JP4279368B2 - アルコキシシラン基とヒダントイン基とを有する化合物 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルコキシシラン基とヒダントイン基とを有する化合物およびコーチングもしくは接着剤としてのその使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
加水分解しうる有機官能性シランは、慣用のポリマー化学をシリコーン化学と関連させるための重要な成分である。この目的に技術上重要である化合物は特に式
(RO)3Si−(CH2)3 −Y
〔式中、Rはアルキル基であり、
Yは官能基である〕
に対応する化合物である。
この種の化合物は、水分の存在下での「シラン重縮合」により架橋する加水分解可能なシリル基(OR)と他の官能基(Y)との両者を有し、これらを慣用のポリマー素材に化学的に結合させうるような化合物である〔たとえばアンゲバンテ・ヘミー、第98巻(1986)、第237〜253頁参照〕。
【0003】
官能基Yがツェレウィチノフ活性H−原子を有する上記式に対応する加水分解可能な官能性シランはポリイソシアネートを潜在的に改変することができる〔たとえばWO 92/05212号参照〕。この目的に適する市販入手しうる製品は、ツェレウィチノフ活性H−原子としてNH2 基および/またはNH基を有する。さらにSH基を有する化合物も入手しうる。
SH基を有するアルコキシシランはたとえばGB−A−1,102,251号;EP−A−0,018,094号;DE−A−1,162,818号;米国特許第3,590,065号;米国特許第3,849,471号;米国特許第4,082,790号;米国特許第4,012,403号;および米国特許第4,401,286号に記載されている。SH基を有するアルコキシシランは全て不快臭を有し、これは典型的にはメルカプタンである。したがって、ポリマーはこれら化合物の残に基づき不快臭を有する。
水分により架橋しうるα−アミノアルキルシラン誘導体はドイツ特許公開公報第1,812,504号および第1,812,562号にしたがって作成することができる。しかしながら、ここに記載された官能性シランは、その合成のための複雑な方法の故に技術的に重要性とはならなかった。
【0004】
アミノ基を有するアルコキシシランはたとえばジャーナル・オーガニック・ケミストリー、第36巻(1971)、第3120頁;DE−A−1,152,695号;DE−A−1,271,712号;DE−A−2,161,716号;DE−A−2,408,480号;DE−A−2,521,399号;DE−A−2,749,316号;米国特許第2,832,754号;米国特許2,971,864号;および米国特許第4,481,364号に記載されている。当業界で知られた全てのアミノ官能性シランに共通することは、イソシアネートに対し極めて反応であるという欠点である。したがって、これらアルコキシシランは反応生成物の不適合性、不均質性および極めて高い粘度に基づきポリイソシアネートと反応させるのが困難である。
シラン重縮合を介し架橋するアルコキシシラン官能性ポリウレタンは公知である〔たとえば「アドヘッシブ・エイジ」、4/1995、第30頁以降参照〕。これらアルコキシシラン末端の水分硬化性である1−成分ポリウレタンは、建設および自動車工業に柔軟性コーチングおよび封止用化合物、並びに接着剤として使用が増加している。伸び率、接着能力および硬化速度に関する厳格な要求がこれら用途に必要とされる。特に自動車工業により要求される諸性質のレベルは、現在入手しうるシステムにより完全には達成することができない。
【0005】
N−アリールアミノシランとNCO−プレポリマーとの反応により製造されるアルコキシシラン官能性ポリウレタンはEP−A 676,403号から公知である。これら生成物はたとえばその機械的性質に関する自動車工業の要求を満たすが、架橋ポリマーの熱安定性の欠如がこれら生成物につき問題となる。この欠点の理由は、置換(特にアリール置換)尿素の既知の熱不安定性である。
米国特許第5,554,709号はアミノ官能性シランを或る種のNCOプレポリマーと反応させうることを開示しているが、ただしプレポリマーの官能価は2未満である。
米国特許第5,364,955号は、先ず最初にアミノ官能性シランをマレイン酸もしくはフマル酸エステルと反応させて第二アミノ基(すなわちアスパルテート)を生成させることにより、反応生成物における不適合性、不均質性もしくは極めて高い粘度に遭遇することなく、これらアスパルテートをNCOプレポリマーと反応させうることを開示している。しかしながら、この引例はあらゆる種類のポリイソシアネートをアスパルテートと反応させうることを開示しておらず、すなわちポリイソシアネートモノマーおよびポリイソシアネートアダクトについては開示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、液体であると共にイソシアネートとNH基を有するアルコキシシランとの従来技術の反応生成物にて遭遇する非適合性、不均質性および粘度の諸問題を生じないアルコキシシラン基を有する化合物を提供することである。さらに本発明の課題は、ポリイソシアネートモノマー、ポリイソシアネートアダクトおよびNCOプレポリマーを包含する任意の種類のポリイソシアネートから前記化合物を製造することにある。さらに本発明の課題は、シラン重縮合により硬化してコーチングおよび接着剤を形成しうるアルコキシシラン基を持った化合物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
これら課題は、以下説明する本発明によるアルコキシシラン基とヒダントイン基とを持った化合物により解決することができる。これら化合物は、ポリイソシアネートをアスパルテート(アミノアルキルアルコキシシランをマレイン酸もしくはフマル酸エステルと反応させて得られる)と反応させて尿素基を有する化合物を生成させ、次いで尿素基をヒダントイン基まで変換させることにより作成される。
【0008】
したがって本発明は、式
【化2】
Figure 0004279368
〔式中、Xは100℃未満にてイソシアネート基に対し不活性である同一もしくは異なる有機基を示し、ただしこれら基の少なくとも1個はアルコキシ基であり、
ZはCOOR1 もしくは芳香族環を示し、
Rは5.1〜60%のNCO含有量を有する有機モノマーポリイソシアネートもしくはポリイソシアネートアダクトからイソシアネート基を除去して得られる残基を示し、
1 は100℃もしくはそれ以下の温度にてイソシアネート基に対し不活性である有機基を示し、
3 およびR4 は同一もしくは異なるものであって水素または100℃もしくはそれ以下の温度にてイソシアネート基に対し不活性である有機基を示し、
nは1〜8の整数であり、
mは2〜6の平均値を有する〕
に対応するアルコキシシラン基とヒダントイン基とを持った化合物に関するものである。
さらに本発明は、コーチングおよび接着剤を作成するためのこれら化合物の使用にも関するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
式(I)のアルコキシシラン基とヒダントイン基とを有する化合物は、尿素基を有する対応の化合物を高められた温度で加熱して尿素基をヒダントイン基まで変換させて作成される。尿素基を有する化合物は式(II)
【化3】
Figure 0004279368
に対応する。
【0010】
式(II)の化合物は、ポリイソシアネートをアルコキシシラン基とアスパルテート基(第二アミノ基)とを有する式
【化4】
Figure 0004279368
に対応する化合物と反応させて、アルコキシシラン基と尿素基とを有する化合物を生成させることにより作成される。
【0011】
式(III)の化合物は、式
2 N−(CH2)n −Si−(X)3 (IV)
に対応するアミノアルキルアルコキシシランを式
Z−CR3 =CR4 −COOR2 (V)
に対応するマレイン酸、フマル酸もしくはシンナミン酸エステルと反応させることにより作成される。
【0012】
式I〜Vにおいて、
Xは100℃未満にてイソシアネート基に対し不活性である同一もしくは異なる有機基を 示し、ただしこれら有機基の少なくとも1個はアルコキシ基であり、好ましくは1〜4 個の炭素原子を有するアルキルもしくはアルコキシ基、より好ましくはアルコキシ基で あり、
ZはCOOR1 または芳香族環、好ましくはCOOR1 を示し、
Rは5.1〜60%、好ましくは7〜50%のNCO含有量を有する有機モノマーポリイ ソシアネートもしくはポリイソシアネートアダクトからイソシアネート基を除去して得 られる残基を示し、
1 およびR2 は同一もしくは異なるものであって100℃もしくはそれ以下の温度にて イソシアネート基に対し不活性である有機基、好ましくは1〜8個の炭素原子を有する アルキル基、より好ましくは1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、特に好ましくは メチル、エチルもしくはブチル基を示し、
3 およびR4 は同一もしくは異なるものであって水素または100℃もしくはそれ以下 の温度にてイソシアネート基に対し不活性である有機基、好ましくは水素を示し、
nは1〜8、好ましくは2〜4、より好ましくは3の整数であり、
mは2〜6の平均値を有する(好適数値は残基Rの種類に依存する)。
【0013】
Xがメトキシ、エトキシもしくはプロポキシ基、より好ましくはメトキシもしくはエトキシ基、特に好ましくはメトキシ基を示すと共にnが3である化合物が特に好適である。
【0014】
式(IV)の適するアミノアルキルアルコキシシランの例は2−アミノエチル−ジメチルメトキシシラン;6−アミノヘキシルトリブトキシシラン;3−アミノプロピルトリメトキシシラン;3−アミノプロピルトリエトキシシラン;3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン;5−アミノペンチルトリメトキシシラン;5−アミノペンチルトリエトキシシラン;および3−アミノプロピルトリイソプロポキシシランを包含し;3−アミノプロピルトリメトキシシランおよび3−アミノプロピルトリエトキシシランが特に好適である。
ポリアスパルテートの作成に使用するのに適する適宜置換されたマレイン酸、フマル酸もしくはシンナミン酸エステルの例はマレイン酸およびフマル酸の前記および/または他のアルキル基の混合物に基づくジメチル、ジエチル、ジブチル(たとえばジ−n−ブチル)、ジアミル、ジ−2−エチルヘキシルエステルおよび混合エステル;シンナミン酸のメチル、エチルおよびブチルエステル;並びに2−および/または3−位置にてメチルにより置換された対応のマレイン酸、フマル酸およびシンナミン酸エステルを包含する。マレイン酸のジメチルエステルルが好適であり、ジエチルおよびジブチルエステルが特に好適である。
【0015】
(III)のアスパルテートを生成させるための第一アミンとマレイン酸、フマル酸もしくはシンナミン酸との反応は公知であって、たとえばEP−A−0,403,921号;DE−OS 1,670,812号;およびDE−OS 2,158,945号に記載されている。これら特許公報はいずれもアルコキシシラン官能性アミンとマレイン酸もしくはフマル酸エステルとの反応を示唆していないが、この反応は米国特許第5,364,955号に記載されている。アスパルテートの作成はたとえば0〜100℃の温度にて行うことができ、少なくとも1個(好ましくは1個)のオレフィン系二重結合が各第一アミノ基に対し存在するような比率で出発物質を使用する。過剰の出発物質は反応後に蒸留により除去することができる。反応は溶剤を用い或いは用いずに行いうるが、溶剤の使用は大して好適でない。溶剤を使用する場合、ジオキサンが適する溶剤の例である。
式(III)の化合物は無色〜淡黄色である。これらはポリイソシアネートと反応して、さらに精製することなく式(II)の化合物を生成することができる。
【0016】
式(II)および最終的に式(I)の化合物を作成するのに適するポリイソシアネートは2〜6個の平均官能価と5.1〜60%(好ましくは7〜50%)のNCO含有量とを有するモノマージイソシアネートまたはポリイソシアネートアダクトを包含する。モノマージイソシアネートおよびポリイソシアネートアダクトは2〜6、より好ましくは2〜4の平均官能価を有する。
適するモノマージイソシアネートは式
R(NCO)2
によって示すことができる。本発明による方法に適するジイソシアネートはRが4〜40個、好ましくは4〜18個の炭素原子を有する二価脂肪族炭化水素基、5〜15個の炭素原子を有する二価脂環式炭化水素基、7〜15個の炭素原子を有する二価芳香脂肪族炭化水素基、または6〜15個の炭素原子を有する二価芳香族炭化水素基を示すような化合物である。
【0017】
適する有機ジイソシアネートの例は1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,3−および−1,4−ジイソシアネート、1−イソシアナト−2−イソシアナトメチル−シクロペンタン、1−イソシアナト−3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチル−シクロヘキサン(イソホロンジイソシアネートもしくはIPDI)、ビス−(4−イソシアナトシクロヘキシル)−メタン、2,4′−ジシクロヘキシル−メタンジイソシアネート、1,3−および1,4−ビス−(イソシアナトメチル)−シクロヘキサン、ビス−(4−イソシアナト−3−メチル−シクロヘキシル)−メタン、α,α,α′,α′−テトラメチル−1,3−および/または−1,4−キシリレンジイソシアネート、1−イソシアナト−1−メチル−4(3)−ジイソシアナトメチルシクロヘキサン、2,4−および/または2,6−ヘキサヒドロトルイレンジイソシアネート、1,3−および/または1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−ジイソシアナトトルエン(およびこれと混合物に対し35重量%までの2,6−ジイソシアナトトルエンとの混合物)、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(およびこれと2,4′−ジフェニル−メタンジイソシアネートおよび/または2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートとの混合物)、1,5−ジイソシアナトナフタレンおよびその混合物を包含する。
【0018】
3個もしくはそれ以上のイソシアネート基を有する、たとえば4−イソシアナトメチル−1,8−オクタメチレンジイソシアネートのようなポリイソシアネート、およびたとえば4,4′,4″−トリフェニルメタントリイソシアネートのような芳香族ポリイソシアネート、並びにアニリン/ホルムアルデヒド縮合体をホスゲン化して得られるポリフェニルポリメチレンポリイソシアネートも使用することができる。
好適な有機ジイソシアネートは1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1−イソシアナト−3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシアネートもしくはIPDI)、ビス−(4−イソシアナトシクロヘキシル)−メタン、1−イソシアナト−1−メチル−4(3)−イソシアナトメチルシクロヘキサン、2,4−および/または2,6−トルイレンジイソシアネート、並びに2,4−および/または4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを包含する。
本発明によれば、ポリイソシアネート成分をポリイソシアネートアダクトとして使用することもできる。適するポリイソシアネートアダクトはイソシアヌレート基、ウレトジオン基、ビウレット基、ウレタン基、アロファネート基、カルボジイミド基および/またはオキサジアジン−トリオン基を有するようなものである。ポリイソシアネートアダクトは5.1〜30重量%のNCO含有量を有する。
【0019】
(1)DE−PS 2,616,416号;EP−OS 3,765号;EP−OS 10,589号;EP−OS 47,452号;米国特許第4,288,586号および米国特許第4,524,879号に示されたように作成しうるイソシヌレート基含有ポリイソシアネート。
イソシアナト−イソシアヌレートは一般に3〜4.5の平均NCO官能価と10〜25重量%、特に好ましくは15〜25重量%のNCO含有量とを有する。
(2)ジイソシアネートにおけるイソシアネート基の1部を適する触媒(たとえばトリアルキルホスフィン触媒)の存在下にオリゴマー化して作成しうると共に他の脂肪族および/または脂環式ポリイソシアネート(特に上記(1)に示したイソシアヌレート基含有ポリイソシアネート)と混合して使用しうるウレトジオンジイソシアネート。
【0020】
(3)米国特許第3,124,605号;第3,358,010号;第3,644,490号;第3,862,973号;第3,906,126号;第3,903,127号;第4,051,165号;第4,147,714号もしくは第4,220,749号に開示された方法にしたがいたとえば水、第三級アルコール、第一および第二モノアミン、並びに第一および/または第二ジアミンのような共反応体を使用することにより作成しうるビウレット基含有ポリイソシアネート。これらポリイソシアネートは好ましくは18〜22重量%のNCO含有量と3〜4.5の平均NCO官能価とを有する。
(4)米国特許第3,183,112号に開示された方法にしたがい過剰量のポリイソシアネート(好ましくはジイソシアネート)を500未満の分子量を有する低分子量グリコールおよびポリオール(たとえばトリメチロールプロパン、グリセリン、1,2−ジヒドロキシプロパンおよびその混合物)と反応させて作成しうるウレタン基含有ポリイソシアネート。これらウレタン基含有ポリイソシアネートは5.1〜20重量%、好ましくは7〜15重量%の特に好適なNCO含有量と2.5〜4の(平均)NCO官能価とを有する。
【0021】
(5)米国特許第3,769,318号;第4,160,080号および第4,177,342号に開示された方法にしたがい作成しうるアロファネート基含有ポリイソシアネート。これらアロファネート基含有ポリイソシアネートは12〜21重量%の最も好適なNCO含有量と2〜4.5の(平均)NCO官能とを有する。
(6)米国特許第5,124,427号;第5,208,334号および第5,235,018号(その開示をここに参考のため引用する)に示された方法にしたがい作成しうるイソシアヌレート基およびアロファネート基含有ポリイソシアネート、好ましくは約10:1〜1:10(好ましくは約5:1〜1:7)のモノイソシアヌレート基とモノアロファネート基との比にて前記基を有するポリイソシアネート。
【0022】
(7)ジ−もしくはポリ−イソシアネートを公知カルボジイミド化触媒の存在下に、たとえばDE−PS 1,092,007号;米国特許第3,152,162号およびDE−OS 2,504,400号、第2,537,685号および第2,552,350号に記載されたように作成しうるカルボジイミド基含有ポリイソシアネート。
(8)オキサジアジントリオン基を有すると共に2モルのジイソシアネートと1モルの二酸化炭素との反応生成物を含有するポリイソシアネート。
好適ポリイソシアネートアダクトはイソシアヌレート基、ビウレット基、アロファネート基および/またはウレトジオン基を有するポリイソシアネートである。
【0023】
アルコキシシラン基とヒダントイン基とを有する式(I)の化合物は、ポリイソシアネートを式(III)の化合物と、約1:1のアスパルテート基(すなわち第二アミノ基)とイソシアネート基との当量比にて反応させることにより作成される。反応は、好ましくはアスパルテートを増量しながらポリイソシアネートに添加することにより行われる。尿素基含有中間体を生成させる反応は10〜100℃、好ましくは20〜80℃、より好ましくは20〜50℃の温度にて行われる。この付加反応が完結した後、温度を60℃から240℃まで、好ましくは80℃から160℃まで、より好ましくは100℃から140℃まで上昇させて、モノアルコールを除去しながら尿素基をヒダントイン基まで変換させる。
尿素基とヒダントイン基とを2工程で生成させる代わりに、反応を全体的に高められた温度で行って尿素基とヒダントイン基とを1工程にて生成させることもできる。反応を1工程で行う場合、モノアルコール(ヒダントインの生成に際し副生物して得られる)と尿素基まで変換されていないイソシアネート基との間の反応を回避するよう注意しなければならない。1工程もしくは2工程のいずれかの方法によりヒダントイン基への尿素基の変換をたとえばカルボン酸のような触媒の存在下に行って、この変換に要する温度および/または反応時間を減少させることができる。
【0024】
本発明の化合物は、「シラン重縮合」、すなわちシロキサン基(Si−O−Si)を生成させるためのシラン基(Si−OR)の縮合により架橋しうる被覆もしくは接着組成物の製造に適している。この目的のために使用する場合、これら化合物は適する酸性もしくは塩基性触媒との混合物として使用することができる。その例はたとえばパラトルエンスルホン酸のような酸;たとえばジラウリン酸ジブチル錫のような金属塩;たとえばトリエチルアミンもしくはトリエチレンジアミンのような第三アミン;並びにこれら触媒の混合物を包含する。たとえば式(IV)により示されるような低分子量の塩基性アミノアルキルトリアルコキシシランも本発明による化合物の硬化を促進する。
アルコキシシラン基およびヒダントイン基を有する本発明の化合物は、大気水分の存在下にシラン重縮合を介し架橋するコーチングおよび接着剤の製造につき貴重な結合剤である。
これらコーチングおよび接着剤を製造するには、アルコキシシラン基およびヒダントイン基を有する化合物を必要に応じ添加剤、溶剤、充填剤、顔料、アジュバント、チキソトローブ剤、触媒と公知技術にしたがって混合する。
【0025】
以下、限定はしないが実施例により本発明をさらに説明し、ここで部数および%は全て特記しない限り重量による。
【0026】
【実施例】
ポリイソシアネート1
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートから作成されると共に21.6%のイソシアネート含有量と<0.2%のモノマージイソシアネートの含有量と20℃にて3000 mPa.s.の粘度とを有するイソシアヌレート基含有ポリイソシアネート(デスモジュールN 3300としてバイエル・コーポレーション社から入手しうる)。
ポリイソシアネート2
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートから作成されると共に23%のイソシアネート含有量と<0.2%のモノマージイソシアネートの含有量と25℃にて1200 mPa.s.の粘度とを有するイソシアヌレート基含有ポリイソシアネート(デスモジュールXP−7014としてバイエル・コーポレーション社から入手しうる)。
ポリイソシアネート3
アロファネート基とイソシアヌレート基とを有し、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートから作成されると共に19%のイソシアネート含有量と<0.2%のモノマージイソシアネートの含有量と25℃にて約270 mPa.s.の粘度とを有するポリイソシアネート(デスモジュールXP−7040としてバイエル・コーポレーション社から入手しうる)。
【0027】
ポリイソシアネート4
アロファネート基とイソシアヌレート基とを有し、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートから作成されると共に21.4%のイソシアネート含有量と11%のモノアロファネート基と<0.2%のモノマージイソシアネートの含有量と25℃にて約1200 mPa.s.の粘度とを有するポリイソシアネート(デスモジュールXP−7100としてバイエル・コーポレーション社から入手しうる)。
ポリイソシアネート5
70重量部のウレトジオン基含有ポリイソシアネート(すなわち二量化1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート)と30重量部のN,N′,N″−トリス−(6−イソシアナトヘキシル)−イソシアヌレートとを少量の前記両生成物の高級同族体と一緒に含有すると共に23℃にて150 mPa.s.の平均粘度と22.5%の平均NCO含有量とを有する混合物(デスモジュールN 3400としてバイエル・コーポレーション社から入手しうる)。
【0028】
ポリイソシアネート6
約31%のNCO含有量と約40 mPa.s粘度とを有するアニリン/ホルムアルデヒド縮合生成物のホスゲン化により得られるジフェニルメタンジイソシアネート異性体、並びにその高級同族体の混合物(デスモジュールMRS−4としてバイエル・コーポレーション社から入手しうる)。
ポリイソシアネート7
1,6−ヘサメチレンジイソシアネートから作成されると共に約23%のイソシアネート含有量と<0.7%のモノマージイソシアネートの含有量と25℃にて1300〜2200 mP.a.s粘度とを有するビウレット基含有ポリイソシアネート(デスモジュールN 3200してバイエル・コーポレーション社から入手しうる)。
【0029】
シランアスパルテート:一般的手順
8.27当量の3−アミノプロピルトリアルコキシシランを、攪拌機と熱電対と窒素入口と添加漏斗と凝縮器とを装着した5Lのフラスコに添加した。8.27当量のマレイン酸ジアルキルを2時間かけて滴下した。反応器の温度を添加に際し25℃に維持した。反応器をさらに5時間にわたり25℃に維持し、この時点で生成物をガラス容器に注ぎ入れると共に窒素シールガス下で封止した。1週間の後、不飽和値は0.6であって反応が99%完結したことを示した。
【0030】
次の化合物を作成した: 25℃における粘度
N−(3−トリエトキシシリルプロピル) 9mPa.s
アスパラギン酸ジエチルエステル
N−(3−トリエトキシシリルプロピル) 11mPa.s
アスパラギン酸ジブチルエステル
N−(3−トリメトキシシリルプロピル) 11mPa.s
アスパラギン酸ジエチルエステル
N−(3−トリメトキシシリルプロピル) 18mPa.s
アスパラギン酸ジブチルエステル
【0031】
アルコキシシラン樹脂1
トリス−〔3−(トリメトキシシリル)プロピル〕−イソシアヌレート(ウィトコ・コーポレーション社から入手しうるシルケストY−11597)。
【0032】
実施例1
669.0部(1.7当量)のN−(3−トリエトキシシリルプロピル)アスパラギン酸ジエチルエステルと331部(1.7当量)のポリイソシアネート1とを、攪拌機と窒素入口と熱電対と凝縮器とが装着された3つ首の5L丸底フラスコに添加した。尿素を生成させる反応に伴って発熱が生じ、これは反応混合物の温度を80℃まで上昇させた。反応物を80℃に14時間保ち、この時点でIRスペクトルは尿素中に残留イソシアネートを示さなかった。生成物は25℃にて>300,000 mPa.sの粘度であると測定された。
500部の尿素を攪拌機と窒素入口と熱電対と凝縮器と減圧出口とが装着された1Lフラスコにて5部の氷酢酸と合した。反応温度を106℃まで上昇させ、ここで反応混合物はエタノールを環化反応から放出させながら還流し始めた。IRスペクトルが残留尿素を示さなくなった際、反応器を75℃まで冷却すると共に1トールにて減圧を加えた。38.8部のエタノール(理論値40.8部)が単離された。生成物収量は463部であった。この生成物は25℃にて>101,000 mPa.sの粘度を有した。GC、IR、NMRおよびGPCによる分析は次の構造に一致した:
【0033】
【化5】
Figure 0004279368
【0034】
実施例2〜16
実施例1を反復したが、ただしポリイソシアネート1の代わりに当量のポリイソシアネート2〜7、並びに1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)およびビス−(4−イソシアナトシクロヘキシル)−メタン(HMDI)を用いた。さらに、ポリイソシアネートと反応させるアスパルテートも表1に示したように変化させた。アルコキシシラン基とヒダントイン基とを有する得られた生成物の粘度を表1に示す。
【0035】
【表1】
Figure 0004279368
【0036】
実施例17〜20:尿素基およびヒダントイン基含有の実施例1による化合物からのコーチングの作成
尿素基含有および対応のヒダントイン基含有の実施例1で作成された化合物からコーチングを作成した。これら化合物の他に、被覆組成物は表2に示した各成分をも含有した。伸展剤はBykヘミー社から入手しうるByk358(すなわちシリコーン系添加剤)とし、触媒はジラウリン酸ジブチル錫とした。得られたコーチングの性質をも表2に示す。
【0037】
【表2】
Figure 0004279368
【0038】
MEK二重摩擦は、布地をメチルエチルケトンで濡らし、次いで各パネルを100回まで摩擦して測定した。二重摩擦は、被覆されたパネルに対する1回の前後摩擦で構成する。100未満の数値は、コーチングが破壊するまでの二重摩擦の回数を示す。
振り子硬度はASTM D−4366−87(ケーニッヒ振り子硬度)にしたがい測定した。
薬品スポット耐性は、1滴の特定液体を被覆パネル上に載せると共にこれを4オンスのガラスジャーで覆って測定した。急速蒸発する溶剤については綿ボールを被覆パネル液の上に載せ、飽和状態に保った。適する時間間隔の後、被覆パネルを洗浄し、液体の作用を測定すべく評価すると共に次ぎ分類の1つに当てはめた:
ne 作用なし
s フィルムは軟化したが、1時間後に修復された
ds 溶解
st 汚染
bl ブリスター
【0039】
実施例21〜25
1部のジラウリン酸ジブチル錫を100部(70%固形分)のヒダントイン基含有の実施例1による化合物もしくはアルコキシシラン樹脂1またはその混合物に表3に示したように添加して被覆組成物を作成した。各樹脂はトルエン中の70%溶液として存在させた。各組成物を5ミルの湿潤フィルム厚さ(3.5ミルの乾燥フィルム厚さ)にて鋼板に施した。得られたコーチングの性質を表3に示す。
【0040】
【表3】
Figure 0004279368
【0041】
実施例22〜24
それ自身ではフィルムを形成しえない他のシラン含有化合物を柔軟にする、ヒダントイン基を有する化合物の能力を例示する。
実施例26〜35
コーチングを、表4に示したヒダントイン基含有化合物および他の諸成分から作成した。伸展剤はBykヘミー社から入手しうるByk358(すなわちシリコーン系添加剤)とし、触媒はジラウリン酸ジブチル錫(DBTDL)およびパラトルエンスルホン酸(PTSA)とした。得られたコーチングの性質をも表4に示す。
【0042】
【表4】
Figure 0004279368
【0043】
以下、本発明の実施態様を要約すれば次の通りである:
1. アルコキシシラン基とヒダントイン基とを有すると共に、式
【化6】
Figure 0004279368
〔式中、Xは100℃未満にてイソシアネート基に対し不活性である同一もしくは異なる有機基を示し、ただしこれら有機基の少なくとも1個はアルコキシ基であり、
ZはCOOR1 もしくは芳香族環を示し、
Rは5.1〜60%のNCO含有量を有する有機モノマーポリイソシアネートもしくはポリイソシアネートアダクトからイソシアネート基を除去して得られる残基を示し、
1 は100℃もしくはそれ以下の温度にてイソシアネート基に対し不活性である有機基を示し、
3 およびR4 は同一もしくは異なるものであって水素または100℃もしくはそれ以下の温度にてイソシアネート基に対し不活性である有機基を示し、
nは1〜8の整数であり、
mは2〜6の平均値を有する〕
に対応する化合物。
【0044】
2. Xが同一もしくは異なる1〜4個の炭素原子を有するアルキルもしくはアルコキシ基を示し、
ZがCOOR1 を示し、
1 が1〜8個の炭素原子を有するアルキル基であり、
3 およびR4 が水素を示し、
nが2〜4の整数である
上記第1項に記載の化合物。
3. Xが1〜4個の炭素原子を有する同一もしくは異なるアルコキシ基を示し、
ZがCOOR1 を示し、
1 がメチル、エチルもしくはブチルであり、
3 およびR4 が水素を示し、
nが3である
上記第1項に記載の化合物。
【0045】
4. Rが有機モノマーポリイソシアネートからイソシアネート基を除去して得られる残基を示す上記第1項に記載の化合物。
5. Rが有機モノマーポリイソシアネートからイソシアネート基を除去して得られる残基を示す上記第2項に記載の化合物。
6. Rが有機モノマーポリイソシアネートからイソシアネート基を除去して得られる残基を示す上記第3項に記載の化合物。
7. Rがポリイソシアネートアダクトからイソシアネート基を除去して得られる残基を示す上記第1項に記載の化合物。
8. Rがポリイソシアネートアダクトからイソシアネート基を除去して得られる残基を示す上記第2項に記載の化合物。
9. Rがポリイソシアネートアダクトからイソシアネート基を除去して得られる残基を示す上記第3項に記載の化合物。
【0046】
10. Rがイソシアヌレート基、ビウレット基、アロファネート基および/またはウレトジオン基を有するポリイソシアネートからイソシアネート基を除去して得られる残基を示す上記第1項に記載の化合物。
11. Rがイソシアヌレート基、ビウレット基、アロファネート基および/またはウレトジオン基を有するポリイソシアネートからイソシアネート基を除去して得られる残基を示す上記第2項に記載の化合物。
12. Rがイソシアヌレート基、ビウレット基、アロファネート基および/またはウレトジオン基を有するポリイソシアネートからイソシアネート基を除去して得られる残基を示す上記第3項に記載の化合物。

Claims (1)

  1. アルコキシシラン基とヒダントイン基とを有するとともに、

    Figure 0004279368
    〔式中、Xは同一もしくは異なるものであって、1〜4個の炭素原子を有するアルキルもしくはアルコキシ基を示し、ただしの少なくとも1個はアルコキシ基であり、
    ZはCOOR1 もしくは芳香族環を示し、
    Rは5.〜60%のNCO含有量を有する有機モノマーポリイソシアネートもしくはポリイソシアネートアダクトからイソシアネート基を除去して得られる残基を示し、
    11〜8個の炭素原子を有するアルキル基を示し、
    3 およびR4 は同一もしくは異なるものであって水素または1〜8個の炭素原子を有するアルキル基を示し、
    nは1〜8の整数であり、
    mは2〜6の平均値を有する〕
    に対応する化合物。
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