JP4283734B2 - 牛用削蹄器 - Google Patents

牛用削蹄器 Download PDF

Info

Publication number
JP4283734B2
JP4283734B2 JP2004181509A JP2004181509A JP4283734B2 JP 4283734 B2 JP4283734 B2 JP 4283734B2 JP 2004181509 A JP2004181509 A JP 2004181509A JP 2004181509 A JP2004181509 A JP 2004181509A JP 4283734 B2 JP4283734 B2 JP 4283734B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hoof
blade
disk
cutting
slope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004181509A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006000075A (ja
Inventor
元久 尾形
Original Assignee
有限会社尾形伊之助商店
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社尾形伊之助商店 filed Critical 有限会社尾形伊之助商店
Priority to JP2004181509A priority Critical patent/JP4283734B2/ja
Publication of JP2006000075A publication Critical patent/JP2006000075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4283734B2 publication Critical patent/JP4283734B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Description

この発明は、牛の蹄を削る牛用削蹄器、詳細には牛の蹄負面用削蹄器に関する。
偶蹄類である牛は、2つの蹄を有している。そして牛の蹄Aは、蹄の正面説明図である図4及び蹄鉄Bを左右の蹄Aに取り付け底面側から見た図である図5に示すように、前後両側面を覆うとともに底面、いわゆる蹄負面A1も覆っており、そのまま放置しておくと蹄負面A1が伸びて厚くなる。しかも中央部ACが山状に厚くなるので、著しくなると牛の歩様に異常が出て歩行困難になることもある。
したがって、飼育者は、定期的に牛の蹄の削蹄を行っている。通常削蹄の回数は、1年に1回乃至2回程度の回数である。
従来、牛の削蹄を行う場合、多くは「鉈」や「手斧」で底面を水平状に切断して削蹄していた。
また、従来の牛用の削蹄具としては、円盤状鋼鉄板の円盤面に複数個の削蹄角刃を取り付けて、モーター等の駆動装置によって回転させて、牛の底面を削蹄していた。
削蹄した後、牛用の蹄鉄を付ける場合もある。牛は偶蹄類で、2つの蹄があるため、それぞれの両側から側部を覆い蹄負面は、両サイドのみに蹄鉄が取り付けられていた(図4参照)。
しかしながら、従来の牛用削蹄器では、蹄中央部の蹄負面部分、特に蹄鉄を取り付けた蹄中央部の蹄負面部分を削り取ることは、蹄鉄が周囲にあるため回転する円盤上面側に削蹄刃では難しい問題があった。また、削蹄刃が、角状なので削蹄時に蹄が割れやすい問題点があった。
また、従来の牛用削蹄器の素材が鋼鉄製であるため、多数の牛の削蹄を行うことは非常に体力の要する重労働作業である課題があった。また削蹄刃が角刃であるため、スムースな平均した削蹄を行うことが困難であった。
上記、課題を解決するため、削蹄面が中心から円周方向に厚さが薄くなる斜面を有する円盤状回転体を回転可能に設けるとともに、円盤状回転体の削蹄面に複数の丸刃からなる削蹄刃を内周側削蹄面と外周側削蹄面にそれぞれ設け、かつ複数の削蹄屑排出用溝を設けたことを特徴とする牛用削蹄器を提案する。
また、削蹄面が中心から円周方向に厚さが薄くなる斜面を有し該斜面の斜度は内周側削蹄面より外周側削蹄面の方が急斜面からなりアルミニウム製からなる円盤状回転体を回転可能に設けるとともに、円盤状回転体の内周側削蹄面と外周側削蹄面のそれぞれに形成される刃装着用穴に円筒状の丸刃を高さ調節可能にそれぞれ斜めに着脱可能に設けてなる削蹄刃、及びそれぞれの削蹄刃の近傍に削蹄屑排出用溝を設けたことを特徴とする牛用削蹄器を提案する。
この発明によれば、一つの牛用削蹄器によって蹄中央部の蹄負面部分全体を丸刃からなる削蹄刃で削蹄できるため、蹄を割ることがなくなる効果がある。また内周側と外周側にそれぞれ削蹄刃を設けたので、蹄の各部位に対応して削蹄が可能となった。更に、複数の削蹄屑排出用溝を設けたことにより削蹄屑を効率よく排出することができる。
また、請求項2に係る発明では、円盤状回転体の内周側削蹄面と外周側削蹄面のそれぞれに円筒状の丸刃を削蹄刃として設けたので、蹄中央部、特に蹄鉄を取り付けた蹄中央部の蹄負面部分のみも外周側に設けた削蹄丸刃によって削蹄可能になった。また円盤状回転体全体をアルミニウム製としたので、従来に比し軽量になり作業効率が向上した。
また、それぞれの削蹄刃の高さ調節が可能なため、刃が磨り減った場合に高さを調節して、それぞれの個体に適した削蹄が可能になった。
そのため、年に1回乃至2回程度行う牛の削蹄を行う重労働作業が軽減されるという効果がある。
この発明の実施の形態を示し、牛用削蹄器の円盤状回転体の平面を示す図1、他の実施形態の牛用削蹄器の円盤状回転体の平面を示し削蹄丸刃を刃装着用穴に装着した状態を示す図2、同じく図1に示す牛用削蹄器の正面説明図である図3、牛の蹄の蹄負面が伸びた状態を示す説明図である図4、蹄鉄を付した牛の蹄を底面側から見た図5に基づいて説明する。
この発明の1の実施形態である牛用削蹄器は、アルミニウム製からなる回転可能な円盤状回転体1と、円盤状回転体1を回転させる回転駆動装置2からなる。円盤状回転体1は、回転中心にある回転孔3に回転駆動装置2の回転軸20を係合させて回転する。回転孔3の周囲は係合凹部30である。回転駆動装置2の実施例としては、電気ディスクグラインダーのモータを使用する。
円盤状回転体1は、直径80mm〜100mm程度、厚さ10mm程度の円盤状で、削蹄面4は係合凹部30の外周側に形成され、回転中心3から円周方向に厚さが薄くなる斜面からなる。削蹄面4の斜面の斜度は、内周側削蹄面4aより外周側削蹄面4bの方が急斜面からなる。該斜度は、回転軸と直角の平面からなる底面となす角度である。
円盤状回転体1の内周側削蹄面4aと外周側削蹄面4bのそれぞれに刃装着用穴5を2個ずつ形成する。内周側削蹄面4aに設ける2個の刃装着用穴5aは、回転中心3に対して180度ずれて形成される。同じく外周側削蹄面4bに設ける2個の刃装着用穴5bは、回転中心3に対して180度ずれて形成される。
円盤状回転体1の図1に示す実施形態では、内周側削蹄面4aに設ける刃装着用穴5aと、外周側削蹄面4bに設ける刃装着用穴5bを互いに近づけて形成される。回転中心3に対して180度ずれて形成される。
円盤状回転体1の図2に示す実施形態では、内周側削蹄面4aに設ける2個の刃装着用穴5aと、外周側削蹄面4bに設ける2個の刃装着用穴5bが、それぞれほぼ90度の間隔をおいた位置に形成される。
それぞれの刃装着用穴5は、円筒状であるがやや反回転方向を低く傾斜させた底面を有し、それぞれ内周側削蹄面4a又は外周側削蹄面4bに対してやや反回転方向に斜めに設けられる。またそれぞれの刃装着用穴5は、底面中心に固定用雌ネジ穴50を設けている。
それぞれの刃装着用穴5には、鋼鉄製の円筒状の丸刃が削蹄刃6として設けられる。削蹄刃6は、刃装着用穴5がそれぞれやや反回転方向を低く傾斜させた底面を有しているため、円筒状丸刃も回転方向R側が高く斜めに取り付けられる。この円筒状丸刃からなる削蹄刃6は、着脱可能であり、その取り付けの高さは、底面の雌ねじ穴50への挿入具合で調整可能である。
削蹄刃6は、丸刃の円径が5〜10mm程度、厚さ2〜5mm程度の円筒体で、底面に固定用雄ねじを有し、円筒上面周辺を刃として使用し、円盤状回転体1の削蹄面4から回転方向R側を0.5mm〜2mm程度突出させて刃装着用穴5に埋め込んで中心に設けたネジ穴にボルトなどによって雌ねじ穴50に締付けて設ける。
円筒状回転体1は、内周側削蹄面4aと外周側削蹄面4bのそれぞれの回転方向R側近傍、この実施形態では隣接して削蹄屑排出用溝7を設ける。削蹄屑排出用溝7は、削蹄面4の回転中心3側から円周側へ放射状にU字溝が形成される。削蹄屑排出用溝7は、やや回転中心側が、回転方向にずれた斜めに形成される。
次にこの発明の実施形態である牛用削蹄器の作用に関して説明する。回転駆動装置2の駆動スイッチを入れ、円盤状回転体1を図1及び図2の回転方向Rに回転させる。回転数は、12000rpm前後である。
通常、蹄負面を含む蹄の厚くなった部分は、円盤状回転体1の内周側削蹄面4aに設けた削蹄刃6aによって削り取る。このとき削蹄刃である円筒状丸刃は、回転方向R側が高く斜めに設けられているため、蹄を割ることなく細かく丁寧な削蹄作業が行える。
又、牛が牛用蹄鉄を付けている場合、その2つある蹄の、それぞれの中央部は、底面側から円盤状回転体1の内周側削蹄面4aの削蹄刃6aによって削り取ろうとしても蹄鉄が邪魔になって削蹄が行えない。したがって、円盤状回転体1の外周側削蹄面4bに設けた削蹄刃6bによって行うことが可能である。
酪農家、畜産家等、牛を飼育する農家の利用が考えられる。
この発明の実施の形態を示し、牛用削蹄器の円盤状回転体の平面図 同じくこの発明の他の実施形態の牛用削蹄器の円盤状回転体の平面を示し削蹄丸刃を刃装着用穴に装着した状態を示す図 同じく牛用削蹄器の図1に示す実施形態の正面説明図 牛の蹄の蹄負面が伸びた状態を示す説明図 蹄鉄を付した牛の蹄を底面側から見た説明図
符号の説明
1 円盤状回転体
2 回転駆動装置
20 回転軸
3 回転孔(回転中心)
30 係合凹部
4 削蹄面
4a 内周側削蹄面
4b 外周側削蹄面
5 刃装着穴
50 雌ねじ穴
6 削蹄刃
7 削蹄屑排出用溝
R 回転方向(矢印)
A 牛の蹄
A1 蹄負面部
AC 蹄負面部の中央部が山状になった部分
B 牛の蹄鉄

Claims (2)

  1. 削蹄面が中心から円周方向に厚さが薄くなる斜面を有する円盤状回転体を回転可能に設けるとともに、円盤状回転体の削蹄面に複数の丸刃からなる削蹄刃を内周側削蹄面と外周側削蹄面にそれぞれ設け、かつ複数の削蹄屑排出用溝を設けたことを特徴とする牛用削蹄器。
  2. 削蹄面が中心から円周方向に厚さが薄くなる斜面を有し該斜面の斜度は内周側削蹄面より外周側削蹄面の方が急斜面からなりアルミニウム製からなる円盤状回転体を回転可能に設けるとともに、円盤状回転体の内周側削蹄面と外周側削蹄面のそれぞれに形成される刃装着用穴に円筒状の丸刃を高さ調節可能にそれぞれ斜めに着脱可能に設けてなる削蹄刃、及びそれぞれの削蹄刃の近傍に削蹄屑排出用溝を設けたことを特徴とする牛用削蹄器。
JP2004181509A 2004-06-18 2004-06-18 牛用削蹄器 Expired - Fee Related JP4283734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004181509A JP4283734B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 牛用削蹄器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004181509A JP4283734B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 牛用削蹄器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006000075A JP2006000075A (ja) 2006-01-05
JP4283734B2 true JP4283734B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=35769001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004181509A Expired - Fee Related JP4283734B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 牛用削蹄器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4283734B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107349027A (zh) * 2017-06-29 2017-11-17 张前 一种畜牧业用修蹄刀盘

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR112015003701A2 (pt) * 2012-08-22 2017-12-12 Butamax Advanced Biofuels Llc células hospedeiras recombinantes, método para aprimoramento, processo para a produção de um álcool, polinucleotídeo isolado, cassete de expressão e composição
CN107081792A (zh) * 2017-06-01 2017-08-22 宝应县志博机械有限公司 一种多功能修蹄刀盘
CN115777644B (zh) * 2022-12-09 2023-11-21 连云港东旺奶牛养殖有限公司 畜牧业养殖用奶牛修蹄装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107349027A (zh) * 2017-06-29 2017-11-17 张前 一种畜牧业用修蹄刀盘
CN107349027B (zh) * 2017-06-29 2019-07-23 滕州市凡廷自动化设备有限公司 一种畜牧业用修蹄刀盘

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006000075A (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6769343B2 (en) Tree felling disc saw tooth and blade construction
JP4283734B2 (ja) 牛用削蹄器
JP2019528703A (ja) 改良型の枝切り具
JP2006197900A (ja) 刈払機
CA2758892C (en) Saw disk with improved chip discharge
JPH1043193A (ja) 骨切削用カッター
JPH0928154A (ja) 刈払機用刈刃
JP3128859U (ja) 草刈刃
JP3766287B2 (ja) 電極研磨装置
JP4457092B2 (ja) 刈払機用アタッチメント及び刈払機
JP4413985B2 (ja) 刈払機用アタッチメント及び刈払機
JP2011224840A (ja) 回転鋸
JP5214889B2 (ja) 刈払機
JP2000084731A (ja) チップソー
JP2004141075A (ja) 刈り払い機用刃への取り付け板
JP2006020627A (ja) 刈払い機用安全装置
JP4745166B2 (ja) 刈払機
JP3126615U (ja) 刈払機用アタッチメント及び刈払機
JPH0852611A (ja) スローアウェイ式転削工具
JPH0739336U (ja) 刈払機用刈刃
JP2011087463A (ja) 刈払機用の草取具
JP3002953U (ja) 刈り払い機の草捲き付き防止用刈り刃
EP0033398A1 (en) Rasp
JP3202893U (ja) 除草用カッタ
JP2523018Y2 (ja) 刈払い機用回転カッター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140327

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees