JP4286591B2 - パルス幅変調形インバータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パルス幅変調形インバータ装置に係り、特に、インバータ部のスイッチング素子の短絡防止(デッドタイム処理)の制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来技術のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図であり、図11は、例えばU相、V相、W相の三相インバータ回路のU相に関する波形図である。上記動作を図11に示す波形図を用いて説明する。図11(A)の各波形は、第1の出力電圧指令信号Vr1、出力電流検出信号Ct及びキャリア三角波信号Crの波形を示す。図11(B)の波形は、アーム上側用デッドタイム未処理信号Up0の波形を示し、図11(C)の波形は、アーム下側用デッドタイム未処理信号Un0の波形を示し、図11(D)の波形は、デッドタイム処理後の第1のアーム上側用制御信号Up1を示し、図11(E)の波形は、デッドタイム処理後の第1のアーム下側用制御信号Un1を示し、図11(F)の波形は、三相インバータ回路のU相の出力電圧Vを示す。
【0003】
パルス幅制御回路PWMは、第1の出力電圧指令信号Vr1とキャリア三角波信号Crと比較し、上記第1の出力電圧指令信号Vr1が上記キャリア三角波信号Crの波形電圧より大きい期間はオン、上記第1の出力電圧指令信号Vr1が上記キャリア三角波信号Crの波形電圧より小さい期間はオフとして、図11(B)に示す、第1アームの第1のスイッチング素子TR1の短絡防止処理前のアーム上側用デッドタイム未処理信号Up0として求められる。また、図11(C)に示す、第1アームの第2のスイッチング素子TR2の短絡防止処理前のアーム下側用デッドタイム未処理信号Un0は、上記アーム上側用デッドタイム未処理信号Up0の反転信号として求められる。
【0004】
実際には第1のスイッチング素子TR1、第2のスイッチング素子TR2の短絡を防止するために、オンするタイミングを短絡防止するデッドタイム期間Tdだけ遅らせる短絡防止処理された図11(D)及び図11(E)に示す第1のアーム上側用制御信号Up1、第1のアーム下側用制御信号Un1が処理回路TC1によってデッドタイム処理されて生成され、各スイッチング素子は駆動される。なお、V相、W相についても上記と同様の動作が行われるために説明は省略する。
【0005】
しかし、デッドタイム期間Tdによる影響が発生することになる。影響は出力電流の極性により異なり、出力電流が正の極性の場合にはデッドタイム期間Td内では出力電圧は出力電圧指令信号より低めに出力され、出力電流が負の極性の場合にはデッドタイム期間Td内では出力電圧は出力電圧指令信号より高めに出力される。
【0006】
すなわち、デッドタイム期間Td分だけ出力電圧指令信号に対して誤差を生じる。この誤差は出力電圧歪み、出力電圧の低下、トルクリップルの増大等を招くことになる。(特許文献1参照)
【0007】
【特許文献1】
特開平3−74177号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術のパルス幅変調形インバータ装置では、インバータ部の直列接続されたアームの各スイッチング素子が同時短絡を防止するために予め定めたデッドタイム期間を設けていた。しかし、短絡防止のデッドタイム期間を設けることにより、出力電流が正極性の場合にはデッドタイム期間の影響を受けてインバータ出力電圧は出力電圧指令信号の値よりも低めに出力され、出力電流が負極性の場合には出力電圧は出力電圧指令信号の値よりも高めに出力される。上述よりデッドタイム期間分だけ上記出力電圧指令信号の値に対して誤差を生じ、この誤差により出力電圧歪み、出力電圧の低下等を招いてしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、直流電源DCVのプラス側出力に接続される第1のスイッチング素子TR1と上記第1のスイッチング素子TR1に直列に接続された第2のスイッチング素子TR2からなる第1アームと上記直流電源DCVのプラス側出力に接続される第3のスイッチング素子TR3と上記第3のスイッチング素子TR3に直列に接続された第4のスイッチング素子TR4からなる第2アームとを二相ブリッジ接続してなる単相インバータ回路IVと、予め定めた商用周波数の正弦波からなる第1の出力電圧指令信号Vr1と上記第1の出力電圧指令信号Vr1に対して180°位相シフトした第2の出力電圧指令信号Vr2とを出力する出力電圧指令回路VRと、予め定めた高周波数のキャリア三角波信号Crを出力するキャリア三角波発生回路CGと、上記第1の出力電圧指令信号Vr1と上記キャリア三角波信号Crとの比較に基づいて第1のパルス幅制御信号PWm1を生成し上記第2の出力電圧指令信号Vr2に基づいて上記第1のパルス幅制御信号PWm1に対して180°位相シフトした第2のパルス幅制御信号PWm2を生成するパルス幅制御回路PWMと、上記第1アームの第1のスイッチング素子TR1と第2のスイッチング素子TR2との同時短絡の防止と上記第2アームの第3のスイッチング素子TR3と第4のスイッチング素子TR4との同時短絡を防止するための予め定めたデッドタイム期間Tdを設けて上記第1のパルス幅制御信号PWm1のターンオンを上記デッドタイム期間Td遅らせて上記第1アームの第1のスイッチング素子TR1を導通させる第1のアーム上側用制御信号Up1を生成すると共に上記第1のパルス幅制御信号PWm1を反転し上記反転した信号のターンオンを上記デッドタイム期間Td遅らせて上記第1アームの第2のスイッチング素子TR2を導通させる第1のアーム下側用制御信号Un1を生成するデッドタイム処理を行う第1のデッドタイム生成回路と、上記第2のパルス幅制御信号PWm2を上記デッドタイム処理と同一処理を行って上記第2アームの第3のスイッチング素子TR3を導通させる第2のアーム上側用制御信号Up2を生成すると共に上記第2アームの第4のスイッチング素子TR4を導通させる第2のアーム下側用制御信号Un2を生成する第2のデッドタイム生成回路と、上記第1のデッドタイム生成回路及び第2のデッドタイム生成回路から出力される上記各制御信号に応じて上記第1アーム及び第2アームの各スイッチング素子を駆動させる駆動回路DRとを備えたパルス幅変調形インバータ装置において、上記第1のデッドタイム生成回路が、上記第1アームから負荷Mに供給される出力電流の極性が正極性のときに上記第1のパルス幅制御信号PWm1のオン期間を上記デッドタイム期間Tdだけ位相シフトして上記第1アームの第1のスイッチング素子TR1を導通させる第1のアーム上側用制御信号Up1を生成すると共に上記第1のパルス幅制御信号PWm1を反転し上記反転した信号のターンオンを上記デッドタイム期間Td2つ分遅らせて上記第1アームの第2のスイッチング素子TR2を導通させる第1のアーム下側用制御信号Un1を生成し、他方上記第1アームから負荷Mに供給される出力電流の極性が負極性のときに上記第1のパルス幅制御信号PWm1のターンオンを上記デッドタイム期間Td2つ分遅らせて上記第1アームの第1のスイッチング素子TR1を導通させる第1のアーム上側用制御信号Up1を生成すると共に上記第1のパルス幅制御信号PWm1を反転し上記反転した信号のオン期間を上記デッドタイム期間Tdだけ位相シフトして上記第1アームの第2のスイッチング素子TR2を導通させる第1のアーム下側用制御信号Un1を生成するデッドタイム処理を行う第1のデッドタイム生成回路であり、上記第2のデッドタイム生成回路が、上記第1のパルス幅制御信号PWm1に対して180°位相シフトした上記第2のパルス幅制御信号PWm2を上記デッドタイム処理と同一処理を行って上記第2アームの第3のスイッチング素子TR3を導通させる第2のアーム上側用制御信号Up2と上記第2アームの第4のスイッチング素子TR4を導通させる第2のアーム下側用制御信号Un2とを生成する第2のデッドタイム生成回路であることを特徴とするパルス幅変調形インバータ装置である。
【0010】
請求項2の発明は、上記単相インバータ回路IVから出力される高周波パルス電圧の高周波成分を除去して単相系統電源と同一周波数の基本波成分のみを抽出する単相フィルタ回路LCと、上記単相フィルタ回路LCの交流出力電圧を上記単相系統電源の基準電圧とほぼ同等電圧に昇圧又は降圧する変圧器TRNとを備えたことを特徴とする請求項1記載のパルス幅変調形インバータ装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。
【0014】
図1において、DCVは直流電源である。第1のスイッチング素子TR1乃至第4のスイッチング素子TR4はオン・オフする可制御素子であり、帰還ダイオードD1乃至帰還ダイオードD4は上記第1のスイッチング素子TR1乃至第4のスイッチング素子TR4に逆並列接続されて電流を帰還する。また、上記第1のスイッチング素子TR1に直列に接続された第2のスイッチング素子TR2からなる第1アームと上記第3のスイッチング素子TR3に直列に接続された第4のスイッチング素子TR4からなる第2アームとをニ相ブリッジ接続して単相インバータ回路IVが形成されている。また、ACMは負荷の電動機であり、上記単相インバータ回路IVによって駆動される。
【0015】
出力電流検出回路CTは、単相インバータ回路の第1アーム及び第2アームからの各出力電流を検出して第1の出力電流検出信号Ct1及び第2の出力電流検出信号Ct2を出力する。
【0016】
出力電圧指令回路VRは、単相インバータ回路IVの出力周波数及び出力電圧の基準値となる予め定めた商用周波数の正弦波からなる第1の出力電圧指令信号Vr1と上記第1の出力電圧指令信号Vr1に対して180°位相シフトした第2の出力電圧指令信号Vr2を出力する。キャリア三角波発生回路CGは、三角波形で予め定めた高周波数のキャリア三角波信号Crを出力する。
【0017】
パルス幅制御回路PWMは、第1の出力電圧指令信号Vr1とキャリア三角波信号Crとを比較してその結果に基づいて第1のパルス幅制御信号PWm1を出力すると共に第2の出力電圧指令信号Vr2とキャリア三角波信号Crとを比較してその結果に基づいて第2のパルス幅制御信号PWm2も出力する。
【0018】
図2に示す第1のデッドタイム生成回路は、第1の極性切換回路DSW、負極性対応デッドタイム回路DM(−)、正極性対応デッドタイム回路DM(+)、第2の極性切換回路PSW及びデッドタイム処理回路DTによって形成されている。また、第2のデッドタイム生成回路は上記第1のデッドタイム生成回路と同一であるために説明は省略して上記第1のデッドタイム生成回路についてのみ説明を行う。
【0019】
第1の極性切換回路DSWは、下記に示す第1の出力電流検出信号Ct1が負極性のときにa側に、正極性のときにはb側に切り換えて接続する。
【0020】
負極性対応デッドタイム回路DM(−)は、図2に示すアンド回路AND1、抵抗器R1、ダイオードD7及びコンデンサC1によって形成され、下記に示す入力信号の第1のパルス幅制御信号PWm1のターンオンを予め定めたデッドタイム期間Td遅らせて負極性対応デッドタイム信号Dm−として出力する。
【0021】
正極性対応デッドタイム回路DM(+)は、反転回路IN1、反転回路IN2、アンド回路AND2、抵抗器R2、ダイオードD8及びコンデンサC2によって形成され、下記に示す入力信号の第1のパルス幅制御信号PWm1のターンオフをデッドタイム期間Td遅らせて正極性対応デッドタイム信号Dm+として出力する。
【0022】
第2の極性切換回路PSWは、下記に示す第1の出力電流検出信号Ct1が負極性のときにはa側に接続して負極性対応デッドタイム信号Dm−を選択し、正極性のときにはb側に接続して正極性対応デッドタイム信号Dm+を選択する。
【0023】
デッドタイム処理回路DTは、アンド回路AND3、抵抗器R3、ダイオードD9及びコンデンサC3並びに反転回路IN3、アンド回路AND4、抵抗器R4、ダイオードD10及びコンデンサC4によって形成され、アーム上側用デッドタイム未処理信号Up0及びアーム下側用デッドタイム未処理信号Un0を下記に示すデッドタイム処理を行って、第1のアーム上側用制御信号Up1及び第1のアーム下側用制御信号Un1として出力する。
【0024】
駆動回路DRは、第1のアーム上側用制御信号Up1及び第1のアーム下側用制御信号Un1を増幅して単相インバータ回路IVの第1アームの第1のスイッチング素子TR1及び第2のスイッチング素子TR2をオン・オフ制御する駆動信号Tr1、Tr2を生成して出力する。
【0025】
次に、図3を用いて本発明の概要について説明する。図3は、単相インバータ回路IVの第1アームについて示したものであり、図3(a)は第1の出力電流検出信号Ct1が正極性の場合を示し、図3(b)は第1の出力電流検出信号Ct1が負極性の場合を示す。また、第2アームは第1アームに対して180°位相シフトして動作を行い、その他は全て上記第1アームと同一動作を行うので説明は省略する。
【0026】
図3(a)は、第1のスイッチング素子TR1がオン状態にあり、出力電流は正極性で流れると共に第2のスイッチング素子TR2がオフ状態にある。このとき、出力端子Uの電位Vは、第1のスイッチング素子TR1のオンにより直流母線Pに接続されているために、中性点Mに対してVdc/2となる。
【0027】
第1のスイッチング素子TR1がオフ状態になると、出力電流は同一方向に流れ続けようとして帰還ダイオードD2を経由して電流が流れる。このとき、出力端子Uの電位Vは、帰還ダイオードD2の導通により直流母線Nに接続されているために、中性点Mに対して−Vdc/2となる。
【0028】
デッドタイム期間Tdが経過すると、第2のスイッチング素子TR2がオン状態になるが出力電流は帰還ダイオードD2を経由して電流が流れ続けるので出力端子Uの電位Vは、中性点Mに対して−Vdc/2のままであり、上記第2のスイッチング素子TR2がオフ状態になっても電位Vは変化しない。
【0029】
デッドタイム期間Tdが経過すると、第1のスイッチング素子TR1がオン状態になると出力電流は上記第1のスイッチング素子TR1を流れるために出力端子Uの電位Vは、中性点Mに対してVdc/2に転ずる。
【0030】
図3(b)は、第2のスイッチング素子TR2がオン状態にあり、出力電流は負極性で流れると共に第1のスイッチング素子TR1がオフ状態にある。このとき、出力端子Uの電位Vは、第2のスイッチング素子TR2のオンにより直流母線Nに接続されているために、中性点Mに対して−Vdc/2となる。
【0031】
第2のスイッチング素子TR2がオフ状態になると、出力電流は同一方向に流れ続けようとして帰還ダイオードD1を経由して電流が流れる。このとき、出力端子Uの電位Vは、帰還ダイオードD1の導通により直流母線Pに接続されているために、中性点Mに対してVdc/2となる。
【0032】
デッドタイム期間Tdが経過すると、第1のスイッチング素子TR1がオン状態になるが出力電流は帰還ダイオードD1を経由して電流が流れ続けるので出力端子Uの電位Vは、中性点Mに対してVdc/2のままであり、上記第1のスイッチング素子TR1がオフ状態になっても電位Vは変化しない
【0033】
デッドタイム期間Tdが経過すると、第2のスイッチング素子TR2がオン状態になると出力電流は、上記第2のスイッチング素子TR2を流れるために出力端子Uの電位Vは、中性点Mに対して−Vdc/2に転ずる。
【0034】
上述より、図3の示す出力端子Uの電位Vは出力電流が正極性の期間中は、第1のスイッチング素子TR1のタイミングにより支配され、出力電流が負極性の期間中は、第2のスイッチング素子TR2のタイミングにより支配される。
【0035】
図4は、図1に示すパルス幅変調形インバータ装置の第1アームの動作を説明する波形図であり、第2アームは第1アームに対して180°位相シフトした状態で動作を行いその他は上記第1アームと同一動作を行うので第1アームの動作のみを説明して第2アームの説明は省略する。
【0036】
図4(A)の各波形は、第1の出力電圧指令信号Vr1、第1の出力電流検出信号Ct1及びキャリア三角波信号Crの波形を示す。図4(B)の波形は、第1のパルス幅制御信号PWm1の波形を示し、図4(C)の波形は、負極性対応デッドタイム信号Dm−の波形を示し、図4(D)の波形は、正極性対応デッドタイム信号Dm+の波形を示し、図4(E)の波形は、アーム上側用デッドタイム未処理信号Up0の波形を示し、図4(F)の波形は、アーム下側用デッドタイム未処理信号Un0の波形を示し、図4(G)の波形は、デッドタイム処理後の第1のアーム上側用制御信号Up1を示し、図4(H)の波形は、デッドタイム処理後の第1のアーム下側用制御信号Un1を示し、図4(I)の波形は、単相インバータ回路の第1アームの出力電圧Vを示す。
【0037】
図4(A)に示す、第1の出力電流検出信号Ct1が正極性のときに、図2に示す第1の極性切換回路DSWは、接点をb側に切り換えて図4(B)に示す第1のパルス幅制御信号PWm1を正極性の期間中、正極性対応デッドタイム回路DM(+)に入力する。
【0038】
正極性対応デッドタイム回路DM(+)は、図4(B)に示す第1のパルス幅制御信号PWm1のターンオフを予め定めたデッドタイム期間Td遅らせて、ターンオフする図4(D)に示す正極性対応デッドタイム信号Dm+を生成して出力する。
【0039】
図4(A)に示す、第1の出力電流検出信号Ct1が正極性のときに、図2に示す第2の極性切換回路PSWは、接点をb側に切り換えて図4(D)に示す正極性対応デッドタイム信号Dm+をデッドタイム処理回路DTに入力する。
【0040】
デッドタイム処理回路DTは、正極性対応デッドタイム信号Dm+を図4(E)に示すアーム上側用デッドタイム未処理信号Up0と図4(F)に示すアーム下側用デッドタイム未処理信号Un0との2つの信号に生成する。
【0041】
また、デッドタイム処理回路DTは、アーム上側用デッドタイム未処理信号Up0のターンオフと同一タイミングでターンオフし、ターンオンは予め定めたデッドタイム期間Td遅らせてターンオンして図4(G)に示す、デットタイム処理を施した第1のアーム上側用制御信号Up1を出力する。
【0042】
更に、アーム下側用デッドタイム未処理信号Un0のターンオンを予め定めたデッドタイム期間Td遅らせてターンオンし、ターンオフは同一タイミングでターンオフして図4(H)に示す、デットタイム処理を施した第1のアーム下側用制御信号Un1を出力する。
【0043】
上述のデットタイム処理を施すことにより、第1のアーム上側用制御信号Up1は第1のパルス幅制御信号PWm1に対してデッドタイム期間Td位相シフトするものの、上記第1のパルス幅制御信号PWm1のそのままパルス幅変調した信号を生成でき、且つ、第1のアーム下側用制御信号Un1は、第1のアーム上側用制御信号Up1に対してデッドタイム期間Tdが確保される。よって、デッドタイム期間Tdの影響を受けて出力電圧が第1の出力電圧指令信号Vr1の値よりも低めに出力されことは無くなる。
【0044】
図4(A)に示す、第1の出力電流検出信号Ct1が負極性のときに、図2に示す第1の極性切換回路DSWは、接点をa側に切り換えて図4(B)に示す第1のパルス幅制御信号PWm1を負極性対応デッドタイム回路DM(−)に入力する。
【0045】
負極性対応デッドタイム回路DM(−)は、図4(B)に示す第1のパルス幅制御信号PWm1のターンオンに応じて、デッドタイム期間Td遅らせてターンオンする図4(C)に示す負極性対応デッドタイム信号Dm−を生成して出力する。
【0046】
図4(A)に示す、第1の出力電流検出信号Ct1が負極性のときに、図2に示す第2の極性切換回路PSWは、接点をa側に切り換えて図4(C)に示す負極性対応デッドタイム信号Dm−をデッドタイム処理回路DTに入力する。
【0047】
デッドタイム処理回路DTは、負極性対応デッドタイム信号Dm−を図4(E)に示すアーム上側用デッドタイム未処理信号Up0と図4(F)に示すアーム下側用デッドタイム未処理信号Un0との2つの信号に生成する。
【0048】
また、デッドタイム処理回路DTは、アーム上側用デッドタイム未処理信号Up0のターンオフと同一タイミングでターンオフし、ターンオンは予め定めたデッドタイム期間Td遅らせてターンオンする図4(G)に示す、デットタイム処理を施した第1のアーム上側用制御信号Up1を出力する。
【0049】
更に、アーム下側用デッドタイム未処理信号Un0のターンオンは予め定めたデッドタイム期間Td遅らせてターンオンし、ターンオフは同一タイミングでターンオフする図4(H)に示すデットタイム処理を施した第1のアーム下側用制御信号Un1を出力する。
【0050】
上述のデットタイム処理を施すことにより、第1のアーム下側用制御信号Un1は第1パルス幅制御信号PWm1の反転した反転信号に対してデッドタイム期間Td遅れるものの、上記反転した信号をそのままパルス幅変調した信号を生成でき、且つ、第1のアーム上側用制御信号Up1は、第1のアーム下側用制御信号Un1に対してデッドタイム期間Tdが確保される。よって、デッドタイム期間Tdの影響を受けて出力電圧が第1の出力電圧指令信号Vr1の値よりも高めに出力されことは無くなる。
【0051】
[実施例2]
図5は、実施例2のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。同図において、図1に示す本発明のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図と同一符号は、同一動作を行うので相違する点について説明する。
【0052】
図5において、DCVは直流電源である。第1のスイッチング素子TR1乃至第6のスイッチング素子TR6はオン・オフする可制御素子であり、帰還ダイオードD1乃至帰還ダイオードD6は上記第1のスイッチング素子TR1乃至第6のスイッチング素子TR6に逆並列接続して電流を帰還する。また、上記第1のスイッチング素子TR1に直列に接続された第2のスイッチング素子TR2からなる第1アームと上記第3のスイッチング素子TR3に直列に接続された第4のスイッチング素子TR4からなる第2アームと、上記第5のスイッチング素子TR5に直列に接続された第6のスイッチング素子TR6からなる第3アームとを三相ブリッジ接続して三相インバータ回路INVが形成されている。また、ACMは負荷の電動機であり、上記三相インバータ回路INVによって駆動される。
【0053】
出力電流検出回路CTは、三相インバータ回路INVの第1アーム(U相)、第2アーム(V相)及び第3アーム(W相)の各出力電流を検出して第1の出力電流検出信号Ct1、第2の出力電流検出信号Ct2及び第3の出力電流検出信号Ct3を出力する。
【0054】
図4の波形図は、図1と同様に図5に示す三相インバータ回路INVの第1アーム(U相)、第2アーム(V相)及び第3アーム(W相)のうち、第1アーム(U相)と同一波形になる。上記図4の波形図を用いて動作について説明する。
【0055】
図2に示す第1のデッドタイム生成回路は、第1の極性切換回路DSW、負極性対応デッドタイム回路DM(−)、正極性対応デッドタイム回路DM(+)、第2の極性切換回路PSW及びデッドタイム処理回路DTによって形成されている。また、第2のデッドタイム生成回路及び第3のデッドタイム生成回路は上記第1のデッドタイム生成回路と同一構成である。
【0056】
第1のデッドタイム生成回路は、図4(A)に示す第1の出力電流検出信号Ct1の極性が正極性のときに、図4(B)に示す第1のパルス幅制御信号PWm1のオン期間を予め定めたデッドタイム期間Tdだけ位相シフトして、図4(G)に示す第1アームの第1のスイッチング素子TR1を導通する第1のアーム上側用制御信号Up1を生成すると共に、図4(B)に示す第1のパルス幅制御信号PWm1を反転し、上記反転信号のターンオンをデッドタイム期間Tdの2つ分遅らせて、図4(H)に示す第1アームの第2のスイッチング素子TR2を導通する第1のアーム下側用制御信号Un1を生成する。
【0057】
また、第1のデッドタイム生成回路は、図4(A)に示す第1の出力電流検出信号Ct1の極性が負極性のときに、図4(B)に示す第1のパルス幅制御信号PWm1のターンオンをデッドタイム期間2つ分遅らせて、図4(G)に示す第1アームの第1のスイッチング素子TR1を導通する第1のアーム上側用制御信号Up1を生成すると共に、図4(B)に示す第1のパルス幅制御信号PWm1を反転し、上記反転信号のオン期間をデッドタイム期間Tdだけ位相シフトして、図4(H)に示す第1アームの第2のスイッチング素子TR2を導通する第1のアーム下側用制御信号Un1を生成する。
【0058】
第2のデッドタイム生成回路は、図4(B)に示す第1のパルス幅制御信号PWm1に対して120°位相シフトした第2のパルス幅制御信号PWm2を入力して上述の第1のデッドタイム生成回路と同一処理を行って第2アームの第3のスイッチング素子TR3を導通する第2のアーム上側用制御信号Up2を生成すると共に第2アームの第4のスイッチング素子TR4を導通する第2のアーム下側用制御信号Un2を生成する。
【0059】
第3のデッドタイム生成回路は、図4(B)に示す第1のパルス幅制御信号PWm1に対して240°位相シフトした第3のパルス幅制御信号PWm3を入力して上述の第1のデッドタイム生成回路と同一処理を行って第3アームの第5のスイッチング素子TR5を導通する第3のアーム上側用制御信号Up3を生成すると共に第3アームの第6のスイッチング素子TR6を導通する第3のアーム下側用制御信号Un3を生成する。
【0060】
駆動回路DRは、第1のアーム上側用制御信号Up1、第2のアーム上側用制御信号Up2及び第3のアーム上側用制御信号Up3並びに第1のアーム下側用制御信号Un1、第2のアーム下側用制御信号Un2及び第3のアーム下側用制御信号Un3を増幅して三相インバータ回路INVの第1アームを駆動する駆動信号Tr1、Tr2、第2アームを駆動する駆動信号Tr3、Tr4及び第3アームを駆動する駆動信号Tr5、Tr6を生成して出力する。
【0061】
[実施例3]
図6は、実施例3のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。同図において、図1に示す本発明のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図と同一符号は、同一動作を行うので相違する点について説明する。
【0062】
図6に示す、単相フィルタ回路LCは、リアクトルALとコンデンサACとで形成され、上記単相フィルタ回路LCは、単相インバータ回路IVから出力される高周波パルス電圧の高周波成分を除去して基本波成分(単相系統電源の電圧と同一周波数、例えば50Hz又は60Hz)のみを抽出する。
【0063】
変圧器TRNは、直流電源の電圧で決まる単相インバータ回路IVの交流出力電圧を、単相系統電源の基準電圧とほぼ同等電圧に昇圧又は降圧する。
【0064】
[実施例4]
図7は、実施例4のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。同図において、図1又は図5に示すパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図と同一符号は、同一動作を行うので相違する点について説明する。
【0065】
図7に示す、三相フィルタ回路ALCは、3つのリアクトルALと3つのコンデンサACとで形成され、上記三相フィルタ回路ALCは、三相インバータ回路INVから出力される高周波パルス電圧の高周波成分を除去して基本波成分(三相系統電源の電圧と同一周波数、例えば50Hz又は60Hz)のみを抽出する。
【0066】
変圧器TRNは、直流電源の電圧で決まる三相インバータ回路INVの交流出力電圧を、三相系統電源の基準電圧とほぼ同等電圧に昇圧又は降圧する。
【0067】
[実施例5]
図8は、実施例5のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。同図において、図6に示すパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図と同一符号は、同一動作を行うので相違する点について説明する。
【0068】
図8に示す、単相フィルタ回路LCは、リアクトルALとコンデンサACとで形成され、上記単相フィルタ回路LCは、単相インバータ回路IVから出力される高周波パルス電圧の高周波成分を除去して基本波成分(無停電電源装置UPSが要求する入力電圧の周波数と同一周波数)のみを抽出する。
【0069】
変圧器TRNは、直流電源の電圧で決まる単相インバータ回路IVの交流出力電圧を、無停電電源装置UPSの基準電圧とほぼ同等電圧に昇圧又は降圧する。
【0070】
[実施例6]
図9は、実施例6のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。同図において、図7に示すパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図と同一符号は、同一動作を行うので相違する点について説明する。
【0071】
図9に示す、三相フィルタ回路ALCは、3つのリアクトルALと三つのコンデンサACとで形成され、上記三相フィルタ回路ALCは、三相インバータ回路INVから出力される高周波パルス電圧の高周波成分を除去して基本波成分(無停電電源装置UPSが要求する入力電圧の周波数と同一周波数)のみを抽出する。
【0072】
変圧器TRNは、直流電源の電圧で決まる三相インバータ回路INVの交流出力電圧を、無停電電源装置UPSの基準電圧とほぼ同等電圧に昇圧又は降圧する。
【0073】
【発明の効果】
本発明のパルス幅変調形インバータ装置では、インバータ部の直列接続されたアームのスイッチング素子間の短絡防止処理期間(デッドタイム期間)の影響を抑制することができるので、出力電圧歪み、出力電圧低下、トルクリップリル又は回転むら等が発生しない安定性の高いパルス幅変調形インバータ装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。
【図2】図1に示すデッドタイム生成回路の詳細図である。
【図3】図1に示す単相インバータ回路の第1アームの動作を説明する詳細図である。
【図4】図1に示すパルス幅変調形インバータ装置の動作を説明する波形図である。
【図5】実施例2のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。
【図6】実施例3のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。
【図7】実施例4のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。
【図8】実施例5のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。
【図9】実施例6のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。
【図10】従来技術のパルス幅変調形インバータ装置の電気接続図である。
【図11】図10に示すパルス幅変調形インバータ装置の動作を説明する波形図である。
【符号の説明】
AC コンデンサ
AL リアクトル
ALC 三相フィルタ回路
CG キャリア三角波発生回路
CT 出力電流検出回路
DR 駆動回路
DCV 直流電源
DSW 第1の極性切換回路
DM(+) 正極性対応デッドタイム回路
DM(−) 負極性対応デッドタイム回路
DT デッドタイム処理回路
D1 帰還ダイオード
D2 帰還ダイオード
D3 帰還ダイオード
D4 帰還ダイオード
D5 帰還ダイオード
D6 帰還ダイオード
IV 単相インバータ回路
INV 三相インバータ回路
LC 単相フィルタ回路
PSW 第2の極性切換回路
PWM パルス幅制御回路
VR 出力電圧指令回路
TR1 第1のスイッチング素子
TR2 第2のスイッチング素子
TR3 第3のスイッチング素子
TR4 第4のスイッチング素子
TR5 第5のスイッチング素子
TR6 第6のスイッチング素子
TRN 変圧器
Cr キャリア三角波信号
Ct1 第1の出力電流検出信号
Ct2 第2の出力電流検出信号
Ct3 第3の出力電流検出信号
Dm− 負極性対応デッドタイム信号
Dm+ 正極性対応デッドタイム信号
PWm1 第1のパルス幅制御信号
PWm2 第2のパルス幅制御信号
PWm3 第3のパルス幅制御信号
Td デッドタイム期間
Vr1 第1の出力電圧指令信号
Vr2 第2の出力電圧指令信号
Vr3 第3の出力電圧指令信号
Un1 第1のアーム下側用制御信号
Un2 第2のアーム下側用制御信号
Un3 第3のアーム下側用制御信号
Up1 第1のアーム上側用制御信号
Up2 第2のアーム上側用制御信号
Up3 第3のアーム上側用制御信号
Un0 デッドタイム未処理信号(アーム下側用)
Up0 デッドタイム未処理信号(アーム上側用)

Claims (2)

  1. 直流電源のプラス側出力に接続される第1のスイッチング素子と前記第1のスイッチング素子に直列に接続された第2のスイッチング素子からなる第1アームと前記直流電源のプラス側出力に接続される第3のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子に直列に接続された第4のスイッチング素子からなる第2アームとを二相ブリッジ接続してなる単相インバータ回路と、予め定めた商用周波数の正弦波からなる第1の出力電圧指令信号と前記第1の出力電圧指令信号に対して180°位相シフトした第2の出力電圧指令信号とを出力する出力電圧指令回路と、予め定めた高周波数のキャリア三角波信号を出力するキャリア三角波発生回路と、前記第1の出力電圧指令信号と前記キャリア三角波信号との比較に基づいて第1のパルス幅制御信号を生成し前記第2の出力電圧指令信号に基づいて前記第1のパルス幅制御信号に対して180°位相シフトした第2のパルス幅制御信号を生成するパルス幅制御回路と、前記第1アームの第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との同時短絡の防止と前記第2アームの第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子との同時短絡を防止するための予め定めたデッドタイム期間を設けて前記第1のパルス幅制御信号のターンオンを前記デッドタイム期間遅らせて前記第1アームの第1のスイッチング素子を導通させる第1のアーム上側用制御信号を生成すると共に前記第1のパルス幅制御信号を反転し前記反転した信号のターンオンを前記デッドタイム期間遅らせて前記第1アームの第2のスイッチング素子を導通させる第1のアーム下側用制御信号を生成するデッドタイム処理を行う第1のデッドタイム生成回路と、前記第2のパルス幅制御信号を前記デッドタイム処理と同一処理を行って前記第2アームの第3のスイッチング素子を導通させる第2のアーム上側用制御信号を生成すると共に前記第2アームの第4のスイッチング素子を導通させる第2のアーム下側用制御信号を生成する第2のデッドタイム生成回路と、前記第1のデッドタイム生成回路及び第2のデッドタイム生成回路から出力される前記各制御信号に応じて前記第1アーム及び第2アームの各スイッチング素子を駆動させる駆動回路とを備えたパルス幅変調形インバータ装置において、前記第1のデッドタイム生成回路が、前記第1アームから負荷に供給される出力電流の極性が正極性のときに前記第1のパルス幅制御信号のオン期間を前記デッドタイム期間だけ位相シフトして前記第1アームの第1のスイッチング素子を導通させる第1のアーム上側用制御信号を生成すると共に前記第1のパルス幅制御信号を反転し前記反転した信号のターンオンを前記デッドタイム期間2つ分遅らせて前記第1アームの第2のスイッチング素子を導通させる第1のアーム下側用制御信号を生成し、他方前記第1アームから負荷に供給される出力電流の極性が負極性のときに前記第1のパルス幅制御信号のターンオンを前記デッドタイム期間2つ分遅らせて前記第1アームの第1のスイッチング素子を導通させる第1のアーム上側用制御信号を生成すると共に前記第1のパルス幅制御信号を反転し前記反転した信号のオン期間を前記デッドタイム期間だけ位相シフトして前記第1アームの第2のスイッチング素子を導通させる第1のアーム下側用制御信号を生成するデッドタイム処理を行う第1のデッドタイム生成回路であり、前記第2のデッドタイム生成回路が、前記第1のパルス幅制御信号に対して180°位相シフトした前記第2のパルス幅制御信号を前記デッドタイム処理と同一処理を行って前記第2アームの第3のスイッチング素子を導通させる第2のアーム上側用制御信号と前記第2アームの第4のスイッチング素子を導通させる第2のアーム下側用制御信号とを生成する第2のデッドタイム生成回路であることを特徴とするパルス幅変調形インバータ装置。
  2. 前記単相インバータ回路から出力される高周波パルス電圧の高周波成分を除去して単相系統電源と同一周波数の基本波成分のみを抽出する単相フィルタ回路と、前記単相フィルタ回路の交流出力電圧を前記単相系統電源の基準電圧とほぼ同等電圧に昇圧又は降圧する変圧器とを備えたことを特徴とする請求項1記載のパルス幅変調形インバータ装置。
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