JP4300078B2 - 積層材の製造装置及び積層材の製造方法 - Google Patents
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Description
9は上送りロール7の上を単板1が通過したことを検出する反射光電スイッチ等の検出器である。
11は複数の下送りロールであり、回転駆動・停止自在である。
13は下送りロール11の上を単板1が通過したことを検出する反射光電スイッチ等の検出器である。
また図3に於ける左右方向の長さは1100ミリメートル、左右方向に直交する幅は4600ミリメートルの大きさを有する。
また挿入板25は上向きに外力が加わると、後述する無端帯27との係合状態が解放され、無端帯27より離れて上へ移動する。更に挿入板25は金属の中でも好ましくは熱伝導の良いアルミニウム、銅等で構成されている。
また、図1に示す27はベルト、チェーン等の無端帯であり、図4に示す様に、挿入板25の係合部材25aと係合すべく上向きに広がる円錐状の係合穴27aが形成されている。更に図1に示す様に、プーリー29を介してサーボモータ等の電動機31により正逆回転・停止される。また33は電動機31の回転角を検出するエンコーダー等の検出器である。
また47は下熱板45の上方にある上熱板であり、下熱板45と同様に左右方向の長さは1100ミリメートル、左右方向に直交する幅は4200ミリメートルの大きさを有し、更に蒸気、ヒーター等(図示せず)により摂氏180度±10度に運転中は常時加熱されている。そして上熱板155は下熱板143に対して上方の位置で固定されている。
また、49は製造完了した積層材を次の工程に搬送する搬送体である。
図5に示すように、手動又は自動(図示せず)で位置出しされた単板1が塗布機3に挿入され、上面に接着剤2が塗布された単板1a、1bが制御器からの信号で分別手段(図示せず)により下送りロール11及び上送りロール7に夫々分別されて供給させれ、該下送りロール11及び上送りロール7で夫々搬送され、そして単板1aが検出器13の下を通過すると、検出器13から制御器に信号が送られ、制御器からの信号で、下送りロール11の夫々を停止させる。同様に、単板1bが検出器9の下を通過すると、検出器9から制御器に信号が送られ、制御器からの信号で、上送りロール7の夫々を停止させる。
前記所定距離移動するのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で、図8に示す様に、シリンダ37を作動させて持ち上げ部材35を上昇させ、挿入板25の貫通穴25bを遊貫した押棒35aで、持ち上げバー23上の単板1aを該持ち上げバー23より上に持ち上げる。
前記持ち上げるのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で、図9に示す様に、持ち上げバー23を前記と逆の矢印方向に所定距離略水平移動させて元に戻す。
検出器33からの信号で前記所定位置に挿入板25が移動したことを制御器は判断し、制御器からの信号で図14に示す様に、シリンダ46を作動させて下熱板45を上昇させる。前記上昇と共に、挿入板25は該下熱板45に持ち上げられ挿入板25の係合部材25aは無端帯27の係合穴27aより上にはずれる。更に下熱板45が上昇すると挿入板25を介して単板1a、1bを上熱板47と下熱板45とで加熱圧諦する。この時の下熱板45、上熱板47による単板1a、1bへの加圧は単板1平方センチ当たり7KGから10KGとする。また制御器からの信号で、単板1bと同様に単板1dを上送りロール7上に待機させる。
次ぎに下熱板45の下降が終了するのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で、図16に示す様に、電動機31を作動させて無端帯27を介して挿入板25を重ね合わせ位置に移動させると共に、吸着部材41を矢印方向の所定位置に略水平移動させる。更に単板1aと同様に持ち上げバー23で単板1cを所定距離持ち上げると共に、電動機21を作動させて単板1bと同様に吸着反転部材15を所定距離持ち上げて、吸盤17で単板1dを吸着させる。
前記吸着が終了するのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で図18に示す様に、積層材S1を吸着状態で吸着部材41を所定距離上昇させる。
前記所定距離移動するのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で、図20に示す様に、シリンダ37を作動させて持ち上げ部材35を上昇させ、挿入板25の貫通穴25bを遊貫した押棒35aで、持ち上げバー23上の単板1cを該持ち上げバー23より上に持ち上げる。
前記持ち上げるのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で、図21に示す様に、持ち上げバー23を前記と逆の矢印方向に所定距離略水平移動させて元に戻す。
次ぎに持ち上げ部材35の下降が終了するのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で、図23に示す様に、吸盤43で吸着している積層材S1が単板1cに接触する所定位置まで吸着部材41を下降させて積層材S1を単板1cの上に置くと共に、吸盤43での積層材S1の吸着を解放させる。
前記解放が終了するのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で、図24に示す様に、吸着部材41を矢印方向の元の位置に上昇させ、次いで矢印方向の水平方向の元の位置に戻す。
前記解放するのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で、図27に示す様に、電動機21を作動させて吸着反転部材15を若干持ち上げると共に、電動機22を作動させて吸着反転部材15を前記と逆の矢印方向に180度回動させる。検出器22aからの信号で前記180度回動したことを制御器は判断し、電動機22を停止させる。また、検出器21aからの信号で、吸着反転部材15の吸盤17が上送りロール7より下の元の位置に戻ったことを判断し、制御器からの信号で、電動機21を停止させると共に、単板1cと同様に単板1eを下送りロール11上に待機させる。
次に前記約40秒間が経過すると、制御器からの信号で、図30に示す様に、シリンダ46作動させて、下熱板45を矢印方向の元の位置に下降させる。前記下降に伴い挿入板25の係合部材25aが無端帯27の係合穴27aに係合して挿入板25の下降が停止する。この時単板1c、1dは積層材S1に接着され積層材S2となる。
前記吸着が終了するのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で図34に示す様に、積層材SXを吸着状態で吸着部材41を矢印方向へ最上昇させる。
前記最上昇が終了するのに充分な時間が経過後、制御器からの信号で、図35に示す様に、吸着部材41を矢印方向の略水平方向に移動させ、次ぎに積層材SXを搬送体49の上に置き、該搬送体49で積層材SXを次の工程へ搬送する。以後図6から図35を繰り返して、新たな積層材を製造する。
尚、重ね合わせ位置での吸着反転部材15、吸着部材41の上昇・下降の所定距離は、単板の厚みや製造過程の層数に応じるべく、予め制御器に入力されている。
また、加熱圧諦時間は単板の厚みにより増減する。
また、最終の単板を積層材に重ねるとき、吸着反転部材15又は持ち上げバー23のどちらか一方の単板だけを重ねても良い。
7 上送りロール
11 下送りロール
15 吸着反転部材
23 持ち上げバー
25 挿入板
41 吸着部材
35 持ち上げ部材
45 下熱板
47 上熱板
Claims (6)
- 少なくともどちらかに接着剤が塗布されている2つの単板1a、1bを挿入板の上に置く際、接着剤が単板1aと単板1bの重なる側になるように、単板1aを重ね合わせ位置に待機している挿入板の上に置き、次いで単板1bを単板1aの上に置き、次に2つの単板1a、単板1bと共に挿入板を一対の加熱圧諦板の加圧範囲内に移動させ、次に一対の加熱圧諦板で挿入板を介して2つの単板1a、1bを加熱圧諦して積層材S1とし、次に挿入板より積層材S1を適宜位置に移動させ、次に重ね合わせ位置に待機した挿入板の上に塗布された接着剤が上側となるように単板1cを置き、次に単板1cの上に積層材S1を置き、次に積層材S1の上に塗布された接着剤が下側となるように単板1dを置き、次に単板1c、積層材S1、単板1dと共に挿入板を一対の加熱圧諦板の加圧範囲内に置き、次に一対の加熱圧諦板で挿入板を介して単板1c、積層材S1、単板1dを加熱圧諦して積層材S2とし、
以下、次の各単板と積層材を、単板1c、積層材S1、単板1dと同様の動作を2回以上繰り返す積層材の製造方法。 - 3つの単板1a、1b、1cを接着剤を介して重ね合わせ位置に待機している挿入板の上に重ねて置き、次に3つの単板1a、1b、1cと共に挿入板を一対の加熱圧諦板の加圧範囲内に移動させ、次に一対の加熱圧諦板で挿入板を介して3つの単板1a、1b、1cを加熱圧諦して積層材S1とし、次に挿入板より積層材S1を適宜位置に移動させ、次に重ね合わせ位置に待機した挿入板の上に塗布された接着剤が上側となるように単板1dを置き、次に単板1dの上に積層材S1を置き、次に積層材S1の上に塗布された接着剤が下側となるように単板1eを置き、次に単板1d、積層材S1、単板1eと共に挿入板を一対の加熱圧諦板の加圧範囲内に置き、次に一対の加熱圧諦板で挿入板を介して単板1d、積層材S1、単板1eを加熱圧諦して積層材S2とし、
以下、次の各単板と積層材を、単板1d、積層材S1、単板1eと同様の動作を2回以上の繰り返す積層材の製造方法。 - 3つの単板1a、1b、1cを接着剤を介して重ね合わせ位置に待機している挿入板の上に重ねて置き、次に3つの単板1a、1b、1cと共に挿入板を一対の加熱圧諦板の加圧範囲内に移動させ、次に一対の加熱圧諦板で挿入板を介して3つの単板1a、1b、1cを加熱圧諦して積層材を製造する積層材の製造方法。
- 2つの単板1a、1bを接着剤を介して重ね合わせ位置に待機している挿入板の上に重ねて置き、次に2つの単板1a、1bと共に挿入板を一対の加熱圧諦板の加圧範囲内に移動させ、次に一対の加熱圧諦板で挿入板を介して2つの単板1a、1bを加熱圧諦して積層材を製造する積層材の製造方法。
- 挿入板が板状体である請求項1、請求項2、請求項3、請求項4いずれかに記載の積層材の製造方法。
- 挿入板がエンドレスのベルトである請求項1、請求項2、請求項3、請求項4いずれかに記載の積層材の製造方法。
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