JP2017075421A - 延反積層装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】歪みを有する布地であっても模様を一致させて積層でき、模様のずれの無い積層体を作製できる延反積層装置を提供する。【解決手段】延反積層装置は、積層テーブル2と、コンベヤ4と、カッターユニット5と、原反受け部6と、布端センサ101と、模様センサ105を有する。カッターユニット5の1対のカッターキャリッジ25の間に架け渡された連結部材106に、模様センサ105を有するセンサーユニット107が設置される。コンベヤ4の一対のコンベヤキャリッジ10の間に架け渡された連結部材102に、布端センサ101が設置される。模様センサ105が特定模様を検出すると、カッターユニット5が布地3を切断して原反30から切り離し、切り離された布地3をコンベヤ4が載置面1上に積層する。布地3を特定模様に対応して切断するので、布地3が歪みを有しても、布地3の端部の模様が一致した積層体38を形成できる。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば布地等のシート材を原反から引き出して積層し、積層体を作製する延反積層装置に関する。
従来より、被服の製造工程において、布地を裁断してパターンピースを作製するため、プロッタ型の裁断装置が用いられている。この種の裁断装置は、裁断テーブルの載置面に載置された布地を、この載置面上で平面方向に駆動されるカッターヘッドに内蔵された裁断刃で細断してパターンピースを作製するように構成されている。
上記裁断装置で同一形状のパターンピースを複数個作製する場合、複数の布地を積層してなる積層体を載置面上に形成し、この積層体を裁断することで、積層体を構成する布地の数のパターンピースを同時に作製して、裁断効率を上げることが行われている。このようにしてパターンピースを作製する布地が模様を有する場合、パターンピースは相互に柄合わせがされている。したがって、同一形状のパターンピースに表れる模様が互いに同一となるように、積層体を形成する複数の布地は、互いの模様が平面方向において一致している必要がある。
従来、布地の模様を平面方向において一致させるため、積層テーブルの表面に位置決め針を垂直に立設し、この針に模様の所定の位置が挿通されるように、人手で布地を積層して積層体を作製する積層体の製造方法が知られている。しかしながら、この積層体の製造方法は、位置決め針に模様の所定の位置を正確に配置して布地を積層する必要があるので、多大な手間がかかる問題がある。
そこで、布地を人手によることなく積層する延反積層装置として、布地が載置される載置面を有する積層テーブルと、原反から布地を引き出すと共に、引き出した布地を積層テーブルの載置面に載置するコンベヤと、原反から引き出した布地を切断するカッターとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この種の延反積層装置は、コンベヤによる布地の引き出し工程と、引き出された布地の切断工程と、コンベヤによる布地の載置工程とを繰り返すことにより、載置面上に布地の積層体を形成する。この延反積層装置は、積層体を形成する布地の模様を平面方向において一致させる場合、切断工程における布地の切断位置が模様に対して常に同じ位置になるように、布地の引き出し方向の先端から切断位置までの長さが、模様のピッチの整数倍に設定される。
原反から引き出された布地には、製造過程で布地が巻き回される際に張力が付与されることに起因して、歪みが存在する。したがって、上記従来の延反積層装置は、布地の先端から切断位置までの長さを模様のピッチの整数倍にしても、布地の歪みによって切断位置が模様に対してずれる問題がある。模様に対する切断位置がずれると、布地を積層する毎にずれが拡大し、積層体の布地の模様が平面方向においてバラバラになるという問題がある。
そこで、本発明の課題は、歪みを有する布地であっても模様を一致させて積層でき、模様のずれの無い積層体を作製できる延反積層装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の延反積層装置は、シート材が載置されて積層体が形成される載置面を有する積層テーブルと、
原反から上記シート材を引き出すと共に、引き出した上記シート材を上記積層テーブルの載置面に載置する載置手段と、
上記載置手段で引き出されたシート材の模様を検出する模様センサと、
上記模様センサが上記シート材の模様を検出した位置に対応する位置で上記シート材を切断して原反から切り離すカッターと
を備えることを特徴としている。
原反から上記シート材を引き出すと共に、引き出した上記シート材を上記積層テーブルの載置面に載置する載置手段と、
上記載置手段で引き出されたシート材の模様を検出する模様センサと、
上記模様センサが上記シート材の模様を検出した位置に対応する位置で上記シート材を切断して原反から切り離すカッターと
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、積層テーブルの載置面に、載置手段によってシート材が原反から引き出されて載置される。ここで、載置手段で引き出されたシート材の模様が、模様センサによって検出され、この模様センサがシート材の模様を検出した位置に対応する位置で、カッターによりシート材が切断されて原反から切り離される。このように、模様センサによって検出された模様に基づいて、シート材の切断位置が特定されるので、シート材が歪みを有していても、模様に対して同じ位置でシート材を切断できる。したがって、切断されたシート材の切断線が揃うように載置手段で順次積層することにより、シート材の模様の位置が、少なくとも切断線の近傍において同一に揃った積層体が得られる。この積層体を、模様の揃った部分でシート材を互いに固定して歪みを解消させると、互いのシート材の模様を、平面方向において一致させることができる。
一実施形態の延反積層装置は、上記シート材の引き出し方向における上記載置手段の端部に設けられ、上記シート材の引き出し方向の端部を検出する端部センサを備え、
上記載置手段は、上記端部センサで検出された上記シート材の端部が、上記載置面上に予め定められた積層位置と一致するように、上記シート材を載置するように形成されている。
上記載置手段は、上記端部センサで検出された上記シート材の端部が、上記載置面上に予め定められた積層位置と一致するように、上記シート材を載置するように形成されている。
上記実施形態によれば、載置手段の端部に設けられた端部センサにより、シート材の引き出し方向の端部が検出され、この端部センサで検出されたシート材の端部が載置面上の積層位置と一致するように、載置手段によってシート材が載置面上に載置される。したがって、シート材の端部が揃うように複数のシート材が積層されて、積層体が形成される。シート材の端部は、カッターにより原反から切り離された切断部であり、カッターによる切断位置は模様に対して同一であるので、シート材の端部が揃うように積層されることにより、端部においてシート材の模様の揃った積層体が得られる。
一実施形態の延反積層装置は、上記模様センサは、上記カッターを少なくとも上記シート材の引き出し方向と平行方向に駆動する駆動装置に取り付けられている
上記実施形態によれば、模様センサが、カッターの駆動装置に取り付けられることにより、模様センサにより、シート材の引き出し方向と平行方向にシート材の模様を走査できる。したがって、シート材の引き出し方向と平行方向において、カッターの切断位置に対応する模様を効果的に検出できる。また、カッターの駆動装置が有する機能を利用することにより、模様センサに駆動機構を別途設けることなく、模様センサをシート材の引き出し方向と平行方向に駆動することができる。ここで、模様センサは、カッターの駆動装置のうち、シート材の引き出し方向と平行方向に移動する部分に取り付けられていればよい。
一実施形態の延反積層装置は、上記模様センサは、上記カッターに対する上記シート材の引き出し方向の距離が調節可能に形成されている。
上記実施形態によれば、模様センサは、この模様センサとカッターとの間の距離であって、シート材の引き出し方向の距離が調節可能に、駆動装置に取り付けられている。したがって、シート材に関して模様センサで検出する模様の位置と、カッターにより切断する位置との間の距離を、適切に設定できる。すなわち、検出される模様と、切断すべき位置との間が適切に対応するように、模様センサとカッターとの間の距離を調節できる。
一実施形態の延反積層装置は、上記模様センサは、上記シート材の幅方向における配置位置が調節可能に形成されている。
上記実施形態によれば、模様センサのシート材の幅方向における配置位置が調整可能に形成されているので、模様センサの検出位置を、模様の特定を妨げる部分を避けることができる。例えば、シート材の引き出し方向に連続するストライプ等を避けることができる。したがって、シート材の引き出し方向において、模様を適切に認識することができ、カッターで切断すべき位置に対応する模様を適切に検出できる。
一実施形態の延反積層装置は、上記模様センサは、反射型光センサである。
上記実施形態によれば、反射型光センサである模様センサにより、シート材の模様を効果的に検出できる。ここで、反射型光センサは、発光素子と、発光素子から出射された光がシート材の表面で反射された反射光を受ける受光素子とを備え、シート材の模様としての色や凹凸を検出する。反射型光センサが色を検出する場合、色の違いを検出するカラーセンサを用いることができる。
一実施形態の延反積層装置は、上記載置手段は、上記載置面の上方に配置され、上記シート材を原反から引き出す方向において進退両方向に移動可能に形成された上端ローラーと、この上端ローラーに巻き回されたコンベヤベルトとを有するコンベヤで形成され、
上記上端ローラーが回転を停止した状態で、上記コンベヤベルトの搬送側及び戻り側と共に移動して、上記コンベヤベルト上に載置されたシート材を引き出し方向に移動する移動運転と、
上記上端ローラーが移動すると共に回動し、上記コンベヤベルトの搬送側が停止する一方、上記コンベヤベルトの戻り側が移動して、上記コンベヤベルト上のシート材を載置面上に移す移載運転と
を行うように形成されている。
上記上端ローラーが回転を停止した状態で、上記コンベヤベルトの搬送側及び戻り側と共に移動して、上記コンベヤベルト上に載置されたシート材を引き出し方向に移動する移動運転と、
上記上端ローラーが移動すると共に回動し、上記コンベヤベルトの搬送側が停止する一方、上記コンベヤベルトの戻り側が移動して、上記コンベヤベルト上のシート材を載置面上に移す移載運転と
を行うように形成されている。
上記実施形態によれば、載置手段が、載置面の上方の上端ローラーにコンベヤベルトが巻き回されて成るコンベヤで形成されることにより、シート材を引き出し方向に移動運転と、シート材をコンベヤから載置面上に移す移載運転とを容易に行うことができる。
一実施形態の延反積層装置は、上記上端ローラーの両端を回動可能に支持すると共に、上記載置面の両側縁に沿って移動する2つのコンベヤキャリッジと、これらのコンベヤキャリッジの間を接続する接続部材とを備え、
上記接続部材に上記模様センサが配置されている。
上記接続部材に上記模様センサが配置されている。
上記実施形態によれば、載置手段を構成するコンベヤのコンベヤキャリッジの間の接続部材に、模様センサを配置することにより、この模様センサによって、載置手段から載置面上に移すシート材の模様を検出することができる。したがって、載置手段でシート材を載置手段から載置面上に移す工程と、模様センサでシート材の模様を検出する工程とを同時に行うことができるので、積層体を迅速に作製することができる。
本発明の実施形態の延反積層装置は、シート材としての布地の積層体を作製するものであり、積層体を裁断して被服のパターンピースを作製する裁断装置と共に使用される。図1は、第1実施形態の延反積層装置を示す斜視図であり、図2は延反積層装置の主要部分を示す模式断面図である。
図1に示すように、この延反積層装置は、積層テーブル2と、シート材としての布地3を取り扱う載置手段としてのコンベヤ4と、カッターユニット5と、原反受け部6とで大略構成されている。この延反積層装置は、積層テーブル2の表面に設けられた載置面1に布地3の積層体38を形成するものである。この延反積層装置で形成された積層体38は、図示しないエアテーブルや、手作業により、この延反積層装置の近傍に配置された裁断装置に供給される。
積層テーブル2は、概ね箱状のテーブル枠と、平面視においてテーブル枠の内側に配置された矩形の板状の積層台41を有する。積層台41は、表面がモケット状の素材で形成されており、布地3を裁断する際に、カッターユニット5のカッター27の先端部分が厚み方向に進入可能になっている。この積層台41の表面が、積層テーブル2の表面に現れて、布地3や布地の積層体38を支持する載置面1となっている。積層テーブル2の載置面1上に、コンベヤ4によって布地3が原反30から引き出され、所定長さに切断されて載置される。このコンベヤ4の一端側に、布地3が引き出される原反30を支持する原反受け部6が設けられている。積層テーブル2には、コンベヤ4の動作を制御する制御部が内蔵されている。
図3は、コンベヤ4の他端部分を示す断面図である。コンベヤ4は、原反受け部6で保持された原反30から布地3を引き出し、この布地3が所定の長さに切断された後に、布地3を積層台41上の所定の位置まで必要に応じて移動させ、載置面1上に積層するものである。
このコンベヤ4は、載置面1の上方で、この載置面1の一端と他端とを結ぶ方向に移動する上端ローラー8と、載置面1の下方で、この載置面1の一端と他端とを結ぶ方向に移動する下端ローラー14を有する。以下、載置面1に関し、原反30が配置される側を一端側といい、布地3が原反から引き出される側を他端側という。また、一端と他端とを結ぶ方向を長さ方向といい、長さ方向と直交する方向を幅方向という。上記上端ローラー8と下端ローラー14には、載置面1の上方と下方の間を、この載置面1の一端側を経由して掛け渡された無端のコンベヤベルト7が巻回されている。無端のコンベヤベルト7は、上端ローラー8及び下端ローラー14を境に、積層台41から遠い部分である搬送側7aと、載置面1に近い部分である戻り側7bとに分けられる。コンベヤベルト7の上側面に表れる搬送側7aに、布地3が載置されて搬送等の動作が行われる。無端のコンベヤベルト7は、上端ローラー8から原反受け部6の近傍まで実質的に水平に延在する上部水平部分と、上部水平部分に連なって略鉛直に延在する鉛直部分と、鉛直部分に連なって下端ローラー14まで実質的に水平に延在する下部水平部分を有する。コンベヤベルト7の上部水平部分と鉛直部分との間は、搬送側7aに接するコンベヤローラー16Aと、戻り側7bに接するコンベヤローラー16Cにより屈曲されている。コンベヤベルト7の鉛直部分と下部水平部分との間は、搬送側7aに接するコンベヤローラー16Bと、戻り側7bに接するコンベヤローラー16Dにより屈曲されている。コンベヤベルト7の鉛直部分と下部水平部分との間の搬送側7aに接するコンベヤローラー16Bに、コンベヤベルト7を駆動するコンベヤ駆動ユニット19が接続されている。コンベヤ駆動ユニット19は、モーターと、モーターの出力軸に設けられたクラッチを有する。このコンベヤ駆動ユニット19は、クラッチを切り替えることにより、コンベヤローラー16Bに回転力を与え、又は、コンベヤローラー16を回転不可に停止させ、又は、コンベヤローラー16Bを回転自在に解放するように形成されている。上端ローラー8は、積層テーブル2の両側に走行自在に配置されたコンベヤキャリッジ10の上部プレート11に、回転軸の両端が軸支されている。下端ローラー14は、積層テーブル2のテーブル枠内の両側に移動可能に配置された下部プレート15に、回転軸の両端が軸支されている。
上端ローラー8と下端ローラー14は、上部プレート11が取り付けられたコンベヤキャリッジ10と、下部プレート15とを介して、連結ベルト21によって連結されている。連結ベルト21は、幅方向の両側のコンベヤキャリッジ10と下部プレート15を、各々の側で接続するように、積層テーブル2内の幅方向の両側に配置されている。各々の連結ベルト21は、歯付きベルトで形成されている。各々の連結ベルト21は、コンベヤキャリッジ10から載置面1の他端の近傍まで実質的に水平に延在する上部水平部分と、上部水平部分に連なって略鉛直に延在する鉛直部分と、鉛直部分に連なって下部プレート15まで実質的に水平に延在する下部水平部分を有する。連結ベルト21の上部水平部分と鉛直部分との間は、ベルトプーリー22Aにより屈曲されている。連結ベルト21の鉛直部分と下部水平部分との間は、ベルトプーリー22Bにより屈曲されている。連結ベルト21の鉛直部分と下部水平部分との間に接するベルトプーリー22Bは、連結ベルト21の歯に噛み合う歯を有すると共に、幅方向の両側のベルトプーリー22Bが互いに同期軸で連結されている。これにより、幅方向の両側の連結ベルト21,21が、ずれを生じることなく同期されて駆動されて、コンベヤキャリッジ10と下部プレート15が適切に移動するように形成されている。このベルトプーリー22Bに、連結ベルト21を駆動するベルト駆動モーター23が接続されている。ベルト駆動モーター23は、サーボモータで形成され、ベルトプーリー22Bに回転力を与え、又は、ベルトプーリー22Bを回転不可に停止させるように形成されている。
なお、コンベヤベルト7を駆動するコンベヤローラー16Bにコンベヤ駆動ユニット19を接続し、連結ベルト21を駆動するベルトプーリー22Bにベルト駆動モーター23を接続したが、単一の駆動ユニットを設け、この駆動ユニットにクラッチ及び伝達機構を介してコンベヤローラー16Bとベルトプーリー22Bを接続し、必要に応じてコンベヤローラー16Bとベルトプーリー22Bを適宜駆動してもよい。
一対のコンベヤキャリッジ10は、積層テーブル2の両側の縁に沿って布地3の搬送方向に移動可能に配置されており、上端ローラー8を、布地3の搬送方向及び鉛直方向に移動可能に支持している。図3に示すように、コンベヤキャリッジ10は、積層テーブル2の両側の縁に設けられたレール43に沿って移動する車輪42,42と、コンベヤ4の上端ローラー8の端部を回転可能に支持する支持部材としての上部プレート11を有する。
上部プレート11は、上端ローラー8に隣接して配置されたガイド部材としての布地案内板12の両端を支持すると共に、この布地案内板12の表面に対して接離駆動される押え板13を駆動可能に支持している。また、上部プレート11は、布地案内板12の上方に配置されて積層テーブル2の幅方向に延在する連結部材102の両端を支持している。この連結部材102に、布地3の引き出し方向の端部である他端部を検出する端部センサとしての布端センサ101が設けられている。布端センサ101は、発光素子と、発光素子から出射された光の反射光を受ける受光素子とを有する光センサであり、発光素子からの光が布地案内板12の先端に照射される。コンベヤ4で搬送された布地3の他端部が布地案内板12に達すると、布端センサ101の光が布地3に照射され、これに伴う反射光の変化に基づいて、布地3の端部が検出される。コンベヤ4は、コンベヤベルト7上に配置された布地3を搬送運転によりコンベヤ4の他端側に搬送する際に、布端センサ101が布地3の他端部を検出すると、搬送運転を停止するように制御される。これにより、布端センサ101の検出位置である布地案内板12の先端に、布地3の他端部が配置されるようになっている。上部プレート11は、上下レール31に沿って移動可能に、コンベヤキャリッジ10に取り付けられている。
コンベヤキャリッジ10は、上部プレート11に連結されて鉛直方向に張設されたチェーン34と、このチェーン34に噛み合う上スプロケット33A及び下スプロケット33Bと、上スプロケット33Aに連結されたモーター32を有する。上スプロケット33Aは、エンコーダ35が接続されている。上記モーター32で上スプロケット33Aを回転してチェーン34を駆動し、このチェーン34に連結された上部プレート11を上下方向に駆動することにより、上部プレート11を載置面1に対して接離方向に駆動するように形成されている。エンコーダ35で検出した上スプロケット33Aの回転数に基づいて、上部プレート11に取り付けられた上端ローラー8の上下方向位置を検知するように形成されている。上部プレート11は、コンベヤ4が布地3の移載運転を完了する毎に、載置面1上に載置した布地3の厚みだけ上昇するように制御される。載置する布地3の厚みは、図示しない制御装置を介して予め入力するように形成されている。
コンベヤキャリッジ10は、上端ローラー8に巻回されたコンベヤベルト7の搬送側7aを支持する上部案内ローラー9Aと、コンベヤベルト7の戻り側7bを支持する下部案内ローラー9Bとの両端を回転自在に支持している。上端ローラー8が載置面1に対して接離方向に駆動されるに伴い、上部案内ローラー9A及び下部案内ローラー9Bを支点として、コンベヤベルト7の上端ローラー8と上部案内ローラー9A及び下部案内ローラー9Bとの間の部分の角度が変化するように形成されている。また、上端ローラー8が載置面1に対して接離方向に駆動されても、コンベヤベルト7の上部案内ローラー9A及び下部案内ローラー9Bよりもコンベヤローラー16A,16C側の部分が、水平に保持されるように形成されている。
図4は、カッターユニット5を示す断面図である。カッターユニット5は、積層テーブル2の両側の縁に設置された2つのレールに沿って走行する一対のカッターキャリッジ25と、これら1対のカッターキャリッジ25,25の間に架け渡されて積層テーブル2の幅方向に延在するレール部材26と、このレール部材26に沿って走行するカッターヘッド24を備える。カッターヘッド24は、布地3を切断するカッター27を内蔵している。カッターユニット5は、カッターキャリッジ25によって載置面1の長さ方向に移動すると共に、カッターヘッド24に内蔵された駆動機構でレール部材26に沿って載置面1の幅方向に移動することにより、積層テーブル2の載置面1と平行方向に駆動される。一方のカッターキャリッジ25には、カッターユニット5の動作を制御する制御部が内蔵されている。なお、カッターユニット5の制御部は、カッターヘッド24に設けてもよい。
カッターユニット5の2つのカッターキャリッジ25の上端の間には、レール部材26及びカッターヘッド24を覆うように、板状の連結部材106が取り付けられている。この連結部材106に、布地3の模様を検出するためのセンサーユニット107が取り付けられている。センサーユニット107は、布地3の模様を検出する模様センサ105と、模様センサ105を載置面1の長さ方向に沿って案内するロッド111と、ロッド111が他端に固定されたアーム110と、アーム110の一端を載置面1の長さ方向に沿って案内するアームレール108を有する。模様センサ105は、反射型光センサで形成されている。この反射型光センサは、対象の色を識別できるカラーセンサであり、白色光を出射する発光素子と、この発光素子からの出射光が布地7で反射されて成る反射光を受ける受光素子を有する。受光素子は、R(赤色)、G(緑色)及びB(青色)のフィルタを有し、反射光の色を検出可能である。この模様センサ105の検出信号に基づいて、布地7や模様の色が識別可能になっている。模様センサ105は、ロッド111に沿って載置面1の長さ方向の位置が調節可能であり、これにより、カッターヘッド24のカッター27との間の距離が調節可能になっている。模様センサ105は、固定ネジ112により、ロッド111に対して固定される。アーム110は、アームレール108に沿って載置面1の幅方向の位置が調節可能であり、これにより、載置面1上の布地3に対する検出位置を、布地3の幅方向において調節可能になっている。アーム110は、固定ネジ113により、アームレール108に対して固定される。アームレール108は、連結部材106の上側面の縁部の近傍に、載置面1の幅方向に延在するように取り付けられている。このように、センサーユニット107は、カッターユニット5に設置されて、カッターユニット5と共に載置面1の長さ方向に駆動される。
原反受け部6は、積層テーブル2の一端の両側から長さ方向に張り出すように設置された一対のアーム37と、このアーム37の間に回転自在に支持された2つの支持ローラー36,36を有する。この2つの支持ローラー36,36の間に原反30を平行に配置することにより、原反30を回転自在に支持している。支持ローラー36は、コンベヤ4上に原反30から布地3を引き出す際に、従動して回転してもよく、また、布地3を引き出す量に応じて駆動装置で回転駆動されてもよい。
上記コンベヤ4、カッターユニット5及びセンサーユニット107は、図示しない制御装置によって制御される。制御装置を裁断テーブル2に内蔵し、積層テーブル2や、カッターユニット5のカッターキャリッジ25等に、タッチパネル等で形成された各種の入力部を設けることができる。また、制御装置を、制御用のソフトウェアをインストールしたコンピュータで構成し、入出力装置を介してコンベヤ4、カッターユニット5及びセンサーユニット107に接続して制御を行ってもよい。
図5は、コンベヤ4の動作に関する部分を抜き出して示した模式図である。図5に示すように、コンベヤ4は、側面視において、コンベヤベルト7と連結ベルト21が載置面1を取り囲むように配置されている。このコンベヤ4は、コンベヤベルト7がコンベヤ駆動モーター19で駆動され、連結ベルト21がベルト駆動モーター23で駆動されることにより、移動運転と、移載運転と、搬送運転とを行う。
移動運転では、上端ローラー8及び下端ローラー14が回転を停止した状態で、上端ローラー8とコンベヤベルト7が相対変位を生じることなく全体が移動する。移動運転では、コンベヤ駆動ユニット19のクラッチが解放モードに切り替えられ、コンベヤローラー16Bが回転自在に解放されて従動可能となり、コンベヤベルト7が自由に移動可能になる。一方、ベルト駆動モーター23のクラッチが動力伝達モードに切り替えられ、ベルトプーリー22Bに回転力が入力されて、連結ベルト21が駆動される。連結ベルト21でコンベヤキャリッジ10が他端側に駆動されることにより、上端ローラー8とコンベヤベルト7が他端側に駆動される。一方、連結ベルト21で下部プレート15が他端側に駆動されることにより、上端ローラー8とコンベヤベルト7が一端側に駆動される。こうして、移動運転により、コンベヤベルト7上の布地3が、上端ローラー8との相対位置が変化することなく、載置面1の長さ方向のいずれかに移動される。
移載運転では、コンベヤベルト7の搬送側7aを固定した状態で、上端ローラー8が回転しながら載置面の一端側に移動すると共に、コンベヤベルト7の戻り側7bが上端ローラー8と同じ方向に移動する。これにより、コンベヤベルト7の搬送側7aに配置されていた布地3が、この布地3を支持するコンベヤベルト7の搬送側7aが上端ローラー8と共に一端側に退去することにより、下方の載置面1上に下降して載置される。移載運転では、コンベヤ駆動ユニット19のクラッチがブレーキモードに切り替えられ、コンベヤローラー16Bが回転不可に保持されて停止状態となり、コンベヤベルト7の搬送側7aが移動不可になる。一方、ベルト駆動モーター23が起動され、ベルトプーリー22Bに回転力が入力されて、連結ベルト21が駆動される。連結ベルト21で下部プレート15が他端側に牽引されることにより、上端ローラー8とコンベヤベルト7の戻り側7bが一端側に駆動される。
搬送運転では、上端ローラー8が、載置面1の長さ方向に停止した状態で回動し、コンベヤベルト7が駆動される。搬送運転により、コンベヤベルト7の載置面1上に位置する搬送側7aに載置された布地3が、載置面1の長さ方向に搬送される。搬送運転では、コンベヤ駆動ユニット19のクラッチが動力伝達モードに切り替えられ、コンベヤローラー16Bに回転力が入力されて、コンベヤベルト7が駆動される。一方、ベルト駆動モーター23が停止制御され、ベルトプーリー22Bが回転不可に保持されて停止状態となり、連結ベルト21が移動不可になる。これにより、連結ベルト21の両端のコンベヤキャリッジ10及び下部プレート15の位置が固定される。この状態で、コンベヤローラー16Bでコンベヤベルト7の搬送側7aが上端ローラー8から下端ローラー14に向かって駆動されることにより、コンベヤベルト7の載置面1上に位置する搬送側7aが、載置面1の一端側に駆動される。一方、コンベヤローラー16Bでコンベヤベルト7の搬送側7aが下端ローラー14から上端ローラー8に向かって駆動されることにより、コンベヤベルト7の載置面1上に位置する搬送側7aが、載置面1の他端側に駆動される。
上記構成の延反積層装置は、次のように布地3を積層して積層体38を作製する。
まず、原反30から布地3の端部を手作業で引き出し、コンベヤベルト7の搬送側7aの一端近傍の表面に置く。このとき、コンベヤ4の上端ローラー8の長さ方向位置は、センサーユニット107よりも載置面1の他端側であれば、いずれも位置でもよい。布地3の端部がコンベヤベルト7の表面に載置されると、コンベヤ4の搬送運転を行い、布地3の端部をセンサーユニット107の模様センサ105の検出位置まで搬送する。布地3の端部がセンサーユニット107の模様センサ105の検出位置まで達すると、布地3の切断位置を、布地3の模様に対応付けて設定する。すなわち、布地3の切断位置を決定し、この切断位置より載置面1の他端側に位置する所定の模様を、上記切断位置を特定するための特定模様に決定する。この特定模様に模様センサ105の検出光を照射したときの模様センサ105の出力情報を、特定模様検出情報として制御装置に登録する。また、上記特定模様を模様センサ105の検出光が照射したときに、カッター27が上記決定された切断位置に配置されるように、ロッド111上の模様センサ105の位置を調節して固定する。こうして、特定模様の登録と模様センサ105の位置の調節が完了すると、カッター27によって布地3の端部を切断する。これにより、積層体を形成する1枚目の布地3の他端部の切断線が形成される。
1枚目の布地3の他端部の切断線を形成すると、コンベヤ4の搬送運転を行い、布地3の他端部を布地案内板12まで搬送し、これに伴って原反30から布地3が引き出されて、コンベヤベルト7の搬送側7aの表面に布地3が敷かれる。布地3の他端部が布地案内板12に達すると、布地3の他端部が布端センサ101で検出され、コンベヤ4の搬送運転が停止する。次いで、押え板13が布地案内板12の表面に向かって駆動され、布地3の他端部が布地案内板12と押え板13で挟持されて固定される。布地3の他端部が布地案内板12に固定されると、コンベヤ4は移動運転を行い、原反30から布地3を更に引き出して、布地案内板12に固定された布地3の他端部を、載置面1上に形成されるべき積層体38の他端側の辺と一致する積層位置である積層他端位置まで移動させる。
コンベヤ4の移動運転により、布地3の他端部が載置面1の積層他端位置に達すると、コンベヤ4の搬送側7aの表面には、積層体38を形成するために必要な長さとして予め設定された延反設定長の布地3が引き出される。なお、布地3の他端部が載置面1の積層他端位置に達する前に、コンベヤ4上に延反設定長の布地3が引き出される場合もある。図6Aは、コンベヤ4上に引き出された布地3を示す模式図である。図6Aに示すように、コンベヤ4上に、他端から延反設定長L以上の長さを有する布地3が引き出されると、延反設定長Lに対応する延反設定線130よりも一端側に、切断エリアAが設定される。この切断エリアAで布地3を切断するように、模様センサ105が模様の検出を行う。すなわち、延反設定線130よりも一端側に模様センサ105が移動するように、模様センサ105を動作させながらカッターユニット5が一端側に移動する。図6Bに示すように、模様センサ105が、特定模様として予め登録された第1縞模様131を検出すると、この第1縞模様131を示す特定模様検出情報が出力される。制御装置は、模様センサ105から特定模様検出情報を受けると、カッターユニット5の移動を停止し、カッター27を布地3の幅方向に作動させて、布地3を切断する。模様センサ105とカッター27との間の距離dは、模様センサ105が特定模様である第1縞模様131を検出した位置にあるとき、この第1縞模様131に隣接する第2縞模様132の一端側に接する切断位置にカッター27が配置されるように設定されている。したがって、模様センサ105が第1縞模様131を検出した位置でカッター27を作動させることにより、第1縞模様131から距離dだけ離れて第2縞模様132の一端側に接する位置に、切断線が形成される。こうして1枚目の布地3が原反30から切り離されて、1枚目の布地の一端部の切断線が形成されると共に、2枚目の布地3の他端部の切断線が形成される。なお、切断エリアAでカッター27が切断を行うのであれば、模様センサ105は、切断エリアAよりも他端側の延反設定長Lの範囲で特定模様を検知してもよい。
1枚目の布地3が原反30から切り離されると、1枚目の布地3を載置面1に載置する。すなわち、布地3の他端部が積層他端位置に配置された状態で、コンベヤ4が移載運転を行い、上端ローラー8が載置面1の一端側に移動する。コンベヤ4が移載運転を行ってコンベヤ4上の布地3が全て載置面1上に載置されると、布地案内板12は、積層他端位置から布地3の長さ、すなわち、積層体38の長さだけ一端側に離れた積層位置である積層一端位置に達する。布地案内板12が積層一端位置に達して布地3の移載が完了したとき、コンベヤ4の移載運転を停止し、1枚目の布地3の載置が完了する。1枚目の布地3の載置が完了すると、上部プレート11の高さ方向位置を、移載した布地3の厚みだけ上昇させる。
1枚目の布地3を載置した後、コンベヤ4の搬送運転を行い、布地案内板12の近傍に位置している2枚目の布地3の他端部が布端センサ101で検知される位置まで、2枚目の布地3を搬送する。2枚目の布地3の他端部が布端センサ101で検出されると、コンベヤ4の搬送運転が停止し、押え板13で2枚目の布地3の他端部を布地案内板12との間に挟持して固定する。この後、コンベヤ4が移動運転を行い、原反30から布地3を更に引き出して、2枚目の布地3の他端部を、載置面1の積層他端位置まで移動させる。2枚目の布地3の先端が積層他端位置まで移動すると、1枚目の布地3に行ったのと同様に、模様センサ105で切断エリアAの第1縞模様131を検出し、第1縞模様131の検出位置に対応する切断位置でカッター27を作動させて布地3を切断する。これにより、2枚目の布地3の一端部の切断線、かつ、3枚目の布地3の他端部の切断線を形成する。続いて、2枚目の布地3の他端部が積層他端位置に配置された状態で、コンベヤ4の移載運転を行い、コンベヤ4上の2枚目の布地3を、載置面に載置された1枚目の布地3の上に載置する。
このように、布地3の他端部を布端センサ101の検出し、この他端部を布地案内板12に固定して布地3を原反30から引き出し、切断エリアAの第1縞模様131を模様センサ105で検出し、この第1縞模様131の検出位置に対応する第2縞模様132に接する切断位置で布地3を切断し、切断した布地3を載置面1上に載置する工程を繰り返す。載置面1上の布地3の積層枚数が予め設定された枚数に達すると、積層体38が完成する。
本実施形態の延反積層装置によれば、布地3を切断する切断位置を、予め設定された第1縞模様131を模様センサ105で検出して特定するので、布地3に歪みが存在しても、常に第2縞模様132に接する位置で切断することができる。その結果、布地3の他端部の切断線を、常に第2縞模様132に接する位置にできるので、積層体38を形成する布地3の模様を、少なくとも他端部において揃えることができる。こうして布地3の他端部の模様が揃った積層体38は、例えば振動や熱や風の付与等による歪みの除去処理により、積層体38を形成する複数の布地3の模様を、平面方向において一致させることができる。その結果、この積層体38を裁断装置で裁断して得たパターンピースは、模様のずれを防止でき、適切な柄合わせができる。
上記実施形態において、布地3の模様を検出する模様センサ105と布地3を切断するカッター27は、布地3を積層するコンベヤ4とは別体のカッターユニット5に設置したが、模様センサ105及びカッター27をコンベヤ4に設置してもよい。
図7は、第2実施形態の延反積層装置を示す断面図であり、延反積層装置のコンベヤ4の他端部分を示している。図8は、第2実施形態の延反積層装置を示す平面図である。第2実施形態の延反積層装置は、模様センサ105とカッター27を、コンベヤ4の他端部のコンベヤキャリッジ10によって支持している。第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成部分には同一の符号を用いて、詳細な説明を省略する。
第2実施形態の延反積層装置は、載置面1の幅方向の両側に配置されたコンベヤキャリッジ10の上部プレート11の間に、レール部材26が架け渡されて、このレール部材26に沿ってカッターヘッド24が載置面1の幅方向に駆動可能に形成されている。カッターヘッド24のカッター27は、平面視において、布地案内板12の端縁に沿って作動するように配置されている。また、コンベヤキャリッジ10の上部プレート11の間に、連結部材120が架け渡されて、この連結部材120にセンサーユニット107が設置されている。センサーユニット107のアームレール108は、連結部材120の上側面に設置されている。
第2実施形態の延反積層装置によれば、コンベヤ4のコンベヤキャリッジ10を利用して、模様センサ105及びカッター27を載置面1の長さ方向に駆動するので、第1実施形態のカッターキャリッジ25を削除できる。したがって、少ない部品点数により延反積層装置を構成できる。
1 載置面
2 積層テーブル
3 布地
4 コンベヤ
5 カッターユニット
6 原反受け部
7 コンベヤベルト
8 上端ローラー
10 コンベヤキャリッジ
11 上部プレート
12 布地案内板
24 カッターヘッド
25 カッターキャリッジ
26 レール部材
27 カッター
30 原反
101 布端センサ
102,106 連結部材
105 模様センサ
107 センサーユニット
2 積層テーブル
3 布地
4 コンベヤ
5 カッターユニット
6 原反受け部
7 コンベヤベルト
8 上端ローラー
10 コンベヤキャリッジ
11 上部プレート
12 布地案内板
24 カッターヘッド
25 カッターキャリッジ
26 レール部材
27 カッター
30 原反
101 布端センサ
102,106 連結部材
105 模様センサ
107 センサーユニット
Claims (8)
- シート材が載置されて積層体が形成される載置面を有する積層テーブルと、
原反から上記シート材を引き出すと共に、引き出した上記シート材を上記積層テーブルの載置面に載置する載置手段と、
上記載置手段で引き出されたシート材の模様を検出する模様センサと、
上記模様センサが上記シート材の模様を検出した位置に対応する位置で上記シート材を切断して原反から切り離すカッターと
を備えることを特徴とする延反積層装置。 - 請求項1に記載の延反積層装置において、
上記シート材の引き出し方向における上記載置手段の端部に設けられ、上記シート材の引き出し方向の端部を検出する端部センサを備え、
上記載置手段は、上記端部センサで検出された上記シート材の端部が、上記載置面上の予め定められた積層配置位置と一致するように、上記シート材を載置するように形成されていることを特徴とする延反積層装置。 - 請求項1に記載の延反積層装置において、
上記模様センサは、上記カッターを少なくとも上記シート材の引き出し方向と平行方向に駆動する駆動装置に取り付けられていることを特徴とする延反積層装置。 - 請求項3に記載の延反積層装置において、
上記模様センサは、上記カッターに対する上記シート材の引き出し方向の距離が調節可能に形成されていることを特徴とする延反積層装置。 - 請求項3又は4に記載の延反積層装置において、
上記模様センサは、上記シート材の幅方向における配置位置が調節可能に形成されていることを特徴とする延反積層装置。 - 請求項1に記載の延反積層装置において、
上記模様センサは、反射型光センサであることを特徴とする延反積層装置。 - 請求項1に記載の延反積層装置において、
上記載置手段は、上記載置面の上方に配置され、上記シート材を原反から引き出す方向において進退両方向に移動可能に形成された上端ローラーと、この上端ローラーに巻き回されたコンベヤベルトとを有するコンベヤで形成され、
上記上端ローラーが回転を停止した状態で、上記コンベヤベルトの搬送側及び戻り側と共に移動して、上記コンベヤベルト上に載置されたシート材を引き出し方向に移動する移動運転と、
上記上端ローラーが移動すると共に回動し、上記コンベヤベルトの搬送側が停止する一方、上記コンベヤベルトの戻り側が移動して、上記コンベヤベルト上のシート材を載置面上に移す移載運転と
を行うように形成されていることを特徴とする延反積層装置。 - 請求項7に記載の延反積層装置において、
上記上端ローラーの両端を回動可能に支持すると共に、上記載置面の両側縁に沿って移動する2つのコンベヤキャリッジと、これらのコンベヤキャリッジの間を接続する接続部材とを備え、
上記接続部材に上記模様センサが配置されていることを特徴とする延反積層装置。
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