JP4288771B2 - 荷姿修正装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、変形したフレキシブルコンテナを正常の形に戻す荷姿修正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、穀類や粉末状の粒物を収納する場合は、図4〜図6に示すごとく、把持用のベルト1を備えた布製の袋2であるフレキシブルコンテナ3を用いており、フレキシブルコンテナ3に穀類や粉末状の粒物を入れた後には、フレキシブルコンテナ3をフォークリフト4によりパレット5に載置し、パレット5ごとスタッカークレーン(図示せず)によりラック6に収納している。
【0003】
ここで、ラック6はパレット5の周囲幅よりも柱間距離が長くなるように支柱7を立設し、隣接する支柱7の間に複数のパレット5が上下方向に並んで配置されるよう、パレット5の端部下面を支持する棚受部8を支柱7に取り付けてフレキシブルコンテナ3を保管し得る空間を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、薬剤等の細粒物を入れたフレキシブルコンテナ3は、図6に示すごとくラック6内で前後左右方向に崩れて変形する場合があり、フレキシブルコンテナ3が変形した場合にはフレキシブルコンテナ3の重心が前後左右方向にずれるためスタッカークレーンのハンドリングができなくなるという問題があった。又、変形したフレキシブルコンテナ3を正常の形に戻すためには、作業者がフレキシブルコンテナ3を側面から押して形を整える必要があり、重労働を要するものであった。
【0005】
本発明は、斯かる実情に鑑みてなしたもので、フレキシブルコンテナが変形した場合であっても容易に正常の形に戻すことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の荷姿修正装置は、フレキシブルコンテナを載置したパレットを支持する棚受部を備えてフレキシブルコンテナを上下方向に収納するラックに対し、使用可能な荷姿修正装置であって、前記ラックの棚受部に載置される支持部と、該支持部に設けられて下の棚部のフレキシブルコンテナを吊り下げて巻上下するチェーンブロックとを備えたものである。
【0007】
ラック内に収納したフレキシブルコンテナが変形した場合には、変形したフレキシブルコンテナの上に位置するラックの棚部を空にして荷姿修正装置をラックの棚受部に載置し、チェーンブロックのチェーンを延ばしてフックをフレキシブルコンテナに引掛け、チェーンブロックを操作してフレキシブルコンテナを持ち上げる。
【0008】
持ち上げられたフレキシブルコンテナは自重により形が整うので、チェーンブロックを操作して再びフレキシブルコンテナをパレット上に戻せば、形の整ったフレキシブルコンテナがパレットを介し棚部に載置される。なお、フレキシブルコンテナの形を戻した後には、荷姿修正装置をラックから取り除く。
【0009】
このように、フレキシブルコンテナが変形した場合に、荷姿修正装置を棚部に搬入し、チェーンブロックを操作しフレキシブルコンテナを巻上下することにより容易に正常の形にし得るので、フレキシブルコンテナの重心の前後左右方向のずれを容易に修正し、スタッカークレーンによりハンドリングできなくなることを防止し得る。又、チェーンブロックの操作によりフレキシブルコンテナを重心位置が中心部付近にある正常の形にし得るので、作業者がフレキシブルコンテナを側面から押して形を整える作業を不用にし、作業者の労働を軽減することができる。
【0010】
支持部のうちラックの棚受部に載置される枠体部をフレキシブルコンテナのパレットと略同じ大きさにすると、スタッカークレーンによりパレットをラックに搬入出するのと同様に荷姿修正装置を搬入出し得られ、荷姿修正装置の配設が容易になるので、フレキシブルコンテナの整形作業を迅速に行なうことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0012】
図1〜図3は、本発明の荷姿修正装置の実施の形態の一例であり、図中、図4〜図6と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
【0013】
荷姿修正装置9は、ラック6に載置されるパレット5と略同じ大きさの四角形の枠体部10と、枠体部10の隅部より枠体部10の内部方向の斜め上方に延在して四角錘を形成するフレームの支柱部11とからなる支持部に、支柱部11の頂点から吊り下げられるチェーンブロック12を備えたものである。
【0014】
チェーンブロック12は、先端にフック13を備えたチェーン14を歯車機構15に巻掛け、手鎖16の操作によりチェーン14を巻上げ、巻下げするものである。
【0015】
以下、本発明の実施の形態例の作用を説明する。
【0016】
ラック6にフレキシブルコンテナ3を収納する際には、スタッカークレーン(図示せず)により搬入出し、最上棚部(図示せず)より下の棚部にフレキシブルコンテナ3をパレット5を介して夫々収納する。なお、最上の棚段はパレット5を介してドラム缶等の他の物を載積するか、空の状態にする。
【0017】
ラック6に積載したフレキシブルコンテナ3が変形した場合には、変形したフレキシブルコンテナ3が載っている棚部の上方に位置する棚部よりフレキシブルコンテナ3若しくは他の物をパレット5ごと他の棚部に移動し、空にした棚部に荷姿修正装置9を配設する。
【0018】
即ち、空にした棚部には、変形したフレキシブルコンテナ3の略中央上方にチェーンブロック12が位置するよう枠体部10をラック6の棚受部に載置し、チェーンブロック12のチェーン14を延ばしてフレキシブルコンテナ3のベルト1にチェーン14のフック13を引掛ける。ここで、チェーンブロック12のチェーン14及び手鎖16は、正常、荷姿修正装置9の四角錘の内部に収納されており、荷姿修正装置9を棚部に載置した後に、枠体部10より下方に垂らすようになっている。
【0019】
フレキシブルコンテナ3のベルトにチェーン14のフック13を引掛けた後に、手鎖16を引くことによりチェーン14を巻上げフレキシブルコンテナ3を持ち上げる。
【0020】
フレキシブルコンテナ3は持ち上げられると自重により形が整うので、チェーン14を巻上げた後、巻下げて再度フレキシブルコンテナ3をパレット5に載置する。ここで、チェーンブロック12はパレット5中央にあるためフレキシブルコンテナ3を容易にパレット5中央に下ろすことができる。フレキシブルコンテナ3の形状を整えた後には、荷姿修正装置9をラック6から取り除き、始めに他の棚部に移動したフレキシブルコンテナ3若しくは他の物を元の位置に戻す。
【0021】
このように、フレキシブルコンテナ3が変形した場合であっても、フレキシブルコンテナ3をパレット5上より持ち上げ、次にパレット5上に戻すことにより正常の形にし得るので、フレキシブルコンテナ3の重心の前後左右方向のずれを容易に修正し、スタッカークレーンによりハンドリングできなくなることを防止し得る。又、チェーンブロック12の操作によりフレキシブルコンテナ3を重心位置が中心部付近にある正常の形にし得るので、作業者がフレキシブルコンテナ3を側面から押して形を整える作業を不用にし、作業者の労働を軽減することができる。
【0022】
支持部のうちラック6の棚受部に載置される枠体部10をフレキシブルコンテナ3のパレット5と略同じ大きさにすると、スタッカークレーンによりパレット5をラック6に搬入出するのと同様に荷姿修正装置9を搬入出し得られ、荷姿修正装置9の配設が容易になるので、フレキシブルコンテナ3の整形作業を迅速に行なうことができる。
【0023】
なお、本発明の荷姿修正装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、支持部をフレームにより直方体等の形状にしてもよいこと、支持部にチェーンブロックを吊り下げる位置は、頂点でなく、中央部でもよいこと、チェーンブロックの巻上下を自動化してもよいこと、ラックは棚受部を備える代わりに棚受板に穴の空いたものでもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
本発明の荷姿修正装置によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0025】
(I)フレキシブルコンテナが変形した場合に、荷姿修正装置を棚部に搬入し、チェーンブロックを操作しフレキシブルコンテナを巻上下することにより容易に正常の形にし得るので、フレキシブルコンテナの重心の前後左右方向のずれを容易に修正し、スタッカークレーンによりハンドリングできなくなることを防止し得る。又、チェーンブロックの操作によりフレキシブルコンテナを重心位置が中心部付近にある正常の形にし得るので、作業者がフレキシブルコンテナを側面から押して形を整える作業を不用にし、作業者の労働を軽減することができる。
【0026】
(II)支持部のうちラックの棚受部に載置される枠体部をフレキシブルコンテナのパレットと略同じ大きさにすると、スタッカークレーンによりパレットをラックに搬入出するのと同様に荷姿修正装置を搬入出し得られ、荷姿修正装置の配設が容易になるので、フレキシブルコンテナの整形作業を迅速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷姿修正装置における実施の形態例を示す側面図である。
【図2】フレキシブルコンテナを載置するラックにおいて、変形したフレキシブルコンテナの上方のラックの棚部を空けた状態を示す概略図である。
【図3】フレキシブルコンテナを載置するラックにおいて、変形したフレキシブルコンテナの上方のラックの棚部に荷姿修正装置を載置した状態を示す概略図である。
【図4】フレキシブルコンテナの斜視図である。
【図5】フレキシブルコンテナをフォークリフトによりパレットに載置した状態を示す概略図である。
【図6】ラックにパレットを介してフレキシブルコンテナを収納し、一部のフレキシブルコンテナの形が変形した状態を示す概略図である。
【符号の説明】
3 フレキシブルコンテナ
5 パレット
6 ラック
8 棚受部
9 荷姿修正装置
10 枠体部(支持部)
11 支柱部(支持部)
12 チェーンブロック
Claims (2)
- フレキシブルコンテナを載置したパレットを支持する棚受部を備えてフレキシブルコンテナを上下方向に収納するラックに対し、使用可能な荷姿修正装置であって、前記ラックの棚受部に載置される支持部と、該支持部に設けられて下の棚部のフレキシブルコンテナを吊り下げて巻上下するチェーンブロックとを備えたことを特徴とする荷姿修正装置。
- 支持部のうちラックの棚受部に載置される枠体部をフレキシブルコンテナのパレットと略同じ大きさにした請求項1に記載の荷姿修正装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP20043499A JP4288771B2 (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 荷姿修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP20043499A JP4288771B2 (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 荷姿修正装置 |
Publications (2)
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JP2001026304A JP2001026304A (ja) | 2001-01-30 |
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Family
ID=16424238
Family Applications (1)
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JP20043499A Expired - Fee Related JP4288771B2 (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 荷姿修正装置 |
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JP (1) | JP4288771B2 (ja) |
-
1999
- 1999-07-14 JP JP20043499A patent/JP4288771B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001026304A (ja) | 2001-01-30 |
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