JP4284562B2 - Udp−キシロースの製造方法 - Google Patents

Udp−キシロースの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4284562B2
JP4284562B2 JP2007506034A JP2007506034A JP4284562B2 JP 4284562 B2 JP4284562 B2 JP 4284562B2 JP 2007506034 A JP2007506034 A JP 2007506034A JP 2007506034 A JP2007506034 A JP 2007506034A JP 4284562 B2 JP4284562 B2 JP 4284562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
udp
xylose
gene
protein
glucose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007506034A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006093289A1 (ja
Inventor
拓二 岡
賢一 仲山
芳文 地神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Publication of JPWO2006093289A1 publication Critical patent/JPWO2006093289A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4284562B2 publication Critical patent/JP4284562B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P19/00Preparation of compounds containing saccharide radicals
    • C12P19/26Preparation of nitrogen-containing carbohydrates
    • C12P19/28N-glycosides
    • C12P19/30Nucleotides
    • C12P19/305Pyrimidine nucleotides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/0006Oxidoreductases (1.) acting on CH-OH groups as donors (1.1)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/88Lyases (4.)

Description

本発明は、UDP-キシロースの合成に関与するするUDP-グルコース デヒドロゲナーゼ(UDP-glucose dehydrogenase )遺伝子、該遺伝子を有する組換えベクター、該組み換えベクター及びUDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ(UDP-glucuronic acid decarboxylase)遺伝子を有する組換えベクターにより、形質転換された形質転換体、ならびに該形質転換体を利用したUDP-キシロース及びUDP-グルクロン酸の製造方法に関する。
糖タンパク質などの糖鎖は生体において、非常に重要な働きをしていることが明らかとなっており、このことから糖鎖の構造を自在に変換する糖鎖工学が重要技術となってきている。現在糖鎖を改変する技術としては、化学合成により目的の糖鎖を合成したものをタンパク質に結合させる化学的手法や、細胞が本来持つ内在性の糖鎖合成機能を遺伝子工学の手法を用いて目的の糖鎖に改変する、あるいは糖転移酵素そのものをタンパク質と反応させることで目的の糖タンパク質を得る生物学的手法などがある。化学的手法では、大量合成の手法に道が開けてきてはいるが、糖鎖の複雑性から、いまだに全ての種類の糖鎖を簡単に供給するには至ってはいない、また化学合成した糖鎖を効率良くかつ大量にタンパク質に結合させるのは困難である。一方、生物学的手法は、遺伝子工学の発展により、糖鎖合成関連遺伝子の発現及び機能を制御することが可能となったため、生物の細胞を用いた生体内での糖鎖改変が可能となってきている。また、糖鎖合成酵素を用いた生体外の糖鎖合成も非常に有用であり、均一で、大量の糖鎖の生産が可能となる。一方、生物学的手法を用いた生体内外での糖鎖合成では、糖ヌクレオチドが糖転移酵素の糖供与体として必須となるが、この糖ヌクレオチドは非常に高価であるので、大量生産に用いることは困難となっている。糖ヌクレオチドは、生体内に微量存在するものであり、かつ、高エネルギー結合で結ばれた非常に反応性に富む不安定な物質であるので、各生物においてその産生量はあまり多くないため大量に生産することは困難であるのが原因である。
近年、バクテリアを用いた生産系により、比較的多種類の糖ヌクレオチドの大量生産系が実用的なものへ近づいてきており、その供給は安定する方向へ向かっている。しかしながら、このバクテリアを用いる系では、2種の微生物を混合して、なおかつ、細胞中に含まれる一方の原料を他方の細胞中に送り込むために細胞を破壊した状況で生産を行うことから、ある程度反応過程の長いものでは生産量はそれほど多くなく、新たな手法の開発が求められている。また、バクテリアを用いた生産系によるUDP-キシロースの大量生産系に関する報告は無い。
糖ヌクレオチドのうち、UDP-キシロースはキシロース転移酵素の糖供与体としてキシロースを含んだ糖鎖合成を行う際には必須のものである。キシロースを含んだ糖鎖にはプロテオグリカンに代表されるように機能的に重要な役割を果たすことが多いことから、糖供与体の大量で安価な供給が望まれている。また、キシロースを含んだO-結合型糖鎖やある種の植物ホルモンにはキシロースが結合しているものがあり、これらの生合成にもUDP-キシロースが糖供与体として用いられる。よって今後、これらのキシロース含有物質の研究開発が進み重要な機能が明らかになることで新たな需要の拡大が見込まれる。このUDP-キシロースはUDP-グルコースから2段階の反応を2つの酵素で触媒し合成されることが報告されている(1, 2;(図1))。 この2段階の反応を触媒する酵素は、最初の1段階目の反応であるUDP-グルコースから脱水反応を起こしてUDP-グルクロン酸に変換する反応を触媒するUDP-glucose dehydrogenaseと、UDP-グルクロン酸から脱カルボン酸反応を起こしてUDP-キシロースに変換する反応を触媒するUDP-glucuronic acid decarboxylaseの2つである。
これらの酵素は植物や、真核生物では線虫からヒトなどの高等哺乳類まで、UDP-キシロースを使用する生物であればもっている普遍的な酵素である。ただし、このような生物は合成したUDP-キシロースを使用していくため、細胞内にUDP-キシロースが蓄積していくことはない。このため、生物体からUDP-キシロースを単離する場合、その生産量は極めて低くかつ高価である。また、遺伝子工学的手法を用いてUDP-キシロースを合成した例は見あたらない。

1, Tenhaken R, Thulke O (1996) Cloning of an enzyme that synthesizes a key nucleotide sugar precursor of hemicellulose biosynthesis from soybean: UDP-glucose dehydrogenase. Plant Physiol 112:1127-1134
2, Harper AD, Bar-Peled M (2002) Biosynthesis of UDP-xylose. Cloning and characterization of a novel Arabidopsis gene familiy, UXS, encoding soluble and putative membrane-bound UDP-glucuronic acid decarboxylase isoforms. Plant Physiol 130:2188-219
本発明の課題は、多機能なキシロース付加糖鎖を合成するために必要なUDP-キシロースの効率のよい生産方法を確立し、より大量に供給することにある。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)のUDP-キシロース合成の際に前半の反応を触媒するUDP-glucose
dehydrogenase をコードする遺伝子(UGD1遺伝子)を初めて単離し、この遺伝子の構造を明らかにするとともに、この遺伝子を同じくシロイヌナズナのUDP-キシロース合成の後半の反応を触媒するUXS3遺伝子とともに共発現することによって、生体内および生体外で効率よくUDP-キシロースが合成されることを見いだし、本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は以下に示されるとおりである。
(1) 宿主細胞が、以下のA)に記載のタンパク質をコードするDNAにより組み換えられた組換えベクターと以下のB)に記載の蛋白質をコードするDNAにより組み換えられた組み換えベクターとにより形質転換されている形質転換体であって、宿主細胞が酵母細胞であることを特徴とする、上記形質転換体。
A)(a)配列番号2で示されるアミノ酸配列を有するタンパク質、あるいは(b)配列番号2で示されるアミノ酸配列において、1乃至数個のアミノ酸が、欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列を有し、UDP-グルコースデヒドロゲナーゼ活性を有するタンパク質。
B)(a)配列番号4で示されるアミノ酸配列を有するタンパク質、あるいは(b)配列番号4で示されるアミノ酸配列において、1乃至数個のアミノ酸が、欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列を有し、UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ活性を有するタンパク質。

(2) 請求項1(a)に記載のDNAが配列番号1で示される塩基配列を有することを特徴とする、上記(1)に記載の形質転換体。

(3) 上記(1)又は(2)に記載の形質転換体を培地に培養し、培養物からUDP-キシロースを採取することを特徴とする、UDP-キシロースの製造方法。

(4) 上記(1)又は(2)に記載の形質転換体を培地に培養し、得られた培養物、培養処理物、酵素抽出液または精製酵素をUDP-グルコースと接触させることにより、UDP-グルコースをUDP-キシロースに変換させることを特徴とする、UDP-キシロースの製造方法。

(5) 上記(4)に記載の形質転換体の培養物、培養処理物、酵素抽出液または精製酵素とUDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ生産細胞の培養物、培養処理物、酵素抽出液または精製酵素とを同時に、UDP-グルコースに作用させ、UDP-グルコースをUDP-キシロースに変換させることを特徴とする、UDP-キシロースの製造方法。
本発明によれば、糖鎖において非常に重要な機能をもつキシロースの付加を行うために必須なUDP-キシロースを多量に効率よく生産することができる。現時点において糖タンパク質糖鎖を均一に合成する技術は確立されておらず、最終的には生体外での糖鎖の修飾を行うことで糖鎖の均一な合成を行うことが考えられるが、この際、糖供与体として糖ヌクレオチドは必須なものである。特に、キシロースにおいてはUDP-キシロースが非常に高価なため、生体外での修飾反応を大量に行うことは現在非現実的であるが、本発明により、多量のUDP-キシロースの供給が可能となれば、キシロースが付加された高機能な糖鎖の合成を生体外で行うことができる。したがって、本発明は糖タンパク質の糖鎖の研究において多大な貢献をするものである。
UDP-キシロースの合成過程の概略を示す図である。 実施例2で得られた各形質転換体がUXS3およびUGD1タンパク質を発現していることをウエスタンブロッテイングにより確認した写真である。 実施例2で得られた各形質転換体の産生物のHPLC測定結果を示す図である。 上記HPLCにより分離された各分画をESI−MSにより測定した結果を示す図である。
本発明における、シロイヌナズナのUDP-グルコース デヒドロゲナーゼは配列番号2に示されるアミノ酸配列を有する。また、本発明のシロイヌナズナのUGD1遺伝子は、該アミノ酸配列をコードする塩基配列を有するDNAである。具体的な塩基配列は、配列番号1に示されるが、これのみでなく、配列番号2で示されるアミノ酸配列において、1乃至数個のアミノ酸が、欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列を有するものであっても、UDP-グルコース デヒドロゲナーゼ活性を有するタンパク質をコードするものであれば、本発明において使用できる。
本発明においては、上記シロイヌナズナのUGD1遺伝子を用いた遺伝子工学的手法によりUDP-キシロースを効率よく生産可能であるが、この製造法には大別して生体内で生産する方法と生体外で生産する方法の2つがある。
このうち、UDP-キシロースを生体内で製造方法の概要は、下記の行程よりなる。
(1)シロイヌナズナのUDP-グルコース デヒドロゲナーゼ(UDP-glucose dehydrogenase)遺伝子(以下、UGD1遺伝子という場合がある。)を取得する。
(2)シロイヌナズナUGD1遺伝子を発現用プラスミド等のベクターに導入し、UGD1遺伝子を発現するベクターを構築する。
(3)上記発現ベクターを、UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ(UDP-glucuronic acid decarboxylase)産生能を有する宿主細胞に導入し、該宿主細胞を形質転換する。
上記UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ産生能を有する宿主細胞としては、UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼを本来的に産生する細胞でもよいし、UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ(UDP-glucuronic acid decarboxylase遺伝子(以下、UXS3遺伝子という場合がある。)を有する発現ベクターで形質転換された細胞でもよい。すなわち、該細胞内で、UGD1遺伝子産物(UDP-グルコースデヒドロゲナーゼ)を発現させると共にUXS3遺伝子産物(UDP-グルクロン酸デカルボキシラーゼ)を活性を保ったまま発現させ、UDP-グルコースよりUDP-キシロースに変換する。UXS3遺伝子としては、例えば、シロイヌナズナ由来の遺伝子が挙げられ、該遺伝子は、配列番号4に示すアミノ酸配列をコードするDNAであり、具体的には配列番号3に示される塩基配列を有するが、これのみでなく、配列番号4で示されるアミノ酸配列において、1乃至数個のアミノ酸が、欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列を有し、かつUDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNAも包含される。
(4)上記(3)の組換え体を培地に培養し、得られた培養物あるいは細胞破砕物等の培養処理物から抽出によりUDP-キシロースを採取し、さらに単離・精製する。
本発明において、UDP-キシロースを生体外で製造する方法は、下記の工程よりなる。
(1)シロイヌナズナのUDP-glucose dehydrogenase遺伝子(UGD1遺伝子)を取得する;
(2)シロイヌナズナUGD1遺伝子を発現用プラスミド等のベクターに導入し、UGD1遺伝子を発現するベクターを構築する;
(3)上記発現ベクターを、UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ(UDP-glucuronic acid decarboxylase)産生能を有する宿主細胞に導入し、該宿主細胞を形質転換する。
上記UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ産生能を有する宿主細胞としては、UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼを本来的に産生する細胞でもよいし、UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ(UDP-glucuronic acid decarboxylase遺伝子(以下、UXS3遺伝子という場合がある。)を有する発現ベクターで形質転換された細胞でもよい。
すなわち、該細胞内で、UGD1遺伝子産物(UDP-グルコースデヒドロゲナーゼ)を発現させると共にUXS3遺伝子産物(UDP-グルクロン酸デカルボキシラーゼ)を活性を保ったまま発現させる。
(4)上記の形質転換体の培養物、細胞破砕物等の培養処理物、細胞内抽出物あるいは該抽出物から単離精製した酵素を酵素源とし、UDP-グルコースおよびNADHを添加することによりUDP-グルコースをUDP-キシロースに変換し、単離・精製を行う。該UDP-キシロースはキシロース含有糖鎖の合成の際に糖供与体として必須なものであるので、機能的に重要と思われる糖鎖へのキシロース付加の際に有用なものである。
また別法として、シロイヌナズナUGD1遺伝子を含む発現用ベクターにより形質転換した形質転換体の培養物、培養処理物、細胞内抽出物あるいは該抽出物から単離精製した酵素と、UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼを本来的に産生する細胞あるいはUDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ(UDP-glucuronic acid decarboxylase遺伝子(以下、UXS3遺伝子という場合がある。)を有する発現ベクターで形質転換体された細胞の培養物、培養処理物、細胞内抽出物あるいは該抽出物から単離精製した酵素を、各々別途に調整し、これらを順次あるいは同時にUDP-グルコースに作用させて、UDP-グルコースをUDP-キシロースに変換させることにより、UDP-キシロースを製造してもよい。

以下、本発明をさらに詳細に説明する。本明細書において、アミノ酸配列および塩基配列の略号による表示は、IUPAC-IUBの規定および当該分野における通称または慣行に従うものとする。
1.UDP-グルコースデヒドロゲナーゼ遺伝子(UGD1遺伝子)の単離
本発明のUGD1遺伝子の取得は、一般的手法に従ってシロイヌナズナから調製したcDNAライブラリを鋳型とし、PCR法により単離することができる。
シロイヌナズナのcDNAライブラリは、通常用いられているプラスミドベクターまたはλファージ由来のベクターを用い、通常の方法に従い作成することができる。
PCR法は、生体外でDNAの特殊な領域を、そのセンス・アンチセンスプライマー、耐熱性のDNAポリメラーゼ、DNA増幅システム糖の組み合わせを用いて、約2-3時間で10-100万倍に特異的に増幅することができる技術であり、本発明遺伝子およびその断片は、他種の酵素との塩基配列の相同性等をもとに、このPCR法での増幅が可能である。
DNAを組み込むベクタターとしては、宿主内で複製保持されるものであれば、いずれも使用することができる。例えば大腸菌由来のプラスミドベクターpBR322やpUC19などを挙げることができる。
ベクターを組み込む方法としては、例えばT.Maniatisらの方法[Molecular Cloning, Cold Spring Harbor Laboratory, p.239 (1982)]に従うことができる。
クローン化された遺伝子は、発現に適したベクター中のプロモーターの下流に連結して発現ベクターを得ることができる。ベクターとしては、酵母由来のプラスミドYEp352GAP、YEp51、pSH19、などが挙げられる。
該遺伝子はその5'末端に翻訳開始コドンとしてのATGを有し、また、3'末端には翻訳終止コドンとしてのTAA、TGAまたはTAGを有してよい。また、5'末端あるいは3'末端に例えばヘマグルチニンタンパク質の一部分である標識抗原遺伝子やGSTタンパク質などの標識タンパク質遺伝子を結合させて発現させてもよい。さらに該遺伝子を発現させるためには、その上流にプロモータを接続するが、本発明で用いられるプロモーターとしては遺伝子の発現に用いる宿主に対応した適切なプロモーターであれば、いかなるものでもよい。
また、形質転換する宿主が酵母である場合、ENO1プロモーター、GAL10プロモーター、GAPDHプロモーター、ADHプロモーターなどが挙げられる。
このように構築されたUGD1遺伝子を有する組換えDNAを含むベクターを用いて、該ベクターを保持する形質転換体を作成する。
宿主としては、UDP-キシロースを生体内で消費しない出芽酵母(Saccharomyces
cerevisia)などが挙げられるが、この他UDP-キシロースを消費しない他の酵母(Pichia pastorisなど)などでもよい。また、酵母以外でも、UDP-キシロースの消費する酵素系を持たない宿主であればいかなるものでもよい。
また、細胞破砕物、酵素抽出物等を用い、生体外でUDP-キシロースを生産する場合、細胞質内で該遺伝子産物を生産することが可能な宿主であれば、いかなるものでも用いることができる。
上記形質転換体の作成は、それぞれの宿主について一般的に行われている方法で行う。または一般的ではなくても適用可能な方法ならばよい。例として、宿主が酵母であれば、リチウム法あるいはエレクトロポレーション法により組み換えDNAを含むベクターを導入する。
また、例えば、UDP-グルコースデヒドロゲナーゼとUDP-グルクロン酸でカルボキシラーゼを共に産生する形質転換体を得る場合、UGD1遺伝子により形質転換される宿主は、あらかじめシロイヌナズナのUXS3遺伝子を有する組み換えDNAを含むベクターで形質転換されているか、あるいは本来的にUXS3遺伝子産物を発現しているものである必要がある。
このようにして、UXS3遺伝子が発現され、なおかつUGD1遺伝子を有する組み換えDNAを含むベクターを保持する形質転換体が得られ、該形質転換体を培養することにより、主に該形質転換体の細胞内においてUDP-キシロースとUDP-キシロース製造に必要な酵素が産生、蓄積する。
形質転換体を培養する場合、培養に使用される培地は、それぞれの宿主について一般的に用いられているものを使用する。または、一般的でなくとも適用可能な培地ならばよい。例としては、宿主が酵母であればYPD培地、SD培地などを用いる。培養は、それぞれの宿主について一般的に用いられている条件で行う。また、一般的でなくとも適用可能な条件であればよい。例としては、宿主が酵母であれば約25-37℃で、約12時間-5日間行い、必要により通気や撹拌を行うことができる。
例えば、上記培養物からUDP-キシロースあるいは酵素を抽出する際は、宿主細胞を遠心分離によって培地と分け、宿主細胞を破砕してUDP-キシロースあるいは酵素を抽出する。宿主が酵母の場合、例えばグラスビーズによって細胞を破壊し、遠心分離する。この際、酵素及びUDP-キシロースは、上清画分に存在する。
上記の遠心分離によって分離された上清画分からUDP-キシロースを分離する場合は、ゲルろ過法等により低分子量の画分を集め、さらにHPLCによる分離を行うことにより、精製単離する。
また、生体外で酵素変換反応を行い、UDP-キシロースを製造する場合においては、上清画分に硫酸アンモニウムを75%の濃度に溶かし、これにより沈殿してくるタンパク質画分を集め、透析等により脱塩したものを酵素源として使用することができる。
上記酵素源を用いて、基質となるUDP-glucoseもしくはUDP-glucuronic acidおよびNADHを加え反応させた後、HPLCでUDP-キシロースを単離精製することにより、UDP-キシロースを得ることができる。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこの実施例にのみ限定されるものではない。
〔実施例1〕UGD1遺伝子の単離
シロイヌナズナのcDNAライブラリを用いてPCR法により遺伝子のクローニングを行った。cDNAライブラリはCLONTECH社のQUICK-Clone cDNAを用いた。プライマーの設計においては、制限酵素でタンパク質をコードしている部分が容易に切り出せるようにN-末端Eco RIサイト、C-末端部分にSal Iサイトに位置させ、また、N-末端には、あらかじめ標識抗原をコードするvsv-g配列を付加せしめた。それぞれのプライマーの配列を以下に示す。
AGAATTCATGTATACTGATATTGAAATGAATAGATTGGGTAAAATGGTGAAGATATGCTGCATAGGAG(配列番号5)
AAAAAAAGTCGACTCATGCCACAGCAGGCATATCCTTGAGCC(配列番号6)
PCRの条件は以下の通り。
94℃ 30秒
55℃ 30秒
72℃ 2分
30サイクル
この条件で得られた約1.5 kbpのDNA増幅断片をアガロース電気泳動で分離した後、TAクローニングキットを用いてpGEM-5Z f(+)ベクターに挿入した。このクローニングされた遺伝子をダイデオキシ法を用いたシークエンスキットにより塩基配列を確認し、配列番号2に示した塩基配列であることを確認した。
〔実施例2〕UGD1遺伝子発現ベクターおよびUXS3遺伝子発現ベクターの作成およびこのプラスミドを含む酵母形質転換体の作成
pGEM-5Z f(+)ベクターに挿入されているUGD1遺伝子をEco RI及びSal Iで切り出し、酵母の解糖系のプロモーターであるGAPDHとそのターミネーターの間にpUC18のマルチクローニングサイトのうちEco RIからSal Iまでの部分を持つ発現用ベクターYEp352GAP-IIのEco RI 及びSal Iサイトに挿入した。さらにこのベクターからGAPDHプロモーター、UGD1-vsv-g、GAPDHターミネーターの3つの部分を含む断片をBam HIを用いて切り出し、酵母の染色体組み込み型ベクターでありLUE2マーカーを持つpRS-305のBamHIサイトに挿入しpONJ-UGD1-vsv-gを構築した。UXS3遺伝子もUGD1と同様にPCRを用いてクローニングしたあとYEp352GAP-IIのEco RI 及びSal Iサイトに挿入した。さらにこのベクターからGAPDHプロモーター、pONJ-UXS3-c-myc、GAPDHターミネーターの3つの部分を含む断片をBam HIを用いて切り出し、酵母の染色体組み込み型ベクターでありTRP1マーカーを持つpRS-304のBamHIサイトに挿入しpONJ-UXS3-c-mycを構築した。また、C-末端にはあらかじめc-myc標識抗原遺伝子をプライマーに付加しておいた。これらの発現ベクターは、それぞれ単独あるいは2つ一緒に酵母のW303-1A株(ura3, lue2, his3, trp1,ade2)に導入し、3種の形質転換体、すなわち、UGD1遺伝子導入株(W303/pONJ-UGD1-vsv-g株)、UXS3遺伝子導入株(W303/pONJ-UXS3-c-myc株)並びにUGD1・UXS3遺伝子導入株(W303/ pONJ-UGD1-vsv-g、pONJ-UXS3-c-myc株)を得た。なお、このうちUGD1・UXS3遺伝子導入株(W303/ pONJ-UGD1-vsv-g、pONJ-UXS3-c-myc株)は、茨城県つくば市東1−1−1中央第6に所在の独立行政法人産業技術総合研究所、特許生物寄託センターに 受託日:2006年2月24日 受託番号:FERM BP−10538として寄託されている。
〔実施例3〕UGD1タンパク質、UXS3タンパク質の酵母内での発現の確認
〔実施例2〕で得られた形質転換体について、それぞれの細胞内でタンパク質が発現されているかどうかをウエスタンブロッティングを用いて確認した。まず、上記3種の形質転換体〔W303/pONJ-UGD1-vsv-g株、W303/pONJ-UXS3-c-myc株、W303/ pONJ-UGD1-vsv-g、pONJ-UXS3-c-myc株)およびW303株をSD培地で24時間30℃で培養し、得られた酵母細胞をガラスビーズで破砕した。得られた破砕物を遠心操作を用いて細胞壁画分及びミクロソーム画分を取り除き、細胞質画分だけを分離した。このタンパク質を含む細胞質画分を20mM Tris-HCl pH7.4に溶かし、タンパク質定量をBCAキットを用いて行った。それぞれ100μgのタンパク質をとってSDS-PAGEを行った後、PVDF膜に電気的に転写し、それぞれ、抗-vsv-g抗体もしくは抗c-myc抗体を用いてタンパク質の発現を確認した(図2)。その結果、UGD1遺伝子導入株(W303/pONJ-UGD1-vsv-g株)及びUGD1・UXS3遺伝子導入株(W303/ pONJ-UGD1-vsv-g、pONJ-UXS3-c-myc株)ではUGD1タンパク質が、及びUGD1・UXS3遺伝子導入株(W303/ pONJ-UGD1-vsv-g、pONJ-UXS3-c-myc株)ではUXS3タンパク質が発現していることが確かめられた。すなわちUGD1遺伝子とUXS3遺伝子が導入された形質転換体は、UGD1タンパク質とUXS3タンパク質と共発現していることが分かる
〔実施例4〕UDP-キシロース合成活性測定
UDP-キシロース活性測定は基質としてUDP-グルコースを、補助因子として5 mM NADHを用い、100 mM Tris-HCl、pH 7.4という条件で30℃、2時間反応を行い、フェノール:クロロホルム溶液 (24: 1) を加え撹拌した後、遠心分離を行い、上清を回収した。上清を0.2 マイクロメートルポアサイズのフィルターに通し、HPLCによりUDP-キシロースとUDP-グルコースの測定を行った。HPLCはC18カラムを用いて1%アセトニトリルを含む20 mMトリエチルアミン(pH 5.8) 溶液を1 ml/minで流して分離を行い、さらに、各分画についてESI−MS測定を行った(図4)。その結果、UXS3タンパク質とUGD1タンパク質を共発現させたW303/ pONJ-UGD1-vsv-g、pONJ-UXS3-c-mycのみでUDP-キシロース合成活性を検出した(図3、4)。また、UGD1タンパク質のみを発現させたW303/pONJ-UGD1-vsv-g株では、UDP-グルクロン酸合成活性が検出された。なお、UXS3遺伝子のみ発現させたW303/pONJ-UXS3-c-myc株ではUDP-グルクロン酸を基質として用いた場合にのみUDP-キシロース合成活性が検出された。

Claims (5)

  1. 宿主細胞が、以下のA)に記載のタンパク質をコードするDNAにより組み換えられた組換えベクターと以下のB)に記載の蛋白質をコードするDNAにより組み換えられた組み換えベクターとにより形質転換されている形質転換体であって、宿主細胞が酵母細胞であることを特徴とする、上記形質転換体。
    A)(a)配列番号2で示されるアミノ酸配列を有するタンパク質、あるいは(b)配列番号2で示されるアミノ酸配列において、1乃至数個のアミノ酸が、欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列を有し、UDP-グルコースデヒドロゲナーゼ活性を有するタンパク質。
    B)(a)配列番号4で示されるアミノ酸配列を有するタンパク質、あるいは(b)配列番号4で示されるアミノ酸配列において、1乃至数個のアミノ酸が、欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列を有し、UDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ活性を有するタンパク質。
  2. 請求項1(a)に記載のDNAが配列番号1で示される塩基配列を有することを特徴とする、請求項1に記載の形質転換体。
  3. 請求項1又は2に記載の形質転換体を培地に培養し、培養物からUDP-キシロースを採取することを特徴とする、UDP-キシロースの製造方法。
  4. 請求項1又は2に記載の形質転換体を培地に培養し、得られた培養物、培養処理物、酵素抽出液または精製酵素をUDP-グルコースと接触させることにより、UDP-グルコースをUDP-キシロースに変換させることを特徴とする、UDP-キシロースの製造方法。
  5. 請求項4に記載の形質転換体の培養物、培養処理物、酵素抽出液または精製酵素とUDP-グルクロン酸 デカルボキシラーゼ生産細胞の培養物、培養処理物、酵素抽出液または精製酵素とを同時に、UDP-グルコースに作用させ、UDP-グルコースをUDP-キシロースに変換させることを特徴とする、UDP-キシロースの製造方法。
JP2007506034A 2005-03-04 2006-03-03 Udp−キシロースの製造方法 Expired - Fee Related JP4284562B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005060476 2005-03-04
JP2005060476 2005-03-04
JP2005289481 2005-10-03
JP2005289481 2005-10-03
PCT/JP2006/304147 WO2006093289A1 (ja) 2005-03-04 2006-03-03 Udp-キシロースの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006093289A1 JPWO2006093289A1 (ja) 2008-08-07
JP4284562B2 true JP4284562B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=36941319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007506034A Expired - Fee Related JP4284562B2 (ja) 2005-03-04 2006-03-03 Udp−キシロースの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4284562B2 (ja)
WO (1) WO2006093289A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101802547B1 (ko) 2010-06-02 2017-11-28 에볼바, 인크. 스테비올 글리코시드의 재조합 생산

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0610498D0 (en) * 2006-05-26 2006-07-05 Univ York Modified molecule
EP2166088A1 (en) * 2008-09-22 2010-03-24 PomBio Tech GmbH Drug metabolism
EP2540826B1 (en) * 2010-02-25 2015-12-09 Toyama Prefecture Method for producing glucuronic acid conjugate using saccharomyces cerevisiae
CN103732753B (zh) 2011-08-08 2018-03-30 埃沃尔瓦公司 甜菊醇糖苷类的重组生产
CA3171770A1 (en) 2013-02-06 2014-08-14 Evolva Sa Methods for improved production of rebaudioside d and rebaudioside m
EP2954061B1 (en) 2013-02-11 2023-11-22 Evolva SA Efficient production of steviol glycosides in recombinant hosts
MX2017001859A (es) 2014-08-11 2017-04-11 Evolva Sa Produccion de glicosidos de esteviol en hospederos recombinantes.
SG11201701677UA (en) 2014-09-09 2017-04-27 Evolva Sa Production of steviol glycosides in recombinant hosts
CA2973674A1 (en) 2015-01-30 2016-08-04 Evolva Sa Production of steviol glycosides in recombinant hosts
US10604743B2 (en) 2015-03-16 2020-03-31 Dsm Ip Assets B.V. UDP-glycosyltransferases
WO2017025362A1 (en) 2015-08-07 2017-02-16 Evolva Sa Production of steviol glycosides in recombinant hosts
CA3020671A1 (en) 2016-04-13 2017-10-19 Evolva Sa Production of steviol glycosides in recombinant hosts
EP3458599A1 (en) 2016-05-16 2019-03-27 Evolva SA Production of steviol glycosides in recombinant hosts
EP3535406A1 (en) 2016-11-07 2019-09-11 Evolva SA Production of steviol glycosides in recombinant hosts

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6399859B1 (en) * 1997-12-10 2002-06-04 Pioneer Hi-Bred International, Inc. Plant uridine diphosphate-glucose dehydrogenase genes, proteins, and uses thereof
EP1033405A3 (en) * 1999-02-25 2001-08-01 Ceres Incorporated Sequence-determined DNA fragments and corresponding polypeptides encoded thereby

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101802547B1 (ko) 2010-06-02 2017-11-28 에볼바, 인크. 스테비올 글리코시드의 재조합 생산
KR20170131717A (ko) * 2010-06-02 2017-11-29 에볼바, 인크. 스테비올 글리코시드의 재조합 생산
KR101971818B1 (ko) * 2010-06-02 2019-04-23 에볼바, 인크. 스테비올 글리코시드의 재조합 생산
KR20190043637A (ko) * 2010-06-02 2019-04-26 에볼바, 인크. 스테비올 글리코시드의 재조합 생산
KR102181638B1 (ko) * 2010-06-02 2020-11-24 에볼바, 인크. 스테비올 글리코시드의 재조합 생산

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2006093289A1 (ja) 2008-08-07
WO2006093289A1 (ja) 2006-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4284562B2 (ja) Udp−キシロースの製造方法
US11624057B2 (en) Glycerol free ethanol production
KR20200087220A (ko) 생물 전환으로 타우로우루소데옥시콜산을 제조하는 방법 및 그 응용
CN111471606B (zh) 一株优化的高产岩藻糖基乳糖的酿酒酵母菌株及其应用
WO1997027303A1 (fr) Alpha-1-6 fucosyltransferases
CN111471605B (zh) 一株高产岩藻糖基乳糖的酿酒酵母工程菌株及其应用
JP4258670B2 (ja) Udp−ラムノ−スの製造方法
KR20200134333A (ko) 발효에 의한 히스타민 생산을 위해 조작된 생합성 경로
EP3332004A1 (en) Xylose isomerase-modified yeast strains and methods for bioproduct production
CN114807078B (zh) 一种生物合成nmn的方法
CN113604444B (zh) 一种催化活性提高的羧酸还原酶突变体及其编码基因、基因工程菌以及应用
CN116121213A (zh) 一种参与双苄基异喹啉类生物碱生物合成的偶联酶及应用
JP2007068424A (ja) 二機能性ホルムアルデヒド固定酵素遺伝子
EP1231266B1 (en) Arabidopsis-origin gdp-4-keto-6-deoxy-d-mannose-3,5-epimerase-4-reductase gene
WO2014104310A1 (ja) セルロース製造用発現ベクター、形質転換体およびセルロースの製造方法
CN114686414B (zh) 一种精准定量调控大肠杆菌全细胞催化的方法及应用
CN104428418B (zh) 赋予酵母对乙醇和高温的耐受性的基因
US11421215B2 (en) Nucleic acid encoding an isomerase, host cells containing the nucleic acid, and methods of making and using the host cells
CN113897405A (zh) 一种三菌株耦合发酵廉价合成3′-唾液酸乳糖的方法
CN116121212A (zh) 一种参与苄基异喹啉类生物碱生物合成的羟化酶及其应用
CN117165615A (zh) 一种通过调节胞内plp供给提高1,5-戊二胺从头合成能力的方法
CN116875571A (zh) 一种p450酶突变体、单质粒三酶共表达系统及其在骨化二醇合成中的应用
CN114456964A (zh) 一种高产豆甾醇的重组解脂亚罗酵母、其构建方法、用于产豆甾醇的发酵培养基及应用
CN115698310A (zh) 还原酶以及制备和使用还原酶的方法
KR20200135469A (ko) 자일로스 대사 효모

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090310

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140403

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees