JP4064983B2 - 光接続部品の延伸部材および光ファイバコネクタ - Google Patents

光接続部品の延伸部材および光ファイバコネクタ Download PDF

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本発明は、光接続部品の固定孔に光ファイバを固定するため好適に使用できる延伸部材ならびに光ファイバコネクタに関する。
光ファイバコネクタのフェルール組立体は、互いに接着されたキャピラリおよびフランジ部材により構成されている。光ファイバコードから外被および抗張力層を除去した心線は、フランジ部材の軸心上に設けられた固定孔に挿入されて固定される。固定孔への心線の固定は、接着剤によって、以下のようにして行われている。まず、フランジ部材の固定孔に接着剤を注入し、吸引あるいは加圧により接着剤を固定孔内に充填させる。次に、樹脂層を数mm程度除去した心線を、固定孔およびキャピラリの軸心孔を貫いて挿入する。最後に、接着剤を硬化させるために、フェルール組立体をオーブンなどで加熱する。
また、固定孔への心線の固定のために、接着剤および硬化剤を用いる方法が提案されている(特許文献1、非特許文献1)。この方法では、まず接着剤をフェルール組立体の固定孔に供給し、他方で光ファイバに硬化剤を塗布し、最後に光ファイバを固定孔に挿入する。固定孔内の接着剤は、光ファイバに付着した硬化剤によって硬化させられる。
特開2004−145030号公報 信学技報(社団法人電子情報通信学会発行)Vol.104, No.127, pp.39-44, 2004
しかしながら、固定孔に接着剤を供給してから心線を固定孔に挿入すると、接着剤の量が多い場合には、接着剤が固定孔から溢れ出すおそれがある。固定孔から溢れ出した接着剤は、もしフェルール組立体のキャピラリ部側面やフランジ部材の外周面に付着すると、フェルール組立体の対向整列の精度の低下、光ファイバコネクタ内の他の部材との干渉などの問題をひき起こしうる。
そこで本発明の目的は、フェルール組立体の周囲への接着剤の望ましくない付着を抑制することにある。
本発明、光接続部品の固定孔に接着剤を用いて光ファイバを固定するために用いられる延伸部材であって、前記光接続部品の後端部に係合可能な係合部と、前記係合部を通じて延び前記光ファイバを挿通可能な通孔と、を有し、前記係合部は、前記固定孔と前記通孔とを互いに位置合わせ可能であることを特徴とする光接続部品の延伸部材である。このような延伸部材を使用することにより、延伸部材の外部への接着剤の溢れ出しを抑制できる。
延伸部材の通孔の前端部の断面寸法は、前記光ファイバの心線の断面寸法とほぼ等しくされている。これにより、通孔と光ファイバの心線との間のクリアランスが小さくなるため、このクリアランスに収容された接着剤の硬化を促進できる。
延伸部材の通孔の後端部の断面寸法は、前記光ファイバコードの心線の断面寸法よりも大とする。これにより、延伸部材の通孔への光ファイバコードの挿入を容易にすることができる。
延伸部材の通孔の後端部には第1の断面寸法を有する第1部分が設けられ、前記第1部分に対し前記通孔の前部側には、前記第1の断面寸法よりも小さい第2の断面寸法を有する第2部分が設けられ、前記第1部分と前記第2部分との間には、これら第1部分と第2部分とを滑らかに連結するテーパ部が形成されていてもよい。この場合には、通孔への光ファイバの挿入が容易になる上、テーパ部によって光ファイバコードの心線を第2部分にスムーズに誘導できる。
このテーパ部の頂角は、90度以下とするのが特に好適である。
延伸部材の通孔は、その後端部から前端部に向けて断面寸法が漸次小さくされていてもよい。
延伸部材の通孔の内壁面に硬化剤が付着させられている場合には、接着剤に対する硬化剤の作用により、延伸部材の外部への接着剤の溢れ出しを更に効果的に抑制できる。
また、以上のような延伸部材を含んで構成された光ファイバコネクタによれば、組立作業を促進することが可能になる。
本発明に関連する参考例について、以下に図面に従って説明する。参考例に係る光ファイバコネクタ20は、周知のSC形光ファイバコネクタプラグであって、F04形単心光ファイバコネクタに関するJIS C5973(1993)に準拠している。
図1において、本参考例における光接続部品としてのフェルール組立体1は、互いに接着されたキャピラリ2およびフランジ部材3により構成されている。キャピラリ2は例えば二酸化ケイ素からなり、ほぼ円柱状の形状を有し、その軸心を貫いて通孔2aが設けられている。フランジ部材3は例えばステンレス鋼からなり、概ね筒状であって、その軸心を貫いて固定孔3aが設けられている。フランジ部材3の前端部には、放射方向に延びるフランジ3bが形成されており、また、フランジ部材3の残余の部分は円筒部3cとなっている。キャピラリ2の後端部は、フランジ部材3の前端部に嵌合され接着されている。
参考例で用いられる光ファイバコード5は、コアおよびクラッド層からなる光ファイバ6の外側に、ポリアミド樹脂などからなる樹脂層7、繊維質の抗張力層8、およびPVCなどの外被9を形成してなる。光ファイバコード5から外被9および抗張力層8を除去した状態は心線と称される。フランジ部材3の固定孔3aの内径は、心線の外径すなわち樹脂層7の外径よりもわずかに大きくされている。後述するとおり、本参考例の組立方法では、光ファイバコード5の心線は、樹脂層7の先端から光ファイバ6を露出させた状態で、フェルール組立体1に固定される。
プラグフレーム21は、筒型であり、また断面の外形が概ね矩形である。プラグフレーム21の互いに対向する一対の側面には、凹部21aが形成されている。プラグフレーム21の後部には円筒形状のストップリング21bが固定され、ここに軸線方向にテーパを有する円筒形状のブーツ25が嵌め込まれる。光ファイバコード5が固定されたフェルール組立体2は、コイルバネ23によって先端側に付勢される。
光ファイバコード5の抗張力層8は、プラグフレーム21後部に嵌合されるストップリング21bの外周面と、クリンプリング26の内周面との間に挟まれて固定される。光ファイバコード5の外被9は、クリンプリング26の外周面と、アウターリング27の内周面との間に挟まれて固定される。
図1および図2に示されるように、摺動スリーブ40は、射出成形により形成された概ね角筒状の形状を有し、その互いに対向する一対の側面には開口部41が形成されている。左右の開口部41の周辺部には、それぞれ、凸部43aと凹部43bとが形成されている。摺動スリーブ40の内部寸法は、プラグフレーム21の先端部分の外部寸法よりも僅かに大きく、摺動スリーブ40はプラグフレーム21の外側に摺動可能に装着される。
図1および図3に示されるように、延伸部材50は、断面が円環状の筒状体であり、硬質の樹脂からなる。延伸部材50の軸心には、断面が円形の通孔51が形成されている。通孔51の内径は、フランジ部材3の固定孔3aの内径とほぼ等しいか、あるいは固定孔3aの内径よりもやや小さくするのが好適である。通孔51の前端部の断面寸法は、光ファイバコード5の心線の断面寸法とほぼ等しくされている。延伸部材50の先端部には、通孔51よりも大きい内径を有する係合部52が形成されている。係合部52は断面が円環状であって、その内径は、フランジ部材3の筒状部3cの後端部の外径とほぼ等しくされている。係合部52の口縁部には、円筒部3cとの結合動作を容易にするために面取り(不図示)を設けてもよい。
なお、図1の状態に組み立てられた光コネクタプラグ20は、不図示のアダプタまたはレセプタクルに結合される。アダプタまたはレセプタクルに設けられた2つの互いに対向した弾性係止片の係止爪が、プラグフレーム21の凹部21aに係合することで、光コネクタプラグ20がアダプタまたはレセプタクルに結合される。光コネクタプラグ20の抜去の際には、ユーザが光コネクタプラグ20の摺動スリーブ40を操作する。摺動スリーブ40とプラグフレーム21との相対移動によって、アダプタまたはレセプタクルに設けられた弾性係止片の係止爪が凹部21aから離れるように操作され、プラグ20をアダプタまたはレセプタクルから小さな抜去力で抜去することができる。
以上のように構成された光ファイバコネクタの組立方法のうち、フェルール組立体1の固定孔3aに、接着剤を用いて光ファイバコード5を固定する部分について説明する。図4において、まず、フェルール組立体1のフランジ部材3の固定孔3aに、接着剤Aを供給する。この供給は不図示のピペットによって行うことができる。
次に、図5に示されるように、フランジ部材3の筒状部3cの後端部に、延伸部材50を嵌合させる。この嵌合の際に、延伸部材50の係合部52が、筒状部3cの後端部に係合し、これによって、フランジ部材3の固定孔3aと、延伸部材50の通孔51とが、両者の軸心が一致するように、互いに位置合わせされる。
次に、図6に示されるように、延伸部材50の通孔51に、その後端部から、光ファイバコード5の心線を挿入する。光ファイバ6は、キャピラリ2の通孔2aを通り、樹脂層7の前端部は、キャピラリ2の通孔2aの後端部に当接する。この心線の挿入前において接着剤Aの上端の高さはL1(図3参照)であったところ、心線の挿入によって固定孔3a内の接着剤Aが押され、接着剤Aの上端の高さは、心線の挿入後にはL2(図4参照)まで上昇する。接着剤Aの硬化の結果、光ファイバコード5はフランジ部材3の固定孔3aに強固に固定される。最後に、キャピラリ2の先端から前方側に突き出た余剰の光ファイバ6を切断し、キャピラリ2の前端面と共に研磨する。
以上のとおり、本参考例では、通孔51を有する延伸部材50を、フェルール組立体1(光接続部品)の固定孔3aに前記通孔51を臨ませて設置するので、通孔51を通じて固定孔3aに光ファイバコード5を挿入する際に接着剤Aが固定孔3aから溢れ出しても、その接着剤Aが延伸部材50の通孔51内に保持される。すなわち、本参考例では延伸部材50の通孔51と心線の樹脂層7との間のクリアランスが、可変量の接着剤Aを収容しうるバッファとして機能する。したがって、フェルール組立体1の周囲への接着剤Aの望ましくない付着を抑制できる。
また、本参考例における延伸部材50は、フェルール組立体1(光接続部品)の後端部に係合可能な係合部52と、前記係合部52を通じて延び光ファイバケーブル5の樹脂層7を挿通可能な通孔51と、を有し、前記係合部52は、固定孔3aと通孔51とを互いに位置合わせ可能であることとしたので、係合部52と円筒部3cとの係合と同時に、光ファイバケーブル5の挿入経路を確保できる。
また、本参考例では、延伸部材50の通孔51の前端部の断面寸法が、光ファイバコード5の心線の断面寸法とほぼ等しくされているので、通孔51と光ファイバコード5の心線との間のクリアランスが小さくなる。したがって、このクリアランスに収容される接着剤の層を薄くでき、その硬化を促進できる。このクリアランスの隙間は、未硬化の接着剤Aが表面張力によってクリアランス内に保持されるような大きさに設定するのが好適である。
なお、延伸部材50を設置するステップは、固定孔3aに接着剤Aを供給するステップより前であっても後であっても良い。すなわち、上記参考例では固定孔3aに接着剤Aを供給した後に延伸部材50を設置したが、本発明では、延伸部材50を先にフェルール組立体1に設置し、その後に、延伸部材50の通孔51を通じて、固定孔3aに接着剤Aを供給してもよい。後者の場合には、接着剤Aは自重および毛細管現象によって、あるいは挿入される光ファイバコード5に押されて、通孔51から固定孔3aへと移動することになる。
また、本参考例では、光ファイバコード5を挿入するステップより前に、延伸部材50の通孔51の内壁面に硬化剤(例えば、アミン系硬化剤)を付着させるステップを更に含んでもよい。この場合には、光ファイバコード5の挿入によって通孔51内に溢れ出した接着剤Aに対する硬化剤の作用により、延伸部材50の外部への接着剤Aの溢れ出しを更に効果的に抑制でき、光ファイバコード5の挿入直後にコネクタを水平や上下反転の姿勢にするような取扱いにも耐えうる。硬化剤は、例えば、フェルール組立体1に設置されていない状態の延伸部材50に対して、ピペットなどで供給することができる。硬化剤の供給は、光コネクタが使用される場所で実施してもよいし、そのような組立現場から離れた場所、例えば工場で実施してもよい。通孔51に供給される硬化剤は、揮発性の溶媒、例えばエタノール等のアルコール溶媒に溶解させたものであってもよく、この場合には、溶媒の作用によって硬化剤を通孔51の内側面における広い領域に均一に分布させることが可能になる。この場合における溶媒の乾燥は、所定時間(例えば1分間程度)以上の放置、加熱、減圧またはこれらの組合せによって行うことができる。硬化剤の供給は、液相の状態で行うほか、気化させられた状態、または霧化させられた状態で行うことができ、いずれの場合にも、硬化剤の供給中およびその後の所定期間に亘って通孔を栓詰することができる。延伸部材50は、通孔51の内側面に硬化剤を付着させられた状態で取引されることができる。
また、本参考例は、予め延伸部材を含んで構成された光ファイバコネクタとして実現してもよい。すなわち、円筒部3cに延伸部材50が固定されたフェルール組立体1は、コイルバネ23およびストップリング21bによってプラグフレーム21にセットされ、且つプラグフレーム21に摺動スリーブ40が嵌合された状態、つまり半組立状態の光ファイバコネクタとして販売されることができる。この場合には、ユーザは摺動スリーブ40の後端の開口部から、延伸部材50の通孔51に接着剤を供給して、光ファイバコード5を挿入し固定する。このような半組立状態の光ファイバコネクタを用いれば、光ファイバコネクタが使用される場所での組立作業を一層単純化し能率を促進することが可能になる。また、この場合には、延伸部材50の通孔51の後端部がプラグフレーム21および摺動スリーブ40の後端開口部に近接するため、通孔3aおよび通孔2aへの光ファイバコード5の挿入を容易にすることができる。
次に本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態は、上記参考例の延伸部材の通孔の後端部の断面寸法は、光ファイバコード5の心線の断面寸法よりも大としたものである。すなわち、図7に示される実施形態の延伸部材150では、通孔151の後端部の断面寸法は、光ファイバコード5の心線の断面寸法よりも大とされている。通孔151の後端部には第1の内径を有する円形断面の第1部分151aが設けられ、前記第1部分151aに対し通孔151の前部側には、前記第1の内径よりも小さい第2の内径を有する円形断面の第2部分151bが設けられている。この場合には、延伸部材150の通孔151への光ファイバコード5の挿入を容易にすることができる。また、第1部分151aと心線との間のクリアランスは、第2部分151bと心線との間のクリアランスよりも大きいので、収容される接着剤Aの量の範囲を大きくすることができる。さらに、この構造では、供給された接着剤Aが、小径の第2部分側(図7中下側)に向けて吸引され易く、接着剤の浸透の促進によって接着を促進することができる。この吸引は、第1部分151aと第2部分151bとの毛細管力の差によるものと考えられる。
また、通孔における第1部分と第2部分との間には、これら第1部分と第2部分とを滑らかに連結するテーパ部が形成されていてもよい。すなわち、図8に示される変形例の延伸部材250では、通孔251の後端部には第1の断面寸法を有する第1部分251aが設けられ、前記第1部分251aに対し通孔251の前部側には、前記第1の断面寸法よりも小さい第2の断面寸法を有する第2部分251bが設けられており、かつ、第1部分251aと第2部分251bとの間には、これら第1部分251aと第2部分251bとを滑らかに連結する円錐面状のテーパ部251cが設けられている。この場合には、通孔251への光ファイバコード5の挿入が容易になる上、テーパ部251cによって光ファイバコード5の心線の姿勢を矯正して、第2部分にスムーズに誘導できる。テーパ部251cの頂角は任意に選択できるが、90度以下とするのが特に好適である。テーパ部251cの内径は、フランジ部材3の固定孔3aの内径とほぼ等しいか、あるいは固定孔3aの内径よりもやや小さくするのが好適である。
また、延伸部材の通孔は、後端部から前端部に向けて断面寸法が漸次小さくされていてもよい。図9に示されるまた別の変形例の延伸部材350では、通孔351は、その後端部から前端部までに亘って延びる円錐面状に形成され、後端部から前端部に向けて断面寸法が直線的に漸次小さくされている。この場合にも、光ファイバコード5の挿入が容易になる。
また、図10に示される変形例のように、フランジ部材の筒状部を上記参考例のものよりも長くなるように延長し、筒状部の後端部が、ケーシングを構成する摺動スリーブ40の後端開口部の近傍に位置するようにしてもよい。すなわち、フェルール組立体401は、光ファイバを固定するためのキャピラリ402と、延長されたフランジ部材403とを有し、フランジ部材403は、光ファイバ心線を固定するための筒状部403cと、前記筒状部403cに一体的に形成されスプリング23(図1参照)を受け止めるフランジ部403bと、を有する。フェルール組立体401は、ケーシングを構成するプラグフレーム21およびストップリング21bの内部で、スプリング23によって保持される。筒状部403cの後端部が、組み立てられた際に摺動スリーブ40の後端開口部の近傍に配置されるので、予めフェルール組立体401・プラグフレーム21・ストップリング21bおよび摺動スリーブ40を互いに組み立てた状態でフェルール組立体401に光ファイバコード5を結合する場合に、通孔403a・402aへの光ファイバコード5の挿入を容易にすることができる。また、摺動スリーブ40の後端開口部から筒状403cへの接着剤Aの供給を容易化することができる。また、延伸部材を光接続部品と別途に設けないことにより、部品点数および組立工数を抑制することができる。
上記各実施形態及び参考例では、固定孔への接着剤Aの供給をピペットによって行うこととしたが、専用の治具などを使用してもよい。また、硬化剤を延伸部材50,150,250,350の通孔に供給する代わりに、挿入する直前の光ファイバ6に付着させてもよい。
また、上記各実施形態及び参考例では、SC形の光ファイバコネクタに本発明を実施した例について説明したが、本発明はMU形(F14形光ファイバコネクタに関するJIS C5983(2001)によるもの)あるいは多心コネクタなどの他の種類の光ファイバコネクタや、各種光デバイスなどの他の種類の光接続部品についても適用することができる。
本発明に関連する参考例に係る光ファイバコネクタを示す平面図である。 プラグフレームおよび摺動スリーブを示す斜視図である。 参考例の延伸部材を示す断面図である。 フェルール組立体のフランジ部材に接着剤を供給する工程を示す断面図である。 フランジ部材に延伸部材を固定する工程を示す断面図である。 フランジ部材および延伸部材に光ファイバコードを挿入する工程を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る延伸部材示す断面図である。 延伸部材の変形例を示す断面図である。 延伸部材のの変形例を示す断面図である。 延長されたフランジ部材を有するフェルール組立体の構成例を示す断面図である。
符号の説明
1,401 フェルール組立体
2,402 キャピラリ
3,403 フランジ部材
3a,403a 固定孔
5 光ファイバコード
6 光ファイバ
7 樹脂層
8 抗張力層
9 外被
20 光ファイバコネクタ
21 プラグフレーム
40 摺動スリーブ
50,150,250,350 延伸部材
51,151,251,351 通孔
52,152,252,352 係合部
151a,251a 第1部分
151b、251b 第2部分
251c テーパ部
A 接着剤

Claims (6)

  1. 光接続部品の固定孔に接着剤を用いて光ファイバコードを固定するために用いられる延伸部材であって、
    前記光接続部品の後端部に係合可能な係合部と、前記係合部を通じて延び前記光ファイバコードの心線を挿通可能な通孔と、を有し、前記係合部は、前記固定孔と前記通孔とを互いに位置合わせ可能であり、
    前記通孔の前端部の横断面寸法が、前記光ファイバコードの心線の横断面寸法とほぼ等しくされており、
    前記通孔の後端部の断面寸法が、前記光ファイバコードの心線の断面寸法よりも大であることを特徴とする延伸部材。
  2. 請求項に記載の延伸部材であって、
    前記通孔の後端部には第1の断面寸法を有する第1部分が設けられ、前記第1部分に対し前記通孔の前部側には、前記第1の断面寸法よりも小さい第2の断面寸法を有する第2部分が設けられ、
    前記第1部分と前記第2部分との間には、これら第1部分と第2部分とを滑らかに連結するテーパ部が形成されていることを特徴とする延伸部材。
  3. 請求項に記載の延伸部材であって、
    前記テーパ部の頂角が90度以下であることを特徴とする延伸部材。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の光接続部品の延伸部材であって、
    前記通孔は、その後端部から前端部に向けて断面寸法が漸次小さくされていることを特徴とする延伸部材。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の延伸部材であって、
    前記通孔の内壁面に硬化剤が付着させられていることを特徴とする延伸部材。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の延伸部材を含んで構成された光ファイバコネクタ。
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