JP2002505167A - 形成可能な先端を有する柔軟で耐キンク性の低摩擦ガイドワイヤ及びその製造方法 - Google Patents

形成可能な先端を有する柔軟で耐キンク性の低摩擦ガイドワイヤ及びその製造方法

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JP2002505167A JP2000534265A JP2000534265A JP2002505167A JP 2002505167 A JP2002505167 A JP 2002505167A JP 2000534265 A JP2000534265 A JP 2000534265A JP 2000534265 A JP2000534265 A JP 2000534265A JP 2002505167 A JP2002505167 A JP 2002505167A
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Abstract

(57)【要約】 患者体内の曲がりくねった通路を通って医療器具を位置決めするための、柔軟な、耐キンク性の、低摩擦ガイドワイヤが開示されている。本ガイドワイヤは、患者体内で位置決めされるときに実質的に如何なる残留歪も残さないコアワイヤと、このコアワイヤを中心として実質的にこのコアの全長に延びる金属コイルと、このコイル上のプライマーコーティングと、このプライマーコーティング上の親水性で潤滑性のコーティングとを含む。本コアワイヤは、ニチノールといった超弾性の合金であることが好ましい。本金属コイルは、矩形断面を有するワイヤから形成されることが好ましい。前記プライマーは、イソシアネートまたはヒドロキシルの化学種と反応するものであることが好ましく、前記親水性潤滑性のコーティングは、ポリウレタンとポリユリアとポリウレタンユリアとのグループから選択された、ポリ(エチレンオキシド)またはポリビニルピロリドンなどの親水性複合化学種で複合化された架橋ポリマーであることが好ましい。このようなガイドワイヤを製造し、コーティングする方法も開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外科手術用のガイドワイヤに関し、更に詳しくは形成可能な先端を
有する柔軟で耐キンク性(耐よじれ性)の低摩擦のコーティングされたガイドワ
イヤ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
大きな手術をせずに体内の特定の部位にアクセスするための医療処置ではしば
しば、長くて柔軟なガイドが使われる。ガイドは、体内を、例えば末梢血管、胃
腸管、あるいは尿道を通って進められる。しばしばガイドワイヤと呼ばれるガイ
ドは、商業的に入手可能であり、他の分野、心臓病学、胃腸病学、泌尿器科学、
放射線医学で現在使われている。
【0003】 一旦体内に位置決めされると、ガイドワイヤは、所望の部位へのカテーテルそ
の他の医療器具の導入のための経路を画定するが、このような器具は、一般にガ
イドワイヤよりも取り扱い難く、かなりの質量を持っており、それらがガイドワ
イヤを進んでいく時にガイドワイヤをキンクさせる危険をつくり出す。
【0004】 典型的なガイドワイヤ構造は、ガイドワイヤに剛性を与えるステンレス鋼その
他の金属で作られた中央コアワイヤを含んでおり、臨床医がガイドワイヤを適当
な通路内に巧みに誘導することをより良く可能にするための更に柔軟な末端部ま
たは前方端部を持っている。ガイドワイヤの基部は、ガイドワイヤによってアク
セスされる部位に医療器具を支持し、ガイドするために必要な剛性を備えている
。設計によってはガイドワイヤは、ガイドワイヤの末端部に沿ったコイル、また
はコアワイヤ全体を取り巻くコイルを持つこともある。またある設計では、ガイ
ドワイヤが位置決めされているとき、またカテーテルその他の器具がガイドワイ
ヤを進んでいるときに臨床医がガイドワイヤの柔軟性を選択的に調整するのを可
能にするために、コアワイヤは、そのコイル内で動かせるようになっている。コ
イルを含む設計では、末端溶接は、一般に傷をつけない(atraumatic
)先端を備えるようにコイルの末端部で行われ、先端に溶接された安全ワイヤは
、その先端が使用中にガイドワイヤから離れないことをより確実にするためにそ
のコイル内で基部の方に延びている。
【0005】 大抵の設計では、コアワイヤの寸法は本質的に、ガイドワイヤの剛性をその長
さに沿って定義している。所定のコアワイヤ材料に関しては、その断面が大きい
ほどガイドワイヤ全体の剛性は大きい。コアワイヤ材料の選択は、ガイドワイヤ
のコストだけでなくその性能特性にも影響を与える。ステンレス鋼で作られたコ
アワイヤは、安価ではあるが、カテーテルその他の器具の前進中にキンクを起こ
しやすい。ガラス繊維複合材で作られたコアワイヤは、より高い耐キンク性を持
っているが、突然のスナップ動作を起こし易く、またガラス繊維コアの柔軟性を
改善するために破砕せずにその遠端部にテーパーを付けることが困難である。O
sborneの米国特許第5、251、640号を参照されたい。体温で超弾性
であるように処理された形状記憶合金で作られたコアワイヤは、依然として高価
である。更に超弾性ガイドワイヤは、直ちにある一定形状、例えばJ字形の先端
またはホッケースティック形の先端を取ることはなく、むしろ先端部分を非超弾
性にするために更なる処理ステップを必要とする。
【0006】 Sakamoto等の米国特許第4,925,445号は、厚いポリマー・ジ
ャケットに囲まれた超弾性コアワイヤを含むガイドワイヤ構造を開示している。
このジャケット設計は、ガイドワイヤの外径全体と実質的に同じ直径の超弾性コ
アワイヤを必要とせずに、ガイドワイヤの厚さを所望の寸法にまで作り上げてい
る。コアワイヤがガイドワイヤの直径の全直径と実質的に同じ直径であるガイド
ワイヤは、幾つかの意図した用途では柔軟性が不十分であろう。このポリマー・
ジャケットは、適用するには高価であって、一般には、上面押し出し処理による
か、コアワイヤ上の熱収縮チューブによるか、あるいはジャケット材料のホット
サイジングによって加えられる。ジャケット型ガイドワイヤ設計の他の問題は、
コアワイヤの上に置かれる寸法的に大きなジャケットがコアワイヤ自身の性能特
性を覆い隠す可能性があるということである。従って、製品に適当な柔軟性を与
えながら、外径を作り上げる設計が必要となっている。
【0007】 ガイドワイヤの挿入と引き抜きと位置決めとを容易にするためには、一般に親
水性で潤滑性の外表面を有するガイドワイヤを提供することが望ましい。金属コ
イルに直接塗布された親水性で潤滑性のコーティングには困難なことがある。こ
のようなコーティングは一般に、ポリマージャケット付きガイドワイヤにのみ塗
布されている。一般に、親水性潤滑性のコーティングは、ヒドロゲル材料であっ
て、水和されると多量の水を吸収して膨潤し、鋼への接着性を失う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本技術において望まれる改善は、形成可能な先端を有する柔軟で低価格で耐キ
ンク性のある低摩擦ガイドワイヤであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、患者体内の曲がりくねった通路を通って医療器具を位置決めするた
めの低価格で柔軟で耐キンク性の低摩擦ガイドワイヤを提供する。本ガイドワイ
ヤは、実質的にいかなる残留歪も残さないで患者体内に位置決めできるコアワイ
ヤと、このコアワイヤを取り巻いて実質的にこのコアの全長に延びる金属コイル
と、このコイル上のプライマー(下塗り)コーティングと、このプライマー(下
塗り)コーティング上の親水性で潤滑性のコーティングとを含んでいる。前記プ
ライマーは、イソシアネートまたはヒドロキシルの化学種と反応するものである
ことが好ましく、前記親水性の潤滑性コーティングは、ポリウレタン、ポリユリ
ア及びポリウレタンユリアのグループから選択され、ポリ(エチレンオキシド)
またはポリビニルピロリドンなどの親水性複合化学種で複合化された架橋ポリマ
ーであることが好ましい。
【0010】 本発明はまた、種々の構造のガイドワイヤを製造し、コーティングする方法も
提供し、またガイドワイヤにポリマー・プライマーを塗布するステップと、この
プライマーの上に親水性の層を塗布するステップと、この親水性で潤滑性の層が
ポリマー・プライマーと結合して硬化するのを可能にするステップとを含む。好
ましい実施形態では本プライマーは、イソシアネートまたはヒドロキシルの化学
種と反応するものであり、前記親水性で潤滑性の層は、親水性複合化学種で複合
化された架橋ポリマーである。
【0011】 本発明のこれらおよび他の特徴と目的は、本発明の好ましい実施態様の縮尺さ
れていない図面と下記の詳細な説明とから更に十分に認められる。
【0012】
【発明の実施の形態】
概観と序論として図1は、本発明の好ましい実施態様によるガイドワイヤ10
を示す。本ガイドワイヤは10は、長いテーパー付きのコアワイヤ12と、ガイ
ドワイヤの基部16からその末端部18への間に延びるコアワイヤの周りのスプ
リング・コイル14と、プライマー層20と、少なくともこのコイルの一部おそ
らくはコイル全体の上に配置された親水性潤滑性のコーティング22と、スプリ
ング・コイル基部26からガイドワイヤ末端先端部18へ延びる安全ワイヤ24
とを持っている。
【0013】 本発明の顕著な一側面によれば、所望の剛性を有する超弾性コアワイヤ12は
、ステンレス鋼のスプリング・コイル14内に配置されている。このスプリング
・コイルは、スプリング・コイル14とコアワイヤ12との異なる材料を結合す
ることを必要とせずに、構造的な一体性を加えるためにステンレス鋼の安全ワイ
ヤ24と少なくとも末端溶接部18とに取り付けられる。スプリング・コイル1
4の捲線ワイヤは、ガイドワイヤの仕上がり直径と実質的に同じである直径、つ
まり、ガイドワイヤ10の適切な全体外径を見込むように選択された直径または
厚さを持っている。薄い、あるいは寸法的に僅かなプライマー20は、コイル1
4の少なくとも外側表面に直接塗布され、また薄い、あるいは寸法的に僅かな親
水性潤滑性コーティング22は、このプライマー20に塗布される。このような
薄いコーティングは、外側表面に沿って空隙と領域とを充填することによって平
滑な外側表面を与えようとする、Obitsuの米国特許第5,797,857
号のような従来技術の設計で与えられてきた樹脂包膜(envelope)とは
異なっている。
【0014】 コアワイヤ12は、患者の曲がりくねった通路を通って位置決めされるときに
超弾性/疑似弾性形状回復特性を示す形状記憶合金で作られていることが好まし
い。このような合金は、ガイドワイヤ10がキンクすることなく、あるいは新形
状になることなく、例えば冠状動脈系を通って進むときに大きな曲げを受けるこ
とがある。すなわち、それは、実質的に如何なる残留歪も残さずに、位置決めし
て、それから引っ込めることができる。好適な形状記憶合金は、15℃から約3
7℃以上で、また少なくとも手術室温度(20℃から22℃)と体温(37℃)
との間の温度範囲の全体にわたって超弾性を示す。このような合金は、この分野
では知られており、応力が除去されたときに、殆どまたは全く残留歪を残さずに
実質的に応力に応じた曲げを受ける能力を持っているという特徴がある。その代
替として、冷間加工マルテンサイト微細構造を使って、改善された形状回復性と
例えばステンレス鋼よりも低い剛性とを与えることができる。必要な温度範囲内
で超弾性を示す好ましいニチノール合金の組成は、約55から約56wt%ニッ
ケルと残余チタンとを含み、例えば10から30milのワイヤ形状で、また1
6から24milという、より細いより一般的なサイズで商業的に入手可能であ
る。この合金内には微量な第三元素が存在することもあり、それらの量を変化さ
せて、仕上がりコアワイヤ12が体温で完全にオーステナイトになることを保証
するために変形温度をある適切な温度にシフトさせることができる。しかしなが
らコアワイヤ12は、ステンレス鋼などといった他の弾力性の金属材料から作る
ことができる。
【0015】 好適なニチノール合金とワイヤサイズの二つの例はそれぞれ、下記の寸法と化
学組成(重量%)と材料特性とを持っている:
【表1】
【0016】 形状記憶合金は、ほぼ完全に初期形態に弾性的に回復する能力があるので好ま
れる。すなわち形状記憶合金は、変形したときに「永続的な変形」をとることを
避ける能力を持っており、このようにして形状記憶合金のコアワイヤ12を有す
る本発明のガイドワイヤは、応力が除かれたときに実質的に真っ直ぐになり、湾
曲した体内通路を通るときに弾性的に変形し、また応力が除去されたときにその
真っ直ぐな外径を回復するであろう。目盛り較正済みのマイクロメータと目盛り
較正済みのダイヤル・キャリパーも使って、上記組成の最初は真っ直ぐな21m
ilと24milのコアワイヤが、はっきりと認められる程の残留歪なしにコア
ワイヤが受けることのできる最小の曲げ半径を決定するために、ピンの周りに4
50°曲げられた。これらの測定結果を下記に示す:
【表2】
【0017】 これらの測定値は、より細い直径のコアワイヤは、より太い直径のコアワイヤ
よりもより小さい半径に曲げることができることを示している。21milコア
ワイヤは、残留歪なしで約0.25”の曲げ半径の周りに曲げることができ、2
4milコアワイヤは、余りに小さくて計量できない、1°未満の極微量の残留
歪で0.41”の曲げ半径の周りに曲げることができる。
【0018】 ガイドワイヤの末端部が曲線に形成されることを可能にするために、もし所望
であれば、安全ワイヤ24が形成可能である。曲線形状は、体内通路の側枝また
は末梢枝内へのガイドワイヤ10の前進を容易にする。安全ワイヤ24は、コア
ワイヤ12と共にコイル14内で延びており、その末端部で、末端溶接部18の
外側スプリング・コイル14に取り付けられている。35milの外径を有する
血管造影ガイドワイヤに関しては、安全ワイヤ24は、3milx10milの
矩形ワイヤを有することが好ましいが、要求される剛性(コアワイヤ12の直径
に依存する)と、要求される製品の引張り特性と、コイル14の捲線ワイヤによ
って画定される管腔28の直径とに依存して、より大きくもより小さくもできる
。円形断面ワイヤといった他の形状のワイヤもまた、安全ワイヤとして使用して
もよい。
【0019】 図2に示すように、コアワイヤ12と矩形の安全ワイヤ24は、コイル14の
管腔28内で中心を外れて存在している。安全ワイヤ24は、一般的には抵抗溶
接30によって(図4を参照)その基部でコイル14の基部に、また任意選択的
に、一定のコアワイヤ12構造内の基部溶接部16に取り付けられている。
【0020】 更に図1、図2を参照すれば、コイル14は、図に示すように好ましくは矩形
断面(平形捲線ワイヤ)を有する長いらせん状に捲かれたワイヤコイルであるが
、その代わりとして円形断面(例えば直径が約5milから約7mil)を持つ
こともできる。平形捲線ワイヤは、ガイドワイヤが通路を進むとき、また器具が
ガイドワイヤを進むときに臨床医に平滑な表面を提供し、またより大きな管腔2
8を提供する。このスプリング・コイルは、仕上がり製品の外径に対して、実質
的に外径の増加をもたらす。スプリング・コイル14は、テーパー付きコアワイ
ヤ先端26を越えて実質的にガイドワイヤ10の全長に延びており、末端溶接部
18と、一定のコア・ガイドワイヤ構造内の基部溶接部16とに取り付けられて
いる。この基部溶接部は、超弾性コアワイヤ12に安全ワイヤ24をハンダ付け
またはロウ付けする必要性を除去する。コイル14は、ステンレス鋼といった金
属ワイヤであることが好ましい。コイル14は、ガイドワイヤ10の前方先端に
柔軟性を与え、テーパー付きコアワイヤ先端26を含むガイドワイヤの全長にわ
たってガイドワイヤの外径を実質的に維持している(図3を参照)。コイル14
の好ましい捲線ワイヤは、断面が4mil×8milの矩形捲線ワイヤである。
このような捲線ワイヤは、より太いコアワイヤ12を必要とせずに臨床医が直ち
に操作できる直径にまでガイドワイヤ10の断面全体を大きくする。また35m
il外径といった多くの一般的なガイドワイヤのサイズについては、仕上がり製
品と実質的に同じ直径のコアワイヤは、意図した用途の多くに関して製品を不適
当に硬くするであろう。例えば35から38milという代表的な外径を有する
血管造影ガイドワイヤは、例えば代表的に矩形の安全ワイヤ24と共に24mi
l以下の厚さ(または直径)を有するコアワイヤ12を収容することができる。
更にコイル14を使ってガイドワイヤ10の直径全体を所望の外径にまで増加さ
せることによって、プライマー20とコーティング22とをコイル14とコアワ
イヤ12との断面に比較して非常に薄く(例えば0.001”以下)することが
できる。
【0021】 プライマー20は、コイル14の少なくとも外側表面上でコイルの長さの少な
くとも一部を覆ってコイルの全長にまで塗布されており、また親水性のコーティ
ング22をステンレス鋼のコイル14に接着するための基礎(base)として
役立っており、また化学結合、化学的混和(infusion)結合または機械
結合により、このコーティングが水和するときに分離するのを防止している。プ
ライマー材料の例としては、ポリウレタン、ポリアミド、塩化ビニル(PVC)
、ポリエステルなどの熱可塑性溶剤可溶性ポリマーまたは溶剤分散性ポリマーが
含まれるが、これらに限定されることはない。また好適なプライマー材料には、
架橋ポリウレタン、アルキド樹脂、架橋ポリエステルなどの架橋ポリマー薄膜を
形成するように反応する架橋材料を含めることができる。
【0022】 この好ましい実施態様では、プライマー20は、好ましい親水性コーティング
22の中に存在するヒドロキシルかイソシアネートのいずれかの化学種と反応す
る官能基を含んでおり、すなわち高分子量ポリ(エチレンオキシド)またはポリ
ビニルピロリドン(「PVP」)のいずれかで複合化された、すなわち約10,
000以上の分子量を有する化学種で複合化されたポリウレタンとポリユリアと
ポリウレタンユリアとのグループから選択された架橋ポリマーを含んでいる。こ
のような反応性官能基を含むプライマーの例としては、ポリウレタン、ポリアミ
ド、ポリビニルブチラール、ポリイソシアネート、イソシアネート・プレポリマ
ー、ポリユリア、ポリウレタンユリア、ポリビニルアルコール、ポリビニルアル
コール・コポリマー、ポリエーテルポリアミド・コポリマー、およびこれら相互
または他のポリマーとの混合物が含まれるが、これらに限定されることはない。
【0023】 この好ましい実施態様では、コーティング22の架橋マトリックスは、水溶性
ポリマーを複合化する。このようなコーティングは、Eltonの米国特許第5
,077,352号、5,179,174号、5,290,585号及び5,1
60,790号に開示されているタイプのものであり、これらの開示内容は、こ
こにそれらの全体が述べられているかのように、参照によりここに組み入れる。
このようなコーティングは、浸透圧重量モル濃度増進化合物を必要としないが、
これは、このコーティングが長時間にわたって安定であり(すなわち親水性コー
ティングのいかなる成分も分離しない)、またしたがって浸透圧重量モル濃度増
進化合物を必要とするコーティングよりも塗布が複雑でないからである。親水性
コーティングの他の例としては、下記のもの、すなわち(a)熱可塑性で溶剤可
溶性の親水性ポリマーと、(b)イソシアネート・プレポリマーなどの反応性ベ
ースコーティング材料とPVP、ポリ(エチレンオキシド)またはポリビニルア
ルコールなどの親水性トップコーティングとの間の反応物として形成された親水
性コーティングと、(c)ポリウレタン、セルロースエステル、ポリビニルブチ
ラールまたはポリエステルなどの熱可塑性材料とPVP、ポリ(エチレンオキシ
ド)またはポリビニルアルコールなどの水溶性ポリマーとの溶剤可溶性または溶
剤分散性混合物が含まれるが、これらに限定されることはない。当業者に知られ
ている他のタイプの親水性コーティング系もある。
【0024】 好適な親水性ポリマー・コーティング22は、重量ベースで多量の水を、例え
ばそれ自身の重量の50%以上、また特にそれ自身の重量の100%以上の水を
吸収する。好ましい実施態様では、架橋ポリマーをポリ(エチレンオキシド)ま
たはPVPで複合化することによって、コーティングは親水性になり、またこの
コーティングが水を吸収するときに、親水性ポリマーの溶解は防止される。これ
は、架橋ポリマーが非架橋ポリマーと比較して、網目構造を形成して丈夫なマト
リックスになる共有結合の網目を持っているからである。
【0025】 コーティング22は、ポリマー・プライマー層の上に、ガイドワイヤ10の少
なくとも末端部の上に塗布され、基部の方向に延びまたおそらくはコイル14の
基部を含む。プライマー20及びコーティング22は、ディッピング、スプレー
・コーティング、ダイ・ワイピングを含む、当業者に知られている従来の方法を
使用して塗布することができ、また典型的には1mil以下の厚さを持つことが
必要となるだけである。これらの知られている技術の詳細な説明は、関連文献で
利用可能である。
【0026】 図4は、可動コアワイヤ12’を有するガイドワイヤ10’を示す。その他の
要素は、前述の図に示したものと同じであり、同じ参照番号で示されている。コ
アワイヤ12’は図1示すような超弾性コアワイヤであり、その基部の先端にハ
ンドルまたは把手16’を持っていることが好ましい(例えばコアワイヤ基部に
取り付けられた一片の収縮チューブまたはグリップ)。コアワイヤ末端部先端2
6’は、ガイドワイヤ10’内のコアワイヤ12’の前進時に前進を容易にする
ためとコイル14の不注意な穴あけを防止するために丸みの付いた先端を備えて
いる。可動コア12’は、ガイドワイヤの末端部の柔軟性を増加させるために基
部に後退させることができ、またそこを前進するカテーテルに支柱支持を与える
ために再挿入することができる。安全ワイヤ24は、末端溶接部18でガイドワ
イヤ末端部に、また溶接部30でガイドワイヤ基部に取り付けられている。図1
に示すようにガイドワイヤ10’は、プライマー20と親水性潤滑性のコーティ
ング22とを含んでいる。
【0027】 円形のコアワイヤ12、12’が図示されてきたが、矩形または正方形断面を
有するコアワイヤを含めて、他の構成も同様な利点をもって使用可能である。更
にテーパー付きコアワイヤは、意図された用途によって部分的に指定された、そ
の長さに沿った種々の箇所で予め決められた剛性を有するであろう。コアワイヤ
の長さに沿って一つの直径から他の直径に移る一つ以上の遷移(例えば一つ以上
の段)があり、コアワイヤは各遷移の後のコア区間に関連する予め決められた異
なる剛性を持つことになるであろう。
【0028】 本発明の好ましい実施態様を説明してきたが、本発明の精神と添付のクレーム
の範囲とから逸脱することなく本発明の範囲内で種々の変更と適応と修正とが可
能であることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施態様によるガイドの一部切欠き平面図を示す。
【図2】 図1の線2−2に沿った断面図を示す。
【図3】 図1の線3−3に沿った断面図を示す。
【図4】 可動コアワイヤを有する図1のガイドワイヤの断面の側面図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルトン リチャード アメリカ合衆国 ニューヨーク州 12801 グレンズ フォールズ、ウィングストリ ート 8 (72)発明者 ティーグ ゲアリー アメリカ合衆国 ジョージア州 30013 コンヤーズ、エス.イー.、チェスターフ ィールド ウェイ 2931 Fターム(参考) 4C081 AC06 AC16 BB05 BB09 CA211 CA221 CC04 CC08 CG01 CG05 EA06 4C167 AA28 AA29 BB02 BB06 BB12 CC08 CC20 CC26 FF03 GG02 GG05 GG14 GG22 GG24 GG32 GG33 GG41 HH04 HH14

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者体内の曲がりくねった通路を通って医療器具を位置決め
    するためのガイドワイヤであって、 患者体内で位置決めするときに実質的にいかなる残留歪も残さない柔軟なコア
    ワイヤと、 実質的にこのコアワイヤの全長にわたってこのコアワイヤを包み込む金属コイ
    ルと、 この金属コイル上のプライマー(下塗り)コーティングと、 このプライマー・コーティング上に配置された親水性で潤滑性のコーティング
    とからなることを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 【請求項2】 前記プライマーは、イソシアネートまたはヒドロキシルの化
    学種と反応するポリマーであることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ
  3. 【請求項3】 前記親水性潤滑性のコーティングは、親水性複合化学種で複
    合化された架橋ポリマーであることを特徴とする請求項2に記載のガイドワイヤ
  4. 【請求項4】 前記架橋ポリマーは、ポリウレタン、ポリユリア及びポリウ
    レタンユリアのグループから選択されることを特徴とする請求項3に記載のガイ
    ドワイヤ。
  5. 【請求項5】 前記親水性複合化学種は、10,000より大きな分子量を
    有することを特徴とする請求項3に記載のガイドワイヤ。
  6. 【請求項6】 前記親水性複合化学種は、ポリ(エチレンオキシド)とポリ
    ビニルピロリドンとのうちの一つであることを特徴とする請求項3に記載のガイ
    ドワイヤ。
  7. 【請求項7】 前記親水性潤滑性のコーティングは、浸透圧重量モル濃度増
    進化合物を含まないことを特徴とする請求項3に記載のガイドワイヤ。
  8. 【請求項8】 前記親水性潤滑性のコーティングは、親水性複合化学種で複
    合化された架橋ポリマーであることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ
  9. 【請求項9】 前記架橋ポリマーは、ポリウレタン、ポリユリア及びポリウ
    レタンユリアのグループから選択されることを特徴とする請求項8に記載のガイ
    ドワイヤ。
  10. 【請求項10】 前記親水性複合化学種は、ポリ(エチレンオキシド)及び
    ポリビニルピロリドンのうちの一つであることを特徴とする請求項8に記載のガ
    イドワイヤ。
  11. 【請求項11】 前記金属コイルは、矩形断面を有するワイヤから作られる
    ことを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  12. 【請求項12】 前記コイルは、基部及び末端部を持っており、前記コイル
    の基部と末端部との間に延びる長い安全ワイヤから更になることを特徴とする請
    求項1に記載のガイドワイヤ。
  13. 【請求項13】 前記コアワイヤは、テーパー付き(先細り)末端区間を持
    っていることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  14. 【請求項14】 前記コアワイヤは、前記コイルの末端部の近くで終端して
    いることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  15. 【請求項15】 前記コアワイヤは、丸み付きの先端で終端しており、また
    その長さに沿って実質的に一定の直径を持っていることを特徴とする請求項1に
    記載のガイドワイヤ。
  16. 【請求項16】 前記コアワイヤは、前記金属コイルに対して可動であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  17. 【請求項17】 前記プライマーは、イソシアネートまたはヒドロキシルの
    化学種と反応するポリマーであることを特徴とする請求項16に記載のガイドワ
    イヤ。
  18. 【請求項18】 前記プライマーがイソシアネートまたはヒドロキシルの化
    学種と反応するポリマーであることと、前記親水性潤滑性のコーティングが親水
    性複合化学種で複合化された架橋ポリマーであることと、前記架橋ポリマーがポ
    リウレタン、ポリユリア及びポリウレタンユリアのグループから選択されること
    と、前記親水性複合化学種がポリ(エチレンオキシド)及びポリビニルピロリド
    ンのうちの一つであることとを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  19. 【請求項19】 前記親水性コーティングは、熱可塑性溶剤可溶性材料及び
    熱可塑性溶剤分散性材料のうちの一つであることとを特徴とする請求項1に記載
    のガイドワイヤ。
  20. 【請求項20】 前記親水性コーティングは、安定化ポリマーと親水性材料
    との溶剤可溶性混合物及び溶剤分散性混合物のうちの一つであることを特徴とす
    る請求項1に記載のガイドワイヤ。
  21. 【請求項21】 前記親水性コーティングは、反応性のベースコート(下塗
    り)である第1の層と、親水性材料である第2の外層とからなることを特徴とす
    る請求項1に記載のガイドワイヤ。
  22. 【請求項22】 前記コイルは基部及び末端部を持っており、前記プライマ
    ー及び前記親水性コーティングの両者は前記コイルの基部に対して遠位で終端し
    ており、前記コイルの基部はコーティングされていないことを特徴とする請求項
    1に記載のガイドワイヤ。
  23. 【請求項23】 前記プライマーの一部は、前記親水性コーティングで被覆
    されていないことを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  24. 【請求項24】 前記コアワイヤは、鋼及び超弾性合金からなるグループの
    一つから作られていることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  25. 【請求項25】 ガイドワイヤをコーティングする方法であって、 イソシアネートまたはヒドロキシルの化学種と反応するポリマー・プライマー
    を前記ガイドワイヤに塗布するステップと、 親水性複合化学種で複合化された架橋ポリマーである親水性潤滑性の層を前記
    プライマーの上に塗布するステップと、 前記親水性潤滑性の層が前記ポリマー・プライマーと結合して硬化することを
    可能にするステップとからなることを特徴とするガイドワイヤをコーティングす
    る方法。
  26. 【請求項26】 意図した用途に好適な、柔軟で耐キンク性があって潤滑性
    のガイドワイヤを製造する方法であって、 コアワイヤの長さに沿って予め選択された箇所に予め決められた剛性を有する
    前記長い超弾性のコアワイヤを備えるステップと、 前記コアワイヤとコイル組立てとが意図した用途に好適な剛性を有するように
    実質的に予め選択された直径にまで全体直径を増加させて、前記コアワイヤの前
    記予め決められた剛性に追加的な剛性を与える、らせん状に捲かれた金属コイル
    を前記コアワイヤの周りに配置するステップと、 前記らせん状に捲かれた金属コイルの少なくとも一部分の外側にポリマー・プ
    ライマー層を塗布するステップと、 前記プライマー層の少なくとも一部分の上に親水性で潤滑性のコーティングを
    塗布するステップとからなることを特徴とするガイドワイヤを製造する方法。
  27. 【請求項27】 前記コイル内で実質的に前記コイルの全長にわたって安全
    ワイヤを延ばして、前記コイルの少なくとも基部及び末端部に前記安全ワイヤを
    接合する追加のステップを含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記安全ワイヤは、溶接処理によって前記らせん状に捲か
    れたコイルに接合されることを特徴とする請求項27に記載の方法。
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