JP4283085B2 - レベル自動調整式浮体装置 - Google Patents

レベル自動調整式浮体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4283085B2
JP4283085B2 JP2003359428A JP2003359428A JP4283085B2 JP 4283085 B2 JP4283085 B2 JP 4283085B2 JP 2003359428 A JP2003359428 A JP 2003359428A JP 2003359428 A JP2003359428 A JP 2003359428A JP 4283085 B2 JP4283085 B2 JP 4283085B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating
floating body
level
liquid
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003359428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004231169A (ja
Inventor
茂之 寄神
悦芳 織田
Original Assignee
寄神建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 寄神建設株式会社 filed Critical 寄神建設株式会社
Priority to JP2003359428A priority Critical patent/JP4283085B2/ja
Priority to NL1025147A priority patent/NL1025147C2/nl
Priority to US10/750,809 priority patent/US6857155B2/en
Publication of JP2004231169A publication Critical patent/JP2004231169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4283085B2 publication Critical patent/JP4283085B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B39/00Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude
    • B63B39/02Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by displacement of masses
    • B63B39/03Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by displacement of masses by transferring liquids
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D15/00Movable or portable bridges; Floating bridges
    • E01D15/14Floating bridges, e.g. pontoon bridges

Description

本発明は、たとえば海上に設置される浮橋、人工地盤などの上部構造物を、常時レベル(上下方向位置)の調整をしながら支持するレベル自動調整式浮体装置に関するものである。
従来、浮橋と陸上との間に長い可動式のスロープを配備して段差を緩和し、レベル調整を不要とするものが知られている。
また、浮橋のポンツーン部にバラストポンプを設け、注排水によってレベルを調整するものも知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−172620号公報(段落番号0009,図1)
上述した従来の装置は、いずれも次のような点で不都合がある。すなわち、
(i) 前者の場合には、スロープが大なり小なり傾斜することになるので、水平が要求される箇所では使用することができない。
(ii) 後者の場合には、常時ポンプを運転状態に保つ必要があるため、運転費やメンテナンス費などのランニングコストが多くかかる。
また、一般に海上などに建設される橋梁は堅牢な支持地盤上に橋脚の基礎を設ける必要があり、地盤が非常に軟弱である場合または水深が非常に深いなどの場所では建設費用が非常に高くなる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、ディスプレッサー型浮体を利用することで、設備コストやランニングコストも低減できるようにしたレベル自動調整式浮体装置を提供するものである。
つまり、ディスプレッサー型浮体の浮きタンク内に設ける浮体の上に設置される上部構造物は、潮位などの変化に対しても常に一定のレベルを保つことができること、ディスプレッサー型浮体は浮力によって運動するから動力は必要としないことなどに着目して、本発明がなされたものである。、
上記の目的を達成するために、本発明は、水上の上部構造物を浮体にて下側から支持し、その浮体のレベルを自動的に調整するレベル自動調整式浮体装置であって、水底上に設置した支持体上あるいは水底上に、上端が大気に開放され内部に液体が充填されている固定ケーシングを設け、この固定ケーシング内の液体上にピストン本体を上下動可能に浮かべ、このピストン本体の左右両側あるいは外周側に、上端が大気に開放され内部に液体が充填されている浮きタンクをこのピストン本体と一体に設けて水上に浮かべ、その浮きタンク内の液面上に前記浮体を上下動可能に浮かべ、前記浮きタンク内と前記固定ケーシング内とを連通管にて液体が移動可能に連通することを特徴とする。
このようにすれば、たとえば水面の潮位が上昇したとすると、これに伴って浮きタンクが上昇する(これと同時に、ピストン本体も上昇する)。これにより、固定ケーシング内の液面は浮きタンク内の液面より低くなり、それらに充填されている液体は浮きタンクより固定ケーシング内に流入(移動)する。これによって、浮きタンク内の液面は相対的には下がることになる。
つまり、固定ケーシング内のピストン本体の上昇に伴って浮きタンク内の浮体下の液体が固定ケーシング内に流入し、浮きタンク内で浮体が沈降する。浮きタンクの水面の潮位の上昇量と、浮体が浮きタンク内で沈降する量が概ね一致するから、結果として浮体の上下方向のレベルは変化せず、ほぼ一定に保たれる。同様にして、水面の潮位が下降したときにも浮体のレベルもほぼ一定に保たれる。
このように、ピストン本体と浮きタンクとを有するディスプレッサー型浮体が上下すると、連通路によって固定ケーシングと浮きタンクとの間で液体の移動が生じ、固定ケーシング内の液面と浮きタンク内の液面が同じレベルになる。
また、固体ケーシングは水底上に直接あるいは支持体を介して設置する必要があるが、支持体上には浮体装置の荷重の一部しか作用しないので(いいかえればピストン本体は浮きタンクとともに浮きタンクに作用する浮力を受けるので)、支持体には固定ケーシングの荷重程度しか負荷が作用しない。よって、支持体の構造を簡略化することができる。
このように、支持体の構造を簡略化することができるので、水底に構造物を設置する場合に比べて、支持体の強度を下げて軽量化できるとともに、水底の地盤が軟弱な場合にも、大規模な地盤改良等で補強することなく設置できる。
本発明においては、前記連通路は、伸縮可能な可撓性の連通管で構成されることが望ましい。
このようにすれば、浮きタンクと固定ケーシングとの相対変位が大きくても、連通路(連通管)はそれに追従し、破損するのが回避される。
また、本発明は、距離をあけて複数基設置し、それぞれの浮体上の間に跨って上部構造物を設け、浮体と上部構造物との間に、浮体と上部構造物との相対変位を許容する連結機構を設けている構成とすることができる。
このようにすれば、浮体と上部構造物との間に連結機構を設けているので、距離をあけた浮体上の間に跨って上部構造物を設けても、連結機構によって浮体と上部構造物との相対変位が許容される。
また、浮体が潮位によって上下方向において変位しても浮体は常に一定レベルを保つためには、浮力による浮体の上下量と液面の上下量の合成により決定されるため、それらを必要に応じて決定すればよいが、ピストン本体の横断面積aと浮きタンクの内部横断面積bの比(a/b)がほぼ1であることが望ましい。
このようにすれば、浮きタンク内の液面(浮体)の絶対的な動きは、ピストンの横断面積aと浮きタンクの内部横断面積bの比によって決定されるので、その比が1のときには、上下量は零となる。したがって、ディスプレッサー型浮体が潮位によって上下しても、その浮体は常に一定のレベルに保たれる。
前記上部構造物は、浮橋とすることができる。これにより、上部構造物である浮橋のレベル調整を容易に行うことができる。
本発明は、水上の上部構造物を浮体にて下側から支持し、その浮体のレベルを自動的に調整するレベル自動調整式浮体装置であって、水底上に設置した支持体上に、上端が大気に開放され内部に液体が充填されている環状の固定ケーシングを設け、この固定ケーシング内の液面上に環状のピストン本体を上下動可能に浮かべ、このピストン本体の中心側に、上端が開放され内部に液体が充填されている浮きタンクをこのピストン本体と一体に設けて水上に浮かべ、その浮きタンク内の液面上に浮体を上下動可能に浮かべ、前記浮きタンク内と前記固定ケーシング内とを連通路にて液体が移動可能に連通する構成とすることも可能である。例えば、海上などの水上に設けられる人工地盤を支持するのに用いることができる。
前記支持体は、水底に固定されるアンカーと、このアンカーと固定ケーシングとを連結するチェーンあるいはワイヤロープとを有するテンションアンカーで構成されるようにしてもよい。
本発明は、レベル調整にポンプ等の機械設備を必要としないので、電力等の動力源を必要としない。これによって運転費やメンテナンス費などのランニングコストを大幅に削減することができる。
特に、本発明のディスプレッサー型浮体(ピストン本体、浮きタンク)は地盤に固定されていないため、橋梁の基礎を建設する一般の橋梁に比べて、地震の影響が少ない。また、地盤に建設される固定ケーシングも地下水位等を考慮して建設することにより、大きな支持力を必要としないため、地盤が非常に軟弱である場合や水深が非常に深いなどの場所では経済的である。
以下、図面について本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2はそれぞれ本発明に係る第1の実施の形態であるレベル自動調整式浮体装置を示す図で、図1は同装置の干潮時の断面図、図2は同装置の満潮時の断面図である。
図1及び図2に示すように、水底Sの突出部S1上に、上端を大気に開放した筒状(円筒状)である鋼製の支持水槽3(固定ケーシング)が設けられる。この支持水槽3は、突出部S1の上面に固定される底板部3aと、この底板部3aの周縁より鉛直上方に延びその上端部が海面よりも上方に突出している筒状(円筒状)の周回壁部3bとを有し、内部に液体8が充填されている。
この支持水槽3内に、支持水槽3(周回壁部3b)の内径より外径が若干小さい円柱体形状のピストン本体1が上下動可能に嵌挿され、このピストン本体1がケーシング3内の液体上に浮いている。ピストン本体1の上端部分は、海面上よりも上方に(すなわち大気中に)突出している。このピストン本体1の下端部には、周回壁部3b内をスライド可能に移動するピストン部1aが設けられ、上端部には、ピストン本体1の左右両側に延びる左右の連接アーム部1bが設けられている。この左右の連接アーム部1bは、周回壁部3b及び突出部S1を超えて半径方向外方に延び、その左右側端部に、上端を大気に開放した左右の浮きタンク2が設けられている。左右の浮きタンク2は、支持水槽3と同様に内部に液体が充填されており、下側部分の大部分が海中に浸けられ、突出部S1の左右の海上(水上)に昇降可能に浮遊している。ここで、ピストン本体1と、このピストン本体1の両側に対称に設けた2槽の浮きタンク2とによって、ディスプレッサー型浮体Fが構成される。なお、ピストン部1aは、必ずしも必要なく、省略可能である。
左右の連接アーム部1b及び浮きタンク2は、ピストン本体1に対し左右対称な位置関係で一体に設けられ、その各浮きタンク2内に、浮きタンク2の内径より外径が若干小さい円柱体形状の浮体4が上下動可能に嵌挿され、この浮体4が浮きタンク2内の液体上に浮いている。
浮きタンク2の内部と支持水槽3の内部とは、フレシキブルホース(例えばポリエチレン製)等の、伸縮可能な可撓性連通管5(連通路)を通じて、それら内部の液体が移動可能に連通している。つまり、連通管5を通じて、支持水槽3と浮きタンク2との内部に充填されている液体がそれらの間で自由に移動できる状態となるようになっている。
さらに、左右対称に配置された浮体4上には、シュー等の連結装置7を介して、浮橋6(上部構造物)が左右対称に搭載され、バランスよく支持されている。この連結装置7は、浮体4と浮橋6との相対変位を許容するものである。
よって、浮きタンク2が浮かんでいる海の潮位の変化により、ディスプレッサー型浮体F(ピストン本体1,浮きタンク2)が上下動すれば、それに伴ってピストン本体1が浮いている支持水槽3内の液体の液面も上下することになる。その液面の上下と同時に、連通管5によって液体の移動が起こり、その移動によって浮きタンク2内の液面も同様に上下することになる。そして、支持水槽3と浮きタンク2との内部の液体の液面は常に同じ高さに調整されることになる。なお、この液面の上下移動量は、ピストン本体1の横断面積と浮きタンク2の内部横断面積との比によって決定される。
そして、浮きタンク2内に浮かぶ浮体4(すなわち、浮橋6の左右の支持部)の上下移動量も同様に、前記断面積比によって決定され、上下量もこれによる。
また、ディスプレッサー型浮体F(ピストン本体1、浮きタンク2)は液面のレベルが変化する海面に浮くように配置され、ディスプレッサー型浮体Fの浮力によって上下するため、動力は必要としない。なお、海面だけでなく、湖面あるいは水槽に浮くように配置した場合も同様である。
よって、上記装置によれば、たとえば海面(水面)の潮位が上昇したとすると、これに伴って、海面に浮かんでいる浮きタンク2が上昇し、その浮きタンク2に一体に連接されているピストン本体1も一緒に上昇する。
この支持水槽3内のピストン本体1の上昇に伴って、浮きタンク2内の浮体4下の液体が支持水槽3内に流入(移動)し、浮きタンク2内で浮体4が沈降する。
このとき、水面の潮位の上昇による浮きタンク2の上昇量と、浮体4が浮きタンク2内で沈降する量が概ね一致するから、それらが相殺される。よって、浮体4の上下方向のレベルは変化せず、一定に保たれる。同様にして、水面の潮位が下降したときにも浮体4(浮橋6)のレベルは一定に保たれる。
このように、水面の潮位が上昇しても下降しても浮体4の上下方向のレベルは一定に保たれるので、浮体4上の浮橋6のレベルは水位の変化に拘わらず常に一定である。よって、水面を挟んで陸地間をつなぐ浮橋6であっても、水位が変化しても、浮橋6のレベルは変わらず、常に一定のレベルに保持される。したがって、当初に浮橋6が水平であれば、水平に保たれることになる。
前記実施の形態では、レベル自動調整式浮体装置(支持水槽3)は、水底上に設けているが、水底上に設置した支持杭上に支持水槽を設けるようにすることも可能である。例えば、図3及び図4に示すように、海9に面した陸地(岸壁)11の一部を掘り込んで凹所12を形成し、この凹所12内において水底(海底)S上に円柱状の支持杭13(支持体)を、それの軸線がほぼ鉛直方向になるように設ける。そして、支持杭13上に支持水槽3を固定する。支持水槽3は平面視で円形状で、ピストン本体1の下端部のピストン部1aは支持水槽3内に嵌挿可能な円形状に形成する(この場合も、ピストン部1aは省略できる)。浮橋6と陸地11との間には、連結板14が配設されている。
上記凹所12の海9側開口部には、仕切壁(図示せず)を立設して波が凹所12内に入り込むのを防止し、浮きタンク2が揺動しないようにすることが望ましい。その他の構成については、上記した第1の実施の形態と共通するので、同一の符号を用いて示し、説明を省略する。
なお、浮きタンク2は平面視で正方形に形成し、ピストン本体1の両側に一体に連設しているが、例えば、浮きタンクを半円弧形状に形成し、ピストン本体の外周側の海側部分に一体に連設することもできる。本実施の形態のように、水底上に設置した支持杭上に支持水槽を設けるのは、水底Sが軟弱な場合に好適である。
また、前記第1の実施の形態や第2の実施の形態は、ピストン本体1の両側に浮きタンク2を左右対称に一体に設けるようにしているが、ピストン本体の外周側に、浮きタンクを対称に設けるようにしてもよい。
例えば図5(a)(b)に示すように、水底上に複数本の支持杭13A(例えば鋼管杭)を円周上に一定間隔をもって配置し、支持杭13A上に環状の支持水槽3Aを固定する。支持水槽3A内に上下動可能に嵌挿されるピストン本体1Aも環状で、それの中心側に配置される筒状の浮きタンク2Aに連接されて、ディスプレッサー型浮体F’が構成されている。この浮きタンク2A内の液体上に浮体4Aが上下動可能に浮いている。適当数の可撓性連通管5Aにて、浮きタンク2Aと支持水槽3Aとが相互に連通されている。なお、図5(a)は同装置の干潮時の断面図、図5(b)は同装置の満潮時の断面図である。
続いて、本発明を利用した浮体式人工地盤に適用した例について説明する。この例において、人工地盤は、平面視矩形状で、その4隅付近に、図5(a)(b)に示すレベル自動調整式浮体装置がそれぞれ配置されている。
図6に示すように、浮きタンク2A内の浮体4Aに、人工地盤21及びそれの下側のプラットホーム22が支持される構成となっている。また、プラットホーム22(人工地盤21)の下面には、支持柱23を介して別の浮体24A,24Bによっても下側から支持されている。なお、支持水槽3Aとプラットホーム22との間には十分なクリアランスを確保して、地震などのときの支持水槽3Aの振動がプラットホーム22に伝達されないようになっている。
図7(a)(b)に示すように、浮体4Aの外周面と浮きタンク2Aの内周面との緩衝、ピストン体1Aの外周面と支持水槽3Aの内周面との緩衝(ディスプレッサー型浮体F’の片寄り)を回避するために、浮きタンク2Aの内周面及び支持水槽3Aの内周面に防舷材31,32が設けられている。
支持杭13Aの上端部にはエアーパッド式ケーシングジャッキ32が設けられている。つまり、支持杭13Aの上端に筒状の可動部材32aがスライド可能に設けられ、その可動部材32aに複数のエアパッド32bが設けられ、袋状のエアパッド32bを(加圧空気を供給して)膨張させることで可動部材32aを支持杭13A上の所定の位置に固定できるようになっている。よって、支持杭13Aの不同沈下などで支持水槽3Aのレベルに変位が発生した場合には、ケーシングジャッキ32のエアパッド32bを一度解放し、支持水槽3Aを浮力により上昇させ、再度加圧(膨張)・ホールディングすれば、初期状態に戻すことができ、短時間でレベル調整が可能である。なお、支持水槽3Aの沈下が大きい場合には、支持杭13Aの上の長さを長くするために、それの上側に継ぎ杭13A’を設ける必要がある(図7(b)参照)。
支持杭13A(可動部材32a)の上端は、図8に示すように、1つ置きに、外方に延びる1対のダンパー33を介してプラットホーム22に連結されている。このダンパー33は、通常時はホールド状態でプラットホーム22の変位を最小限に保持する一方、地震などの過度の荷重が発生する際には、ダンパー33を開放してフリー状態とし、プラットホーム22に過度の荷重が伝達されるのを防止する。
また、深い谷間に設ける浮き橋などの場合には前述したような支持杭を設けるのが困難であるので、前述したような支持杭に代えて、テンションアンカーを用いることも可能である。例えば、図7に示すように、水底にアンカー41を固定し、そのアンカー41に支持水槽3Aをチェーン部材42を(あるいはワイヤーロープ部材)介して連結することも可能である。チェーン部材42の上端は、支持水槽3Aに締結装置43によって固定される。
本発明の実施の第1形態に係るレベル自動調整式浮体装置の干潮時の断面図である。 同装置の満潮時の断面図である。 本発明の実施の第2形態に係るレベル自動調整式浮体装置の干潮時の断面図である。 図3のレベル自動調整式浮体装置の端部を示す平面図である。 (a)(b)はそれぞれ本発明の実施の第3形態に係るレベル自動調整式浮体装置の干潮時及び満潮時の断面図である。 本発明に係るレベル自動調整式浮体装置を利用した浮体式人工地盤に適用した例を示す説明図である。 (a)は支持杭の上端部付近の正面断面図、(b)は同側面断面図である。 支持杭とダンパーとの関係を示す図である。 テンションアンカーを用いた例を示す説明図である。
符号の説明
F,F’ ディスプレッサー型浮体
1 ピストン本体
1a ピストン部
1b 連接アーム部
2 浮きタンク
3,3A 支持水槽(固定ケーシング)
3a 底板部
3b 周回壁部
4 浮体
5 連通管(可撓性連通路)
6 浮橋(上部構造物)
7 シュー
8 液体
9 海
11 陸地
12 凹所
13 支持杭
14 連結板
S 水底

Claims (8)

  1. 水上の上部構造物を浮体にて下側から支持し、その浮体のレベルを自動的に調整するレベル自動調整式浮体装置であって、
    水底上に設置した支持体上あるいは水底上に、上端が大気に開放され内部に液体が充填されている固定ケーシングを設け、
    この固定ケーシング内の液体上にピストン本体を上下動可能に浮かべ、
    このピストン本体の左右両側あるいは外周側に、上端が大気に開放され内部に液体が充填されている浮きタンクをこのピストン本体と一体に設けて水上に浮かべ、
    その浮きタンク内の液面上に前記浮体を上下動可能に浮かべ、前記浮きタンク内と前記固定ケーシング内とを連通管にて液体が移動可能に連通することを特徴とするレベル自動調整式浮体装置。
  2. 前記連通管は、伸縮可能で可撓性を有する材料で形成される請求項1に記載のレベル自動調整式浮体装置。
  3. 前記ピストン本体の横断面積aと前記浮きタンクの内部横断面積bの比(a/b)がほぼ1である請求項1又は2に記載のレベル自動調整式浮体装置。
  4. 距離をあけて複数基設置し、それぞれの浮体上の間に跨って上部構造物を設け、浮体と上部構造物との間に、浮体と上部構造物との相対変位を許容する連結機構を設けている請求項1〜3のいずれかに記載のレベル自動調整式浮体装置。
  5. 前記水上の上部構造物は、浮橋である請求項1〜4のいずれかに記載のレベル自動調整式浮体装置。
  6. 水上の上部構造物を浮体にて下側から支持し、その浮体のレベルを自動的に調整するレベル自動調整式浮体装置であって、
    水底上に設置した支持体上に、上端が大気に開放され内部に液体が充填されている環状の固定ケーシングを設け、
    この固定ケーシング内の液面上に環状のピストン本体を上下動可能に浮かべ、
    このピストン本体の中心側に、上端が開放され内部に液体が充填されている浮きタンクをこのピストン本体と一体に設けて水上に浮かべ、
    その浮きタンク内の液面上に浮体を上下動可能に浮かべ、
    前記浮きタンク内と前記固定ケーシング内とを連通路にて液体が移動可能に連通することを特徴とするレベル自動調整式浮体装置。
  7. 前記水上の上部構造物は、人工地盤である請求項6に記載のレベル自動調整式浮体装置。
  8. 前記支持体は、水底に固定されるアンカーと、このアンカーと固定ケーシングとを連結するチェーンあるいはワイヤロープとを有するテンションアンカーで構成されるものである請求項6に記載のレベル自動調整式浮体装置。
JP2003359428A 2003-01-09 2003-10-20 レベル自動調整式浮体装置 Expired - Fee Related JP4283085B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003359428A JP4283085B2 (ja) 2003-01-09 2003-10-20 レベル自動調整式浮体装置
NL1025147A NL1025147C2 (nl) 2003-01-09 2003-12-30 Automatische niveau geregelde drijfinrichting.
US10/750,809 US6857155B2 (en) 2003-01-09 2004-01-05 Automatic level-control floating apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003003184 2003-01-09
JP2003359428A JP4283085B2 (ja) 2003-01-09 2003-10-20 レベル自動調整式浮体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004231169A JP2004231169A (ja) 2004-08-19
JP4283085B2 true JP4283085B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=32775139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003359428A Expired - Fee Related JP4283085B2 (ja) 2003-01-09 2003-10-20 レベル自動調整式浮体装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6857155B2 (ja)
JP (1) JP4283085B2 (ja)
NL (1) NL1025147C2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7089526B1 (en) 2003-01-14 2006-08-08 Cadence Design Systems, Inc. Maximum flow analysis for electronic circuit design
JP5698515B2 (ja) * 2010-12-20 2015-04-08 川崎重工業株式会社 流動体移送装置、それを備える船、及び移送装置用流動体
CN104417727B (zh) * 2013-08-28 2017-01-25 王喜冬 矿用立泵水陆两用平台
CN104264586B (zh) * 2014-09-05 2016-02-03 中国建筑第六工程局有限公司 狭窄入海口u型海湾桥梁施工的排水施工方法
SG11201702155RA (en) * 2014-09-18 2017-04-27 Geps Techno Device and method for a structure subject to oscillating movements
CN108560513B (zh) * 2018-06-19 2024-03-05 上海诺山工程设计咨询有限公司 拦污通航抬杆电动门自控装置
CN108867324B (zh) * 2018-07-15 2020-08-04 王健 一种桥体维护过程补偿性浮桥装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US981991A (en) * 1910-10-06 1911-01-17 Carl Abraham Forssell Pontoon-bridge.
US1367115A (en) * 1919-05-27 1921-02-01 Blondel Alfred Floating and lifting bridge
BE754670A (fr) * 1969-09-17 1971-01-18 Lohmann & Stolterfoht Ag Appareil de pont
US3689953A (en) * 1971-03-19 1972-09-12 Costas E Markakis Stabilized floating structure
SE7314865L (ja) * 1973-11-01 1975-05-02 Nord Ab Ingfirma
US4312287A (en) * 1977-09-30 1982-01-26 The University Of Strathclyde Apparatus for handling submersibles at sea
US4426949A (en) * 1979-12-14 1984-01-24 Einar Knutsen Method for making elongate cast construction on the sea
SE461046B (sv) * 1988-04-22 1989-12-18 Bertil Grip Brygga
DE29516480U1 (de) * 1995-10-18 1995-12-07 Goeppner Kaiserslautern Eisen Ponton für militärische Faltschwimmbrücken und Übersetzfähren
US6058869A (en) * 1997-11-25 2000-05-09 Thon; Ralph C. Floating pontoon structure with adjustable draft
JPH11172620A (ja) 1997-12-16 1999-06-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 浮体橋
IT1307600B1 (it) * 1999-11-19 2001-11-14 Giuseppe Zingale Dispositivo per il trasporto di pesi sotto acqua e plancia dicaricamento.
US6718901B1 (en) * 2002-11-12 2004-04-13 Technip France Offshore deployment of extendable draft platforms

Also Published As

Publication number Publication date
US6857155B2 (en) 2005-02-22
JP2004231169A (ja) 2004-08-19
US20040148715A1 (en) 2004-08-05
NL1025147C2 (nl) 2004-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4810135A (en) Compliant offshore structure with fixed base
ES2386402T3 (es) Estructura portante de cimentación flotante con componentes de flotación, con un diseño de elementos separados
KR900005914B1 (ko) 가요성 해양 플랫포옴(Flexible Offshore Platform)
US20070094816A1 (en) Buoyancy stabilized pier
KR102248621B1 (ko) 부유이송 해상지지구조물 및 이의 시공방법
JP6792240B2 (ja) 鋼管杭の自沈防止装置、自沈防止構造及び自沈防止工法
JP4283085B2 (ja) レベル自動調整式浮体装置
JP2003049439A (ja) ジャケット構造体
US4222682A (en) Platforms for sea-bottom exploitation
KR102309460B1 (ko) 항만 플랜트 및 항만 플랜트에 플로팅 바디를 계류시키기 위한 방법
JP2000110153A (ja) 海底軟着底海洋構造物
JP3502310B2 (ja) 免振水上浮設構造物
JP4702986B2 (ja) 浮体構造物の安定化工法および装置
JP4744001B2 (ja) 水上人工地盤
CN212709903U (zh) 一种梳式滑道结构
JP4676621B2 (ja) 軟着底浮体構造物の不同沈下修正方法
JPH0912089A (ja) タンク防液堤の保護構造
SU1668553A1 (ru) Морска платформа
JPH0742712B2 (ja) 地下水浮力を支持に利用した建築構造体
CN111846147A (zh) 一种梳式滑道结构
JPS63820Y2 (ja)
JP4472199B2 (ja) 人工地盤
JP3776751B2 (ja) ジャケット構造体
JP3870371B2 (ja) 浮体式免震構造
JP4679741B2 (ja) 浮体型人工地盤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4283085

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140327

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees