JP4279338B1 - 光ディスク装置および光パワーの補正方法 - Google Patents

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    • G11B7/0062Overwriting strategies, e.g. recording pulse sequences with erasing level used for phase-change media

Abstract

【課題】光パワーの補正を可能とする光ディスク装置および光パワーの補正方法を提供する。
【解決手段】光ディスク装置が,半導体レーザの光パワーとモニタ値との関係を表す感度係数を取得する取得部と,光パワーをピークパワーに設定したときの第1のモニタ値を導出する第1の導出部と,光パワーをイレーズパワーに設定したときの第2のモニタ値を導出する第2の導出部と,感度係数に基づいて,前記第1,第2のモニタ値を第1,第2の光パワー値に変換する変換部と,第1,第2の光パワー値の比を算出する第1の算出部と,ピークパワーとイレーズパワーの比の設定値と,前記第1,第2の光パワー値の比の算出値に基づいて,補正係数を算出する第2の算出部と,補正係数に基づいて,前記半導体レーザの光パワーを補正する補正部と,を具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は,光ディスク装置および光パワーの補正方法に関する。
光ディスク,特に,再書き込み可能(Rewritable)な光ディスクに情報を記録する際,記録品位の観点で,ピークパワー(Peak Power),イレーズパワー(Erase Power)の制御が重要である。ピークパワー,イレーズパワーはそれぞれ,光ディスクの記録層(例えば,相転移形記録層)を液晶状態,非結晶状態(消去状態)とするためのレーザ光のパワーを表し,光ディスクへの書き込みの際に用いられる。光ディスクに照射されるレーザ光のパワーによって,記録層の温度を制御することで,記録層の状態を液晶状態,非結晶状態とすることができる。
このピークパワー,イレーズパワーの比(係数)ε(=イレーズパワー/ピークパワー)を用いて,光ディスクへの書き込みが制御される。例えば,検出したイレーズパワーと,係数εとの演算により,ピークパワーを算出する技術が公開されている(特許文献1参照)。
特開2004−326841号公報,段落0042
しかしながら,前述の技術では係数εが適切でない場合,算出されるピークパワーに誤差を含むことになる。
上記に鑑み,本発明は,光パワーの補正を可能とする光ディスク装置および光パワーの補正方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る光ディスク装置は,光ディスクに光を照射する半導体レーザと,前記半導体レーザからの出射光をモニタする光モニタと,前記半導体レーザの光パワーと前記光モニタでのモニタ値との関係を表す感度係数を取得する取得部と,前記半導体レーザの光パワーをピークパワーに設定したときの第1のモニタ値を導出する第1の導出部と,前記半導体レーザの光パワーをイレーズパワーに設定したときの第2のモニタ値を導出する第2の導出部と,前記感度係数に基づいて,前記第1,第2のモニタ値を第1,第2の光パワー値に変換する変換部と,前記第1,第2の光パワー値の比を算出する第1の算出部と,前記ピークパワーとイレーズパワーの比の設定値と,前記第1,第2の光パワー値の比の算出値に基づいて,補正係数を算出する第2の算出部と,前記補正係数に基づいて,前記半導体レーザの光パワーを補正する補正部と,を具備する。
本発明の一態様に係る光パワーの補正方法は,光ディスクに光を照射する半導体レーザの光パワーと光モニタでのモニタ値との関係を表す感度係数を取得するステップと,前記半導体レーザの光パワーをピークパワーに設定したときの第1のモニタ値を導出するステップと,前記半導体レーザの光パワーをイレーズパワーに設定したときの第2のモニタ値を導出するステップと,前記感度係数に基づいて,前記第1,第2のモニタ値を第1,第2の光パワー値に変換するステップと,前記第1,第2の光パワー値の比を算出するステップと,前記ピークパワーとイレーズパワーの比の設定値と,前記第1,第2の光パワー値の比の算出値に基づいて,補正係数を算出するステップと,前記補正係数に基づいて,前記半導体レーザの光パワーを補正するステップと,を具備する。
本発明によれば,光パワーの補正を可能とする光ディスク装置および光パワーの補正方法を提供できる。
以下,図面を参照して,本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は,本発明の一実施形態に係る光ディスク装置100を表すブロック図である。光ディスク装置100は,光ディスクDに情報を記録及び再生する。
光ディスクDは,例えば,DVD(Digital Versatile Disc),HD−DVD等の情報記憶媒体である。光ディスクDには,同心円状,又は螺旋状に溝が刻まれている。この溝の一周をトラックと呼ぶ。このトラックに沿って,強度変調されたレーザ光を照射してマーク(ピット等)を形成することで,ユーザデータが記録される。データの再生時には,記録時より弱いレーザ光がトラックに沿って照射される。トラック上のマークからの反射光強度の変化を検出することで,データが再生される。
光ディスクDは,ディスクモータ11によって回転駆動される。ディスクモータ11は,ディスクモータ制御回路12によって制御される。光ピックアップ13は,光ディスクDに光を照射して情報を記録,再生する。即ち,光ピックアップ13は,光ディスクに光を照射してデータを記録および再生する光照射部として機能する。
情報記録時(マーク形成時)には,インターフェース回路24を介して,ホスト装置25から変調回路14にユーザデータが供給される。変調回路14は,このユーザデータをEFM変調(例えば,8−14変調)し,データ信号Sdtとして,レーザ制御回路31に出力する。
レーザ制御回路31は,変調回路14から供給されるデータ信号Sdtに基づいて,書き込み用電流(駆動電流Id)を半導体レーザ(レーザダイオード)32に供給する。このとき,CPU21からの制御信号Scrlが用いられる。情報読取り時には,レーザ制御回路31は前記書き込み用電流より小さい読取り用電流(駆動電流Id)を半導体レーザ32に供給する。
光検出器(フロントモニタ)34は半導体レーザ32が発生するレーザ光の光パワーを検出し,光パワー検出電流Ipをレーザ制御回路31に供給する。光検出器34は半導体レーザ34からの出射光をモニタする光モニタとして機能する。
レーザ制御回路31は,半導体レーザ32を制御する。なお,レーザ制御回路31の詳細は後述する。
半導体レーザ32から発せられるレーザ光は,ハーフプリズム33,コリメータレンズ35,ハーフプリズム36,対物レンズ37を介して光ディスクD上に照射される。光ディスクDからの反射光は,対物レンズ37,ハーフプリズム36,集光レンズ41,およびシリンドリカルレンズ42を介して,光検出器43に導かれる。光検出器43は,例えば4分割の光検出セルからなり,これら光検出セルの検知信号がRFアンプ15に出力される。
RFアンプ15は光検知セルからの信号を処理し,RF信号,トラッキングエラー信号TE,およびフォーカスエラー信号FEを生成する。RF信号は,光検知セルからの信号の全てを加算した信号であり,光ディスクDのトラック上に形成されたマークからの反射光が反映される。トラッキングエラー信号TEは,レーザ光のビームスポット中心とトラック中心のズレ(誤差)を示す。フォーカスエラー信号FEは,4分割の光検出セルの対角和の差分により得られ(非点収差法),光ディスクDの記録層へのジャストフォーカスからのズレ(誤差)を示す。
RF信号が,データ再生回路16に供給され,データが再生される。
トラッキングエラー信号TE,フォーカスエラー信号FEがそれぞれ,トラッキング制御部17,フォーカス制御部18に供給され,トラック駆動信号およびフォーカス駆動信号が生成される。トラック駆動信号およびフォーカス駆動信号は,駆動コイル44に供給され,対物レンズ37がトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)およびフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動される。この結果,トラッキングサーボ(レーザ光が光ディスクD上に形成されたトラック上を常にトレースする),フォーカスサーボ(レーザ光が光ディスクDの記録層に常時ジャストフォーカスとなる)がなされる。
CPU(Central Processing Unit)21はインターフェース回路24を介してホスト装置25から提供される動作コマンドに従って,光ディスク装置100を総合的に制御する。CPU21は,RAM(Random Access Memory)22を作業エリアとして使用し,ROM(Read Only Memory)23に記録された制御プログラムに従って,動作する。
(レーザ制御回路31の内部構成)
図2は,レーザ制御回路31の内部構成を表すブロック図である。レーザ制御回路31は,レーザ駆動回路51,S/H部52,APC部53,ACC部54,ADC55,切替スイッチSW,制御部56を有する。
レーザ駆動回路51は,制御部56からの制御に基づき,半導体レーザ32に駆動電流Idを出力する。
S/H(サンプル・ホールド)部52は,光検出器34からの光パワー検出電流Ip(モニタ信号)をサンプリングし,一定時間保持(ホールド)し,サンプリング信号として出力する。
APC(Automatic Power Control)部53,ACC(Automatic Current Control)部54は,半導体レーザ32をAPC(Automatic Power Control),ACC(Automatic Current Control)で駆動するときに用いられる。APC,ACCは,制御部56によって切り替えられる。
APC(Automatic Power Control)部53は,S/H部52からのサンプリング信号に基づき,レーザ駆動回路51を制御し,半導体レーザ32からの光パワーが一定となるようにする(APC駆動)。このとき,駆動電流Idは必ずしも一定とはならない。APC部53は,ピーク(Peak)APC部,イレーズ(Erase)APC部を有する(図示せず)。ピークAPC部,イレーズAPC部はそれぞれ,ピークパワー,イレーズパワーとなるように半導体レーザ32をAPC駆動する。
ACC(Automatic Current Control)部54は,レーザ駆動回路51を制御し,半導体レーザ32への駆動電流Idが一定となるようにする(ACC駆動)。このとき,半導体レーザ32からの光パワーは必ずしも一定とはならない。
ADC(Analog Digital Converter)55は,S/H(サンプル・ホールド)部52からのサンプリング信号をAD変換し,デジタル信号として出力する。
切替スイッチSWは,S/H(サンプル・ホールド)部52からのサンプリング信号をAPC(Automatic Power Control)部53,ADC(Analog Digital Converter)55のいずれに出力するかを切り替えるためのスイッチである。
制御部56は,レーザ駆動回路51,APC部53,ACC部54を制御する。また,ADC(Analog Digital Converter)55からデジタル信号を入力する。制御部56は,以下の要素として機能する。
・感度係数を取得する取得部
・半導体レーザの光パワーをピークパワーに設定したときの第1のモニタ値を導出する第1の導出部
・半導体レーザの光パワーをイレーズパワーに設定したときの第2のモニタ値を導出する第2の導出部
・感度係数に基づいて,第1,第2のモニタ値を第1,第2の光パワー値に変換する変換部
・第1,第2の光パワー値の比を算出する第1の算出部
・補正係数を算出する第2の算出部と,
・補正係数に基づいて,半導体レーザの光パワーを補正する補正部
(光ディスク装置100の動作)
光ディスク装置100の動作につき説明する。図3は,光ディスク装置100の動作手順の一例を表すフロー図である。
図3の手順では,ε係数(ピークパワー(Peak Power)とイレーズパワー(Erase Power)の比)の設定値からのズレ量(補正係数)を算出し,この補正係数により光パワーを補正する。
(1)感度係数ξ(ξ_slope,ξ_offset)の取得(ステップS11)
感度係数ξは,光パワーとデジタル値(モニタ値)間の関係(特に,線形関係)を表す係数である。図4は,モニタ値と光パワーとの関係を表すグラフGを表す図である。この図の横軸,縦軸がそれぞれ,モニタ値と光パワーに対応する。感度係数ξ_slope,ξ_offsetはそれぞれ,グラフGの傾き,切片(オフセット値)に対応する。即ち,この例では,感度係数ξは,モニタ値と光パワーとの関係を表す一次式を規定する。
以下のようにして,感度係数ξを求めることができる。
・APC部53が半導体レーザ32をAPCで駆動させ,半導体レーザ32の光パワーとモニタ値間の関係を取得する。即ち,ACC部54は用いられない。このとき,APC部53中のピークAPC部,イレーズAPC部が適宜に選択される。例えば,イレーズAPC部が選択され,半導体レーザ32がイレーズAPCで駆動される。
光パワーP1,P2が指定されて,半導体レーザ32がAPCで駆動され,そのときのデジタル値(モニタ値)D1,D2が取得される。即ち,光検出器34からのモニタ信号がS/H部52でサンプルホールドされ,ADC55でAD変換されて,デジタル値(モニタ値)として取得される。複数の光パワーP1,P2が指定され,これらの光パワーP1,P2それぞれに対応するモニタ値D1,D2が取得される。なお,サンプルホールドに替えて,ピークホールドを利用しても良い。
・感度係数ξの算出
次の式(1),(2)に基づき,感度係数ξを算出する。
ξ_slope = (P2 - P1) / (D2 - D1) …(1)
ξ_offset = D2 -ξ_slope*P2 …(2)
式(1),(2)に替えて,最小二乗法を使用してもよい。例えば,3点以上の光パワーPに対するモニタ値Dを取得し,最小二乗法を用いて,一次式の係数として,感度係数ξを算出する。
ここで,この感度係数ξを光ディスク装置100内の不揮発性メモリ(Non-Volatile Memory),例えば,フラッシュメモリに保存しておいても良い。この場合,光パワーとモニタ値間の関係の取得,感度係数ξの算出を不要とできる。
(2)ピークパワー,イレーズパワー設定時でのモニタ値の取得(ステップS12)
次に記録で使用するピークパワー,イレーズパワー(ピークパワー,イレーズパワーの設定値)に対応するモニタ値D_peak,D_eraseを取得する。このとき,半導体レーザ32がモノパルスやキャッスルパルスの駆動電流Idで駆動されることが望ましい。半導体レーザ32からの光パワーがある程度の時間一定である方が安定的なモニタ値の取得が容易となる(モニタ値の精度向上)。このとき,半導体レーザ32は,ACC部54によるACCで駆動される。即ち,APC部53は用いられない。
例えば,図5に示すように,ピークパワー,イレーズパワー(ピークレベル,イレーズレベル)の双方を含む波形のレーザ光(駆動電流Id)を用い,ピークパワー,イレーズパワーそれぞれをS/H部52でサンプル・ホールドする。この結果,ピークパワー,イレーズパワーそれぞれに対応するモニタ値D_peak,D_eraseを取得できる。
ここで,サンプル・ホールド(S/H)に替えて,ピークホールド(P/H)を用いることも可能である。例えば,図6A,図6Bに示すように,ピークパワー,イレーズパワーの一方のみを含む波形のレーザ光(駆動電流Id)を用い,ピークホールドによりモニタ値を取得する。即ち,ピークパワーに対応するモニタ値を測定する際は,イレーズパワーを出力させない。またイレーズパワーに対応するモニタ値を測定する際は,ピークパワーを出力させない。このようにして,ピークパワー,イレーズパワーそれぞれに対応するモニタ値D_peak,D_eraseを別個に取得できる。
(3)モニタ値から光パワー値への変換(ステップS13)
感度係数ξを用いて,記録時に使用されるピークパワー,イレーズパワー(ピークパワー,イレーズパワーの設定値)に対応するモニタ値を光パワー値(ピークパワー,イレーズパワーの実測値)P_peak_real,P_erase_realに変換する。即ち,次の式(3),(4)により,ピークパワー,イレーズパワーの実測値P_peak_real,P_erase_realそれぞれが算出される。
P_peak_real= ξ_slope * D_peak +ξ_offset …(3)
P_erase_real =ξ_slope * D_erase + ξ_offset …(4)
ここで,光パワーの設定値と,実測値は必ずしも一致しない。光パワーの設定値は,制御部56等による半導体レーザ32の制御の際に用いられる値である。これに対して,光パワーの実測値は,モニタ値に基づき算出された,半導体レーザ32の現実の光パワーである。このように,光パワーの設定値と,実測値の不一致が光パワーの制御を不十分となる。本実施形態では,光パワーを補正し,設定された光パワーが半導体レーザ32から出射されるようにする。
(4)補正係数τの算出(ステップS14)
次のようにして,補正係数τが算出される。
・係数ε’の算出
次の(3),(4)式より,係数ε’が算出される。係数ε’は,ピークパワー,イレーズパワーの実測値の比を表す。
ε’ = P_erase_real / P_peak_real
= (ξ_slope * D_erase + ξ_offset) / (ξ_slope * D_peak +ξ_offset)
…(5)
・補正係数τの算出
補正係数τは,次の式(6)により算出される。係数εは,ピークパワー,イレーズパワーの設定値の比を表す。
τ = ε / ε’ …(6)
(5)光パワーの補正(ステップS15)
次のようにして,補正係数τを用いて,光パワーを補正できる。
・イレーズパワーを制御する場合
次の式(7),(8)のいずれかを用いて,イレーズパワーP_eraseを補正できる。
P_erase = P_erase * τ …(7)
P_erase = P_peak * ε * τ …(8)
・ピークパワーを制御する場合
次の式(9),(10)のいずれかを用いて,ピークパワーP_peakを補正できる。
P_peak = P_peak * (1/τ) …(9)
P_peak = (P_erase / ε) * (1 / τ) …(10)
このように,本実施形態では,光パワー,あるいは係数εを補正できる。例えば,OPC(Optic Power Calibration)の実施の際に,光パワーが補正される。光ディスクDへの情報の記録に先立ち,光ディスクDのPCA(Power Calibration Area)を使用し,OPCを実施するのが一般的である。OPCに先立ち,補正係数τを算出する。その後に,補正係数τ,あるいは補正された係数ε(=ε * τ)を用いて,OPCを実施する。この結果,記録品位の向上が図られる。
なお,OPC以外においても,光パワーの補正は適用可能である。即ち,補正係数の算出は,OPC前に制限されない。
以上のように,光パワー(特に,ピークパワー,イレーズパワ−)を補正することで,光ディスクDでの記録品位を向上できる。これに加えて,別個の光ディスク装置100間でのパワー制御(ひいては,記録品位)のバラツキを軽減できる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置100を表すブロック図である。 レーザ制御回路31の内部構成を表すブロック図である。 光ディスク装置100の動作手順の一例を表すフロー図である。 モニタ値と光パワーとの関係を表すグラフGを表す図である。 サンプル・ホールドにより,ピークパワー,イレーズパワーのモニタ値を取得するときの信号波形の一例を表す図である。 ピーク・ホールドにより,ピークパワーに対応するモニタ値を取得するときの信号波形の一例を表す図である。 ピーク・ホールドにより,イレーズパワーに対応するモニタ値を取得するときの信号波形の一例を表す図である。
符号の説明
100…光ディスク装置,11…ディスクモータ,12…ディスクモータ制御回路,13…光ピックアップ,14…変調回路,15…RFアンプ,16…データ再生回路,17…トラッキング制御部,18…フォーカス制御部,21…CPU,22…RAM,23…ROM,24…インターフェース回路,25…ホスト装置,31…レーザ制御回路,32…半導体レーザ,33…ハーフプリズム,34…フロントモニタ,35…コリメータレンズ,36…ハーフプリズム,37…対物レンズ,41…集光レンズ,42…シリンドリカルレンズ,43…光検出器,44…駆動コイル

Claims (6)

  1. 光ディスクに光を照射する半導体レーザと,
    前記半導体レーザからの出射光をモニタする光モニタと,
    前記半導体レーザの光パワーと前記光モニタでのモニタ値との関係を表す感度係数を取得する取得部と,
    前記半導体レーザの光パワーをピークパワーに設定したときの第1のモニタ値を導出する第1の導出部と,
    前記半導体レーザの光パワーをイレーズパワーに設定したときの第2のモニタ値を導出する第2の導出部と,
    前記感度係数に基づいて,前記第1,第2のモニタ値を第1,第2の光パワー値に変換する変換部と,
    前記第1,第2の光パワー値の比を算出する第1の算出部と,
    前記ピークパワーとイレーズパワーの比の設定値と,前記第1,第2の光パワー値の比の算出値に基づいて,補正係数を算出する第2の算出部と,
    前記補正係数に基づいて,前記半導体レーザの光パワーを補正する補正部と,
    を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記感度係数が,光パワーが一定になるように前記半導体レーザが制御されたときの,前記半導体レーザの光パワーと前記光モニタでのモニタ値との関係を表す
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記第1,第2のモニタ値が,電流が一定になるように前記半導体レーザが制御されたときの,前記光モニタでのモニタ値である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記取得部が,
    前記半導体レーザの光パワーと前記光モニタでのモニタ値との関係を取得する第1の取得部と,
    前記取得された関係を表す感度係数を取得する第2の取得部と,を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の光ディスク装置。
  5. 前記感度係数を記憶する記憶部をさらに具備し,
    前記取得部が,前記記憶部から前記感度係数を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の光ディスク装置。
  6. 光ディスクに光を照射する半導体レーザの光パワーと光モニタでのモニタ値との関係を表す感度係数を取得するステップと,
    前記半導体レーザの光パワーをピークパワーとしたときの第1のモニタ値を導出するステップと,
    前記半導体レーザの光パワーをイレーズパワーとしたときの第2のモニタ値を導出するステップと,
    前記感度係数に基づいて,前記第1,第2のモニタ値を第1,第2の光パワー値に変換するステップと,
    前記第1,第2の光パワー値の比を算出するステップと,
    前記ピークパワーとイレーズパワーの比の設定値と,前記第1,第2の光パワー値の比の算出値に基づいて,補正係数を算出するステップと,
    前記補正係数に基づいて,前記半導体レーザの光パワーを補正するステップと,
    を具備することを特徴とする光パワーの補正方法。
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