JP4279700B2 - ガイドワイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば血管、尿管、胆管、気管などの人体の管状器官にカテーテルを挿入する際、カテーテルの先端を目的箇所に導くために用いられる医療用ガイドワイヤに関する。
近年、血管、尿管、胆管、気管などの人体の管状器官における検査・治療のため、カテーテルを挿入して造影剤などの薬剤を投与したり、カテーテルを通して鉗子等によって組織の一部を採取したりすることが行われている。カテーテルの挿入に際しては、管状器官内に、まず、比較的細くて柔軟なガイドワイヤを挿入し、ガイドワイヤの先端を目的箇所に到達させた後、このガイドワイヤの外周に沿ってカテーテルを挿入し、ガイドワイヤを抜き出すようにしている。
図9には、血管の分岐部におけるカテーテルの挿入状態が示されている。すなわち、血管の分岐部では、まず、ガイドワイヤ1の先端部を目的とする分岐管3に沿って挿入し、その後、ガイドワイヤ1の外周に沿ってカテーテル2を進行させる。
しかしながら、カテーテル2と、ガイドワイヤ1とのクリアランスが大きいと、図9(A)に示されるように、ガイドワイヤ1がカテーテル2の内部で偏心しやすく、カテーテル2の先端部が、分岐管3の基端部に引っ掛かった状態となってしまう。この状態で、更にカテーテル2を無理に押し込んで進行させようとしても、図9(B)に示されるように、目的の分岐管3とは、別の分岐管にカテーテルが進行してしまうことがある。
このように、カテーテル2の内径とガイドワイヤ1の外径とのクリアランスが大きいと、ガイドワイヤ1に沿ってカテーテル2を進行させるときの追従性が悪くなり、カテーテル2をスムーズに挿入できないという問題があった。
一方、下記特許文献1には、柔軟な先端部と、本体部とを有するカテーテル用ガイドワイヤにおいて、該先端部は、ガイドワイヤの先端側に設けられ、マルテンサイト逆変態開示温度が0℃ないし40℃である形状記憶合金からなり、かつ該温度より所要高い温度において湾曲状に変態するように形成された形状記憶部と、該形状記憶部に続く超弾性金属により形成された超弾性部とを有することを特徴とするカテーテル用ガイドワイヤが開示されている。また、その実施形態には、前記先端部が、その外周に装着されたコイル分だけ、前記本体部より太く形成されたものが図示されている。
また、特許文献2には、遠位端を有する金属コア、および該金属コアの遠位端の近位方向にある点から伸び、かつ該金属コアの遠位端の遠位方向にある点まで遠位方向に伸びる複数のポリマー製繊維であって、該金属コアに少なくとも1つの点で固定して取り付けられる繊維を備える、遠位ガイドワイヤセクションが開示されている。それによって、患者に対して障害性でなく、かつ極めて容易に、広範な種類の複雑かつ予測され得る形状に成形できることが記載されている。
特公平3−44540号公報 特開平10−66728号公報
しかしながら、上記特許文献1には、その外周に装着されたコイル分だけ、前記本体部より太く形成されたものが図示されているものの、ガイドワイヤの外径とカテーテル内径との関係について何ら着眼がなされておらず、ガイドワイヤの先端部外周に装着されたコイル分だけ、図面上、たまたま太くなっているだけである。しかも、その太い部分は、ガイドワイヤの先端部全体に亙っている。このため、上記太い部分によってカテーテル内径との隙間を小さくしたとしても、カテーテルの内周と前記先端部とが摺動する部分が大きく、ガイドワイヤに対するカテーテルの摩擦抵抗が増大するという問題があった。
また、上記特許文献2では、ガイドワイヤの先端部に繊維を含有させることにより、医師が手術現場で自由に付形できるようにしているが、この文献においても、ガイドワイヤの外径とカテーテル内径との関係について何ら着眼がなされておらず、繊維を含有させた分だけ、図面上、たまたま太くなっているだけである。そして、その太い部分がテーパ状をなしているが、テーパ状では、盛り上がった太い部分が極めて短いので、カテーテルのガイド性を向上させる効果は乏しいと考えられる。
したがって、本発明の目的は、ガイドワイヤに対するカテーテルの追従性を確実に向上させるとともに、ガイドワイヤ及びカテーテルの操作性を向上させることができるガイドワイヤを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、先端部が縮径された芯線と、この芯線を覆う樹脂層とを有し、前記芯線の縮径された先端部が配置された前記樹脂層の先端部に、部分的に拡径された拡径部が設けられており、前記拡径部の軸方向における長さが、20〜50mmであり、かつ、拡径部の外径が、ガイドワイヤを適用すべきカテーテルの内径より0.01〜0.1mm小さくなるように形成されており、更に、前記拡径部の外径は、ガイドワイヤの拡径していない部分での外径に対して、1.1倍より大きく、1.3倍以下の外径であることを特徴とするガイドワイヤを提供するものである
上記第1の発明によれば、適用すべきカテーテルの内径に対する、ガイドワイヤの拡径部のクリアランスを小さくできるので、ガイドワイヤがカテーテル内でがたつくことを防止できる。また、ガイドワイヤがカテーテル内で偏心した状態とならないので、ガイドワイヤの外周に沿ってカテーテルを挿入する際に、該カテーテルを、ガイドワイヤの進路に沿ってスムーズに進行させることができ、ガイドワイヤに対するカテーテルの追従性を向上させることができる。
更に、前記拡径部が前記樹脂層の先端部に部分的に設けられているので、カテーテルの挿入時に、ガイドワイヤの外周とカテーテルの内周との間で摺動する部分が少なくなり、ガイドワイヤに対するカテーテルの摩擦抵抗を減少させることができる。また、拡径部が設けられていない部分は柔軟であるので、ガイドワイヤの先端部の柔軟性を損なうことがない。そのため、カテーテルを挿入する際の、ガイドワイヤ及びカテーテルの操作性を、向上させることができる。
更にまた、カテーテルの内径に対する、ガイドワイヤの拡径部のクリアランスが小さいので、ガイドワイヤの使用時に、拡径部を越えて血管内の血液等が逆流するのを防止できる。
また、適度な長さの拡径部を得ることができるので、ガイドワイヤの柔軟性を維持するとともに、ガイドワイヤに対するカテーテルの追従性を十分に確保できる
更に、拡径部の外径は、ガイドワイヤの拡径していない部分での外径に対して、1.1倍より大きく、1.3倍以下の外径とされていることにより、ガイドワイヤの拡径部の外径とカテーテルの内径とのクリアランスを適度に設定できるので、ガイドワイヤのカテーテル内での摩擦抵抗を大きく増大させることなく、がたつきを効果的に防止し、ガイドワイヤに対するカテーテルの追従性、及び、ガイドワイヤ及びカテーテルの操作性を、より向上させることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記樹脂層の拡径部より先端側に、拡径部より小径の先端部を有し、該小径の先端部の軸方向の長さが、5〜30mmであるガイドワイヤを提供するものである。
上記第2の発明によれば、ガイドワイヤの最先端部が小径とされており、この小径部分によって、血管等の分岐部における進路を選択させて進行させることができるので、ガイドワイヤの先端部全体が拡径された場合に比べて、挿入作業性が良好となる。
本発明の第4は、前記第1〜3の発明のいずれか1つにおいて、前記芯線の縮径された先端部外周には、金属コイルが装着されており、この金属コイルを形成する線材は、外周に配置された超弾性合金と、その中心部に配置されたX線不透過性材料とで構成されている記載のガイドワイヤを提供するものである。
上記第4の発明によれば、前記金属コイルを形成する線材は、外周に配置された超弾性合金と、その中心部に配置されたX線不透過性材料とで構成されているので、X線不透過性材料のみを用いた金属コイルと比べて、柔軟性及び形状復元性が高く、しかも、血管等の管状器官内に留置する際に、その位置をX線透視カメラによって視認できるので、ガイドワイヤ及びカテーテルを目的とする治療箇所に正確に留置することができる。また、例えばJ字形、L字形などの所定形状に付形しておくこともできるので、管状器官内の分岐部において進路の選択がしやすい形状に復帰させることもできる。
本発明のガイドワイヤによれば、芯線の縮径された先端部が配置された前記樹脂層の先端部に、部分的に拡径された拡径部を設けたことにより、適用すべきカテーテルの内径に対する、ガイドワイヤの拡径部のクリアランスを小さくして、ガイドワイヤがカテーテル内でがたつくことを防止できる。また、ガイドワイヤがカテーテル内で偏心した状態とならないので、例えば血管等の分岐部において、ガイドワイヤに対するカテーテルの追従性を向上させることができる。更に、拡径部は、ガイドワイヤの先端部に部分的に形成されているので、カテーテル内壁に拡径部が接する摺動面積をできるだけ小さくして、ガイドワイヤに対するカテーテルの摩擦抵抗を減少させることができる。更にまた、拡径部を部分的に設けることにより、ガイドワイヤの先端部の柔軟性を損なうことがないので、ガイドワイヤ及びカテーテルの操作性を良好にすることができる。
以下、図面を参照して、本発明によるガイドワイヤの一実施形態を説明する。
図1〜5には、本発明によるガイドワイヤの一実施形態が示されている。このガイドワイヤ10は、芯線20と、芯線20の先端部22外周に装着された金属コイル30と、芯線20及び金属コイル30を被覆する樹脂層40とから主として構成されている。また、芯線20の縮径された先端部22が配置された、樹脂層40の先端部には、部分的に拡径された拡径部41が設けられている。
ただし、本発明のガイドワイヤは、上記のような態様のガイドワイヤだけでなく、芯線に樹脂層が被覆されただけのガイドワイヤや、芯線全体に金属コイルが装着されていて、その外周に樹脂層が被覆されたガイドワイヤにも適用できる。
芯線20は、基部21と、基部21から縮径された先端部22とからなり、先端部22は、基部21から縮径されたテーパ部22aと、更にテーパ部から延出された最先端部22bとを有している(図2参照)。
先端部22は、芯線20の最先端に向けて次第に小径となる形状をなして縮径していればよく、例えばテーパ状、段状等をなす形状でもよい。このような形状は、機械加工、エッチング等の手段によって形成することができる。
縮径された先端部22の長さは、30〜500mm程度が好ましく、芯線20全体の長さは、300〜5000mm程度が好ましい。また、芯線20の基部21の直径は、0.2〜3mm程度の範囲で目的に応じて適宜設定される。
芯線20の材質としては、超弾性材料、ステンレス、ピアノ線などの弾性材料が好ましく用いられる。超弾性材料としては、Ni−Ti合金、Cu−Zn−X(X=Al,Fe等)合金、Ni−Ti−X(X=Fe,Cu,V,Co等)合金等が挙げられる。
前記Ni−Ti合金等は、形状記憶合金として、形状記憶効果や超弾性(擬弾性)効果を持つことが広く知られており、その内、超弾性(擬弾性)効果を持つものは、降伏点をこえる変形ひずみにより永久変形してしまう通常の金属材料とは異なり、降伏点をこえる変形ひずみを与えても、除荷すると永久変形せずにもとの形状へ復帰し、ねじりや曲げに対する戻り特性も大きいため、ガイドワイヤの芯線として好適であり、更に超弾性(擬弾性)効果を発揮する温度条件が人や動物の体内温度か、もしくはそれ以下に設定されたものが良い。超弾性(擬弾性)については、日本規格協会発行のJIS H 7001を参照することができる。
上述した芯線20の先端部の外周には、金属コイル30が配置されており、この金属コイル30の基端は、芯線20のテーパ部22aに、ろう材51により固着されている。また、芯線20の最先端部22b及び金属コイル30の先端は、ろう材によって形成された、先端側が丸い頭部52に固着されている。なお、頭部52は、例えば、芯線20や金属コイル30の先端を溶融させることによっても形成することができる。
この金属コイル30は、金属製の線材からなっている。この線材は、X線造影時のマーカーとしても作用する点からX線不透過性の材質であることが好ましい。このようなX線不透過性の材質としては、例えば金、白金、銀、ビスマス、タングステン、又はこれらの金属を含有する合金が好ましく用いられる。
金属コイル30の長さは、10〜300mmが好ましい。10mm未満であると先端の剛性が低下し、また、X線造影時のマーカー作用が弱くなるので好ましくない。また、300mmを超えると併用するカテーテル等のデバイスに付けられたX線マーカーと金属コイルとが重なって位置確認が困難になるので好ましくない。
更に、金属コイル30は、Co系合金等にX線不透過材料を含有した線材や、異種金属を多層構造に形成したクラッド材等の線材を用いることもできるが、これらの線材は弾性が低く、大きな変形を加えると塑性変形してしまうので、弾性変形が可能な範囲内で前記金属コイル30を作製する必要があり、形状等が制限される傾向がある。
図6には、上記のような問題点を解決した、本発明において特に好ましく用いられる線材が示されている。この線材は、外周に配置された超弾性合金bと、その中心部に配置されたX線不透過性材料aとで構成される。外周に配置された超弾性合金bと中心部に配置されたX線不透過性材料aは、一体であっても、別体で相対的に移動可能であってもよい。この線材は、中心部に配置されたX線不透過性材料a及び外周に配置された超弾性合金bで形成されているので、管状器官の屈曲部に自然に曲がって対応することが可能な柔軟性と、金属コイル30の位置をX線透視カメラによって視認できる視認性とを兼ね備えており、本発明のガイドワイヤ及びカテーテルを目的とする管状器官内部の治療箇所に、スムーズに、かつ、正確に留置することができる。
上記中心部に配置されたX線不透過材料aとしては、Au、Pt、Pd等の金属が用いられ、外周に配置された超弾性合金bとしては、Ni−Ti系の形状記憶合金等が好ましく用いられる。また、図6における中心部に配置されたX線不透過材料aの直径Xと、線材の直径Yとの関係は、中心部に配置されたX線不透過材料aの横断面積が線材の横断面積に対して10〜40%の範囲となるように設定することが好ましい。
なお、上述の外周に配置された超弾性合金bと、その中心部に配置されたX線不透過性材料aとで構成された線材は、前記芯線20の材料としても利用できる。
上述した芯線20及び金属コイル30には、その全体に樹脂層40が被覆されている。この樹脂層40としては、後に親水性樹脂膜が被覆できるものが好ましく、例えば、ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスチレン、フッ素系樹脂、シリコン樹脂等が採用される。また、樹脂層40は、X線不透過性材料を含有するものでもよい。X線不透過性材料としては、例えばビスマス、硫酸バリウム、タングステンなどの粉末が好ましく用いられる。
樹脂層40は、芯線20及び金属コイル30の全体を被覆する長さとされる。また、樹脂層40の厚さは、特に限定されないが、30〜100μmが好ましい。
このような樹脂層40は、芯線20に金属コイルを固着した後、上記のような樹脂を用い、例えば押し出し成形によって、芯線20及び金属コイル30に被覆される。
そして、本発明では、樹脂層40の、芯線20の先端部22を被覆する部分に、部分的に拡径された拡径部41が設けられている。この拡径部41は、ガイドワイヤ10の軸方向に沿って装着された被覆チューブ41aと、この被覆チューブ41aの両端に設けられたテーパ部41bとから構成されている。テーパ部41bは、ガイドワイヤ10を管状器官内に挿入する際に、管状器官の内壁を損傷することを防止するために設けられている。
図1(B)及び図4において、前記拡径部41の、ガイドワイヤ10の軸方向に沿った長さBは、20〜50mmとされている。
上記拡径部41の長さBが10mm未満であると、管状器官の分岐部においてガイドワイヤ10の拡径部41の基部側をカテーテル内に残して、拡径部41の先端側を分岐管に挿入することが困難となる。一方、拡径部41の長さBが100mmを超えると、カテーテルの内周と、ガイドワイヤとの摺動部分が大きくなり、ガイドワイヤに対するカテーテルの摩擦抵抗が増加してしまう。そのため、カテーテルを挿入しにくく、ガイドワイヤ及びカテーテルの操作性が悪化するので好ましくない。そこで、より好ましい範囲として、拡径部41の長さBは20〜50mmとされる。
更に、拡径部41の外径Dは、ガイドワイヤ10の拡径していない部分での外径Cに対して、1.1倍より大きく、1.3倍以下の外径とされている。
外径Dの外径Cに対する大きさが1.1倍未満になると、カテーテルの内径とガイドワイヤとのクリアランスを部分的に小さくする効果が乏しくなり、クリアランスを小さくすると、カテーテルに対する摩擦抵抗が増大し、クリアランスを大きくすると、カテーテルのガイド性が低下してしまう。
また、外径Dの外径Cに対する大きさが1.3倍を超えると、ガイドワイヤ10の拡径していない部分での外径Cが、拡径部41の外径Dに比べて細くなるので、ガイドワイヤ10の剛性が減少してしまい、ガイドワイヤ10のプッシュアビリティが低下して操作性が悪くなる。また、拡径部41に設けられたテーパ部41bの傾斜角度が大きくなるので、カテーテルを追従させて挿入していく際に、テーパ部41bにカテーテルの内周が引っ掛かってしまい好ましくない。
更に、本発明のガイドワイヤ10においては、図4に示すように、拡径部41の外径Dが、ガイドワイヤ10を適用すべきカテーテル50の内径より0.01〜0.1mm小さくなるように形成されている。
これによれば、クリアランスEを適度に設定できるので、ガイドワイヤ10のカテーテル50内での摩擦抵抗を大きく増大させることなく、がたつきを効果的に防止し、ガイドワイヤ10に対するカテーテル50の追従性、及び、ガイドワイヤ10及びカテーテル50の操作性を、より向上させることができる。
また、この実施形態では、ガイドワイヤ10の拡径部41より更に先端側に、芯線20及び金属コイル30の最先端部を樹脂層40で被覆した太さの縮径部42が設けられている。この縮径部42の軸方向の長さAは、5〜30mmであることが好ましい。
上記縮径部42の長さが5mm未満であると、ガイドワイヤの先端部を目的とする分岐管等に挿入しようとしたとき、先端部が太くて挿入しにくくなる傾向がある。上記縮径部42の長さが30mmを超えると、拡径部41が分岐管等に挿入されるまでの長さが長くなるので、発明の効果が低減されてしまう。また、縮径部42が30mmより長いと、ガイドワイヤ先端抹消側で止まり、血管分岐部まで拡径部41が届かず、本発明の効果が期待できない場合がある。
上述した被覆チューブ41a及びテーパ部41bの材料としては、前述の樹脂層40と同様の樹脂材料が用いられる。なお、被覆チューブ41aは、例えば、所定長さの芯材を用いて、これにポリウレタン等の上記樹脂材料を押し出して、前記芯材に被覆させてチューブ状に成形し、その後、芯材に被覆された樹脂を溶剤によって膨潤させて、前記芯材を取り除き、樹脂に含まれた溶剤を乾燥させることにより、成形することができる。
そして、前記拡径部41は、例えば、図2(A)、(B)及び図3の手順によって成形することができる。まず、図2(A)に示すように、芯線20の縮径された先端部22が配置された、樹脂層40の先端部の外周に、所定の長さで切断された被覆チューブ41aを、溶剤で膨潤させて装着する。
次に、被覆チューブ41aに含有する溶剤を乾燥させて、被覆チューブ41aを収縮させる。すると、図2(B)に示すように、被覆チューブ41aは、樹脂層40の外周の所定位置に、密着して被覆される。
そして、図3に示すように、溶剤により溶かした樹脂を盛ることにより、テーパ部41bを形成する。この作業は、まずマンドレル等の棒状物品の先端部に、溶かした樹脂を含ませる。その後、樹脂層40を被覆した芯線20を軸方向に回転させながら、マンドレル等を近づけて、被覆チューブ41aの両端部に樹脂を盛る。溶けた樹脂は、被覆チューブ41aの両端部及び樹脂層40に溶着される。そして、樹脂に含まれた溶剤を乾燥させることにより、テーパ部41bを収縮させ、被覆チューブ41aにテーパ部41bが固着し、拡径部41が形成されることになる。
なお、前記テーパ部41bは、被覆チューブ41aの両端部を、溶剤により溶かすことにより形成してもよい。
上述の被覆チューブ41aを、膨潤させる溶剤としては、例えば、ポリウレタンを用いた場合、ジクロロメタン、メチルエチルケトン(MEK)、テトラヒドロフラン(THF)、トルエン等が好ましく用いられる。また、テーパ部41bを形成する際に用いられる樹脂を、溶かすための溶剤としては、例えば、テトラヒドロフラン(THF)が用いられる。更に、被覆チューブ41aを溶かして、テーパ部41bを形成する場合にも、例えば、テトラヒドロフラン(THF)が用いられる。
更に、テーパ部41bの形成方法としては、射出成形(インジェクションモールド)、樹脂を溶解した液を盛るポッティング成形又はディッピング成形、吐出量を制御しつつ樹脂を被せる押し出し成形等により形成可能である。
また、本発明のガイドワイヤ10においては、更に、樹脂層40及び拡径部41の表面
に、親水性樹脂膜を形成することが好ましい。このような親水性樹脂膜としては、−OH、−CONH2 、−COOH、−NH2 、−COO- 、−SO3-などの親水性基を有する樹脂であって、好ましくは樹脂層40及び拡径部41の表面に結合できる官能基を有するものが好ましく採用される。このような親水性樹脂としては、例えば、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
また、樹脂層40及び拡径部41と、親水性樹脂膜との結合構造としては、例えば、樹脂層40及び拡径部41として、イソシアネート基が残存する樹脂を用いるか、イソシアネート基と反応性を有する樹脂を用い、イソシアネート基と反応性を有する樹脂を用いる場合には、更にイソシアネート基を有する化合物を反応させた後、これらのイソシアネート基を介して、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールなどの親水性樹脂を結合させる方法などが好ましく用いられる。このような親水性樹脂膜の形成方法は、例えば、特開平5−184666号、特開平7−80078号、特開平7−124263号に詳しく示されている。なお、本発明におけるガイドワイヤ10及び拡径部41の外径は、上述のように親水性樹脂膜を形成する場合には、親水性樹脂膜の厚さを含んだ外径を意味する。
次に、本発明のガイドワイヤ10の使用方法について、ガイドワイヤ10をガイドにしてカテーテル50を血管内に挿入する例を挙げて、説明する。
まず、血管内にガイドワイヤ10を挿入し、このガイドワイヤ10の外周に沿ってカテーテル50を挿入する。この挿入は、先にガイドワイヤ10を目的とする治療箇所まで挿入した後、カテーテル50を挿入してもよいが、ガイドワイヤ10の外周にカテーテル50を配置した状態で、ガイドワイヤ10の先端を少し進行させたら、カテーテル50を追随して進行させるという操作を繰り返すことにより行なうこともできる。本発明のガイドワイヤ10は、ガイドワイヤ10の先端を少し進行させたら、カテーテル50を追随して進行させるという操作を繰り返して挿入する場合に、特に効果を発揮する。
図4に示すように、本発明のガイドワイヤ10によれば、ガイドワイヤ10の先端部に部分的に拡径部41を設けたことにより、拡径部41によってカテーテル50の内径に対するクリアランスEを小さくできる。このため、ガイドワイヤ10のカテーテル50内での、がたつきを小さくすることができ、かつ、ガイドワイヤ10の先端部がカテーテル50内で偏心した状態となるのを防ぐことができる。
そして、図5に示すように、血管の分岐部において、ガイドワイヤ10の先端部を目的とする分岐管3に挿入し、その拡径部41の先端側が分岐管3内に入り、基端側がカテーテル50内に入った状態に配置する。この状態で、カテーテル50をガイドワイヤ10に沿って押し込むと、ガイドワイヤ10の拡径部41によって、カテーテル50がガイドワイヤ10とほぼ同心的に配置された状態で分岐管3内に押し込まれるため、カテーテル50の端部が、血管の分岐部に引っ掛かることなく、目的とする分岐管3内にスムーズに導入される。
更に、拡径部41が、ガイドワイヤ10の先端部に部分的に設けられおり、ガイドワイヤ10の外周とカテーテル50の内周との間で摺動する部分が少ないため、カテーテル50に対するガイドワイヤ10の摩擦抵抗を減少させることができる。また、ガイドワイヤ10の先端部の柔軟性を損なうことがなく、カテーテル50を挿入する際の、ガイドワイヤ10及びカテーテル50の操作性を、向上させることができる。
実施例
図2(A)、(B)及び図3に示したような工程により、図1に示すような形状のガイドワイヤ10を製造した。
まず、被覆チューブ41aを、押し出し成形機によって成形した。すなわち、外径が0.35mmで、所定長さの芯材を用い、これにポリウレタンを押し出し、芯材に被覆させてチューブ状に成形した。その後、ポリウレタンを、メチルエチルケトン(MEK)によって膨潤させて、芯材を取り除き、メチルエチルケトン(MEK)を乾燥させて、被覆チューブ41aを得た。そして、この被覆チューブ41aを、長さが31mmとなるように切断した。
芯線20としては、ステンレスからなり、基部21の外径が0.29mm、全体の長さが200mmのものを用いた。この芯線20の最先端側から、400mmとなるように加工して先端部22を形成した。
次に、上記の芯線20の外周に、白金合金からなる、外径0.25mm、長さ30mmの金属コイル30を配置し、その先端部を芯線20の最先端部22bと整合させて、ろう材を溶着して頭部52を形成した。そして、金属コイル30の基端部を、ろう材51により芯線20のテーパ部22aに溶着させた。
次に、金属コイル30を装着した芯線20に、ポリウレタンからなる樹脂層40を、押し出し成形機によって被覆した。
次に、芯線20の縮径された先端部22が配置された、樹脂層40の先端部の外周に、被覆チューブ41aをメチルエチルケトン(MEK)によって膨潤させて配置した。その後、被覆チューブ41aを乾燥させてメチルエチルケトン(MEK)を蒸発させ、樹脂層40の外周に被覆させた。
次に、テトラヒドロフラン(THF)に、ポリウレタンを溶かした液体(以下、液体Gという)を、マンドレル先端に含ませて、樹脂層40を被覆した芯線20を軸方向に回転させながら、被覆チューブ41aの両端部に、液体Gを盛った。そして、液体Gを乾燥させて溶剤を蒸発させることにより、テーパ部41bが被覆チューブ41aに固着させて、拡径部41を形成した。
このようにして形成されたガイドワイヤ10における、拡径部41の軸方向の長さBは40mmであり、その外径Dは、0.45mmであった。また、樹脂層40の拡径部41より先端側で、拡径部41より小径の樹脂層40の、軸方向の長さAは、10mmであり、その外径Cは、0.41mmであった。
こうして得られたガイドワイヤ10を、図5に示すように、その内径が0.53mmであるカテーテルの導入用に用いたところ、スムーズにカテーテル50を挿入でき、優れた追従性、及び、操作性を確認できた。
試験例
各種のガイドワイヤについて、カテーテルの追従性の試験をした。
図7(A)に示されるような、Y字形の血管モデルHに、内径0.5mmのマイクロカテーテルJを挿入し、このマイクロカテーテルJの内周に、下記試料1、試料2、試料3のガイドワイヤを挿入した。そして、マイクロカテーテルJから突出した、ガイドワイヤの先端を血管モデルHの分岐部Iに挿入して、ガイドワイヤがJ字形に屈曲した状態にセットした。なお、分岐部Iは、血管モデルHの直線状の部分に対して30度の角度で傾いて形成されている。この際の分岐部Iに挿入されたガイドワイヤの挿入長をLとした。
この状態で、ガイドワイヤの挿入長Lを変化させて、マイクロカテーテルJを矢印方向に押し込んで、ガイドワイヤに追従するか否かを確認した。そして、ガイドワイヤに追従した際の、ガイドワイヤの挿入長Lの最小値を、ガイドワイヤに対するカテーテルの追従性と規定した。この場合、ガイドワイヤの挿入長Lが短い方が、カテーテルの追従性が優れることになる。
試料1
図7(B)に示されるガイドワイヤを作製した。このガイドワイヤは、芯線20の先端部に金属コイル30が配置されて芯線20に固着され、更に、芯線20及び金属コイル30全体に樹脂層40が被覆されている。樹脂層40の外径は、0.41mmmである。このガイドワイヤをマイクロカテーテルJの中心に配置した場合、マイクロカテーテルJとのクリアランスは、0.12mmである。なお、ガイドワイヤの先端から基端までの長さは、1800mmである。
試料2
図7(C)に示されるガイドワイヤを作製した。このガイドワイヤは、樹脂層40の外径を0.46mmとした以外は、上記試料1とほぼ同じである。このガイドワイヤをマイクロカテーテルJの中心に配置した場合、マイクロカテーテルJとのクリアランスは、0.07mmである。
試料3
図7(D)に示されるガイドワイヤを作製した。このガイドワイヤは、樹脂層40の先端部の外周に、0.46mmの外径の拡径部41が設けられている。このガイドワイヤ10における、拡径部41の軸方向の長さは40mmであり、樹脂層40の拡径部41より先端側で、拡径部41より小径の縮径部42の、軸方向の長さは、10mmである。それ以外の構成は、試料1と同様である。このガイドワイヤをマイクロカテーテルJの中心に配置した場合、拡径部41におけるマイクロカテーテルJとのクリアランスは、0.07mmである。
以上の試料1〜3のガイドワイヤを用いて、ガイドワイヤに対するカテーテルの追従性の試験をした。その結果を、図8に示す。
図8に示されるように、マイクロカテーテルJとのクリアランスが0.12mmと大きい試料1の場合、マイクロカテーテルJがガイドワイヤに追従するためには、ガイドワイヤを分岐部Iに20mmも挿入しなければならない。
これに対して、マイクロカテーテルJとのクリアランスが0.07mmと小さい、試料2及び試料3の場合、ガイドワイヤを分岐部Iに5mmだけ挿入すれば、マイクロカテーテルJがガイドワイヤに追従し、ガイドワイヤに対するカテーテルの追従性が向上していることがわかる。すなわち、クリアランスが小さいほど、カテーテルの追従性がよいことが明らかとなった。
また、試料3の場合は、試料2と比べて、外径が大きくなった部分が小さいにもかかわらず、カテーテルの追従性は同じなので、試料3においては、柔軟性を維持しつつ、カテーテルの追従性が向上していることがわかる。
本発明は、血管等にカテーテルを挿入する際、カテーテルの先端を目的箇所に導くために用いられ、ガイドワイヤに対するカテーテルの追従性を向上させ、かつ、ガイドワイヤ及びカテーテルの操作性を向上できる医療用ガイドワイヤとして利用することができる。
本発明のガイドワイヤの一実施形態を示す説明図であって、(A)はガイドワイヤ全体を示す斜視図、(B)はガイドワイヤの断面図である。 同ガイドワイヤの拡径部の形成方法を示す工程図であって、(A)は被覆チューブ膨潤工程、(B)は被覆チューブ収縮工程、を示す断面図である。 同ガイドワイヤの拡径部の形成方法を示す工程図であって、テーパ部形成工程を示す断面図である。 同ガイドワイヤの使用状態を示す断面図である。 同ガイドワイヤを、血管の分岐部において使用した状態を示す断面図である 本発明における金属コイルをなす線材の他の例を示す説明図である。 (A)は、実施例におけるカテーテルの追従性試験の方法を示す説明図で、(B)は同追従性試験における試料1を示す説明図、(C)は同追従性試験における試料2を示す説明図、(D)は同追従性試験における試料3を示す説明図である。 実施例におけるカテーテルの追従性試験の測定結果を示す図表である。 ガイドワイヤの外径とカテーテルの内径とのクリアランスが大きい場合の問題点を示した説明図であって、(A)はカテーテルの先端が血管の分岐部に引っ掛かった場合の説明図、(B)はカテーテルが目的とする血管に進行しなかった場合の説明図である。
符号の説明
10 ガイドワイヤ
20 芯線
22 先端部
30 金属コイル
40 樹脂層
41 拡径部
a 中心部に配置されたX線不透過材料
b 外周に配置された超弾性合金

Claims (3)

  1. 先端部が縮径された芯線と、この芯線を覆う樹脂層とを有し、前記芯線の縮径された先端部が配置された前記樹脂層の先端部に、部分的に拡径された拡径部が設けられており、
    前記拡径部の軸方向における長さが、20〜50mmであり、かつ、拡径部の外径が、ガイドワイヤを適用すべきカテーテルの内径より0.01〜0.1mm小さくなるように形成されており、更に、前記拡径部の外径は、ガイドワイヤの拡径していない部分での外径に対して、1.1倍より大きく、1.3倍以下の外径であることを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 前記樹脂層の拡径部より先端側に、拡径部より小径の先端部を有し、該小径の先端部の軸方向の長さが、5〜30mmである請求項1記載のガイドワイヤ。
  3. 前記芯線の縮径された先端部外周には、金属コイルが装着されており、この金属コイルを形成する線材は、外周に配置された超弾性合金と、その中心部に配置されたX線不透過性材料とで構成されている請求項1又は2記載のガイドワイヤ。
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