JPH11174276A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JPH11174276A
JPH11174276A JP29006797A JP29006797A JPH11174276A JP H11174276 A JPH11174276 A JP H11174276A JP 29006797 A JP29006797 A JP 29006797A JP 29006797 A JP29006797 A JP 29006797A JP H11174276 A JPH11174276 A JP H11174276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
optical connector
ferrule
adapter
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP29006797A
Other languages
English (en)
Inventor
C Hanson Steven
シー.ハンソン スティーブン
Maroon James
マローン ジェームズ
Takaya Yamauchi
孝哉 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シングルモードファイバへの適用が可能で、
部品点数が少なく、かつ、着脱容易な光コネクタを提供
する。 【解決手段】 フェルール12が、光コネクタ挿入時に
アダプタに係止されるハウジング16に、圧入または挿
入後の接着により固着され、ハウジング16の外周に、
ハウジング16の係止を解除するためのつまみ18が摺
動可能に装着される。ハウジング16はその長手方向に
貫通孔24を有し、貫通孔24に光ファイバケーブルが
挿入され接着剤で固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ相互間
をアダプタを介して着脱自在に結合する光コネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ、特に、石英系のシングルモ
ードファイバ相互間をアダプタを介して結合するための
光コネクタにはサブミクロン単位の高いアラインメント
精度が要求される。また、このような光コネクタであっ
ても着脱工具を使用することなく着脱が可能であること
が望ましい。
【0003】特開昭62−78507号公報には、プラ
グのハウジングの外周に長手方向に摺動可能なつまみ
(摺動フレーム)を装着することにより、着脱工具を使
用することなく容易に着脱することができる光コネクタ
が開示されている。しかしながらこの光コネクタでは、
高いアラインメント精度及び光ファイバ間の確実な結合
を実現するために、光ファイバの先端を保護し位置合わ
せを行なうためのフェルールがハウジングに固定されず
にバネで付勢された構造が採用されており、双方の光コ
ネクタのフェルールとアダプタの整列スリーブとの嵌合
がハウジングどうしの嵌合とは独立して行なわれ、か
つ、フェルールどうしが整列スリーブ内で互いに押し合
うようになっている。そのため、構成部品点数が多く、
コストが高いという問題がある。
【0004】上記のようにフェルールがハウジングに固
定されずバネで付勢された構造は、互いに結合される光
コネクタの双方が持つ必要はなく、そのような構造を持
たない光コネクタどうしが結合される事態を何らかの形
で確実に回避することができれば、光コネクタの一方で
はそのような構造を省略して部品点数を削減することが
できる。特開平8−94880号公報には、装置の内側
で使用されアダプタとともにいわゆる光レセプタクルを
構成する光コネクタにおいてフェルールがハウジングに
固定された構造が開示されている。しかしながら、この
光レセプタクル(アダプタ+光コネクタ)では光コネク
タをアダプタから抜くときには特別な治具が必要である
という問題がある。
【0005】特開昭63−193110号公報には、石
英系のシングルモードファイバほどには高いアラインメ
ント精度が要求されないプラスチック光ファイバ用とし
てのものではあるが、部品点数が少なく、かつ、着脱工
具なしで容易に着脱することのできる光コネクタが開示
されている。しかしながら、フェルールがコネクタのハ
ウジングに一体となった構造(プラグフレーム)が採用
されている。したがって、石英系のシングルモードファ
イバ用としては、ジルコニア(酸化ジルコニウム)など
の特殊な材料が使用されるフェルールをハウジングと一
体にして複雑な形状とすることは困難であるという問題
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、石英系のシングルモードファイバへの適用が可能
でありながら、部品点数が少なく、かつ、着脱容易な光
コネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光ファ
イバの先端部を受け入れてそれを固着するための貫通孔
を長手方向に有し、光コネクタをアダプタに挿入したと
きにアダプタの整列スリーブに挿入される筒状のフェル
ールと、該フェルールに固着され、光コネクタをアダプ
タに挿入したときにアダプタの係止爪に係止されるハウ
ジングと、該ハウジングの外周に長手方向への摺動が可
能なように装着され、光コネクタがアダプタから引き抜
かれるときにハウジングに対して摺動することによって
アダプタの係止爪を押し上げてハウジングの係止を解除
する凸部を有するつまみとを具備する光コネクタが提供
される。
【0008】前記ハウジングは、一方から前記フェルー
ルを挿入して固着し他方から光ファイバケーブルを挿入
して固着するための貫通孔を有することが好ましい。前
記ハウジングの貫通孔を形成する内壁は、光ファイバケ
ーブルが挿入される側から順に、大傾角テーパ面、0.
3度以上1.0度以下の小傾角テーパ面、及び反対側か
らフェルールを受け入れるに適した形状の面をなしてい
ることが好ましい。
【0009】光ファイバケーブルは、ハウジングに固着
されたフェルールの貫通孔の内側面、前記小傾角テーパ
面、及び大傾角テーパ面に接着剤で固定されることが好
ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例に係る光
コネクタ10の平面図、図2はその縦断面図である。本
発明の光コネクタ10はフェルール12とハウジング1
6とつまみ18とを含んでいる。フェルール12は、光
ファイバの先端部を保護し、光コネクタをアダプタ(後
述)に挿入したときにアダプタの整列スリーブに挿入さ
れて相手方の光ファイバの先端部との位置合わせを行
う。ハウジング16は、フェルール12に固着され、光
コネクタ10をアダプタに挿入したときにアダプタの係
止爪に係止される凸部14を有する。つまみ(摺動フレ
ーム)18は、ハウジング16の外周に長手方向への摺
動が可能なように装着され、光コネクタ10がアダプタ
から引き抜かれるときにハウジング16に対して摺動す
ることによってアダプタの係止爪を押し上げてハウジン
グ16の係止を解除する凸部20を有する。19は光ケ
ーブルの保護のためのゴムホルダ(ブーツ)である。
【0011】図に示されたフェルール12は概略円筒形
であり、その長手方向に光ファイバの先端部を受け入れ
て固着するための貫通孔22を有している。フェルール
12にはサブミクロン単位の寸法精度と相手方の光コネ
クタのフェルールと突き合わされたときに砕けたり変形
しない充分な硬度が要求されるので、その材質はジルコ
ニア(=酸化ジルコニウム)等の工業用セラミックスで
あることが好ましい。
【0012】ハウジング16は長手方向に貫通孔24を
有する。図3のハウジング16の縦断面図に示されるよ
うに、図に示されたハウジング16の貫通孔24を形成
する内壁は、一方から順に、大傾角テーパ面26、小傾
角テーパ面28、及び円筒形のフェルール12を受け入
れて固着するに適した形状の面30をなしている。フェ
ルール12は貫通孔24の他方から圧入により、または
挿入後接着剤で固定することにより、ハウジング16に
固着される。フェルールが圧入される場合は貫通孔24
の面30の部分の内径はフェルール12の外径よりもや
や小さく、接着剤で固定される場合はフェルール12の
外径よりもやや大きい。底壁32はフェルール12のハ
ウジング16に対する位置決めを容易にするために設け
られている。
【0013】光ファイバケーブルは大傾角テーパ面26
の側から貫通孔24に挿入され、熱硬化性の接着剤で固
定される。ハウジング16の貫通孔24の入口に大傾角
テーパ面26を設けることにより組立時に光ファイバケ
ーブルの挿入が容易になる。大傾角テーパ面26に続い
て小傾角テーパ面28を設けることにより、光ファイバ
ケーブルをスムーズに貫通孔24に通し易くなるととも
に、接着剤注入時に適量の接着剤を途中とぎれることな
く貫通孔全長にわたって注入することが可能となる。小
傾角テーパ面24のテーパ角度は0.3〜1度であるこ
とが好ましい。0.3度以下であると部品寸法公差のバ
ラツキに起因して接着剤の注入が不充分となり、1度以
上であると毛細管現象による貫通孔内壁とケーブル外皮
の隙間への接着剤の注入が不充分になるとともに充分な
ストレンリリーフ力が得られない。小傾角テーパ面の最
小孔径はケーブルの外径とほぼ一致していることが好ま
しい。
【0014】図4はハウジング16にフェルール12を
固着した状態を示す斜視図である。これは例えば特開昭
62−78507号公報の第2図に示された、多数の部
品を使って組み上げられたものと或いは汎用品と実質的
に同一の形状をなしている。従って着脱工具なしでの引
抜きを可能にするためのつまみ18としては例えば特開
昭62−78507号公報の第3図に示されたもの或い
は汎用品として使用されているものが使用可能である。
【0015】図1,2に示された光コネクタの組み立て
は次の順序で行なわれる。まずハウジング16にフェル
ール12を圧入または挿入後の接着により固定した後、
貫通孔22,24にエポキシ系樹脂からなる熱硬性接着
剤を注入し、先端部をフェルール12の長さ以上に露出
させた石英系光ファイバケーブルを大傾角テーパ26の
側から挿入して先端の一部をフェルールの貫通孔22か
ら露出させる。余分な接着剤を除去した後、100℃の
オーブンに30分間入れて接着剤を硬化させる。その
後、フェルール12の側からつまみ18を装着し、フェ
ルール12の端面を光ファイバの端面とともに鏡面に仕
上げる。本発明の光コネクタでは光ファイバがフェルー
ル12の貫通孔22からハウジング16の貫通孔24ま
での範囲で接着剤で固められるので、従来品と比べてよ
り強いストレンリリーフ力が得られる。
【0016】図5は光ファイバ相互の結合のために本発
明の光コネクタと多数の部品を使用してフェルールをハ
ウジングから固定されない構造とした従来方式の光コネ
クタを左右からアダプタに挿入した状態の断面を示す。
図5中アダプタ40の左側から従来方式の光コネクタ4
2が挿入され、右側から本発明の光コネクタ10が挿入
されている。なお、光ファイバ及びつまみ18は図示を
簡略化するため省略されている。光コネクタ10のフェ
ルール12はアダプタ40の整列スリーブ44に挿入さ
れ、ハウジング16の凸部14がアダプタ40の係止爪
46で係止されている。左側の光コネクタ42について
も同様である。図5には図示しないつまみ18を持って
光コネクタ10を引き抜こうとするとまずつまみ18
(図2参照)のみが摺動して凸部20が係止爪46を押
し上げるので、ハウジング16の係止が解除されて光コ
ネクタ10全体を引き抜くことができる。光コネクタ4
2についても同様である。
【0017】本発明の光コネクタ10において、ハウジ
ング16、つまみ18、及びアダプタ40の材質として
は例えばガラス入りのPBT(ポリブチレンテレフタレ
ート)が使用される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、石
英系のシングルモードファイバへの適用が可能で部品点
数が少なく、かつ、着脱容易な光コネクタが提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光コネクタの平面図で
ある。
【図2】図1の光コネクタの縦断面図である。
【図3】ハウジング16の縦断面図である。
【図4】フェルール12を固着したハウジング16の斜
視図である。
【図5】アダプタに挿入した状態の断面図である。
【符号の説明】
10…光コネクタ 12…フェルール 14…ハウジングの凸部 16…ハウジング 18…つまみ(摺動フレーム) 20…つまみの凸部 22…フェルールの貫通孔 24…ハウジングの貫通孔 26…大傾角テーパ面 28…小傾角テーパ面 40…アダプタ 42…従来の光コネクタ 44…整列スリーブ 46…係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ マローン アメリカ合衆国,ミネソタ,セントポー ル,スリーエムセンター,ミネソタ マイ ニング アンド マニュファクチャリング カンパニー内 (72)発明者 山内 孝哉 神奈川県相模原市南橋本3−8−8 住友 スリーエム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの先端部を受け入れてそれを
    固着するための貫通孔を長手方向に有し、光コネクタを
    アダプタに挿入したときにアダプタの整列スリーブに挿
    入される筒状のフェルールと、 該フェルールに固着され、光コネクタをアダプタに挿入
    したときにアダプタの係止爪に係止されるハウジング
    と、 該ハウジングの外周に長手方向への摺動が可能なように
    装着され、光コネクタがアダプタから引き抜かれるとき
    にハウジングに対して摺動することによってアダプタの
    係止爪を押し上げてハウジングの係止を解除する凸部を
    有するつまみとを具備する光コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングは、一方から前記フェル
    ールを挿入して固着し他方から光ファイバケーブルを挿
    入して固着するための貫通孔を有する請求項1記載の光
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングの貫通孔を形成する内壁
    は、光ファイバケーブルが挿入される側から順に、大傾
    角テーパ面、0.3度以上1.0度以下の小傾角テーパ
    面、及び反対側からフェルールを受け入れるに適した形
    状の面をなしている請求項2記載の光コネクタ。
  4. 【請求項4】 光ファイバケーブルは、ハウジングに固
    着されたフェルールの貫通孔の内側面、前記小傾角テー
    パ面、及び大傾角テーパ面に接着剤で固定される請求項
    3記載の光コネクタ。
JP29006797A 1997-10-22 1997-10-22 光コネクタ Pending JPH11174276A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29006797A JPH11174276A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 光コネクタ

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JP29006797A JPH11174276A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 光コネクタ

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Publication Number Publication Date
JPH11174276A true JPH11174276A (ja) 1999-07-02

Family

ID=17751368

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JP29006797A Pending JPH11174276A (ja) 1997-10-22 1997-10-22 光コネクタ

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JP (1) JPH11174276A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220043230A1 (en) * 2020-08-07 2022-02-10 Neutrik Ag Plug connector part for an optical and/or electrical plug connection

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220043230A1 (en) * 2020-08-07 2022-02-10 Neutrik Ag Plug connector part for an optical and/or electrical plug connection
US12085773B2 (en) * 2020-08-07 2024-09-10 Neutrik Ag Plug connector part for an optical and/or electrical plug connection

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