JP4300067B2 - 基板搬送装置、基板搬送方法、及び半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

基板搬送装置、基板搬送方法、及び半導体デバイスの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェーハ等の基板を基板処理装置へ搬送する基板搬送装置及び基板搬送方法、並びにそれらを用いた半導体デバイスの製造方法に係り、特に基板をプリアライメントしてから基板処理装置へ搬送する基板搬送装置及び基板搬送方法、並びにそれらを用いた半導体デバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
IC、LSI等の半導体デバイスの製造工程では、露光、現像、エッチング等の処理により、半導体ウェーハの表面に回路パターンが形成される。また、回路パターンの形成後には、半導体ウェーハの表面に回路パターンのはがれ、傷、異物の付着等の欠陥がないか否かの検査が行われる。このような露光、現像、エッチング、検査等の処理を行う各基板処理装置へ基板を搬送する際に用いられるのが、基板搬送装置である。基板搬送装置は、基板処理装置における基板の位置決め(アライメント)作業の負担を軽減するため、基板をプリアライメントしてから基板処理装置へ搬送するのが一般的である。このため基板搬送装置は、基板をプリアライメントするプリアライメントユニットと、基板を基板処理装置へ搬送するハンドリングユニットとを備えている。
【0003】
基板処理装置には、基板を1枚ずつ処理するものと、複数の基板を一度に処理するものとがある。例えば、エッチング等において基板を真空状態で処理する必要がある場合、真空室の真空度を上げるのには時間が掛かるため、数枚から数十枚の基板を真空室へ搬入して一度に処理が行われる。
【0004】
図9(a)は従来の基板搬送方法を示すフローチャート、図9(b)は基板処理装置の動作を示すフローチャートである。複数の半導体ウェーハを基板搬送装置のロードポートから取り出して基板処理装置のユーザーポートへ供給する場合、まず、ハンドリングユニットは、プリアライメント前の半導体ウェーハを、ロードポートから受け取り(ステップ501)、プリアライメントユニットへ受け渡す(ステップ502)。プリアライメントユニットは、半導体ウェーハのプリアライメントを行う(ステップ503)。ハンドリングユニットは、プリアライメント後の半導体ウェーハを、プリアライメントユニットから受け取り(ステップ504)、ユーザーポートへ受け渡す(ステップ505)。基板搬送装置は、予め定めたn個の半導体ウェーハの供給が終了したか否かを判断し(ステップ506)、終了していなければ、終了するまでこれらの動作を繰り返す。予め定めたn個の半導体ウェーハの供給が終了したら、基板搬送装置は、コマンドやフラグ等を用いた通信によって、基板処理装置へ終了報告を行う(ステップ507)。
【0005】
一方、基板処理装置は、基板搬送装置から終了報告があるか否かを監視している(ステップ601)。終了報告があると、基板処理装置は、半導体ウェーハの処理を行う(ステップ602)。そして、基板処理装置は、処理が終了すると、コマンドやフラグ等を用いた通信によって、基板搬送装置へ処理後の半導体ウェーハの回収要求を行う(ステップ603)。
【0006】
基板搬送装置は、基板処理装置から回収要求があるか否かを監視している(ステップ508)。回収要求があると、ハンドリングユニットは、処理後の半導体ウェーハを、ユーザーポートから受け取り(ステップ509)、基板搬送装置のアンロードポートへ受け渡す(ステップ510)。基板搬送装置は、予め定めたn個の半導体ウェーハの回収が終了したか否かを判断し(ステップ511)、終了していなければ、終了するまでこれらの動作を繰り返す。予め定めたn個の半導体ウェーハの回収が終了したら、始めに戻る。
【0007】
なお、近年の回路パターンの微細化に伴い、半導体ウェーハの処理は、ミニエンバイロメントシステムと呼ばれる局所クリーンシステム内で行われるようになってきている。このような局所クリーンシステムを構成する基板搬送装置として、特許文献1及び特許文献2に記載のものがある。
【特許文献1】
特開2000−173911号公報
【特許文献2】
特開2000−188320号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の基板搬送方法では、基板処理装置により基板の処理が行われている間、基板搬送装置は待機状態であった。そのため、基板のプリアライメントを含む搬送作業に要する時間と、基板の処理作業に要する時間とが、そのまま全工程の総時間に反映されていた。特に、基板処理装置が一度に複数の基板を処理する場合、一度に処理する基板の数を多くしてスループットを向上させようとしても、基板搬送装置において基板のプリアライメントに要する時間がスループット向上の妨げとなっていた。
【0009】
本発明は、複数の基板のプリアライメントを含む搬送作業及び処理作業の総時間を短縮して、スループットを向上することを目的とする。
【0010】
本発明はまた、半導体デバイスの生産性を向上することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の基板搬送装置は、基板をプリアライメントするプリアライメント手段と、基板を基板処理装置へ搬送する搬送手段とを備えた基板搬送装置であって、プリアライメント手段は、基板処理装置が複数の基板を処理している間に、次に処理される複数の基板をプリアライメントし、搬送手段は、プリアライメント手段によりプリアライメントされた基板を、保管場所に一時保管し、保管場所から基板処理装置へ搬送するものである。
【0012】
また、本発明の基板搬送方法は、基板をプリアライメントした後に基板処理装置へ搬送する基板搬送方法であって、基板処理装置が複数の基板を処理している間に、次に処理される複数の基板をプリアライメントし、プリアライメント後の基板を、保管場所に一時保管し、保管場所から基板処理装置へ搬送するものである。
【0013】
基板処理装置が複数の基板を処理している間に、次に処理される複数の基板をプリアライメントすることによって、複数の基板のプリアライメントを含む搬送作業及び処理作業の総時間が短縮され、スループットが向上する。プリアライメント後の基板を、保管場所に一時保管し、保管場所から基板処理装置へ搬送することによって、基板処理装置が処理を行っている間に、複数の基板をプリアライメントすることができる。
【0014】
さらに、本発明の基板搬送装置は、搬送手段が、次に処理される基板を、ローダ部から取り出してプリアライメント手段へ供給し、プリアライメント手段によりプリアライメントされた基板を、保管場所としてローダ部に一時保管し、ローダ部から基板処理装置へ搬送するものである。また、本発明の基板搬送方法は、次に処理される基板を、ローダ部から取り出し、プリアライメントし、プリアライメント後の基板を、保管場所としてローダ部に一時保管し、ローダ部から基板処理装置へ搬送するものである。プリアライメント後の基板を、ローダ部に一時保管し、ローダ部から基板処理装置へ搬送することにより、保管場所を別途設ける必要がない。さらに、ローダ部に基板の有無や位置を検出する機能等が備えられている場合には、保管時にそれらの機能を利用することができる。
【0015】
本発明の半導体デバイスの製造方法は、上記のいずれかの基板搬送装置、または上記のいずれかの基板搬送方法を用いて半導体ウェーハを基板処理装置へ搬送し、半導体ウェーハの処理を行うものである。上記基板搬送装置又は上記基板搬送方法を用いて半導体ウェーハを基板処理装置へ搬送することにより、複数の半導体ウェーハのプリアライメントを含む搬送作業及び処理作業の総時間が短縮され、スループットが向上する。従って、半導体デバイスの生産性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施の形態による基板搬送装置の概略構成を示す図である。また、図2は、本発明の一実施の形態による基板搬送装置の外観図である。本実施の形態は、局所クリーンシステムを構成する基板搬送装置の例を示している。基板搬送装置は、ハンドリングユニット20、プリアライメントユニット30、制御ユニット50、及びファンフィルタユニット60を含んで構成されている。
【0017】
図2において、ハンドリングユニット20とプリアライメントユニット30が隣接して配置され、プリアライメントユニット30の下方には装置全体を制御する制御ユニット50が配置されている。これらのユニットは全体として密閉された筐体内に収納されており、筐体の上部にはファンフィルタユニット60が取り付けられている。ファンフィルタユニット60は、ファンを用いてフィルタにより浄化した空気を筐体内部へ送り込むことにより、筐体内部を陽圧に保持し、外部からの塵埃の侵入を防止している。
【0018】
ハンドリングユニット20の側面には、フロントオープン一体型ポッド(FOUP:Front Opening Unified Pod)10,11が装着される。フロントオープン一体型ポッド10,11は、密閉されたポッド内に複数の半導体ウェーハを収納して搬送するものであり、ハンドリングユニット20に対向するポッドの正面には気密性の扉が設けられている。一方、ハンドリングユニット20の内部には、この扉を開くためのFOUPオープナーと呼ばれる機構が設けられている。フロントオープン一体型ポッド10,11がハンドリングユニット20に装着されたとき、ポッドの正面の扉は、FOUPオープナーにより開放される。
【0019】
図1は基板搬送装置の筐体内部を上方から見た図であって、フロントオープン一体型ポッド10,11には、図面奥行き方向に複数の半導体ウェーハ1が収納されている。本実施の形態では、フロントオープン一体型ポッド10は半導体ウェーハを搬入するためのものであり、フロントオープン一体型ポッド11は処理後の半導体ウェーハを回収して搬出するためのものである。従って、フロントオープン一体型ポッド10の半導体ウェーハ1が収納された位置が、基板搬送装置のロードポートとなる。また、フロントオープン一体型ポッド11の半導体ウェーハ1が収納された位置が、基板搬送装置のアンロードポートとなる。さらに、ハンドリングユニット20のフロントオープン一体型ポッド10,11が装着された側面と反対側の側面には、図示しない基板処理装置が接続されている。基板処理装置の半導体ウェーハ1が供給される位置が、基板搬送装置のユーザーポートとなる。
【0020】
ハンドリングユニット20は、半導体ウェーハ1を、ロードポート、プリアライメントユニット30又はユーザーポートから受け取り、プリアライメントユニット30、ユーザーポート又はアンロードポートへ受け渡すものであって、ガイドレール21、走行ロボット22、ターンテーブル23、及びハンドリングアーム24を含んで構成されている。走行ロボット22は、制御ユニット50の制御により、ガイドレール21に沿ってX方向に移動する。走行ロボット22には、図示しない昇降機構を介して、ターンテーブル23が搭載されている。図示しない昇降機構は、制御ユニット50の制御により、Z方向(図面手前又は奥行き方向)に昇降する。ターンテーブル23は、制御ユニット50の制御により、θ方向に回転する。ターンテーブル23には、ハンドリングアーム24が取り付けられており、ハンドリングアーム24の先端には、半導体ウェーハ1を保持するU字型のチャック部24aが設けられている。ハンドリングアーム24は、制御ユニット50の制御により、チャック部24aをX方向又はY方向へ前進及び後退させる。
【0021】
半導体ウェーハ1をロードポート、プリアライメントユニット30又はユーザーポートから受け取る際、まず、チャック部24aは、ターンテーブル23の動作によりθ方向に回転され、走行ロボット22の動作によりX方向に移動されて、ロードポート、プリアライメントユニット30又はユーザーポートと向き合う。次に、チャック部24aは、ハンドリングアーム24の動作によりX方向又はY方向を半導体ウェーハ1の下方まで前進する。そして、チャック部24aは、図示しない昇降機構の動作によりZ方向に上昇して、半導体ウェーハ1をロードポート、プリアライメントユニット30又はユーザーポートから持ち上げる。チャック部24aは、持ち上げた半導体ウェーハ1を真空吸着等によって保持する。
【0022】
半導体ウェーハ1をプリアライメントユニット30、ユーザーポート又はアンロードポートへ受け渡す際、まず、チャック部24aは、ターンテーブル23の動作によりθ方向に回転され、走行ロボット22の動作によりX方向に移動されて、プリアライメントユニット30、ユーザーポート又はアンロードポートと向き合う。次に、チャック部24aは、ハンドリングアーム24の動作によりX方向又はY方向をプリアライメントユニット30、ユーザーポート又はアンロードポートの上方まで前進する。そして、チャック部24aは、真空吸着を解除し、図示しない昇降機構の動作によりZ方向に下降して、半導体ウェーハ1をプリアライメントユニット30、ユーザーポート又はアンロードポートへ下ろす。
【0023】
プリアライメントユニット30は、Xステージ31、Yステージ32、θステージ33、チャック34、及びセンサー35を含んで構成されている。半導体ウェーハ1は、ハンドリングユニット20によってチャック34に搭載され、θステージ33により回転される。センサー35は、光学的手段を用いて回転中の半導体ウェーハ1の外周端のぶれと、Vノッチ又はオリエンテーションフラットの位置とを検出する。制御ユニット50は、センサー35の検出結果に基づき、Xステージ31、Yステージ32及びθステージ33を駆動して、チャック34に搭載された半導体ウェーハ1のプリアライメントを行う。この場合のプリアライメントとしては、半導体ウェーハ1の中心の位置決めと、Vノッチ又はオリエンテーションフラットの位置(角度)決めとを行う。
【0024】
図3は、本発明の一実施の形態による基板搬送方法を示すフローチャートである。複数の半導体ウェーハ1をユーザーポートへ供給する場合、まず、ハンドリングユニット20は、プリアライメント前の半導体ウェーハ1を、ロードポートから受け取り(ステップ101)、プリアライメントユニット30へ受け渡す(ステップ102)。プリアライメントユニット30は、半導体ウェーハ1のプリアライメントを行う(ステップ103)。ハンドリングユニット20は、プリアライメント後の半導体ウェーハ1を、プリアライメントユニット30から受け取り(ステップ104)、一時の保管場所としてロードポートへ受け渡す(ステップ105)。制御ユニット50は、予め定めたn個の半導体ウェーハ1のプリアライメントが終了したか否かを判断し(ステップ106)、終了していなければ、終了するまでこれらの動作を繰り返す。
【0025】
一方、基板処理装置では、基板搬送装置が複数の半導体ウェーハ1のプリアライメントを行っている間に、前に供給された複数の半導体ウェーハ1の処理が行われている(ステップ202)。基板処理装置は、処理が終了すると、コマンドやフラグ等を用いた通信によって、基板搬送装置へ処理後の半導体ウェーハの回収要求を行う(ステップ203)。
【0026】
制御ユニット50は、基板処理装置から回収要求があるか否かを監視している(ステップ107)。回収要求があると、ハンドリングユニット20は、プリアライメント中に処理された処理後の半導体ウェーハ1を、ユーザーポートから受け取り(ステップ108)、アンロードポートへ受け渡す(ステップ109)。制御ユニット50は、予め定めたn個の半導体ウェーハ1の回収が終了したか否かを判断し(ステップ110)、終了していなければ、終了するまでこれらの動作を繰り返す。
【0027】
予め定めたn個の半導体ウェーハ1の回収が終了したら、ハンドリングユニット20は、プリアライメント後の半導体ウェーハ1を、ロードポートから受け取り(ステップ111)、ユーザーポートへ受け渡す(ステップ112)。ここで、ステップ111において半導体ウェーハ1をロードポートから受け取るとき、ハンドリングユニット20が、ステップ105において半導体ウェーハ1をロードポートへ受け渡したときと同じ位置関係を再現することにより、プリアライメント後の半導体ウェーハ1には受け渡し及び受け取りによる位置ずれが発生しない。制御ユニット50は、予め定めたn個の半導体ウェーハ1の供給が終了したか否かを判断し(ステップ113)、終了していなければ、終了するまでこれらの動作を繰り返す。予め定めたn個の半導体ウェーハ1の供給が終了したら、制御ユニット50は、コマンドやフラグ等を用いた通信によって、基板処理装置へ終了報告を行い(ステップ114)、始めに戻る。
【0028】
一方、基板処理装置は、基板搬送装置から終了報告があるか否かを監視している(ステップ201)。終了報告があると、基板処理装置は、半導体ウェーハの処理を行う(ステップ202)。そして、基板処理装置は、処理が終了すると、コマンドやフラグ等を用いた通信によって、基板搬送装置へ処理後の半導体ウェーハの回収要求を行う(ステップ203)。
【0029】
図4(a)は本発明の一実施の形態による基板搬送方法のタイムチャ−トの一例、図4(b)は従来の基板搬送方法のタイムチャ−トの一例である。本例は、基板処理装置が2枚の半導体ウェーハを一度に処理する場合を示している。図中、Hはハンドリングユニット20による半導体ウェーハ1の受け取り及び受け渡しを示し、PAはプリアライメントユニット30による半導体ウェーハ1のプリアライメントを示す。
【0030】
従来は、図4(b)に示すように、2枚の半導体ウェーハ1a,1bの処理が終了して、受け取り及び受け渡しを行った後、次の2枚の半導体ウェーハ1c,1dの受け取り及び受け渡しと、プリアライメントとが行われる。これに対し、本発明では、図4(a)に示すように、2枚の半導体ウェーハ1a,1bの処理中に、次の2枚の半導体ウェーハ1c,1dの受け取り及び受け渡しと、プリアライメントとが行われる。従って、複数の半導体ウェーハのプリアライメントを含む搬送作業及び処理作業の総時間を短縮して、スループットを向上することができる。なお、図4は基板処理装置が2枚の半導体ウェーハを一度に処理する場合であったが、基板処理装置の処理時間が長く、かつ一度に多数の半導体ウェーハを処理する程、総時間を短縮してスループットを向上する効果は大きくなる。
【0031】
以上説明した実施の形態は、複数の半導体ウェーハのプリアライメントが、基板処理装置による半導体ウェーハの処理よりも早く終了する場合であった。複数の半導体ウェーハのプリアライメントの途中で、基板処理装置による半導体ウェーハの処理が終了する場合には、次のように半導体ウェーハの搬送が行われる。
【0032】
制御ユニット50は、基板処理装置から処理後の半導体ウェーハの回収要求があるか否かを監視している。基板処理装置による半導体ウェーハの処理が終了して回収要求があると、プリアライメントユニット30は、プリアライメント中の半導体ウェーハ1のプリアライメントを、終了するまで続行する。ハンドリングユニット20は、プリアライメント後の半導体ウェーハ1を、プリアライメントユニット30から受け取り、一時の保管場所としてロードポートへ受け渡す。
【0033】
その後、制御ユニット50は、残ったプリアライメント前の半導体ウェーハ1のプリアライメント作業を中断して、処理後の半導体ウェーハ1の回収を開始する。ハンドリングユニット20は、処理後の半導体ウェーハ1を、順次、ユーザーポートから受け取り、アンロードポートへ受け渡す。
【0034】
処理後の半導体ウェーハ1の回収が終了したら、制御ユニット50は、次に処理される半導体ウェーハ1のユーザーポートへの供給を開始する。ハンドリングユニット20は、まず、プリアライメント後の半導体ウェーハ1を、順次、ロードポートから受け取り、ユーザーポートへ受け渡す。そして、ロードポートにプリアライメント後の半導体ウェーハ1がなくなると、ハンドリングユニット20は、プリアライメント前の半導体ウェーハ1を、ロードポートから受け取り、プリアライメントユニット30へ受け渡す。プリアライメントユニット30は、半導体ウェーハ1のプリアライメントを行う。ハンドリングユニット20は、プリアライメント後の半導体ウェーハ1を、プリアライメントユニット30から受け取り、ユーザーポートへ受け渡す。基板処理装置の処理終了時に残ったプリアライメント前の半導体ウェーハ1については、順次、これらの動作が繰り返され、プリアライメントユニット30から直接ユーザーポートへ供給される。
【0035】
以上説明した実施の形態によれば、プリアライメント後の半導体ウェーハを、ロードポートに一時保管し、ロードポートから基板処理装置へ搬送しているため、保管場所を別途設ける必要がない。また、通常、ロードポートには、半導体ウェーハのポッド内の位置を光学的手段により検出するマッピング機能や、半導体ウェーハがポッドからはみ出しているのを光学的手段により検出する機能等が設けられているが、ロードポートを一時の保管場所とすることにより、保管時にそれらの機能を利用することができる。
【0036】
図5は、本発明の他の実施の形態による基板搬送装置の概略構成を示す図である。本実施の形態が図1に示した実施の形態と異なる点は、プリアライメント後の半導体ウェーハ1の一時の保管場所として、退避ステージ40を備えた点である。その他の構成は、図1に示した実施の形態と同様である。退避ステージ40には、プリアライメント後の半導体ウェーハを保持するための複数のチャック41が設けられている。なお、プリアライメント後の半導体ウェーハを多数保管する必要がある場合、退避ステージ40は、フロントオープン一体型ポッド10,11と同様に図面奥行き方向に複数の半導体ウェーハ1を収納する構成としてもよい。
【0037】
図6は、本発明の他の実施の形態による基板搬送方法を示すフローチャートである。本実施の形態が図3に示した実施の形態と異なる点は、ステップ305において、プリアライメント後の半導体ウェーハ1を一時の保管場所として退避ステージ40へ受け渡す点、及びステップ311において、プリアライメント後の半導体ウェーハ1を退避ステージ40から受け取る点である。その他のステップは、図3に示した実施の形態と同様である。
【0038】
次に、図7は、半導体デバイスの製造工程の概略を示すフローチャートである。半導体デバイスの製造工程は、次の6つの工程に大きく分けられる。
(1)設計工程(ステップ310)
デバイスの設計を行う作業で、論理設計、回路設計、レイアウト設計、テスト設計等の工程を含む。
(2)マスク製作工程(ステップ320)
マスクを製作する作業で、マスクブランク製作、パターン形成、修正、検査等の工程を含む。
(3)基板製造工程(ステップ330)
半導体ウェーハ等の基板を製造する作業で、単結晶製造、切断、研磨等の工程を含む。
(4)基板処理工程(前工程)(ステップ340)
基板上にチップを作成する作業で、図8に示す工程を含む。
(5)組立工程(後工程)(ステップ350)
基板上のチップをデバイス化する作業で、ダイシング、ボンディング、パッケージング、仕上げ、マーキング等の工程を含む。
(6)検査工程(ステップ360)
デバイスを検査する作業で、製品検査、信頼性試験等を行う。
【0039】
図8は、基板処理工程(前工程)のフローチャートの一例である。本発明の基板搬送装置及び基板搬送方法は、基板処理工程(前工程)の各処理(ステップ410〜490)において、半導体ウェーハを基板処理装置へ搬送する際に使用することができる。各処理において、本発明の基板搬送装置及び基板搬送方法を用いることにより、複数の半導体ウェーハのプリアライメントを含む搬送作業及び処理作業の総時間を短縮して、スループットを向上することができる。従って、半導体デバイスの生産性を向上することができる。
【0040】
なお、本発明の基板搬送装置及び基板搬送方法は、半導体ウェーハに限らず、例えば液晶ディスプレイ装置のガラス基板や磁気ディスクのディスク基板(サブストレート)等のように、基板処理装置への搬送の際にプリアライメントが必要な各種の基板に広く適用することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の基板搬送装置及び基板搬送方法によれば、複数の基板のプリアライメントを含む搬送作業及び処理作業の総時間を短縮して、スループットを向上することができる。
【0042】
また、本発明の半導体デバイスの製造方法によれば、半導体デバイスの生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による基板搬送装置の概略構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施の形態による基板搬送装置の外観図である。
【図3】 図3(a)は本発明の一実施の形態による基板搬送方法を示すフローチャート、図3(b)は基板処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】 図4(a)は本発明の一実施の形態による基板搬送方法のタイムチャ−トの一例、図4(b)は従来の基板搬送方法のタイムチャ−トの一例である。
【図5】 本発明の他の実施の形態による基板搬送装置の概略構成を示す図である。
【図6】 図6(a)は本発明の他の実施の形態による基板搬送方法を示すフローチャート、図6(b)は基板処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】 半導体デバイスの製造工程の概略を示すフローチャートである。
【図8】 基板処理工程(前工程)のフローチャートの一例である。
【図9】 図9(a)は従来の基板搬送方法を示すフローチャート、図9 (b)は基板処理装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…半導体ウェーハ
10,11…フロントオープン一体型ポッド
20…ハンドリングユニット
21…ガイドレール
22…走行ロボット
23…ターンテーブル
24…ハンドリングアーム
30…プリアライメントユニット
31…Xステージ
32…Yステージ
33…θステージ
34…チャック
35…センサー
40…退避ステージ
41…チャック
50…制御ユニット

Claims (4)

  1. 基板をプリアライメントするプリアライメント手段と、
    基板を基板処理装置へ搬送する搬送手段とを備えた基板搬送装置であって、
    前記プリアライメント手段は、基板処理装置が複数の基板を処理している間に、次に処理される複数の基板をプリアライメントし、
    前記搬送手段は、次に処理される基板を、ローダ部から取り出して前記プリアライメント手段へ供給し、前記プリアライメント手段によりプリアライメントされた基板を、保管場所としてローダ部に一時保管し、ローダ部から基板処理装置へ搬送することを特徴とする基板搬送装置。
  2. 基板をプリアライメントした後に基板処理装置へ搬送する基板搬送方法であって、
    基板処理装置が複数の基板を処理している間に、次に処理される複数の基板を、ローダ部から取り出し、プリアライメントし、
    プリアライメント後の基板を、保管場所としてローダ部に一時保管し、ローダ部から基板処理装置へ搬送することを特徴とする基板搬送方法。
  3. 請求項1に記載の基板搬送装置を用いて半導体ウェーハを基板処理装置へ搬送し、半導体ウェーハの処理を行うことを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
  4. 請求項に記載の基板搬送方法を用いて半導体ウェーハを基板処理装置へ搬送し、半導体ウェーハの処理を行うことを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
JP2003190677A 2003-07-02 2003-07-02 基板搬送装置、基板搬送方法、及び半導体デバイスの製造方法 Expired - Fee Related JP4300067B2 (ja)

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