JP4289409B2 - 発光管及びプロジェクタ - Google Patents

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    • H01J61/86Lamps with discharge constricted by high pressure with discharge additionally constricted by close spacing of electrodes, e.g. for optical projection

Description

本発明は、発光管及びプロジェクタに関する。
従来、プロジェクタの光源装置用の発光管として、一対の電極を内蔵する管球部と、管球部の両側に延びる一対の封止部とを備える発光管が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような発光管における電極は、タングステン等の高融点金属からなる軸部と、軸部にタングステンなどのコイルを巻き回すことにより形成されたコイル巻線部とを有する(例えば、特許文献2参照。)。
特開2005−5183号公報 特開平8−273599号公報
ところで、近年、プロジェクタの高輝度化にともない、発光管の高輝度化を図りたいという要望が高まってきている。
従来の発光管においては、発光管の高輝度化を図るための手段として、管球部内の放電空間における最冷部(例えば電極の根元部分(後述する図2(a)の符号Aの位置近傍。))の温度を高くすることが考えられる。最冷部の温度が低いと、管球部内に封入された金属物質の蒸発性能が低くなるため、ハロゲンサイクルの効率が低下してしまい、管壁が黒化する結果、発光管の透過率が低下するからである。
従来の発光管において、最冷部の温度を高くするためには、例えばコイル巻線部の長さを長くして、電極の根元近傍までコイルを巻き回すことが考えられる。しかしながら、この場合には、コイル巻線部における最も封止部側に近い部分から管球部に向かってアークの経路が導かれることにより、管球部の内壁に高温のアークが接触・衝突する結果、発光管の基材である石英ガラス(SiO)が蒸発する。蒸発したSiOが放電プラズマによってSiとOとに分離して、電極を構成するタングステンを酸化させる結果、タングステンの酸化物が蒸発して電極の根元部分近傍の管球部の内面に付着しやすくなる。このような付着物により、発光管の透過率が低下しやすくなるため、発光管の高輝度化を図ることは容易ではない。
つまり、従来の発光管の場合、コイル巻線部の長さを長くして電極の根元近傍までコイルを巻き回すことによっては、管球部内の放電空間における最冷部の温度を高くすることが可能となるものの、発光管の高輝度化を図ることは容易ではない。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、高輝度化を図ることが可能な発光管を提供することを目的とする。また、そのような発光管を備える高輝度なプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明の発光管は、軸部と前記軸部にコイルを巻き回すことにより形成されたコイル巻線部とを有する一対の電極を内蔵する管球部と、前記管球部の両側に延びる一対の封止部とを備え、前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極における前記コイル巻線部は、前記軸部の長手方向に少なくとも1巻き以上のコイルが巻かれたコイル部と、前記コイル部の先端側に配置される先端部と、前記コイル部の基端側に配置され、前記電極の表面側に位置するコイルが熔融処理された基端部とを有し、前記基端部を構成するコイルは、前記軸部とは熔融・一体化されていないことを特徴とする。
この明細書において、先端側とは、電極の長手方向におけるアーク側(封止部とは反対側)のことをいい、基端側とは、電極の長手方向における封止部側のことをいう。
本発明の発光管によれば、コイル巻線部は、先端部とコイル部と基端部とから構成されているため、基端部を最冷部に近づけることによって、最冷部の温度を高くすることが可能となる。
また、本発明の発光管によれば、熔融処理された基端部の表面からは電子が放出されにくくコイル部から電子が放出されやすいことから、アーク放電の際の放電起点はコイル部となり、さらに、コイル部を最冷部に近づけることなく基端部のみを最冷部に近づけることができるため、基端部を電極の根元近傍まで延ばしたとしても、放電起点が電極の根元近傍に移動することはない。このため、アークが管球部の内壁に接触・衝突するという問題の発生を抑制することができ、電極構成物質が管球部の内面に付着するのを抑制することが可能となる結果、発光管の透過率が低下するのを抑制することが可能となる。
したがって、本発明の発光管は、高輝度化を図ることが可能な発光管となる。
また、本発明の発光管によれば、基端部の表面側に位置するコイルは熔融処理されたものであり、熔融処理されていないコイルに比べると熱伝導率が高いため、電極の根元近傍にまでコイル部を延ばした場合と比較して、管球部内の放電空間における最冷部の温度をより高くすることが可能となる。
ところで、基端部の表面側に位置するコイルを熔融処理するための手段としては、例えば、コイル巻線部の一部にレーザ光を照射することが考えられる。このとき、コイル巻線部の基端側からコイルにレーザ光を照射して当該コイルと軸部とを熔融・一体化させると、軸部の精度や強度が低下する場合がある。軸部の精度や強度が低下すると、発光管の発光効率が低下したり、発光管の寿命が低下したりする場合がある。
これに対し、本発明の発光管によれば、基端部を構成するコイルは軸部とは熔融・一体化されていないため、レーザ光を照射するなどの手段を用いて基端部に位置するコイルを熔融処理した場合であっても、軸部の精度や強度が低下することもない。その結果、発光管の発光効率の低下及び発光管の寿命の低下を抑制することが可能となる。
本発明の発光管においては、前記発光管は、交流駆動方式の発光管であり、前記一対の電極における前記コイル巻線部はそれぞれ、前記コイル部と、前記先端部と、前記基端部とを有し、前記基端部を構成するコイルは、前記軸部とは熔融・一体化されていないことが好ましい。
本発明は、交流駆動方式の発光管に適用することも可能であり、上記のように構成することにより、交流駆動方式の発光管の高輝度化を図ることが可能となる。
本発明の発光管においては、前記一対の封止部のうち一方の封止部には、前記管球部から射出された光を前記管球部に向けて反射する副鏡が配設され、前記一対の電極のうち前記一方の封止部とは反対側の電極における前記コイル巻線部は、前記コイル部と、前記先端部と、前記基端部とを有し、前記基端部を構成するコイルは、前記軸部とは熔融・一体化されていないことが好ましい。
このように構成することにより、他方の封止部側(副鏡が配設されていない側)の電極におけるコイル巻線部は、先端部とコイル部と基端部とから構成されているため、基端部を他方の封止部側の最冷部に近づけることによって、他方の封止部側の最冷部の温度を高くすることが可能となる。また、熔融処理された基端部の表面からは電子が放出されにくくコイル部から電子が放出されやすいことから、コイル部を最冷部に近づけることなく基端部のみを最冷部に近づけることができ、上述した理由と同様に、電極構成物質が管球部の内面に付着するのを抑制することが可能となる結果、発光管の透過率が低下するのを抑制することが可能となる。
また、上記した副鏡によって、管球部における一方の封止部側の外面と一方の封止部の一部とが覆われることとなるため、一方の封止部側の最冷部を保温することができ、一方の封止部側の最冷部の温度をある程度高くすることが可能となる。その結果、管壁が黒化するのを抑制することが可能となり、発光管の透過率が低下するのを抑制することが可能となる。
したがって、副鏡が配設された発光管についても、高輝度化を図ることが可能となる。
本発明の発光管においては、前記コイル巻線部は、前記軸部の径方向に少なくとも2段以上コイルが巻き回されていることが好ましい。
このように構成することにより、コイル巻線部のサイズを比較的大きくすることができるため、管球部内の放電空間における最冷部の温度をより高くすることが可能となる。また、軸部の径方向に少なくとも2段以上コイルを巻き回すことにより、基端部に位置するコイルを熔融処理した場合に、軸部と基端部とがより一層熔融・一体化されにくくなるため、軸部の精度や強度が低下するのをさらに抑制でき、発光管の発光効率の低下及び発光管の寿命の低下をさらに抑制することが可能となる。
本発明の発光管においては、前記電極における、前記発光管の基材に埋設される部分と前記管球部内の放電空間に露出する部分との境界点を点Aとし、前記電極の先端位置を点Bとし、前記コイル巻線部における最も基端側の位置を点Cとし、点Aから点Bまでの距離をLABとし、点Aから点Cまでの距離をLACとしたとき、「LAC≦0.3×LAB」の関係を満たすことが好ましい。
「LAC>0.3×LAB」である場合、基端部の位置が最冷部から比較的遠くなってしまうため、最冷部の温度を高くすることが容易ではなくなる。
これに対し、本発明の発光管によれば、「LAC≦0.3×LAB」の関係を満たすため、管球部内の放電空間における最冷部の温度を効果的に高くすることが可能となる。
本発明のプロジェクタは、本発明の発光管を有する光源装置と、前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、前記電気光学変調装置で変調された光を投写する投写光学系とを備えることを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、上述の本発明の発光管を備えるため、高輝度なプロジェクタとなる。
以下、本発明の発光管及びプロジェクタについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
まず、実施形態1に係る発光管1の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、実施形態1に係る発光管1を説明するために示す図である。図1(a)は発光管1を示す図であり、図1(b)は管球部10を拡大して示す図である。図2は、電極30を説明するために示す図である。図2(a)は管球部10内に配置される電極30を示す図であり、図2(b)は電極30の断面図である。
実施形態1に係る発光管1は、図1に示すように、一対の電極30,50を内蔵する管球部10と、管球部10の両側に延びる一対の封止部12,22と、一対の封止部12,22内にそれぞれ封止された一対の金属箔14,24と、一対の金属箔14,24にそれぞれ電気的に接続された一対のリード線16,26とを備える、交流駆動方式の発光管である。
なお、発光管1の基材の条件等を例示的に示すと、管球部10及び封止部12,22は、例えば石英ガラス製であり、管球部10内には、水銀、希ガス及び少量のハロゲンが封入されている。電極30,50は、例えばタングステン電極であり、金属箔14,24は、例えばモリブデン箔である。リード線16,26は、例えばモリブデン又はタングステンから構成されている。
また、発光管1としては、高輝度発光する種々の発光管を採用でき、例えば高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等を採用できる。
封止部12側の電極30は、軸部32と、コイル巻線部40とを有する。軸部32はタングステンからなる。コイル巻線部40は、例えば、線状のタングステンをコイル状にして軸部32に巻き回すことにより形成されている。
コイル巻線部40は、図1及び図2に示すように、軸部32の長手方向に少なくとも1巻き以上(例えば3巻き)のコイルが巻かれたコイル部44と、コイル部44の先端側(電極30の長手方向におけるアーク側)に配置される先端部42と、コイル部44の基端側(電極30の長手方向における封止部12側)に配置され、電極30の表面側に位置するコイルが熔融処理された基端部46とを有する。コイル巻線部40は、軸部32の径方向に2段、コイルが巻き回されている(図2(b)参照。)。コイル部44の表面側に位置するコイルは、管球部10内の放電空間に露出している。
先端部42を構成するコイルは、図2(b)に示すように、軸部32と熔融・一体化されているが、基端部46を構成するコイルは、軸部32とは熔融・一体化されていない。
ここで、「コイルが軸部と熔融・一体化されている」とは、コイルが熔融されることによりコイルと軸部とが一体化されていることをいう。また、「コイルが軸部と熔融・一体化されていない」とは、コイルの表面は熔融されているが、軸部に近い部分のコイルは熔融されておらず、コイルと軸部とが一体化されていないことをいう。
コイルを熔融処理するための手段として、例えば、レーザ光を照射する手段を用いることができる。この場合、例えば、COレーザやYAGレーザなどのレーザ光を、コイルに連続的に又はパルス的(断続的)に照射して、先端部42に位置するコイル又は基端部46の表面側に位置するコイルを熔融処理することができる。このとき、レーザ光によって基端部46の表面側に位置するコイルは熔融するが、基端部46の内部に位置するコイルは熔融されず、コイルの形態を維持している。つまり、基端部46のコイルと軸部32とは、熔融・一体化されていない。
なお、レーザ光の照射は、電極が酸化するのを防止する観点から、アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気中で行うことが好ましい。
図2(a)に示すように、電極30における、発光管1(管球部10)の基材に埋設される部分と管球部10内の放電空間に露出する部分との境界点を点Aとし、電極30の先端位置を点Bとし、コイル巻線部40における最も基端側の位置を点Cとし、点Aから点Bまでの距離をLABとし、点Aから点Cまでの距離をLACとしたとき、実施形態1に係る発光管1においては、「LAC≦0.3×LAB」の関係を満たすように設計されている。
なお、封止部22側の電極50は、電極30と同様の構成を有するため、詳細な説明は省略する。
以上のように構成された実施形態1に係る発光管1によれば、コイル巻線部40は、先端部42とコイル部44と基端部46とから構成されているため、基端部46を最冷部(電極30の根元部分(図2(a)の符号Aの位置近傍。))に近づけることによって、最冷部の温度を高くすることが可能となる。
また、実施形態1に係る発光管1によれば、熔融処理された基端部46の表面からは電子が放出されにくくコイル部44から電子が放出されやすいことから、アーク放電の際の放電起点はコイル部44となり、さらに、コイル部44を最冷部に近づけることなく基端部46のみを最冷部に近づけることができるため、基端部46を電極30の根元近傍まで延ばしたとしても、放電起点が電極30の根元近傍に移動することはない。このため、アークが管球部10の内壁に接触・衝突するという問題の発生を抑制することができ、電極構成物質が管球部10の内面に付着するのを抑制することが可能となる結果、発光管1の透過率が低下するのを抑制することが可能となる。
したがって、実施形態1に係る発光管1は、高輝度化を図ることが可能な発光管となる。
また、実施形態1に係る発光管1によれば、基端部46の表面側に位置するコイルは熔融処理されたものであり、熔融処理されていないコイルに比べると熱伝導率が高いため、電極30の根元近傍にまでコイル部44を延ばした場合と比較して、管球部10内の放電空間における最冷部の温度をより高くすることが可能となる。
また、実施形態1に係る発光管1によれば、基端部46を構成するコイルは軸部32とは熔融・一体化されていないため、レーザ光を照射するなどの手段を用いて基端部46に位置するコイルを熔融処理した場合であっても、軸部32の精度や強度が低下することもない。その結果、発光管1の発光効率の低下及び発光管1の寿命の低下を抑制することが可能となる。
実施形態1に係る発光管1は、交流駆動方式の発光管であり、一対の電極30,50におけるコイル巻線部40,60はそれぞれ、コイル部44,64と、先端部42,62と、基端部46,66とを有し、基端部46,66を構成するコイルは、軸部32,52とは熔融・一体化されていない。これにより、交流駆動方式の発光管の高輝度化を図ることが可能となる。
実施形態1に係る発光管1においては、コイル巻線部40は、軸部32の径方向に少なくとも2段以上コイルが巻き回されている。これにより、コイル巻線部40のサイズを比較的大きくすることができるため、管球部10内の放電空間における最冷部の温度をより高くすることが可能となる。また、軸部32の径方向に少なくとも2段以上コイルを巻き回すことにより、基端部46に位置するコイルを熔融処理した場合に、軸部32と基端部46とがより一層熔融・一体化されにくくなるため、軸部32の精度や強度が低下するのをさらに抑制でき、発光管1の発光効率の低下及び発光管の寿命の低下をさらに抑制することが可能となる。
実施形態1に係る発光管1によれば、「LAC≦0.3×LAB」の関係を満たすように設計されているため、基端部46の位置が最冷部から比較的遠くなることもなくなり、管球部10内の放電空間における最冷部の温度を効果的に高くすることが可能となる。
[実施形態2]
図3は、実施形態2に係る発光管1Bを説明するために示す図である。図3(a)は発光管1Bを示す図であり、図3(b)は管球部10Bを拡大して示す図である。
実施形態2に係る発光管1Bは、基本的には実施形態1に係る発光管1とよく似た構成を有しているが、一方の封止部に副鏡が配設されている点及び副鏡側(一方の封止部側)の電極の構成が、実施形態1に係る発光管1とは異なる。
すなわち、実施形態2に係る発光管1Bは、図3に示すように、一対の電極30B,50Bを内蔵する管球部10Bと、管球部10Bの両側に延びる一対の封止部12B,22Bと、一対の封止部12B,22B内にそれぞれ封止された一対の金属箔14B,24Bと、一対の金属箔14B,24Bにそれぞれ電気的に接続された一対のリード線16B,26Bと、封止部22Bに配設され、管球部10Bから射出された光を管球部10Bに向けて反射する副鏡70Bとを備える、交流駆動方式の発光管である。
封止部12B側の電極30Bは、軸部32Bと、コイル巻線部40Bとを有する。軸部32Bはタングステンからなる。コイル巻線部40Bは、例えば、線状のタングステンをコイル状にして軸部32Bに巻き回すことにより形成されている。
コイル巻線部40Bは、軸部32Bの長手方向に少なくとも1巻き以上(例えば3巻き)のコイルが巻かれたコイル部44Bと、コイル部44Bの先端側(電極30Bの長手方向におけるアーク側)に配置される先端部42Bと、コイル部44Bの基端側(電極30Bの長手方向における封止部12B側)に配置され、電極30Bの表面側に位置するコイルが熔融処理された基端部46Bとを有する。コイル巻線部40Bは、ここでは図示による説明を省略するが、軸部32Bの径方向に少なくとも2段以上コイルが巻き回されている。コイル部44Bの表面側に位置するコイルは、管球部10B内の放電空間に露出している。また、先端部42Bを構成するコイルは、軸部32Bと熔融・一体化されているが、基端部46Bを構成するコイルは、軸部32Bとは熔融・一体化されていない。
基端部46Bの表面側に位置するコイルを熔融処理するための手段として、実施形態1の場合と同様に、レーザ光を照射する手段を用いることができる。なお、レーザ光を照射する際の条件等については、ここでは説明を省略する。
封止部22B側(副鏡70B側)の電極50Bは、軸部52Bと、コイル巻線部60Bとを有する。軸部52Bはタングステンからなる。コイル巻線部60Bは、例えば、線状のタングステンをコイル状にして軸部52Bに巻き回すことにより形成されている。
コイル巻線部60Bは、軸部52Bの長手方向に少なくとも1巻き以上(例えば3巻き)のコイルが巻かれたコイル部64Bと、コイル部64Bの先端側(電極50Bの長手方向におけるアーク側)に配置される先端部62Bとを有する。コイル巻線部60Bは、ここでは図示による説明を省略するが、軸部52Bの径方向に少なくとも2段以上コイルが巻き回されている。コイル部64Bの表面側に位置するコイルは、管球部10B内の放電空間に露出している。また、先端部62Bを構成するコイルは、軸部52Bと熔融・一体化されている。
副鏡70Bは、管球部10Bの略半分を覆い、発光管1Bの封止部22Bに配置される反射手段であり、発光管1Bの封止部22Bに挿通・固定するための開口部72Bと、管球部10Bから被照明領域側に向けて放射された光を管球部10Bに向けて反射する反射凹面74Bとを有する。副鏡70Bは、開口部72Bに充填されたセメントなどの無機系接着剤によって封止部22Bに固着されている。
このように、実施形態2に係る発光管1Bは、実施形態1に係る発光管1とは、一方の封止部に副鏡が配設されている点及び副鏡側(一方の封止部側)の電極の構成が異なるが、実施形態1に係る発光管1の場合と同様に、封止部12B側の電極30Bのコイル巻線部40Bは、先端部42Bとコイル部44Bと基端部46Bとから構成されているため、基端部46Bを最冷部(電極30Bの根元部分)に近づけることによって、最冷部の温度を高くすることが可能となる。また、コイル部44Bを最冷部に近づけることなく基端部46Bのみを最冷部に近づけることができるため、実施形態1に係る発光管1の場合と同様に、発光管1Bの透過率が低下するのを抑制することが可能となる。
また、上記した副鏡70Bによって、管球部10Bにおける封止部22B側の外面と封止部22Bの一部とが覆われることとなるため、封止部22B側の最冷部(電極50Bの根元部分)を保温することができ、封止部22B側の最冷部の温度をある程度高くすることが可能となる。その結果、管壁が黒化するのを抑制することが可能となり、発光管1Bの透過率が低下するのを抑制することが可能となる。
したがって、実施形態2に係る発光管1Bは、実施形態1に係る発光管1の場合と同様に、高輝度化を図ることが可能な発光管となる。
実施形態2に係る発光管1Bは、一方の封止部に副鏡が配設されている点及び副鏡側(一方の封止部側)の電極の構成が異なる点以外の点では、実施形態1に係る発光管1と同様の構成を有するため、実施形態1に係る発光管1が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態3]
図4は、実施形態3に係るプロジェクタ1000の光学系を示す図である。
実施形態3に係るプロジェクタ1000は、図4に示すように、照明装置100と、照明装置100からの照明光束を赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して被照明領域に導光する色分離導光光学系200と、色分離導光光学系200で分離された3つの色光のそれぞれを画像情報に応じて変調する電気光学変調装置としての3つの液晶装置400R,400G,400Bと、3つの液晶装置400R,400G,400Bによって変調された色光を合成するクロスダイクロイックプリズム500と、クロスダイクロイックプリズム500によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系600とを備えるプロジェクタである。
照明装置100は、被照明領域側に照明光束を射出する光源装置110と、光源装置110から射出される照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する第1レンズアレイ120と、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する第2レンズアレイ130と、第2レンズアレイ130からの各部分光束を偏光方向の揃った略1種類の直線偏光に変換して射出する偏光変換素子140と、偏光変換素子140から射出される各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150とを有する。
光源装置110は、楕円面リフレクタ114と、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管1と、楕円面リフレクタ114からの集束光を略平行光として射出する凹レンズ118とを有する。光源装置110は、照明光軸OCを中心軸とする光束を射出する。
発光管1は、実施形態1で説明した発光管1であり、ここでは詳細な説明は省略する。
楕円面リフレクタ114は、発光管1の一方の封止部に挿通・固着される筒状の首状部と、発光管1から放射された光を第2焦点位置に向けて反射する反射凹面とを有する。
凹レンズ118は、楕円面リフレクタ114の被照明領域側に配置されている。そして、楕円面リフレクタ114からの光を第1レンズアレイ120に向けて射出するように構成されている。
第1レンズアレイ120は、凹レンズ118からの光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、複数の第1小レンズ122が照明光軸OCと直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。図示による説明は省略するが、第1小レンズ122の外形形状は、液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域の外形形状に関して相似形である。
第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120と略同様な構成を有し、複数の第2小レンズ132が照明光軸OCに直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光として射出する偏光変換素子である。
偏光変換素子140は、光源装置110からの照明光束のうち一方の偏光成分(例えばP偏光成分)を有する光を透過し他方の偏光成分(例えばS偏光成分)を有する光を照明光軸OCに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の偏光成分を有する光を照明光軸OCに平行な方向に反射する反射層と、偏光分離層を透過した一方の偏光成分を有する光を他方の偏光成分を有する光に変換する位相差板とを有する。
重畳レンズ150は、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び偏光変換素子140を経た複数の部分光束を集光して液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。重畳レンズ150の光軸と照明装置100の照明光軸OCとが略一致するように、重畳レンズ150が配置されている。なお、重畳レンズ150は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220と、反射ミラー230,240,250と、入射側レンズ260と、リレーレンズ270とを有する。色分離導光光学系200は、重畳レンズ150から射出される照明光束を、赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明対象となる3つの液晶装置400R,400G,400Bに導く機能を有する。
液晶装置400R,400G,400Bは、画像情報に応じて照明光束を変調するものであり、照明装置100の照明対象となる。
液晶装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像情報に従って、後述する入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
液晶装置400R,400G,400Bの光路前段には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。
また、ここでは図示を省略したが、集光レンズ300R,300G,300Bと各液晶装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が介在配置され、各液晶装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が介在配置されている。これら入射側偏光板、液晶装置400R,400G,400B及び射出側偏光板によって入射する各色光の光変調が行われる。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界
面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
以上のように構成された実施形態3に係るプロジェクタ1000によれば、上述の実施形態1に係る発光管1を備えるため、高輝度なプロジェクタとなる。
以上、本発明の発光管及びプロジェクタを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態1及び2に係る発光管1,1Bにおいては、コイル部の巻き数(軸部の長手方向の巻き数)が3巻きである場合を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。コイル部の巻き数は、少なくとも1巻き以上であればよい。
(2)上記実施形態1及び2に係る発光管1,1Bにおいては、コイル巻線部の巻き段数(軸部の径方向の巻き数)が2段である場合を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3段以上巻かれていてもよい。
(3)本発明において、軸部に巻かれたコイルを熔融処理するための手段として、レーザ光を照射する手段を例示的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電子ビーム等を照射してもよい。
(4)上記実施形態1及び2に係る発光管1,1Bにおいては、交流駆動方式の発光管に本発明を適用した場合を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、直流駆動方式の発光管に本発明を適用することも可能である。この場合、両電極(陽極及び陰極)のコイル巻線部が、先端部、コイル部及び基端部を有し、かつ、基端部を構成するコイルが軸部と熔融・一体化されていないものであってもよいし、片方の電極(例えば陽極)のコイル巻線部のみが上記のように構成されていてもよい。
(5)上記実施形態1に係る発光管1においては、電極30,50のそれぞれに本発明を適用した場合を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。発光管の使用環境により、例えば一方の封止部側の最冷部の温度のみを高くしたい場合は、一方の封止部側の電極にのみ本発明を適用することも可能であるし、他方の封止部側の最冷部の温度のみを高くしたい場合は、他方の封止部側の電極にのみ本発明を適用することも可能である。
(6)上記実施形態2に係る発光管1Bにおいては、一対の電極30B,50Bのうち封止部12B側の電極30Bにのみ本発明を適用した場合を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一対の電極30B,50Bの両方に本発明を適用することも可能である。この場合、両電極30B,50Bの根元部分の最冷部の温度が適切な温度となるように、コイル部及び基端部の範囲を調整してもよい。
(7)上記実施形態2に係る発光管1Bにおいては、発光管に配設される反射手段として副鏡70Bを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、反射手段として反射膜を用いてもよい。
(8)上記実施形態3に係るプロジェクタ1000においては、発光管として、実施形態1で説明した交流駆動方式の発光管1を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、実施形態2で説明した副鏡が配設された発光管1Bを用いてもよい。
(9)上記実施形態3に係るプロジェクタ1000においては、光源装置として、楕円面リフレクタからなる光源装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、放物面リフレクタからなる光源装置を用いることも好ましい。この場合には、凹レンズは備えていなくともよい。
(10)上記実施形態3に係るプロジェクタ1000においては、光均一化光学系として、レンズアレイからなるレンズインテグレータ光学系を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ロッド部材からなるロッドインテグレータ光学系をも好ましく用いることができる。
(11)上記実施形態3に係るプロジェクタ1000は透過型のプロジェクタであるが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
(12)上記実施形態3に係るプロジェクタ1000においては、3つの液晶装置400R,400G,400Bを用いたプロジェクタを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ、2つ又は4つ以上の液晶装置を用いたプロジェクタにも適用可能である。
(13)上記実施形態3に係るプロジェクタ1000においては、電気光学変調装置として液晶装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。電気光学変調装置としては、一般に、画像情報に応じて入射光を変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(14)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクタに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクタに適用する場合にも可能である。
実施形態1に係る発光管1を説明するために示す図。 電極30を説明するために示す図。 実施形態2に係る発光管1Bを説明するために示す図。 実施形態3に係るプロジェクタ1000の光学系を示す図。
符号の説明
1,1B…発光管、10,10B…管球部、12,12B,22,22B…封止部、14,14B,24,24B…金属箔、16,16B,26,26B…リード線、30,30B,50,50B…電極、32,32B,52,52B…軸部、40,40B,60,60B…コイル巻線部、42,42B,62,62B…先端部、44,44B,64,64B…コイル部、46,46B,66…基端部、70B…副鏡、72B…開口部、74B…反射凹面、100…照明装置、110…光源装置、114…楕円面リフレクタ、118…凹レンズ、120…第1レンズアレイ、122…第1小レンズ、130…第2レンズアレイ、132…第2小レンズ、140…偏光変換素子、150…重畳レンズ、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、230,240,250…反射ミラー、260…入射側レンズ、270…リレーレンズ、300R,300G,300B…集光レンズ、400R,400G,400B…液晶装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600…投写光学系、1000…プロジェクタ、A…電極における発光管の基材に埋設される部分と管球部内の放電空間に露出する部分との境界点、B…電極の先端位置、C…コイル巻線部における最も基端側の位置、LAB…点Aから点Bまでの距離、LAC…点Aから点Cまでの距離、OC…照明光軸、SCR…スクリーン

Claims (6)

  1. 軸部と前記軸部にコイルを巻き回すことにより形成されたコイル巻線部とを有する一対の電極を内蔵する管球部と、
    前記管球部の両側に延びる一対の封止部とを備え、
    前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極における前記コイル巻線部は、前記軸部の長手方向に少なくとも1巻き以上のコイルが巻かれたコイル部と、前記コイル部の先端側に配置される先端部と、前記コイル部の基端側に配置され、前記電極の表面側に位置するコイルが熔融処理された基端部とを有し、
    前記基端部を構成するコイルは、前記軸部とは熔融・一体化されていないことを特徴とする発光管。
  2. 請求項1に記載の発光管において、
    前記発光管は、交流駆動方式の発光管であり、
    前記一対の電極における前記コイル巻線部はそれぞれ、前記コイル部と、前記先端部と、前記基端部とを有し、前記基端部を構成するコイルは、前記軸部とは熔融・一体化されていないことを特徴とする発光管。
  3. 請求項1に記載の発光管において、
    前記一対の封止部のうち一方の封止部には、前記管球部から射出された光を前記管球部に向けて反射する副鏡が配設され、
    前記一対の電極のうち前記一方の封止部とは反対側の電極における前記コイル巻線部は、前記コイル部と、前記先端部と、前記基端部とを有し、前記基端部を構成するコイルは、前記軸部とは熔融・一体化されていないことを特徴とする発光管。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の発光管において、
    前記コイル巻線部は、前記軸部の径方向に少なくとも2段以上コイルが巻き回されていることを特徴とする発光管。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の発光管において、
    前記電極における、前記発光管の基材に埋設される部分と前記管球部内の放電空間に露出する部分との境界点を点Aとし、
    前記電極の先端位置を点Bとし、
    前記コイル巻線部における最も基端側の位置を点Cとし、
    点Aから点Bまでの距離をLABとし、
    点Aから点Cまでの距離をLACとしたとき、
    「LAC≦0.3×LAB」の関係を満たすことを特徴とする発光管。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の発光管を有する光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    前記電気光学変調装置で変調された光を投写する投写光学系とを備えることを特徴とするプロジェクタ。
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