JP4295643B2 - エンジン駆動型オイルフリー圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン駆動型のオイルフリー圧縮機に関し、より詳細にはアンロード運転への移行時に圧縮機本体の吐出口を大気開放する際に生じる放気音を減少させることができると共に、放気熱による周辺機器への影響を無くすことのできるエンジン駆動型オイルフリー圧縮機に関する。
オイルフリー圧縮機は、一般にモータ等により駆動される圧縮機本体と、圧縮機本体より吐出される圧縮気体を冷却するアフタクーラを備え、このアフタクーラにおいて冷却された圧縮気体が、サービスバルブ等に接続された図示せざる各種空気作業機等の消費側へ供給されている。
このようなオイルフリー圧縮機において、消費側における圧縮気体の消費等が停止して、圧縮機本体の吐出側の圧力が予め設定されたアンロード開始圧力以上になると、圧縮機本体に設けられた吸入弁を閉じると共に、圧縮機本体の吐出側を大気開放して、圧縮機本体を無負荷の状態で運転するアンロード運転に切り替える機構を備えている。
このようにオイルフリー圧縮機1において、前述のようにアンロード運転時には圧縮機本体の吐出側を大気開放したアンロード運転が行われるが、圧縮機本体より吐出される圧縮気体は高温、高圧であることから、これを冷却することなくこのような放気を行うと、放気口周辺が高温となると共に、大音量の放気音が生じる。
このような問題を解消するために、圧縮機本体20の吐出口29とアフタクーラ52間を連通する吐出配管70中に逆止弁71を設けると共に、この逆止弁71の上流を分岐して分岐路80’を形成し、この分岐路80’に空冷式の放風クーラ56と、前記分岐路80’を開閉する放気弁82’とを設け、前記放気弁82’を開くことにより、放風クーラ56を通過して冷却された放出空気をサイレンサ81を介して放出するオイルフリー圧縮機1が提案されている(特許文献1;図3参照)。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2001−153080号公報(第2−4頁、図1)。
以上のように構成された一般的なオイルフリー圧縮機において、放気弁82’を介して圧縮気体を大気放出する放気口には、通常、前述のように放気音を低減するためのサイレンサ81が取り付けられており、このサイレンサ81がオイルフリー圧縮機1の各構成部品を収容するパッケージ10内又はパッケージ10外に配置される。
しかし、このようなサイレンサ81の存在によっても放気音を十分に消音することはできず、サイレンサをパッケージ10外に配置する場合には依然として放気音が耳障りとなる。
その一方でサイレンサ81をパッケージ10内に収容する場合には、このパッケージ10の有する防音効果により圧縮機本体20やモータ等より生じる騒音と共に前述の放気音も消音されることから、この放気音を耳障りとならない程度に低減させることができる。
しかし、圧縮機本体20より吐出される圧縮気体は圧縮により高温となっており、特に冷却媒体であるオイル等と共に圧縮する一般的な圧縮機に比較して、オイルフリー型の圧縮機本体20より吐出される圧縮空気は比較的高温となっていることから、これをそのままパッケージ10内で放出すると、この熱により周囲に配置されている機器が破損するおそれがある。
そのため、パッケージ10内において放気を行おうとすれば、前述の特許文献1に記載のオイルフリー圧縮機1のように、放出する空気を予め冷却する構成(放風クーラ56)を設けるか、又は、サイレンサ81の配置位置周辺のパッケージ10内を耐熱構造とし、放出された圧縮気体の熱により、放気口周辺の機器等が破損等しないように配慮する必要がある。しかし、このような構成を設ける場合には、装置構成が複雑となったり、装置全体が大型化するといった不都合が生じる。
なお、放気を冷却するために、前述の逆止弁71をアフタクーラ52の下流に配置すると共に、アフタクーラ52と前記逆止弁71間の管路を分岐して前述の分岐路80’とすることにより、アフタクーラ52通過後の冷却された圧縮気体を放出し、前述した特許文献1において設けられている放風クーラ56を省略することも考えられる。
しかし、アフタクーラ52を介して放気する場合には、アフタクーラ52内の流通抵抗により圧縮機本体20の吐出側圧力が僅かながら高くなるために、アンロード運転時の消費動力が増大する。
また、アフタクーラ52通過後の圧縮気体を放気する場合には、放気の度にアフタクーラ52内の圧縮気体が放出されて圧力が降下するため、再度消費側に圧縮気体の供給を開始するに際し、一旦低下したアフタクーラ52内の圧力を上昇させることが必要となり、エネルギー損失が生じるものとなっている。
本発明は、上記従来技術における欠点を解消するためになされたもので、アフタクーラ通過前の圧縮気体を放気する構成を採用しながら、放気口に設けたサイレンサをパッケージ内に配置した場合であっても、別途、パッケージ内に耐熱のための構造や、放気を冷却するための構成を設けることを不要としたエンジン駆動型オイルフリー圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のエンジン駆動型オイルフリー圧縮機は、パッケージ10内に、オイルフリー型の圧縮機本体20と、前記圧縮機本体20を駆動するエンジン40、及び前記圧縮機本体20の吐出口29に連通するアフタクーラ52を収容したパッケージ型圧縮機において、
仕切板13により前記パッケージ10内を区画して、該仕切板13と前記パッケージ10の内壁面とによって画成された、前記エンジン40のマフラ43を収容するマフラ室10bを形成し、
前記圧縮機本体20の吐出口29と前記アフタクーラ52間に、前記吐出口29側からアフタクーラ52側への圧縮気体の流れを許容する逆止弁71を設けると共に、該逆止弁71の上流側において前記圧縮機本体20の吐出口29に連通し、放気弁82により開閉される放気管80を設け、該放気管80を前記マフラ室10b内に延設して該マフラ室10b内にサイレンサ81を介して開口したことを特徴とする(請求項1)。
前記構成のエンジン駆動型オイルフリー圧縮機において、前記マフラ室10bを画成する前記パッケージ10の壁面に冷却風の排出口16を設けると共に、前記仕切板13に形成された連通口14から前記冷却風の排出口16に至る冷却風の流れを生じさせるファン41を設け、前記マフラ室10b内における前記冷却風の流路中において、サイレンサ81を介して前記放気管80を開口することができる(請求項2)。
さらに、前記ファン41は、これを前記仕切板13に形成された連通口14内に配置することができると共に、前記エンジン40により駆動するものとできる(請求項3)。
さらに、前記構成のエンジン駆動型オイルフリースクリュ圧縮機において、前記サイレンサ81は、これを前記冷却風の流路中において前記マフラ43の上流側に配置すれば好適である(請求項4)。
以上説明した本発明の構成により、エンジン40のマフラ43を収容する、エンジン40の排気熱に耐え得る構造となっているマフラ室10b内において放気を行うことにより、放気を冷却する構造、又は放気熱に対する耐熱構造を別途設けることなく、放気をパッケージ10内で行うことができた。
その結果、放気音の漏出を防止しつつ装置の全体構成の簡略化と低コスト化を図ることができると共に、小型化が可能となった。
また、前述のサイレンサ81をマフラ室10b内に配置することにより、サイレンサ81はマフラ43に比較的近い位置に配置されることとなり、サイレンサ81から放出された圧縮気体の放気音がマフラ43の音によってかき消され、また、マフラ室10b内は、マフラ43からの排気音が外部に漏出することを防止する防音構造となっていることから、サイレンサ81を介して放気された圧縮気体の放出音も同様に防音することができた。
さらに、放気を行うサイレンサ81を、前記マフラ室10bにおける冷却風の流路内に配置することで、サイレンサ81が冷却風によって冷却され、またサイレンサを介して行われた放気は、冷却風との混合により即座に冷却されることから、サイレンサ81の周囲が高温となることも防止することができた。
また、仕切板13に形成された連通口14内にエンジン40で駆動するファン41を配置する構成にあっては、ファン41を駆動するためのモータ等を別途設けることが不要となり、装置構造の簡素化が図れた。
なお、冷却風の流れ方向におけるマフラ43の上流側に前述のサイレンサ81を配置したことにより、サイレンサ81からの放気音がマフラ43によって遮られ、冷却風の排出口16から放気音が漏洩しにくくすることができた。
次に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら以下説明する。
本発明のオイルフリー圧縮機1は、図1に示すように、フレーム12上にエンジン40、このエンジン40によって駆動される圧縮機本体20、該圧縮機本体20において圧縮された圧縮気体を冷却するインタクーラ51やアフタクーラ52等の冷却手段、その他、エンジン駆動型オイルフリー圧縮機1を構成する各種機器を載置すると共に、このフレーム12上に載置された前記各機器をボンネット11により覆うことにより形成されたパッケージ型の圧縮機であり(本明細書において、フレーム12とボンネット11とを総称して「パッケージ」という。)、このパッケージ10により各構成機器を包囲することにより、パッケージ10内に収容された各機器等が発生する騒音が機外に漏出することが防止されている。
前記ボンネット11の壁面(図1の実施形態にあっては、図中左右の側壁)には、パッケージ10内に収容された各機器を冷却するための冷却風を導入するための、冷却風の流入口15と、パッケージ10内を循環・冷却した後の冷却風を排出する冷却風の排出口16が設けられ、後述するファン41により前記冷却風の流入口15から排出口16に至る冷却風を生じさせることにより、パッケージ10内に収容された機器等を冷却可能としている。
このパッケージ10の内部は、連通口14を備えた仕切板13によって仕切られており、この仕切板13と前記ボンネット11の内壁面とによって画成されたマフラ室10bが形成されている。
このマフラ室10bは、前記仕切板13に形成された連通口14を介してパッケージ10内の他の空間と連通すると共に、このマフラ室10b内に配置されるマフラ43に導入されるエンジン40の排気熱に耐え得るよう、耐熱構造に形成されていると共に、エンジン40の排気音が外部に漏出することを防止し得る防音構造を備えている。
図1に示す実施形態にあっては、断面において紙面左右方向を長さ方向とする略長方形のパッケージ10内を仕切板13で垂直方向に仕切り、図中左寄りの空間をマフラ室10bとし、図中右側に形成された空間10a(以下、「主室」という。)から区画している。
そして、主室10aを画成するボンネット11の側壁に冷却風の流入口15を形成すると共に、マフラ室10bを画成するボンネット11の側壁に冷却風の排出口16を設け、後述するファン41により発生された空気流により、冷却風の流入口15より主室10a内に導入された冷却風が、仕切板13に設けられた連通口14を介してマフラ室10bに至り、前記冷却風排出口16を介して機外に排出される、冷却風の流れが生じるように構成されている。
このように構成されたパッケージ10内の前記主室10aには、エンジン40、該エンジン40により駆動される圧縮機本体20、前記圧縮機本体20より圧縮された圧縮気体を冷却するインタクーラ51、アフタクーラ52、及び前記エンジンのクーラントを冷却するクーラントクーラ53等の冷却手段、その他、本発明のオイルフリー圧縮機を構成する主要な機器が収容されている。
このうち、前述のエンジン40は、圧縮機本体20の駆動源であると共に、図示の実施形態にあっては前記パッケージ10内を冷却する冷却風の発生手段であるファン41の駆動源としても機能する。
なお、冷却風の発生手段である前述のファン41は、図示の実施形態にあってはこのエンジン40によって圧縮機本体20と共に駆動するよう構成しているが、ファン41はエンジン40とは別個に設けられたモータ等により駆動しても良く、その構成は図示の例に限定されない。
また、図示の例では、ファン41としてプロペラ型のファンを使用しているが、冷却風を発生させることができるものであれば、シロッコファン等の遠心式のファンであっても良く、図示の実施形態に限定されない。
このように、本実施形態にあってはエンジン40により駆動されるプロペラファン41は、図1に示すように仕切板13に形成された連通口14内に配置され、この連通口14を介して主室10aからマフラ室10bに向かう冷却風の流れを生じさせることができるように構成されている。
従って、エンジン40を駆動することによりプロペラファン41が回転すると、主室10a内の空気がマフラ室10b内に導入され、負圧となった主室10a内に冷却風の流入口15を介して外気が導入されると共に、マフラ室10b内に導入された冷却風は、冷却風の排出口16を介して機外に排出され、冷却風の流入口15から冷却風の排出口16に至る、パッケージ10内全体を通過する冷却風の流れを生じさせることができるものとなっている。
このように、圧縮機本体20を駆動すると共に、冷却風を発生させるプロペラファン41を駆動する前述のエンジン40は、本実施形態において水冷式であり、エンジン40の冷却に使用したクーラントを配管を介してエンジン外に導出してクーラントクーラ53に導入して冷却した後、再度エンジン40内に導入し、エンジン40の冷却を行っている。
また、このエンジン40の排気管42は、前記仕切板13を貫通し図1中左側に延設されてその先端に設けられたマフラ43がマフラ室10b内に配置され、このマフラ43に設けられた排気口44をボンネット11を貫通して機外に突出させて、エンジン40の排気を機外に排出している。
前述のエンジン40により駆動される圧縮機本体20は、図示の実施形態にあっては、低圧段の圧縮機本体21と、この低圧段の圧縮機本体21の吐出口26に吸入口28が連通された高圧段の圧縮機本体27、エンジン40の回転を前記低圧段及び高圧段の圧縮機本体21,27のそれぞれに伝達する動力伝達機構30、前記低圧段及び高圧段の圧縮機本体21,27や動力伝達機構30等の各部に対して潤滑油を供給するオイルポンプ34等を備えており(図2参照)、これらにより構成される圧縮機本体20が前記エンジン40と共にパッケージ10内の前記主室10a内に収容されている。
なお、図示の実施形態にあっては高圧段、低圧段の二段の圧縮機本体21,27を設けることにより、低圧段の圧縮機本体21で圧縮された圧縮気体を高圧段の圧縮機本体27においてさらに圧縮して、高圧の圧縮気体を得ることができるように構成しているが、圧縮機本体20の構成は図示のように二段式のものに限定されず、単一の圧縮機本体により構成しても良く、また、例えば低圧段、中圧段、高圧段のように、二段以上の圧縮機本体を備えた構成とすることもでき、その構成は図示の例に限定されない。
このように3段の圧縮機本体を設ける場合には、低圧段の圧縮機本体の吐出口を中圧段の圧縮機本体の吸入口に、中圧段の圧縮機本体の吐出口を高圧段の圧縮機本体の吸入口にそれぞれ連通して、各段の圧縮機本体により順次被圧縮気体を圧縮するよう構成する。
なお、本明細書において、単に圧縮機本体20という場合には、各段毎に設けられた個々の圧縮機本体21,27を指すのではなく、これに動力伝達機構30やオイルポンプ34等を加えた全体構成を指し、また、この圧縮機本体20の吐出口とは、最終段の圧縮機本体の吐出口を指し、例えば前述の2段構成の圧縮機本体20にあっては、高圧段の圧縮機本体27の吐出口29を指す。
これらの低圧段、高圧段の圧縮機本体21,27に対するエンジン40の回転駆動力の入力は、前述の動力伝達機構30を介して行われる。
この動力伝達機構30は、エンジン40の出力を低圧段、高圧段の圧縮機本体21,27のそれぞれに伝達可能な構成であれば、既知の各種の動力伝達機構を採用可能であり、本実施形態にあってはこの動力伝達機構として歯車機構を採用すると共に、エンジン40の出力を増速して低圧段、高圧段の圧縮機本体21,27に入力することができる増速装置としている。
なお、この動力伝達機構30(増速装置)に、図2に示すようにオイルポンプ34を設け、このオイルポンプ34により動力伝達機構30のケーシング内、低圧段、高圧段の各圧縮機本体21,27の軸受部等に供給する潤滑油を循環可能に構成しても良い。
このようにして駆動される前述の低圧段、高圧段の圧縮機本体21,27は、いずれもシリンダ内にオス・メス一対のスクリュロータを収容し、スクリュロータが噛み合い回転することで気体を圧縮し、気体を圧縮する過程でシリンダ内に潤滑油を注入しないオイルフリースクリュ型の圧縮機本体より成る。
このうちの低圧段の圧縮機本体21は、高圧段の圧縮機本体27において所定の圧力まで圧縮される被圧縮気体を予備的に圧縮して、高圧段の圧縮機本体27に導入するためのもので、この低圧段の圧縮機本体21の吸入口22には、この吸入口22を開閉制御する吸入弁23が設けられていると共に、この吸入弁23を開閉制御するためのシリンダ24が設けられている。
前述の高圧段の圧縮機本体27は、低圧段の圧縮機本体21で予備的に圧縮され、インタクーラ51を介して冷却された後の圧縮気体をさらに圧縮して、目的とする所定圧力の圧縮気体を得るもので、高圧段の圧縮機本体27で圧縮して得られた高温、高圧の圧縮気体が、後述のアフタクーラ52により冷却され、その後サービスバルブ60等を介して接続された図示せざる空気作業機等に供給される。
なお、図2に示す例では、このうちの高圧段の圧縮機本体27のみに、これを冷却する冷却水等の冷却媒体の導入路を形成し、これにより高圧段の圧縮機本体27を冷却可能としているが、このような冷却機構を設けず、又は低圧段の圧縮機本体21にも同様の冷却機構を設けても良い。
前述のように高圧段の圧縮機本体27の吐出口29には、図示せざる空気作業機等が接続されるサービスバルブ60に至る吐出配管70が設けられ、この吐出配管70中に前述のアフタクーラ52が配置され、サービスバルブ60より冷却された圧縮気体を供給し得るように構成している。
また、前述の吐出配管70には、前述のアフタクーラ52の上流側において逆止弁71が設けられ、高圧段の圧縮機本体27からサービスバルブ60側に向かう圧縮気体の流れのみが生じるように構成すると共に、この逆止弁71を介することなく前記高圧段の圧縮機本体27の吐出口29に連通する放気管80、例えば、前記逆止弁71の上流側において前記吐出配管70を分岐して形成された放気管80を設け、この放気管80をサイレンサ81を介してマフラ室10b内で開口すると共に、この放気管80を開閉制御する放気弁82を設けている。
なお、図1及び図2に示す実施形態にあっては、低圧段の圧縮機本体21の吸入口22に設けられた吸入弁23を開閉制御するシリンダ24により、この放気弁82の開閉制御を可能とし、前述の逆止弁71とサービスバルブ60間における吐出配管70内の圧力を検知する圧力検知手段72を設け、この圧力検知手段72により検知された吐出配管70内の圧力が、設定されたアンロード開始圧力以上となったとき、前記シリンダ24が低圧段の圧縮機本体21の吸入口22を閉じると共に、放気管80を開放して、圧縮機本体20をアンロード運転に移行することができるように構成している。
一例として、このシリンダ24として例えばオイルポンプ34から供給された潤滑油の圧力で作動する油圧シリンダを採用し、この油圧シリンダ24の作動方向を切り替える図示せざる四方電磁弁を設けると共に、逆止弁71とサービスバルブ60間に設けた圧力検知手段(圧力センサ)72により吐出配管70内の圧力を検出し、この圧力が予め設定したアンロード開始圧力以上となったときに前記四方電磁弁に対して制御信号を出力して吸入弁23が吸入口22を閉塞すると共に放気弁82が放気管80を開放し、その後圧力信号が予め設定したフルロード開始圧力まで低下したときに四方電磁弁に制御信号を発信してこの四方電磁弁を切り替えて、吸入弁23が吸入口22を開放すると共に放気弁82が放気管80を閉塞するように構成する。
なお、図2において53はエンジンの冷却に使用されたクーラントを冷却するためのクーラントクーラ、54は、動力伝達機構30や低圧段、高圧段の圧縮機本体21,27の潤滑に使用された潤滑油を冷却するためのオイルクーラであり、図示の実施形態においてこれらの各冷却手段における冷却媒体として、前記インタクーラ51、アフタクーラ52と共通の管路より供給された冷却水を使用することにより、管路を一部共通させて装置構成の簡略化を図っている。
また、これらの各種の冷却手段を前述の主室10a内の前記冷却風の流入口15の形成位置に近接して設けることにより、パッケージ10内を冷却する前の比較的低温の冷却風をこれら冷却手段に当てることで、その冷却効率の向上を図っている。
マフラ室内の配置
前述のように、パッケージ10内を仕切板13で仕切ることにより形成されたマフラ室10bは、仕切板13に形成された連通口14を介して前述の主室10aに連通すると共に、このマフラ室10bを画成する部分のボンネット11壁面に形成された冷却風の排出口16を介して機外に連通している。また、このマフラ室10bを画成する壁面等には、マフラ43に導入されるエンジンの排気音の外部への漏出を遮断し、また、排気熱に耐え得るよう防音及び耐熱構造に構成されている。
このマフラ室10b内には、エンジン40の排気管42に取り付けられたマフラ43が配置されていると共に、高圧段の圧縮機本体27の吐出口29に連通された、前述の放気管80が延設され、この放気管80がサイレンサ81を介して開口している。
放気管80に設けられた前述のサイレンサ81は、マフラ室10b内のいずれの位置に配置しても良いが、好ましくはマフラ室10b内を流れる冷却風の流路中であって、前記マフラ43の配置に対して、冷却風の流れ方向における上流側に配置する。
冷却風の排出口16がボンネット11の側壁上端寄り、従って、仕切板13に形成された連通口14よりも高所に形成されている図示の実施形態にあっては、マフラ43をこのマフラ室10b内の上方寄りに配置すると共に、サイレンサ81をこのマフラ43の下方に配置して、冷却風の流路中における上流側にサイレンサ81を、下流側にマフラ43を配置している。
このように、放気管80に取り付けられたサイレンサ81をマフラ室10b内に配置することにより、放気弁82の開放時、放気管80を介して放出される圧縮気体の放気音がパッケージ10外に漏れ難いものとなる。
しかも、前述のようにマフラ室10b内は、エンジン40の排気熱に耐え得る耐熱構造を有するものとなっていることから、高圧段の圧縮機本体27により圧縮された高温の圧縮気体を、冷却することなくこのマフラ室10b内に放気した場合であっても、放気の熱により周辺の機器等が破損するおそれもないものとなっている。
特に、サイレンサ81をマフラ43の位置に対し、冷却風の流れ方向の上流側に配置する場合には、サイレンサ81を介して発せられた放気音が、マフラ43によって遮られて機外に漏出し難いものとなる。
従って、放気を冷却する構成や放気熱に対する断熱構造を設けることなく、アフタクーラ52通過前の圧縮気体をパッケージ10内で放出することが可能となり、放気の際の騒音発生を防止することができると共に、装置構成を簡略化することが可能となった。
エンジン駆動型オイルフリー圧縮機におけるパッケージ内の配置例を示す概略説明図。 エンジン駆動型オイルフリー圧縮機の回路構成を示す概略説明図。 従来のオイルフリー圧縮機のパッケージ内配置を示す概略説明図。
符号の説明
1 オイルフリー圧縮機
10 パッケージ
10a 主室
10b マフラ室
11 ボンネット
12 フレーム
13 仕切板
14 連通口
15 冷却風の流入口
16 冷却風の排出口
20 圧縮機本体
21 低圧段の圧縮機本体
22 吸入口(低圧段の圧縮機本体の)
23 吸入弁
24 シリンダ
25 フィルタ
26 吐出口(低圧段の圧縮機本体の)
27 高圧段の圧縮機本体
28 吸入口(高圧段の圧縮機本体の)
29 吐出口(高圧段の圧縮機本体の)
30 動力伝達機構(増速機構)
34 オイルポンプ
40 エンジン
41 ファン
42 排気管
43 マフラ
44 排気口
51 インタクーラ
52 アフタクーラ
53 クーラントクーラ
54 オイルクーラ
56 放風クーラ
60 サービスバルブ
70 吐出配管
71 逆止弁
72 圧力検知手段(圧力センサ)
80 放気管
80’ 分岐路
81 サイレンサ
82,82’ 放気弁

Claims (4)

  1. パッケージ内に、オイルフリー型の圧縮機本体と、前記圧縮機本体を駆動するエンジン、及び前記圧縮機本体の吐出口に連通するアフタクーラを収容したパッケージ型圧縮機において、
    仕切板により前記パッケージ内を区画して、該仕切板と前記パッケージの内壁面とによって画成された前記エンジンのマフラを収容するマフラ室を形成し、
    前記圧縮機本体の吐出口と前記アフタクーラ間に、前記吐出口側からアフタクーラ側への圧縮気体の流れを許容する逆止弁を設けると共に、該逆止弁の上流側において前記圧縮機本体の吐出口に連通し、且つ、放気弁により開閉される放気管を設け、該放気管を前記マフラ室内に延設し、さらに、該マフラ室内にサイレンサを介して前記放気管を開口したことを特徴とするエンジン駆動型オイルフリー圧縮機。
  2. 前記マフラ室を画成する前記パッケージの壁面に冷却風の排出口を設けると共に、前記仕切板に形成された連通口から前記冷却風の排出口に至る冷却風の流れを生じさせるファンを設け、
    前記マフラ室内における前記冷却風の流路中において、サイレンサを介して前記放気管を開口したことを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動型オイルフリー圧縮機。
  3. 前記ファンが、前記仕切板に形成された連通口内に配置されていると共に、前記エンジンにより駆動されることを特徴とする請求項2に記載のエンジン駆動型オイルフリー圧縮機。
  4. 前記サイレンサを、前記冷却風の流路中において前記マフラの上流側に配置したことを特徴とする請求項2又は3記載のエンジン駆動型オイルフリー圧縮機。
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