JP4291684B2 - ウェハ取扱装置及びウェハ取扱方法 - Google Patents

ウェハ取扱装置及びウェハ取扱方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4291684B2
JP4291684B2 JP2003415997A JP2003415997A JP4291684B2 JP 4291684 B2 JP4291684 B2 JP 4291684B2 JP 2003415997 A JP2003415997 A JP 2003415997A JP 2003415997 A JP2003415997 A JP 2003415997A JP 4291684 B2 JP4291684 B2 JP 4291684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
carrier case
holding
held
wafers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003415997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005175341A (ja
Inventor
徳雄 前田
禎男 竹村
正志 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Kasei Co Ltd
Original Assignee
Toho Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toho Kasei Co Ltd filed Critical Toho Kasei Co Ltd
Priority to JP2003415997A priority Critical patent/JP4291684B2/ja
Publication of JP2005175341A publication Critical patent/JP2005175341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4291684B2 publication Critical patent/JP4291684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は、キャリアケースに収納された複数のウェハを分割して別のキャリアケースに移し替えたり、逆に、別々のキャリアケースに収納されていたウェハを1つのキャリアケースに収納したり、複数のウェハの位置決めを行ったりするなどの、ウェハの取り扱いを行う、ウェハ取扱装置及びウェハ取扱方法に関する。
従来、ウェハ移し替え装置は種々の構造のものが知られている。
例えば、図21に示すように、多数のウェハ101を収納したキャリアケース102をウェハ回転位置120に位置させて、キャリアケース102の底部開口102a内にウェハ回転駆動機構121を挿入して、キャリアケース102の溝で隣接するウェハ同士が接触しないように保持した状態ですべてのウェハ101をキャリアケース102内で回転させて、各ウェハ101のV字状の係合溝に係合突起を係合させて位置決めさせたのち、キャリアケース102を、上記ウェハ回転位置120からウェハ取り出し位置130まで横方向に移動させる。そして、ウェハ取り出し位置130で、キャリアケース102の底部開口内にコーム130を挿入してキャリアケース102内のウェハ101を支持し、キャリアケース102内からウェハ101を上方に取り出して、別のキャリアケース内に移し換えるように構成したものがある。
しかしながら、上記構造のものでは、キャリアケース102をウェハ回転位置120に位置させてウェハ101の回転位置決めを行ったのち、キャリアケース102をウェハ取り出し位置130まで横方向に移動させる必要があり、ウェハ取り出し位置130に隣接してウェハ回転位置120を配置する必要があり、横方向に大きなスペースが必要となるといった問題があった。
また、ウェハ101をキャリアケース102内で回転させるため、キャリアケース102に付着していたゴミがウェハ101に付着したり、ウェハ101がキャリアケース102に接触することによりゴミが発生し、発生したゴミがウェハ101に付着するといった問題もあった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、横方向に大きなスペースを必要とせず、かつ、キャリアケースによるウェハに対するゴミの発生や付着が防止できるウェハ取扱装置及びウェハ取扱方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、複数枚のウェハを保持可能でかつキャリアケース収納位置でキャリアケースの底部の穴を貫通して昇降可能なウェハ保持部を有して、上記キャリアケース内の上記ウェハを上記ウェハ保持部に保持させて、ウェハ保持位置とウェハ回転位置と上記キャリアケース収納位置との間で搬送可能なウェハ搬送装置と、
上記ウェハ保持位置に配置され、上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部により上記キャリアケースから取り出された上記ウェハを上記ウェハ保持位置で一枚置きに保持するウェハ保持部材と、
上記ウェハ回転位置に配置され、上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部により保持されて取り出された上記ウェハが通過可能な間隔に一対配置されるとともに、当該間隔内で上記ウェハを、隣接するウェハとは接触しないように位置保持可能でかつ上記間隔内に位置するウェハを回転させるウェハ回転駆動部材と、
上記ウェハ回転位置に配置され、上記ウェハ回転駆動部材で回転させられる上記ウェハの位置決め用溝に係合可能な係合部材とを備えるようにしたことを特徴とするウェハ取扱装置を提供する。
本発明の第2態様によれば、上記ウェハ回転位置と上記キャリアケース収納位置との間で上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上下方向周りに180度回転させて反転させる反転装置をさらに備えるようにした第1の態様に記載のウェハ取扱装置を提供する。
本発明の第3態様によれば、上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置で上記ウェハ保持部材により一枚置きに保持したのち、上記ウェハ保持部材に保持した上記ウェハを上記ウェハ搬送装置により搬送し、上記ウェハ回転位置で、上記ウェハ保持部に残ったウェハを上記ウェハ回転駆動部材により回転させつつ上記係合部材を上記ウェハの位置決め用溝に係合させて、上記ウェハ保持部に残ったすべてのウェハの位置決めを行ったのち、上記ウェハ搬送装置により搬送されて、上記キャリアケース収納位置で上記ウェハ保持部によりキャリアケース内に収納されるようにした第1又は2の態様に記載のウェハ取扱装置を提供する。
本発明の第4態様によれば、上記キャリアケース収納位置で上記キャリアケースから上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置で上記ウェハ保持部材により保持したのち、上記キャリアケース収納位置で上記キャリアケースとは別のキャリアケースから上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部によりウェハを保持し、上記ウェハ保持部により保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置まで移動させたのち、上記ウェハ保持部材により保持されていた上記ウェハを上記ウェハ保持部により保持して、上記ウェハ搬送装置により上記キャリアケース収納位置まで搬送して、上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記キャリアケース収納位置でキャリアケース内に収納するようにした第1又は2の態様に記載のウェハ取扱装置を提供する。
本発明の第5態様によれば、上記ウェハ回転駆動部材は、上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部により保持されて取り出された上記ウェハが通過可能な間隔に一対配置されるとともに、当該間隔内で上記ウェハを、隣接するウェハとは接触しないように位置保持可能で上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハの搬送を案内する一対のウェハ案内部材と、上記一対のウェハ案内部材間で案内されている上記ウェハを支持しかつ上記ウェハを一斉に同期して回転させるウェハ回転駆動部材とを備える第1〜4のいずれか1つの態様に記載のウェハ取扱装置を提供する。
本発明の第6態様によれば、上記ウェハ保持位置から順に下向きに上記ウェハ回転位置と上記キャリアケース収納位置とが配置されている第1〜5のいずれか1つの態様に記載のウェハ取扱装置を提供する。
本発明の第7態様によれば、複数枚のウェハを保持可能でかつキャリアケース収納位置でキャリアケースの底部の穴を貫通して昇降可能なウェハ保持部を有するウェハ搬送装置により前記複数枚のウエハを上昇させ、
ウェハ保持位置で、上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを一枚置きにウェハ保持部材で保持させ、
残りのウェハを上記ウェハ保持部で保持しつつ上記ウェハ搬送装置によりウェハ回転位置まで移動させて、隣接するウェハとは接触しないように位置保持しつつ支持して上記ウェハをウェハ回転駆動部材ですべて回転させ、
上記ウェハ回転駆動部材で回転させられる上記ウェハの位置決め用溝に係合部材を係合させて上記ウェハの位置決めを行い、
位置決めされた上記ウェハを上記ウェハ保持部でキャリアケース内に収納するようにしたことを特徴とするウェハ取扱方法を提供する。
本発明の第8態様によれば、上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置で上記ウェハ保持部材により一枚置きに保持したのち、
上記ウェハ保持部材に保持した上記ウェハを上記ウェハ搬送装置により搬送し、
上記ウェハ回転位置で、上記ウェハ保持部に残ったウェハを上記ウェハ回転駆動部材により回転させつつ上記係合部材を上記ウェハの位置決め用溝に係合させて、上記ウェハ保持部に残ったすべてのウェハの位置決めを行ったのち、
上記ウェハ搬送装置により搬送されて、上記キャリアケース収納位置で上記ウェハ保持部によりキャリアケース内に収納されるようにした第7の態様に記載のウェハ取扱方法を提供する。
本発明の第9態様によれば、上記キャリアケース収納位置で上記キャリアケースから上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置で上記ウェハ保持部材により保持したのち、
上記キャリアケース収納位置で上記キャリアケースとは別のキャリアケースから上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部によりウェハを保持し、
上記ウェハ保持部により保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置まで移動させたのち、
上記ウェハ保持部材により保持されていた上記ウェハを上記ウェハ保持部により保持して、上記ウェハ搬送装置により上記キャリアケース収納位置まで搬送して、
上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記キャリアケース収納位置でキャリアケース内に収納するようにした第7の態様に記載のウェハ取扱方法を提供する。
本発明によれば、キャリアケースをキャリアケース収納位置に位置させたのち、ウェハ搬送装置によりキャリアケース内のウェハを上昇させ、上昇したウェハ、又は、上昇したウェハのうちのウェハ保持部材で保持されなかった一部のウェハをウェハ回転駆動部材により回転させるとともに、係合部材を上記ウェハの位置決め用溝に係合させて位置決めし、その後、ウェハ搬送装置によりキャリアケース内に収納するようにしている。この結果、ウェハの回転と取り出しを同じ位置で行うことができて、横方向に大きなスペースを設ける必要がなく、かつ、キャリアケース内でウェハを回転させるものではないため、キャリアケースに付着していたゴミがウェハに付着したり、ウェハがキャリアケースに接触することによりゴミが発生し、発生したゴミがウェハに付着するといった問題も防止することができる。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の一実施形態にかかるウェハ取扱装置は、ウェハ取扱方法を実施するための装置であって、図1〜図9に示すように、多数のウェハ1、たとえば、25枚のウェハ1を収納可能なキャリアケース2に収納されたすべてのウェハ1を上下方向沿いのコーム移動経路沿いにキャリアケース2から取り出し可能なウェハ搬送装置(以下、「コーム」と称する。)3と、コーム移動経路沿いに配置されかつ上記コーム3により取り出されたウェハ1を一枚置きに保持する一対のウェハ保持体4と、上記コーム3のウェハ保持部3bにより保持されて取り出された上記ウェハ1が通過可能な間隔に一対配置されるとともに、当該間隔内で上記ウェハ1を、隣接するウェハ1とは接触しないように位置保持可能でかつ上記間隔内に位置するウェハ1を回転させるウェハ回転駆動部材5,7,8と、上記ウェハ1の位置決め用溝としてのVノッチ1aに係合可能な係合部材9とを備えている。
上記ウェハ搬送装置3は、図1〜図5に示されるように、所定間隔を保持して隣接ウェハ間での接触を防止した状態で上記多数のウェハ1を保持可能な溝3aを有するウェハ保持部3bと、ウェハ保持部3bをコーム移動経路沿いに昇降させるコーム駆動装置とより構成されている。コーム駆動装置は、一例として、ステッピングモータなどのコーム昇降用モータ3cと、コーム昇降用モータ3cの回転軸に連結されたボールネジ3dと、ボールネジ3dに螺合したナット部材3eと、ナット部材3eに連結されたスライド部材3fと、スライド部材3fの直線的な昇降を案内するLMガイド3gと、スライド部材3fに回転可能に支持されて上端にウェハ保持部3bを固定した支持軸3hと、スライド部材3fに固定されて支持軸3hの反転回転を案内する案内筒部材3iと、スライド部材3fに固定されて支持軸3hをウェハ保持部3bとともに180度回転させるステッピングモータなどの反転用モータ3jとより大略構成している。よって、コーム昇降用モータ3cの正逆回転により、ボールネジ3dが正逆回転し、ナット部材3eがスライド部材3fとともにLMガイド3gの案内により直線的に昇降し、スライド部材3fに固定された支持軸3hにより支持されたウェハ保持部3bが昇降して、ウェハ保持部3bに保持されたウェハ1が、コーム上端位置(ウェハ保持準備位置として機能する位置)Aとウェハ保持位置Bとウェハ回転位置Cとウェハ反転位置Dと上記キャリアケース収納位置Eとにそれぞれ位置可能として、これらの位置の間でウェハ1の搬送が可能となっている。また、ウェハ回転位置Cにおいて反転用モータ3jを駆動することにより、案内筒部材3iの案内で支持軸3hが180度回転してウェハ保持部3bに保持されたウェハ1の表裏を反転させることができる。
なお、キャリアケース収納位置Eでは、ウェハ保持部3bがキャリアケース2の底部2aの穴(図21のキャリアケース102の底部開口102aと同様な穴)を貫通して上昇することにより、ウェハ保持部3bにキャリアケース2のウェハ1を保持可能としているとともに、逆に、ウェハ保持部3bがキャリアケース2の底部2aの穴を貫通して下降することにより、ウェハ保持部3bに支持されたウェハ1をキャリアケース2内に保持可能としている。
上記一対のウェハ保持体4は、図6〜図9に示されるように、それぞれ、横方向、言い換えれば、ウェハ厚み方向に延在した回転軸4cの中間部に、ウェハ1の下部を挿入して支持可能なウェハ保持溝4aを有する櫛歯付の板状のウェハ保持部4bを備えている。一対の回転軸4cはそれぞれ回転自在に一対のウェハ取扱装置支持枠20に支持されている。一対の回転軸4cの各一端にはブラケット4hの基端が固定され、そのブラケット4hの先端には駆動力伝達軸4iが回転可能に連結されている。一対の駆動力伝達軸4iは、一方のウェハ取扱装置支持枠20の上部中間部で、図7の実線と二点鎖線とで示されるように、昇降可能に配置された大略横H字状の駆動体4gの両側の溝4j内にそれぞれ移動可能に係合されている。駆動体4gは、その中央部においてウェハ保持体駆動装置の一例として機能しかつ一方のウェハ取扱装置支持枠20に固定されたウェハ保持体駆動用モータ4fの駆動軸に歯車機構を介して連結されて昇降可能としている。よって、ウェハ保持体駆動用モータ4fの正逆回転駆動により、歯車機構を介して駆動体4gが昇降する。すると、一対の駆動力伝達軸4iが回転軸4cの軸芯周りに回動して駆動体4gの両側の溝4j内にそれぞれ移動可能に係合された一対の駆動力伝達軸4iが溝4j内で移動しつつ同期して昇降され、一対の駆動力伝達軸4iにそれぞれ連結された一対のブラケット4hが互いに反対方向に一対の回転軸4cの軸心回りに所定角度正逆回動して、一対の回転軸4cを同期して正逆回転させる。この結果、一対の回転軸4cに固定されたウェハ保持部4bが、それぞれ、横方向沿いのウェハ支持可能位置(図9の実線位置)と、上下方向沿いの退避位置(図9の二点鎖線位置)とに位置する。ウェハ支持可能位置では、それぞれのウェハ保持部4bのそれぞれのウェハ保持溝4a内にウェハ1を保持可能とする一方、退避位置では、コーム3がコーム移動経路沿いに移動されてもウェハ1にウェハ保持部4bが接触しないようになっている。なお、4eは回転軸4cに固定されたウェハ保持部位置検出板、4dはウェハ保持部位置検出板4eの切欠などを検出して、ウェハ保持部4bがウェハ支持可能位置と退避位置のいずれかに位置しているかを検出する光センサなどのウェハ保持部位置検出装置である。
上記ウェハ回転駆動部材5,7,8は、一対のウェハ案内部材5と、1つのウェハ回転駆動部材7と、1つのアイドラ8とより構成されている。
一対のウェハ案内部材5は、図6〜図9に示されるように、コーム移動経路沿いのウェハ回転位置Cにウェハ1が位置したときにウェハ1の中間部の大略両側に位置するように一対のウェハ取扱装置支持枠20に回転自在に配置され、かつ、コーム3に支持されたウェハ1を通過可能に案内しかつ隣接するウェハ1間での接触を防止するウェハ案内用溝5a付きのガイドローラ5bより構成されている。詳しくは、円柱状ガイドローラ5bの外周面に、ウェハ1を挿入可能なウェハ案内用溝5aを有し、円柱状ガイドローラ5bが固定された回転軸5cが一対のウェハ取扱装置支持枠20に対して回転自在に支持されている。
アイドラ8は、図6〜図9に示されるように、一対のウェハ取扱装置支持枠20に対して回転自在に支持された駆動軸6に上端が固定されて駆動軸6と一体的に回動可能な一対の回転駆動用ブラケット13のそれぞれの下端に回転自在に支持されているとともに、ウェハ回転駆動部材7は、一対の回転駆動用ブラケット13のそれぞれの中間部に回転自在に支持されている。
アイドラ8は、円柱状ガイドローラ8bの外周面にウェハ案内用溝8aを有し、円柱状ガイドローラ8bが固定された回転軸8cが一対の回転駆動用ブラケット13に対して回転自在に支持されている。
ウェハ回転駆動部材7は、図6〜図9に示されるように、円柱状駆動ローラ7bが固定された回転軸7cが一対の回転駆動用ブラケット13に対して回転自在に支持されているとともに、回転軸7cの一方端側が延在して、一方のウェハ取扱装置支持枠20の湾曲した案内溝20aに対して回転自在かつ移動可能に挿入されているとともに、回転軸7cのその一端がウェハ回転駆動部材回転用駆動装置の一例として機能し、かつ検出板用ブラケット6gとモータプレート7hとを接合する取付けバー6hによって固定されたウェハ回転駆動部材回転用駆動モータ7fに連結されている。よって、ウェハ回転駆動部材回転用駆動モータ7fの正逆回転により、回転軸7cがその軸芯回りに正逆回動されて、円柱状駆動ローラ7bが正逆回転して、円柱状駆動ローラ7bに接触する多数のウェハ1が一斉に同期して正逆回転駆動されるようになっている。
一対の回転駆動用ブラケット13のそれぞれの上端である基端が固定された駆動軸6は、上記したように、一対のウェハ取扱装置支持枠20に対して回転自在に支持され、一方のウェハ取扱装置支持枠20に固定され、かつ、回転駆動用ブラケット回動駆動装置の一例として機能する回転駆動用ブラケット回動駆動モータ6fに連結されて、回転駆動用ブラケット回動駆動モータ6fの正逆回転により、駆動軸6がその軸芯回りに正逆回動されて、一対の回転駆動用ブラケット13を介して、ウェハ回転駆動部材7とアイドラ8とをウェハ1に接触可能なウェハ接触可能位置と退避位置との間で回動可能としている。このとき、回転軸7cが一対のウェハ取扱装置支持枠20の湾曲した案内溝20a内を摺動するようになっている。ウェハ接触可能位置では、ウェハ回転駆動部材7とアイドラ8とがウェハ1に接触可能とする一方、退避位置では、コーム3がコーム移動経路沿いに移動されてもウェハ1にウェハ回転駆動部材7とアイドラ8とが接触しないようになっている。
なお、6gは駆動軸6に基端が固定されかつ中間部に回転軸7cが回転自在に嵌合された検出板用ブラケット、7eは検出板用ブラケット6gの先端に固定された検出板、7dは検出板7eの切欠などを検出して、ウェハ回転駆動部材7とアイドラ8とがウェハ接触可能位置と退避位置のいずれかに位置しているかを検出する光センサなどの位置検出装置である。
ウェハ回転角度調整駆動部材11は、円柱状回転駆動ローラ11bが固定された回転軸11cが一対の角度調整用ブラケット11hに対して回転自在に支持されているとともに、回転軸11cの一方端側が延在して、一方のウェハ取扱装置支持枠20の湾曲した案内溝20bに対して回転自在に移動可能に支持されているとともに、回転軸11cのその一端がウェハ回転角度調整駆動部材用駆動装置の一例として機能しかつ一方のウェハ取扱装置支持枠20に固定されたステッピングモータなどのウェハ回転角度調整駆動部材用駆動モータ11fに連結されている。よって、ウェハ回転角度調整駆動部材用駆動モータ11fの正逆回転により、回転軸11cがその軸芯回りに正逆回動されて、円柱状駆動ローラ11bが正逆回転して、円柱状駆動ローラ11bに接触する多数のウェハ1が一斉に同期して正逆回転駆動されるようになっている。
一対の角度調整用ブラケット11hのそれぞれの上端である基端が固定された駆動軸10は、上記したように、一対のウェハ取扱装置支持枠20に対して回転自在に支持され、一方のウェハ取扱装置支持枠20に固定され、かつ、角度調整用ブラケット回動駆動装置の一例として機能する角度調整用ブラケット回動駆動モータ10fに連結されて、角度調整用ブラケット回動駆動モータ10fの正逆回転により、駆動軸10がその軸芯回りに正逆回動されて、一対の角度調整用ブラケット11hを介して、ウェハ回転角度調整駆動部材11をウェハ1に接触可能なウェハ接触可能位置と退避位置との間で回動可能としている。このとき、回転軸11cが一対のウェハ取扱装置支持枠20の湾曲した案内溝20b内を摺動するようになっている。ウェハ接触可能位置では、ウェハ回転角度調整駆動部材11がウェハ1に接触可能とする一方、退避位置では、コーム3がコーム移動経路沿いに移動されてもウェハ1にウェハ回転角度調整駆動部材11が接触しないようになっている。
なお、14は駆動軸10に基端が固定されかつ中間部に回転軸11cが回転自在に嵌合された検出板用ブラケット、11eは検出板用ブラケット14の先端に固定された検出板、11dは検出板11eの切欠などを検出して、ウェハ回転角度調整駆動部材11がウェハ接触可能位置と退避位置のいずれかに位置しているかを検出する光センサなどの位置検出装置である。
係合部材9は、細い円柱状係合軸9cが一対の係合用ブラケット9hに対して回転自在に支持されているとともに、一対の係合用ブラケット9hの基端が固定された回転軸12が一対のウェハ取扱装置支持枠20に対して回転自在に支持され、回転軸12の一方端側が延在して、係合部材用駆動装置の一例として機能しかつ一方のウェハ取扱装置支持枠20に固定された係合部材用駆動モータ12fに連結されて、構成されている。よって、係合部材用駆動モータ12fの正逆回転により、回転軸12がその軸芯回りに正逆回動されて、一対の係合用ブラケット9hがウェハ接触可能位置と退避位置との間で回動するようになっている。ウェハ接触可能位置では、係合軸9cがウェハ1に接触可能としてウェハ1の位置決め用溝としてのVノッチ1aに係合可能とする一方、退避位置では、コーム3がコーム移動経路沿いに移動されてもウェハ1に係合軸9cが接触しないようになっている。
なお、コーム3が、コーム上端位置Aとウェハ保持位置Bとウェハ回転位置Cとウェハ反転位置Dと上記キャリアケース収納位置Eにそれぞれ位置するとき、図示しないセンサにより、それぞれの位置を検出するようにして、図示しないセンサからの検出信号が制御装置に入力されるようにしている。この制御装置は、上記したすべてのモータなどの駆動装置を駆動制御するものである。
上記構成によれば、以下の様々な動作(1)〜(4)を行うことができる。
(1)一方向に表面が並んだ状態(通常状態)のウェハ1を、隣接するウェハ1の表面同士が互いに対向するフェイス・ツー・フェイス状態のウェハ1としてキャリアケース2内に収納する動作について説明する。
まず、ステップS1では、ウェハ1が収納保持されたキャリアケース2をキャリアケース収納位置Eにセットする。
次いで、ステップS2では、コーム昇降用モータ3cの駆動により、コーム3のウェハ保持部3bで、キャリアケース2内からウェハ1のみを支持して、一対のウェハ保持体4の一対のウェハ保持部4b間を通過して一対のウェハ保持部4bよりも上方のコーム上端位置Aまで上昇させる(図10及び図11参照)。このとき、図10及び図11に示されるように、一対のウェハ保持部4bと、ウェハ回転駆動部材7とアイドラ8と、ウェハ回転角度調整駆動部材11と、係合部材9とが、上昇するウェハ1に接触しないように退避位置にそれぞれ位置している。キャリアケース2はキャリアケース収納位置Eに残される。
次いで、ステップS3では、ウェハ保持体駆動用モータ4fを駆動して一対のウェハ保持部4bをウェハ接触可能位置にそれぞれ位置させたのち、コーム3のウェハ保持部3bをコーム昇降用モータ3cの駆動により、ウェハ保持位置B及びウェハ回転位置Cを通過して、さらに下方のウェハ反転位置Dまで下降させる。このとき、1つ置きのウェハ(例えば、端から奇数枚目のウェハ。以下、奇数枚目のウェハ」と称する。)、すなわち、1,3,5,…枚目のウェハ1が一対のウェハ保持部4bにより支持され、残りの1つ置きのウェハ(例えば、端から偶数枚目のウェハ。以下、「偶数枚目のウェハ」と称する。)、すなわち、2,4,6,…枚目のウェハ1はコーム3のウェハ保持部3bとともに、さらに下方のウェハ反転位置Dまで下降する。このとき、一対のウェハ保持部4bにより支持されているウェハ1のうち隣接するウェハ1同士は、一対のウェハ案内部材5により、互いに接触しないように一定間隔で案内保持されている。
次いで、ステップS4では、反転用モータ3jの駆動により、ウェハ反転位置Dで偶数枚目のウェハ1を支持したコーム3のウェハ保持部3bを180度回転させる。
次いで、ステップS5では、コーム昇降用モータ3cの駆動により、コーム3のウェハ保持部3bをウェハ反転位置Dからウェハ保持位置Bまで上昇させて、180度回転させられて反転した、偶数枚目のウェハ1をウェハ保持位置B近傍まで持ち上げたとき、ウェハ保持体駆動用モータ4fの駆動により一対のウェハ保持部4bをウェハ接触可能位置から退避位置までそれぞれ回動させて、一対のウェハ保持部4bに支持されていた奇数枚目のウェハ1を、コーム3でのウェハ保持部3bに支持させる。この結果、コーム3のウェハ保持部3bに支持されていた偶数枚目のウェハ1の隙間に、一対のウェハ保持部4bに支持されていた奇数枚目のウェハ1がそれぞれ入り込み、かつ、偶数枚目のウェハ1の表面と奇数枚目のウェハ1の表面とが互いに対向するようになる。これで、いわゆる、フェイス・ツー・フェイス状態となる。
次いで、ステップS6では、フェイス・ツー・フェイス状態のウェハ1を支持するコーム3のウェハ保持部3bをキャリアケース収納位置Eまで、コーム昇降用モータ3cの駆動により下降させて、フェイス・ツー・フェイス状態のウェハ1をキャリアケース2内に収納する。この後は、フェイス・ツー・フェイス状態のウェハ1が収納されたキャリアケース2を所定の工程まで搬送して所定の処理が行われる。
なお、フェイス・ツー・フェイス状態のウェハ1により上記動作を行えば、フェイス・ツー・フェイス状態のウェハ1を元の通常状態のウェハ1に戻すことができる。
(2)次に、25枚のウェハ1が、13枚のウェハ1と12枚のウェハ1とに分割されてそれぞれ別々のキャリアケース2内に収納する動作について説明する。
まず、ステップS11では、25枚のウェハ1が収納保持されたキャリアケース2をキャリアケース収納位置Eにセットする。
次いで、ステップS12では、コーム3のウェハ保持部3bで、キャリアケース2内から25枚のウェハ1のすべてを支持して、コーム昇降用モータ3cの駆動により、キャリアケース収納位置Eから一対のウェハ保持部4b間を通過して一対のウェハ保持部4bよりも上方のコーム上端位置Aまで上昇させる(図10及び図11参照)。このとき、図10及び図11に示されるように、一対のウェハ保持部4bと、ウェハ回転駆動部材7とアイドラ8と、ウェハ回転角度調整駆動部材11と、係合部材9とが、上昇するウェハ1に接触しないように退避位置にそれぞれ位置している。また、一対のウェハ保持部4bにより支持されているウェハ1のうち隣接するウェハ1同士は、一対のウェハ案内部材5により、互いに接触しないように一定間隔で案内保持されている。キャリアケース2はキャリアケース収納位置Eに残される。
次いで、ステップS13では、ウェハ保持体駆動用モータ4fを駆動して一対のウェハ保持部4bをウェハ接触可能位置にそれぞれ位置させたのち、コーム3のウェハ保持部3bをコーム昇降用モータ3cの駆動により、キャリアケース収納位置Eまで下降させる。このとき、1つ置きのウェハ(例えば、端から奇数枚目のウェハ。以下、奇数枚目のウェハ」と称する。)、すなわち、1,3,5,…,23,25枚目のウェハ(合計13枚のウェハ)1が一対のウェハ保持部4bにより支持され、残りの1つ置きのウェハ(例えば、端から偶数枚目のウェハ。以下、「偶数枚目のウェハ」と称する。)、すなわち、2,4,6,…,22,24枚目のウェハ(合計12枚のウェハ)13のウェハ保持部3bとともにキャリアケース収納位置Eまで下降して、キャリアケース2内に再び収納される。
次いで、ステップS14では、偶数枚目のウェハ1が収納されたキャリアケース2をキャリアケース収納位置Eから搬出して、新たな空のキャリアケース2をキャリアケース収納位置Eにセットする。
次いで、ステップS15では、コーム昇降用モータ3cの駆動により、コーム3のウェハ保持部3bをキャリアケース収納位置Eから上昇させて一対のウェハ保持部4b近傍まで持ち上げるとともに、ウェハ保持位置B近傍まで持ち上げたとき、ウェハ保持体駆動用モータ4fの駆動により一対のウェハ保持部4bをウェハ接触可能位置から退避位置までそれぞれ回動させて、一対のウェハ保持部4bに支持されていた奇数枚目のウェハ1を、コーム3でのウェハ保持部3bに支持させる。
次いで、ステップS16では、コーム昇降用モータ3cの駆動により、奇数枚目のウェハ1をコーム3のウェハ保持部3bでキャリアケース収納位置Eまで下降させて、当該ウェハ1をキャリアケース2内に収納する。
この結果、25枚のウェハ1が、13枚のウェハ1と12枚のウェハ1とに分割されてそれぞれ別々のキャリアケース2内に収納することができる。
(3)次に、13枚のウェハ1と12枚のウェハ1とに分割されてそれぞれ別々のキャリアケース2内に収納されていたウェハ1を合わせて1つのキャリアケース2内に収納する動作について説明する。
まず、ステップS21では、13枚のウェハ1が収納保持されたキャリアケース2をキャリアケース収納位置Eにセットする。
次いで、ステップS22では、コーム3のウェハ保持部3bで、キャリアケース2内から13枚のウェハ1を支持して、コーム昇降用モータ3cの駆動により、キャリアケース収納位置Eから一対のウェハ保持部4b間を通過して一対のウェハ保持部4bよりも上方のコーム上端位置Aまで上昇させる(図10及び図11参照)。このとき、図10及び図11に示されるように、一対のウェハ保持部4bと、ウェハ回転駆動部材7とアイドラ8と、ウェハ回転角度調整駆動部材11と、係合部材9とが、上昇するウェハ1に接触しないように退避位置にそれぞれ位置している。キャリアケース2はキャリアケース収納位置Eに残される。
次いで、ステップS23では、ウェハ保持体駆動用モータ4fを駆動して一対のウェハ保持部4bをウェハ接触可能位置にそれぞれ位置させたのち、コーム3のウェハ保持部3bをコーム昇降用モータ3cの駆動により、コーム3のウェハ保持部3bをキャリアケース収納位置Eまで下降させる。このとき、一対のウェハ保持部4bにより、13枚のウェハ、言い換えれば、奇数枚目のウェハ1がすべて支持され、空のコーム3のウェハ保持部3bがキャリアケース収納位置Eまで下降する。このとき、一対のウェハ保持部4bにより支持されているウェハ1のうち隣接するウェハ1同士は、一対のウェハ案内部材5により、互いに接触しないように一定間隔で案内保持されている。
次いで、ステップS24では、空のキャリアケース2をキャリアケース収納位置Eから搬出して、12枚のウェハ1が収納された新たなキャリアケース2をキャリアケース収納位置Eにセットする。
次いで、ステップS25では、コーム3のウェハ保持部3bで、キャリアケース2内から12枚のウェハ1のすべてを支持して、コーム昇降用モータ3cの駆動により、キャリアケース収納位置Eから上昇させて一対のウェハ保持部4b近傍まで持ち上げるとともに、ウェハ保持位置B近傍まで持ち上げたとき、ウェハ保持体駆動用モータ4fの駆動により一対のウェハ保持部4bをウェハ接触可能位置から退避位置までそれぞれ回動させて、一対のウェハ保持部4bに支持されていた13枚のウェハ、言い換えれば、奇数枚目のウェハ1を、コーム3のウェハ保持部3bに支持させる。すなわち、一対のウェハ保持部4bに支持されていた、奇数枚目のウェハ1を、コーム3のウェハ保持部3bに支持されていた12枚のウェハ、言い換えれば、偶数枚目のウェハ1の隙間にそれぞれ入り込ませて、コーム3のウェハ保持部3bで支持する。この結果、コーム3のウェハ保持部3bには25枚のウェハ1が支持されることになる。
次いで、ステップS26では、コーム昇降用モータ3cの駆動により、25枚のウェハ1をコーム3のウェハ保持部3bでキャリアケース収納位置Eまで下降させて、当該ウェハ1をキャリアケース2内に収納する。
この結果、13枚のウェハ1と12枚のウェハ1とに分割されてそれぞれ別々のキャリアケース2内に収納されていたウェハ1を合わせて1つのキャリアケース2内に収納することができる。
(4)すべてのウェハ1のVノッチ1aを合わせる動作について説明する。
まず、ステップS31では、所定枚数のウェハ1が収納保持されたキャリアケース2をキャリアケース収納位置Eにセットする。
次いで、ステップS32では、コーム3のウェハ保持部3bで、キャリアケース2内から25枚のウェハ1のすべてを支持して、コーム昇降用モータ3cの駆動により、キャリアケース収納位置Eから一対のウェハ保持部4b間を通過して一対のウェハ保持部4bよりも上方のコーム上端位置Aまで上昇させる(図10及び図11参照)。このとき、図10及び図11に示されるように、一対のウェハ保持部4bと、ウェハ回転駆動部材7とアイドラ8と、ウェハ回転角度調整駆動部材11と、係合部材9とが、上昇するウェハ1に接触しないように退避位置にそれぞれ位置している。キャリアケース2はキャリアケース収納位置Eに残される。
次いで、ステップS33では、図12及び図13に示されるように、一対のウェハ保持部4bは退避位置に位置したままで、回転駆動用ブラケット回動駆動モータ6fを駆動して一対の回転駆動用ブラケット13を介してウェハ回転駆動部材7の円柱状駆動ローラ7bとアイドラ8の円柱状ガイドローラ8bとをウェハ1に接触可能なウェハ接触可能位置に位置させ、角度調整用ブラケット回動駆動モータ10fを駆動して一対の角度調整用ブラケット11hを介してウェハ回転角度調整駆動部材11の円柱状回転駆動ローラ11bをウェハ1に接触可能なウェハ接触可能位置に位置させるとともに、係合部材用駆動モータ12fを駆動して一対の係合用ブラケット9hを介して係合部材9の係合軸9cをウェハ1に接触可能なウェハ接触可能位置に位置させる。
次いで、ステップS34では、コーム昇降用モータ3cの駆動により、コーム3のウェハ保持部3bをウェハ保持位置Bを通過してウェハ回転位置Cまで下降させて、ウェハ保持部3bに支持されたウェハ1を、ウェハ回転駆動部材7の円柱状駆動ローラ7bとアイドラ8の円柱状ガイドローラ8bとウェハ回転角度調整駆動部材11の円柱状回転駆動ローラ11bとで支持させたのち、コーム昇降用モータ3cの駆動によりコーム3のウェハ保持部3bをさらに下方まで下降させて、ウェハ1をウェハ保持部3bから取り出す。このとき、一対のウェハ保持部4bにより支持されているウェハ1のうち隣接するウェハ1同士は、一対のウェハ案内部材5により、互いに接触しないように一定間隔で案内保持されている。コーム3のウェハ保持部3bは、ウェハ回転位置Cの下方の任意の位置で待機すればよく、ウェハ反転位置Dやキャリアケース収納位置Eまで下降してもよい。
次いで、ステップS35では、ウェハ回転駆動部材7の円柱状駆動ローラ7bがウェハ回転駆動部材回転用駆動モータ7fにより回転駆動されて、ウェハ回転駆動部材7の円柱状駆動ローラ7bとアイドラ8の円柱状ガイドローラ8bとウェハ回転角度調整駆動部材11の円柱状回転駆動ローラ11bとで支持されたすべてのウェハ1が一斉に同一方向に回転を開始し、それぞれのウェハ1のVノッチ1aが係合軸9cに係合すると、当該係合したウェハ1は回転が停止される。このようにして、すべてのウェハ1のVノッチ1aが係合軸9cに係合して回転を停止するまで、円柱状駆動ローラ7bがウェハ回転駆動部材回転用駆動モータ7fにより回転駆動され、係合していないウェハ1は係合するまで回転し続ける。
次いで、ステップS36では、角度調整用ブラケット回動駆動モータ10fをさらに駆動して一対の角度調整用ブラケット11hを介してウェハ回転角度調整駆動部材11の円柱状回転駆動ローラ11bをさらにウェハ1に押し付けることにより、それぞれのウェハ1のノッチ1aに係合した係合軸9cをノッチ1aから抜け出させるように、図12及び図13の左上向きにすべてのウェハ1を移動させる。
次いで、ステップS37では、ウェハ回転角度調整駆動部材11の円柱状回転駆動ローラ11bをウェハ回転角度調整駆動部材用駆動モータ11fにより回転させて、ノッチ1aの位置が揃ったウェハ1を所定角度だけ一斉に回転させて、Vノッチ1aが揃ったすべてのウェハ1を所定角度まで回転させたのち、円柱状回転駆動ローラ11bの回転を停止させる。
次いで、ステップS38では、コーム3のウェハ保持部3bを待機していた位置から上昇させてウェハ回転位置Cに位置させたのち、回転駆動用ブラケット回動駆動モータ6fを駆動して一対の回転駆動用ブラケット13を介してウェハ回転駆動部材7の円柱状駆動ローラ7bとアイドラ8の円柱状ガイドローラ8bとをウェハ1から離れる退避位置に位置させ、角度調整用ブラケット回動駆動モータ10fを駆動して一対の角度調整用ブラケット11hを介してウェハ回転角度調整駆動部材11の円柱状回転駆動ローラ11bをウェハ1から離れる退避位置に位置させるとともに、係合部材用駆動モータ12fを駆動して一対の係合用ブラケット9hを介して係合部材9の係合軸9cをウェハ1から離れる退避位置に位置させる。この結果、ノッチ1aの位置が揃ったウェハ1がコーム3のウェハ保持部3bに支持される。
次いで、ステップS39では、コーム昇降用モータ3cの駆動により、すべてのウェハ1を支持したコーム3のウェハ保持部3bをキャリアケース収納位置Eまで下降させて、Vノッチ1aが揃いかつ所定の角度まで回転させられたすべてのウェハ1をキャリアケース2内に収納する。
この結果、すべてのウェハ1が、Vノッチ1aが揃いかつ所定の角度まで回転させられた状態でキャリアケース2内に収納されることになる。
このVノッチ1aを合わせる動作及び所定角度回転動作は、先に述べた(1)〜(3)の動作中、コーム3のウェハ保持部3bで支持されたウェハ1がウェハ回転位置Cを通過するとき、ステップS32以降の動作を行うことにより、(1)〜(3)の動作と適宜組み合わせて行うことができる。例えば、(1)の動作では、フェイス・ツー・フェイス状態のウェハ1についてVノッチ1aを合わせる動作及び所定角度回転動作を行うことができる。また、(2)の動作では、25枚のウェハ1、又は、13枚のウェハ1と12枚のウェハ1のそれぞれ若しくはいずれか一方についてVノッチ1aを合わせる動作及び所定角度回転動作を行うことができる。また、(3)の動作では、13枚のウェハ1、12枚のウェハ1、又は25枚のウェハ1のそれぞれ又はいずれか一方についてVノッチ1aを合わせる動作及び所定角度回転動作を行うことができる。
また、上記ウェハ保持部3bによりウェハ1を保持していないとき、上記ウェハ保持部3bを上記キャリアケース収納位置Eまで戻すことにより、キャリアケースを別のキャリアケースに置き換えることも可能である。
さらに、上記ウェハ保持部3bの下端位置も上記キャリアケース収納位置Eに限らず、さらに、上記キャリアケース収納位置Eの下方の位置であって、上記キャリアケース内にウェハ保持部3bが入り込んでいない位置まで下降可能としてもよい。
上記実施形態によれば、キャリアケース2をキャリアケース収納位置Eに位置させたのち、ウェハ搬送装置であるコーム3のウェハ保持部3bによりキャリアケース2内のウェハ1を上昇させ、上昇したウェハ1、又は、上昇したウェハ1のうちのウェハ保持部材4で保持されなかった一部のウェハ1をウェハ回転駆動部材5,7,8により回転させるとともに、係合部材9を上記ウェハ1の位置決め用溝1aに係合させて位置決めし、その後、ウェハ搬送装置であるコーム3のウェハ保持部3bによりキャリアケース2内に収納するようにしている。この結果、ウェハの回転と取り出しを同じ位置で行うことができて、横方向に大きなスペースを設ける必要がなく、かつ、キャリアケース2内でウェハ1を回転させるものではないため、キャリアケースに付着していたゴミがウェハに付着したり、ウェハがキャリアケースに接触することによりゴミが発生し、発生したゴミがウェハに付着するといった問題も防止することができる。
特に、従来は、ウェハを回転させるとき、隣接するウェハ同士が接触しないようにするため、キャリアケースの溝内にウェハを挿入した状態でウェハを回転させて、各ウェハのVノッチに係合突起を係合させて位置決めさせていたため、ウェハがキャリアケースに接触することによりゴミが発生し、発生したゴミがウェハに付着するといった問題が生じていた。これに対して、上記実施形態では、キャリアケース外で、かつ、ウェハ回転駆動部材5,7,8、具体的には、一対のウェハ案内部材5により、ウェハ1の最大径の部分に相当するウェハ1の中間部の大略両側でウェハ1を支持しながらウェハ1を回転させるため、回転中のウェハ1がキャリアケース2に接触することが全く無く、接触によりゴミが発生し、発生したゴミがウェハに付着することも確実に防止できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。
例えば、一対のウェハ保持部4bで奇数枚目のウェハ1を保持する代わりに、偶数枚目のウェハ1を保持するようにしてもよい。
また、図14〜図17に示されるように、一対のウェハ保持部4bは、ウェハ回転駆動部材5,7,8の上方ではなく、ウェハ回転駆動部材5,7,8の下方に配置するようにしてもよい。すなわち、ウェハ回転位置Cの下方にウェハ保持位置Bを配置し、ウェハ保持位置Bに上記と同様に一対のウェハ保持部4bをウェハ接触可能位置と退避位置との間で回動可能としている。このようにすれば、例えば、25枚のウェハ1をウェハ回転位置Cでノッチ1aの合わせ動作及び所定角度回転動作を行わせたのち、13枚のウェハ1を一対のウェハ保持部4bで保持させたのち(図16及び図17参照)、12枚のウェハ1をコーム3のウェハ保持部3bでコーム昇降用モータ3cの駆動により下降させてキャリアケース2内に収納させ、その後、別のキャリアケース2に対して、一対のウェハ保持部4bで保持された13枚のウェハ1を収納するといった動作や、13枚のウェハ1を一対のウェハ保持部4bで保持させたのち(図16及び図17参照)、別のキャリアケース2の12枚のウェハ1をコーム3のウェハ保持部3bでコーム昇降用モータ3cの駆動により上昇させて合体させて、合計25枚のウェハ1をウェハ回転位置Cでノッチ1aの合わせ動作及び所定角度回転動作を行わせたのち、コーム昇降用モータ3cの駆動により下降させてキャリアケース2内に収納させるといった動作を行わせることができる。
また、図18〜図20に示されるように、一対のウェハ案内部材5のうちの一方のウェハ案内部材5とウェハ回転駆動部材7とを兼用させるようにしてもよい。すなわち、一方のウェハ案内部材5をウェハ回転駆動部材5Dとして、図18〜図19に示されるように、コーム移動経路沿いのウェハ回転位置Cにウェハ1が位置したときにウェハ1の中間部の大略側部に位置するように他方のウェハ案内部材5と対向させて、ウェハ1に接触可能にかつ一対のウェハ取扱装置支持枠20に回転自在に配置されている。具体的には、ウェハ回転駆動部材5Dは、コーム3に支持されたウェハ1を通過可能に案内しかつ隣接するウェハ1間での接触を防止するためにウェハ1を挿入可能なウェハ案内用溝5aを円柱状駆動ローラ5bの外周面に有し、円柱状駆動ローラ5bが固定された回転軸5cが一対のウェハ取扱装置支持枠20に対して回転自在に支持されている。さらに、回転軸5cの一方端側が延在して、回転軸5cのその一端がウェハ回転駆動部材回転用駆動装置の一例として機能しかつ一方のウェハ取扱装置支持枠20に固定されたウェハ回転駆動部材回転用駆動モータ5fに連結されている。よって、ウェハ回転駆動部材回転用駆動モータ5fの正逆回転により、回転軸5cがその軸芯回りに正逆回動されて、円柱状駆動ローラ5bが正逆回転して、円柱状駆動ローラ5bに接触する多数のウェハ1が一斉に同期して正逆回転駆動されるようになっている。
また、B軸は、回転自在なアイドラに限定されず、回転せずにウェハを案内するようにしてもよい。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明の一実施形態にかかるウェハ取扱装置の全体の外観正面図である。 上記実施形態にかかるウェハ取扱装置の全体の外観側面図である。 上記実施形態にかかるウェハ取扱装置の全体の外観背面図である。 上記実施形態にかかるウェハ取扱装置の全体の外観上面図である。 上記実施形態にかかるウェハ取扱装置の横断面図である。 上記実施形態にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置での概略正面図である。 上記実施形態にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置での詳細な背面図である。 上記実施形態にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置での一部断面側面図である。 上記実施形態にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置での一部断面側面図である。 本発明の上記実施形態にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置でのウェハ回転位置とその他の位置との間でウェハを搬送するときの状態を示す正面図である。 図10の状態での一部断面図である。 本発明の上記実施形態にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置でのウェハ保持位置でウェハを保持するときの状態(二点鎖線の状態)及びウェハ回転位置でウェハを回転するときの状態(実線の状態)を示す正面図である。 図12の状態での一部断面図である。 本発明の上記実施形態の変形例にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置でのウェハ回転位置とその他の位置との間でウェハを搬送するときの状態を示す正面図である。 図14の状態での一部断面図である。 本発明の上記実施形態の変形例にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置でのウェハ保持位置でウェハを保持するときの状態(二点鎖線の状態)及びウェハ回転位置でウェハを回転するときの状態(実線の状態)を示す正面図である。 図16の状態での一部断面図である。 本発明の上記実施形態の別の変形例にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置でのウェハ回転位置とその他の位置との間でウェハを搬送するときの状態を示す正面図である。 本発明の上記実施形態の上記別の変形例にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置でのウェハ保持位置でウェハを保持するときの状態及びウェハ回転位置でウェハを回転するときの状態を示す一部断面図である。 本発明の上記実施形態の上記別の変形例にかかるウェハ取扱装置のウェハ回転及び保持動作を行う装置の側面図である。 従来のウェハ移し替え装置の概略説明図である。
符号の説明
1…ウェハ、1a…Vノッチ、2…キャリアケース、2a…底部、3…コーム、3a…溝、3b…ウェハ保持部、3c…コーム昇降用モータ、3d…ボールネジ、3e…ナット部材、3f…スライド部材、3g…LMガイド、3h…支持軸、3i…案内筒部材、3j…反転用モータ、4…ウェハ保持体、4a…ウェハ保持溝、4b…ウェハ保持部、4c…回転軸、4d…回動位置検出装置、4e…回動位置検出板、4f…ウェハ保持体駆動用モータ、4g…駆動体、4h…ブラケット、4i…駆動力伝達軸、4j…溝、5…ウェハ案内部材、5b…ガイドローラ、5c…回転軸、6…駆動軸、6f…回転駆動用ブラケット回動駆動モータ、6g…検出板用ブラケット、7…ウェハ回転駆動部材、7b…円柱状駆動ローラ、7c…回転軸、7d…位置検出装置、7e…検出板、7f…ウェハ回転駆動部材回転用駆動モータ、8…アイドラ、8a…ウェハ案内用溝、8b…ガイドローラ、8c…回転軸、9…係合部材、9c…円柱状係合軸、9h…係合用ブラケット、10…駆動軸、10f…角度調整用ブラケット回動駆動モータ、11…ウェハ回転角度調整駆動部材、11b…円柱状回転駆動ローラ、11c…回転軸、11d…位置検出装置、11e…検出板、11f…ウェハ回転角度調整駆動部材用駆動モータ、11h…角度調整用ブラケット、12…回転軸、12f…係合部材用駆動モータ、13…回転駆動用ブラケット、14…検出板用ブラケット、15…、16…、17…、18…、19…、20…ウェハ取扱装置支持枠、20a…案内溝、20b…案内溝、A…コーム上端位置、B…ウェハ保持位置、C…ウェハ回転位置、D…ウェハ反転位置、E…キャリアケース収納位置E。

Claims (9)

  1. 複数枚のウェハ(1)を保持可能でかつキャリアケース収納位置(E)でキャリアケース(2)の底部の穴を貫通して昇降可能なウェハ保持部(3b)を有して、上記キャリアケース内の上記ウェハを上記ウェハ保持部に保持させて、ウェハ保持位置(B)とウェハ回転位置(C)と上記キャリアケース収納位置との間で搬送可能なウェハ搬送装置(3)と、
    上記ウェハ保持位置に配置され、上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部により上記キャリアケースから取り出された上記ウェハを上記ウェハ保持位置で一枚置きに保持するウェハ保持部材(4)と、
    上記ウェハ回転位置に配置され、上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部により保持されて取り出された上記ウェハが通過可能な間隔に一対配置されるとともに、当該間隔内で上記ウェハを、隣接するウェハとは接触しないように位置保持可能でかつ上記間隔内に位置するウェハを回転させるウェハ回転駆動部材(5,7,8,5D)と、
    上記ウェハ回転位置に配置され、上記ウェハ回転駆動部材で回転させられる上記ウェハの位置決め用溝(1a)に係合可能な係合部材(9)とを備えるようにしたことを特徴とするウェハ取扱装置。
  2. 上記ウェハ回転位置(C)と上記キャリアケース収納位置との間で上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上下方向周りに180度回転させて反転させる反転装置(3j)をさらに備えるようにした請求項1に記載のウェハ取扱装置。
  3. 上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置で上記ウェハ保持部材により一枚置きに保持したのち、上記ウェハ保持部材に保持した上記ウェハを上記ウェハ搬送装置により搬送し、上記ウェハ回転位置で、上記ウェハ保持部に残ったウェハを上記ウェハ回転駆動部材により回転させつつ上記係合部材を上記ウェハの位置決め用溝に係合させて、上記ウェハ保持部に残ったすべてのウェハの位置決めを行ったのち、上記ウェハ搬送装置により搬送されて、上記キャリアケース収納位置で上記ウェハ保持部によりキャリアケース内に収納されるようにした請求項1又は2に記載のウェハ取扱装置。
  4. 上記キャリアケース収納位置で上記キャリアケースから上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置で上記ウェハ保持部材により保持したのち、上記キャリアケース収納位置で上記キャリアケースとは別のキャリアケースから上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部によりウェハを保持し、上記ウェハ保持部により保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置まで移動させたのち、上記ウェハ保持部材により保持されていた上記ウェハを上記ウェハ保持部により保持して、上記ウェハ搬送装置により上記キャリアケース収納位置まで搬送して、上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記キャリアケース収納位置でキャリアケース内に収納するようにした請求項1又は2に記載のウェハ取扱装置。
  5. 上記ウェハ回転駆動部材(5,7,8,5D)は、上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部により保持されて取り出された上記ウェハが通過可能な間隔に一対配置されるとともに、当該間隔内で上記ウェハを、隣接するウェハとは接触しないように位置保持可能で上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハの搬送を案内する一対のウェハ案内部材(5)と、上記一対のウェハ案内部材間で案内されている上記ウェハを支持しかつ上記ウェハを一斉に同期して回転させるウェハ回転駆動部材(7)とを備える請求項1〜4のいずれか1つに記載のウェハ取扱装置。
  6. 上記ウェハ保持位置(B)から順に下向きに上記ウェハ回転位置(C)と上記キャリアケース収納位置とが配置されている請求項1〜5のいずれか1つに記載のウェハ取扱装置。
  7. 複数枚のウェハ(1)を保持可能でかつキャリアケース収納位置(E)でキャリアケース(2)の底部の穴を貫通して昇降可能なウェハ保持部(3b)を有するウェハ搬送装置(3)により前記複数枚のウェハ(1)を上昇させ、
    ウェハ保持位置(B)で、上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを一枚置きにウェハ保持部材(4)で保持させ、
    残りのウェハを上記ウェハ保持部で保持しつつ上記ウェハ搬送装置によりウェハ回転位置まで移動させて、隣接するウェハとは接触しないように位置保持しつつ支持して上記ウェハをウェハ回転駆動部材(5,7,8,5D)ですべて回転させ、
    上記ウェハ回転駆動部材で回転させられる上記ウェハの位置決め用溝(1a)に係合部材(9)を係合させて上記ウェハの位置決めを行い、
    位置決めされた上記ウェハを上記ウェハ保持部でキャリアケース内に収納するようにしたことを特徴とするウェハ取扱方法。
  8. 上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置で上記ウェハ保持部材により一枚置きに保持したのち、
    上記ウェハ保持部材に保持した上記ウェハを上記ウェハ搬送装置により搬送し、
    上記ウェハ回転位置で、上記ウェハ保持部に残ったウェハを上記ウェハ回転駆動部材により回転させつつ上記係合部材を上記ウェハの位置決め用溝に係合させて、上記ウェハ保持部に残ったすべてのウェハの位置決めを行ったのち、
    上記ウェハ搬送装置により搬送されて、上記キャリアケース収納位置で上記ウェハ保持部によりキャリアケース内に収納されるようにした請求項7に記載のウェハ取扱方法。
  9. 上記キャリアケース収納位置で上記キャリアケースから上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置で上記ウェハ保持部材により保持したのち、
    上記キャリアケース収納位置で上記キャリアケースとは別のキャリアケースから上記ウェハ搬送装置の上記ウェハ保持部によりウェハを保持し、
    上記ウェハ保持部により保持された上記ウェハを上記ウェハ保持位置まで移動させたのち、
    上記ウェハ保持部材により保持されていた上記ウェハを上記ウェハ保持部により保持して、上記ウェハ搬送装置により上記キャリアケース収納位置まで搬送して、
    上記ウェハ保持部に保持された上記ウェハを上記キャリアケース収納位置でキャリアケース内に収納するようにした請求項7に記載のウェハ取扱方法。
JP2003415997A 2003-12-15 2003-12-15 ウェハ取扱装置及びウェハ取扱方法 Expired - Fee Related JP4291684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415997A JP4291684B2 (ja) 2003-12-15 2003-12-15 ウェハ取扱装置及びウェハ取扱方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415997A JP4291684B2 (ja) 2003-12-15 2003-12-15 ウェハ取扱装置及びウェハ取扱方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005175341A JP2005175341A (ja) 2005-06-30
JP4291684B2 true JP4291684B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=34735311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003415997A Expired - Fee Related JP4291684B2 (ja) 2003-12-15 2003-12-15 ウェハ取扱装置及びウェハ取扱方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4291684B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005175341A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2022732B1 (en) Article storage facility
KR101149952B1 (ko) 트랜스퍼 로봇
KR910006663B1 (ko) 디스크자동교환장치
CN106104787B (zh) 末端执行器装置
JP2007036227A (ja) 基板の保存用カセット、搬送コンベア及びそれらを用いた搬送システム
JPH0640572A (ja) ウェーハ挿入装置
JP2018161729A (ja) 産業用ロボット
JP2006016144A (ja) トランスファロボット
JPS60258459A (ja) 縦型熱処理装置
JP2019099297A (ja) 搬送システム、及びワークの搬送方法
US6132160A (en) Substrate transferring apparatus
JP4291684B2 (ja) ウェハ取扱装置及びウェハ取扱方法
KR20000069465A (ko) 웨이퍼 반송 장치
TWI564237B (zh) 堆高式起重機
JP4512970B2 (ja) 抵抗溶接装置
JP2001225909A (ja) 荷出し入れ装置の学習方法
JP2010052897A (ja) ワーク搬送装置及びワーク搬送方法
JP2006240867A (ja) 移載機におけるテレスコピックアームの旋回機構
JPS63248613A (ja) アンケーサ
KR102687829B1 (ko) 이재장치
JP7219106B2 (ja) 基板搬送システムおよび基板搬送システムの制御方法
JP2001293673A (ja) ワーク搬送ロボット
JP2010092926A (ja) ローディング装置
JPH09301539A (ja) パレット搬出入装置
JPH0820495A (ja) リフト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060607

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4291684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees