JP4287874B2 - 建築物の床の遮音構造 - Google Patents

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この発明は、鉄筋コンクリート造(RC造)建築物における床スラブ上に支持脚を用いて一定の床下空間を形成するように構築される置床構造に係り、更に云えば、床下空間に遮音シートを垂らして井桁状に仕切り、床衝撃音が下階へ伝搬することを遮断ないし低域化した建築物の床の遮音構造の技術分野に属する。
従来、鉄筋コンクリート造建築物の床構造は、図11がわかりやすいように、床スラブ1上に支持脚2…によりベースパネル3…を一定の高さに支持させて床下空間Sを形成する置床構造が多く実施されている。前記ベースパネル3…の上にフローリングあるいはカーペット等の床材4を敷設して構築されている。
このような置床構造の建築物で、ベースパネル3…をパーティクルボードにしたり、支持脚2…に防振ゴム2a…を設けたり、ベースパネル3端部の空気拘束をなくしたりして床スラブ1の振動を防止し、日本建築学会における遮音性能基準で「遮音性能上好ましい」とする適用等級1級、軽量床衝撃音レベルはLL45、重量床衝撃音レベルはLH50を達成できる構成としたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−27725号公報
しかしながら、実際には、上記置床構造の建築物でも、畳や絨毯等に比べて硬い床材であるフローリングをリビングルーム、洋間等で使用した場合、歩行や子供の飛びはね、器物の落下、椅子の移動等の衝撃源で床材に衝撃が加わると、階下に床衝撃音が発生して騒音となりやすい問題があり、階下の床衝撃音の軽減が一層望まれている。
上記床衝撃音の問題に対処するため、従来、フローリングに防振層を裏打ちした構成も実施されているが、軽量床衝撃音に比べて重量床衝撃音の軽減は難しい。
このため、重量床衝撃音及び軽量床衝撃音を共に軽減するため、建築物の床スラブを厚くすることも実施されるが、床スラブの重量が増加する上に、コストアップ等も生じる。
ところで、本発明者の調査によると、床スラブとベースパネルとの間に一定の床下空間を有する置床構造の建築物では、床材に衝撃が加わると、床材の床衝撃音がベースパネル、例えば、パーティクルボードを通って、衝撃直下の床下空間に放射され、床下空間を伝播して壁面に伝わり階下の床衝撃音となることが判明した。
よって、本発明の目的は、床スラブを厚くせずに、床材に衝撃が加わっても、ベースパネルから放射されて床下空間を伝播する床衝撃音を遮音シートにより遮断または減少させ、階下の床衝撃音を軽減する建築物の床の遮音構造を提供することにある。
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る建築物の床の遮音構造は、
鉄筋コンクリート造建造物の床スラブ1上に複数のベースパネル3…が支持脚2で一定の高さに支持されて床下空間Sが形成され、前記ベースパネル3…上に床材4を敷設して構築される置床構造において、
支持脚2で一定の高さに支持されて敷き詰められる、平面視が矩形状をなす個々のベースパネル3の境界面に沿って、前記境界面を形成する一方のベースパネル3の一辺毎の外周面に遮音シート6がその上端部を接着して垂らされていると共に、前記遮音シート6の各コーナー部は、その上部から下端側までを接着して気密性の角筒状に形成されており、ベースパネル3の床下空間Sは、平面視において、ベースパネル3の境界面に沿って井桁状に配置された遮音シート6により略気密な筒状に仕切られている構成を特徴とする。
請求項2に記載した発明に係る建築物の床の遮音構造は、
鉄筋コンクリート造建造物の床スラブ1上に複数のベースパネル3…が支持脚2で一定の高さに支持されて床下空間Sが形成され、前記ベースパネル3上に床材4を敷設して構築される置床構造において、
支持脚2で一定の高さに支持されて敷き詰められる、平面視が矩形状をなすベースパネル3を複数個連ねたものを一単位とする境界面に沿って、前記一単位の境界面を形成する一方のベースパネル3の一辺毎の外周面に遮音シート6がその上端部を接着して垂らされていると共に、前記遮音シート6の各コーナー部は、その上部から下端側までを接着して気密性の角筒状に形成されており、ベースパネル3の床下空間Sは、平面視において、前記単位毎のベースパネル3の境界面に沿って井桁状に配置された遮音シート6により略気密な筒状に仕切られている構成を特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載した建築物の床の遮音構造において、 遮音シート6は、柔軟性を有し、かつ、略気密な性質を有するポリ塩化ビニルシートであり、エンボス加工が施されていることを特徴とする。
請求項1〜4の発明に係る建築物の床の遮音構造は、以下の効果を奏する。
床スラブ1とベースパネル3…との間の床下空間Sを、ベースパネル3・3相互間の境界面に支持させた遮音シート6の下端側を床スラブ1へ接触するように垂らし、平面視において井桁状に仕切る配置としたので、直上の床材4に衝撃が加わってベースパネル3…からの床衝撃音が床下空間Sに放射されても、床下空間Sを伝播する床衝撃音は四方の遮音シート6で遮断され、周囲の壁体へ伝播することを防止ないし抑制するので、下階へ到達する床衝撃音を軽減できる。
鉄筋コンクリート造建造物の床スラブ1上に複数のベースパネル3…が支持脚2…で一定の高さに支持されて床下空間Sが形成され、ベースパネル3…上に床材4を敷設して構築された遮音構造である。
床スラブ1とベースパネル3…との間の床下空間Sを、平面視において井桁状に仕切る配置の遮音シート6が、その上端をベースパネル3・3相互間の境界面に接着して支持され、同シート6の下端側を床スラブ1へ接触するように垂らしている。
以下、本発明を図1乃至図3に示した実施例1に基づいて説明する。
図1は、本発明の床の遮音構造を適用した集合住宅のフローリングルームにおけるベースパネル3…の平面配置を示す。図2は図1をII−II線方向に視た置床構造形式の縦断面を示す。図3は、ベースパネル3と、このベースパネル3の外周面(境界面)に接着する遮音シート6との関係を示している。
本実施例の置床構造は、図2に示したように、鉄筋コンクリート造集合住宅の床スラブ1上に、複数のベースパネル3…が支持脚2…で一定の高さに支持された形で敷き詰められ、これらのベースパネル3…と床スラブ1との間に一定の床下空間S(通例70〜150mm程度の高さ)が形成されている。前記ベースパネル3…上に合板5が敷き込まれ、さらに、フローリング4が敷設され床が構築されている。
木製のベースパネル3は、図3に例示したように、例えば、平面視の一辺が910mm×910mm(或いは900mm×1200mm)程度の大きさの矩形状であり、これには通例4隅位置と中央位置の5箇所に支持脚2…が取り付けられ、床スラブ1上に一定の高さに設置されている。
支持脚2…は支持ボルトで構成され、その下端に硬質ゴム2aが(又は防振ゴムを兼ねて)取り付けられ、上端にはベースパネル3の高さを調節可能なアジャスタ金具2b…が取り付けられた構成である。アジャスタ金具2bは筒ナット構造であり、これを回転させてベースパネル3の高さを調節できる。
遮音シート6は、図3に例示したように、ベースパネル3…の一辺よりも少し長い横長さと、前記床下空間Sの高さ(例えば、150mm)よりも50〜100mm程度長い縦長さを有する矩形状であり、その上端部に帯状の接着面が形成されている。接着面の剥離紙を剥がして前記接着面をベースパネル3の外周面に接着できる構成とされている。
遮音シート6は、例えば、厚さ0.3mm程度のポリ塩化ビニルシート又は厚さ1.2mm程度の軟質ゴムシートが好ましい。
上記したように、床スラブ1上へ設置されたベースパネル3の外周面に遮音シート6…の上端が順次接着して支持され、下端側が床スラブ1へ接触するように内方に垂らされる。かくして、この遮音シート6は、隣接するベースパネル3・3相互間の境界面に支持されて、床下空間Sを、平面視において、井桁状に略気密な筒状に仕切る。
したがって、フローリング4の床衝撃音がベースパネル3から床下空間Sに放射されても、遮音シート6が入射した床衝撃音のエネルギーを減衰させ、遮音効果を奏する。したがって、遮音シート6は、柔軟性を有し、かつ、略気密な性質を有すれば、その他の材質でも同様に実施可能である。
ベースパネル3…の相互間には、弾性板材のスペーサ7…が設置され、壁面8と、これに接するベースパネル3…との間には弾性板材のスペーサ9…が設置されて温度差によるベースパネル3の伸縮を吸収する構成とされている。壁面8には幅木10が設けられている。
次に、図1乃至図3を参照して、ベースパネル3に遮音シート6を取り付ける方法を更に説明する。
図3に例示したように、一つのベースパネル3を床スラブ1上へ支持脚2で支持させて設置すると、このベースパネル3の外周面に、遮音シート6の上端部を接着して支持させ、その下端側を床スラブ1へ接触するように内方に垂らす。これらの遮音シート6…は、コーナ部分を上部から下端側まで接着して気密な角筒状に形成する。
次に、隣のベースパネル3を双方の境界面が接するように設置し、遮音シート6は重複する辺以外の外周面へ接着して支持させる。これらの遮音シート6…も、ベースパネル3のコーナ部分を上部から下端側まで接着して気密性の筒状に形成する。そして、隣接するベースパネル3…の外周面と遮音シート6…との間には弾性板材のスペーサ7…を設置する。したがって、施工が簡単で、かつ、低コストにできる。
上記の工程を繰り返して、本実施例の床遮音構造は、床スラブ1とベースパネル3…との間の床下空間Sをベースパネル3…の外周面に接着された遮音シート6…によって、平面視において井桁状に略気密な状態で仕切る構成とされる。そして、フローリング4からの床衝撃音がベースパネル3から床下空間Sに放射されて遮音シート6…に入射しても、入射した床衝撃音のエネルギーを遮音シート6…により減少できる。
なお、上述した実施例1では、床下空間Sを個々のベースパネル3ごとに遮音シート6…で仕切る構成としたが、この限りではない。子供の飛びはねや椅子の移動は、通例フローリングルームの中央において階下の床衝撃音を生じさせやすい。そこで、図4と図5に例示したように、中央に配置した4個のベースパネル3…を一つの単位として、その外周面に遮音シート6…を接着して支持させた構成も好適に実施できる。
要するに、フローリングルームのベースパネル3…の1個ずつ、又は複数個ずつを単位としてその外周面に遮音シート6…を接着して支持させ、平面視において、床下空間Sを井桁状に略気密に仕切る構成によって、フローリングルームで生じる床衝撃音に合わせて最適な遮音効果を実現できる。
次に、本発明に係る建築物の床の遮音構造における遮音性能の試験結果を説明する。
試験棟は、図6に示すように、1階の受音室11と2階の音源室12からなり、各室は床スラブ13上に複数のベースパネル14…が支持脚15で支持されている。ベースパネル14…上に合板16を介してフローリング17が敷設されている。なお、支持脚15は、下端に防振ゴム15a、上端に支持板15bを有する。
遮音シート18は、図7に示すように、音源室12のベースパネル14・14相互間の外周面に接着されている。
床衝撃音の遮断性能の測定は、JIS A 1418−1,2「建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法」に準じて実施した。評価は、JIS A 1419−2「建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法、第2部:床衝撃音遮断性能」に準じて実施した。
測定装置は、軽量衝撃源としてタッピングマシン19、重量衝撃源としてバングマシン20、マイクロホン21、普通騒音計22、及び、周波数分析器23を使用した。
測定方法は、音源位置として床上対角線上の中心線を含む任意の5ヵ所を選定し、室内に分布する5点で床上より1.2mの高さのマイクロホン21で受音し、普通騒音計22(周波数補正回路、速い(FAST)動特性)で測定した。
測定条件は、中心周波数を63,125,250,500,1000Hzとするオクターブバンドで測定した。
算出方法は、平均の床衝撃音レベルを算出式により求めた。
図8に、従来の単なる置床構造の床衝撃音特性を示す。図9及び10に、本発明の建築物の床の遮音構造の床衝撃音特性を示す。
図中、横軸にオクターブバンド周波数(単位Hz)を、縦軸に平均床衝撃音レベル(単位dB)をとり、タッピングマシン19による試験結果を○で、バングマシン20による試験結果を●で示している。
遮音シート18を使用しない場合、図8に示すように、床衝撃音評価曲線であるL曲線に対して、軽量床衝撃音では、125Hz,250Hz,500Hz付近が最も大きく、1000Hzでは床衝撃音レベルが小さくなっている。重量床衝撃音では、63Hzから125Hz付近が最も大きく、これらの周波数から離れるに従い床衝撃音レベルが小さくなる傾向にある。
遮音シート18として厚さ1.2mmの軟質ゴムシートを使用した場合は、図9に示すように、軽量床衝撃音では、図8に比べて、125Hzで1dB,250Hzで1dB、1000Hzで2dB低下している。重量床衝撃音では、図8に比べて63Hz及び250Hzで1dB低下している。
遮音シート18として厚さ0.3mmのエンボス加工(小ダイヤカット)を施したポリ塩化ビニルシートを使用した場合は、図10に示すように、軽量床衝撃音では、図8に比べて、125Hzで2dB,250Hzで3dB、500Hzで1dB、1000Hzで3dB低下している。重量床衝撃音では、図8に比べて125Hzで1dB、他の周波数では2dB低下している。
上記試験の結果、遮音シート18としてポリ塩化ビニルシートを使用した場合、遮音シートを使用しない場合に比べて、軽量床衝撃音では2dBをやや超えて低下できることがわかる。重量床衝撃音では床衝撃音レベルを2dB近く低下できることがわかった。
なお、遮音シート18として軟質ゴムシートを使用した場合、遮音シートを使用しない場合に比べて、重量床衝撃音及び軽量床衝撃音において周波数によっては床衝撃音レベルを1dB低下できることがわかる。
上述したように、フローリング17における床衝撃音に対して、遮音シート18としてポリ塩化ビニルシート使用した場合、軟質ゴムシートを使用した場合に比べて遮音効果が高い。これは、ポリ塩化ビニルシートは、エンボス加工に加えて、軟質ゴムシートに比べて4分の1の厚さで柔軟性も大きく、床衝撃音の入射エネルギーを遮断する力が大きいため、床衝撃音のエネルギーの減少が大きいと考えられる。
なお、遮音シートの遮音性能を高めるために、ポリ塩化ビニルシートにエンボス加工を施すのが好ましい。
以上に実施例を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の実施例の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。例えば、本実施例に係る遮音シート6を二重シートで実施すると、遮音性能をより一層向上させることができる。また、本発明の建築物の床の遮音構造は、置床構造のRC造の集合住宅に適用できる他に、床衝撃音が問題となる病院、学校、事務所等における置床構造のRC造の建築物に適用できる。
本発明に係る建築物の床の遮音構造の実施例1における集合住宅のフローリングルームにおけるベースパネルの平面配置を示す図である。 図1をII−II線方向に視た置床構造形式の縦断面図である。 実施例1に係る集合住宅のフローリングルームのベースパネルと、このベースパネルの外周面に接着する遮音シートとの関係を示している図である。 実施例2に係る集合住宅のフローリングルームにおけるベースパネルの平面配置を示す図である。 実施例2に係る集合住宅のフローリングルームのベースパネルと、このベースパネルの外周面に接着する遮音シートとを関係を示している図である。 本発明に係る集合住宅の床の遮音構造を試験するための試験棟の概略断面図である。 図6の音源室におけるベースパネル相互間の外周面に遮音シートを接着した部分の拡大断面図である。 従来の集合住宅の床の遮音構造を適用した試験棟における床衝撃音特性を示す図である。 本発明に係る集合住宅の床の遮音構造を適用した試験棟における床衝撃音特性を示す図である。 本発明に係る集合住宅の床の遮音構造を適用した試験棟における床衝撃音特性を示す。 従来の集合住宅における置床構造の縦断面図である。
符号の説明
S 床下空間
1 床スラブ
2 支持脚
4 フローリング(床材)
6 遮音シート(ポリ塩化ビニルシート)

Claims (3)

  1. 鉄筋コンクリート造建造物の床スラブ上に複数のベースパネルが支持脚で一定の高さに支持されて床下空間が形成され、前記ベースパネル上に床材を敷設して構築される置床構造において、
    支持脚で一定の高さに支持されて敷き詰められる、平面視が矩形状をなす個々のベースパネルの境界面に沿って、前記境界面を形成する一方のベースパネルの一辺毎の外周面に遮音シートがその上端部を接着して垂らされていると共に、前記遮音シートの各コーナー部は、その上部から下端側までを接着して気密性の角筒状に形成されており、ベースパネルの床下空間は、平面視において、個々のベースパネル毎の境界面に沿って井桁状に配置された遮音シートにより略気密な筒状に仕切られている構成を特徴とする、建築物の床の遮音構造。
  2. 鉄筋コンクリート造建造物の床スラブ上に複数のベースパネルが支持脚で一定の高さに支持されて床下空間が形成され、前記ベースパネル上に床材を敷設して構築される置床構造において、
    支持脚で一定の高さに支持されて敷き詰められる、平面視が矩形状をなすベースパネルを複数個連ねたものを一単位とする境界面に沿って、前記一単位の境界面を形成する一方のベースパネルの一辺毎の外周面に遮音シートがその上端部を接着して垂らされていると共に、前記遮音シートの各コーナー部は、その上部から下端側までを接着して気密性の角筒状に形成されており、ベースパネルの床下空間は、平面視において、前記単位毎のベースパネル境界面に沿って井桁状に配置された遮音シートにより略気密な筒状に仕切られている構成を特徴とする、建築物の床の遮音構造。
  3. 遮音シートは、柔軟性を有し、かつ、略気密な性質を有するポリ塩化ビニルシートであり、エンボス加工が施されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した建築物の床の遮音構造。
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