JP4300193B2 - 光記録媒体 - Google Patents
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さらに、Al2O3の酸化物を用いる例がある(特許文献6:特開2004−178673号公報)。
(1):基板上に少なくとも反射層、誘電体層1、相変化記録層1、誘電体層2、中間層、放熱層、半透過反射層、誘電体層3、相変化記録層2、誘電体層4の順に積層された光記録媒体か、あるいは基板上に少なくとも反射層、誘電体層1、相変化記録層1、誘電体層2、中間層、放熱層、半透過反射層、誘電体層3、相変化記録層2、誘電体層4、基板からなる光記録媒体において、放熱層がNb酸化物、Si酸化物の混合物であって、下記条件を満たすことを特徴とする光記録媒体。
もう一つの構成は、表面側に第2基板を有するもので、図2に示すように、基板上に少なくとも反射層、誘電体層1、相変化記録層1、誘電体層2、中間層、放熱層、半透過反射層、誘電体層3、相変化記録層2、誘電体層4を含み、この順に積層した場合である。誘電体層4の上には基板が設けられている。この構成では、基板はともに0.6mm厚であって、対物レンズのNA(開口数)が0.65に適した構成である。光はカバー層側から入射される。
既に、開示されているInO,In2O3−SnO,In2O3−ZnO、ZnO等の酸化物は放熱性すなわち熱伝導率が高く、屈折率が2を超えている。膜厚が100nmレベルでは、In2O3−SnO、In2O3−ZnOで約4.5W/mKである。
一方、複素屈折率n,kは波長400nm近傍でn=2.2〜2.3,k=0.06である。相変化記録媒体に一般的に用いられているZnSSiO2は、特にkが小さく、約0.01であるが、熱伝導率はInO系より高い。また、Al2O3,SiO2は熱伝導率、光学定数kは、ZnSSiO2とIn2O3−SnO、In2O3−ZnOの中間であることが経験的にわかっている。窒化物であるAlNや炭化物であるSiCは、熱伝導率がさらに高い。しかし、kが大きく光が吸収されやすい。従って、放熱層としてもちいる場合、充分な放熱を行なうために膜厚が100nmを超える場合は、kが小さく、ゼロになる方が良い。
(実施例1)
厚さ1.1mmのポリカーボネート製基板上に、Ag99.5Bi0.5(at%)、膜厚140nmの反射層、ZnS:SiO2=80:20、膜厚10nmの誘電体層、Ge5Mn3(In0.2Sb0.8)92、膜厚10nmの相変化記録層1、ZnS:SiO2=80:20、Ag99.5Bi0.5(at%)、膜厚100nmの誘電体層2、ポリカーボネートからなる厚さ30μmの中間層、(Nb2O5)50(SiO2)50、膜厚120nmの放熱層、Ag99.5Bi0.5(at%)、膜厚10nmの半透過反射層、ZnS:SiO2=80:20、膜厚10nmの誘電体層3、Ge3Mn3Si2(In0.18Sb0.82)92、膜厚6nmの相変化記録層2,ZnS:SiO2=80:20、膜厚100nmの誘電体層4を順に積層した後、アクリル系両面接着層、ポリカーボネートからなる厚さ60μmのカバー層を形成して記録媒体を作製した。なお、ポリカーボネート製樹脂中間層とアクリル系両面接着層以外はスパッタ法により作製した。基板のtrack pitchは0.32μm、記録される溝部の幅は0.20μm、溝の深さは22nmである。波長405nm,NA0.85のピックアップヘッドを用いて、記録線速4.9m/s,クロック周波数264MHz、1bitあたりのマーク長0.103μm,変調方式(1−7)RLLの3Tマークを連続的に記録した。記録線速は18m/sである。再生パワー0.35mWとした。記録するための光パルスの波形及びパワー制御方法は、相変化記録層を加熱するためのピークパワー(Pp)、Pp照射後に再生パワー以下のボトムパワー(Pb)、消去するための消去パワー(Pe)の少なくとも3値であり、Pp,Pbのパルス時間を、Pp:4.0〜5.5nsec.Pb:4.0nsec.とした。Peは、Ppの20%から50%とした。光入射側の記録層のPp,Peが7mW,3.0mW、奥側の記録層のPp,Peが、8.5mW,4.3mW、Pb:0.2mWが最適であった。5トラック連続に10回オーバーライト後、3トラック目の信号を再生したときの光入射側の記録層のCNRが53dB,奥側の層のCNRが54dBであった。
放熱層材料以外は、構成条件、記録条件は同じである。放熱層は、(Nb2O5)70(SiO2)30とした。この場合の光入射側の記録層のCNRが54dB,奥側の層のCNRが55dBであった。
放熱層材料以外は、構成条件、記録条件は同じである。放熱層は、(Nb2O5)80(SiO2)20とした。この場合の光入射側の記録層のCNRが54dB,奥側の層のCNRが55dBであった。
厚さ1.1mmのポリカーボネート製基板上に、Ag99.5Bi0.5(at%)、膜厚140nmの反射層、ZnS:SiO2=80:20、膜厚10nmの誘電体層、膜厚10nmの相変化記録層1、ZnS:SiO2=80:20、Ag99.5Bi0.5(at%)、膜厚100nmの誘電体層2、ポリカーボネートからなる厚さ30μmの中間層、(Nb2O5)50(SiO2)50、膜厚120nmの放熱層、Ag99.5Bi0.5(at%)、膜厚10nmの半透過反射層、ZnS:SiO2=80:20、膜厚10nmの誘電体層3、膜厚6nmの相変化記録層2,ZnS:SiO2=80:20、膜厚100nmの誘電体層4を順に積層した後、アクリル系両面接着層、ポリカーボネートからなる厚さ60μmのカバー層を形成して記録媒体を作製した。なお、ポリカーボネート製樹脂中間層とアクリル系両面接着層以外はスパッタ法により作製した。基板のtrack pitchは0.32μm、記録される溝部の幅は0.20μm、溝の深さは22nmnである。波長405nm,NA0.85のピックアップヘッドを用いて、記録線速4.9m/s,クロック周波数264MHz、1bitあたりのマーク長0.103μm,変調方式(1−7)RLLの3Tマークを連続的に記録した。記録線速は18m/sである。再生パワー0.35mWとした。記録するための光パルスの波形及びパワー制御方法は、相変化記録層を加熱するためのピークパワー(Pp)、Pp照射後に再生パワー以下のボトムパワー(Pb)、消去するための消去パワー(Pe)の少なくとも3値であり、Pp,Pbのパルス時間を、Pp:4.0〜5.5nsec.Pb:4.0nsec.とした。Peは、Ppの20%から50%とした。
表1に相変化記録層及び5トラック連続に10回オーバーライト後、3トラック目の信号を再生したときのCNRの結果を示す。
これら媒体を80℃、85%RHの環境下で200時間放置し、再び室温環境下でCNRを再生したところ、変化量は、1dB以下であった。
なお、以上の記録媒体に2Tから8Tマークをランダムに記録する場合であるが、Pp.Pbの照射パルスを一組とした場合に、2T,3Tマークを一組のパルス、4T,5Tマークを二組のパルス、6T,7Tマークを三組のパルス、8Tマークを四組のパルスにして記録する。より、高線速になるとこのパルス数を少なくして記録しても良い。
放熱層をAlN,ZnS:SiO2=50:50(mol%)とした以外は、実施例4と同じ構成、条件とした。さらに放熱層のない場合も作製し比較した。
表2にその結果を示す。
いずれも手前側の層のCNRは50dBに満たない結果になり、放熱層がないとよりCNが下がる。
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