JP4285268B2 - データ記録再生装置及びデータ最適化処理方法 - Google Patents

データ記録再生装置及びデータ最適化処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、デジタルCS(Communication Satellite)放送やデジタルBS(Broadcast Satellite)放送などを介して受信し、記録媒体に記録されたMPEG(Moving Picture Experts Group)2−TS(トランスポートストリーム:Transport Stream)(以下、MPEG2トランスポートストリーム、又は、単にトランスポートストリームと記載することもある)に係る処理の際に利用されるデータ記録再生装置及びデータ最適化処理方法に関する。
デジタルCS放送やデジタルBS放送では、放送される映像や音声を含むビデオデータ及びオーディオデータなどが圧縮されて、188バイトの固定長のMPEG2−TSパケット(以下、トランスポート・パケット又は単にパケットと記載することもある)が生成され、MPEG2トランスポートストリームに組み込まれて送信される。こうしたデジタルCS放送やデジタルBS放送を通じてトランスポートストリームを受信するデジタル放送受信側において、例えば、ハードディスクなどのような記録媒体にトランスポートストリームを記録して再生することを可能とする機器開発が、近年盛んに行われている。デジタル放送を介して受信するMPEG2トランスポートストリームを記録媒体に記録/再生した場合には、好みの番組の録画や、裏番組の録画、留守録、追っかけ再生(記録しながら遅れて再生)などの実行が容易となる。
また、MPEG2トランスポートストリームをHDD(ハードディスクドライブ:Hard Disk Drive)やDVD−RAM(Digital Versatile Disc - Random Access Memory)に記録/再生できるようにすると、例えば、テレビ放送を見ているときに突然の電話があったような場合でも、視聴途中で画面をフリーズさせるとともに、その間に送られてくるMPEG2トランスポートストリームを記録媒体に蓄積させるようにすることが可能となる。これにより、その後、記録媒体に蓄積されている、フリーズさせた場面以降に係るMPEG2トランスポートストリームを再生することによって、ユーザは続けて番組(プログラム)を視聴することが可能となり、番組を見逃すことがなくなる。さらに、デジタル放送では、各種のデータの配信サービスを行うことが検討、実施されており、このようなサービスを利用する場合にも、送られてきたコンテンツのデータを記録媒体に蓄積することが可能である。
また、ユーザは、HDDなどの記録媒体に記録されているMPEG2トランスポートストリームの編集を行うことも可能である。しかしながら、この編集によって、MPEG2トランスポートストリームの不要部分がカットされると、必ずデータの断片化(フラグメンテーション)が発生し、記録媒体のパフォーマンスが低下してしまう。
こうしたデータの断片化を改善するために、例えば、下記の特許文献1には、HDD内のデータの並び替え(デフラグメンテーション、単に、デフラグとも呼ばれる)を適当なタイミングで行う技術が開示されている。このデフラグメンテーションでは、HDD内の断片化されたデータを一度ホストシステムのメモリに読み出して、そのデータが連続して格納されるように並び替えた上で、HDDへの書き込みが行われる。これにより、HDD内でのMPEG2トランスポートストリームの断片化が解消され、情報読み取り速度の低下など、HDDに係るパフォーマンスの低下を防止できるようになる。
ここで、図5を参照しながら、MPEG2トランスポートストリームについて、簡単に説明する。図5は、従来の技術に係るMPEG2トランスポートストリームの構造を模式的に示す図である。MPEG2トランスポートストリームでは、各放送局から送られてくる多種類の番組、又は、多種類のカメラで撮った映像に係る音声、文字などを、多重化して伝送することが可能である。このMPEG2トランスポートストリームにおける番組の指定方法では、以下に説明するように、2段階のポインタが使用される。
MPEG2トランスポートストリームを再生する際には、まず、パケット識別信号(PID)がPID=0であるトランスポート・パケット内に含まれるプログラム・アソシエーション・テーブル(PAT:Program Association Table)が参照される。このPATには、MPEG2トランスポートストリームに含まれている複数のプログラムのそれぞれを識別するためのプログラムナンバーと、各プログラムのプログラム・マップ・テーブル(PMT:Program Map Table)を含むトランスポート・パケットのPIDとの関連付けを示す表が記載されている。すなわち、PATを参照することによって、PMTを含んでいるトランスポート・パケットのPIDを把握することが可能となる。
また、PMTは、各プログラムのエレメンタリストリーム(映像、音声、文字情報などの個々のストリーム)が伝送されているトランスポート・パケットのPIDや、クロックを含むトランスポート・パケットのPIDなどの情報が記載されたテーブルである。したがって、PATによって、所望のプログラムのPMTが存在するトランスポート・パケットが把握された後に、そのトランスポート・パケットに含まれるPMTが参照されて、プログラムの各エレメンタリストリームを伝送するPIDが把握され、各プログラムの映像、音声、文字情報などの取得が可能となる。
ここで、MPEG2−TSを使った日本のBSデジタル放送で行われている階層変調サービスについて説明する。地上アナログテレビ放送やBSアナログ放送などはアナログ伝送方式のため、降雨などの影響による電波事情が悪い受信環境においても、受信品質としては不十分ながらも視聴が可能である。一方、デジタル伝送方式の放送に関しては、雑音やマルチパスなどの妨害により、受信サービス限界点で品質が急激に劣化し、受信不能となるという問題がある。このため、伝送劣化に応じて複数段階の受信品質をサービスすることができる階層伝送方式(階層変調方式とも呼ばれる)が有効であり、この階層変調方式によって、受信率(受信品質)を大幅に改善することができる。例えば、BSデジタル放送では、降雨時などの影響によって、視聴可能な受信品質が得られる最低限の値を示す所要C/N(Carrier to Noise)以下の受信C/Nになった場合でも、急激に受信品質の劣化を招くことを回避できるように、階層変調方式によるサービス(階層変調サービス)が運用されている。
図6は、従来の技術に係る階層変調サービスにおけるMPEG2トランスポートストリームの構造を模式的に示す図である。この階層変調サービスでは、通常の変調方式(高階層)に加えて、雑音やマルチパスに強い変調方式(低階層)で、同一の内容(あるいは、代替の内容)の番組が並行して送られることになる。ただし、低階層は、高階層に比べて伝送可能な情報量は少ないため、低階層では、例えば、解像度の粗い映像や縮小された映像、静止画など、必要な情報(高階層の代替コンテンツ)のみが送られる。また、高階層及び低階層の両方において同一の番組内容を有している階層変調サービスを受信した場合には、その受信機は、受信C/Nに基づいて自動切換を行い、どちらか一方の階層のみをデコードするよう規定されている。また、トランスポートストリームにおける階層変調サービスの有無は、PMT内の階層伝送記述子によって識別可能であり、また、高階層パケット及び低階層パケットの識別も、PMTを参照することによって可能となる。
なお、階層変調サービスの運用や具体的な規定は、例えば、社団法人電波産業会(Association of Radio Industries and Business、以下、ARIBと呼ぶ)で策定されている標準規格が記載された下記の非特許文献1〜4などに掲載されている。
一方、本発明に関連した技術分野において、例えば、下記の特許文献2及び特許文献3が存在する。特許文献2には、デジタル放送の番組を受信して記録する場合に、受信C/Nを所定の閾値と比較して受信状況を判断し、受信状態が良好な場合には、8PSK(Phase Shift Keying)によるトランスポート・パケットの情報(高階層)を記録し、受信状態が劣悪な場合には、4PSKによるトランスポート・パケットの情報(低階層)を記録することによって、受信状態が悪化した場合に記録媒体を無駄に使用しないようにする技術が開示されている。
また、特許文献3には、受信したトランスポートストリームの中から、記録時に冗長なデータや不要なデータを削減して、データが削減されたトランスポートストリームを記録媒体に記録する技術が開示されている。なお、この特許文献3には、削除又は圧縮されるデータとして、トランスポートストリームのヘッダ中の同期バイト、誤りインジケータ、トランスポートプライオリティ、スクランブル制御、パケットID、巡回カウンタ、アダプテーションフィールドのスタッフィングが挙げられている。
特開2002−268924号公報 特開2002−152649号公報(図1、段落0029〜0037) 特開2002−325230号公報(図9、10、段落0080〜0091) ARIB STD−B20「衛星デジタル放送の伝送方式」 第2部 第3章 階層変調サービスシステム運用ガイドライン ARIB STD−B21「デジタル放送用受信装置標準規格(望ましい仕様)」 6.3 階層変調の受信装置機能 ARIB TR−B15「BS/広帯域CSデジタル放送運用規定」 第二編 BSデジタル受信機機能仕様書 ARIB TR−B15「BS/広帯域CSデジタル放送運用規定」 第七編 BSデジタル放送 送出運用規定
しかしながら、上述の特許文献2及び特許文献3に記載の技術によれば、トランスポートストリームの受信と同時にデータの削減処理を行っており、データ記録装置内のCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)のパフォーマンス消費が多くなる。その結果、こうした機能を実現させるためには、高性能のCPUが必要となり、コスト的にも高くなってしまう。
また、特許文献2に記載の技術は、受信時の受信C/Nに依存して、記録すべき階層を選択するものであり、例えば、高階層及び低階層の両方を含むトランスポートストリームを通常の方法で記録媒体に記録した場合、記録媒体に記録された後のデータに係る処理を行うことは不可能である。
また、特許文献3に記載の技術は、1つのパケット(188バイトのデータ)内において冗長又は不要なデータの削減を行うものであり、ヘッダ部又はペイロード部の詳細な構造を参照しなければならず、データ削減を行うデータ処理装置の構成が非常に複雑になるか、あるいは、データ削減を行う際に、データ記録装置内のCPUに非常に膨大な負荷がかかることになる。
上記問題を解決するため、本発明は、記録媒体に記録されているトランスポートストリームに関して、効率の良いデータ削減処理を行って、記録媒体のデータ記録効率を増加させるためのデータ記録再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のデータ記録再生装置及びデータ最適化処理方法は、トランスポートストリームなどのデータの復号処理を行わずに、記録媒体に記録されているトランスポートストリームから不要なパケットを削除するものである。
すなわち、本発明によれば、少なくとも記録媒体に記録されているトランスポートストリームの再生を行うデータ記録再生装置であって、
前記記録媒体から前記トランスポートストリームを読み出すパケット読み出し手段と、
前記トランスポートストリームの復号処理を行わずに前記記録媒体に記録されている前記トランスポートストリームから不要なパケットを削除する最適化処理を行うために前記パケット読み出し手段で読み出された前記トランスポートストリームを構成するパケットの識別情報に基づいて、不要なパケットの判別を行うパケット判別手段と、
前記パケット判別手段によって判別された不要なパケットを除く、前記トランスポートストリームの再生に必要なパケットの識別情報を格納するパケット識別情報格納手段と、
前記パケット識別情報格納手段に格納されている前記パケットの識別情報に基づいて、前記不要なパケットを有する状態で前記記録媒体に記録されている前記トランスポートストリームを、前記不要なパケットを除いた前記トランスポートストリームに書き換える情報書き換え手段とを、
有するデータ記録再生装置が提供される。
また、本発明によれば、少なくとも記録媒体に記録されているトランスポートストリームの再生を行うデータ記録再生装置が、前記トランスポートストリームの復号処理を行わずに前記記録媒体に記録されている前記トランスポートストリームから不要なパケットを削除する最適化処理を行うデータ最適化処理方法であって、
前記記録媒体から前記トランスポートストリームを読み出すパケット読み出しステップと、
前記最適化処理を行うために前記パケット読み出しステップで読み出された前記トランスポートストリームを構成するパケットの識別情報に基づいて、不要なパケットの判別を行うパケット判別ステップと、
前記パケット判別ステップで判別された不要なパケットを除く、前記トランスポートストリームの再生に必要なパケットの識別情報を格納するパケット識別情報格納ステップと、
前記パケット識別情報格納ステップで格納された前記パケットの識別情報に基づいて、前記不要なパケットを有する状態で前記記録媒体に記録されている前記トランスポートストリームを、前記不要なパケットを除いた前記トランスポートストリームに書き換える情報書き換えステップとを、
有するデータ最適化処理方法が提供される。
本発明に係るデータ記録再生装置及びデータ最適化処理方法は、上記構成及び処理を有しており、記録媒体に記録されているトランスポートストリームに関して、効率の良いデータ削減処理を行って、記録媒体のデータ記録効率を増加させるという効果を有している。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1及び第2の実施の形態について説明する。まず、本発明の第1及び第2の実施の形態に共通するデータ記録再生装置の構成について説明する。図1は、本発明の第1及び第2の実施の形態におけるデータ記録再生装置の構成を示すブロック図である。図1に示すデータ記録再生装置は、記録媒体101、情報読み出し/書き込み部102、バッファRAM103、PIDフィルタ104、デコードバッファ105、ビデオパケットバッファ106、オーディオパケットバッファ107、ビデオ復号器108、オーディオ復号器109、ビデオ表示部110、音声出力部111を有している。
記録媒体101は、例えば、ハードディスクやDVD−RAMなどの書き換え可能な情報記録媒体であり、情報読み出し/書き込み部102によって、記録媒体101内の記録領域に格納されている情報の読み取りや、当該記録領域への情報の書き込みを行うことが可能である。また、バッファRAM103は、情報読み出し/書き込み部102によって記録媒体101から読み出された情報や、情報読み出し/書き込み部102によって記録媒体101に書き込まれる情報を、一時的に格納するための手段である。
また、PIDフィルタ104は、トランスポート・パケットのPID(パケット識別情報)に基づいて、バッファRAM103に格納されているトランスポート・パケットの中から、番組を再生するために必要となるトランスポート・パケットを判別するための手段である。具体的には、PIDフィルタ104は、例えば、PMTを参照し、高階層ビデオパケットViや高階層オーディオパケットAi、再生に必要なその他のパケット(例えば、付加情報を含むプライベート・パケット)などを通過させてデコードバッファ105に供給する一方、その他の再生に不要なパケット(例えば、低階層パケットGi)に関しては、デコードバッファ105への供給を行わないようにする分離処理を行う。
また、デコードバッファ105は、PIDフィルタ104から供給されたパケットを一時的に格納するための手段であり、このデコードバッファ105から、ビデオ出力に係るパケット(以下、ビデオパケットと呼ぶ)がビデオパケットバッファ106に供給され、オーディオ出力に係るパケット(以下、オーディオパケットと呼ぶ)がオーディオパケットバッファ107に供給されるように構成されている。したがって、PIDフィルタ104及びデコードバッファ105は、デマルチプレクサ(DMUX)としての機能を有している。なお、パケットの種別としては、ビデオパケット及びオーディオパケットのほかに、データパケットなども存在しており、ビデオパケット及びオーディオパケット以外のデータパケットなどに関しても、適切な処理が行われることが望ましい。また、デコードバッファ105からバッファRAM103に対して、実際の再生に必要なパケット(後述の第1の実施の形態)、又は、実際の再生に必要なパケットのPID(後述の第2の実施の形態)が供給されるように構成されている。
また、ビデオパケットバッファ106は、デコードバッファ105から供給される高階層ビデオパケットViを含むビデオパケットを一時的に格納するための手段であり、オーディオパケットバッファ107は、デコードバッファ105から供給される高階層オーディオパケットAiを含むオーディオパケットを一時的に格納するための手段である。
また、ビデオ復号器108は、ビデオパケットバッファ106に格納されているパケットを読み出して復号処理を行う手段であり、オーディオ復号器109は、オーディオパケットバッファ107に格納されているパケットを読み出して、復号処理を行う手段である。また、ビデオ表示部110は、ビデオ復号器108で復号された映像を表示するためのモニタなどであり、音声出力部111は、オーディオ復号器109で復号された音声を出力するためのスピーカなどである。
<第1の実施の形態>
次に、図1及び図2を参照しながら、本発明の第1の実施の形態におけるデータ記録再生装置の動作について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態におけるデータ記録再生装置の動作の一例を示すフローチャートである。なお、本発明の第1の実施の形態では、後述の図4(a)に示すような階層変調サービスにおけるMPEG2トランスポートストリームが記録された記録媒体101から、所望の番組に係るトランスポート・パケットが読み出されて、番組の再生が行われる場合の動作について説明する。
例えば、ユーザによって、リモートコントローラや操作パネルなどの操作手段(不図示)から、記録媒体101に記録されている所定の番組に係るトランスポートストリームの再生指示が行われた場合には、データ記録再生装置は、まず、情報読み出し/書き込み部102によって記録媒体101からPATを含むパケット(PID=0)を読み出し、このPATを参照して、ユーザによって再生指示された所定の番組に係るPMTを読み出す(ステップS201:所定の番組のPMTを読み出す)とともに、所定の番組に係るトランスポート・パケットを順次読み出していく(ステップS202:所定の番組に係るMPEG2−TSを読み出す)。なお、記録媒体101から読み出されたトランスポート・パケットは、バッファRAM103にいったん格納された後、適切なタイミングでPIDフィルタ104に供給される。
PIDフィルタ104は、PMT又はパケットのヘッダを参照して、トランスポート・パケットの選別を行う。なお、ここでは、パケットの選別の際に、低階層パケットGiを不要なパケットとみなす設定が行われている場合について説明するが、任意の種別のパケットを不要なパケットとみなすように設定することが可能である。PIDフィルタ104は、バッファRAM103から供給されたトランスポート・パケットが不要なパケット(すなわち、低階層パケットGi)か否かを判別する(ステップS203:不要なパケット?)。
トランスポート・パケットが不要なパケットであると判別された場合(すなわち、低階層パケットGiの場合)には、PIDフィルタ104は、この不要なパケットをデコードバッファ105に出力せずに、破棄されるように処理を行う(ステップS204:不要なパケットを破棄)。なお、不要なパケットは、PIDフィルタ104内のメモリ(不図示)において破棄されるようにするか、所定のパケット破棄手段(不図示)に出力して、そのパケット破棄手段内で破棄されるようにすることが望ましい。
一方、トランスポート・パケットが必要なパケットであると判別された場合には、PIDフィルタ104は、この必要なパケットをデコードバッファ105に出力し、デコードバッファ105内に格納されるようにする(ステップS205:デコードバッファに格納)。これにより、PIDフィルタ104によって必要なパケットと判断されたトランスポート・パケットのみが、デコードバッファ105に格納され、その後、このデコードバッファ105に格納されたパケットのみを使用して実際の再生が行われる。
また、デコードバッファ105に格納されたトランスポート・パケットに関して、ビデオ出力に係るトランスポート・パケット(ビデオパケット)か、オーディオ出力に係るトランスポート・パケット(オーディオパケット)かの種別の判別が行われる(ステップS206:ビデオパケット?)。そして、ビデオパケットの場合には、デコードバッファ105からビデオパケットバッファ106に対して、ビデオパケットの出力が行われ、ビデオパケットはビデオパケットバッファ106に格納される(ステップS207:ビデオパケットバッファに格納)。一方、オーディオパケットの場合には、デコードバッファ105からオーディオパケットバッファ107に対して、オーディオパケットの出力が行われ、オーディオパケットはオーディオパケットバッファ107に格納される(ステップS210:オーディオパケットバッファに格納)。なお、ここでは、ステップS203の不要なパケットの判別処理と、ステップS206のビデオパケット及びオーディオパケットの判別処理とが異なる処理として図示されているが、これらの両方の処理はPMT及びパケットのPIDに基づいて行われる処理であり、PIDフィルタ104が、これらの両方の処理を同時に行うことも可能である。
そして、ビデオパケットバッファ106に格納されたビデオパケットは、ビデオ復号器108において復号処理され(ステップS208:ビデオパケットを復号)、ビデオ表示部110からビデオ出力される(ステップS209:ビデオ出力)。また、オーディオパケットバッファ107に格納されたオーディオパケットは、オーディオ復号器109において復号処理され(ステップS211:オーディオパケットを復号)、音声出力部111からオーディオ出力される(ステップS212:オーディオ出力)。なお、ビデオ出力及びオーディオ出力に関する同期処理が行われ、出力映像と出力音声との間にずれが生じないようにすることが望ましい。
一方、ステップS205でデコードバッファ105に格納されたパケット(すなわち、実際の再生に必要なパケット)が、バッファRAM103に対して出力され、バッファRAM103に格納される(ステップS213:デコードバッファに格納されたパケットをバッファRAMに格納)。なお、ステップS213におけるバッファRAM103へのパケット出力タイミングは任意であるが、例えば、ステップS207又はS210におけるビデオパケットバッファ106又はオーディオパケットバッファ107へのパケット出力タイミングと同時に行われることが望ましい。
そして、情報読み出し/書き込み部102を介して、バッファRAM103に格納された実際の再生に必要なパケットを記録媒体101の別の記録トラックに記録する(ステップS214:記録媒体の別の記録トラックに実際の再生に必要なパケットを記録)とともに、番組の再生処理の終了後に、記録媒体101上の元のMPEG2−TSを削除する(ステップS215:元のMPEG2−TSを記録媒体から削除)ことによって、再生処理と同時に、不要なパケットを削除し、記録媒体101の記録可能エリアを増加させることが可能となる。なお、ステップS214において、実際の再生に必要なパケットを記録媒体101の別の記録トラックに記録する際には、実際の再生に必要なパケットを連続したクラスタに最適化された状態で記録媒体101に記録することが望ましい。これにより、後述の図4(c)に示すように、記録媒体101において、不要なパケットが削除された記録可能エリアと、実際の再生に必要なパケットが最適化された状態で記録された記録トラックとを生成することが可能となり、記録媒体101の情報読み取り速度の低下など、記録媒体101に係るパフォーマンス低下を防止することが可能となる。
また、図4は、本発明の実施の形態におけるデータ記録再生装置において、必要なパケットを残すために行われる手順を模式的に示す図である。なお、図4(a)は、階層変調サービスによって送られたMPEG2−TSが記録媒体に記録された状態を模式的に示す図、図4(b)は、必要なパケットと不要なパケットとが分類された後の様子を模式的に示す図、図4(c)は、必要なパケットのみが記録媒体に記録され、不要なパケットが存在した記録媒体上の領域が記録可能エリアとして解放された状態と、実際の再生に必要なパケットが最適化された状態で記録された記録トラックとを模式的に示す図である。なお、図4では、パケットの種類が容易に判別可能となるように、高階層ビデオパケットVi(i=0,1)には左上から右下へのハッチングを施し、高階層オーディオパケットAi(i=0〜3)には右上から左下へのハッチングを施している。
上述のように、ステップS201の再生開始時には、図4(a)に示すように、高階層ビデオパケットVi(i=0,1)、低階層パケットGi(i=0〜4)、高階層オーディオパケットAi(i=0〜4)により構成されているトランスポートストリームが記録媒体101に記録されている。そして、ステップS203における不要なパケットの判別処理によって、図4(b)に示すように、実際の再生に必要なパケットと不要なパケットとの判別(例えば、高階層ビデオパケットVi及び高階層オーディオパケットAiと、低階層パケットGiとの判別)が行われる。そして最終的には、ステップS215の処理が終了した場合、記録媒体101において、図4(c)に示すように、不要なパケットが削除された記録可能エリアと、実際の再生に必要なパケットが最適化された状態で記録された記録トラックとを生成することが可能となる。なお、図4(b)に示す状態は、再生動作前の記録媒体101の状態(図4(a)に図示)から、再生動作後の記録媒体101の状態(図4(c)に図示)への遷移状態を、単に仮想的に示すものである。
<第2の実施の形態>
次に、図1を参照しながら、本発明の第2の実施の形態におけるデータ記録再生装置の動作について説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態におけるデータ記録再生装置の動作の一例を示すフローチャートである。
この第2の実施の形態では、図3に示すステップS301〜S312の処理(図2に示すステップS201〜S212の処理と同一)が行われて、所望の番組の再生処理が行われるとともに、デコードバッファ105に実際の再生に必要なパケットが格納される。そして、デコードバッファ105は、バッファRAM103に対して、格納されているパケットのPIDを出力し、実際の再生に必要なパケットのPIDがバッファRAM103に格納される(ステップS313:デコードバッファに格納されたパケットのPIDをバッファRAMに格納)。これにより、実際の再生に必要なパケットを識別するPIDのセット(PIDリスト)が、バッファRAM103に蓄積される。
なお、ステップS313におけるバッファRAM103へのPID出力タイミングは任意であるが、例えば、ステップS307又はS310におけるビデオパケットバッファ106又はオーディオパケットバッファ107への出力タイミングと同時に行われることが望ましい。また、デコードバッファ105が実際の再生に必要なパケットのPIDを蓄積しておき、再生処理の終了後に、蓄積されたPIDリストをバッファRAM103に出力(バッファRAM103に格納)することも可能である。
そして、その後、バッファRAM103に蓄積された実際の再生に必要なパケットのPIDリストを参照して、このPIDリストに含まれるPIDを有するパケットを残しながら、PIDリストに含まれないPIDを有するパケット(すなわち、不要なパケット)を記録媒体101から削除することによって、記録媒体101の記録可能エリアを増加させることが可能となる。また、さらに、記録媒体101に記録されている実際の再生に必要なパケットのデフラグを同時に行う(ステップS314:格納されたPIDを利用して、パケットの削除、デフラグを行う)ことによって、記録媒体101の情報読み取り速度の低下など、記録媒体101に係るパフォーマンス低下を防止することが可能となる。
なお、PIDリストを参照した不要なパケットの削除や実際の再生に必要なパケットの最適化は、再生動作と並行して行われるようにすることが可能であるが、例えば、再生動作終了後のアイドル状態時に行われるようにすることも可能である。また、ユーザからの指示やタイマ予約によって所定の時刻に発生する指示などに基づいて、不要なパケットの削除や実際の再生に必要なパケットの最適化が行われるようにすることも可能である。また、バッファRAM103に格納されているPIDリストを、バッファRAM103から記録媒体101に書き込んで保存し、その後の任意のタイミングにおいて、記録媒体101に保存されたPIDリストを再度読み出して、不要なパケットの削除や実際の再生に必要なパケットの最適化が行われるようにすることも可能である。
以上、説明したように、本発明の第1及び第2の実施の形態によれば、番組の再生処理において行われるパケット種別の参照を利用して、不要なパケットの判別処理を番組の再生処理と同時に行うことが可能となる。また、この判別結果を利用して、実際の再生に必要なパケットのみを記録媒体101に記録するとともに、再生処理が行われた元のパケットを削除することによって、同一の番組内容を再生することが可能なパケットのデータ容量を小さくすることが可能となり、記録媒体101における記録可能エリアを増加させることが可能となる。また、さらに、実際の再生に必要なパケットを最適化された状態(連続したクラスタ)で記録媒体101に記録することにより、記録媒体101の情報読み取り速度の低下など、記録媒体101に係るパフォーマンス低下を防止することが可能となる。したがって、本発明の第1及び第2の実施の形態によれば、再生動作と同時に、記録媒体101に記録されたトランスポートストリームを最適化し、再生動作前の記録媒体101の状態(図4(a)に図示)から、再生動作後の記録媒体101の状態(図4(c)に図示)にすることが可能となる。
なお、上述の第1及び第2の実施の形態では、番組の再生処理と同時に最適化処理を行っているが、再生動作を行わずに、例えば、ユーザからの指示やタイマ予約によって所定の時刻に発生する指示などに基づいて、不要なパケットの削除や実際の再生に必要なパケットの最適化のみを行うようにすることも可能である。
本発明に係るデータ記録再生装置及びデータ最適化処理方法は、記録媒体に記録されているトランスポートストリームに関して、効率の良いデータ削減処理を行い、記録媒体のデータ記録効率を増加させるという効果を有しており、デジタルCS放送やデジタルBS放送などを介して受信して記録媒体に記録されたMPEG2−TSに係る処理に関する技術分野に適用可能である。
本発明の第1及び第2の実施の形態におけるデータ記録再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるデータ記録再生装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるデータ記録再生装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるデータ記録再生装置において、必要なパケットを残すために行われる手順を模式的に示す図であり、(a)は、階層変調サービスによって送られたMPEG2−TSが記録媒体に記録された状態を模式的に示す図、(b)は、必要なパケットと不要なパケットとが分類された後の様子を模式的に示す図、(c)は、必要なパケットのみが記録媒体に記録され、不要なパケットが削除されて記録可能エリアとして解放された状態と、実際の再生に必要なパケットが最適化された状態で記録された記録トラックとを模式的に示す図である。 従来の技術に係るMPEG2トランスポートストリームの構造を模式的に示す図である。 従来の技術に係る階層変調サービスにおけるMPEG2トランスポートストリームの構造を模式的に示す図である。
符号の説明
101 記録媒体
102 情報読み出し/書き込み部
103 バッファRAM
104 PIDフィルタ
105 デコードバッファ
106 ビデオパケットバッファ
107 オーディオパケットバッファ
108 ビデオ復号器
109 オーディオ復号器
110 ビデオ表示部
111 音声出力部
Vi(i=0,1) 高階層ビデオパケット
Ai(i=0〜3) 高階層オーディオパケット
Gi(i=0〜4) 低階層パケット

Claims (4)

  1. 少なくとも記録媒体に記録されているトランスポートストリームの再生を行うデータ記録再生装置であって、
    前記記録媒体から前記トランスポートストリームを読み出すパケット読み出し手段と、
    前記トランスポートストリームの復号処理を行わずに前記記録媒体に記録されている前記トランスポートストリームから不要なパケットを削除する最適化処理を行うために前記パケット読み出し手段で読み出された前記トランスポートストリームを構成するパケットの識別情報に基づいて、不要なパケットの判別を行うパケット判別手段と、
    前記パケット判別手段によって判別された不要なパケットを除く、前記トランスポートストリームの再生に必要なパケットの識別情報を格納するパケット識別情報格納手段と、
    前記パケット識別情報格納手段に格納されている前記パケットの識別情報に基づいて、前記不要なパケットを有する状態で前記記録媒体に記録されている前記トランスポートストリームを、前記不要なパケットを除いた前記トランスポートストリームに書き換える情報書き換え手段とを、
    有するデータ記録再生装置。
  2. 前記トランスポートストリームが階層変調を有している場合には、前記パケット判別手段が、低階層パケットを前記不要なパケットと判断するよう構成されている請求項1記載のデータ記録再生装置。
  3. 少なくとも記録媒体に記録されているトランスポートストリームの再生を行うデータ記録再生装置が、前記トランスポートストリームの復号処理を行わずに前記記録媒体に記録されている前記トランスポートストリームから不要なパケットを削除する最適化処理を行うデータ最適化処理方法であって、
    前記記録媒体から前記トランスポートストリームを読み出すパケット読み出しステップと、
    前記最適化処理を行うために前記パケット読み出しステップで読み出された前記トランスポートストリームを構成するパケットの識別情報に基づいて、不要なパケットの判別を行うパケット判別ステップと、
    前記パケット判別ステップで判別された不要なパケットを除く、前記トランスポートストリームの再生に必要なパケットの識別情報を格納するパケット識別情報格納ステップと、
    前記パケット識別情報格納ステップで格納された前記パケットの識別情報に基づいて、前記不要なパケットを有する状態で前記記録媒体に記録されている前記トランスポートストリームを、前記不要なパケットを除いた前記トランスポートストリームに書き換える情報書き換えステップとを、
    有するデータ最適化処理方法。
  4. 前記トランスポートストリームが階層変調を有している場合には、前記パケット判別ステップにおいて、低階層パケットを前記不要なパケットと判断する請求項3記載のデータ最適化処理方法。
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