JP4286559B2 - 作業区域区画用具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送電、配電に係る諸施設において電気工事あるいは保守点検等を行う際に、作業区域とその周辺に存在する高圧活線区域とを区画して作業の安全を図る作業区域区画用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
送電、配電に係る諸施設、例えば架空電線路の電気工事あるいは保守点検等の作業を行うときには、主に支持柱(電柱)上での作業となる。支持柱は電線路の支持だけでなく、変圧器等の機械器具が設置され、高圧電線路が水平方向だけでなく高圧引下線のように垂直方向にも配線されていることが少なくない。このような中で作業を行うことは危険を伴うので、高圧電線路などの危険箇所に対して接近できる接近可能区域を設定し、この接近可能区域から人体や機材が危険箇所に向けて出ないように区画する対策が講じられる。
【0003】
近接可能区域を設定する従来方法として、絶縁性の網やロープを張り巡らせることが一般的に行われるが、雨水に曝されたとき含水して絶縁性が損なわれることや、緊張状態に設置し難いために区画手段としての機能に乏しい等の問題があり、これに代わるものとして、網糸を編網した網体を用いた電気工事用区画具が知られている(特許文献1参照)。この電気工事用区画具は、鮮やかな色彩に着色した角目仕立ての網体の縁部に補強シートを固定し、補強シートに形成された挿通孔に連結用ロープを通し、ロープを何らかの支持体に結び付けることにより所要場所に網体を設置することができる。
【0004】
また、絶縁性のシートの少なくとも一辺に可撓性の棒状体を取り付けた電気工事用絶縁カバーが知られている(特許文献2参照)。この電気工事用絶縁カバーは、棒状体を折り曲げて活電部位に巻き付けると、絶縁カバーによって活電部位が覆われるものである。
【0005】
【特許文献1】
実登3035176号公報(第6〜9頁、図1)
【0006】
【特許文献2】
実開平07−20009号公報(第4〜7頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されたような網体をロープによって張設するものでは、ロープの先を繋着させる部位が存在しない場所、例えば、コンクリート柱上などでは展開状態に取り付けることができず、別途に鉄製フレームを用意して、これにロープを繋ぐことが開示されている。また、網体は網糸を角目仕立てに編網したものであるため、緊張状態に張設するには四方からロープで平均的に引っ張る必要があり、設置作業が容易でなく、高所での設置に多大な作業工数と危険性を伴う問題があった。
【0008】
また、特許文献2に開示された電気工事用絶縁カバーは、絶縁性シートの端辺に取り付けた可撓性の棒状体の折り曲げにより活電部位に絶縁性シートを被せることが容易としているが、高圧の活電部位に対してこのような作業は極めて危険であるため、低圧の活線部位の絶縁と活線部位の表示のためにしか対応できないものと考えられる。
【0009】
本発明が目的とするところは、コンクリート柱等の支持柱上に任意角度に設置して高圧部位と作業区域とを確実に区画して作業の安全を図る作業区域区画用具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る作業区域区画用具は、絶縁性材料により網目構造に形成された網目体を絶縁性のフレームにより支持した固定面と可動面とからなり、前記固定面はその上下一対の水平固定パイプの側端部が支持パイプの固定リングに固定され、前記可動面はその上下一対の水平可動パイプの側端部が前記支持パイプの可動リングにその軸心まわりの展開角度を調整可能に支持されて構成される区画体を備えると共に、前記水平固定パイプにその先端が回転可能に取付けられた上取付アーム及び前記支持パイプにその先端が回転可能に取付けられた下取付アームと、これらアームに対応する上下一対のアーム装着ホルダとから構成された前記区画体を支持柱に固定するための固定手段を備え、前記上下一対のアーム装着ホルダは、前記支持柱に装着される装着部と該装着部に対して固定角度調整可能でかつ取付アームの軸方向の挟持位置を任意に調整可能なアーム保持部とをそれぞれ備えることで、前記区画体の固定角度及び区画体の前記支持柱からの離隔距離を調整可能とすることを特徴とする。
【0011】
上記作業区域区画用具によれば、保管時や運搬時には小さく折り畳み状態とすることができ、設置時には区画の状態に応じて任意角度に展開することができる。従って、保管のためのスペースが少なく、運搬も容易であり、設置したときには大きな面積で且つ場所に応じた作業区域を確保することができる。また、網目体はフレームで支持されているので、常に一定の平面状態にあり、網目構造により風圧の影響を軽減させ、透視状態も得ることができる。
【0012】
また、区画体を作業場所や高圧部位の位置に応じた角度及び位置に設置することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下に示す実施の形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係る作業区域区画用具の全体構成を示すもので、フレームパイプによりネット体を支持した区画体1を上取付アーム6,下取付アーム7によりコンクリート柱(支持柱)Aに取り付けた状態を示している。区画体1は、固定面2と可動面3とを備えて構成され、可動面3は支持パイプ5の軸心回りに略270度回動可能で、任意の回動角度に固定できるように構成されている。
【0015】
図2は、区画体1をその可動面3が固定面2と同一平面上になる180度展開状態にして示すものである。固定面2は、支持パイプ5と、この支持パイプ5に一端側が固定された上下一対の水平固定パイプ11a,11bと、この水平固定パイプ11a,11bの他端側と支持パイプ5との間を斜めに接続する一対の傾斜固定パイプ12a,12bとにより固定ネット体8を支持して構成されている。 また、可動面3は、支持パイプ5に一端側で回動可能に支持された上下一対の水平可動パイプ13a,13bと、この水平可動パイプ13a,13bの他端側にそれぞれ他端が固定され、一端側が支持パイプ5に回動可能に支持された一対の傾斜可動パイプ14a,14bと、支持パイプ5とにより可動ネット体9を支持して構成されている。
【0016】
前記固定ネット体8及び可動ネット体9は、目立ちやすいように鮮やかな色彩(ここでは黄色)の絶縁性樹脂を網目構造に樹脂成形された格子孔シートを所要形状に裁断したものである。支持パイプ5、水平固定パイプ11a,11b、水平可動パイプ13a,13bに対する取り付けは、所要部位に延出形成された巻き付け代8a,9aをパイプに半周させて折り返し、重ね合わせ部分を絶縁性材料により形成された結束バンド15で固定している。また、傾斜固定パイプ12a,12b及び傾斜可動パイプ14a,14bに対しては、格子孔を通してパイプに巻き付けた結束バンド15により固定されている。
【0017】
前記支持パイプ5は、図3に示すように、FRP製のパイプ16の上下に水平固定パイプ11a、11bを固定する固定リング17がリング固定ピン18をパイプ16に貫通させて固定されており、側面に中心に向けて貫通する固定穴19に水平固定パイプ11a,11bの一端が嵌挿され、軸方向に貫通させたパイプ固定ピン20により固定される。また、固定リング17の一方面には、図3(b)に示すように、30度間隔で角度設定孔21が形成され、固定リング17に隣接して配置される可動リング(展開角度調整手段)22に固定された角度設定ピン23が嵌入する。
【0018】
前記可動リング22は支持パイプ5に回転可能に嵌挿され、図3(a)(c)に示すように、固定リング17と対面する面の円周上180度位置に2本の角度設定ピン23が固定され、角度設定ピン23を固定リング17の角度設定孔21に嵌入させる位置を変えることにより30度間隔でパイプ16上での回動角度が変化できるように構成されている。また、側面に中心に向けて貫通する固定穴24には水平可動パイプ13a,13bの一端が嵌挿され、軸方向に貫通させたパイプ固定ピン20により固定されている。パイプ16の両端には、それぞれネジ軸25a部分を外部に突出させて嵌入軸25が嵌入固定されており、ネジ軸25aにワッシャ26を嵌め込み、操作ノブ27を螺進させることにより、可動リング22は固定リング17上に位置固定される。このように固定リング17に設けられた角度設定孔21に可動リング22の角度設定ピン23が嵌入して角度設定された可動面3の展開状態は、操作ノブ27の締め付けにより固定されるので、区画体1に作業者がもたれかかるようなことがあっても可動面3の展開角度が変化することがなく、可動面3が角度変化して作業者がよろけてしまうことなく受け止めることができるだけの角度保持強度が得られる。
【0019】
上下の操作ノブ27の螺入を角度設定ピン23が角度設定孔21に嵌入している高さ寸法以上に緩め、可動リング22を固定リング17から引き離すことができる状態にして、水平可動パイプ13a,13bを持って上下の可動リング22を固定リング17から引き離して角度設定ピン23が角度設定孔21から抜き出た状態とし、上下の水平可動パイプ13a,13bが所望の角度になるように可動リング22を回動させた後、上下の可動リング22をそれぞれ固定リング17側に押し出し、角度設定ピン23を角度設定孔21に押し込み、操作ノブ27締め付ける操作を行うことにより、可動面3の角度調節を行うことができる。
【0020】
水平固定パイプ11a,11b及び水平可動パイプ13a,13bの他端側先端部分には、図3(a)に示すように、ゴム製のキャップ28が被せられて先端部分による人体への障害を防止すると共に、パイプ内への水や塵埃の侵入を防止している。また、水平固定パイプ11a,11b及び水平可動パイプ13a,13bの他端側には固定ピン29により連結具30が固定され、連結具30に傾斜固定パイプ12a,12b又は傾斜可動パイプ14a,14bの一端が固定ピン29により固定される。
【0021】
傾斜固定パイプ12a,12bの他端側は、図2、図5に示すように、支持パイプ5に固定された固定具31に上下対の他端が固定される。傾斜可動パイプ14a,14bの他端側は、支持パイプ5に回動可能に嵌挿された回動具32に上下対の他端が固定される。
【0022】
上記構成になる区画体1を図1に示すようにコンクリート柱Aに取り付けるために、水平固定パイプ11aに上取付アーム6、支持パイプ5に下取付アーム7がそれぞれ固定される。
【0023】
上取付アーム6は、図4に示すように、FRP製のパイプ33の一端に装着具34を固定して構成されている。装着具34は、パイプ33を固定ピン29によって固定した基部35と、この基部35に回動可能に連結された回動部37との間で水平固定パイプ11aを挟持できるように構成されている。基部35は一対の支持部36、36の間に回動部37の一端を軸支し、基部35に枢ピン38により回動可能に取り付けられたネジ軸39に螺入された操作ノブ40を緩め、ネジ軸39を回動部37の一対のノブ受け部53の間から仮想線で示す位置に回動させると、回動部37を仮想線で示す位置に回動させて基部35上を開放することができる。図示するように基部35のパイプ保持凹部41に水平固定パイプ11aが嵌まり込むようにして基部35を水平固定パイプ11aに当て、図示するように回動部37を回動させて水平固定パイプ11a上に被せ、基部35及び回動部37の双方に形成されたパイプ保持凹部41,42の間に水平固定パイプ11aを挟み込み、ネジ軸39を回動させて操作ノブ40が回動部37上に位置するようにして操作ノブ40を締め付けると、水平固定パイプ11aは基部35と回動部37との間で挟圧され、上取付アーム6は水平固定パイプ11aに取り付けられる。
【0024】
一方、下取付アーム7は、図5に示すように、支持パイプ5に取り付けられたアーム連結具44に着脱可能に連結される。アーム連結具44は、支持パイプ5に嵌挿された嵌挿部45から一対の挟持部46a,46bが延出形成されており、挟持部46aに形成された軸穴54から挿通された締付軸47の先端に形成されたネジ部48が挟持部46bに形成されたネジ穴49に螺入するように構成され、締付軸47には固定ピン51により操作ノブ50が固定されている。下取付アーム7はその一端に一対の挟持部46a,46b間に嵌り合う嵌着部52が固定ピン53により固定されており、前記嵌着部52に形成された切割部分を締付軸47に通して挟持部46a,46b間に挿入し、操作ノブ50を回転操作して締付軸47先端のネジ部48をネジ穴49に螺進させると、一対の挟持部46a,46b間が締め付けられて装着部52を挟圧するので、下取付アーム7は支持パイプ5に取り付けられる。
【0025】
上記上取付アーム6及び下取り付けアーム7により区画具1をコンクリート柱Aに取り付けるためには、コンクリート柱Aにアーム装着ホルダ(設置位置角度調整手段)55,56を取り付ける。アーム装着ホルダ55,56は、図6(a)に示すようにコンクリート柱Aにチェーン57を巻回して取り付けた足場止め金具58に装着する。
【0026】
アーム装着ホルダ55,56は、図7、図8に示すように、Lの字状断面形状に形成された装着部60と、この装着部60に取り付けられたアーム保持部61とを備えて構成され、上取付アーム6を保持する上側のアーム装着ホルダ55は、図7に示すように、アーム保持部61が装着部60に対して角度調整可能に取り付けられた角度調整タイプを対応させ、下取付アーム7を保持する下側のアーム装着ホルダ56は、図8に示すように、アーム保持部61が装着部60に対して自在角度に回転できるフリー回転タイプを対応させる。
【0027】
アーム装着ホルダ55,56は、図6(b)に示すように、足場止め金具58に形成された2ヶ所の瓢箪形の装着穴59の大径部分から装着部60に固定された2本の装着ピン62を挿入し、小径部分側に移動させることにより装着ピン62のフランジ部分が小径部上に係着するので、この状態が維持されるように装着部60上に回動金具74により昇降できるように設けられている係止ピン63を足場止め金具58に形成された係止穴64に通るように下降させて係合状態を確保する。
【0028】
アーム保持部61には装着部60に固定された締付軸65の先端側に形成されたネジ形成部66に操作ノブ67が螺入されており、操作ノブ67を緩めると受け部68から回動部69が離れるので、パイプ保持凹部70,71間に上取付アーム6、下取付アーム7を挿入し、操作ノブ67を回転させて回動部69を受け部68側に進出させ、受け部68と回動部69との間で上取付アーム6、下取付アーム7を挟圧して固定する。
【0029】
上取付アーム6を保持するアーム装着ホルダ55は、図7に示すように、装着部60の垂下面に、それに固定された締付軸65を中心とする円周上に、垂直方向と45度方向とにそれぞれ角度調整穴(固定角度調整手段)72が形成されている。図1に示すように、区画体1をコンクリート柱Aと平行に取り付ける場合には、角度調整穴72の垂直方向の2ヶ所から固定ネジ73を挿入し、装着部60に対してアーム保持部61が水平方向になるようにネジ固定する。
【0030】
一方、下取付アーム7を保持するアーム装着ホルダ56は、図8に示すように、アーム保持部61は装着部60に対して締付軸65回りに自在回転できるように取り付けられているので、保持された下取付アーム7の角度変化は自在であり、角度変化した状態は操作ノブ67の締付によって固定される。
【0031】
上取付アーム6の水平固定パイプ11aに対する取付角度、下取付アーム7の支持パイプ5に対する取付角度は、それぞれ任意に変更でき、アーム装着ホルダ55のアーム保持角度も調整可能であり、アーム装着ホルダ56はアーム保持角度が自在であるため、図9に示すように、区画具1を水平方向にして設置することも、下向き角度や上向き角度に設置することもできる。従って、高圧活線部位と作業区域との間を最も確実に区画できるように区画体1を配置することができる。また、アーム装着ホルダ55,56による上取付アーム6又は下取付アーム7の挟持位置は任意に設定できるので、区画体1のコンクリート柱Aからの離隔距離は任意に調整可能である。
【0032】
図10は、本発明の参考例に係る作業区域区画用具を示すもので、より大きな面積の区画体100を設置したい場合に対応できるようにしたものである。この区画体100は、固定面101の両側に可動面102,103を角度調整可能に設けている。保管や運搬時には可動面102、103は固定面101上に重なるように回動させることができるので、体積を小さくすることができ、設置時には可動部102、103は任意角度に展開させて広い面積で区画することができる。この区画体100のコンクリート柱Aへの設置は、固定面101に一端で取り付けた3本の取付アーム104,105,106の他端をコンクリート柱Aに巻着させたアーム装着ホルダ107に装着することにより取り付けることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明した通り本発明に係る作業区域区画用具によれば、保管時や運搬時には小さく折り畳み状態とすることができ、設置時には区画の状態に応じて任意角度に展開することができる。従って、保管のためのスペースが少なく、運搬も容易であり、設置したときには大きな面積で且つ場所に応じた作業区域を確保することができる。また、区画体を作業場所や高圧部位の位置に応じた角度にして設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る作業区域区画用具の全体構成を示す斜視図。
【図2】 区画体の構成を示す展開図。
【図3】 可動面の角度調整構造を示す断面図。
【図4】 上取付アームの取付構造を示す(a)は平面図、(b)は断面図。
【図5】 下取付アームの取付構造を示す(a)は平面図、(b)は断面図。
【図6】 アーム装着ホルダの取付手順を示す斜視図。
【図7】 角度調整タイプのアーム装着ホルダの構成を示す(a)は正面図、(b)は側面図。
【図8】 フリー回転タイプのアーム装着ホルダの構成を示す(a)は正面図、(b)は側面図。
【図9】 区画体を水平に設置した状態を示す模式図。
【図10】 参考例に係る作業区域区画用具の構成を示す(a)は平面図、(b)は側面図。
【符号の説明】
1,100 区画体
2,101 固定面
3,102 可動面
5 支持パイプ(フレーム)
6 上取付アーム
7 下取付アーム
8 固定ネット体
9 可動ネット体
11a,11b 水平固定パイプ(フレーム)
12a,12b 傾斜固定パイプ(フレーム)
13a,13b 水平可動パイプ(フレーム)
14a,14b 傾斜可動パイプ(フレーム)
17 固定リング
22 可動リング(展開角度調整手段)
55,56 アーム装着ホルダ(設置位置角度調整手段)

Claims (1)

  1. 絶縁性材料により網目構造に形成された網目体を絶縁性のフレームにより支持した固定面と可動面とからなり、前記固定面はその上下一対の水平固定パイプの側端部が支持パイプの固定リングに固定され、前記可動面はその上下一対の水平可動パイプの側端部が前記支持パイプの可動リングにその軸心まわりの展開角度を調整可能に支持されて構成される区画体を備えると共に、前記水平固定パイプにその先端が回転可能に取付けられた上取付アーム及び前記支持パイプにその先端が回転可能に取付けられた下取付アームと、これらアームに対応する上下一対のアーム装着ホルダとから構成された前記区画体を支持柱に固定するための固定手段を備え、前記上下一対のアーム装着ホルダは、前記支持柱に装着される装着部と該装着部に対して固定角度調整可能でかつ取付アームの軸方向の挟持位置を任意に調整可能なアーム保持部とをそれぞれ備えることで、前記区画体の固定角度及び区画体の前記支持柱からの離隔距離を調整可能とすることを特徴とする作業区域区画用具。
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