JP4293476B2 - 厚み圧下プレスとその使用方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スラブを搬送しながら圧下する厚みプレス装置とその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スラブの圧延には粗ミルが用いられている。圧延されるスラブは5m〜12mの短尺スラブで、所定の厚みにするため、粗ミルを複数台設けたり、スラブを前進、後進させて圧延をするリバース圧延を行っている。また圧下プレスが用いられることも考えられている。図12はクランクとコンロッドを用いた圧下プレスの一例を示す。スラブ1を挟んで上下に設けられた金型21にはコンロッド22を介してクランク23が接続され、金型21を上下に揺動して圧下する。スラブ1はピンチロール24と搬送テーブル25により搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
連続鋳造設備による長尺スラブが用いられるようになり、後続する圧延装置に連続的にスラブを搬送することが要望されている。粗ミルで粗圧延する場合、かみ込角限界(約17°)があり、1回の圧延での減厚代Δtは50mm程度である。スラブは連続しているため、リバース圧延はできず、所望の厚みにするためには粗ミルを複数台直列に設けるか、1台の場合は作業ロール径を大幅に大きくする必要がある。このような大径の粗ミルを製作することは設計上、コスト上困難であり、大径となると低速圧延となりロールの冷却が困難なためロール寿命が短くなる。またクランクとコンロッドを用いた圧下プレスは、圧下時もスラブを搬送するためにピンチロールで引き出すようにして搬送するためピンチロールに大きな負担がかかり、装置全体が大きくなり、振動やコスト面で問題が多い。
【0004】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、スラブを搬送しながら厚み圧下を行なう厚み圧下プレスとその使用方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、スラブを挟んで上下に設けられた金型と、各金型ごとに設けられ金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、前記スライダーに設けられる円孔とクランクはスラブ流れ方向に複数個一列に並んで設けられ、各クランクが圧下力を発生するように構成されている
請求項1の発明では、次の効果(1)、(2)が得られる。
(1)第2軸が回転すると第1軸は第2軸の軸心を中心にクランク動作を行い、嵌合した円孔により本体に上下、前後動を与える。これによりスライダーは金型を圧下し、かつ圧下中は金型に前進運動を与えることができるので、スラブは圧下されつつ前進(スラブ流れ方向)作用を受けるので連続的な圧下動作が可能になる。スラブの上下両方から金型で圧下するので、大きな圧下量を与えることができる。
(2)また、スラブ流れ方向(前進方向)に円孔とクランクを複数個一列に並べて配置することにより、金型を平行に保つことができる。また圧下荷重を複数に分散することができるので、個々のクランクの構造を簡単にすることができる。
【0006】
上記目的を達成するため、請求項2の発明では、スラブを挟んで上下に設けられた金型と、各金型ごとに設けられ金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、前記スライダーに設けられる円孔とクランクはスラブ流れ方向に複数個一列に並んで設けられ、一個のクランクで負荷モーメントを受け他のクランクは圧下力を発生するように構成されている。
請求項2の発明では、上記効果(1)と次の効果(3)が得られる。
(3)1個のクランクで負荷のアンバランスモーメントを受け、残りのクランクは圧下力のみ発生するようにすることにより、全体として能率のよいプレスができる。
【0007】
上記目的を達成するため、請求項3の発明では、スラブを挟んで上下に設けられた金型と、各金型ごとに設けられ金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、前記スラブはピンチロールまたはテーブルにより搬送されており、スライダーによる圧下時はスライダーの前進速度に合わせてスラブが搬送される。
請求項3の発明では、上記効果(1)と次の効果(4)が得られる。
(4)スライダーによる圧下時はスライダーの前進速度に合わせてスラブを搬送し、それ以外のときは適切な速度、例えば後続の装置に合わせた速度で搬送することにより、適切な圧下を行うとともに連続的に搬送することができる。
【0008】
上記目的を達成するため、請求項4の発明は、スラブを挟んで上下に設けられた金型と、各金型ごとに設けられ金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動される厚み圧下プレスの使用方法であって、厚み圧下期間と通常搬送速度期間からなる1サイクルにスラブが移動する距離Lが、金型のスラブ流れ方向の長さL1よりも長くならないように、スラブを前記スラブ流れ方向に搬送する。
請求項4の発明では、上記効果(1)と次の効果(5)が得られる。
(5)1サイクルに搬送されるスラブ1の移動距離Lは金型のスラブ流れ方向の長さL1よりも長くはないので、次のサイクルの圧下長さは前のサイクルで圧下した長さと多少ラップするようになる。これにより厚み圧下を確実に行うことができる。
【0009】
上記目的を達成するため、請求項5の発明では、スラブを挟んで上下いずれかに設けられた金型と、この金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置と、スラブを挟んで前記金型に対向して設けられスラブを支持する支持材とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、前記スライダーに設けられる円孔とクランクはスラブ流れ方向に複数個一列に並んで設けられ、各クランクが圧下力を発生するように構成されている。
請求項5の発明では、次の効果(6)と上記効果(2)が得られる。
(6)スラブの上下のいずれかに金型を設け、スラブを挟んで金型の対向側には支持材を設けて圧下されるスラブを支持する。請求項1〜4の発明に比べて圧下量は少なくなり、圧下中のスラブの前進運動に対し支持材との摩擦力が働くようになるが、構造が簡単になり、コストを低減することができる。
【0010】
上記目的を達成するため、請求項6の発明では、スラブを挟んで上下いずれかに設けられた金型と、この金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置と、スラブを挟んで前記金型に対向して設けられスラブを支持する支持材とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、前記スライダーに設けられる円孔とクランクはスラブ流れ方向に複数個一列に並んで設けられ、一個のクランクで負荷モーメントを受け他のクランクは圧下力を発生するように構成されている。
請求項6の発明では、上記効果(3)、(6)が得られる。
【0011】
上記目的を達成するため、請求項7の発明では、スラブを挟んで上下いずれかに設けられた金型と、この金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置と、スラブを挟んで前記金型に対向して設けられスラブを支持する支持材とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、前記スラブはピンチロールまたはテーブルにより搬送されており、スライダーによる圧下時はスライダーの前進速度に合わせてスラブが搬送される。
請求項7の発明では、上記効果(4)、(6)が得られる。
【0012】
上記目的を達成するため、請求項8の発明は、スラブを挟んで上下いずれかに設けられた金型と、この金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置と、スラブを挟んで前記金型に対向して設けられスラブを支持する支持材とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動される厚み圧下プレスの使用方法であって、厚み圧下期間と通常搬送速度期間からなる1サイクルにスラブが移動する距離Lが、金型のスラブ流れ方向の長さL1よりも長くならないように、スラブを前記スラブ流れ方向に搬送する。
請求項8の発明では、上記効果(5)、(6)が得られる。
【0013】
上記目的を達成するため、請求項9の発明では、スラブを挟んで上下いずれかに設けられた金型と、この金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置と、スラブを挟んで前記金型に対向して設けられスラブを支持する支持材とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、前記金型と、スラブに接触する前記支持材のうち前記金型のみを駆動して、前記金型と前記支持材との間でスラブを上下に挟んでスラブを圧下するように構成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は第1実施形態の厚み圧下プレスの構成を示す縦断面図であり、図2は図1のX−X断面図である。スラブ1を挟んで上下に金型2が設けられている。金型2の内部には冷却水を供給し冷却する。なお外部からも冷却水をかけるようにしてもよい。金型2はスライダー3に金型受け4を介して着脱可能に取付けられる。スライダー3は、本体5とクランク7よりなり、本体5にはスラブ流れ方向(前進方向)に1列に2個の円孔6がその軸方向をスラブ幅方向にして設けられている。クランク7は図2に示すように、円孔6に第1軸受8aを介して嵌合する第1軸7aと、この第1軸7aより小径で中心軸を互いにずらして両端に結合された第2軸7bより構成され、第2軸7bのの一方は図示しない回転駆動装置に接続されている。上下のスライダー3の第2軸7bは第2軸受8bを介して共通のフレーム9に支持されている。金型2の下流側にはピンチロール12が設けられスラブ1の搬送速度を制御している。ピンチロール12の入側または出側にはテーブルローラ13が設けられ、圧延材を搬送する。なお、図2において、Aは第1軸軸心、Bは第2軸軸心を表す。
【0018】
図3はスライダーの構造を示す図であり、図1、図2でスライダーを多少模式的に表示していたので、具体例を示したもので、スラブ1を挟んで上半分を示す。スラブ1を圧下する金型2は、金型受け4により本体5に取付けられている。本体5にはスラブ1の搬送方向に2個の円孔6が一列に設けられている。クランク7は第1軸7aとこの両側に設けられたより細い第2軸7bからなり、第1軸7aは第1軸受8aで軸支され、第2軸は第2軸受8bで軸支される。なお円孔6は第1軸受8aの内面を表している。Aが第1軸の軸心を示し、Bが第2軸の軸心を示し、Bを中心に回転する。
【0019】
次に動作について説明する。図4はスライダー3の1サイクルの動作を示し、図5はその1サイクル中のスラブ速度を示す。図6は1サイクルにおけるスライダー3とスラブ1の動作を示す。図4において、1サイクルはt1〜t2〜t3〜t4〜t1と移動し、t2を挟んでta〜tbの期間で圧下が行われる。図5において、スラブ1の搬送速度はピンチロール12により制御される。圧下中はスライダー3の前進速度に合わせてスラブ1を搬送し、それ以外では通常搬送速度とする。通常搬送速度としては、1サイクルのスラブ移動距離Lが図1に示す金型2の圧下長さL1より長くない距離となるようにし、さらに下流側の装置に適した速度が選ばれる。このような移動距離Lとすることにより、前のサイクルの圧下長さと次のサイクルの圧下長さとが多少ラップするようになり、適切な圧下が行われる。
【0020】
図6において、t1〜t4は図4、図5のt1〜t4に対応する。t1においてスライダー3は、上方に中間的に上がり、最も後方に移動した位置にある。t2においては、圧下状態を示し、前後方向には中間位置にある。t3においては、上方に中間的に上がり、前後方向には最も前進した位置にある。t4においては、最も上昇した位置にあり、前後方向には中間位置にある。スライダー3はこのように、t1〜t2〜t3の期間は矢印で示すように前進しており、圧下時のt2周辺で最大速度になる。故に圧下時、このスライダー3の速度に合わせてピンチロール12によりスラヴ1を搬送することにより、圧下時にも圧下に最適の速度で連続的に搬送することができる。
【0021】
次に第2実施形態を説明する。本実施形態はスライダーにアイバランスモーメントを吸収するバランサーを設けたものである。図7は第2実施形態の側面図で、上下対称な構造の上半分を示し、図8は図7のX−X断面図、図9は図7のY−Y断面図を示す。図7に示すように、スライダー3は1個の大きなクランク7で構成され、負荷によるアンバランスモーメントをクランク17を用いたバランサー14で吸収する構造となっている。
【0022】
図7、図8に示すように、スラブ1を挟んで金型2が設けられ、この金型2は金型受け4により本体5に着脱可能に取付けられている。クランク7は第1軸7aと、この両端に軸心をずらして第2軸7bが結合されている。第1軸7aは本体5に設けられた第1軸受8aで軸支され、第2軸7bは図1,2に示すフレーム9に設けた第2軸受8bで軸支される。Aが第1軸心を示し、Bが第2軸心を示す。一方の第2軸7bの先端にはギャーカップリング16が設けられ、図示しない駆動装置により第2軸7bを回転する。
【0023】
図7、図8に示すようにバランサー14は、クランク17を有し、クランク17は第1軸17aと、この両端に設けられ第1軸17aよりも小さな径の第2軸17bからなり、第1軸の軸心aと第2軸の軸心bは偏心している。第1軸7aは第1軸受8aにより軸支され、第1軸受8aは外周リング19により固定されている。第2軸7bは第2軸受8bにより軸支され、第2軸受8bは支持構造15に固定されている。支持構造15はボルトで本体5に取付けられている。一方の第2軸7bの先端にはギャーカップリング16が設けられ、図示しない駆動装置により駆動される。なおaは第1軸17aの軸心を示し、bは第2軸17bの軸心を示す。
【0024】
次に動作について説明する。スライダー3によるスラブ1の圧下動作は第1実施形態と同じである。しかしクランク7が上下それぞれ1個なので、スラブ1を圧下したときの反力によるアンバランスモーメントが発生する。バランサー14はこのアンバランスモーメントを打ち消すように働く。
【0025】
次に第3実施形態を説明する。図10は第3実施形態の厚み圧下プレスの構成を示す縦断面図であり、図11は図10のX−X断面図である。図1,2と同一記号は同一機能を有するものを表す。本実施形態はスラブ1を挟んで上下のいずれか一方は金型2とスライダー3を設けるが、スラブ1を挟んでこの金型2と対向する側には支持材10を設け、圧下は片側から行う。スライダー3による圧下動作と前後動作は図6に示した第1実施形態と同様に行われるが、圧下による厚み減少量は少なくなる。また圧下時の前進動作では、スラブ1と支持材10との間に発生する摩擦力により搬送に抵抗が生じるので、スライダー3の駆動装置やピンチロール12に負担がかかる。しかし構造は簡単になり、製作コストが低減する。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、金型とこれを圧下するとともに前後動するスライダーを設けることにより、スラブを圧下しながら搬送することができ、圧延作業を連続的に実施することができる。またクランクを複数設けることにより金型を平行に保つことができる。また圧下用のクランクとバランス用のクランクを設け金型を平行に保こともできる。金型の内部冷却や外部冷却も容易にでき、金型の寿命を長くすことができる。また1度の圧下で50mm以上の減厚も可能である。さらに装置全体をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成を示す図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】スライダーの具体的構造を示す図である。
【図4】スライダーの1サイクルの動作を示す図である。
【図5】スラブの1サイクルの移動速度を示す図である。
【図6】スライダーとスラブの1サイクルの動作を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態の構成を示す図である。
【図8】図7のX−X断面図である。
【図9】図7のY−Y断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態の構成を示す図である。
【図11】図10のX−X断面図である。
【図12】クランクとコンロットを用いた圧下プレスを示す。
【符号の説明】
1 スラブ
2 金型
3 スライダー
4 金型受け
5 本体
6 円孔
7 クランク
7a 第1軸
7b 第2軸
8 軸受
8a 第1軸受
8b 第2軸受
9 フレーム
10 支持材
12 ピンチロール
13 テーブルローラ
14 バランサー
15 支持構造
16 ギャーカップリング
17 クランク
17a 第1軸
17b 第2軸
18a 第1軸受
18b 第2軸受
19 外周リング

Claims (9)

  1. スラブを挟んで上下に設けられた金型と、各金型ごとに設けられ金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され
    前記スライダーに設けられる円孔とクランクはスラブ流れ方向に複数個一列に並んで設けられ、各クランクが圧下力を発生するように構成されていることを特徴とする厚み圧下プレス。
  2. スラブを挟んで上下に設けられた金型と、各金型ごとに設けられ金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、
    前記スライダーに設けられる円孔とクランクはスラブ流れ方向に複数個一列に並んで設けられ、一個のクランクで負荷モーメントを受け他のクランクは圧下力を発生するように構成されていることを特徴とする厚み圧下プレス。
  3. スラブを挟んで上下に設けられた金型と、各金型ごとに設けられ金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、
    前記スラブはピンチロールまたはテーブルにより搬送されており、スライダーによる圧下時はスライダーの前進速度に合わせてスラブが搬送されることを特徴とする厚み圧下プレス。
  4. スラブを挟んで上下に設けられた金型と、各金型ごとに設けられ金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動される厚み圧下プレスの使用方法であって、
    厚み圧下期間と通常搬送速度期間からなる1サイクルにスラブが移動する距離Lが、金型のスラブ流れ方向の長さL1よりも長くならないように、スラブを前記スラブ流れ方向に搬送する、ことを特徴とする厚み圧下プレスの使用方法。
  5. スラブを挟んで上下いずれかに設けられた金型と、この金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置と、スラブを挟んで前記金型に対向して設けられスラブを支持する支持材とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され
    前記スライダーに設けられる円孔とクランクはスラブ流れ方向に複数個一列に並んで設けられ、各クランクが圧下力を発生するように構成されていることを特徴とする厚み圧下プレス。
  6. スラブを挟んで上下いずれかに設けられた金型と、この金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置と、スラブを挟んで前記金型に対向して設けられスラブを支持する支持材とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、
    前記スライダーに設けられる円孔とクランクはスラブ流れ方向に複数個一列に並んで設けられ、一個のクランクで負荷モーメントを受け他のクランクは圧下力を発生するように構成されていることを特徴とする厚み圧下プレス。
  7. スラブを挟んで上下いずれかに設けられた金型と、この金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置と、スラブを挟んで前記金型に対向して設けられスラブを支持する支持材とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、
    前記スラブはピンチロールまたはテーブルにより搬送されており、スライダーによる圧下時はスライダーの前進速度に合わせてスラブが搬送されることを特徴とする厚み圧下プレス。
  8. スラブを挟んで上下いずれかに設けられた金型と、この金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置と、スラブを挟んで前記金型に対向して設けられスラブを支持する支持材とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動される厚み圧下プレスの使用方法であって、
    厚み圧下期間と通常搬送速度期間からなる1サイクルにスラブが移動する距離Lが、金型のスラブ流れ方向の長さL1よりも長くならないように、スラブを前記スラブ流れ方向に搬送する、ことを特徴とする厚み圧下プレスの使用方法。
  9. スラブを挟んで上下いずれかに設けられた金型と、この金型を上下および前後に揺動させるスライダーと、このスライダーを駆動する駆動装置と、スラブを挟んで前記金型に対向して設けられスラブを支持する支持材とを備え、前記スライダーは、スラブ幅方向に中心軸を有する円孔が設けられた本体と、この円孔に嵌合する第1軸とこの第1軸より小径の第2軸で第1軸と中心軸をずらして構成されたクランクとを有し、この第2軸が前記駆動装置で回転駆動され、
    前記金型と、スラブに接触する前記支持材のうち前記金型のみを駆動して、前記金型と前記支持材との間でスラブを上下に挟んでスラブを圧下するように構成されていることを特徴とする厚み圧下プレス。
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