JP4296170B2 - 光ファイバ挿入治具 - Google Patents

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Description

本発明は、光接続部品の貫通孔に光ファイバを固定する際に用いられる光ファイバ挿入治具に関する。
光ファイバコネクタのフェルールは、互いに接着されたキャピラリおよびフランジ部材により構成されている。光ファイバは、フランジ部材の軸心上に設けられた固定孔に挿入されて固定される。固定孔への光ファイバの固定は、接着剤によって、以下の手順で行われている。まず、フランジ部材の固定孔に接着剤を注入し、吸引あるいは加圧により接着剤を固定孔内に充填させる。次に、外被を数mm程度除去した光ファイバを、固定孔およびキャピラリの軸心孔を貫いて挿入する。最後に、接着剤を硬化させるために、フェルールをオーブンなどで加熱する。
また、固定孔への光ファイバの固定のために、接着剤および硬化剤を用いる方法も提案されている(特許文献1、非特許文献1)。この方法では、まず接着剤をフェルールの固定孔に供給し、他方で光ファイバに硬化剤を塗布し、最後に光ファイバを固定孔に挿入する。固定孔内の接着剤は、光ファイバに付着した硬化剤によって硬化させられる。
特開2004−145030号公報 信学技報(社団法人電子情報通信学会発行)Vol.104, No.127, pp.39-44, 2004
光ファイバコネクタはフェルールとケーシングとからなるところ、従来、フェルールへの光ファイバの固定の後に、フェルールをケーシングに固定して、光ファイバコネクタを組み立てている。この点、光ファイバケーブルの設置工事場所での作業時間を抑制するためには、予めケーシングにフェルールが固定された組立済みの光ファイバコネクタに、光ファイバを挿入および固定することができれば便利である。
しかしながら、フェルールの固定孔はその孔径がきわめて小さい。また光ファイバは必ずしも直線状でなく、巻き癖などによって曲がっている場合が少なくない。これらの理由から、フェルールの固定孔に光ファイバを挿入するのは容易でなく、この挿入を容易化することが望ましい。
そこで本発明の目的は、フェルールのような光接続部品の固定孔に光ファイバを挿入する工程を容易化することにある。
本発明の一態様は、光接続部品を保持する部品保持部と、前記部品保持部と一体的に設けられた案内台と、前記案内台に形成され、前記部品保持部に保持される前記光接続部品の固定孔に向けて前記固定孔の近傍まで延びる案内溝と、を備えたことを特徴とする光ファイバ挿入治具である。
本発明では、ユーザは光接続部品を部品保持部に保持させる。他方、ユーザは、案内台に設けられた案内溝に向けて、光ファイバの先端部を斜めに保持し、光ファイバを弾性的に湾曲させてその先端部を案内溝と平行にさせる。そして、光ファイバをその姿勢のまま、光接続部品に向けて前進させることにより、光接続部品の後端部に光ファイバを挿入する。
このように、本発明では、案内溝に向けて光ファイバの先端部を斜めに保持し、光ファイバを弾性的に湾曲させることで、その先端部の姿勢を矯正できる。したがって本発明によれば、フェルールの固定孔に光ファイバを挿入する工程を容易化することができる。
本発明では、案内溝に隣接して設けられたファイバ案内部材を更に備え、ファイバ案内部材の案内面が案内溝と並行して延在することとするのが好適である。この場合には、案内面を案内溝と並行させたので、案内面に沿った保持点の移動の前後に亘って、光ファイバの姿勢を維持できる。なお、案内面は案内溝と並行していれば、案内台の上面と同一平面でもよく、また案内溝からオフセットしていてもよい。
本発明における案内部材の案内面は、前記案内溝に対し上方にオフセットして延在させてもよい。この場合には、光ファイバの姿勢の矯正と姿勢の維持を特に好適に行うことができる。
本発明におけるファイバ案内部材は、案内溝を挟むように設けられた一対の案内突条とし、また、前記案内面は前記案内突条の上端面とすることができる。この場合には、保持点の移動方向を更に良好に規制することができる。
本発明の別の一態様は、光接続部品を保持する部品保持部と、前記部品保持部と一体的に設けられた案内台と、前記案内台に形成され、前記部品保持部に保持される前記光接続部品の固定孔に向けて前記固定孔の近傍まで延びる案内溝と、前記案内溝と並行する所定の軌道上を移動可能な光ファイバホルダであって、光ファイバを前記案内溝に向けて所定角度傾斜した姿勢で保持する光ファイバホルダと、を備えたことを特徴とする光ファイバ挿入治具である。
この態様では、光ファイバホルダは、光ファイバを案内溝に向けて所定角度傾斜した姿勢で保持しながら、案内溝と並行する所定の軌道上を移動する。したがって、光ファイバの弾性的な湾曲によってその先端部の姿勢を矯正でき、また移動の前後に亘ってその姿勢を維持できる。
光ファイバホルダは、光ファイバの中間部を保持するための第1保持部と、第1保持部よりも先端側であり且つ光ファイバの中間部の軸線よりも案内溝に近接した位置で光ファイバを保持するための第2保持部と、を備えてもよい。この態様では、第2保持部が光ファイバの中間部の軸線よりも案内溝に近接した位置で光ファイバを保持するので、この弾性的な屈曲によって、光ファイバの先端部を案内溝に向けて斜めに保持する場合の姿勢を均一化できる。
このように第1および第2保持部を有する光ファイバホルダでは、第2保持部は、前記光ファイバホルダに保持される光ファイバの一方の側方に基部を有する片持ち状であり、光ファイバの他方の側方から光ファイバを第2保持部にセット可能とするのが特に好適である。この態様では、光ファイバの姿勢を容易に均一化できる。
光ファイバの先端部を案内溝に向けて斜めに保持する場合の所定角度は、20°ないし45°とするのが特に好適である。
また別の態様では、光ファイバホルダは、光ファイバを案内溝に概ね平行に保持する第一の姿勢と、光ファイバを案内溝に向けて所定角度傾斜した姿勢で保持する第二の姿勢と、を取り得る。この場合には、第一の姿勢の際に光ファイバホルダに光ファイバを容易にセットできる。
この光ファイバホルダは、前記第一の姿勢を一時的に維持するための第一の仮止め手段を備えてもよい。この場合には、第一の仮止め手段により、第一の姿勢の際の光ファイバホルダへの光ファイバのセットを更に容易化できる。
また、光ファイバホルダは、前記第二の姿勢を維持したまま前記光ファイバが前記固定孔に挿入される終端位置まで移動可能であり、且つ前記終端位置において前記第二の姿勢を一時的に維持するための第二の仮止め手段を備えてもよい。この態様では、第二の仮止め手段により、終端位置で光ファイバの姿勢を一時的に維持できるので、接着剤が未硬化の状態における光ファイバの復元力による移動を抑制することができ、接着不良の発生を抑制できる。
第一および第二の仮止め手段のうち少なくともいずれか一方は、永久磁石を含むこととするのが特に好適である。
本発明の実施形態について、以下に図面に従って説明する。図1ないし図3において、本発明の第1実施形態に係る光ファイバ挿入治具は、光ファイバコネクタを保持するための部品保持部2と、部品保持部2と一体的に設けられた案内台3とを、いずれも本体1に一体的に備えている。
部品保持部2は、図2ないし図4に示される光ファイバコネクタプラグ4(以下プラグ4という)の平面形状の輪郭に対応する内部輪郭を有し、プラグ4の後端部の左右に突出した突起部4aに対応する縦溝2aを有する。
案内台3は、その長手方向の全長に亘って延びる案内溝3aを有する。案内溝3aは、断面がV字状であり、部品保持部2に保持されるプラグ4の固定孔に向けて、固定孔の近傍まで延びている。
光ファイバ挿入治具の本体1は、案内溝3aを挟むように設けられた一対の案内突条5,5を備えている。一対の案内突条5,5の各上端面5a,5aは、案内溝3aと平行であり、且つ案内溝3aに対し上方、すなわち案内台3の上面と同じ方向にオフセットして延在している。
本実施形態で用いられる光ファイバコードは、図2および図3に示されるように、コアおよびクラッド層からなる光ファイバ7の外側に、ポリアミド樹脂などからなる樹脂層8、およびいずれも図示されない繊維質の抗張力層およびPVCなどの外被を形成してなる。光ファイバコードから外被および抗張力層を除去した状態は心線9と称される。
本実施形態で用いられるプラグ4は、周知のSC形光ファイバコネクタプラグであって、F04形単心光ファイバコネクタに関するJIS C5973(1993)に準拠している。プラグ4は、フェルール11と、このフェルール11を収容するケーシングとからなる。
図4に示されるように、フェルール11は、互いに接着されたキャピラリ12およびフランジ部材13により構成されている。キャピラリ12は例えば二酸化ケイ素からなり、ほぼ円柱状の形状を有し、その軸心を貫いて通孔12aが設けられている。フランジ部材13は例えばステンレス鋼からなり、概ね筒状であって、その軸心を貫いて固定孔13aが設けられている。フランジ部材13の前端部には、放射方向に延びるフランジ13bが形成されており、また、フランジ部材13の残余の部分は円筒部13cとなっている。キャピラリ12の後端部は、フランジ部材13の前端部に嵌合され接着されている。
プラグ4のケーシングは、プラグフレーム21と、このプラグフレーム21の外側に摺動可能に装着された摺動スリーブ40とを含んでいる。プラグフレーム21は、概ね筒型であり、また断面の外形が概ね矩形である。プラグフレーム21の左右の側面には、凹部21aが形成されている。
摺動スリーブ40は、射出成形により形成された概ね角筒状の形状を有し、その左右の側面には、凹部21aを外部に露出させるための開口部43が形成されている。左右の開口部43の口縁部には、それぞれ、凸部43aと凹部43bとが形成されている。摺動スリーブ40の内部寸法は、プラグフレーム21の先端部分の外部寸法よりも僅かに大きく、摺動スリーブ40はプラグフレーム21の外側に摺動可能に装着される。
図4において、延伸部材50は、断面が円環状の筒状体である。延伸部材50の軸心には、断面が円形の通孔51が形成されている。延伸部材50の先端部には、通孔51よりも大きい内径を有する係合部52が形成されている。係合部52は断面が円環状であって、その内径は、フランジ部材3の筒状部3cの後端部の外径とほぼ等しくされている。
通孔51の後端部には大径部51aが設けられ、大径部51aに対し通孔51の前部側には小径部51bが設けられており、かつ、大径部51aと小径部51bとの間には、両者を滑らかに連結する円錐面状のテーパ部51cが設けられている。延伸部材50は硬質の樹脂からなる。なお延伸部材50は金属などの他の材料でもよい。
以上のように構成された第1実施形態の光ファイバ挿入治具を使用して、プラグ4におけるフェルール11の固定孔13aに、光ファイバ心線9を固定する工程について説明する。
まず、予め図4に示される半組立状態のプラグ4を用意する。すなわち、プラグフレーム21の内部に、フェルール11を収容すると共に、コイルバネ23をフランジ13bに当接するようにセットする。次に、後端側(図中右側)からストップリング21bを固定することで、フェルール11を前端側(図中左側)に向けて常時付勢する。また、プラグフレーム21の外側に、摺動スリーブ40を嵌合させる。ここまでのプラグ4の組立工程は、設置工事の現場で行ってもよいし、予め工場などの離れた場所で行って設置工事の現場に輸送してもよい。
次に、延伸部材50の通孔51に、接着剤を供給する。この供給は、プラグ4の前端側を下に向けた姿勢で、例えばピペットによって行うことができる。通孔51に収容された接着剤は、自重および毛細管力により、フランジ部材3の筒状部3c中に流れ込んで保持される。
次に、図2および図3に示されるように、半組立状態のプラグ4を、光ファイバ挿入治具の本体1の部品保持部2に嵌め込んで保持させる。プラグ4を部品保持部2にセットしたとき、プラグ4の通孔51の軸心は、案内第3の案内溝と一致する。
次に、プラグ4の延伸部材50の通孔51に、その後端部から、心線9を挿入する。この挿入は、以下のとおり行われる。まず、ユーザは、心線9の中間部9aを手指でつまんで、案内台3の案内溝3aに向けて、心線9の先端部を斜めに保持し、心線9を弾性的に湾曲させて、その先端部を案内溝3aと平行にさせる。このとき、心線9の先端部は、心線9の弾発力により、図2中下向き(矢印B方向)に付勢されて、案内溝3aの形状に追従する。したがって、案内台3の案内溝3aに保持されている光ファイバ7の軸心は、プラグ4の通孔51の軸心と一致する。
そして、ユーザは心線9をその姿勢のまま、案内突条5,5の上端面5a,5aに沿って、矢印A方向に、プラグ4に向けて前進させることにより、プラグ4の後端部である延伸部材50の通孔51に心線9を挿入する。
光ファイバ7は、キャピラリ12の通孔12aを通り、樹脂層8の前端部は、その固定位置であるキャピラリ12の後端部に当接する。接着剤が硬化することにより、心線9がキャピラリ12に固定される。
以上のようにして心線9が固定されたプラグ4には、抗張力層および外被を不図示のクリンプリングおよびアウターリングによって固定し、また不図示の円筒形状のブーツを嵌め込む。組み立てられた光コネクタプラグ4は、不図示のアダプタまたはレセプタクルに結合される。アダプタまたはレセプタクルに設けられた不図示の2つの互いに対向した弾性係止片の係止爪が、プラグフレーム21の凹部21aに係合することで、光コネクタプラグ4がアダプタまたはレセプタクルに結合される。光コネクタプラグ4の抜去の際には、ユーザが光コネクタプラグ4の摺動スリーブ40を操作する。摺動スリーブ40とプラグフレーム21との相対移動によって、アダプタまたはレセプタクルに設けられた弾性係止片の係止爪が凹部21aから離れるように操作され、プラグ4をアダプタまたはレセプタクルから小さな抜去力で抜去することができる。
以上のとおり、本実施形態では、光接続部品を保持する部品保持部2と、部品保持部2に一体的に設けられた案内台3と、案内台3に形成され部品保持部2に保持される光接続部品の固定孔に向けて固定孔の近傍まで延びる案内溝3aと、を備えたので、案内溝3aに向けて心線9の先端部を斜めに保持し、心線9を弾性的に湾曲させることで、その先端部の姿勢を矯正できる。したがって本実施形態によれば、フェルール11の固定孔13aに光ファイバ7を挿入する工程を容易化することができる。
また、本実施形態では、ファイバ案内部材である一対の案内突条5,5を更に備え、それら案内突条5,5の上端面5a(案内面)を、案内溝3aに対し並行して延在させたので、上端面5aに沿った保持点9aの移動の前後に亘って、心線9の姿勢を維持できる。なお、上端面5a(案内面)は案内溝3aと並行していれば、案内台3の上面と同一平面でもよく、また案内溝3aから上方または下方にオフセットしていてもよい。また、案内面は案内溝3aと必ずしも平行である必要はなく、両者は所定の正または負の角度をなしていてもよい。
また、本実施形態では、案内突条5,5(案内部材)の上端面5a(案内面)を、案内溝3aに対し上方にオフセットさせたので、心線9の姿勢の矯正と姿勢の維持を特に好適に行うことができる。
また、本実施形態では、ファイバ案内部材を、案内溝3aを挟むように設けられた一対の案内突条5,5とし、また、案内面を案内突条5,5の上端面5a,5aとしたので、心線9の保持点の移動方向を更に良好に規制することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5ないし図7に示される第2実施形態の光ファイバ挿入治具は、本体101と、案内溝3aと並行する所定の軌道上を移動可能な光ファイバホルダ130と、を備えたものである。
光ファイバホルダ130は、第1保持部131と、第2保持部132とを有する。第1保持部131は、保持部本体131aの上面に形成されたホルダ溝131bと、蝶番131cによって保持部本体131aに旋回可能に設置されたファイバ押さえ131dとを有する。保持部本体131aの上面、およびファイバ押さえ131dの下面には、それぞれ永久磁石131e,131fが設けられている。永久磁石131e,131fが互いに吸引しあうので、ファイバ押さえ131dが閉じたときには、心線9の中間部が、ファイバ押さえ131dとホルダ溝131bとの間で保持される。
第2保持部132は、光ファイバホルダ130に保持される心線9の一方の側方に基部を有する片持ち状であり、心線9の他方の側方から心線9を第2保持部132にセット可能である。第2保持部132は、第1保持部131よりも先端側であり且つ心線9の前記中間部の軸線よりも案内溝3aに近接した位置で心線9を保持する。第2保持部132における心線9との接点C(図5および図6参照)には、心線9の位置決めを促進するための切欠(不図示)を設けてもよい。
光ファイバホルダ130は、心線9を、案内溝3aに向けて所定角度θ傾斜した姿勢で保持することができる。この所定角度θは、20°ないし45°とするのが特に好適である。第2実施形態の残余の構成は、上記第1実施形態と同様であるため、同一符号を付してその詳細の説明は省略する。
以上のように構成された第2実施形態の光ファイバ挿入治具を使用して、プラグ4におけるフェルール11の固定孔13aに、光ファイバ心線9を固定する工程について説明する。
まず、ユーザは上記第1実施形態と同様にして、半組立状態のプラグ4を用意し、その延伸部材50の通孔51に、接着剤を供給する。次に、図7に示されるように、半組立状態のプラグ4を、本体101の部品保持部2に嵌め込んで保持させる。
次にユーザは、心線9を光ファイバホルダ130にセットする。まずユーザは、第1保持部131のホルダ溝131bに心線9の中間部を置き、その上からファイバ押さえ131dを閉じて、第1保持部131に心線9を保持させる。
次に、ユーザは心線9の先端部を、第2保持部132の自由端の側方から、第2保持部132の下側に移動させる。その結果、心線9は、その弾発力によって第2保持部132の下側に保持される。このとき、心線9は、案内溝3aに向けて所定角度θ傾斜した姿勢となる。
次に、ユーザは光ファイバホルダ130を、本体101の案内突条5,5の上に載置する。このとき、心線9は図7中下向き(矢印B方向)に付勢されて、弾性的に湾曲され、その先端部が案内溝3aの形状に追従する。したがって、案内台3の案内溝3aに保持されている光ファイバ7の軸心は、プラグ4の通孔51の軸心と一致する。
そして、ユーザは心線9をその姿勢に保持したまま、光ファイバホルダ130をスライドさせ、案内突条5,5の上端面5a,5aに沿って、矢印A方向に、プラグ4に向けて前進させることにより、プラグ4の後端部である延伸部材50の通孔51に心線9を挿入する。残余の工程は上記第1実施形態と同様である。
以上のとおり、第2実施形態では、光ファイバホルダ130は、光ファイバ心線9を案内溝3aに向けて所定角度傾斜した姿勢で保持しながら、案内溝3aと並行する所定の軌道上を移動する。したがって、心線9の弾性的な湾曲によってその先端部の姿勢を矯正でき、また移動の前後に亘ってその姿勢を維持できる。
また、光ファイバホルダ130は、心線9の中間部を保持するための第1保持部131と、第1保持部131よりも先端側であり且つ第1保持部131に保持された際の心線9の中間部の軸線よりも案内溝3aに近接した位置で心線9を保持するための第2保持部132と、を備えた。この態様では、第2保持部132が心線9の中間部の軸線よりも案内溝3aに近接した位置で心線9を保持するので、心線9の弾性的な屈曲によって、心線9の先端部を案内溝3aに向けて斜めに保持する場合の姿勢を均一化・安定化することができる。
また、第2保持部132は、光ファイバホルダ130に保持される心線9の一方の側方に基部を有する片持ち状とし、心線9の他方の側方から心線9をセット可能としたので、簡易な構成によって心線9の姿勢を容易に均一化・安定化することができる。
なお、第2実施形態における心線9の先端部を案内溝3aに向けて斜めに保持する場合の所定角度θは、心線9の巻き癖が十分に矯正され、光ファイバホルダ130を本体1にセットする際の光ファイバ7の損傷を抑制でき、且つ心線9が案内溝3a内を滑らかに前進できるような角度とするのが好適であり、これを20°ないし45°とするのが特に好適である。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図8ないし図11に示される第3実施形態の光ファイバ挿入治具は、本体201と、案内溝3aと並行する所定の軌道上を移動可能な光ファイバホルダ230と、を備えたものである。
光ファイバホルダ230は、ファイバ保持部231を有する。ファイバ保持部231は、保持部本体231aの上面に形成されたホルダ溝231bと、蝶番231cによって保持部本体231aに旋回可能に設置されたファイバ押さえ231dとを有する。保持部本体231aの上面、およびファイバ押さえ231dの下面には、それぞれ永久磁石231e,231fが設けられている。永久磁石231e,231fが互いに吸引しあうので、ファイバ押さえ231dが閉じたときには、心線9の中間部が、ファイバ押さえ231dとホルダ溝231bとの間で保持される。
光ファイバ挿入治具の本体201は、光ファイバコネクタを保持するための部品保持部202と、部品保持部202と一体的に設けられた案内台203と、を有する。
部品保持部202は、プラグ4の平面形状の輪郭に対応する内部輪郭を有し、プラグ4の後端部の左右に突出した突起部4aに対応する縦溝202aを有する。
案内台203は、その長手方向の全長に亘って延びる案内溝203aを有する。案内溝203aは、断面がV字状であり、部品保持部202に保持されるプラグ4の固定孔に向けて、固定孔の近傍まで延びている。
本体201は、案内溝203aを挟むように設けられた一対の案内突条205,205を備えている。一対の案内突条205,205の各上端面205a,205aは、案内溝203aと平行であり、且つ案内溝203aに対し上方にオフセットして延在している。
案内台203と案内突条205,205との間に、ホルダガイド溝206,206が形成されており、各ホルダガイド溝206には、ストッパ207が固定されている。ホルダガイド溝206は、光ファイバホルダ230に形成された一対の突条232を収容し、その移動を案内する。ストッパ207には磁石208aが、また突条232には磁石208bが固定されており、これら磁石208a,208bは互いに吸引しあうような極性が付与されている。
本体201と、光ファイバホルダ230との下面には、シート状の磁石209a,209bが固定されている。これら磁石209a,209bにより、磁性体からなる作業台の上に光ファイバ挿入治具を置いて作業する場合の作業性が促進される。
以上のように構成された第3実施形態の光ファイバ挿入治具を使用して、プラグ4におけるフェルール11の固定孔13aに、光ファイバ心線9を固定する工程について説明する。
まず、ユーザは上記第1実施形態と同様にして、半組立状態のプラグ4を用意し、その延伸部材50の通孔51に、接着剤を供給する。次に、図9に示されるように、組立状態のプラグ4を、本体201の部品保持部202に嵌め込んで保持させる。
次にユーザは、ファイバホルダ230を本体201の後端部に当接させ(第一の姿勢)、その状態で、心線9を光ファイバホルダ230にセットする。すなわちユーザは、ファイバ保持部231のホルダ溝231bに心線9の中間部を置き、その上からファイバ押さえ231dを閉じて、ファイバ保持部231に心線9を保持させる。このとき心線9はほぼ直線状であり、その姿勢はほぼ水平である。
次に、図10に示されるように、ユーザはファイバホルダ230を、案内台203の後端部の上縁を支点に上向きに90°旋回させ、ファイバホルダ230の前面を案内台203の上面に当接させる。この旋回によって、心線9の先端部は、案内台203の案内溝203aに弾発的に押し付けられ、図10中下向きに付勢されて、案内溝203aの形状に追従する。したがって、案内台203の案内溝203aに保持されている光ファイバ7の軸心は、プラグ4の通孔51の軸心と一致する。
そして、図11に示されるように、ユーザは心線9をその姿勢に保持したまま、光ファイバホルダ230をスライドさせ、案内台203の上面に沿って、プラグ4に向けて前進させることにより、プラグ4の後端部である延伸部材50の通孔51に心線9を挿入する。そして、光ファイバホルダ230の突条232が、本体200のストッパ207に当接すると(第二の姿勢)、突条232に固定されている磁石208bが、ストッパ207に固定されている磁石208aに吸着され、その姿勢が維持される。このとき、心線9の先端部は長手の圧縮方向にわずかに押圧される。接着剤の乾燥時間が経過した後に、ユーザは光ファイバホルダ230から心線9を取り外す。残余の工程は上記第1実施形態と同様である。
以上のとおり、第3実施形態では、光ファイバホルダ230が、心線9を案内溝203aに概ね平行に保持する第一の姿勢と、心線9を案内溝203aに向けて所定角度傾斜した姿勢で保持する第二の姿勢と、を取り得ることとした。したがって、本実施形態では、第一の姿勢の際の光ファイバホルダ230に心線9を容易にセットできる。
また、本実施形態では、光ファイバホルダ230が、第一の姿勢を一時的に維持するための第一の仮止め手段(磁石209a,209b)を備えたので、磁性体からなる作業台の上に光ファイバ挿入治具を置いて作業する場合に、第一の仮止め手段の作用により、第一の姿勢の際の光ファイバホルダ203への心線9のセットを更に容易化できる。
また、本実施形態では、光ファイバホルダ230が、第二の姿勢を維持したまま心線9が固定孔に挿入される終端位置まで移動可能であり、且つ前記終端位置において前記第二の姿勢を一時的に維持するための第二の仮止め手段(磁石208a,208b)を備えたので、第二の仮止め手段の作用により、終端位置で心線9の姿勢を一時的に維持でき、接着剤が未硬化の状態における心線9の復元力による移動を抑制することができ、接着不良の発生を抑制できる。
また本実施形態では、第一および第二の仮止め手段が永久磁石を含むこととしたので、簡易な構成で本発明に所期の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態では、本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本発明は特許請求の範囲およびその等価物の範囲および趣旨に含まれる修正および変更を包含するものである。例えば、上記各実施形態では、案内溝3a,103aおよび上端面5aをそれぞれ直線および平面とし、且つこれらを互いに平行に配置したが、本発明における案内溝および案内面は曲線および曲面であってもよく、また案内溝と案内面とは互いに平行でなくてもよい。
また、上記第2および第3実施形態においては、光ファイバホルダ130,230を本体1,101とは別体とし、且つ本体1,101の案内面上を直線状に滑動するようにしたが、本発明における光ファイバホルダの軌跡は、弧状などの曲線状であってもよい。また、本発明における光ファイバホルダは、案内溝に関して固定された所定の軌道(望ましくは、案内溝の中心線を含む鉛直平面上の軌道)を移動可能な構成であればよく、例えば本体に連結されたリンク機構を含んでもよい。
また、上記第3実施形態では、ファイバホルダ230の旋回角度を90°としたが、この旋回角度は多様な角度を選択でき、20°以上とするのが特に好適である。
また、上記第3実施形態では、第一の仮止め手段としての磁石209bと、第2仮止め手段としての磁石208a,208bとを設けたが、本発明では第一の仮止め手段と第二の仮止め手段のうちのいずれか一方のみを用いてもよい。また、第一および第二の仮止め手段としては永久磁石に代えて、電磁石や各種の係合手段を用いることができる。
また、上記各実施形態では、SC形の光ファイバコネクタに本発明を実施した例について説明したが、本発明はMU形(F14形光ファイバコネクタに関するJIS C5983(2001)によるもの)などの他の種類の光ファイバコネクタや、各種光デバイスなどの他の種類の光接続部品についても適用することができる。
本発明の第1実施形態の光ファイバ挿入治具を示す斜視図である。 第1実施形態の使用状態を示す平面図である。 第1実施形態の使用状態を示す一部切欠した側面図である。 本発明に関連して用いられる光ファイバコネクタプラグを示す平面図である。 第2実施形態における光ファイバホルダの使用状態を示す平面図である。 第2実施形態における光ファイバホルダの使用状態を示す一部切欠した側面図である。 第2実施形態の光ファイバ挿入治具の使用状態を示す一部切欠した側面図である。 第3実施形態の光ファイバ挿入治具を示す斜視図である。 第3実施形態の光ファイバ挿入治具の第一の姿勢を示す一部切欠した側面図である。 第3実施形態の光ファイバ挿入治具の第二の姿勢を示す一部切欠した側面図である。 第3実施形態の光ファイバ挿入治具の挿入終了時の姿勢を示す一部切欠した側面図である。
符号の説明
1,101,201 本体
2 部品保持部
3 案内台
3a 案内溝
4 光ファイバコネクタプラグ
5 案内突条
7 光ファイバ
8 樹脂層
9 心線
21 プラグフレーム
40 摺動スリーブ
50 延伸部材
130,230 光ファイバホルダ
131 第1保持部
132 第2保持部
231 ファイバ保持部

Claims (8)

  1. フェルールを収容したケーシングを保持する部品保持部と、
    前記部品保持部と一体的に設けられた案内台と、
    前記案内台に形成され、前記部品保持部に保持される前記ケーシングの前記フェルールの固定孔に向けて前記固定孔の近傍まで延びる案内溝と、
    前記案内溝と並行する所定の軌道上を移動可能な光ファイバホルダであって、光ファイバを前記案内溝に向けて所定角度傾斜した姿勢で保持することによって、前記光ファイバの先端部が前記固定孔に向けられて当該光ファイバの前記先端部の軸心が前記固定孔の軸心と一致するように、前記光ファイバを弾性的に湾曲させて該光ファイバの前記先端部を前記案内溝の形状に追従させる光ファイバホルダと、
    を備えたことを特徴とする光ファイバ挿入治具。
  2. 請求項1に記載の光ファイバ挿入治具であって、
    前記光ファイバホルダは、光ファイバの中間部を保持するための第1保持部と、前記第1保持部よりも先端側であり且つ前記光ファイバの前記中間部の軸線よりも前記案内溝に近接した位置で前記光ファイバを保持するための第2保持部と、を備えたことを特徴とする光ファイバ挿入治具。
  3. 請求項2に記載の光ファイバ挿入治具であって、
    前記第2保持部は前記光ファイバホルダに保持される光ファイバの一方の側方に基部を有する片持ち状であり、前記光ファイバの他方の側方から前記光ファイバを前記第2保持部にセット可能であることを特徴とする光ファイバ挿入治具。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の光ファイバ挿入治具であって、
    前記所定角度は20°ないし45°であることを特徴とする光ファイバ挿入治具。
  5. 請求項1に記載の光ファイバ挿入治具であって、
    前記光ファイバホルダは、前記光ファイバを前記案内溝に概ね平行に保持する第一の姿勢と、前記光ファイバを前記案内溝に向けて所定角度傾斜した姿勢で保持する第二の姿勢と、を取り得ることを特徴とする光ファイバ挿入治具。
  6. 請求項5に記載の光ファイバ挿入治具であって、
    前記第一の姿勢を一時的に維持するための第一の仮止め手段を備えたことを特徴とする光ファイバ挿入治具。
  7. 請求項5または6に記載の光ファイバ挿入治具であって、
    前記光ファイバホルダは、前記第二の姿勢を維持したまま前記光ファイバが前記固定孔に挿入される終端位置まで移動可能であり、且つ前記終端位置において前記第二の姿勢を一時的に維持するための第二の仮止め手段を備えたことを特徴とする光ファイバ挿入治具。
  8. 請求項6または7に記載の光ファイバ挿入治具であって、
    前記仮止め手段は、永久磁石を含むことを特徴とする光ファイバ挿入治具。
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