JP4298345B2 - 光学装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、AF機能を搭載した動画像撮影装置であるビデオレンズ、ビデオカメラ、テレビレンズ又はテレビカメラを始めとした光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、AF機能を搭載した動画像撮影装置であるビデオレンズ、ビデオカメラ、テレビレンズ又はテレビカメラを始めとした光学装置において、撮像信号中から被写体の尖鋭度に応じた信号を抽出して評価し、光学系の焦点検出動作を行う自動焦点検出方式(以降はAF方式と記す)が主流となっている。この種のAF方式の動作例について図18を用いて説明する。
【0003】
図18は従来のAF方式による動画像撮影装置であるビデオレンズ、ビデオカメラ、テレビレンズ又はテレビカメラを始めとした光学機器装置の構成を示すブロック図であり、同図中、1は動画像撮影装置であるビデオレンズ、ビデオカメラ、テレビレンズ又はテレビカメラを始めとする光学装置、2はフォーカスレンズ、3は入力する光信号を電気信号に変換して映像信号として出力するCCD(撮像素子)、4はCCD3から出力される映像信号を処理する映像信号処理部、5は処理された映像信号を基にAF評価値として尖鋭度を算出するAF評価部、6はAF評価部5から入力した尖鋭度を元に後述するモータ7を制御することでフォーカスレンズ2の目標位置を算出するCPU(中央処理装置)、7はフォーカスレンズ2を駆動するモータ、8はフォーカスレンズ2の位置を検出し、CPU6へ現在位置フィードバック信号として入力する物体距離検出部である。
【0004】
フォーカスレンズ2を通った光は、CCD3の撮像面上に結像し、CCD3にて映像信号に変換し、出力される。映像信号処理部4では、CCD3から入力された映像信号をフィルタ等により処理し映像信号を最適化する。AF評価部5では、撮影画面の中央に設定された焦点検出エリア内において、AF評価値として尖鋭度を算出する。ここで、前記焦点検出エリアが撮影画面の中央に設定されていることから、被写体は常に撮影エリアの中央において合焦されることになる。
【0005】
物体距離検出部8はこのフォーカスレンズ2に機械的に接続することで、フォーカスレンズ2の位置を検出し、CPU6に位置フィードバック信号として入力する。CPU6では、AF評価部で算出された尖鋭度及び焦点距離検出部8で得られた位置フィードバック信号を基に、フォーカスレンズ2の目標位置を算出し、モータ7に位置指令信号を入力する。モータ7は、CPU6から入力された位置指令信号を元にしてフォーカスレンズ2を駆動することで、フォーカスレンズ2の位置制御を行い、被写体への合焦処理を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、焦点検出エリアを設定する操作部や設定した焦点検出エリアのサイズ及び位置を記憶する機能が搭載されていないため、以下のような欠点があった。
【0007】
即ち、焦点検出エリアのサイズが常に固定された値で、焦点検出エリアの位置が常に撮影エリアの中央に位置することになるために、被写体の撮影エリア内における大きさが固定された焦点検出エリアに対して適当な値でない場合や撮影エリアにおける中央エリア外で撮影する必要のある場合に、最適な状態で合焦処理を行うことができないか、合焦処理を行うためには、自動合焦機構を非動作状態にして合焦機構を手動操作するか、自動合焦機構を動作状態にして、被写体を撮影画面の中央に移動させるためにパン及びチルトせざるを得ず、結果として操作が煩雑となり、他の操作に支障を来たす可能性があるという問題点があった。
【0008】
従って、第1の発明の目的は、撮影者が撮影前に予め焦点検出エリアのサイズを設定しておくことを可能とし、撮影中には余計な手間を掛けることなく、1つのスイッチで2つの焦点検出エリアのサイズを切換えることができ、結果として高速な焦点検出エリアの切換えが可能となり、又、他の操作に集中することを可能とすることである。
【0009】
第2の発明の目的は、撮影者が撮影前に予め焦点検出エリアのサイズ及び位置を設定しておくことを可能とし、撮影中には余計な手間を掛けることなく、1つのスイッチで2つの焦点検出エリアのサイズ及び位置を切換えることができ、結果として高速な焦点検出エリアの切換えが可能となり、又、他の操作に集中することを可能とすることである。
【0010】
第3の発明の目的は、焦点検出エリア切換え手段のOFFの状態での焦点検出エリアは、一義的に決められたサイズ及び位置、例えば撮影エリアの中央位置における或る一定のサイズ等とし、焦点検出エリア切換え手段のONに対して、任意のサイズ及び位置における焦点検出エリアを設定することを可能とすることにより、結果として高速な焦点検出エリアの切換えが可能となり、又、他の操作に集中することを可能とすることである。
【0011】
第4の発明の目的は、焦点検出エリア切換え手段のONの状態での焦点検出エリアは、一義的に決められたサイズ及び位置、例えば撮影エリアの中央位置における或る一定のサイズ等とし、焦点検出エリア切換え手段のOFFに対して、任意のサイズ及び位置における焦点検出エリアを設定することを可能とすることにより、結果として高速な焦点検出エリアの切換えが可能となり、又、他の操作に集中することを可能とすることである。
【0012】
第5の発明の目的は、上記焦点検出エリア切換え手段のON及びOFFに対して、電源投入直後における初期値としての焦点検出エリアのサイズ及び位置を設定することを可能とすることにより、撮影者は使用頻度の高い任意の焦点検出エリアのサイズ及び位置を、電源投入毎に設定し直す必要がなく、結果として、設定の手間を省くことが可能となり、又、迅速に撮影を開始することを可能とすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の発明は、
フォーカスレンズから入力された光信号を電気信号に変換して映像信号として出力する撮像手段、前記撮像手段から出力される映像信号を処理する映像信号処理手段、処理された映像信号を基にAF評価値として尖鋭度を算出するAF評価手段、前記フォーカスレンズを動かして物体距離を変更する駆動手段、前記AF評価手段により得られる尖鋭度を元に前記フォーカスレンズを制御して、被写体への合焦処理を行う中央処理手段、前記フォーカスレンズに機械的に接続することで前記フォーカスレンズの位置を検出する物体距離検出手段を有する光学装置において、
焦点検出エリアサイズ拡大手段と焦点検出エリアサイズ縮小手段から構成される焦点検出エリアサイズ設定手段と、焦点検出エリア切換え手段と、焦点検出エリア決定手段から構成される焦点検出エリア操作手段、焦点検出エリア等を記憶する記憶手段を有することにより、
焦点検出エリアのサイズを任意に変更することを可能とし、更に2つの焦点検出エリアのサイズを、上記焦点検出エリア切換え手段のON及びOFFに割り当て、上記記憶手段へ2つの焦点検出エリアのサイズを記憶することで、1つの上記焦点検出エリア切換え手段に対して2つの焦点検出エリアのサイズを記憶することを可能としたことを特徴とするものである。
【0014】
第2,第3及び第4の発明は、
フォーカスレンズから入力された光信号を電気信号に変換して映像信号として出力する撮像手段、前記撮像手段から出力される映像信号を処理する映像信号処理手段、処理された映像信号を基にAF評価値として尖鋭度を算出するAF評価手段、前記フォーカスレンズを動かして物体距離を変更する駆動手段、前記AF評価手段により得られる尖鋭度を基に前記フォーカスレンズを制御して被写体への合焦処理を行う中央処理手段、前記フォーカスレンズに機械的に接続することで前記フォーカスレンズの位置を検出する物体距離検出手段、を有する光学装置において、
焦点検出エリア左移動手段と焦点検出エリア上移動手段と焦点検出エリア右移動手段と焦点検出エリア下移動手段から構成される焦点検出エリア移動手段と、焦点検出エリアサイズ拡大手段と焦点検出エリアサイズ縮小手段とから構成される焦点検出エリアサイズ設定手段と、焦点検出エリア切換え手段と、焦点検出エリア決定手段から構成される焦点検出エリア操作手段、焦点検出エリア等を記憶する記憶手段を有することにより、
焦点検出エリアのサイズ及び位置を任意に変更することを可能とし、更に2つの焦点検出エリアのサイズ及び位置を、上記焦点検出エリア切換え手段のON及びOFFに割り当て、上記記憶手段へ2つの焦点検出エリアのサイズ及び位置を記憶することで、1つの上記焦点検出エリア切換え手段に対して2つの焦点検出エリアのサイズ及び位置を記憶することを可能としたことを特徴とするものである。
【0015】
第5の発明は、
フォーカスレンズから入力された光信号を電気信号に変換して映像信号として出力する撮像手段、前記撮像手段から出力される映像信号を処理する映像信号処理手段、処理された映像信号を基にAF評価値として尖鋭度を算出するAF評価手段、前記フォーカスレンズを動かして物体距離を変更する駆動手段、前記AF評価手段により得られる尖鋭度を基に前記フォーカスレンズを制御して被写体への合焦処理を行う中央処理手段、前記フォーカスレンズに機械的に接続することで前記フォーカスレンズの位置を検出する物体距離検出手段、を有する光学装置において、
焦点検出エリア左移動手段と、焦点検出エリア上移動手段と、焦点検出エリア右移動手段と、焦点検出エリア下移動手段から構成される焦点検出エリア移動手段と、焦点検出エリアサイズ拡大手段と焦点検出エリアサイズ縮小手段とから構成される焦点検出エリアサイズ設定手段と、焦点検出エリア切換え手段と、焦点検出エリア決定手段と、焦点検出初期エリア決定手段とから構成される焦点検出エリア操作手段、焦点検出エリア等を記憶する記憶手段を有することにより、
焦点検出エリアのサイズおよび位置を任意に変更することを可能とし、更に2つの焦点検出エリアの初期サイズ及び初期位置を上記記憶手段に記憶することで、焦点検出エリア切換え手段のONとOFFに割り当てることを可能とすることにより、電源投入時の焦点検出エリアのサイズ及び位置を任意に設定することを可能としたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1を図1〜図5に基づき説明する。
【0018】
図1は本発明による動画像撮影装置であるビデオレンズ、ビデオカメラ、テレビレンズ又はテレビカメラを始めとした光学機器装置の構成を示すブロック図であり、同図中、1は動画像撮影装置であるビデオレンズ、ビデオカメラ、テレビレンズ又はテレビカメラを始めとする光学装置、2はフォーカスレンズ、3は入力する光信号を電気信号に変換して映像信号として出力するCCD(撮像素子)である。
【0019】
又、4はCCD3から出力される映像信号を処理する映像信号処理部、5は処理された映像信号を基にAF評価値として尖鋭度を算出するAF評価部、6はAF評価部5から入力した尖鋭度を元にフォーカスレンズ2の目標位置を算出することで、モータ7を制御するCPU(中央処理装置)、7はフォーカスレンズ2を駆動するモータ、8はフォーカスレンズ2の位置を検出し、CPU6へ現在位置フィードバック信号として入力する物体距離検出部、9は焦点検出エリア等を記憶する記憶部、10は複数の操作スイッチから成る焦点検出エリア操作部である。
【0020】
図2は図1の焦点検出エリア操作部10における操作スイッチの配置図である。同図中、11,12は焦点検出エリアのサイズを設定するためのスイッチで、順に、焦点検出エリアサイズ拡大スイッチ、焦点検出エリアサイズ縮小スイッチである。13は焦点検出エリア切換えスイッチ、14は焦点検出エリア決定スイッチである。
【0021】
処理は焦点検出エリアの記憶処理と焦点検出エリア切換え処理とに分けることができる。先ず、図1及び図2を用いて、各ブロックにおける記憶処理の流れを説明する。
【0022】
図2の各操作スイッチは、CPU6によって監視され、各操作スイッチを押すことで、それぞれに対応した処理がCPU6によって実行される。焦点検出エリアサイズ設定スイッチ11,12を押している間、CPU6は撮影エリア内においてそれぞれのスイッチに対応する方向へ焦点検出エリアサイズを設定する。又、焦点検出エリア決定スイッチ14は、ONしたときの焦点検出エリアのサイズを、そのときの焦点検出エリア切換えスイッチ13の状態(ON又はOFF)に割り当てて記憶部9へ記憶する。つまり、本実施の形態では、2つの異なるサイズの焦点検出エリアを記憶することができる。
【0023】
図3は上記記憶処理におけるCPU6が実行する焦点検出エリアの記憶処理制御手順を示すフローチャートである。
【0024】
図3中、step101では焦点検出エリアサイズ設定スイッチ11,12の何れかがONされている場合には、step102で焦点検出エリアサイズを設定するスイッチ11,12の状態に応じた方向へ焦点検出エリアサイズを設定する。step101で焦点検出エリアサイズ設定スイッチ11,12の何れもONされていない場合には、焦点検出エリアのサイズは固定した状態でstep103へ進む。
【0025】
次に、step103では、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされている状態で焦点検出エリア切換えスイッチ13をONされている場合にはstep104へ進み、その時の焦点検出エリアのサイズを焦点検出エリア1として、焦点検出エリア切換えスイッチ13のONに割り当て、これを記憶部9に記憶する。step103において、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされている状態で焦点検出エリア切換えスイッチ13をONされていない場合には、step105へ進む。
【0026】
step105では、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされている状態で焦点検出エリア切換えスイッチ13をOFFされている場合にはstep106へ進む。step106では、そのときの焦点検出エリアのサイズを焦点検出エリア2として、焦点検出エリア切換えスイッチ13のOFFに割り当て、これを記憶部9に記憶する。step105において、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされていない場合にはstep101へ戻る。又、step104及びstep106の次には、後述する焦点検出エリア切換え処理へ進む。
【0027】
尚、図3の記憶処理フローにおいて、焦点検出エリア切換えスイッチ13の焦点検出エリア切換え機能は自動的に解除されるものとする。即ち、焦点検出エリア記憶処理において焦点検出エリア切換えスイッチ13をONしたときには、焦点検出エリアが切り換わることはない。この後の焦点検出エリア切換え処理に移った時点で焦点検出エリア切換えスイッチの焦点検出エリア切換え機能が自動的に機能する。
【0028】
次に、図1及び図2を用いて各ブロックにおける焦点検出エリアの切換え処理の流れを説明する。
【0029】
撮影中、焦点検出エリア切換えスイッチ13がOFFされている間は、予めこのOFFに割り当て、記憶部9へ記憶された焦点検出エリアを基にAF評価部5で尖鋭度を算出し、CPU6では、この尖鋭度及び物体距離検出部8で得られるフォーカスレンズ2の位置を基にしてフォーカスレンズ2の目標位置を算出する。モータ7は、この算出した値に従ってフォーカスレンズ2を駆動し、合焦処理を行う。同様にして、焦点検出エリア切換えスイッチがONされている間は、予めONに割り当て、記憶部9へ記憶された焦点検出エリアを基に合焦処理を行う。
【0030】
図4は上記焦点検出エリアの切換え処理におけるCPU6が実行する処理制御手順を示すフローチャートである。
【0031】
図4中、step201では、焦点検出エリアサイズ設定スイッチ11,12の全てがOFFされていて、且つ、焦点検出エリア決定スイッチ14がOFFされている場合には、step202へ進む。尚、step201で、焦点検出エリアの移動スイッチ11,12がONされているか、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされている場合では、図3で示した焦点検出エリア記憶処理を開始する。
【0032】
step202では、焦点検出エリア切換えスイッチ13がONされている場合にはstep203へ進み、予め記憶部9へ記憶された焦点検出エリア1で合焦処理を行う。step202において、焦点検出エリア切換えスイッチ13がONされていない場合にはstep204へ進み、予め記憶部9へ記憶された焦点検出エリア2で合焦処理を行う。又、step203,step204の次にはstep201へ戻り、同様の処理手順に従って合焦処理を行う。
【0033】
図5は撮影中に焦点検出エリア切換えスイッチ13を操作したときの、焦点検出エリアを切り替え、AF動作させることにより被写体の切り換わる様子を示す図である。
【0034】
図5中、15は撮影エリアである。16は被写体A、17は焦点検出エリア1で撮影者が被写体Aを合焦可能とするサイズに設定する。又、18は被写体Bで、19は被写体C、20は焦点検出エリア2であり、撮影者が被写体B,Cの両方を合焦可能とするサイズに設定する。尚、21,22はそれぞれ焦点検出エリア切換えスイッチ13をOFF/ONしたときの焦点検出エリアの切り換わる方向を表している。又、電源投入後の焦点検出エリアのサイズは、焦点検出エリア記憶処理で割り当てた焦点検出エリア1や焦点検出エリア2のサイズに設定することを可能としても良い。
【0035】
このようにして、焦点検出エリアの任意のサイズを焦点検出エリア切換えスイッチ13のON又はOFFに割り当てて、この焦点検出エリアのサイズを記憶部9へ記憶することで、1つのスイッチに対して2つの焦点検出エリアのサイズを記憶することができる。
【0036】
尚、本実施の形態では、焦点検出エリア切換えスイッチ13をON又はOFFしている間常時合焦処理を継続しているが、焦点検出エリア切換えスイッチ13のONのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズを固定しても良い。又、焦点検出エリア切換えスイッチ13のOFFのみに対しては合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズを固定しても良い。更に、焦点検出エリア切換えスイッチ13のON及びOFFのみに対しては合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズを固定しても良い。又、本実施の形態では、焦点検出エリア決定スイッチ14は1つで説明したが、焦点検出エリア切り替えスイッチ13のONとOFFそれぞれに対して合わせて2つ構成しても良い。
【0037】
以上のような構成を採用することによって、撮影者は撮影前に予め焦点検出エリアを設定しておくことができ、撮影中には余計な手間を掛けることなく、1つのスイッチで2つの焦点検出エリアのサイズを切換えることができ、結果として高速な焦点検出エリアの切換えが可能となり、又、他の操作に集中することが可能となる。
【0038】
<実施の形態2>
以下、本発明の実施の形態2を図1及び図6〜図9に基づいて説明する。
【0039】
図1は実施の形態1と同様の構成であり、同様の動作を行っているので説明を省略する。図6は図1の焦点検出エリア操作部10の焦点検出エリア操作部の配置図である。基本的には、図2と同構成で、10〜14は説明を省略する。23〜26は焦点検出エリアを移動するためのスイッチで順に、焦点検出エリア左移動スイッチ、焦点検出エリア上移動スイッチ、焦点検出エリア右移動スイッチ、焦点検出エリア下移動スイッチである。
【0040】
処理は焦点検出エリアの記憶処理と焦点検出エリア切換え処理とに分けることができる。先ず、図1と図6を用いて各ブロックにおける記憶処理の流れを説明する。
【0041】
図6の各操作スイッチはCPU6によって監視され、各操作スイッチを押すことで、それぞれに対応した処理がCPU6によって実行される。焦点検出エリアサイズ設定スイッチ11,12を押している間の処理は、実施の形態1と同様で、説明を省略する。焦点検出エリア移動スイッチ23〜26を押している間、CPU6は、撮影エリア内においてそれぞれのスイッチに対応する方向へ焦点検出エリアを移動する。又、焦点検出エリア決定スイッチ14は、ONしたときの焦点検出エリアのサイズ及び位置を、そのときの焦点検出エリア切換えスイッチ13の状態(ON又はOFF)に割り当てて記憶部9へ記憶する。つまり、本実施の形態では、2つの異なるサイズ及び位置の焦点検出エリアを記憶することができる。
【0042】
図7は本実施の形態におけるCPU6が実行する焦点検出エリアの記憶処理制御手順を示すフローチャートである。
【0043】
図7中、step301では焦点検出エリア移動スイッチ23〜26の何れかがONされている場合には、step302で焦点検出エリアの移動するスイッチ23〜26の状態に応じた位置に、焦点検出エリアを移動する。step301で焦点検出エリア移動スイッチ23〜26の何れもONされていない場合には、焦点検出エリアの位置は固定した状態でstep303へ進む。
【0044】
次に、step303では、焦点検出エリアサイズ設定スイッチ11,12の何れかがONされている場合には、step304で焦点検出エリアサイズ設定スイッチ11,12の状態に応じた方向へ焦点検出エリアのサイズを設定する。又、step302,304の処理の後及びstep303で焦点検出エリアサイズ設定スイッチ11,12の何れもONされていない場合にはstep305へ進む。step305では、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされた状態で、焦点検出エリア切換えスイッチ13がONされたときにはstep306へ進み、そのときの焦点検出エリアの位置及びサイズを焦点検出エリア3として焦点検出エリア切換えスイッチ13のONに割り当て、これを記憶部9に記憶する。
【0045】
step305で焦点検出エリア決定スイッチ14がONされた状態で、焦点検出エリア切換えスイッチ13がONされないときにはstep307へ進む。step307では、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされた状態で、焦点検出エリア切換えスイッチ13がOFFされたときにはstep308へ進み、そのときの焦点検出エリアの位置及びサイズを焦点検出エリア4として焦点検出エリア切換えスイッチ13のOFFに割り当て、これを記憶部9に記憶する。
【0046】
step307において、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされないときにはstep301へ進む。又、step306,308の次には、後述する焦点検出エリア切換え処理へ進む。尚、図7の記憶処理フローにおいて、焦点検出エリア切換えスイッチ13の焦点検出エリア切換え機能は自動的に解除されるものとする。即ち、焦点検出エリア記憶処理において焦点検出エリア切換えスイッチ13をONしたときには、焦点検出エリアが切り換わることはない。この後の焦点検出エリア切換え処理に移った時点で焦点検出エリア切換えスイッチの焦点検出エリア切換え機能が自動的に機能する。
【0047】
ここで、焦点検出エリア切換え処理の流れは実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0048】
図8は焦点検出エリア操作部10を操作した場合のCPU6が実行する処理制御手順を示すフローチャートである。
【0049】
図10において、step402はstep202と同様の処理を行うので説明を省略する。step401は焦点検出エリアサイズ設定スイッチ11,12と焦点検出エリア移動スイッチ23〜26の全てがOFFされた状態で且つ焦点検出エリア決定スイッチ14がOFFでないときには焦点検出エリア記憶処理へ進む。step403では、予め記憶部9へ記憶された焦点検出エリア3で合焦処理を行い、step404では、予め記憶部9へ記憶された焦点検出エリア4で合焦処理を行う。又、step403,step404の次にはstep401へ戻り、同様の処理手順に従って合焦処理を行う。
【0050】
図9は撮影中に焦点検出エリア切換えスイッチ13を操作したときの、焦点検出エリアを切り替え、AF動作させることにより被写体の切り換わる様子を示す図である。
【0051】
図9中、15は実施の形態1と同様に、撮影エリアである。27は被写体D、28は焦点検出エリア3で撮影者が被写体Dを合焦可能とするサイズ及び位置に設定する。又、29は被写体Eで、30は焦点検出エリア4であり、撮影者が被写体Eを合焦可能とするサイズ及び位置に設定する。尚、21,22は実施の形態1と同様に、それぞれ焦点検出エリア切換えスイッチ13をOFF/ONしたときの焦点検出エリアの切り換わる方向を表している。又、電源投入後の焦点検出エリアのサイズ及び位置は、焦点検出エリア記憶処理で割り当てた焦点検出エリア3や焦点検出エリア4のサイズ及び位置に設定することを可能としても良い。
【0052】
尚、本実施の形態では焦点検出エリア切換えスイッチ13をON又はOFFしている間常時合焦処理を継続しているが、焦点検出エリア切換えスイッチのONのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。又、焦点検出エリア切換えスイッチ13のOFFのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。更に、焦点検出エリア切換えスイッチ13のON及びOFFのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。又、本実施の形態では焦点検出エリア決定スイッチ14は1つで説明したが、焦点検出エリア切り替えスイッチ13のONとOFFそれぞれに対して合わせて2つ構成しても良い。
【0053】
以上のような構成を採用することによって、撮影者は撮影前に予め焦点検出エリアを設定しておくことができ、撮影中には余計な手間を掛けることなく、1つのスイッチで2つの焦点検出エリアのサイズ及び位置を切換えることができ、結果として高速な焦点検出エリアの切換えが可能となり、又、他の操作に集中することが可能となる。
【0054】
<実施の形態3>
以下、本発明の実施の形態3を図1及び図6〜図11に基づいて説明する。
【0055】
図1は実施の形態1と、図6、図8及び図9は実施の形態2と同様の構成であり、同様の動作を行っているので説明を省略する。図10は本実施の形態におけるCPU6が実行する焦点検出エリアの記憶処理制御手順を示すフローチャートである。
【0056】
図10において、step501〜504はstep301〜304と同様であるので説明を省略する。step505では、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされたときには、step506へ進み、そのときの焦点検出エリアの位置及びサイズを焦点検出エリア3として、焦点検出エリア切換えスイッチ13のONに割り当て、これを記憶部9に記憶する。step505で焦点検出エリア決定スイッチ14がONされないときにはstep501へ進む。
【0057】
又、step506の次には、図11に示す焦点検出エリア切換え処理へ進む。図11のstep601,603〜605は図8のstep401〜404と同様であるので説明を省略する。step602では、予め設定してある焦点検出エリアのサイズ及び位置を焦点検出エリア4として記憶部9へ記憶する。
【0058】
このように、一種類の焦点検出エリアのサイズ及び位置のみの設定及び記憶処理を自動的に行うことにより、一種類の焦点検出エリアのサイズ及び位置の記憶処理のみによって、2種類の焦点検出エリアの切換えを可能とすることができるようになる。
【0059】
尚、本実施の形態では、焦点検出エリアのサイズ及び位置を設定・記憶することを可能としているが、実施の形態1のように、焦点検出エリアのサイズのみを設定・記憶することを可能としても良い。
【0060】
又、電源投入後の焦点検出エリアのサイズ及び位置は、焦点検出エリア記憶処理で割り当てた焦点検出エリア3に設定することを可能としても良い。
【0061】
又、本実施の形態では、焦点検出エリア切換えスイッチ13をON又はOFFしている間、常時合焦処理を継続しているが、焦点検出エリア切換えスイッチ13のONのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。又、焦点検出エリア切換えスイッチ13のOFFのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。更に、焦点検出エリア切換えスイッチ13のON及びOFFのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。
【0062】
以上のような構成を採用することによって、撮影者は撮影前に予め焦点検出エリアを設定しておくことができ、撮影中には余計な手間を掛けることなく、1 つのスイッチで2つの焦点検出エリアのサイズ及び位置を切換えることができ、結果として高速な焦点検出エリアの切換えが可能となり、又、他の操作に集中することが可能となる。
【0063】
<実施の形態4>
以下、本発明の実施の形態4を図1及び図6〜図9、図12及び図13に基づいて説明する。
【0064】
図1は実施の形態1と、図6、図8及び図9は実施の形態2と同様の構成であり、同様の動作を行っているので説明を省略する。図12は本実施の形態におけるCPU6が実行する焦点検出エリアの記憶処理制御手順を示すフローチャートである。図12中、step701〜704はstep301〜304と同様であるので説明を省略する。
【0065】
step705では、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされたときにはstep706へ進み、そのときの焦点検出エリアの位置及びサイズを焦点検出エリア4として、焦点検出エリア切換えスイッチ13のOFFに割り当て、これを記憶部9に記憶する。step705で焦点検出エリア決定スイッチ14がONされないときにはstep701へ進む。
【0066】
又、step706の次には、図13に示す焦点検出エリア切換え処理へ進む。図13のstep801,803〜805は図8のstep401〜404と同様であるので説明を省略する。step802では、予め設定してある焦点検出エリアのサイズ及び位置を焦点検出エリア3として記憶部9へ記憶する。
【0067】
このように、一種類の焦点検出エリアのサイズ及び位置のみの設定及び記憶処理を自動的に行うことにより、1種類の焦点検出エリアのサイズ及び位置の記憶処理のみによって、2種類の焦点検出エリアの切換えを可能とすることができるようになる。
【0068】
尚、本実施の形態では、焦点検出エリアのサイズ及び位置を設定・記憶することを可能としているが、実施の形態1のように、焦点検出エリアのサイズのみを設定・記憶することを可能としても良い。
【0069】
又、電源投入後の焦点検出エリアのサイズ及び位置は、焦点検出エリア記憶処理で割り当てた焦点検出エリア4に設定することを可能としても良い。
【0070】
又、本実施の形態では、焦点検出エリア切換えスイッチ13をON又はOFFしている間、常時合焦処理を継続しているが、焦点検出エリア切換えスイッチ13のONのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。又、焦点検出エリア切換えスイッチ13のOFFのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。更に、焦点検出エリア切換えスイッチ13のON及びOFFのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。
【0071】
以上のような構成を採用することによって、撮影者は撮影前に予め焦点検出エリアを設定しておくことができ、撮影中には余計な手間を掛けることなく、1つのスイッチで2つの焦点検出エリアのサイズ及び位置を切換えることができ、結果として高速な焦点検出エリアの切換えが可能となり、又、他の操作に集中することが可能となる。
【0072】
<実施の形態5>
以下、本発明の実施の形態を図1及び図9、図14〜図17に基づいて説明する。
【0073】
図1は実施の形態1と、図9は実施の形態2と同様の構成であり、同様の動作を行っているために説明を省略する。図14は図1の焦点検出エリア操作部10の焦点検出エリア操作部の配置図である。基本的には、図6と同構成で、11〜14,23〜26は説明を省略する。31は焦点検出初期エリア決定スイッチである。
【0074】
ここで、図1と図14を用いて、各ブロックにおける処理の流れを説明する。実施の形態1と同様で、処理は焦点検出エリア記憶処理と焦点検出エリア切換え処理とに分けることができる。焦点検出エリア記憶処理は基本的には実施の形態1と同様であるが、焦点検出初期エリア決定スイッチ31は、焦点検出エリア切換えスイッチと共に操作することにより、焦点検出エリアの電源投入後の焦点検出エリア切換えスイッチ13への焦点検出エリアのサイズ及び位置を割り当て、記憶部9に記憶することができる。このようにして、焦点検出エリアの任意のサイズ及び位置を初期値として焦点検出エリア切換えスイッチ13に割り当てることができる。
【0075】
図15及び図16は上記記憶処理におけるCPU6が実行する焦点検出エリアの記憶処理制御手順を示すフローチャートである。
【0076】
同図中、step901〜906,908は、step301〜306,308とそれぞれ同様の処理を行っているので説明を省略する。step907は、焦点検出エリア決定スイッチ14がONされた状態で、焦点検出エリア切換えスイッチ13がOFFされていないとき、step909へ進む。
【0077】
step909では、焦点検出初期エリア決定スイッチ31がONの状態で焦点検出エリア切換えスイッチ13がONされるとstep910へ進み、そのときの焦点検出エリアのサイズ及び位置を初期エリア3として記憶部9へ記憶し、焦点検出エリア切換えスイッチ13のONへ割り当てる。step909において焦点検出初期エリア決定スイッチ31がONの状態で焦点検出エリア切換えスイッチ13がONされないときにはstep911へ進む。
【0078】
step911で、焦点検出エリア切換えスイッチ13がOFFの状態で焦点検出初期エリア決定スイッチ31がONされたときにはstep912へ進み、そのときの焦点検出エリアのサイズ及び位置を初期ポジション4として記憶部9へ記憶し、焦点検出エリア切換えスイッチ13のOFFに割り当てる。step911において、焦点検出エリア切換えスイッチ13がOFFされないときには、step901へ進む。又、step910及びstep912の次には、図17で示した焦点検出エリア切換え処理へ進む。
【0079】
各ブロックにおける焦点検出エリア切換え処理の流れは、実施の形態1とほぼ同様であるので説明を省略する。
【0080】
図17は上記記憶処理におけるCPU6が実行する処理制御手順を示すフローチャートである。図17のstep112〜114は実施の形態2における図8のstep402〜404と同様であるので説明を省略する。
【0081】
step111では、焦点検出エリアサイズ設定スイッチ11,12と焦点検出エリア移動スイッチ23〜26の全てがOFFされていて、且つ、焦点検出エリア決定スイッチ14がOFFの状態でないときに、図15及び図165のフローチャートで示す初期ポジションの記憶処理へ進む。
【0082】
尚、本実施の形態では、焦点検出エリアのサイズ及び位置を設定・記憶することを可能としているが、実施の形態1のように、焦点検出エリアのサイズのみを設定・記憶することを可能としても良い。又、実施の形態3,4と同様に焦点検出エリア3や4を自動的に記憶することを可能としても良い。又、電源投入後の焦点検出エリアのサイズ及び位置は、焦点検出エリア記憶処理で割り当てた焦点検出エリア3や焦点検出エリア4に設定することを可能としても良い。
【0083】
又、本実施の形態では、焦点検出エリア切換えスイッチ13をON又はOFFしている間常時合焦処理を継続しているが、焦点検出エリア切換えスイッチ13のONのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。又、焦点検出エリア切換えスイッチ13のOFFのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。更に、焦点検出エリア切換えスイッチ13のON及びOFFのみに対しては、合焦処理を1回行った後、フォーカスレンズ2を固定しても良い。又、本実施の形態では、焦点検出初期エリア決定スイッチ31は1つで説明したが、焦点検出エリア切り替えスイッチ13のONとOFFそれぞれに対して合わせて2つ構成しても良い。
【0084】
以上のような構成を採用することによって、撮影者は焦点検出エリアの位置を任意に変更することが可能となり、更に2つの焦点検出エリアの初期サイズ及び初期位置を記憶部9に記憶することで、焦点検出エリア切換えスイッチ13のONとOFFに割り当てることを可能とすることにより、電源投入時の焦点検出エリアのサイズ及び位置を任意に設定することが可能となり、結果として電源投入後、焦点検出エリアの設定をすることなく、迅速に撮影を開始することが可能となる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、第1の本発明によれば、フォーカスレンズ、入力する光信号を電気信号に変換して映像信号として出力するCCD(撮像素子)、CCDから出力される映像信号を処理する映像信号処理部、処理された映像信号から尖鋭度を算出するAF評価部、フォーカスレンズを動かして物体距離を変更するモータ、モータの位置を検出する物体距離検出部、尖鋭度を基にしてフォーカスレンズの目標位置を算出するCPU(中央処理装置)でモータを制御することで、フォーカスレンズを動かして被写体への合焦処理を行う構成の動画像撮影装置であるビデオレンズ、ビデオカメラ、テレビレンズ又はテレビカメラを始めとした光学機器装置において、
焦点検出エリアのサイズを任意に設定するための、焦点検出エリアサイズ設定スイッチ、そして焦点検出エリアを切換えるための焦点検出エリア切換えスイッチ、焦点検出エリアのサイズを焦点検出エリア切換えスイッチに割り当て、記憶部に記憶させるための焦点検出エリア決定スイッチから構成される焦点検出エリア操作部を有することにより、
撮影者は撮影前に予め焦点検出エリアを設定しておくことができ、撮影中には余計な手間を掛けることなく、1 つのスイッチで2つの焦点検出エリアのサイズを切換えることができ、結果として高速な焦点検出エリアの切換えが可能となり、又、他の操作に集中することが可能となる。
【0086】
又、第2〜第4の本発明によれば、フォーカスレンズ、入力する光信号を電気信号に変換して映像信号として出力するCCD(撮像素子)、CCDから出力される映像信号を処理する映像信号処理部、処理された映像信号から尖鋭度を算出するAF評価部、フォーカスレンズを動かして物体距離を変更するモータ、モータの位置を検出する物体距離検出部、尖鋭度を基にしてフォーカスレンズの目標位置を算出するCPU(中央処理装置)でモータを制御することで、フォーカスレンズを動かして被写体への合焦処理を行う構成の動画像撮影装置であるビデオレンズ、ビデオカメラ、テレビレンズ又はテレビカメラを始めとした光学機器装置において、
焦点検出エリアのサイズを任意に設定するための焦点検出エリアサイズ設定スイッチ、焦点検出エリアの位置を任意に設定するための焦点検出エリア移動スイッチ、そして焦点検出エリアを切換えるための焦点検出エリア切換えスイッチ、焦点検出エリアのサイズ及び位置を焦点検出エリア切換えスイッチに割り当て、記憶部に記憶させるための焦点検出エリア決定スイッチから構成される焦点検出エリア操作部を有することにより、
撮影者は撮影前に予め焦点検出エリアを設定しておくことができ、撮影中には余計な手間を掛けることなく、1 つのスイッチで2つの焦点検出エリアのサイズを切換えることができ、結果として高速な焦点検出エリアの切換えが可能となり、又、他の操作に集中することが可能となる。
【0087】
又、第5の本発明によれば、AF技術による動画像撮影装置であるビデオレンズ、ビデオカメラ、テレビレンズ又はテレビカメラを始めとした光学機器装置のうちの、フォーカスレンズ、入力する光信号を電気信号に変換して映像信号として出力するCCD(撮像素子)、CCDから出力される映像信号を処理する映像信号処理部、処理された映像信号から尖鋭度を算出するAF評価部、フォーカスレンズを動かして物体距離を変更するモータ、モータの位置を検出する物体距離検出部、尖鋭度を基にしてフォーカスレンズの目標位置を算出するCPU(中央処理装置)でモータを制御することで、フォーカスレンズを動かして被写体への合焦処理を行う構成の動画像撮影装置であるビデオレンズ、ビデオカメラ、テレビレンズ又はテレビカメラを始めとした光学機器装置において、
焦点検出エリアのサイズを任意に設定するための焦点検出エリアサイズ設定スイッチ、焦点検出エリアの位置を任意に設定するための焦点検出エリア移動スイッチ、焦点検出エリアを切換えるための焦点検出エリア切換えスイッチ、焦点検出エリアの位置を焦点検出エリア切換えスイッチに割り当て、記憶部に記憶させるための焦点検出エリア決定スイッチ、焦点検出エリアの初期の位置を設定する焦点検出初期エリア決定スイッチから構成される焦点検出エリア操作部を有することにより、
撮影者は撮影前に予め焦点検出エリアの初期の位置を設定しておくことができ、電源投入後には毎回焦点検出エリアの記憶処理を行うことなく、結果として迅速に撮影を開始することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1〜5のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1の焦点検出エリア操作部構成ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1の焦点検出エリア記憶処理フローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1の焦点検出エリア切換え処理フローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態1の焦点検出エリア切替え動作説明図である。
【図6】本発明の実施の形態2〜4の焦点検出エリア操作部構成ブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態2の焦点検出エリア記憶処理フローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2〜4の焦点検出エリア切換え処理フローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態2〜5の焦点検出エリア切替え動作説明図である。
【図10】本発明の実施の形態3の焦点検出エリア記憶処理フローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態3の焦点検出エリア切換え処理フローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態4の焦点検出エリア記憶処理フローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態4の焦点検出エリア切換え処理フローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態5の焦点検出エリア操作部構成ブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態5の焦点検出エリア記憶処理フローチャート1である。
【図16】本発明の実施の形態5の焦点検出エリア記憶処理フローチャート2である。
【図17】本発明の実施の形態5の焦点検出エリア切換え処理フローチャートである。
【図18】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
1 光学機器
2 フォーカスレンズ
3 CCD
4 映像信号処理部
5 AF評価部
6 CPU
7 モータ
8 物体距離検出部
9 記憶部
10 焦点検出エリア操作部
11 焦点検出エリアサイズ拡大スイッチ
12 焦点検出エリアサイズ縮小スイッチ
13 焦点検出エリア切換えスイッチ
14 焦点検出エリア決定スイッチ
15 撮影エリア
16 被写体A
17 焦点検出エリア1
18 被写体B
19 被写体C
20 焦点検出エリア2
21 焦点検出エリア切換えスイッチ13をOFFしたときの焦点検出エリアの切り換わる方向
22 焦点検出エリア切換えスイッチ13をONしたときの焦点検出エリアの切り換わる方向
23 焦点検出エリア左移動スイッチ
24 焦点検出エリア上移動スイッチ
25 焦点検出エリア右移動スイッチ
26 焦点検出エリア下移動スイッチ
27 被写体D
28 焦点検出エリア3
29 被写体E
30 焦点検出エリア4
31 焦点検出初期エリア決定スイッチ

Claims (8)

  1. フォーカスレンズから入力された光信号を電気信号に変換して映像信号として出力する撮像手段、
    前記撮像手段から出力される映像信号を処理する映像信号処理手段、
    処理された映像信号のうち焦点検出エリア内の映像信号を基にAF評価値として尖鋭度を算出するAF評価手段、
    前記フォーカスレンズを動かして物体距離を変更する駆動手段、
    前記尖鋭度を基に前記駆動手段を制御して被写体への合焦処理を行う中央処理手段、
    第1の操作と第2の操作とを行うことが可能な焦点検出エリア切換えスイッチ、
    と、を有する光学装置において、
    前記第1の操作に対して設定された撮影エリア内の第1のエリアと、前記第2の操作に対して設定された撮影エリア内の第2のエリアとを記憶する記憶手段を備えており、
    前記第1のエリアと前記第2のエリアとは、互いにサイズ及び位置が異なっており、
    前記AF評価手段は、前記焦点検出エリア切換えスイッチに対して前記第1の操作が行われている場合には、前記第1のエリアを前記焦点検出エリアとして前記尖鋭度を算出し、前記焦点検出エリア切換えスイッチに対して前記第2の操作が行われている場合には、前記第2のエリアを前記焦点検出エリアとして前記尖鋭度を算出することを特徴とする光学装置。
  2. 前記記憶手段が、電源投入時の前記第1のエリアの初期値として、前回の電源切断時の前記第1のエリアのサイズ及び位置を記憶しており、電源投入時の前記第2のエリアの初期値として、前回の電源切断時の前記第2のエリアのサイズ及び位置を記憶していることを特徴とする請求項1記載の光学装置。
  3. 前記記憶手段が、前記第1の操作が行われている状態で、初期値記憶指示手段を操作することにより、前記第1のエリアとして、任意の初期サイズ及び初期位置の設定を記憶することを特徴とする請求項2記載の光学装置。
  4. 前記記憶手段が、前記第2の操作が行われている状態で、初期値記憶指示手段を操作することにより、前記第2のエリアとして、任意の初期サイズ及び初期位置の設定を記憶することを特徴とする請求項2又は3記載の光学装置。
  5. 前記第1の操作後前記第2の操作を行うまで及び前記第2の操作後前記第1の操作を行うまで、AF処理を継続することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の請求項1乃至4いずれかに記載の光学機器。
  6. 前記第1の操作によりAF処理を1回行った後は前記第2の操作を行う前記フォーカスレンズを固定し、前記第2の操作後前記第1の操作を行うまではAF処理を継続することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の光学装置。
  7. 前記第1の操作後前記第2の操作を行うまでAF処理を継続し、前記第2の操作によりAF処理を1回行った後は前記第1の操作を行うまで前記フォーカスレンズを固定することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の光学装置。
  8. 前記第1の操作により1回AF処理を行った後は前記第2の操作を行うまで前記フォーカスレンズを固定し、前記第2の操作によりAF処理を1回行った後は前記第1の操作を行うまで前記フォーカスレンズを固定することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の光学装置。
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