JP4284217B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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Description

本発明は、交換可能な補助パッドがセットできる使い捨て着用物品に関する。
従来、表面シートと裏面シートとの間に吸収性コアを介在させた使い捨ておむつにおいて、略円筒形状の支着体を後身頃の表面シートの上に橋渡し状態で取付けて、吸収性コアの上にセットした補助パッドを挟み込んで保持するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術では、支着体の両端部を立体カフスの内面若しくは立体カフスの内面下方の表面シートに固定している。
特開2003−204987号公報
しかしながら、支着体は、両端部の間の部位が浮き上がった状態であるから、使い捨ておむつの製造時には、製造ラインの部品に引っ掛かりやすく、使い捨ておむつの着用時には、着用者が穿く際に足が引っ掛かりやすいという問題があった。
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、補助パッドを挟み込んで保持するベルト状部材が製造時や着用時に引っ掛かりにくい使い捨て着用物品を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、前腹部と後背部との間に股部を有して、前腹部と後背部の上部に胴周り開口が形成されるとともに、股部の両側部に脚周り開口が形成された外装部材を備えてなる使い捨て着用物品において、
上記外装部材における表面部位に交換可能な補助パッドがセットされた時に、この補助パッドを外装部材における表面部位に挟み込んで保持するためのベルト状部材が設けられ、このベルト状部材は、外装部材の幅方向に延在して、その両端部は、上記補助パッドの外側に位置する外装部材の表面シートに固定されるとともに、この固定された両端部の間の所定部位は、補助パッドがセットされる前には外装部材における表面部位に仮止め材で剥離可能に仮止めされていることを特徴とする使い捨て着用物品を提供するものである。
請求項2の発明は、請求項1記載の使い捨て着用物品であって、上記外装部材は、表面シートと裏面シートとの間に吸収体が固定されたタイプであり、上記ベルト状部材の両端部の固定は、上記補助パッドおよび吸収体の外側に位置する外装部材の表面シートであるとともに、上記ベルト状部材の仮止めは、上記補助パッドおよび吸収体の両側部に近接した外装部材の表面シート若しくは上記吸収体が位置する外装部材の表面シートであることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1記載の使い捨て着用物品であって、上記外装部材は、表面シートに吸収体が固定されたタイプであり、上記ベルト状部材の両端部の固定は、上記補助パッドおよび吸収体の外側に位置する外装部材の表面シートであるとともに、上記ベルト状部材の仮止めは、上記補助パッドおよび吸収体の両側に近接する外装部材の表面シート若しくは吸収体であることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1記載の使い捨て着用物品であって、上記外装部材は、表面シートと裏面シートとの間に吸収体が固定されたタイプ、または表面シートに吸収体が固定されたタイプであり、かつ上記吸収体の両側部に立ち上がりフラップが設けられたタイプであって、上記ベルト状部材の仮止めは、立ち上がりフラップの表面であることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨て着用物品であって、上記ベルト状部材は、伸縮性部材または非伸縮性部材、あるいはこれら部材の組み合わせであることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使い捨て着用物品であって、上記ベルト状部材は、前腹部と後背部の少なくとも一方に設けられていることを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使い捨て着用物品であって、上記ベルト状部材は、股部に設けられていることを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の使い捨て着用物品であって、上記仮止め材は、メカニカルファスナーであることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、ベルト状部材の両端部を、補助パッドの外側に位置する外装部材の表面シートに固定して、この固定した両端部の間の所定部位を、補助パッドがセットされる前に、外装部材における表面部位に仮止め材で剥離可能に仮止めしたものであるから、ベルト状部材の両端部の間の部位が浮き上がりにくい状態となって、使い捨て着用物品の製造時には、製造ラインの部品に引っ掛かりにくく、使い捨て着用物品の着用時には、着用者が穿く際に足が引っ掛かりにくくなる。
ここで、外装部材における表面部位とは、外装部材が表面シートと裏面シートとの2枚で構成されているときは、その表面シートを指し、外装部材が1枚のシートで構成されているときは、そのシートの表面を指し、外装部材の表面に吸収体が固定されているときは、その吸収体の表面を指し、外装部材の表面に立ち上がりフラップが固定されているときは、その立ち上がりフラップの表面を指す。
請求項2の発明によれば、外装部材が表面シートと裏面シートとの間に吸収体を固定したタイプであれば、ベルト状部材の両端部を補助パッドおよび吸収体の外側に位置する外装部材の表面シートに固定し、ベルト状部材を補助パッドおよび吸収体の両側部に近接した外装部材の表面シート若しくは吸収体が位置する外装部材の表面シートに仮止めすることができる。
このように、ベルト状部材の両端部を補助パッドおよび吸収体の外側に位置する外装部材の表面シートに固定すれば、吸収体の両側部に立ち上がりフラップが設けられたタイプであっても、従来技術のように、ベルト状部材(従来技術の支着体に相当)の両端部を立ち上がりフラップ(従来技術の立体カフスに相当)の内面若しくは立ち上がりフラップの内面下方の表面シートに固定する場合と比較して、立ち上がりフラップを設けた後にベルト状部材を後付けできるので、既存の製造ラインにベルト状部材の後付け機構を付加するだけで対応することが可能になる。
また、従来技術と比較して、ベルト状部材が幅方向に長くなるから、仮止めを外せばベルト状部材を大きく開けられるので、補助パッドをベルト状部材の間に入れやすくなる。
さらに、ベルト状部材を吸収体が位置する外装部材の表面シートに仮止めすれば、ベルト状部材の両端部の間の部位の浮き上がりが殆どなくなるので、より引っ掛かりにくくなる。
請求項3の発明によれば、外装部材が表面シートに吸収体を固定したタイプであれば、ベルト状部材の両端部を補助パッドおよび吸収体の外側に位置する外装部材の表面シートに固定し、ベルト状部材を補助パッドおよび吸収体の両側に近接する外装部材の表面シート若しくは吸収体に仮止めすることができる。
このように、ベルト状部材の両端部を補助パッドおよび吸収体の外側に位置する外装部材の表面シートに固定すれば、吸収体の両側部に立ち上がりフラップが設けられたタイプであっても、従来技術のように、ベルト状部材(従来技術の支着体に相当)の両端部を立ち上がりフラップ(従来技術の立体カフスに相当)の内面若しくは立ち上がりフラップの内面下方の表面シートに固定する場合と比較して、立ち上がりフラップを設けた後にベルト状部材を後付けできるので、既存の製造ラインにベルト状部材の後付け機構を付加するだけで対応することが可能になる。
また、従来技術と比較して、ベルト状部材が幅方向に長くなるから、仮止めを外せばベルト状部材を大きく開けられるので、補助パッドをベルト状部材の間に入れやすくなる。
さらに、ベルト状部材を吸収体に仮止めすれば、ベルト状部材の両端部の間の部位の浮き上がりが殆どなくなるので、より引っ掛かりにくくなる。
請求項4の発明によれば、吸収体の両側部に立ち上がりフラップが設けられたタイプであれば、立ち上がりフラップの表面にベルト状部材を仮止めできるから、ベルト状部材の両端部の間の部位の浮き上がりが殆どなくなるので、より引っ掛かりにくくなる。
請求項5の発明によれば、ベルト状部材を伸縮性部材または非伸縮性部材、あるいはこれら部材の組み合わせで構成することができ、伸縮性部材があれば、その押え力によって補助パッドのズレが無くなる。
請求項6の発明によれば、ベルト状部材を前腹部と後背部の少なくとも一方に設けることができ、両方に設ければ、補助パッドのズレが少なくなる。
請求項7の発明によれば、ベルト状部材を股部に設けると、股部の1箇所だけであっても補助パッドのズレが少なくなる。この場合、汚れやすいことを考慮して、ベルト状部材を撥水性フィルム等で製造することが好ましい。
請求項8の発明によれば、仮止め材をメカニカルファスナーとすれば、ベルト状部材を繰り返して仮止めすることができる。なお、仮止め材は、繰り返して仮止め可能な粘着剤であってもよく、1回だけ仮止め可能な接着剤であっても良い。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2は、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ(着用物品)1Aであり、図1(a)は斜視図、図1(b)は展開斜視図、図2(a)は展開平面図、図2(b)は補助パッド8のセット前の図2(a)のA−A線断面図、図2(c)は補助パッド8のセット後の図2(a)のA−A線断面図である。
パンツ型使い捨ておむつ1Aは、前腹部Pと後背部Qとの間に股部Rを有して、前腹部Pと後背部Qの上部に胴周り開口2が形成されるとともに、股部Rの両側部に脚周り開口Sが形成された外装部材3を備えている。この外装部材3は、前腹部Pと後背部Qの両端部1aをサイドシールすることによって、図1(a)のような立体形状となる。
上記外装部材3は、透液性の表面シート4と非透液性の裏面シート5とを接着して構成されて、具体的に図示しないが、前腹部Pと後背部Qとにおける表面シート4と裏面シート5との間には、ウエスト用弾性部材とボディフィット用弾性部材とが伸張状態で接着されるとともに、股部Rにおける表面シート4と裏面シート5との間には、レッグ周り弾性部材が伸張状態で接着されている。これらの弾性部材は、必要に応じて接着すれば良い。
上記外装部材3は、1枚のシートで構成することもでき、この場合には、上記各弾性部材を外装部材3の表面若しくは裏面に伸張状態で接着すれば良い。かかる外装部材3は、非透液性であるのが好ましいが、表面に吸収体6を固定する場合には、吸収体6の裏面を非透液性とすれば、外装部材3を透液性とすることが可能である。
上記外装部材3の表面シート4と裏面シート5との間には、股部Rから前腹部Pおよび後背部Qとの跨って前後方向に延在する長方形状の吸収体6が固定されている。
この吸収体6の両側部には、基端部7aが表面シート4に接着されて上方に立ち上がる立ち上がりフラップ7が設けられている。この立ち上がりフラップ7の先端部には、具体的に図示しないがフラップ用弾性部材が伸張状態で接着されている。なお、図2(b)(c)では〔図3(b)(c)でも同様〕、立ち上がりフラップ7が内側に倒れているように実線で描かれているが、これは、後述するベルト状部材9によって、この断面部分だけが押さえ付けられているためであって、ベルト状部材9の間の部分は、二点鎖線で描いたように上方に立ち上がっている。
そして、上記吸収体6とほぼ同じ外形状の補助パッド8は、図2(c)のように、上記左右の立ち上がりフラップ7の間であって、吸収体6が位置する表面シート4の上に交換可能なようにセットされるようになる。
上記前腹部Pと後背部Qとには、上記補助パッド8がセットされた時に、この補助パッド8を表面シート4に挟み込んで保持するためのベルト状部材9が設けられている。
このベルト状部材9は、外装部材3の幅方向に延在して、その両端部9aは、上記吸収体6と補助パッド8の外側で、かつ立ち上がりフラップ7の外側に位置する外装部材3の表面シート4に固定されている。
上記ベルト状部材9は、図6(a)のように、両側が弾性部材を伸張状態で接着した伸縮性部材9bとし、その間が非伸縮性部材9cとしている。また、図6(b)のように、両側が非伸縮性部材9cとし、その間が弾性部材を伸張状態で接着した伸縮性部材9bとしても良く、図6(c)のように、全体が弾性部材を伸張状態で接着した伸縮性部材9bとしても良く、図6(d)のように、全体が非伸縮性部材9cとしても良い。
上記ベルト状部材9は、補助パッド8をセットする前には、外装部材3における表面部位に仮止め材10で剥離可能に仮止めされている。
この仮止め材10による仮止めは、例えばホットメルト接着剤によるスポット接着、熱によるスポット溶着、あるいは後述するメカニカルファスナーによる係止である。
また、仮止め位置は、固定されたベルト状部材9の両端部9aの間の所定部位であって、第1例は、図2(a)および図7(a)に矢印fで示すように、立ち上がりフラップ7の外側で、表面シート4に固定された両端部9aの内側であって、立ち上がりフラップ7に近接する外装部材3の表面シート4に仮止めしている。また、第2例として、図2(a)および図7(b)に矢印gで示すように、立ち上がりフラップ7の表面に仮止めしても良い。さらに、第3例として、図2(a)および図7(c)に矢印hで示すように、吸収体6が位置する外装部材3の表面シート4に仮止めしても良い。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aであれば、ベルト状部材9の両端部9aを吸収体6と補助パッド8の外側で、かつ立ち上がりフラップ7の外側に位置する外装部材3の表面シート4に固定するとともに、ベルト状部材9を立ち上がりフラップ7に近接する外装部材3の表面シート4に仮止めしているから〔図2(a)および図7(a)の矢印f参照〕、ベルト状部材9の両端部9aの間の部位が浮き上がりにく状態となって、パンツ型使い捨ておむつ1Aの製造時には、製造ラインの部品に引っ掛かりにくく、パンツ型使い捨ておむつ1Aの着用時には、着用者が穿く際に足が引っ掛かりにくくなる。
また、ベルト状部材9の両端部9aを立ち上がりフラップ7の外側に位置する外装部材3の表面シート4に固定するから、ベルト状部材9の両端部9aを立ち上がりフラップ7の内面若しくは立ち上がりフラップ7の内面下方の表面シートに固定する場合と比較して、立ち上がりフラップ7を設けた後にベルト状部材9を後付けできるので、既存の製造ラインにベルト状部材9の後付け機構を付加するだけで対応することが可能になる。
さらに、ベルト状部材9が幅方向に長くなるから、仮止めを外せばベルト状部材9を大きく開けられるので、補助パッド8をベルト状部材9の間に入れやすくなる。
また、ベルト状部材9を立ち上がりフラップ7の表面に仮止めすれば〔図2(a)および図7(b)の矢印g参照〕、ベルト状部材9の両端部9aの間の部位の浮き上がりが殆どなくなるので、より引っ掛かりにくくなる。
さらに、ベルト状部材9を吸収体6が位置する外装部材3の表面シート4に仮止めすれば〔図2(a)および図7(c)の矢印h参照〕、ベルト状部材9の両端部9aの間の部位の浮き上がりが殆どなくなるので、より引っ掛かりにくくなる。
また、ベルト状部材9を伸縮性部材9bまたは非伸縮性部材9c、あるいはこれら部材9b,9cを組み合わせることができ、伸縮性部材9bがあれば、その押え力によって補助パッド8のズレが無くなる。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aでは、ベルト状部材9を前腹部Pと後背部Qの両方に設けたから、補助パッド8のズレが少なくなるが、いずれか一方に設けることも可能である。
図3は、第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ(着用物品)1Bであり、図3(a)は展開平面図、図3(b)は補助パッド8のセット前の図3(a)のA−A線断面図、図3(c)は補助パッド8のセット後の図3(a)のA−A線断面図である。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと相違する点は、外装部材3の表面シート4と裏面シート5との間に吸収体6を固定するタイプではなく、表面シート4に吸収体6を固定するタイプである。
そして、仮止め位置の第1例〔図3(a)の矢印f参照〕、第2例〔図3(a)の矢印g参照〕は、第1実施形態と同じであるが、第3例として、矢印hで示すように、吸収体6に仮止めしても良い。
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Bは、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと同様の作用効果を奏することができる。
図4は、第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ(着用物品)1Cであり、図4(a)は展開平面図、図4(b)は補助パッド8のセット前の図4(a)のA−A線断面図、図4(c)は補助パッド8のセット後の図4(a)のA−A線断面図である。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと相違する点は、吸収体6が無いタイプである。なお、補助パッド8に立ち上がりフラップ7が設けられているのが好ましい。
そして、仮止め位置の第1例〔図3(a)の矢印f参照〕は、第1実施形態と同じであるが、第2例として、矢印hで示すように、外装部材3の表面シート4に仮止めしても良い。
第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Cは、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと同様の作用効果を奏することができる。
図5は、第4実施形態のパンツ型使い捨ておむつ(着用物品)1Dの展開平面図である。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと相違する点は、前腹部Pと後背部Qとにベルト状部材9を設けないで、股部Rに設けた点である。
第4実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Dは、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと同様の作用効果を奏することができるとともに、股部Rの1箇所だけであっても補助パッド8のズレが少なくなるという利点がある。なお、汚れやすいことを考慮して、ベルト状部材9を撥水性フィルム等で製造することが好ましい。
上記各実施形態において、上記仮止め材10として、メカニカルファスナーを使用することができる。
ここで、メカニカルファスナーとは、図7(d)に示すように、フック部10aとループ部10bとが対をなして、両者を強く圧迫すると、フック部10aとループ部10bとが相互に外れにくいように係止されるとともに、フック部10aとループ部10bとを手で強く引き剥がすと、フック部10aとループ部10bとの係止が外れるものをいい、面ファスナーとも呼ばれている。
また、不織布製シート自体は、メカニカルファスナーのループ部10bとしての機能も有するので、ループ部10bを設ける代わりに、不織布シートを利用すれば、ループ部10bを省略できる。
このように、仮止め材10をメカニカルファスナーとすれば、ベルト状部材9を繰り返して仮止めすることができる。
上記表面シート4としては、撥水性不織布材料(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等)が用いられる。好ましくは、目付10〜25g/m2の撥水性不織布材料である。また、内面のみを親水化〔界面活性剤を塗布するあるいは親水性繊維(レーヨン、コットン等)の層を作る。〕しても良く、この場合には、肌に当接した場合の感触が良くなり、吸汗効果も期待できる。
上記裏面シート5としては、通気性のある撥水性不織布材料(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等)が用いられる。好ましくは、目付10〜25g/m2の撥水性不織布材料である。
上記吸収体6および補助パッド8としては、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状の高分子吸水体を混合した吸収性コアを、ティッシュペーパーなどの紙シートあるいは透液性不織布シート等の被覆シートで包んで、所定形状(長方形、砂時計型、ひょうたん型等)に成形したものである。上記繊維や高分子吸水体をシート状に成形したシート状吸収体(例えばエアレイド吸収体)等を、所定形状に成形して用いても構わない。また、着用者が歩いたり、寝返りを打ったりしても形状を保持できるように、親水性繊維集合層中やシートに形状保持手段(ホットメルト接着剤の塗布、合成繊維の混合)を施しても構わない。
上記立ち上がりフラップ7としては、撥水性不織布材料(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等)が用いられる。好ましくは、目付10〜25g/m2の撥水性不織布材料である。
上記各弾性部材は、通常使い捨ておむつに用いられる弾性伸縮材料(ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等)が用いられ、内装シートと外装シートとの間に伸張状態で、ホットメルト接着剤、熱接着、超音波接着など好適な添設手段でもって添設される。好ましくはゴム系のホットメルト接着剤である。
上記各シート材料の接合は、ホットメルト接着剤、熱接合、超音波シール等の方法が適宜用いられる。ホットメルト接着剤については、ゴム系、ポリオレフィン系、酢酸ビニル系等のホットメルト接着剤から適切に選定して、直接的なコーター塗布、間接的なスパイラル塗布、メルトブロー(カーテンスプレー)塗布、ビード塗布等の方法で塗布する。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ(着用物品)であり、(a)は斜視図、(b)は展開斜視図である。 第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつであり、(a)は展開平面図、(b)は補助パッドのセット前の(a)のA−A線断面図、(c)は補助パッドのセット後の(a)のA−A線断面図である。 第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつであり、(a)は展開平面図、(b)は補助パッドのセット前の(a)のA−A線断面図、(c)は補助パッドのセット後の(a)のA−A線断面図である。 第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつであり、(a)は展開平面図、(b)は補助パッドのセット前の(a)のA−A線断面図、(c)は補助パッドのセット後の(a)のA−A線断面図である。 第4実施形態のパンツ型使い捨ておむつの展開平面図である。 (a)〜(d)は、それぞれベルト状部材の例を示す平面図である。 (a)〜(c)は、それぞれ仮止め位置を示す断面図、(d)は仮止め材としてのメカニカルファスナーの断面図である。
符号の説明
1A〜1D パンツ型使い捨ておむつ(使い捨て着用物品)
3 外装部材
4 表面シート
5 裏面シート
6 吸収体
7 立ち上がりフラップ
8 補助パッド
9 ベルト状部材
9a 両端部
9b 伸縮性部材
9c 非伸縮性部材
10 仮止め材
P 前腹部
Q 後背部
R 股部
S 脚周り用開口
f,g,h 仮止め位置

Claims (8)

  1. 前腹部と後背部との間に股部を有して、前腹部と後背部の上部に胴周り開口が形成されるとともに、股部の両側部に脚周り開口が形成された外装部材を備えてなる使い捨て着用物品において、
    上記外装部材は、表面シートと裏面シートとの間に吸収体が固定されたタイプであり、
    上記外装部材における表面部位に交換可能な補助パッドがセットされた時に、この補助パッドを外装部材における表面部位に挟み込んで保持するためのベルト状部材が設けられ、
    このベルト状部材は、外装部材の幅方向に延在して、その両端部は、上記補助パッドおよび吸収体の外側に位置する外装部材の表面シートに固定されるとともに、
    この固定された両端部の間の所定部位は、補助パッドがセットされる前には外装部材における表面部位に仮止め材で剥離可能に仮止めされ
    上記ベルト状部材は、両側が伸縮性部材であり、その間が非伸縮性部材であることを特徴とする使い捨て着用物品。
  2. 前腹部と後背部との間に股部を有して、前腹部と後背部の上部に胴周り開口が形成されるとともに、股部の両側部に脚周り開口が形成された外装部材を備えてなる使い捨て着用物品において、
    上記外装部材は、表面シートに吸収体が固定されたタイプであり、
    上記外装部材における表面部位に交換可能な補助パッドがセットされた時に、この補助パッドを外装部材における表面部位に挟み込んで保持するためのベルト状部材が設けられ、
    このベルト状部材は、外装部材の幅方向に延在して、その両端部は、上記補助パッドおよび吸収体の外側に位置する外装部材の表面シートに固定されるとともに、
    この固定された両端部の間の所定部位は、補助パッドがセットされる前には外装部材における表面部位に仮止め材で剥離可能に仮止めされ
    上記ベルト状部材は、両側が伸縮性部材であり、その間が非伸縮性部材であることを特徴とする使い捨て着用物品。
  3. 記ベルト状部材の仮止めは、上記補助パッドおよび吸収体の両側部に近接した外装部材の表面シート若しくは上記吸収体が位置する外装部材の表面シートであることを特徴とする請求項1記載の使い捨て着用物品。
  4. 記ベルト状部材の仮止めは、上記補助パッドおよび吸収体の両側に近接する外装部材の表面シート若しくは吸収体であることを特徴とする請求項記載の使い捨て着用物品。
  5. 上記外装部材は、上記吸収体の両側部に立ち上がりフラップが設けられたタイプであって、上記ベルト状部材の仮止めは、立ち上がりフラップの表面であることを特徴とする請求項1または2記載の使い捨て着用物品。
  6. 上記ベルト状部材は、前腹部と後背部の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の使い捨て着用物品。
  7. 上記ベルト状部材は、股部に設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の使い捨て着用物品。
  8. 上記仮止め材は、メカニカルファスナーであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の使い捨て着用物品。
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