JP4285214B2 - 発光ダイオード素子 - Google Patents

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本発明は、照明、表示等に使用される発光ダイオード素子に関する。
近年、窒化ガリウム(GaN)系の化合物半導体を用いて、可視光(青色〜青緑色)あるいは紫外域の電磁波を放射する発光ダイオード(LED)素子が開発され、従来から在る、AlInGaP系化合物半導体等のLED素子による緑色、赤色と合わせ、LED素子による三原色(RGB)発光の実現をみた。また、GaN系化合物半導体LED素子を、その発光波長の少なくとも一部を吸収し、異なる波長の光に変換する蛍光体と組み合わせることにより、白色を含め、LED素子本来の発光色とは異なる色合いの光を出すことができる発光素子の開発もなされた。
これらのLED素子には、小型、軽量、省電力といった長所があり、信号灯や各種表示用光源、大型ディスプレイ等の用途に用いられている。白色LEDの用途としては小型電球の代替光源、あるいは携帯電話等の液晶パネル用光源等として広く用いられている。
現在流布しているLED素子は、定格電流20〜30mAのものが主流であるが、最近になって、一般照明用途への展開を目指し、LED素子1個あたりの光出力を向上させるため、従来に比べて桁違いに高い電力を素子に注入する試みがなされている。
ところで、特にGaN系化合物半導体LED素子に顕著であるが、一般に化合物半導体結晶中には転位欠陥が存在する。この転位欠陥は、もともと下地の基板結晶の表面にあったものが、半導体結晶層内に引き継がれたり、基板結晶と化合物半導体結晶との格子不整合が原因となって半導体結晶中で新たに発生したものである。この転位欠陥は、半導体結晶層を成長させる過程で自然消滅することはなく、成長を終えた半導体結晶層の最表面まで到達して貫通転位欠陥となる。転位欠陥の内部は、結晶中の非欠陥部位に比べて原子の拡散係数が大きいと推定される。通常、半導体結晶層の表面には金属層を形成させて電極部とするが、そのような金属が半導体層の表面から貫通転位欠陥内部へ拡散していき、リーク電流が増加することが、LED素子劣化の主要な原因と考えられている。
現在のLED素子の主流である、定格電流20〜30mAクラスのものでは、素子自身は4万時間を越える長寿命であると推定されている。しかし、一般照明用途を目指し、従来に比べて桁違いの高電力を素子に注入した場合には、LED素子の放熱を促進する手段を講じない限り、LED素子の温度が大きく上昇する。一般に、原子の拡散速度は温度とともに増加するので、電極部を構成する金属原子の貫通転位欠陥内への拡散速度が増大し、リーク電流が早期に増大することが危惧される。従って、従来に比較して高い電力をLED素子に注入し、高温条件の下に使用した場合には、リーク電流の早期増大による寿命の低下が課題となる。そこで、酸化絶縁層を設けることでリーク電流を抑制することが知られている(特許文献1参照)。
特開平9−293936号公報
しかしながら、上記公報に示された技術においても、依然としてリーク電流防止が十分ではなく、より一層の改善が望まれていた。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたもので、従来よりも高温条件での使用に耐えることができ、従来に比べて寿命の低下が生じない発光ダイオード素子を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、基板結晶と、この基板結晶上に形成された第1導電型の半導体結晶層と、この第1導電型の半導体結晶層上に形成された活性層と、この活性層の上に形成された第2導電型の半導体結晶層と、を有する発光ダイオード素子において、前記第2導電型結晶層の活性層とは反対側の表面に貫通転位欠陥が露出し、前記貫通転位欠陥の内表面は、第1導電型半導体層に到達する大きさを有するエッチピットであり、前記エッチピットの表面上に光透過性を有する絶縁性材料の層が形成され、さらに、前記絶縁性材料の上に金属層が形成されることにより、光反射構造が形成されている
請求項の発明は、請求項記載の発光ダイオード素子において、貫通転位欠陥の密度が高い領域と低い領域が選択的に形成され、前記密度の高い領域に前記光反射構造が形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、貫通転位欠陥付近の第2導電型半導体結晶層にオーミックコンタクト性の材料が接触していないので、貫通転位欠陥付近を電流が流れない。従って、点灯時間の増加に伴う、貫通転位欠陥付近のリーク電流の増加を抑えることができ、発光素子の寿命を向上させることができる。また、従来よりも高温での使用に耐える発光素子を提供できる。
請求項発明によれば、被覆材料自身が絶縁性であるため、たとえ貫通転位欠陥内に絶縁性材料が拡散してもリーク電流の増加につながることがない。従って、発光素子の寿命を向上させることができる。また、従来よりも高温での使用に耐えるLED素子を提供できる。
請求項発明によれば、光反射構造がエッチピット上に形成されていることにより、活性層から放射された光のうち、活性層と平行な方向へ伝播する光が、効率的に光取り出し面側へ反射され、LED素子の光取り出し率が向上する効果がある。
請求項の発明によれば、貫通転位欠陥密度の小さい領域は、貫通転位欠陥密度の大きい領域に比べて光出力が大きい。そこで、貫通転位欠陥密度の高い領域に光反射構造を形成すれば、貫通転位欠陥密度の低い領域で発生した光が、その近傍にある光反射構造によって、効率的に光取り出し面側へ反射されるので、光効率が大きく向上する。
<実施形態1>
図1に、実施形態1に係る発光ダイオード素子(以下、LED素子という)の概略断面を示す。LED素子は、基板結晶1(サファイアなど)と、基板結晶1上に形成した第1導電型半導体結晶層2(SiをドープしたN型GaNなど)と、第1導電型半導体結晶層2上に形成した活性層3と、この活性層3の上に形成された第2導電型半導体結晶層4(MgをドープしたP型GaNなど)と、導電層6(本実施例ではTi)と、この導電層6上に構成された1層または複数層の金属層からなる第1電極部7(本実施例ではAu層のみ)と、第2導電型半導体結晶層4に対して非オーミックコンタクト性材料の被覆部13(ここでは、Al)と、導電層5(本実施例ではNi)と、この導電層5上に構成された1層または複数の金属層からなる第2電極部8(本実施例ではAu層のみ)とから成る。
上記活性層3は、例えば、GaN/InGaNを8層積み重ねた多量子井戸構造で成る。導電層6は、第2導電型半導体結晶層4、及びその下地の活性層3の一部が除去されて露出した第1導電型半導体結晶層2の表面に、第1導電型半導体結晶層2に対してオーミックコンタクト性がある材料で形成されている。被覆部13は、本発明の特徴とする構成であり、第2導電型半導体結晶層4の貫通転位欠陥11の内表面12及びその周囲を被覆する、第2導電型半導体結晶層4に対して非オーミックコンタクト性材料でなるものである。導電層5は、Al上、及びAlで被覆されていない第2導電型半導体結晶層4上に形成され、第2導電型半導体結晶層4に対してオーミックコンタクト性がある材料で成る。
以上からなるLED素子
上記LED素子は、次のようにして作製可能である。
(1)GaN系化合物半導体層構造は公知の手段(例えば赤碕勇編著「III族窒化物半導体」(培風館)参照)により、MOVPE法を用いて作製可能である。基板結晶1上にGaN又はAlNを低温で形成させてバッファー層となし、その上にN型GaN層、活性層、P型GaN層の順に積層する。
(2)RIE法により、第2導電型半導体結晶層4、及びその下地の活性層3の一部を除去して、第1導電型半導体結晶層2の表面を露出させる。
(3)露出した第1導電型半導体結晶層2の表面に、第1導電型半導体結晶層2に対してオーミックコンタクト性がある材料(本実施例ではTi)の導電層6を形成する。
(4)導電層6上に第1電極部7を構成するAu層を、EB蒸着法にて形成する。
(5)P型GaN層の表面に電子線(EB)蒸着法により、Al層を形成させる。
(6)RIE法により、斜め方向からAl層の表面をエッチバックする。貫通転位欠陥11の内表面及びその周囲には、RIEのイオンが到達し難いので、それ以外の部位のAl層がすべて除去されても、貫通転位欠陥11の内表面12及びその周囲のAl層は残る。
(7)Alが除去されて露出した第2導電型半導体結晶層4の表面に、新たに、P型GaN層とオーミックコンタクトする金属材料のNiを、EB蒸着法にて層形成させる。
(8)Ni層上に、第2電極部8を構成するAu層を、EB蒸着法にて形成する。
以上の工法により実施形態1の構造が作製可能である。
次に、実施形態1の作用効果を説明する。貫通転位欠陥11付近の第2導電型半導体結晶層4にオーミックコンタクト性の材料が接触していないので、貫通転位欠陥11付近を電流が流れ難い。従って、点灯時間の増加に伴う、貫通転位欠陥11付近のリーク電流の増加を抑えることができる。その結果、従来と同程度のLED素子温度条件で使用した場合には、素子の寿命を向上させることができ、また、従来よりも高温で使用にも耐えるLED素子を提供できる。
本実施形態では、非オーミックコンタクト性材料としてAlを用いたが、特にAlに限定するものではなく、P型GaN層に対して非オーミックコンタクト性の材料であれば同様の効果が得られる。
<実施形態2>
この実施形態2は、図1の実施形態1と概略同様の構造であり、実施形態1と相違する点は、本実施形態では、図1の貫通転位欠陥11の内表面12及びその周囲が、第2導電型半導体結晶層4に対する非オーミックコンタクト性材料として、絶縁性材料のAlに代えて、SiOで被覆したことである。
本実施形態2のLED素子の作製方法については、SiO層の形成を除いて実施形態1と同様である。すなわち、
(1)GaN系化合物半導体層構造は、MOVPE法を用いて作製する。基板結晶上にGaNまたはAlNを低温で形成させてバッファー層となし、その上にN型GaN層、活性層、P型GaN層の順に積層する。
(2)P型GaN層の表面にCVD法により、SiO層を形成させる。
(3)RIE法により、斜め方向からSiO層の表面をエッチバックする。貫通転位欠陥の内表面及びその周囲には、RIEのイオンが到達し難いので、それ以外の部位のSiO層がすべて除去されても、貫通転位欠陥の内表面及びその周囲のSiO層は残る。
(4)SiO層が除去されて露出した第2導電型半導体層の表面に、新たに、P型GaN層とオーミックコンタクトする金属材料のNiを、EB蒸着法にて層形成させる。
(5)Ni層上に、第2電極部を構成するAu層を、EB蒸着法にて形成する。
以上の工法により実施形態2の構造が作製可能である。
本実施形態2の作用効果を説明すると、上述実施形態1と同様、貫通転位欠陥付近の第2導電型結晶層にオーミックコンタクト性の材料が接触していない上に、SiOはそれ自身が絶縁性であるため、たとえ貫通転位欠陥内にSiO自身が拡散しても、リーク電流の増加につながることがない。従って、実施例1に比べてさらに発光素子の寿命を向上させることができ、従来よりも高温での使用に耐える発光素子を提供できる。
本実施形態では、絶縁性材料としてSiOを用いたが、特にこれに限定するものではなく、絶縁性材料としては他に例えばSiなどであっても同様の効果が得られる。
<実施形態3>
図2に、実施形態3に係るLED素子の一部拡大断面を示す。実施形態3では、図1の実施形態1における貫通転位欠陥11の内表面及び周囲の構造が相違する。実施形態3では、貫通転位欠陥11の内表面は、第1導電型半導体結晶層2(N型GaN層)に到達する大きさを有するエッチピット14であり、このエッチピット14の表面上に光透過性を有する絶縁性材料のSiO層15が形成され、このSiO層15の上に光反射性に優れた金属層16(本実施例ではAl)を形成し、SiO層15で被覆されていない第2導電型半導体結晶層4上の一部に、第2導電型半導体層にオーミックコンタクトし得る材料(本実施例ではNi)で成る導電層5を形成し、この導電層5の上に第2電極部8を構成している。その他の構成は、実施形態1と同等である。
本実施形態3の作製方法は、次の通りである。
(1)サファイア上に、P型GaNを形成させ、第1電極部を形成させるまでは、実施形態1、2と同様。
(2)P型GaNの表面を、RIE法を用いてエッチング処理することによって、P型GaN層の表面の貫通転位欠陥を拡大させ、N型GaN層に達するまでの深さを有するエッチピット14を形成させる。
(3)P型GaN層の表面にSiO層15を形成させる。
(4)SiO層15上に、光反射性に優れる金属材料であるAl層16をEB蒸着法により蒸着する。
(5)RIE法により、斜め方向からAl層/SiO層の表面をエッチバックする。貫通転位欠陥の内表面及びその周囲には、RIEのイオンが到達し難いので、それ以外の部位のAl層/SiO層がすべて除去されても、貫通転位欠陥の内表面及びその周囲のAl層/SiO層は残る。
(6)露出した第2導電型半導体結晶層4の表面に、新たに、P型GaN層とオーミックコンタクトする金属材料のNi(導電層)を、EB蒸着法にて層形成させる。
(7)Ni層上に、第2電極部8を構成するAu層を、EB蒸着法にて形成する。
本実施形態3の作用効果を説明する。活性層3の第1導電型半導体結晶層2側の面まで拡大されたエッチピット14上に、絶縁性材料として、透光性材料でもあるSiO層15を用い、さらにその上に光反射性に優れるAl層16を設けて光反射構造となした。この結果、活性層から放射された光のうち、活性層と平行な方向へ伝播する光が、活性層に対して傾斜する面上に形成された光反射構造により、効率的に光取り出し面側へ反射され、LED素子の光取り出し率が向上する効果がある。
<実施形態4>
図3に、実施形態4に係るLED素子の部分拡大断面を示す。このLED素子は、基板結晶(サファイア)1上にマスク層(本実施例ではSiO層)をストライプ状に形成し、基板結晶1上及びマスク層上に第1導電型半導体結晶層2(SiをドープしたN型GaN)を形成し、第1導電型半導体結晶層2上に活性層3(GaN/InGaNを8層積み重ねた多量子井戸構造)を形成し、この活性層3の上に形成された第2導電型半導体結晶層4(MgをドープしたP型GaN)を形成し、この第2導電型半導体結晶層4、及びその下地の活性層3の一部が除去されて露出した第1導電型半導体結晶層2の表面に、第1導電型半導体結晶層2に対してオーミックコンタクト性がある材料(本実施例ではTi)で形成された導電層5を形成し、この導電層5上に第1電極部8を成す一層又は複数層の金属層(本実施例ではAu層のみ)を形成したものである。
上記のような構造は公知であるが、マスク層17の上方は貫通転位密度が、それ以外の領域での貫通転位密度に比べて小さくでき、従って、GaN系化合物半導体結晶層中に貫通転位欠陥11は密度の高い領域と低い領域が選択的に形成されている。なお、上記構造は、貫通転位欠陥密度の高い領域と低い領域を選択的に形成させる一例であり、特に上記構造に限定されるものではない。
本実施形態4では、上記構造を基礎に、さらには、貫通転位欠陥密度の高い領域にある個々の貫通転位欠陥に対して、実施形態3に示したのと同じ光反射構造を形成し、光反射構造が形成されていないN型GaN層上に、N型GaN層にオーミックコンタクト性を有する材料(本実施例ではNi)の導電層5を形成し、この導電層5上に第2電極部8を構成する一層又は複数層の金属層(本実施例ではAu層のみ)を形成する。
本実施形態4の作製方法は、次の通りである。
(1)基板結晶上にMOVPE法にて、SiOマスク層を形成後、実施形態1等に記載の方法にて、P型GaNを形成させ、さらに第1電極部を形成させる。
(2)基板結晶上に形成されたSiOマスクに対する反転マスクパターンにより、前記SiOマスク上方のP型GaN層の表面を覆う。
(3)実施形態3と同様に、マスクによって覆われていないP型GaN層の表面を、RIE法を用いてエッチング処理することによって、P型GaN層の表面の貫通転位欠陥を拡大させ、N型GaN層に達するまでの深さを有するエッチピットを形成させる。
(4)P型GaN層の表面にSiO膜を形成させる。
(5)SiO層上に、光反射性に優れる金属材料であるAlをEB蒸着法により蒸着する。
(6)RIE法により、斜め方向からAl層/SiO層の表面をエッチバックする。貫通転位欠陥の内表面及びその周囲には、RIEのイオンが到達し難いので、それ以外の部位のAl層/SiO層がすべて除去されても、貫通転位欠陥の内表面及びその周囲のAl層/SiO層は残る。
(7)露出した第2導電型半導体層の表面に、新たに、P型GaN層とオーミックコンタクトする金属材料のNiを、EB蒸着法にて層形成させる。
(8)Ni層上に、第2電極部を構成するAu層を、EB蒸着法にて形成する。
上記工法により、貫通転位欠陥密度の高い領域に在る貫通転位欠陥に対して、選択的に実施形態3に示したのと同じ光反射構造を形成させたLED素子が作製できる。
本実施形態4の作用効果を説明する。貫通転位欠陥密度の小さい領域は、貫通転位欠陥密度の大きい領域に比べて光出力が大きい。そこで、貫通転位密度の高い領域に光反射構造を形成すれば、貫通転位密度の低い領域で発生した光が、その近傍の光反射構造によって、効率的に光取り出し面側へ反射されるので、光効率が大きく向上する効果がある。なお、本発明は、上記実施例の構成に限られることなく、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。
(a)は本発明の実施形態1,2に係る発光素子の断面図、(b)はその部分拡大断面図。 実施例3に係るLED素子の表面近傍の拡大断面図。 実施例4に係るLED素子の一部分の拡大断面図。
符号の説明
1 基板結晶
2 第1導電型半導体結晶層
3 活性層
4 第2導電型半導体結晶層
5 導電層
6 導電層
7 第1電極部
8 第2電極部
13 非オーミックコンタクト性材料の被覆部
14 エッチピット
15 SiO

Claims (2)

  1. 基板結晶と、この基板結晶上に形成された第1導電型の半導体結晶層と、この第1導電型の半導体結晶層上に形成された活性層と、この活性層の上に形成された第2導電型の半導体結晶層と、を有する発光ダイオード素子において、
    前記第2導電型結晶層の活性層とは反対側の表面に貫通転位欠陥が露出し、
    前記貫通転位欠陥の内表面は、第1導電型半導体層に到達する大きさを有するエッチピットであり、
    前記エッチピットの表面上に光透過性を有する絶縁性材料の層が形成され、さらに、前記絶縁性材料の上に金属層が形成されることにより、光反射構造が形成されていることを特徴とする発光ダイオード素子。
  2. 前記貫通転位欠陥の密度が高い領域と低い領域が選択的に形成され、前記密度の高い領域に前記光反射構造が形成されていることを特徴とする請求項記載の発光ダイオード素子。
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