JP4295726B2 - 無線通信システムから送信されたコンテンツを取得および管理する無線通信装置および方法 - Google Patents

Description

本発明は、一般に通信システムに関し、より詳細には無線通信装置にコンテンツを提供するための無線通信システムに関する。

歴史的に、セル式電話や双方向メッセージング装置を初めとする無線通信装置は、無線通信システムから送られたデータおよび／または音声メッセージを受け取り、メッセージの受け取りに応じて、メッセージを格納する、メッセージを表示する、メッセージを受け取ったユーザに警告を出す、というような標準的な機能を実行する能力を有している。データ・メッセージは、通常、電話番号のような数値のメッセージであったり、あるいは「午後６：００時に私の事務所でミーティング」というような１つの固有な情報を含む英数字のメッセージであったりする。

ユーザは、可聴な警告または振動性の警告として、新しいメッセージを受け取ったことを警告される。多くの無線通信装置のディスプレイは、今日、受け取ってメモリに格納するメッセージごとのメッセージ表示（indicator ）を含んでいる。このメッセージ表示は、どれだけ多くのメッセージが無線通信装置にあるかをユーザが素早く見ることを可能にすると共に、ユーザが見たいメッセージを素早く拾い上げることも可能にする。ディスプレイはさらに、新しい呼び出しが受け取られていることや、および／または新しい呼び出しの呼出元をユーザに示す、呼び出し受取メッセージを含み得る。

今日、無線サービス・プロバイダは、無線通信装置上のコンテンツを提供するために、コンテンツ・プロバイダと協力している。コンテンツ・プロバイダは、多数の潜在的な客にコンテンツをコスト効率の良い様式で送ることができることにより、そのような協力から利益を得る。コンテンツは例えば、天候、交通、イベント、レストラン、ショッピング、サービス、スポーツおよびその他同種のものであり得る。無線通信システムを通じて接続される付加的なコンテンツ・サーバは、デバイス・ユーザにコンテンツ情報や他のコンテンツ・サービスを提供する。デバイス・ユーザは、個人向けにしたプリファランス、システムが生成した情報、および／または無線通信装置から直接生成された情報に従って、それらのコンテンツを構築する。

無線通信装置における情報、マルチメディアおよび他の通信サービスを求める増加していく需要を満たそうと、いくつかの方法及びシステムが開発されている。これらのサービスを得る最も一般的な技術の１つは、インターネットを通じた技術である。インターネットは、米国国立科学財団（ＮＳＦ）によって資金提供された通信バックボーン（ＮＳＦＮＥＴバックボーン）によって接続された２５，０００を超えるコンピュータ・ネットワークの集積であり、現在は高度ネットワーク・システム（ＡＮＳ）により管理されている。加入者は、１または複数のネットワークを通じてインターネットに接続されている組織のホストコンピュータ（サーバ）に関するアカウントを取得する。従来、加入者はパーソナル・コンピュータ（ＰＣ）とモデムを使用して、電話回線を通じてサーバに接続されるが、インターネットの使用がより普及するにつれて、インターネットにアクセスする様々な方法が開発されている。例えばユーザは無線通信装置を使用してインターネットにアクセスすることが可能である。

インターネット・コンテンツを初めとするコンテンツを今日の様々な無線通信システムを介して無線通信装置に送ることの１つの欠点は、コンテンツ情報を送るために必要とされるチャンネル・スペースの量である。サービス・プロバイダは従来のメッセージのやり
とりのためのチャンネル・スペースに影響を及ぼさずに、コンテンツ・サービスを提供したい。もう１つの欠点は、そのような情報を無線通信装置に格納するために必要とされるメモリの量である。ユーザは従来のメッセージのやりとりのためのメモリ格納量を損なうことなく、そのようなコンテンツにポータブルにアクセスすることを望んでいる。これは、典型的な無線通信装置の有力な目的なのである。

本発明を、限定ではなく添付図面中に例証された例証的な実施形態により説明する。図中、同様な参照符号は同様の要素を示す。
要求されているように、本発明の詳細な実施形態をここで開示する。しかしながら、開示された実施形態は単に発明の例であって、様々な形式で具現化できる。したがって、本明細書に開示する特定の構造や機能の詳細は限定として解釈されるべきではなく、単なる請求項の根拠として、および実質上任意の適切な詳細な構造で本発明を様々に使用することを当業者に教示する代表的な根拠として、解釈されるべきである。さらに、本明細書で使用される用語や句は限定を意図しておらず、発明を理解可能にする説明を提供するためのものである。

本明細書に使用する場合、「１つの（英文で「a 」または「an」）」という用語は、１つまたは１つより多くのものとして定義される。本明細書に使用する場合、「複数（英文で「plurality ）」は、２つまたは２より多くのものとして定義される。本明細書に使用する場合、「もう１つの（英文で「another 」）」という用語は、少なくとも第２のまたはそれより多くのものとして定義される。本明細書に使用する場合、「有する、含む、備える、から成る（英文で「including 」 および／または「having」）」という用語は、「含む（英文で「comprising」）と同様に定義される（すなわちopen language 、それ以外のものも包含する意）。本明細書に使用する場合、「結合される（英文で「coupled 」）」という用語は、必ずしも直接ではなく、必ずしも機械的にではないが、接続されることを指すものとして定義される。本明細書に使用する場合、「プログラム」という用語は、コンピュータシステムでの実行のために設計された命令シーケンスとして定義される。「プログラム」すなわち「コンピュータプログラム」はサブルーチン、機能、手順、オブジェクト・メソッド、オブジェクト・インプリメンテーション、実行可能なアプリケーション、アプレット、サーブレット（servlet ）、ソース・コード、オブジェクト・コード、共用ライブラリ／動荷重ライブラリおよび／またはコンピュータシステムでの実行のために設計された他の命令シーケンスを含み得る。

図１を参照すると、無線通信システム１０の電子ブロック図が示される。無線通信システム１０は、無線通信システム１０へのメッセージ入力を開始するためのメッセージ入力装置を備えている。メッセージ入力装置は、例えば、電話１５、コンピュータ２０またはデスクトップ・メッセージング・ユニット２５であってよい。これらは従来の公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）３０を通じ、複数の電話リンク３５を通じて、システム・コントローラ４０に接続される。電話リンク３５は、例えば、複数の撚り対線、光ファイバケーブルまたは多重中継線であってよい。

システム・コントローラ４０は１または複数の通信リンク５５を介して少なくとも１つの無線周波数（ＲＦ）送信機４５と少なくとも１つの無線周波数（ＲＦ）受信機５０とに結合され、それらの動作を監視する。通信リンク５５は通常は撚り対線の電話線であり、さらには無線周波数（ＲＦ）、マイクロ波、または他の通信リンクをさらに含むことも可能である。無線周波数送信機４５および無線周波数受信機５０は、通常、メッセージ格納・転送ステーションと共に使用される。メッセージ格納・転送ステーションは、地上通信線メッセージ交換コンピュータや、セルラ・メッセージ、ショート・メッセージング・サービスまたはページング・プロトコルを初めとする個人無線アドレッシング要求に互換性のある形式に、着信および発信メッセージをエンコードおよびデコードする。システム・コントローラ４０はまた、無線周波数送信機４５または無線周波数受信機５０によって送受信される無線メッセージをエンコードおよびデコードするようにも機能し得る。電話信号は、通常、電話１５または無線通信装置６０を初めとする電話機により、システム・コントローラ４０に送受信される。システム・コントローラ４０は、ダウンリンク・メッセージ６５を初めとする発信メッセージをエンコードし、スケジューリングする。次に、システム・コントローラ４０は無線周波数送信機４５を通じ、送信アンテナ７０を介してエンコードされた発信メッセージを、無線通信装置６０を初めとする１または複数の無線通信装置７５に少なくとも１つの発信無線周波数（ＲＦ）チャンネル８０で送信する。ダウンリンク・メッセージ６５は、例えばデータメッセージまたは音声呼び出しであってよい。同様に、システム・コントローラ４０は、１または複数の無線通信装置７５から、少なくとも１つの着信無線周波数（ＲＦ）チャンネル９５上で、受信アンテナ９０を介して無線周波数受信機５０により受け取られたアップリンク・メッセージ８５を初めとする着信メッセージを受け取り、デコードする。アップリンク・メッセージ８５は、例えばデータメッセージ、データメッセージに対する応答、音声呼び出し、または音声呼び出しに対する応答であってよい。

本発明によれば、いかなる無線ＲＦチャンネル（例えば一方向または双方向のページャ・チャンネル、モバイル・セルラ・電話チャンネル、またはモバイル無線チャンネル）を使用して無線通信システム１０が機能してもよいことが、当業者には理解されるだろう。同様に、赤外線チャネルおよび／またはＢｌｕｅｔｏｏｔｈチャネルを初めとする他のタイプの通信チャネルを使用しても無線通信システム１０が機能し得ることが、当業者には理解されるだろう。以下の説明で、「無線通信システム」という用語は、以上に言及した無線通信システムのうちの任意のものまたはその等価物のことを指す。

同様に、本発明によれば、無線通信装置６０を初めとする複数の無線通信装置７５の各々が、モバイル・セルラ電話、移動無線データ端末、データ端末が取り付けられるか組み込まれたモバイル・セルラ電話、またはイリノイ州シャンバーグ（Schaumburg, Illinois）所在のモトローラ社によって製造された「Pagewriter2000X 」を初めとする双方向ページャであってよいことが当業者には理解されるだろう。以下の説明で、「無線通信装置」という用語は、以上に言及した装置のうちの任意のものまたはその等価物のことを指す。

無線通信システム１０での使用のために割り当てられた、複数の無線通信装置７５の各々には、無線通信システム１０における固有の選択的な呼び出しアドレスである、アドレスまたはＩＤが割り当てられている。例えば、無線通信システム１０での使用のために割り当てられた無線通信装置６０には、無線通信装置６０用の無線通信システム１０における固有の選択的な呼び出しアドレスであるアドレス１００が割り当てられている。アドレス１００は、システム・コントローラ４０からダウンリンク・メッセージ６５を、アドレス１００を有する無線通信装置６０にのみ送信することを可能にし、アドレス１００を有する無線通信装置６０からのシステム・コントローラ４０で受け取られたメッセージおよび応答を識別する。１実施形態では、複数の無線通信装置７５の各々には、ピン番号も割り当てられており、そのピン番号はＰＳＴＮ ３０の内の電話番号と関連付けられている。複数の無線通信装置７５の各々に対する割り当てアドレスと関連電話番号のリストは、加入者データベース１０５の形でシステム・コントローラ４０に格納される。

好ましくは、本発明によれば、無線通信システム１０は複数のコンテンツ１１０に結合され、それらを受け取る。図示されているように、複数のコンテンツ１１０は好ましくはシステム・コントローラ４０によって受け取られ、処理される。当業者には、代わりに、ＰＳＴＮ ３０が複数のコンテンツ１１０を受け取り、それを処理のためにシステム・コントローラ４０に送ってもよいことが理解されるだろう（図示しない）。複数のコンテン
ツ１１０は、例えば、スポーツイベントを初めとする物理的イベントに関連するコンテンツ、テレビまたはラジオ放送に関連するコンテンツ、無線コンテンツ、インターネット・コンテンツまたはそれらの等価物を含み得る。複数のコンテンツ１１０の各々は、無線通信システム１０内に別々に指定されてもよいし、代わりに、１または複数のトピックスにグループ化されてもよい。複数のコンテンツ１１０は、例えば、天候、交通、イベント、レストラン、ショッピング、サービス、スポーツおよびその他同種のものを初めとする、別々に指定されたコンテンツを含んでよい。さらに、例えば、総括的なトピックがナショナル・フットボール・リーグ（ＮＦＬ）であり、インターネットを介したライブのＮＦＬゲームやペイ・パー・ビュー方式のＮＦＬゲーム放送を初めとするＮＦＬに関するすべてのイベントがその総括的なトピック内にグループ化されてもよい。

図２は、本発明による図１の無線通信システム１０内で使用される無線通信装置６０の好ましい実施形態の電子ブロック図である。図２の電子ブロック図が、無線通信システム１０で使用されるために割り当てられた複数の無線通信装置７５の各々を示したものであることが、当業者には理解されるだろう。

図２を参照すると、無線通信装置６０は第１のアンテナ１１５、第２のアンテナ１２０、受信機１２５、送信機１３０、クロック１３５、プロセッサ１４０、メモリ１４５、警告回路１５０、ディスプレイ１５５、ユーザ・インタフェース１６０、ブラウザ・アプリケーション２２５およびコンテンツ管理アプリケーション１６５を備えている。コンテンツ管理アプリケーション１６５とブラウザ・アプリケーション２２５がソフトウェア・プログラムまたは任意の他の等価物であってよいことが当業者には理解されるだろう。

第１のアンテナ１１５は、無線通信システム１０からの送信信号を傍受する。第１のアンテナ１１５は受信機１２５に結合される。受信機１２５は、図１のダウンリンク・メッセージ６５を初めとする無線通信システム１０によって送信された通信信号を受け取るために、従来の復調技術を使用する。

受信機１２５にはプロセッサ１４０が結合され、プロセッサ１４０は受信メッセージを処理するために従来の信号処理技術を利用する。プロセッサ１４０は、イリノイ州シャンバーグ（Schaumburg, Illinois）所在のモトローラ社によって製造されたMC68328 マイクロコントローラと同様のものであることが好ましい。プロセッサ１４０に他の同様のプロセッサを利用することもでき、プロセッサ１４０の処理要求を取り扱うために必要とされるのに応じて同じタイプまたは代替タイプの追加のプロセッサを利用することもできることが、当業者には理解されるだろう。

プロセッサ１４０は、受信メッセージの復調データ中のアドレスをデコードし、デコードされたアドレスをメモリ１４５のアドレス・メモリ１７０に格納されたアドレス１００を初めとする１または複数のアドレスと比較し、マッチが検出された場合に、受信メッセージの残りの部分の処理を進行する。

無線通信装置６０の必要な機能を行なうために、プロセッサ１４０はメモリ１４５に結合される。メモリ１４５は好ましくはランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）および電気的消去可能読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）（図示しない）を含む。メモリ１４５は、アドレス・メモリ１７０、メッセージ・メモリ１７５およびコンテンツ・メモリ１８０で構成される。

図３は、本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ・メモリ１８０のさらに詳細を示す。図に示されるように、コンテンツ・メモリ１８０は、好ましくは、無線通信システム１０から受け取った１または複数のコンテンツ１１０の１または複数のコンテンツ部分１８５を格納する。各コンテンツ部分１８５は１または複数の属性１９０を含んでいる。１または複数の属性１９０は、例えば、色要素１９５、イメージ要素２００、タイトル属性２０５、時間属性２１０およびテキスト要素２１５を含み得る。時間属性２１０は、コンテンツ部分１８５が関連する関連コンテンツに対する時間を指定する。タイトル属性２０５はタイトル・テキストを指定し、これはコンテンツ部分１８５に関してディスプレイ１５５上に表示されるだろう。タイトル属性２０５は、音楽、ニュース、天候およびその他同種のもののように、どのカテゴリーに主題が属するかについての概念をユーザに与える。ユーザ・インタフェース１６０が許容する場合、タイトル属性２０５は、コンテンツ部分１８５のテキスト要素２１５とは異なる外観をディスプレイ１５５の上に有することができる。

イメージ要素２００は、ディスプレイ１５５上にコンテンツ部分１８５と共に表示される画像ファイルを指定する。実際の画像ファイルは、コンテンツ・メッセージ内のように、無線通信システム１０から一旦受け取られると、フェッチしなければならない。例えば検索されるイメージは、ＧＩＦ（グラフィック交換形式）形式やＰＮＧ（ポータブル・ネットワーク・グラフィックス）形式、もしくはそれらの等価物であってよい。コンテンツ部分１８５に対するイメージ要素２００が指定されない場合には、デフォルト・イメージを使用することができる。テキスト要素２１５はコンテンツのテキスト記述を含んでいる。テキスト要素２１５は、存在する場合にはユニフォーム・リソース・ロケータ（ＵＲＬ）属性２２０により指定される、より詳細な項目に対するティザー（teaser、少しずつ見せる役目を果たすもの、の意）として機能する。

色要素１９５は、コンテンツ・プロバイダが、ディスプレイ１５５の上のコンテンツ部分のテキスト表示領域の背景色とテキスト色とを指定することを可能にする。色要素が存在しない場合、テキスト領域の背景色とテキスト色は、好ましくはデフォルト色である。好ましくは、属性（テキストまたは背景）のいずれかが見当たらない場合、色要素１９５はコンテンツ管理アプリケーション１６５によって無視される。

１実施形態では、色の値は＃ＲＲＧＧＢＢとして１６進法のフォーマットで指定される。ここでＲＲ＝１６進法の赤の値、ＧＧ＝１６進法の緑の値、ＢＢ＝１６進法の青の値である。好ましくは色要素１９５は背景色属性２３５とテキスト色属性２４０とを含んでいる。背景色属性２３５は、好ましくは先に説明した＃ＲＲＧＧＢＢ形式で、テキスト表示領域の背景のｓＲＧＢ（インターネットのための標準デフォルト色空間）色を指定する。テキスト属性２４０は、先に説明した＃ＲＲＧＧＢＢ形式で、スナック・テキストのためのｓＲＧＢ色を指定する。

１実施形態では、コンテンツ部分１８５の１または複数の属性１９０は、ＵＲＬ属性２２０をさらに含む。ＵＲＬ属性２２０は、ユーザが、無線通信装置６０上でブラウザ・アプリケーション２２５またはその等価物を使用してコンテンツ部分１８５に関連するより多くの詳細情報を閲覧することを可能にする。

本発明の１実施形態では、コンテンツ部分１８５の１または複数の属性１９０は、終了要素２３０を含む。終了要素２３０は、コンテンツ部分１８５の終了日時を指定する。終了要素２３０が格納されていない場合、コンテンツ部分１８５は終了せず、何らかの他のイベント（例えばコンテンツ・メモリが一杯になる）がそれを削除するまで、コンテンツ部分１８５は無線通信装置６０のコンテンツ・メモリ１８０に残ったままである。無線通信装置６０上のクロック１３５は削除のための時間基準となり得る。代替実施形態では、時間属性１０を、存在する場合には、いつコンテンツ部分１８５が削除されるかの表示として使用することができる。

戻って図２を参照すると、一旦プロセッサ１４０が受信メッセージを処理すると、プロセッサ１４０はデコードされたメッセージをメッセージ・メモリ１７５に格納する。本発明によれば、メッセージ・メモリ１７５がデータ記憶装置またはその等価物内の一群の記憶場所であってよいことが当業者には理解されるだろう。

メッセージを受け取り、処理すると、プロセッサ１４０は好ましくは、メッセージが受け取られ格納されたという通知としてのコマンド信号を、警告回路１５０に対して生成する。警告回路１５０は、メロディーや他の可聴な警告を鳴らすことが可能な関連スピーカー駆動回路を備えたスピーカ（図示しない）、物理的な振動を生成することが可能な関連バイブレータ駆動回路を備えたバイブレータ（図示しない）、または視覚的な警告を生じることが可能な関連ＬＥＤ駆動回路を備えた１または複数のＬＥＤ（図示しない）を含み得る。警告回路１５０に、他の同様な警告手段や、上述の可聴な警告出力、振動性の警告出力、および視覚的な警告出力のいかなる組み合わせも使用できることが当業者には理解されるだろう。

メッセージを受け取ると、プロセッサ１４０は、好ましくは、メッセージの受取および格納の視覚的な通知を生成するコマンド信号を、さらにディスプレイ１５５に対して生成する。メッセージが受け取られメッセージ・メモリ１７５に格納されたというコマンド信号を、ディスプレイ１５５がプロセッサ１４０から受け取ると、メッセージ表示が表示される。例えばメッセージ表示は、ディスプレイ１５５上の１または複数のメッセージアイコンの起動であってよい。ディスプレイ１５５は、例えば、液晶ディスプレイ、ドット・マトリクス・ディスプレイまたはそれらの等価物であってよい。

無線通信装置６０は、好ましくはさらにクロック１３５を含む。クロック１３５はプロセッサ１４０にタイミングを提供する。クロック１３５は好ましくは、例えばコンテンツ管理アプリケーション１６５に使用される、無線通信装置６０の動作に使用される現在の時刻２４５を含んでいる。クロック１３５は、動作の活動または非活動期間や警告期間のような機能強化のタイミングに対するソースを提供する。

好ましい実施形態では、無線通信装置６０はコンテンツ管理アプリケーション１６５を含む。コンテンツ管理アプリケーション１６５は、受信機１２５によって受け取られ、コンテンツ・メモリ１８０に格納された１または複数のコンテンツ部分１８５を処理し、かつ、ユーザに表示される個人向けにされたコンテンツをディスプレイ１５５上で識別するようにプログラムされている。無線通信装置６０は、プロセッサ１４０から送られたプロセッサ・コマンド２５０を使用して、コンテンツ管理アプリケーション１６５内のコンテンツ管理機能を実行する。コンテンツ管理アプリケーション１６５は、プロセッサ・コマンド２５０に応答して、アプリケーション応答２５５を送る。コンテンツ管理アプリケーション１６５は、製造中に無線通信装置６０にハードコードまたはプログラムされてもよいし、顧客の予約に基づいて無線でプログラムされてもよいし、またはダウンロード可能なアプリケーションであってもよい。コンテンツ管理アプリケーション１６５を無線通信装置６０にプログラムするために他のプログラミング方法を利用し得ることが、当業者には理解されるだろう。

コンテンツ管理アプリケーション１６５は、プロセッサ・コマンド２５０に応答して、メモリ１４５のコンテンツ・メモリ１８０に好ましくはアクセスする。コンテンツ管理アプリケーション１６５は、受信機１２５によって受け取られ、コンテンツ・メモリ１８０に格納される１または複数のコンテンツ部分１８５の管理を識別する１セットの規則でプログラムされている。例えば、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、ディスプレイ１５５に表示される１または複数のコンテンツ部分１８５を識別することができる。コンテンツ管理アプリケーション１６５は、１または複数のコンテンツ部分１８５とそれに関
連する複数の属性１９０とを含むアプリケーション応答２５５をプロセッサ１４０に送る。プロセッサ１４０は、アプリケーション応答２５５の受取に応じて、ディスプレイ１５５に表示される１または複数のコンテンツ部分１８５と複数の属性１９０を識別するコマンド信号を、ディスプレイ１５５に送る。好ましい実施形態では、コンテンツ情報は、デバイス・ユーザに目立たない様式で受け取られる。１または複数のコンテンツ部分１８５が受信機１２５に受け取られ、格納され、後にコンテンツ管理アプリケーション１６５によって処理されるためにプロセッサ１４０によりコンテンツ・メモリ１８０に転送される。ユーザは、１または複数のコンテンツ部分１８５を含む各メッセージの受取時にその都度警告を受けないことが好ましい。

コンテンツ管理アプリケーション１６５は、入って来るコンテンツ部分と終了したコンテンツ部分とを取り扱うようにプログラムされる。コンテンツ管理アプリケーション１６５は、例えば、入って来るコンテンツ部分の受取、スクロール・タイマの終了、または他のそのようなイベントに関連して、終了時刻をチェックするようにプログラムされている。同様に、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、スクロール・タイマが終了した場合に、新しく受信、格納されたコンテンツ部分でディスプレイ１５５を更新するようにプログラムすることが可能である。従って、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、ユーザにより多くの嬉しい経験を提供するために、ディスプレイ１５５の更新に先立って他の保留中のイベントを考慮することができる。

図４は、１または複数のコンテンツ部分１８５を含むディスプレイ１５５の例を示す。図に示されるように、タイトル属性２０５および時間属性２１０は、好ましくは各コンテンツ部分領域の最初の行に表示される。タイトル属性２０５と時間属性２１０の全長が、其の行に表示可能な文字数よりも長い場合、それを切り詰め、切り詰めたという表示をその行の終わりに表示することが可能である。テキスト要素２１５は、コンテンツ部分領域の第２および第３の行に表示される。テキスト要素２１５の長さがそれらの２行に表示可能な長さよりも長い場合、それを切り詰め、切り詰めたという表示をその行の終わりに表示することが可能である。各イメージ要素２００は、例えば、幅５５ピクセル×高さ３８ピクセルの１６ビット（またはそれより少ない）カラー・イメージであり得る。イメージ要素２００が利用可能な表示なスペースよりも大きい場合、それをそのスペースに入るように切り詰めることが可能である。イメージ要素２００は中央に揃えたり、または左上に揃えたり、またはそれと同様にしたりすることが可能である。

好ましくは、図２に示されるように、プロセッサ１４０にはユーザ・インタフェース１６０が結合される。ユーザ・インタフェース１６０は、ボタン押しを生じるために使用される１または複数のボタン、一連のボタン押し、デバイス・ユーザからの音声応答、または無線通信装置６０のデバイス・ユーザによって開始される手動応答の何らかの他の同様な方法であってよい。プロセッサ１４０は、ユーザインタフェース１６０に応答して、コンテンツ管理アプリケーション１６５に対するプロセッサ・コマンド２５０を開始する。コンテンツ管理アプリケーション１６５は、プロセッサ・コマンド２５０に応答して、表示されたコンテンツ部分を変更したり、かつ／または１または複数のコンテンツ部分上の他のアクションを実行することができる。例えば、ユーザ・インタフェース１６０のボタンを押すと、コンテンツ部分がすべて更新され、次いでその更新されたコンテンツ部分がディスプレイ１５５上に表示されてもよい。同様に、ユーザ・インタフェース１６０のボタンを押すと、終了したコンテンツ部分がすべて削除され、新しく受信したすべてのコンテンツ部分がコンテンツ・メモリ１８０に格納されてもよい。１実施形態では、ユーザ・インタフェース１６０はコンテンツ部分の１または複数の属性を強調するために使用することが可能である。好ましくは、ユーザ・インタフェース１６０は、様々な表示コンテンツ部分の間をスクロールし、様々な表示コンテンツ部分を選択し、かつ／または表示コンテンツ部分に関連するコンテンツにアクセスすべく該表示コンテンツ部分のＵＲＬ属性２
２０を選択するために、使用される。

送信機１３０は、プロセッサ１４０に結合され、プロセッサ１４０からのコマンドに応答する。送信機１３０がプロセッサ１４０からコマンドを受け取ると、送信機１３０は第２のアンテナ１２０を介して無線通信システム１０に信号を送る。信号は、例えば、アップリンク・メッセージ８５であり得る（図１を参照）。

別の実施形態では（図示しない）、無線通信装置６０は、第１のアンテナ１１５と第２のアンテナ１２０の機能を実行する１つのアンテナを含む。さらに、無線通信装置６０は、受信機１２５と送信機１３０の機能を実行する送受信機回路を別の選択肢として含む。無線通信装置６０の要求事項を取り扱うために、同じタイプかまたは代替タイプの他の同様な電子ブロック図を無線通信装置６０に利用することができることが、当業者には理解されるだろう。

コンテンツ情報は、好ましくは、拡張マークアップ言語（ＸＭＬ）を使用して、無線通信システム１０から１または複数の無線通信装置７５へ送られる。ＸＭＬは、ワールド・ワイド・ウェブ上の構造化ドキュメントおよびデータのための普遍的フォーマットである。ＸＭＬはデータを構成するテキスト形式を設計するための１セットの規則（すなわちガイドラインまたは協定）である。ＸＭＬはタグ（「＜」と「＞」で括弧に括られた言葉）と属性（フォーム名＝「値」）を利用する。ＸＭＬは、データを区切るのにタグのみを使用し、データの解釈はそれを読むアプリケーションに完全に任せている。

好ましくは、コンテンツ配信機構は無線アプリケーション・プロトコル（ＷＡＰ）プッシュ法を使用する。この方法は、コンテンツが、プッシュ・プロキシを介してサーバベースのアプリケーションにより、デバイスに送られ、「プッシュ」されることを可能にする。プッシュ機能は、メッセージ、株価および交通の最新警報を初めとする通知をユーザに送る実時間の用途に特に適している。プッシュ機能がなければ、そのようなタイプの用途では、新しい情報やステータスのためのアプリケーション・サーバをデバイスがポーリングすることが要求されるだろう。無線環境では、そのようなポーリング活動は、無線通信システムの資源の非能率的で不経済な使用を構成するだろう。ＷＡＰのプッシュ機能は、プッシュされたメッセージの寿命に対するコントロールを提供し、プッシュ・プロキシにおける格納・転送能を提供し、かつ、ベアラによる配信選択に対するコントロールを提供する。プッシュされたメッセージの各々は、１または複数のコンテンツ部分１８５の各々に関連するコンテンツのＵＲＬを含んでいる。好ましい実施形態では、無線通信装置６０は、プッシュ・メッセージを受け取ると、１または複数のコンテンツ部分１８５の各々に関連するコンテンツをフェッチすることができる。コンテンツ部分１８５がコンテンツのＵＲＬと、そのコンテンツに関連するイメージのＵＲＬとを含んでいる場合に、１または複数のフェッチ・アクションが必要とされ得る。一旦コンテンツ部分がフェッチされると、それは格納のためにコンテンツ・メモリ１８０に送られるだろう。必要な要素と属性を含んでいないコンテンツ部分は廃棄されることが好ましい。

図５はコンテンツ情報を伝達するためのコンテンツ・メッセージ２６０を示す。コンテンツ・メッセージ２６０は、例えば図１のダウンリンク・メッセージ６５である。図５に示すように、コンテンツ・メッセージ２６０は、好ましくは文書形式２６５、ルート要素２６８、消去属性（clear attribute ）２７５および情報メッセージ２７８を含んでいる。本発明によれば、情報メッセージ２７８は、ポータル要素２７０または１または複数の伝達されるコンテンツ部分２８０のいずれであってもよい。

無線通信システム１０から１または複数の無線通信装置７５に送られるダウンリンク・メッセージ６５がコンテンツ・メッセージ２６０である場合、文書形式２６５は、続くデ
ータが１または複数の伝達されるコンテンツ部分２８０に関することを示すように設定されていることが好ましい。例えば、文書形式２６５は「text/x-motorola.sxl 」により示すことが可能である。文書形式２６５＝t ext/x-motorola.sxl を有するメッセージを受
け取ると、プロセッサ１４０はプロセッサ・コマンド２５０をコンテンツ管理アプリケーション１６５に送る。

ルート要素２６８はＸＭＬ文書階層中のトップレベル要素である。ルート要素は他のすべての要素を含む。各文書は１つのルートのみを有することができる。他のすべての要素はルート要素の中に入れ子にされる。

ポータル要素２７０は、コンテンツ・メモリ１８０に格納された１または複数のコンテンツ部分１８５をカスタマイズしにユーザが行くことができる場所を示す。例えば、ポータル要素２７０は、コンテンツ・メッセージ２６０内に送られた１または複数の伝達コンテンツ部分２８０をカスタマイズしにユーザが行くことができる場所を示す。ポータル要素２７０は、ユーザがアクセスすることができ、１または複数のプレファレンスを更新することができる、ポータルＵＲＬ ２８５を含む。ポータルＵＲＬ ２８５は、無線通信装置６０のメモリ１４５に格納されることが好ましい。無線通信装置６０が新しいポータル要素２７０を受け取ると、新しいポータル要素２７０は現在格納されているポータルＵＲＬと置き換わる。ユーザ・インタフェース１６０への入力を開始することによりブラウザ・アプリケーション２２５を通じてデバイス・ユーザがポータルＵＲＬ ２８５にアクセスすることができることが、当業者には理解されるだろう。例えば、ポータルＵＲＬ ２８５にはボタンが割り当てられており、押されると、ブラウザ・アプリケーション２２５を使用してそのウェブページを表示する。無線通信装置６０のユーザ・インタフェース１６０からの入力に応じて、ポータルＵＲＬ ２８５で、ブラウザ・アプリケーション２２５を使用して、コンテンツ・メッセージ受取に対する１または複数のプリファランスを、ユーザが更新できることが、当業者には理解されるだろう。

消去属性２７５は、格納されたコンテンツ部分１８５の既存のキューを一気に消去するために使用される。消去属性２７５がコンテンツ・メッセージ２６０において「ｙｅｓ」に設定された場合、無線通信装置６０は、新しい１または複数の伝達コンテンツ部分２８０を格納するのに先立って、コンテンツ・メモリ１８０から既存の（受け取った）コンテンツ部分をすべて削除する。その新しい１または複数の伝達コンテンツ部分２８０を、「ｙｅｓ」に設定された消去属性２７５を含むコンテンツ・メッセージ２６０に含むことができること、あるいは代わりに、格納されたコンテンツ部分が削除された後に伝達された第２のコンテンツ・メッセージに含むことができることが、当業者には理解されるだろう。消去属性２７５が「ｎｏ」に設定された場合または消去属性２７５がコンテンツ・メッセージ２６０中に無い場合、コンテンツ・メッセージ２６０の１または複数の伝達コンテンツ部分２８０は、追加の更新部分とみなされるだろう。

図６は、１または複数の伝達コンテンツ部分２８０をより詳細に示す。図６に示すように、伝達コンテンツ部分２８０は、色要素１９５（背景色２３５およびテキスト色２４０を含む）、終了要素２３０、イメージ参照属性２９０、テキスト要素２１５、ＵＲＬ属性２２０、時間属性２１０およびタイトル属性２０５を初めとする、１または複数の属性を好ましくは含む。イメージ参照属性２９０は、イメージ・データ・ファイルのＵＲＬを指定する。一旦コンテンツ・メッセージ２６０が受け取られると、そのイメージ・データ・ファイルを検索することができる。一旦イメージ要素２００が検索され、コンテンツ・メモリ１８０に格納されると、イメージＵＲＬは廃棄される。伝達コンテンツ部分２８０に含まれる属性は、図３に先に説明したものと実質的に等価である。

図５および６のコンテンツ・メッセージ２６０のデータ・フォーマットの１例を以下に示す。
<?xml version="1.0" ? encoding="UTF-8"standalone="no" ? >
<!DOCTYPE sxl SYSTEM "http ://URI/xml/dtds/sxl.dtd" >
<!-- a color using sRGB :#RRGGBB as Hex values-- >
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<!ELEMENT T(#PCDATA)>
図７は、本発明の好ましい実施形態による図２の無線通信装置６０の動作を例証するフローチャートである。詳細には、図７は、無線通信装置６０による受信コンテンツ・メッセージ２６０の処理を示す。プロセスは、ステップ３００から開始する。ステップ３００で、無線通信装置６０は受信メッセージをチェックする。無線通信装置６０は、例えば、受信機１２５に結合された第１のアンテナ１１５を介して、無線通信システム１０からダウンリンク・メッセージ６５を受け取ることができる。メッセージがステップ３００で受け取られていない場合、プロセスは循環して戻り、受信メッセージを周期的にチェックする。次に、ステップ３０２で、メッセージが受け取られた場合、無線通信装置６０はＷＡＰプッシュにおけるアプリケーションＩＤ（ＡＰＰ ＩＤ）がコンテンツ管理アプリケーション１６５に対して指定されたＡＰＰＩＤか否かを問い合わせる。次に、ステップ３０５で、アプリケーションＩＤがコンテンツ管理アプリケーション１６５に対して指定されたＡＰＰ ＩＤである場合、受信メッセージは、その後の処理のためにコンテンツ管理アプリケーション１６５にプッシュされる。詳細には、無線通信装置６０のコンテンツ管理アプリケーション１６５は、受信メッセージがコンテンツ・メッセージ２６０か否かを判定する。例えば、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、続くデータが１または複数の伝達コンテンツ部分２８０に関することを示すために設定される文書形式２６５を受信メッセージが含むか否かを判定する。ステップ３１０で、ステップ３０５で受信メッセージがコンテンツ・メッセージ２６０でない場合、またはアプリケーションＩＤがステップ３０２でコンテンツ管理アプリケーション１６５に対して指定されたＡＰＰ ＩＤでない場合、メッセージは通常の受信メッセージとしては処理される。例えば、メッセージは、メモリ１４５のメッセージ・メモリ１７５に格納され、プロセッサは、受信メッセージをユーザに通知するために、警告回路１５０にコマンド信号を送ると共に、ディスプレイ１５５にコマンド信号を送る。その後、プロセスはステップ３００に循環して戻り、メッセージの受取を周期的にチェックする。

次に、ステップ３１５で、受信メッセージがコンテンツ・メッセージ２６０である場合、無線通信装置６０のコンテンツ管理アプリケーション１６５は、コンテンツ・メッセージ２６０が「ｙｅｓ」に設定された消去属性２７５を含むか否かを判定する。「ｙｅｓ」として設定されている消去属性２７５が例示目的の例にすぎず、１または複数のコンテンツ部分１８５をコンテンツメモリ１８０から削除すべきことを示す任意の肯定的な表示に消去属性２７５を設定できることが、当業者には理解されるだろう。ステップ３２０で、コンテンツ・メッセージ２６０が「ｙｅｓ」に設定された消去属性２７５を含んでいる場合、無線通信装置６０は、メモリ１４５のコンテンツ・メモリ１８０に格納されている１または複数のコンテンツ部分１８５を削除する。次に、ステップ３２５で、コンテンツ・メモリ１８０に格納された１または複数のコンテンツ部分１８５が削除されると（すなわちコンテンツ・メモリ１８０が空になると）、または消去属性２７５が「ｎｏ」（またはコンテンツ・メモリ１８０から１または複数のコンテンツ部分１８５を削除しない旨の任意の他の表示）に設定される場合または消去属性２７５がコンテンツ・メッセージ２６０内に存在しない場合、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、コンテンツ・メッセージ２６０の情報メッセージ２７８がポータル要素２７０を含むか否かを判定する。ステップ３３０で、情報メッセージ２７８がポータル要素３２５を含んでいる場合、関連ポータルＵＲＬ ２８５が、デバイス・ユーザによる後のアクセスと使用に備えて、メモリ１４５に格納される。その後プロセスはステップ３００に戻り、受信メッセージを周期的にチェックする。ステップ３３５で、情報メッセージ２７８がポータル要素３２５を含んでいない場合、カウンタはＮ＝１に設定される。次に、ステップ３４０で、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、コンテンツ・メッセージ２６０の情報メッセージ２７８がｎ番目のコンテンツ部分を含むか否かを判定する。ｎ番目のコンテンツ部分がコンテンツ・メッセージ２６０に含まれていない場合、プロセスはステップ３００に循環して戻り、受信メッセージを周期的にチェックする。ステップ３４５で、コンテンツ・メッセージ２６０がｎ番目のコンテンツ部分を含んでいる場合、コンテンツ管理アプリケーション１６５はｎ番目のコンテンツ部分を処理する。次に、ステップ３５０で、カウンタはＮ＝Ｎ＋１にインクリメントされ、コンテンツ・メッセージ２６０にｎ番目のコンテンツ部分が存在するか否かをチェックするために、プロセスはステップ３４０に循環して戻る。

図８は、本発明の好ましい実施形態による図２の無線通信装置６０の動作のさらなる詳細を例証するフローチャートである。詳細には、図８は、無線通信装置６０のコンテンツ管理アプリケーション１６５による、図７のステップ３４５と同様の、伝達コンテンツ部分２８０の処理を示す。プロセスは、ステップ３６０から開始する。ステップ３６０で、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、コンテンツ部分が色要素１９５を含むか否かを判定する。ステップ３６５で、色要素１６５が含まれていない場合、伝達コンテンツ部分２８０のディスプレイ１５５上に表示されるテキスト領域の背景色およびテキスト色は、デフォルト色に設定される。ステップ３７０で、色要素１６５が伝達コンテンツ部分２８０に含まれる場合、伝達コンテンツ部分２８０のディスプレイ１５５上に表示されるテキスト領域の背景色およびテキスト色は、好ましくは色要素１９５に送られる背景色属性２３５およびテキスト色属性２４０の背景色およびテキスト色に設定される。次に、ステップ３７５で、コンテンツ管理アプリケーション１６５終了要素２３０が伝達コンテンツ２８０部分２８０に含まれているか否かを判定する。ステップ３８０で、終了要素２３０が伝達コンテンツ部分２８０に含まれている場合、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、現在の時刻２４５を、終了要素２３０の終了時間と比較する。ステップ３８５で、現在の時刻２４５が終了時間と少なくとも等しい（すなわち終了時刻よりも大きいかそれと等しい）場合、コンテンツ・メッセージ２６０内の受け取られた伝達コンテンツ部分２８０は廃棄される。ステップ３９０で、現在の時刻２４５が終了時間未満である場合、終了時間が設定され、伝達コンテンツ部分２８０のためのコンテンツ・メモリ１８０位置に格納される。ステップ３９５で、終了要素２３０がステップ３７５で伝達コンテンツ部分２８０内に含まれていない場合、または終了時間がステップ３９０で格納された場合、コンテンツ管理アプリケーション１６５は伝達コンテンツ部分２８０がイメージ要素２００を含むか否かを判定する。ステップ４００で、イメージ要素２００が含まれている場合、イメージ・ファイルが検索される。例えば、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、イメージ要素２００内の特定のＵＲＬからイメージを検索することをプロセッサ１４０に通知する。ステップ４０５で、イメージ要素２００が伝達コンテンツ部分２８０に含まれていない場合、デフォルト・イメージが伝達コンテンツ部分２８０のために識別される。次にステップ４１０で、伝達コンテンツ部分２８０のためのイメージがコンテンツ・メモリ１８０に格納される。次にステップ４１５で、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、伝達コンテンツ部分２８０がテキスト要素２１５を含むか否かを判定する。テキスト要素２１４が存在しない場合、プロセスはステップ３８５に循環し、コンテンツ・メッセージ２６０内の受け取られた伝達コンテンツ部分２８０は廃棄される。ステップ４２０で、テキスト要素２１５が含まれている場合、テキスト要素２１５内に含まれるコンテンツのテキスト記述はコンテンツ・メモリ１８０に格納される。次に、ステップ４２５で、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、伝達コンテンツ部分２８０がＵＲＬ属性２２０を含むか否かを判定する。ＵＲＬ属性２２０が存在しない場合、プロセスはステップ３８５に循環し、コンテンツ・メッセージ２６０内の受け取られた伝達コンテンツ部分２８０は廃棄される。次に、ステップ４３０で、ＵＲＬ属性２２０が含まれている場合、伝達コンテンツ部分１８０に関連するコンテンツのＵＲＬはコンテンツ・メモリ１８０に格納される。ユーザは、格納されたＵＲＬを使用して、伝達コンテンツ部分１８０に関連するコンテンツをその後望み通りに検索することができる。次に、ステップ４３５で、コンテンツ管理アプリケーション１６５は、時間属性２１０が伝達コンテンツ部分２８０に含まれるか否かを判定する。ステップ４４０で、時間属性２１０が含まれている場合、伝達コンテンツ部分２８０のための時間がコンテンツ・メモリ１８０に格納される。次にステップ４４５で、時間属性がステップ４３５でなかった場合、コンテンツ管理アプリケーション１６５はタイトル属性２０５が伝達コンテンツ部分２８０の中に存在するか否かを判定する。タイトル属性が存在する場合、タイトル・テキストがコンテンツ・メモリ１８０に格納される。タイトル属性２０５が存在しない場合、プロセスはステップ３８５に循環し、コンテンツ・メッセージ２６０内の受け取られた伝達コンテンツ部分２８０は廃棄される。

ここで説明した本発明は、コンテンツを伝達するための通信システムおよび方法を提供する。本発明は好ましい実施形態の点から説明したが、本発明から逸脱せずに様々な変更および改変をなし得ることが当業者には明白だろう。従って、そのような変更および改変はすべて、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲内にあるものとする。

本発明の好ましい実施形態による無線通信システムの電子ブロック図。 本発明の好ましい実施形態による図１の無線通信システム内で使用される無線通信装置の電子ブロック図。 本発明の好ましい実施形態による図２の無線通信装置内で使用されるコンテンツ・メモリのブロック図。 本発明による図２の無線通信装置内で使用されるディスプレイの１実施形態。 本発明の好ましい実施形態による図１の無線通信システム内で伝達されるコンテンツ・メッセージ。 本発明の好ましい実施形態による図５のコンテンツ・メッセージ内の伝達コンテンツ部分。 本発明の好ましい実施形態による図２の無線通信装置の動作を例証するフローチャート。 本発明の好ましい実施形態による図２の無線通信装置の動作を例証するフローチャート。

Claims (10)

1. 無線通信システムから送信されたコンテンツを無線通信装置が取得および管理する方法であって、
   無線通信システムから送信されたコンテンツ・メッセージを受け取ることであって、該コンテンツ・メッセージは、
   第１セットの１または複数のコンテンツ部分、および
   前記コンテンツ・メッセージの受け取り前に無線通信装置のメモリに格納されていた第２セットの１または複数のコンテンツ部分を該無線通信装置のメモリから削除すべきか否かを示す消去属性、を含む、受信すること；
   前記消去属性が前記第２セットの１または複数のコンテンツ部分は削除すべきであることを示す場合に、前記メモリから前記第２セットの１または複数のコンテンツ部分を削除すること；
   から成る方法。
2. 前記削除する工程後に、前記第１セットの１または複数のコンテンツ部分を前記メモリに格納すること；からさらに成る、請求項１に記載のコンテンツを伝達する方法。
3. コンテンツ管理アプリケーションにより前記第１セットの１または複数のコンテンツ部分を処理すること；からさらに成る、請求項２に記載のコンテンツを伝達する方法。
4. 前記第１セットのコンテンツ部分のうちの少なくとも一つのコンテンツ部分を無線通信装置のディスプレイに表示すること；からさらに成る、請求項３に記載のコンテンツを伝達する方法。
5. 無線通信システムから送信されたコンテンツを取得および管理する無線通信装置であって、
   コンテンツ部分を格納するメモリ；
   無線通信システムから送信されたコンテンツ・メッセージを受け取る受信機であって、該コンテンツ・メッセージは、
   第１セットの１または複数のコンテンツ部分、および
   前記コンテンツ・メッセージの受け取り前に無線通信装置のメモリに格納されていた第２セットの１または複数のコンテンツ部分を該無線通信装置のメモリから削除すべきか否かを示す消去属性、を含む、受信機；
   コンテンツ・メッセージを処理するために前記メモリと前記受信機に結合されたプロセッサ；
   １または複数のコンテンツ部分を格納するためにプロセッサに結合されたコンテンツ・メモリ；および
   消去属性が前記第２セットの１または複数のコンテンツ部分を削除すべきであることを示す場合に、実行されるとプロセッサに、前記第２セットの１または複数のコンテンツ部分を削除させる、プロセッサにより実行可能なコンテンツ管理アプリケーション；
   を備えた無線通信装置。
6. 前記コンテンツ管理アプリケーションが、実行されるとプロセッサにさらに、前記メモリから前記第２セットの１または複数のコンテンツ部分を削除した後に前記第１セットの１または複数のコンテンツ部分を前記メモリに格納させる、請求項５に記載の無線通信装置。
7. 前記コンテンツ管理アプリケーションが、実行されるとプロセッサにさらに、第３セットの１または複数のコンテンツ部分の受け取りに応じて前記第１セットの１または複数のコンテンツ部分を削除させる、請求項５に記載の無線通信装置。
8. 前記コンテンツ・メッセージが、ポータルＵＲＬを有するポータル要素を備え、前記無線通信装置がさらに、
   前記無線通信装置のユーザからの入力を受け取るための、プロセッサに結合されたユーザインタフェース；および
   実行されるとプロセッサに、ポータルＵＲＬへアクセスさせるブラウザ・アプリケーションであって、ユーザインタフェースからの１または複数の入力に応じてコンテンツ・メッセージ受取に対する１または複数のユーザプリファランスを更新する、ブラウザ・アプリケーション；
   をさらに備えた、請求項５に記載の無線通信装置。
9. 前記第１セットのコンテンツ部分のうちの少なくとも一つのコンテンツ部分は、終了時間を有する終了要素を含み、コンテンツ管理アプリケーションが、実行されるとプロセッサに、現在の時刻を終了時間と比較させ、現在の時刻が終了時間と少なくとも等しい場合に該少なくとも一つのコンテンツ部分を廃棄させる、請求項５に記載の無線通信装置。
10. 前記少なくとも一つのコンテンツ部分を表示させるための、前記プロセッサに結合されたディスプレイをさらに備える、請求項９に記載の無線通信装置。

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