10に設けられ、上記車内側シールリップ先端突部63と上記車内側側壁30の内面に摺動抵抗を減少させる処理をした表面を設けたことを特徴とする自動車用ガラスラン。 - 上記車外側シールリップ50及び上記車内側シールリップ60は、上記ドアガラス5と当接する部分に摺動抵抗を減少させる処理をした表面を設けた請求項1に記載の自動車用ガラスラン。
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