JP4288407B2 - カメラ、電子閃光装置、及びカメラシステム - Google Patents

カメラ、電子閃光装置、及びカメラシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ、電子閃光装置、及びカメラシステムに関する。具体的には、減光フィルタを撮影レンズに装着したカメラで撮影する場合に、被写体を適正光量で照射するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、カメラに電子閃光装置を装着して光沢物を接写撮影したり、平滑面を有する被写体を接写撮影したりする場合、ハイライトグレアが問題となる。このハイライトグレアを防止するため、カメラの撮影レンズ、及び電子閃光装置の発光部に偏光フィルタを取り付けることがある。これは、偏光フィルタを透過する光は直線偏光になることを用いて、光沢物や平滑面に写された光源像の光を除くためである。しかしながら、この方法では、撮影レンズに入射する光量は、電子閃光装置の調光受光部に入射する光量より少なくなる。このため、電子閃光装置が適正値として算出する照射量は、フィルムまたは撮像素子に適正な露光量を与える照射量より小さくなってしまう。
【0003】
そこで、特許文献1では、TTL測光の機能のない外部測光式のカメラにおいて、撮影レンズ及び電子閃光装置の発光部に偏光フィルタを装着し、電子閃光装置の調光受光部を適切な濃度のフィルタで覆うことで、発光量を調整している。
【特許文献1】
特開平6−222430号公報 (第2−3項、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の方法では、装着される偏光フィルタの種類に応じて、調光受光部を覆うフィルタを変更しなければならない。特に、フィルタの濃度や露出倍率等に詳しくないユーザが、使用する偏光フィルタに応じて調光受光部を覆うフィルタを選択することは、面倒且つ困難である。
【0005】
また、撮影レンズにNDフィルタ(neutral density filter)や着色フィルタ等の減光フィルタを装着して、TTL調光モードで撮影を行うと、露光不足になることがある。これは、高濃度の(露出倍率が高い)減光フィルタの多くは、可視光域では透過率が低いが、赤外域では透過率が低くないことと、TTL調光センサは赤外域にも感度を持つことによる。このため、TTL調光モードで撮影すると、赤外域の光の殆どは、NDフィルタでカットされずにTTL調光センサに到達する。そして、TTL調光センサは、受光する赤外域の光も被写体輝度の一部として検出してしまう。従って、実際には可視光域の光束の輝度は相対的に少ないにも拘わらず、TTL調光センサは被写体輝度を人間の目から見た場合より高く認識する。この結果、適正発光量より少ない光量で照射するように制御されてしまう。
【0006】
本発明の目的は、NDフィルタ、偏光フィルタ、着色フィルタ等の減光フィルタが撮影レンズに装着されているか否かを、容易に判定する技術を提供することである。
本発明の別の目的は、減光フィルタを撮影レンズに装着しても、容易に適正光量で被写体を照射できる技術を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1のカメラは、TTL測光部と、外部測光部と、フィルタ判定部とを備えている。TTL測光部は、撮影レンズを介して被写体から受ける光から、被写体の輝度を、TTL測光輝度として検出する。外部測光部は、撮影レンズを介さずに被写体から受ける光から、被写体の輝度を、外部測光輝度として検出する。フィルタ判定部は、外部測光輝度とTTL測光輝度とを比較することで、減光フィルタが撮影レンズの光路中に存在するか否かを判定する。
【0008】
請求項2のカメラは、補正部を備えている。電子閃光装置を使用する撮影に際して、減光フィルタが存在すると判定された場合、補正部は、減光フィルタの光学特性を求め、電子閃光装置の照射量を、減光フィルタの光学特性に応じて補正する。なお、電子閃光装置は、カメラに内蔵されているものでも、カメラに装着されるものでもよい(以下のカメラの請求項でも同様)。
【0009】
請求項3のカメラは、補正部を備えている。電子閃光装置を使用する撮影に際して、減光フィルタが存在すると判定された場合、補正部は、電子閃光装置の照射量を、TTL測光輝度と外部測光輝度との差が大きいほど多くなるように補正する。
請求項4のカメラは、補正部を備えている。電子閃光装置を使用する撮影に際して、減光フィルタが存在すると判定された場合において、TTL測光輝度と外部測光輝度との比較により決まる減光フィルタの濃度がほぼ0.6以上(光量の透過率が25%以下)のとき、補正部は、電子閃光装置の照射量を、TTL測光輝度と外部測光輝度との差が大きいほど多くなるように補正する。
【0010】
請求項5のカメラでは、補正部は、電子閃光装置を使用する撮影に際して、減光フィルタが存在すると判定された場合、減光フィルタの光学特性を求め、この光学特性に基づいて、電子閃光装置の照射量に対する補正量である推奨補正量、または、照射量を補正したものである推奨照射量を求める。さらに、本請求項のカメラは、補正部が求めた推奨補正量、または、推奨照射量を表示する表示部を備えている。
【0011】
請求項6の電子閃光装置は、被写体に光を照射する発光部と、外部測光部と、取得部と、フィルタ判定部と、発光制御部とを備えている。外部測光部は、カメラ側の撮影レンズを介さずに被写体から受ける光から、被写体の輝度を、外部測光輝度として検出する。取得部は、カメラ側が撮影レンズを介して受ける光から検出する被写体の輝度を、カメラ側から取得する。フィルタ判定部は、外部測光輝度と、カメラ側から取得する被写体の輝度とを比較することで、減光フィルタが撮影レンズの光路中に存在するか否か、及び減光フィルタの光学特性を判定する。発光制御部は、減光フィルタが存在すると判定された場合、発光部の照射量を、減光フィルタの光学特性に応じて補正する。
【0012】
請求項7の電子閃光装置では、発光制御部は、減光フィルタの濃度がほぼ0.6以上(光量の透過率が25%以下)と判定された場合、照射量を、外部測光輝度とカメラ側から取得する被写体の輝度との差が大きいほど多くなるように補正する。
請求項8の電子閃光装置は、被写体に光を照射する発光部と、外部測光部と、取得部と、フィルタ判定部と、発光制御部とを備えている。外部測光部は、カメラ側の撮影レンズを介さずに被写体から受ける光から、被写体の輝度を、外部測光輝度として検出する。取得部は、カメラ側が撮影レンズを介して受ける光から検出する被写体の輝度を、カメラ側から取得する。フィルタ判定部は、外部測光輝度と、カメラ側から取得する被写体の輝度とを比較することで、減光フィルタが撮影レンズの光路中に存在するか否か、及び減光フィルタの光学特性を判定する。発光制御部は、減光フィルタが存在すると判定された場合、減光フィルタの光学特性に基づいて、発光部の照射量に対する補正量である推奨補正量、または、照射量を補正したものである推奨照射量を求める。表示部は、発光制御部が求めた推奨補正量、または、推奨照射量を表示する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態における撮影システム10Aの構成を示している。本実施形態は、請求項1〜請求項5に対応する。図において、撮影システム10A(請求項記載のカメラシステムに対応)は、本発明のカメラ12Aに、撮影レンズ14及び減光フィルタ16を装着し、記録媒体18を接続することで構成されている。撮影レンズ14は、レンズ群20と、絞り22とで構成されている。
【0017】
カメラ12Aは、CPU30aと、画像処理部32と、TTL調光センサ36と、ミラー40(クィックリターンミラー)と、フォーカルプレーンシャッタ42と、CCD44と、設定部50aと、レリーズ釦52と、表示部54と、ファインダ56と、拡散板60と、ペンタプリズム62と、TTL測光センサ64と、TTL測光回路66と、外部測光回路70と、外部測光センサ72と、発光部78と、発光制御部80とで構成されている。
【0018】
CCD44及び画像処理部32は、撮影レンズ14によってCCD44の受光面に形成される被写体の光像を撮像する。
設定部50aは、ユーザがカメラ12Aを自動露出モード、絞り値優先モード、シャッタ秒時優先モード、マニュアル露出モードのいずれかに設定するための釦を有している。また、設定部50aは、ユーザが絞り値、露光時間(シャッタ秒時)、CCD44のISO値(撮像感度)を入力するための釦群を有している。さらに、設定部50aは、ユーザが発光量を決定するための釦を有している。
【0019】
レリーズ釦52は、オンされたとき、CPU30aに撮影を指令する。
CPU30aは、カメラ12Aのシステムコントロールを行う。例えば、CCD44の出力のゲインを調節することで、撮像感度(ISO値)を調節する。
表示部54は、CPU30aの指令に応じて、絞り値、撮像感度、露光時間、及び後述する推奨補正量を表示する。
【0020】
以下、請求項と本実施形態との対応関係を説明する。なお、以下に示す対応関係は、参考のために示した一解釈であり、本発明を限定するものではない。
請求項記載のTTL測光部は、TTL測光センサ64及びTTL測光回路66に対応する(後述するステップS1参照)。
請求項記載の外部測光部は、外部測光センサ72及び外部測光回路70に対応する(後述するステップS2参照)。
【0021】
請求項記載のフィルタ判定部及びフィルタ検出部は、減光フィルタ16が撮影レンズ14に装着されているか否か、及び、減光フィルタ16の光学特性を判定するCPU30aの機能に対応する(後述するステップS3、S5参照)。
請求項記載の補正部及び発光補正部は、発光部78の発光量(照射量)を、減光フィルタ16の光学特性に応じて補正するCPU30aの機能に対応する(後述するステップS6参照)。
請求項2〜5記載の電子閃光装置は、発光部78及び発光制御部80に対応する。
【0022】
図2は、上述したカメラ12Aの動作を示す流れ図である。図3は、CPU30aが照射量の補正量を求めるときに用いるテーブルデータの一例を、グラフとして示したものである。以下、図3を用い、図2に示すステップ番号に従って、カメラ12Aの動作を説明する。
【0023】
[ステップS1]
TTL測光センサ64は、撮影前に、撮影レンズ14、ミラー40、及びペンタプリズム62を介して被写体から受ける光量を検出及び出力する。TTL測光回路66は、TTL測光センサ64が出力する光量から被写体輝度を検出し、TTL測光輝度として、CPU30aに伝達する。
【0024】
[ステップS2]
外部測光センサ72は、撮影前に、被写体から直接受ける光量を検出及び出力する。外部測光回路70は、外部測光センサ72が出力する光量から被写体輝度を検出し、外部測光輝度として、CPU30aに伝達する。なお、撮影レンズ14に減光フィルタが装着されていない場合に、TTL測光輝度と外部測光輝度とが等しい値になるように、TTL測光回路66及び外部測光回路70の出力ゲインは予め調節されている。
【0025】
[ステップS3]
CPU30aは、TTL測光輝度と、外部測光輝度との比率を算出する。CPU30aは、この結果に基づいて、減光フィルタ16が撮影レンズ14に装着されているか否かを判定する。例えば、TTL測光輝度を外部測光輝度で割った値が所定値以下の場合、装着されていると判定する。なお、これら2つの測光輝度の差が所定値以上の場合に、装着されていると判定してもよい。装着されている場合、ステップS5に進み、装着されていない場合、ステップS4に進む。
【0026】
なお、ここで判定している『装着されている』とは、『減光フィルタ16が撮影レンズ14の光路中に存在する』という意味であり、減光フィルタ16が撮影レンズ14に直接装着されていなくてもよい。請求項記載の『光路中に存在する』は、例えば、『撮影レンズの画角内の被写体と、撮像素子の受光面(またはフィルム面)との直線間に減光フィルタが存在すること』、『撮影レンズの像空間に減光フィルタが存在すること』を意味する。
【0027】
[ステップS4]
ここでは減光フィルタ16の影響を考慮しなくてよいため、公知のTTL調光制御が行われる。まず、CPU30aは、フォーカルプレーンシャッタ42を閉じてミラー40を上げた状態で、発光部78に、所定の光量でのプリ発光(予備発光)を行わせる。このとき、TTL調光センサ36は、撮影レンズ14を透過してフォーカルプレーンシャッタ42のシャッタ幕で反射する被写体からの光量を検出し、CPU30aに伝達する。
【0028】
プリ発光の停止後、CPU30aは、TTL調光センサ36の出力値、撮像感度等に応じて、本発光量(いわゆる調光量であり、本発光をプリ発光の何倍の発光量にするか)を求め、発光制御部80に伝達する。
次に、CPU30aは、フォーカルプレーンシャッタ42を全開させ、発光部78及び発光制御部80に、求めた本発光量で本発光させる。そして、設定された露光時間後にフォーカルプレーンシャッタ42は閉じ、CCD44の露光は終了する。この後、画像処理部32は、CCD44が受光量に応じて生成した電荷を読み出して画像データを生成し、この画像データを記録媒体18に記録する。
以上の処理により、撮影動作は終了する。
【0029】
[ステップS5]
CPU30aは、例えば、ステップS3で求めた比率(TTL測光輝度を外部測光輝度で割った値)を、減光フィルタ16の光量の透過率(以下、透過率と略記)とする。透過率が25%以上の場合、ステップS4に進み、通常のTTL調光制御を行う。透過率25%未満の場合、CPU30aは、透過率をフィルタの濃度に換算し、ステップS6に進む。
【0030】
[ステップS6]
CPU30aは、フィルタの濃度と調光補正量との対応関係を表すテーブルデータを参照する。このテーブルデータは、過去の実験データに基づいてCPU30aに予め記憶させたものであり、グラフで表せば、例えば、図3のようになる。なお、図3のデータは、以下の条件での実験から得られたものである。
【0031】
Figure 0004288407
本実施形態では、図3に示すように、調光補正量を露出値EV(exposure value)の単位で表す。露出値は、例えば、被写体輝度とISO値との積を露出計定数で割った値が、2の何乗になるかを示す値である。CPU30aは、ステップS5で求めた減光フィルタ16の濃度に基づいて、フィルタの濃度と調光補正量との対応関係を補間し、適正な調光補正量を算出する。
【0032】
CPU30aは、調光補正量を推奨補正量として表示部54に表示させる。これにより、ユーザは、『撮影レンズに減光フィルタが装着されている。従って、通常のTTL調光制御で照射される発光量より、推奨補正量で表示された分だけ多めに照射すれば、露光量は適正値になる。』ことを知らされる。
なお、本実施形態において、フィルタの濃度を考慮した調光補正を行うか否かを、透過率25%(濃度0.6)を境に判断する理由は以下の通りである。
【0033】
図3から明らかなように、フィルタの濃度が0.6の点(変曲点)を境に、グラフの傾き(調光補正量÷フィルタ濃度)が急激に増加している。従って、この例では、少なくともフィルタの濃度がおよそ0.6以上の場合には、フィルタの濃度を考慮した調光補正を行うべきであると考えられる。請求項記載の『減光フィルタの濃度がほぼ0.6以上(光量の透過率が25%以下)のとき』は、例えば、『(調光補正量÷フィルタ濃度)が急激に増加する変曲点のフィルタの濃度以上のとき』を意味する。また、請求項記載の『光量の透過率』は、例えば、可視光域での透過率を意味する。
【0034】
[ステップS7]
ユーザは、表示された推奨補正量を参考に、設定部50aを操作して発光量の補正量を決定する。ユーザは、推奨補正量で補正することで、減光フィルタ16の光学特性を加味した適正な露出の画像を撮ることができる。このとき、ユーザは、発光量を推奨補正量より少なく(または多く)補正することで、露光不足気味(または露光過度気味)の写真を意図的に撮ることができる。
【0035】
[ステップS8]
ステップS7で入力された補正量を加味したTTL調光制御が行われる。まず、CPU30aは、ステップS4と同様にプリ発光を行わせ、TTL調光センサ36に受光量を出力させる。プリ発光の停止後、CPU30aは、ステップS4と同様に、TTL調光センサ36の出力値等に応じて、本発光量を求める。
次に、CPU30aは、入力された補正量に基づいて本発光量を補正し、補正後の本発光量を発光制御部80に伝達する。以下、ステップS4と同様に撮影が行われる。
以上が本実施形態のカメラ12Aの動作説明である。
【0036】
以上、本実施形態では、2つの手段により被写体輝度を検出するため、カメラ12AにTTL測光センサ64及び外部測光センサ72を設けた。従って、これらの出力から得られる被写体輝度の差に基づいて、撮影レンズ14に減光フィルタ16が装着されているか否かを容易に判定できる。また、減光フィルタ16の装着を機械的に判定するための特別な機構を設ける必要はない。
【0037】
濃度0.6以上の減光フィルタ16が撮影レンズ14に装着されている場合、減光フィルタ16の濃度に応じて、TTL調光制御での発光量の補正を行う。従って、装着されている減光フィルタ16の濃度に応じて、被写体を適正な光量で照射できる。
このように、実験データから得たテーブルデータを用いて調光補正することで、従来例の課題であった赤外光による不具合も改善できる。
【0038】
TTL測光センサ64及びTTL調光センサ36への入射光が減光フィルタ16の透過光となるためには、減光フィルタ16は、ミラー40より被写体側に配置されていればよい。従って、撮影レンズ14の前端、後端、差し込み等の減光フィルタ16の装着位置に拘わらず、減光フィルタ16の有無を判定し、被写体を適正な光量で照射できる。
【0039】
特許文献1の方法では、ユーザは、装着する偏光フィルタに応じて適切な濃度のフィルタを選択し、選択したフィルタで電子閃光装置の調光受光部を覆う必要があった。本実施形態では、ユーザは、そのようなことをする必要がない。即ち、ユーザは、減光フィルタ16の光学特性を考慮する必要がないので、撮影に専念できる。この結果、ユーザの利便性は多いに向上する。
【0040】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態は、請求項1〜請求項4に対応する。本実施形態と第1の実施形態との主な相違点は、前記した推奨補正量を表示しないことと、フィルタの濃度が低い場合にも発光量を補正することのみである。従って、本実施形態では、構成図を省略し、撮影システムを10B、カメラを12B、CPUを30bと区別して表記する。
【0041】
図4は、本実施形態のカメラ12Bの動作を示す流れ図である。以下、図4に示すステップ番号に従って、カメラ12Bの動作を説明する。なお、ステップS21、S22、S23、S24の処理は、第1の実施形態のステップS1、S2、S3、S4とそれぞれ同じであるので、説明を省略する。
[ステップS25]
CPU30bは、例えば、ステップS23で求めた比率(TTL測光輝度を外部測光輝度で割った値)を、透過率とする。CPU30bは、透過率をフィルタの濃度に換算し、ステップS26に進む。
【0042】
[ステップS26]
CPU30bは、第1の実施形態のステップS6と同様に、フィルタの濃度に基づいて、前記したテーブルデータから推奨補正量を算出する。
[ステップS27]
CPU30aは、ステップS24と同様にプリ発光を行わせ、TTL調光センサ36の出力値等に応じて、本発光量を求める。次に、CPU30aは、推奨補正量に基づいて本発光量を補正し、補正後の本発光量を発光制御部80に伝達する。以下、第1の実施形態のステップS4と同様に本発光での撮影が行われる。
以上が本実施形態のカメラ12Bの動作説明である。
【0043】
以上、第2の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態では、減光フィルタ16が装着されていても、カメラ12Bは、減光フィルタ16の濃度に応じて、TTL調光制御での発光量を自動的に補正する。このため、ユーザは、推奨補正量等を参考に発光量を選択する必要がない。従って、ユーザの操作量を低減でき、より早い撮影が可能となる。
【0044】
<第3の実施形態>
図5は、本発明の第3の実施形態における撮影システム10Cの構成を示している。本実施形態は、請求項6〜請求項8に対応する。第1の実施形態と同一要素には同一符号を付し、その説明を省略する。図において、撮影システム10Cは、カメラ12Cに、撮影レンズ14、減光フィルタ16、及び本発明の電子閃光装置84を装着し、記録媒体18を接続することで構成されている。
【0045】
カメラ12Cは、CPU30cと、画像処理部32と、TTL調光センサ36と、ミラー40と、フォーカルプレーンシャッタ42と、CCD44と、設定部50cと、レリーズ釦52と、ファインダ56と、拡散板60と、ペンタプリズム62と、TTL測光センサ64と、TTL測光回路66と、通信端子86とで構成されている。
【0046】
カメラ12Cは、外部測光センサ72及び外部測光回路70を有さず、本発光での発光量を電子閃光装置84に伝達することを除いて、第1の実施形態のカメラ12Aとほぼ同様に機能する。
電子閃光装置84は、シュー接点88と、外部測光回路90と、外部測光センサ92と、発光部94と、発光制御部96と、表示部98と、設定部100とで構成されている。
【0047】
シュー接点88は、カメラ12Cの通信端子86に接続される。シュー接点88及び通信端子86は、カメラ12CのCPU30cと、発光制御部96とのデータ交信を行う接点として機能する。
発光部94は、発光制御部96の指令に応じて発光する。また、発光部94は、配光角(照射角)及びバウンス角度を可変であり、発光面にレンズや拡散板、フィルタ等を装着可能である。
【0048】
発光制御部96は、発光部94の配光角(照射角)を、撮影レンズ14の焦点距離により決まる画角に合わせる。
設定部100は、発光量を選択するための釦群を有している。また、設定部100は、発光制御部96を、外部調光モード、マニュアル発光モード、TTL調光モードのいずれかに設定するための釦を有している。本実施形態では、外部調光モード及びマニュアル発光モードの説明を省略し、TTL調光モードについてのみ説明する。
【0049】
以下、請求項と本実施形態との対応関係を説明する。なお、以下に示す対応関係は、参考のために示した一解釈であり、本発明を限定するものではない。
請求項記載の外部測光部は、外部測光センサ92、外部測光回路90に対応する(後述するステップS42を参照)。
請求項記載の取得部は、シュー接点88及び発光制御部96に対応する。
請求項記載のフィルタ判定部は、減光フィルタ16が撮影レンズ14に装着されているか否か、及び、減光フィルタ16の光学特性を判定する発光制御部96の機能に対応する(後述するステップS43、S45を参照)。
【0050】
図6は、上述した電子閃光装置84の動作を示す流れ図である。以下、図6に示すステップ番号に従って、電子閃光装置84の動作を説明する。
【0051】
[ステップS41]
TTL測光回路66は、TTL測光センサ64が出力する光量から被写体輝度を検出し、TTL測光輝度として、CPU30cに伝達する。CPU30cは、通信端子86及びシュー接点88を介して、このTTL測光輝度を電子閃光装置84の発光制御部96に伝達する。
【0052】
[ステップS42]
外部測光回路90は、外部測光センサ92が出力する光量から被写体輝度を検出し、外部測光輝度として、発光制御部96に伝達する。なお、撮影レンズ14に減光フィルタ16が装着されていない場合に、TTL測光輝度と外部測光輝度とが等しい値になるように、外部測光回路90の出力ゲインは予め調節されている。
【0053】
[ステップS43]
発光制御部96は、第1の実施形態のステップS3と同様に、TTL測光輝度と、外部測光輝度との比率に基づいて、減光フィルタ16が撮影レンズ14に装着されているか否かを判定する。装着されている場合、ステップS45に進み、装着されていない場合、ステップS44に進む。
【0054】
[ステップS44]
ここでは減光フィルタ16の影響を考慮しなくてよいため、第1の実施形態のステップS4とほぼ同様のTTL調光制御が行われる。まず、CPU30cは、発光制御部96及び発光部94に、所定の光量でのプリ発光を行わせる。プリ発光の停止後、CPU30cは、TTL調光センサ36の出力値等に応じて、本発光量(プリ発光の何倍の発光量にするか)を求め、発光制御部96に伝達する。次に、CPU30aは、フォーカルプレーンシャッタ42を全開させ、発光制御部96及び発光部94に、求めた本発光量で本発光させる。そして、撮影は終了する。
【0055】
[ステップS45]
発光制御部96は、第1の実施形態のステップS5と同様に、TTL測光輝度と、外部測光輝度との比率から透過率を算出する。透過率が25%以上の場合、ステップS44に進む。透過率25%未満の場合、発光制御部96は、透過率をフィルタの濃度に換算し、ステップS46に進む。
【0056】
[ステップS46]
発光制御部96は、減光フィルタ16の濃度に基づいて、予め記憶している第1の実施形態と同じテーブルデータを用い、推奨補正量を算出する。そして、発光制御部96は、推奨補正量を表示部98に表示させる。
これにより、ユーザは、『撮影レンズに減光フィルタが装着されている。従って、通常のTTL調光制御で照射される発光量より、推奨補正量で表示された分だけ多めに照射すれば、露光量は適正値になる。』ことを知らされる。
【0057】
なお、本発光量を推奨補正量で補正した補正後本発光量を発光制御部96が求め、これを推奨補正量の代わりに表示してもよい。この場合、表示される補正後本発光量は、請求項記載の推奨照射量に対応する。
[ステップS47]
ユーザは、表示された推奨補正量を参考に、設定部100を操作して発光量の補正量を決定する。なお、ステップS46で補正後本発光量を表示させる場合には、ユーザは、補正量ではなく本発光量を決定する。
【0058】
[ステップS48]
ステップS47で入力された補正量を加味したTTL調光制御が行われる。まず、CPU30cは、ステップS44と同様にプリ発光を行わせる。プリ発光の停止後、CPU30cは、TTL調光センサ36の出力値等に応じて本発光量を求め、発光制御部96に伝達する。次に、発光制御部96は、ステップS47で入力された補正量に基づいて本発光量を補正する。以下、補正後の本発光量での本発光、及びCCD44の露光が行われ、撮影は終了する。
以上が本実施形態の電子閃光装置84の動作説明である。
以上、第3の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】
<本発明の補足事項>
(1)
上述した第1及び第2の実施形態では、カメラ12Aが電子閃光装置(発光部78及び発光制御部80)を内蔵している例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、発光部78、発光制御部80を省き、電子閃光装置をカメラ12Aに装着してもよい。
【0060】
(2)
第1及び第3の実施形態では、傾き(調光補正量÷フィルタ濃度)が急激に増加する変曲点を境に、フィルタの濃度を考慮した調光補正を行うか否かを判断した例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、調光補正後の発光量で決まる露出値と、調光補正をしない発光量で決まる露出値とを比較することで、調光補正を行わなくても露出が適正範囲内に収まるか否かを判断し、調光補正を行うか否かを判断してもよい。
【0061】
(3)
第1〜第3の実施形態では、減光フィルタ16が装着されている場合、発光量のみを補正することで、CCD44の露光量を適正範囲内にする例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。推奨補正量で補正した光量が発光部(78、94)の発光可能範囲より大きい場合、露出補正も行うことで露光量を適正範囲内にすればよい。例えば、最大発光量で照射すると共に、絞り値を小さくして撮影レンズ14を透過する光量を大きくすればよい。或いは、最大発光量で照射すると共に、CCD44のISO値を大きくすればよい。
【0062】
(4)
第1〜第3の実施形態では、カメラ(12A〜12C)が電子カメラである例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。カメラは、フィルムカメラでもよい。
【0063】
(5)
第1及び第3の実施形態では、表示部(54、98)に推奨補正量を表示し、ユーザに発光量の補正量を決定させた例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。第2の実施形態のように、ユーザに照射量を決定させず、推奨補正量を加味した照射量で自動的に撮影を実施してもよい。
【0064】
(6)
第1及び第3の実施形態では、プリ発光の前に、フィルタの濃度及び推奨補正量を求め、発光量の推奨補正量を表示部(54、98)に表示した例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、図7に示すように、プリ発光を始めに行うことで、本発光量の算出、減光フィルタが装着されているか否かの判定、フィルタの濃度の算出、及び推奨補正量の算出をほぼ同時に行ってもよい。この場合、例えば、以下のように動作させる。
【0065】
まず、プリ発光を行い、外部測光センサを備えた外部調光用の制御回路(図示せず)を用いて被写体輝度を外部測光輝度として検出する。同時に、CPU30aは、TTL調光センサの出力の時間積分値に基づいて被写体輝度を求める(図7のステップS61)。
次に、CPU30aは、TTL調光センサを用いて求めた被写体輝度に基づき、本発光量を求める。(ステップS62)
次に、CPU30a(発光制御部96)は、外部測光輝度と、TTL調光センサを用いて求めた被写体輝度との比率に基づいて、撮影レンズ14に減光フィルタ16が装着されているか否かを判定する(ステップS63)。
【0066】
装着されている場合、CPU30a(発光制御部96)は、フィルタの濃度及び推奨補正量を求める(ステップS65)。そして、CPU30a(発光制御部96)は、本発光量を推奨補正量で補正し、補正後の本発光量で本発光を行う(ステップS66)。
この場合、減光フィルタが装着されていないときに、外部測光輝度と、TTL調光センサの出力の時間積分値が示す被写体輝度とが同じになるように、TTL調光センサの出力ゲインを調節しておくことが好ましい。
これにより、測光回路で被写体輝度を測定することが困難な被写界(定常光が測光限界付近の暗さの被写界)を撮影する場合でも、減光フィルタが装着されているか否か、及びフィルタ濃度を正確に判定できる。
【0067】
(7)
第1及び第2の実施形態では、カメラが外部測光手段として外部測光センサ72及び外部測光回路70を備えている例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、外部測光センサ72及び外部測光回路70をカメラから省き、ホワイトバランス用の測色センサを外部測光手段として用いてもよい。或いは、外部測光センサ72及び外部測光回路70をカメラから省き、カメラに電子閃光装置を装着し、この電子閃光装置の外部調光センサを外部測光手段としてカメラが用いてもよい。
【0068】
【発明の効果】
本発明のカメラは、TTL測光部及び外部測光部を有するので、これらが検出する被写体輝度の比率に基づいて、撮影レンズに減光フィルタが装着されているか否かを容易に判定できる。
本発明の電子閃光装置は、カメラ側が撮影レンズを介して受ける光から検出する被写体の輝度と、外部測光部により検出する被写体輝度とを比較する。このため、撮影レンズに減光フィルタが装着されているか否かを容易に判定できる。
【0069】
本発明のカメラ、電子閃光装置、及びカメラシステムは、減光フィルタが撮影レンズに装着されている場合、減光フィルタの光学特性を求め、この光学特性に応じて発光量を補正できる。従って、被写体を適正な光量で照射できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における、カメラの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラの動作を示す流れ図である。
【図3】減光フィルタの濃度と、調光補正量との関係の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるカメラの動作を示す流れ図である。
【図5】本発明の第3の実施形態における、電子閃光装置及びカメラの構成を示すブロック図である。
【図6】図5の電子閃光装置の動作を示す流れ図である。
【図7】プリ発光を始めに行うことで、減光フィルタが装着されているか否かの判定、フィルタの濃度の算出等を行う場合の動作の流れ図である。
【符号の説明】
10A、10B、10C 撮影システム
12A、12B、12C カメラ
14 撮影レンズ
16 減光フィルタ
18 記録媒体
20 レンズ群
22 絞り
30a、30b、30c CPU
32 画像処理部
36 TTL調光センサ
40 ミラー
42 フォーカルプレーンシャッタ
44 CCD
50a、50c 設定部
52 レリーズ釦
54 表示部
56 ファインダ
60 拡散板
62 ペンタプリズム
64 TTL測光センサ
66 TTL測光回路
70 外部測光回路
72 外部測光センサ
78 発光部
80 発光制御部
84 電子閃光装置
86 通信端子
88 シュー接点
90 外部測光回路
92 外部測光センサ
94 発光部
96 発光制御部
98 表示部
100 設定部

Claims (8)

  1. 撮影レンズを介して被写体から受ける光から、前記被写体の輝度を、TTL測光輝度として検出するTTL測光部と、
    前記撮影レンズを介さずに前記被写体から受ける光から、前記被写体の輝度を、外部測光輝度として検出する外部測光部と、
    前記外部測光輝度と前記TTL測光輝度とを比較することで、減光フィルタが前記撮影レンズの光路中に存在するか否かを判定するフィルタ判定部と
    を備えていることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1記載のカメラにおいて、
    電子閃光装置を使用する撮影に際して、前記減光フィルタが存在すると判定された場合、前記減光フィルタの光学特性を求め、前記電子閃光装置の照射量を、前記減光フィルタの光学特性に応じて補正する補正部を備えている
    ことを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1記載のカメラにおいて、
    電子閃光装置を使用する撮影に際して、前記減光フィルタが存在すると判定された場合、前記電子閃光装置の照射量を、前記TTL測光輝度と前記外部測光輝度との差が大きいほど多くなるように補正する補正部を備えている
    ことを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1記載のカメラにおいて、
    電子閃光装置を使用する撮影に際して、前記減光フィルタが存在すると判定された場合、前記TTL測光輝度と前記外部測光輝度との比較により決まる前記減光フィルタの濃度がほぼ0.6以上(光量の透過率が25%以下)のときは、前記電子閃光装置の照射量を、前記TTL測光輝度と前記外部測光輝度との差が大きいほど多くなるように補正する補正部を備えている
    ことを特徴とするカメラ。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1項記載のカメラにおいて、
    前記補正部は、電子閃光装置を使用する撮影に際して、前記減光フィルタが存在すると判定された場合、前記減光フィルタの光学特性を求め、前記光学特性に基づいて、前記電子閃光装置の照射量に対する補正量である推奨補正量、または、前記照射量を補正したものである推奨照射量を求め、
    前記補正部が求めた前記推奨補正量、または、前記推奨照射量を表示する表示部を備えている
    ことを特徴とするカメラ。
  6. 被写体に光を照射する発光部と、
    カメラ側の撮影レンズを介さずに前記被写体から受ける光から、前記被写体の輝度を、外部測光輝度として検出する外部測光部と、
    前記カメラ側が前記撮影レンズを介して受ける光から検出する前記被写体の輝度を、前記カメラ側から取得する取得部と、
    前記外部測光輝度と、前記カメラ側から取得する前記被写体の輝度とを比較することで、減光フィルタが前記撮影レンズの光路中に存在するか否か、及び前記減光フィルタの光学特性を判定するフィルタ判定部と、
    前記減光フィルタが存在すると判定された場合、前記発光部の照射量を、前記減光フィルタの光学特性に応じて補正する発光制御部と
    を備えていることを特徴とする電子閃光装置。
  7. 請求項6記載の電子閃光装置において、
    前記発光制御部は、前記減光フィルタの濃度がほぼ0.6以上(光量の透過率が25%以下)と判定された場合、前記照射量を、前記外部測光輝度と前記カメラ側から取得する前記被写体の輝度との差が大きいほど多くなるように補正する
    ことを特徴とする電子閃光装置。
  8. 被写体に光を照射する発光部と、
    カメラ側の撮影レンズを介さずに前記被写体から受ける光から、前記被写体の輝度を、外部測光輝度として検出する外部測光部と、
    前記カメラ側が前記撮影レンズを介して受ける光から検出する前記被写体の輝度を、前記カメラ側から取得する取得部と、
    前記外部測光輝度と、前記カメラ側から取得する前記被写体の輝度とを比較することで、減光フィルタが前記撮影レンズの光路中に存在するか否か、及び前記減光フィルタの光学特性を判定するフィルタ判定部と、
    前記減光フィルタが存在すると判定された場合、前記減光フィルタの光学特性に基づいて、前記発光部の照射量に対する補正量である推奨補正量、または、前記照射量を補正したものである推奨照射量を求める発光制御部と、
    前記発光制御部が求めた前記推奨補正量、または、前記推奨照射量を表示する表示部と
    を備えていることを特徴とする電子閃光装置。
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