JP4286579B2 - フレキシブル基板用コネクタ - Google Patents

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7005Guiding, mounting, polarizing or locking means; Extractors
    • H01R12/7011Locking or fixing a connector to a PCB
    • H01R12/707Soldering or welding

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板上に表面実装され、同プリント基板とフレキシブル基板(以下、FPCと称す)との電気的接続に用いられるフレキシブル基板用コネクタ(以下、FPC用コネクタと称す)の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10,図11,図12に、従来のFPC用コネクタ301の一例を示す。
【0003】
図10及び図11に示すように、FPC用コネクタ301は、ハウジング310に複数の端子320や一対の補強金具340a,340bが取り付けられている。
【0004】
ハウジング310の正面及び背面には、それぞれ開口部330aと複数の端子保持穴330bとが形成されている。これらの開口部330aと複数の端子保持穴330bとは連絡している。さらに、ハウジング310の内部には、図示しないFPCを収容するFPC挿入空間311を有する。
【0005】
このFPC挿入空間311には、複数の端子保持穴330bから開口部330aに向かって延びる前記複数の端子320が並設されており、前記各端子320は各々に対応して設けられた前記端子保持穴330bにハウジング310の後方から圧入される。尚、これらの端子320には、図示しないプリント基板の表面と平行な方向に前記FPCの端部が受容される。これにより、プリント基板とFPCとの間の電気的な接続が行われる。
【0006】
また、ハウジング310の両側には、ハウジング310をその高さ方向に貫く貫通穴316a,316bが形成されている。これらの貫通穴316a,316bに図示しないプリント基板に対してFPC用コネクタ301を取り付けるための前記補強金具340a,340bが圧入される。
【0007】
補強金具340aは、ハウジング強度を高める補強部材でもある。
【0008】
図12に示すように、補強金具340aは、矩形状の板金の一縁が二股状に分岐されて形成され、本体部350と、二つの脚部341a,341bを有する形状に加工されている。尚、補強金具340bは補強金具340aと同一の構成(勝手違い)であるため補強金具340bの説明を省略する。
【0009】
補強金具340a(340b)によりハウジング310をプリント基板に取り付けると、二つの脚部341a,341bの中間部位が、ハウジング310側に形成された当接部370に当接し補強金具340aの位置決めがなされる。
【0010】
補強金具340aは貫通穴316aに圧入され、その本体部350の外面に形成されたくさび状の係止爪部344a,344bが前記貫通穴316aの内壁面に係止されている。
【0011】
そして、補強金具340aを有するFPC用コネクタ301を図示しないプリント基板の所定位置に取り付ける。この取り付けにあたっては、FPC用コネクタ301の後方に露出した各端子320のテール部分がプリント基板の表面上に設けられた導体パターン(図示せず)に半田付けされるほか、プリント基板と補強金具340aの各脚部341a,341b及び補強金具340bの図示しない他の脚部を半田等によりボンディングして行う。
【0012】
このときにFPC用コネクタ301に作用する外力の大部分は、図10及び図11に示す補強金具340a,340bで受ける。つまり、FPC用コネクタ301のプリント基板に対する保持力は、補強金具340a,340bに委ねられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したFPC用コネクタ301にあっては、主としてFPCのFPC用コネクタ301への接続作業の際に、FPC用コネクタ301をプリント基板から離脱する様に働く図10及び図12におけるB方向への偶力(以下、こじり力と称す。)が、ハウジング310の少なくとも開口部330aの上側に加わる。
【0014】
こじり力は、図11に示すような二つの補強金具340aと補強金具340bとを結ぶ仮想軸Pを中心にその周囲に作用する。
【0015】
すると、ハウジング310には、仮想軸Pを回動中心として図10における時計回りのモーメントを生ずるのでFPC用コネクタ301がプリント基板から外れる虞があった。
【0016】
こじり力に対しては、前記係止爪部344a,344bが貫通穴316aの内壁面と係止する力のみで対抗している。このため、FPC用コネクタ301のこじり力に対する充分な保持力を期待することができなかった。
【0017】
さらに、ハウジング310は樹脂製によって成形されおり、補強金具340a,340bは金属で成形されている。そのため、補強金具340a,340bが耐え得るこじり力の大きさとハウジング310が耐え得るこじり力の大きさとは異なり、樹脂製のハウジング310の方が強度的に劣る。
【0018】
このため、補強金具340a,340bがこじり力に耐えることができプリント基板上への固着を維持し得たとしても、通常、プラスチックからなるハウジング310が、そのこじり力に耐えられずに破損してしまうことが考えられる。
【0019】
加えて、FPC用コネクタ301全体を小型化(低背化)する等の限界設計を進めていくと、従来の補強金具340a,340bだけではプリント基板に対するFPC用コネクタ301の十分な保持力を確保できないという問題もあった。
【0020】
そこで、本発明は、このような問題に着目してなされたものであり、耐久性に優れ、プリント基板への実装強度が向上されたFPC用コネクタを提供することを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決する為に以下の手段を採用した。
すなわち、プリント基板上に表面実装され、前記基板の表面と平行な方向にフレキシブル基板の端部を受容し前記両基板間の電気的な接続を行うフレキシブル基板用コネクタにおいて、フレキシブル基板挿入口及びフレキシブル基板挿入空間を有するハウジングと、脚部がプリント基板に固着され、且つ前記ハウジングとその上方で係合する係合手段とを備える。
さらに、前記ハウジングには、前記プリント基板に垂直な方向に貫通穴が設けられており、前記係合手段が当該貫通穴内に配置されるとともに、前記係合手段は、前記プリント基板表面に平行な平面部を有するFPC用コネクタである。
【0022】
上記の本発明にあっては、脚部がプリント基板に固着され、且つその上方に設けられた、プリント基板表面に平行な平面部を以てハウジングと係合する係合手段を有するので、主としてFPC接続作業の際にハウジングに作用するこじり力に対抗できる。そのため、ハウジングを実装されているプリント基板から外れにくくすることができる。
【0023】
また、本発明に係る係合手段は、当該ハウジングのうち少なくともフレキシブル基板挿入口の側近部位と係合する構成とすることも考えられる。このように構成することにより、一般にFPC挿入時に前方寄りに作用するこじり力に対し有効に抗することができる。
【0024】
さらに、本発明に係る係合手段は、その脚部にU字状の折り曲げによる構成としてもよい。このように構成することにより、U字状折り曲げの筒面に沿って半田フィレットが形成されやすくなり、以て実装強度の向上が図れる。
【0025】
係合手段としては、その脚部と平面部との中間部位に位置し、前記貫通穴の内壁面に係止する係止爪部を具備するようにしてもよい。この様に構成することにより、プリント基板への実装を行う以前の段階、即ちコネクタ製造から流通段階において、ハウジングから係合部材が脱落するのを防げる他、前記平面部によるハウジング係止との相乗効果により、更なる実装強度の向上を図ることができる。
前記平面部を、前記ハウジングの上方に形成した平面部分と係合させることにより、係合手段とハウジングとの接触面積が増大し、もって接触部分における集中応力の発生を抑え、かつ保持力をハウジング上面にまんべんなく発生させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態に係るFPC用コネクタの説明を行う。
【0027】
図1は本実施形態に係るFPC用コネクタ1の斜視図を示し、図2は本実施形態に係るFPC用コネクタ1の上面図を示す。
【0028】
まず、これらの図からわかるように、本実施形態に係るFPC用コネクタ1は、ハウジング10と、ハウジング10に装着されている複数の端子20と、ハウジング10をプリント基板60に取り付ける補強金具40a,40bとを備えている。
【0029】
ハウジング10は図3からわかるように、内部にFPC挿入空間11を有する。
【0030】
さらに、ハウジング10の正面及び背面には、それぞれFPC挿入口である開口部30aと複数の端子保持穴30bが設けられており、これらの開口部30aと複数の端子保持穴30bとが前記FPC挿入空間11を介して連絡している。
【0031】
また、図1や図3からわかるように、複数の端子20は二股状になっており、それぞれの端子に対応する端子保持穴30bにハウジング10の後方から圧入され、その接点20a,20aは開口部30aの近傍にまで及んでいる。またハウジング10の後部からは、プリント基板上の導体パターンに半田付けされるテール部20bが露出する。
【0032】
図3に二点鎖線で示すように、開口部30aから挿入されたFPC50は、端子20の上下の接点20a,20a間に挟持され、FPC50上の接点パターン(図示せず)と各端子との電気的接続が図られる。
その結果、FPC50上の導体パターンとプリント基板60上の導体パターンとが、端子20の接点20a及びテール部20bを介して接続されることになる。
【0033】
さらに、ハウジング10は、図1〜図4からわかるように天板12と、天板12に対向する底板13と、両側壁部14a,14bとを有している。これらの要素により画成される空間が既述したFPC挿入空間11である。
【0034】
また、図3に示すように、本実施形態のハウジング10の開口部30a側には、開口部30aから端子保持穴30bに延在するレール状のガイド部15が天板12と底板13とに設けられている。即ち、このガイド部15は、天板12と底板13とに櫛歯状の凹凸(相互に並列配置される凸部15bおよび凹部15c)を設けることで形成される。
【0035】
即ち、上下の各接点20a,20aは、凹部15c内に配置され、両接点20a,20aの両側面は凸部15bによりガイドされる。凹部15cは、一定の厚みを有するFPC50が挿入されることにより生じる各接点20a,20aの変位を吸収し得る深さとする必要がある。
【0036】
さらに、図5に示すように、ハウジング10の側壁部14a,14bには、高さ方向、即ち天板12から底板13に抜ける、貫通穴16a,16bが設けられている。貫通穴16a,16bは、図1,5,6に示すように、FPC用コネクタ1をプリント基板60に取り付けた状態でプリント基板60に対して垂直な方向に設けられている。
【0037】
また、ハウジング10の天板12には、貫通穴16a,16bの各開口18a,18bに連絡する凹部17a,17bが形成されている。加えて、ハウジング10の底板13には、開口18a,18bにそれぞれ連絡する開口18c,18dが設けられている。
【0038】
凹部17a,17bは、天板12の中心側に臨む。よって、貫通穴16a及び凹部17aと、貫通穴16b及び凹部17bとを垂直縦断面で見ると、図5のようにL字型を倒立したごとき形状に見える。
【0039】
ハウジングの上方に形成された凹部17a,17bはその底面が平面形状をしている。よってこの明細書では、凹部17a,17bをハウジングの上方に形成された平面部分ということにする。但し、ハウジング10の天板12も平面であるので、天板12を平面部分と捉えることもできる。
【0040】
そして、貫通穴16a,16bには、各々L字型の補強金具40a,40bを挿通する。これにより、補強金具40a,40bが貫通穴16a,16b内に配置される。
【0041】
補強金具40a,40bは、それぞれ貫通穴16a,16bに圧入される脚部41a,41bと、凹部17a,17bにそれぞれ収容される折り曲げ部42a,42bとを有する。折り曲げ部42a,42bはプリント基板60の表面と平行な平面部である。よって折り曲げ部42a,42bをプリント基板表面に平行な平面部ということができる。
【0042】
脚部41a,41bは、プリント基板60の表面にFPC用コネクタ1を取り付けるときに、プリント基板60と半田等により接合(固着)される部位である。
【0043】
また、折り曲げ部42a,42bは、上記で述べた様にハウジング10の凹部17a,17b内に収容されることにより、ハウジング10のプリント基板60からの離脱を強固に阻止すべくハウジング10と係合する。よって、折り曲げ部42a,(42b)を有する補強金具40a(40b)を係合手段ということができる。
【0044】
モーメントを生ずるこじり力はハウジング10の開口部30a寄りに作用するので、折り曲げ部42a,42bは、少なくとも図3に示すFPC50が挿入される開口部30a側を覆う部位、換言すれば、ハウジング10のうち少なくとも開口部30aの側近部位と係合するように設けられることが望ましい。側近部位とは、開口部30aから奥行き方向中央部分の範囲の部位をいうものとする。
【0045】
脚部41a,41bの各端部43a,43bは、それぞれ貫通穴16a,16bの各開口18c,18dから突出する長さとされる。そして、その突出した端部43a,43bとプリント基板60との接合箇所に半田付けが行われて半田フィレット80が形成され、ハウジング10(FPC用コネクタ1)がプリント基板上に固着される。
【0046】
また、図6に示すように、補強金具40aは、その向かい合う二側辺に貫通穴16aの内壁に突出する第一係止爪部44a,第二係止爪部44bを具備する。これらの係止爪部44a,44bは、脚部41aと平面部42aとの中間部位に位置し、前記貫通穴16aの内壁面に係止する。補強金具40bにも同様の係止爪部が形成されている。
【0047】
これらの第一係止爪部44a,第二係止爪部44bは、補強金具40aを貫通穴16aへ組み立て圧入したとき、貫通穴16aの内壁の一部と係合する。
【0048】
本実施形態におけるFPC用コネクタ1にあっては、折り曲げ部42a,折り曲げ部42bがハウジング10に生じるモーメントに抗し、ハウジング10をプリント基板60に強固に繋ぎ止める構成であるので、FPC50を抜き差しする時や、同じくFPC50を引き回す時に作用するこじり力(図5中A方向に働く力)に十分耐えうる実装強度を実現することができる。
【0049】
本実施形態の補強金具40a,40bによれば、こじり力に対応できるのでFPC用コネクタ1のプリント基板60への保持力を向上させることができる。それに伴い、FPC用コネクタ1の強度を高め以て信頼性の高い電子回路装置を提供することが可能となる。
【0050】
加えて、図6に示すように、本実施形態に係る第一係止爪部44a,第二係止爪部44bは、貫通穴16aの内壁と係合する構成を有している。この構成と、前述した折り曲げ部42a,42bの構成とを組み合わせることにより、FPC50を接続したり、FPC50を引き回す際に作用する「こじり力」(図6中A方向に働く力)に充分に対抗することができる。
【0051】
またハウジングの上方に形成された凹部17a,17bの底面は平面形状をしている。よって当該凹部17a,17bに補強金具40a,40bの平面部である折り曲げ部42a,42bが収容されると、平面同士の接触面積が増大する。この結果、接触部分における集中応力の発生を抑え、かつ保持力をハウジング上面に満遍なく発生させることができる。
【0052】
<変形例1>
【0053】
また、本実施形態における補強金具40a,40bの代わりに、図7に示すような、補強金具140としてもよい。変形例1に係るFPC用コネクタを符号101で示す。
【0054】
補強金具140は、図5に示す補強金具40aの折り曲げ部42aに相当する部分がない代わりに、補強金具40aの脚部41a(補強金具40bの脚部41b)の上端部に、側方に張り出す第一腕部142a,第二腕部142bが設けられている。補強金具140は、これら第一腕部142aと第二腕部142bとにより全体が略T字型に形成されている。
【0055】
また、補強金具がこのような形態であるので、変形例1にあっては、ハウジングについても若干異なる。すなわち、変形例1に係るハウジング110にはハウジング10の貫通穴16aに相当する貫通穴116aを有するが、この貫通穴116aは、その内壁面に、第一腕部142a及び第二腕部142bをそれぞれ受ける係合凹部145a及び係合凹部145bが形成されている。
【0056】
従って、ハウジング110にこじり力(図7中C方向に働く力)が付加されても、補強金具140を有するFPC用コネクタ101にあっては、第一腕部142a,第二腕部142bが係合凹部145a,145bに係合しハウジング上方を保持するようになるのでFPC用コネクタ101は、プリント基板60に対する充分な保持力を得ることができる。
【0057】
さらに、図7に示すように、補強金具140は、補強金具40a(40b)に形成されている第一係止爪部44a及び第二係止爪部44bにそれぞれ相当する第一係止爪部144a,第二係止爪部144bを有する。これらの係止爪部144a,144bも貫通穴116a内壁と係合する。
【0058】
<変形例2>
【0059】
また、本実施形態に係る補強金具40a,40b(図5参照)のその他の変形例として、図8には、前述した実施形態における折り曲げ部42aを有する補強金具40aと変形例1の補強金具140の第一腕部142a,第二腕部142b(係合手段)とを組み合わせた補強金具240を例示する。
【0060】
このように、本変形例における補強金具240を用いたFPC用コネクタは、図5に示す本実施形態における補強金具40aの構成と、図7に示す変形例1における補強金具140の構成とを併せ持つことにより、FPC用コネクタ自体の耐久性と、プリント基板60に取り付けられたときの保持力を一層得ることができる。このため耐落下衝撃性や剥離強度を十分に高めることができる。
【0061】
<変形例3>
最後に、本実施形態に係る補強金具40a,40bは、変形例として次のように構成しても良い。即ち図9の変形例3に示すFPC用コネクタ401の補強金具440a,440bのように、それら金具の各々の脚部441a,441bにU字状折曲部443a,443bを設ける。これにより、補強金具440a,440bが実装対象であるプリント基板60と接する部分に各々一筋の稜線を有する曲面が形成される。この曲面は、半田が付着しやすい形状であるので半田フィレット80が確実に形成されるとともに半田フィレット80との接触面積が増え、以て実装強度が高まる。なお図9中、符号410および411は、それぞれ既述したハウジング410およびFPC挿入空間11に相当する。
【0062】
〈その他〉
なおフレキシブル基板用コネクタ1は、以下のようにも特定できる。
(付記)
プリント基板60に実装されるとともに前記基板60と平行にフレキシブル基板50の端部が挿入されることにより、前記プリント基板60およびフレキシブル基板50の電気的な接続を行うフレキシブル基板用コネクタ1において、
【0063】
フレキシブル基板挿入口30aを有するハウジング10と、
【0064】
脚部41a(41b)によって前記プリント基板60に固着されかつ前記ハウジング10とその上方で係合する係合手段40a(40b)とを備え、
【0065】
前記ハウジング10には、その高さ方向に延びるとともに前記係合手段40a(40b)が配置される貫通穴16a(16b)が設けられ、
【0066】
前記係合手段40a(40b)は、当該係合手段が前記貫通穴16a(16b)に配置された状態で前記プリント基板60の表面と平行な平面部42a(42b)を有し、当該平面部42a(42b)がハウジング上方の平面部分17a(17b)に係合することを特徴とする。
【0067】
尚、本発明のフレキシブル基板用コネクタは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、耐久性に優れたFPC用コネクタを提供することが可能となる。
【0069】
また、本発明によれば、FPC用コネクタのプリント基板等への保持力を向上させることができ耐落下衝撃性や剥離強度を十分に高めることができる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るFPC用コネクタの斜視図である。
【図2】本実施形態に係るFPC用コネクタの平面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】本実施形態に係るFPC用コネクタの正面図である。
【図5】図2のZ−Z線断面図である。
【図6】図2のW−W線断面図である。
【図7】変形例1に係るFPC用コネクタの側断面図であって図6に相当する図である。
【図8】変形例2に係る補強金具の斜視図である。
【図9】変形例3に係るFPC用コネクタの一部切欠き正面図であって、図4に相当する図である。
【図10】従来のFPC用コネクタの斜視図である。
【図11】従来のFPC用コネクタの平面図である。
【図12】図11のY−Y線断面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル基板用コネクタ
10 ハウジング
11 FPC挿入空間
12 天板
13 底板
14a 側壁部
14b 側壁部
15 ガイド部
15b 凸部
15c 凹部
16a 貫通穴
16b 貫通穴
17a 凹部
17b 凹部
18a 開口
18b 開口
18c 開口
18d 開口
20 端子
20a 接点
20b テール部
30a 開口部
30b 端子保持穴
40a 補強金具
40b 補強金具
41a 脚部
41b 脚部
42a 折り曲げ部
42b 折り曲げ部
43a 端部
43b 端部
44a 第一係止爪部
44b 第二係止爪部
50 フレキシブル基板
60 プリント基板
80 半田フィレット
101 フレキシブル基板用コネクタ
110 ハウジング
116a 貫通穴
140 補強金具
142a 第一腕部
142b 第二腕部
144a 第一係止爪部
144b 第二係止爪部
145a 係合凹部
145b 係合凹部
240 補強金具
301 フレキシブル基板用コネクタ
310 ハウジング
311 FPC挿入空間
316a 貫通穴
316b 貫通穴
320 端子
330a 開口部
330b 端子保持穴
340a 補強金具
340b 補強金具
341a 脚部
341b 脚部
344a 係止爪部
344b 係止爪部
350 本体部
370 当接部
401 フレキシブル基板用コネクタ
410 ハウジング
411 FPC挿入空間
440a 補強金具
440b 補強金具
441a 脚部
441b 脚部
443a U字状折曲部
443b U字状折曲部
P 仮想軸

Claims (7)

  1. プリント基板(60)上に表面実装され、前記基板(60)の表面と平行な方向にフレキシブル基板(50)の端部を受容し前記両基板間の電気的な接続を行うフレキシブル基板用コネクタ(1)において、
    フレキシブル基板挿入口(30a)及びフレキシブル基板挿入空間(11)を有するハウジング(10)と、
    脚部(41a,41b)が前記プリント基板(60)に固着され、且つ前記ハウジング(10)とその上方で係合する係合手段(40a,40b)と、
    を備え、
    前記ハウジング(10)には、前記プリント基板に垂直な方向に貫通(16a,16)が設けられており、前記係合手段(40a,40b)が当該貫通穴(16a,16)内に配置されるとともに、
    前記係合手段(40a,40)は、前記プリント基板表面に平行な平面部(42a,42b)を有し、
    前記平面部(42a,42b)は、前記ハウジング(10)の上面を押さえるように前記フレキシブル基板挿入空間(11)側に折り曲げられた折り曲げ部からなることを特徴とするフレキシブル基板用コネクタ。
  2. 前記平面部(42a,42b)は、前記ハウジング(10)の上面を押さえるように前記フレキシブル基板挿入空間(11)側に折り曲げられた折り曲げ部からなり、かつ、該折り曲げ部としての平面部(42a,42b)の先端部が、前記フレキシブル挿入空間(11)の上方において該フレキシブル挿入空間(11)と重なるように該フレキシブル基板挿入空間(11)側に突出していることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル基板用コネクタ。
  3. 前記ハウジング(10)の上方には、前記平面部(42a,42b)を収容する底面が平面形状を有する凹部(17a,17b)が設けられ、前記平面部(42a,42b)は、前記凹部(17a,17b)内に収容されることで、ハウジング(10)と係合する、請求項1又は2に記載のフレキシブル基板用コネクタ。
  4. 前記係合手段(40a,40)は、前記ハウジング(10)のうち少なくともフレキシブル基板挿入口(30a)の側近部位と係合することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載のフレキシブル基板用コネクタ。
  5. 前記係合手段(440a,440b)の脚部(441a,441b)が、U字状折曲部(443a,443b)により形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載のフレキシブル基板用コネクタ。
  6. 前記係合手段(40a,40b)は、その脚部(41a,41b)と平面部(42a,42b)との中間部位に位置し、前記貫通穴(16a,16b)の内壁面に係止する係止爪部(44a,44b)を具備することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一に記載のフレキシブル基板用コネクタ。
  7. 前記平面部(42a,42b)は、ハウジング(10)上方の平面部分(17a,17b)と係合することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一に記載のフレキシブル基板用コネクタ。
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