JP4278375B2 - コース作成システムおよびコース作成方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コース作成システムおよびコース作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の巡回ポイントを含む地域において、これらの巡回ポイントを巡回する最短経路は、いわゆる巡回セールスマン問題の手法で求めることができる。巡回セールスマン問題は、セールスマンがn個の都市を1回ずつ通って巡回する場合の最短経路を探索する問題である。都市数をnとすると、(n−1)!/2の組合せがあり、nの数が大きくなると、全ての組合せの数は指数関数的に増大するため、厳密解を求めるのは困難である。そこで、組合せの最適化を行うために種々の近似アルゴリズムが用いられる。このような近似アルゴリズムとしては、たとえばランダムサーチ、山登り法、焼きなまし法(SA:Simulated Annealing)、遺伝的アルゴリズム(GA)等が挙げられる。
【0003】
従来、イメージ地図から経路探索に好適な経路データを作成し、その経路データを用いて距離または時間のより少ない経路を決定する経路決定方法が開示されている(特許文献1)。ここでは、道路の交通量、交差点の位置、道路の形状、一方通行等の地図上の地理を考慮して経路が決定されている。これにより、距離または時間のより小さい経路を決定することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−273181号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来は、決まった範囲内でいかに効率よく巡回するかということしか考えられておらず、地域内に複数のコースを作成する際に、どのようにしてそのコース内に含める巡回ポイントを選択するかという手法については考慮されていなかった。とくに、このようなコースを客観的な観点から作成するという方法は全く考慮されていない。
【0006】
さらに、従来、トラック等の車両での移動を想定して地域内に複数のコースを作成する際に、効率的に巡回することのできるコースの作成は考慮されてこなかった。しかし、物品を配送する業者等にとっては、作業員数や車両台数の削減が要望されている。
【0007】
本発明の目的は、地域内に複数の巡回コースを作成する際に、必要な作業員数等を減らして効率よく巡回作業を行うことのできるコースを作成する技術を提供することにある。本発明の別の目的は、トラック等の車両で移動する巡回コースを作成する際に、必要な作業員数や車両台数を減らして効率的に巡回することのできるコースを作成する技術を提供することにある。本発明のまた別の目的は、このようなコースを客観的に作成することのできる技術を提供することにある。本発明のまた別の目的は、地域内に複数の巡回コースを作成する際に、各コースにおいて効率よく巡回作業が行えるように、巡回ポイントを適切に割り当てることのできる技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下に説明する本発明においては、たとえば各巡回ポイントを毎週巡回する等、コース内に含まれる巡回ポイントが固定されたコースの作成を想定する。
【0009】
本発明によれば、
複数の巡回ポイントを含む地域内に、配送拠点から前記複数の巡回ポイントに物品を配送するための巡回コースを作成するシステムであって、
前記配送拠点の位置情報を含む拠点情報データを記憶する拠点情報記憶部と、
各前記巡回ポイントの位置情報および当該巡回ポイントへの物品の配送量を含む巡回ポイント情報データを、前記地域内に含まれる前記複数の巡回ポイントについてそれぞれ記憶する巡回ポイント情報記憶部と、
一のコースの作成を終了するための終了条件となる当該コースの配送時間の下限および上限ならびに配送量の下限および上限の設定を受け付ける条件設定受付部と、
同一コース内に含める店舗を選択する際の検索範囲を設定するためのパラメータの初期値および当該初期値からの増分として、前記配送拠点を中心として、当該配送拠点を一端とするとともに前記配送拠点および前記コースを作成する際の開始点となるシードを通る軸線を回転させる検索角度、前記軸線の長さ、および前記軸線からの距離の設定をそれぞれ受け付けるパラメータ設定受付部と、
前記複数の巡回ポイントの中から前記シードを選択し、前記パラメータ設定受付部が受け付けた前記パラメータの初期値に基づき、前記軸線を時計方向および反時計方向にそれぞれ前記検索角度回転させたときに当該軸線が通過する領域と、前記軸線から前記距離以内の領域とを含む第一の検索範囲を設定する検索範囲設定部と、
同一コースに含める巡回ポイントを、前記第一の検索範囲に含まれる前記巡回ポイントの中から順次選択する選択部と、
前記選択部が新たな前記巡回ポイントを選択すると、前記拠点情報記憶部に記憶された前記拠点情報データおよび前記巡回ポイント情報記憶部に記憶された前記巡回ポイント情報データに基づき、選択された当該巡回ポイントを含む既に選択済みの前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを前記巡回ポイントが選択された順序で巡回した場合または既に選択済みの前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを最短経路で巡回した場合の配送時間により定まる第一の統計量およびそれらの前記巡回ポイントに配送する物品の量によって定まる第二の統計量をそれぞれ算出する算出処理部と、
前記算出処理部により算出された前記第一の統計量および前記第二の統計量に基づき、前記終了条件を満たしているか否かを判断する判断部と、
を含み、
前記検索範囲設定部は、前記選択部が前記第一の検索範囲の前記巡回ポイントをすべて選択しても、前記終了条件を満たしていない場合、前記パラメータ設定受付部が受け付けた前記パラメータの増分に基づき、前記軸線を前記検索角度回転させたときに当該軸線が通過する領域と、前記軸線から前記距離以内の領域とを含む前記第二の検索範囲を設定し、
前記選択部は、前記第二の検索範囲を対象として同一コースに含める巡回ポイントを順次選択し、
前記判断部により前記終了条件を満たしていると判断されるまで、前記選択部による前記巡回ポイントの選択、前記検索範囲設定部による検索範囲の設定、および前記算出処理部による前記第一の統計量および前記第二の統計量の算出を繰り返して一のコースを作成することを特徴とするコース作成システムが提供される。
【0010】
ここで、巡回ポイントとは、作業員が巡回作業を行う際に立ち寄る地点や作業員が物品を配送する地点のことをいう。たとえば、充填作業等を行う際の自動販売機、商品配送を行う際のコンビニエンスストア等のチェーン店等各種店舗、訪問販売や聞き取り調査をする際の対象者、新聞や牛乳等の各種配達サービスの対象者、チラシの配布を行う際の対象設備等とすることができる。
【0011】
このように、検索範囲を定めて、同一コースに含める巡回ポイントを検索範囲内から順次選択していくことにより、地域内にコースを作成する際に、効率よく巡回することのできるコースを客観的に作成することができる。このように、客観的にコースを作成することにより、必要最小限のパラメータの設定のみで極めて短期間でのコース作成のシミュレーションを行うことができる。
【0013】
本発明のコース作成システムにおいて、前記巡回ポイント情報データは、各前記巡回ポイントへ物品を配送する際の制限の度合いが強いほど値が低くなるように設定された融通性パラメータも含むことができ、検索範囲設定部は、融通性パラメータを考慮してシードを選択することができる。
【0014】
本発明のコース作成システムにおいて、前記検索範囲設定部は、前記融通性パラメータの値が低い前記巡回ポイントを前記シードとして選択することができる。
たとえば、制限の度合いが低い融通性のきく店舗の場合、いずれかのコースに容易に取り込むことができるので、融通性パラメータの低い店舗をシードとして選択しておけば、複数のコースを柔軟に作成することができる。
【0026】
本発明のコース作成システムにおいて、選択部は、前記第一の検索範囲内または前記第二の検索範囲内で、軸線を回転させたときに、軸線にぶつかる巡回ポイントから順に選択していくことができる。
【0027】
このようにすることにより、予め設定されたシードから次の巡回ポイントを客観的に選択していくことができ、効率よく巡回することのできるコースを客観的に作成することができる。
【0028】
本発明のコース作成システムにおいて、選択部は、前記第一の検索範囲内または前記第二の検索範囲内で、軸線を時計方向および反時計方向に同時に回転させたときに、いずれかの軸線にぶつかる巡回ポイントから順に選択していくことができる。
【0029】
このようにすれば、基準点とシードを結ぶ軸線を中心として、その双方向に位置する巡回ポイントを順次同一コース内に取り込むことができるため、効率よく巡回することのできるコースを客観的に作成することができる。
【0034】
本発明によれば、
コンピュータシステムにより、複数の巡回ポイントを含む地域内に、配送拠点から前記複数の巡回ポイントに物品を配送するための巡回コースを作成する方法であって、
前記コンピュータシステムは、前記配送拠点の位置情報を含む拠点情報データを記憶する拠点情報記憶部と、各前記巡回ポイントの位置情報および当該巡回ポイントへの物品の配送量を含む巡回ポイント情報データを、前記地域内に含まれる前記複数の巡回ポイントについてそれぞれ記憶する巡回ポイント情報記憶部と、条件設定受付部と、パラメータ設定受付部と、検索範囲設定部と、選択部と、算出処理部と、判断部と、を含み、
前記条件設定受付部が、一のコースの作成を終了するための終了条件となる当該コースの配送時間の下限および上限ならびに配送量の下限および上限の設定を受け付けるステップと、
前記パラメータ設定受付部が、同一コース内に含める店舗を選択する際の検索範囲を設定するためのパラメータの初期値および当該初期値からの増分として、前記配送拠点を中心として、当該配送拠点を一端とするとともに前記配送拠点および前記コースを作成する際の開始点となるシードを通る軸線を回転させる検索角度、前記軸線の長さ、および前記軸線からの距離の設定をそれぞれ受け付けるステップと、
前記検索範囲設定部が、前記複数の巡回ポイントの中から前記シードを選択し、前記パラメータ設定受付部が受け付けた前記パラメータの初期値に基づき、前記軸線を時計方向および反時計方向にそれぞれ前記検索角度回転させたときに当該軸線が通過する領域と、前記軸線から前記距離以内の領域とを含む第一の検索範囲を設定するステップと、
前記選択部が、同一コースに含める巡回ポイントを、前記第一の検索範囲に含まれる前記巡回ポイントの中から順次選択するステップと、
前記算出処理部が、前記選択部が新たな前記巡回ポイントを選択すると、前記拠点情報記憶部に記憶された前記拠点情報データおよび前記巡回ポイント情報記憶部に記憶された前記巡回ポイント情報データに基づき、選択された当該巡回ポイントを含む既に選択済みの前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを前記巡回ポイントが選択された順序で巡回した場合または既に選択済みの前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを最短経路で巡回した場合の配送時間により定まる第一の統計量およびそれらの前記巡回ポイントに配送する物品の量によって定まる第二の統計量をそれぞれ算出するステップと、
前記判断部が、前記算出処理部により算出された前記第一の統計量および前記第二の統計量に基づき、前記終了条件を満たしているか否かを判断するステップと、
を含み、
前記検索範囲設定部は、前記選択部が前記第一の検索範囲の前記巡回ポイントをすべて選択しても、前記終了条件を満たしていない場合、前記パラメータ設定受付部が受け付けた前記パラメータの増分に基づき、前記軸線を前記検索角度回転させたときに当該軸線が通過する領域と、前記軸線から前記距離以内の領域とを含む前記第二の検索範囲を設定し、
前記選択部は、前記第二の検索範囲を対象として同一コースに含める巡回ポイントを順次選択し、
前記判断部により前記終了条件を満たしていると判断されるまで、前記選択部による前記巡回ポイントの選択、前記検索範囲設定部による検索範囲の設定および前記算出処理部による前記第一の統計量および前記第二の統計量の算出を繰り返して一のコースを作成することを特徴とするコース作成方法が提供される。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下の実施の形態におけるコース作成システムは、複数の巡回ポイントを含む地域内に、巡回コースを作成する際に、地域内の拠点を中心として、拠点を一端とする軸線を基準とした角度制限および距離制限を設けて検索範囲を設定し、その検索範囲内から巡回コースに含める巡回ポイントを選択することによりコースを作成する。なお、以下の実施の形態においては、たとえば各巡回ポイントを毎週巡回する等、コース内に含まれる巡回ポイントが固定されたコースの作成を想定する。
【0047】
(第一の実施の形態)
以下、巡回ポイントを店舗として本発明の第一の実施の形態を説明する。
本発明の実施の形態において、複数の店舗を含む地域内で、各店舗を巡回する作業を行う際の巡回コースを複数作成する例を説明する。各担当者は、毎日営業所や配送センター等の拠点を開始点として、自己の巡回コースに含まれる店舗を回って店舗への商品等の補充・配達、店舗との関係強化、情報収集、セールス提案、契約、検証等を行った後、また拠点に戻るという巡回作業を行うものとする。したがって、全体の作業効率を上昇させるためには、各担当者が移動する拠点−店舗間および店舗−店舗間の距離がそれぞれなるべく短くなるようにして巡回コースを設定するのが好ましい。巡回作業は、徒歩で行うものとすることもできるが、本実施の形態においては、自動車等の車両を使った巡回作業について説明する。
【0048】
図1は、本実施の形態におけるコース作成方法の手順を示すフローチャートである。まず、コース作成に必要な地図情報データ、拠点情報データ、店舗情報データ等の各種データの登録が行われる(S2)。次に、コース作成のために必要な条件の設定が行われる(S4)。つづいて、同一コースに含める店舗を選択する際の検索範囲を設定するために必要なパラメータの設定が行われる(S6)。その後、上記検索範囲が設定され、その検索範囲を対象として同一コース内に含める店舗が順次選択され、コースが作成される(S8)。対象の地域内に未選択の店舗が残っている場合(S10のYes)、ステップ8に戻り、同様にして次のコースが作成される。全ての店舗がいずれかのコースに含まれるようになると(S10のNo)コース作成処理を終了する。
【0049】
図2は、本実施の形態におけるコース作成システムの構成を示すブロック図である。コース作成システム100は、表示処理部108と、条件設定受付部110と、店舗選択部112と、判断部114と、算出処理部116と、調整処理部122と、検索範囲設定部160と、地図情報記憶部T1と、拠点情報記憶部T2と、店舗情報記憶部T3と、条件記憶部T4と、コース情報記憶部T5と、ロジック記憶部T6と、パラメータ記憶部T7と、検索範囲記憶部T8とを有する。算出処理部116は、算出部118および最適化処理部120を含む。
【0050】
地図情報記憶部T1は、コース作成の対象となる地域の地図情報データを記憶する。拠点情報記憶部T2は、拠点情報データを記憶する。拠点情報データは、拠点の識別コード、拠点の名称、拠点の位置(緯度および経度、またはX座標およびY座標)等を含む。ここで、拠点とは、たとえばその地域における営業所や物流センター等の配送拠点である。
【0051】
店舗情報記憶部T3は、店舗情報データを記憶する。店舗情報データは、拠点の識別コード、店舗の識別コード、店舗の名称、店舗の位置(緯度、経度および高さ、またはX座標、Y座標およびZ座標)、1回あたりの作業時間(分)、月訪問(巡回)回数、訪問日時条件、融通性パラメータ、月売上(円)、商品毎の月販売量(個)、拠点からの移動速度(km/時間)、店舗間移動速度(km/時間)等、同一コース内に含める店舗を選択したり、コース時間等の統計量を算出するために必要な情報を含む。融通性パラメータとは、コースに含める際の各店舗の制限の度合いを示すパラメータである。たとえば、訪問曜日や時間が決まっている店舗はその曜日または時間に訪問をしなければならず、制限の度合いが強い。そのため融通性パラメータが低く設定される。また、月当たりの訪問回数が多い店舗も融通性パラメータが低く設定される。
【0052】
図3は、本実施の形態における店舗情報記憶部T3のデータ構造の一部を示す図である。ここでは、店舗情報記憶部T3は、拠点コード欄、店舗コード欄、名称欄、位置欄、高さ欄、作業時間欄、回数欄、日時条件欄、融通性パラメータ欄等を含む。ここで、たとえば、店舗コード「a」の店舗は、拠点コード「1000」の拠点に属し、名称が「スーパー」で、位置が「(X,Y)」、高さが「地上」、この店舗における作業時間が「25分」、月当たりの訪問回数は「8回」、訪問の日時条件は「−(特になし)」である。また、この店舗は月当たりの訪問回数が8回だが日時条件がないため、融通性パラメータは中程度の「3」である。たとえば、店舗コード「b」の店舗は、拠点コード「1000」の拠点に属し、名称が「ショッピングモール1」で、位置が「(X,Y)」、高さが「地上」、この店舗における作業時間が「15分」、月当たりの訪問回数は「12回」、訪問の日時条件は「月・水・金」である。つまり、店舗コード「b」の店舗には毎週月曜日、水曜日、および金曜日に訪問する必要がある。この店舗は、月当たりの訪問回数が12回で日時条件も決まっているため、融通性パラメータは最も低い「1」である。
【0053】
図2に戻り、表示処理部108は、各種データや作成されたコース状態等を地図情報とともに画面(不図示)上に表示する処理を行う。
【0054】
条件設定受付部110は、ユーザからコース作成のための種々の条件の設定を受け付ける。条件設定受付部110は、たとえば、各担当者の1日の標準作業時間、各店舗での標準作業時間、店舗間の標準移動速度、拠点と店舗間の標準移動速度等の条件の設定を受け付ける。条件記憶部T4は、設定された条件を記憶する。
【0055】
また、条件設定受付部110は、コース時間の上限および下限の設定を受け付ける。ここで、コース時間とは、拠点からコース内の店舗を巡回してまた拠点に戻るまでの時間のことである。コース時間には車での移動時間および各店舗における作業時間が含まれる。たとえば、コース時間の上限は各担当者の1日の標準作業時間とすることができ、また、上限時間との差が1時間以内となるように下限時間を設定することができる。
【0056】
さらに、条件設定受付部110は、1日コースや半日コース等、コースの種類の選択を受け付けることもできる。ここで、1日コースとは、拠点を朝出発してコース内の各店舗を巡回し、途中で昼の休憩時間をとってそのまま午後も各店舗を巡回して夕方拠点に戻ってくるコースのことである。また、半日コースとは、拠点を朝出発して午前中コース内の各店舗を巡回して拠点に戻るコース、または昼の休憩時間をとった後拠点を出発してコース内の各店舗を巡回して夕方拠点に戻るコースのことである。たとえば、拠点から遠い位置にある店舗を回る場合は、拠点まで戻る時間が長くなるので、1日コースとした方が効率がよい。
【0057】
また、設定条件受付部110は、複数の店舗のなかで、同じコース内に含める店舗の組合せの指定を受け付けることもできる。ユーザは、たとえば同じビル内にある店舗や同一担当者が訪問することが好ましいような店舗について、組合せ指定を行うことができる。これにより、各担当者が効率よく巡回作業を行うことができる。ユーザは画面上にマッピングされた店舗のポイントを参照にして組合せ指定を行うこともでき、また店舗情報記憶部T3を参照して組合せ指定を行うこともできる。
【0058】
パラメータ設定受付部111は、同一コース内に含める店舗を選択する際の検索範囲を設定するために必要なパラメータの設定を受け付ける。パラメータには、たとえば、シード店舗の選択条件、検索角度、拠点からの距離、シード店舗からの距離、軸線からの距離等が含まれる。ここで、シード店舗とは、コースを作成する際の開始点となる店舗のことである。また、軸線とは、拠点を一端として、拠点およびシード店舗を通る直線のことである。
【0059】
さらに、パラメータ設定受付部111は、一つのコースに含める店舗間の距離の上限、拠点と店舗との距離の上限、検索角度の上限等の設定を受け付けることができる。
【0060】
図4は、パラメータを設定するための画面を示す図である。ここでは、シードからの距離、検索角度、および軸線からの距離を入力するための画面が示されている。たとえば、初期値としてシードからの距離rが5km、検索角度αが5度、軸線からの距離dが1kmと設定され、これらの範囲内の領域が第一の検索範囲として設定される。また、第一の検索範囲内で同一コース内に含める店舗を選択する処理を行っても、まだ他の店舗を選択する必要がある場合、検索範囲が拡大される。ここでは、そのための増分の設定も行われる。増分としては、たとえばシードからの距離rが0.5km、検索角度αが5度、軸線からの距離dが1kmずつ拡大され、第二の検索範囲、第三の検索範囲・・というように検索範囲を拡大して同一コース内に含まれる店舗が選択される。また、たとえば軸線からの距離dの上限は30kmと設定されている。
【0061】
図2に戻り、パラメータ記憶部T7は、このようにして設定されたパラメータを記憶する。図5は、パラメータ記憶部T7のデータ構造の一部を示す図である。パラメータ記憶部T7は、たとえばシード店舗の選択条件に関するデータも記憶する。シード店舗の選択条件としては、拠点から近い位置から選択する場合と拠点から遠い位置から選択する場合とが含まれる。ここでは、拠点に近い位置から選択する旨が設定されている。また、検索角度としては初期値が5度、増分が5度に設定されている。拠点からの距離としては、初期値が10km、増分が1kmに設定されている。シード店舗からの距離としては、初期値が5km、増分が0.5kmに設定されている。軸線からの距離としては、初期値が1km、増分が1kmに設定されている。
【0062】
図2に戻り、検索範囲設定部160は、パラメータ記憶部T7を参照して、同一コース内に含める店舗を選択する際の検索範囲を設定する処理を行う。検索範囲記憶部T8は、検索範囲設定部160により設定された検索範囲を少なくとも一時的に記憶する。
【0063】
店舗選択部112は、検索範囲記憶部T8を参照して、検索範囲設定部160により設定された検索範囲の中から、同一コース内に含める店舗を順次選択する。コース作成処理については後述する。コース情報記憶部T5は、作成されたコースに関する情報を記憶する。
【0064】
算出処理部116において、算出部118は、店舗選択部112が選択した店舗のコース時間を逐次算出する。最適化処理部120は、同一コース内に含まれる店舗の位置情報に基づき、これらの店舗を最短経路で巡回することのできる巡回順序を近似アルゴリズム等を用いて算出する。
【0065】
判断部114は、算出部118により算出されたコース時間が所定の範囲内であるか否かを判断する。調整処理部122は、コース時間が所定の範囲内でない場合に、コースに含まれる店舗を未選択の他の店舗と交換する等の修正を行う。
【0066】
なお、ロジック記憶部T6は、種々の処理手順に関するロジックを記憶する。
【0067】
図6は、図1に示したステップ8のコース作成処理を具体的に示したフローチャートである。
まず、検索範囲設定部160は、コース作成の基準となるシード店舗を選択する(S16)。検索範囲設定部160は、たとえば、店舗情報記憶部T3を参照して、融通性パラメータの低い店舗から順にシードとして設定する。融通性パラメータの低い店舗とは、たとえば月当たりの訪問回数が多い店舗や訪問日時の指定がある店舗等のことである。また、検索範囲設定部160は、パラメータ記憶部T7を参照して、拠点からの位置の遠近等に応じてシードを設定することもできる。
【0068】
次に、検索範囲設定部160は、拠点とシード店舗を通る軸線を設定する(S18)。つづいて、検索範囲設定部160は、検索範囲の設定を行う(S20)。
【0069】
検索範囲の設定方法の一例について、図7を参照して説明する。図7は、地域内の拠点および複数の店舗をポイントとして示した図である。ここでは、ポイントaがシード店舗であるとして説明する。検索範囲設定部160は、拠点を一端として拠点とポイントaとを結ぶ直線を軸線Lとして設定する。検索範囲設定部160は、パラメータ記憶部T7を参照して、予め設定された各種パラメータに基づき、検索範囲を設定する。ここで、拠点からの距離の初期値が10kmで検索角度αの初期値が5度と設定されている場合、検索範囲は、半径10kmで角度が10度の扇形の領域となる。
【0070】
図6に戻り、店舗選択部112は、検索範囲設定部160により設定された検索範囲内で、軸線をサーチ軸として、拠点を中心にサーチ軸を回転させて移動させる(S22)。店舗選択部112は、サーチ軸が店舗とぶつかると(S24のYes)、その店舗を選択する(S26)。このように、本実施の形態において、サーチ軸とぶつかる店舗を自動的に順次コース内に取り込んでいくので、客観性の高いコースを作成することができる。
【0071】
再び図7を参照して説明すると、店舗選択部112は、サーチ軸を軸線Lとそれぞれ角度αをなす破線LおよびLの方向に同時に移動させる。店舗選択部112は、このようにしてサーチ軸を移動させたときに、サーチ軸にぶつかる店舗から順に選択していく。ここで、まず破線Lの方向に移動させたサーチ軸がポイントbとぶつかるので、店舗選択部112はポイントbを選択する。次に、破線Lの方向に移動させたサーチ軸がポイントcとぶつかるので、店舗選択部112はポイントcを選択する。店舗選択部112は、同様にしてポイントd、ポイントe、ポイントfの順で選択していく。
【0072】
図6に戻り、新たな店舗が選択されると(S26)、算出部118はそのコースに含まれる店舗の統計量を算出する(S28)。ここで、統計量は、たとえばそのコースにおけるコース時間とすることができる。この場合、算出部118は、そのコース内の店舗が選択された順序で巡回した場合のコース時間を算出する。これにより算出に要する時間を短くすることができる。判断部114は、統計量が上限値を超過しているか否かを判断する(S30)。統計量が上限値を超過していない場合(S30のNo)、判断部114は、コース作成の終了条件を満たしているか否かを判断する(S34)。ここで、終了条件は、たとえばコース時間が下限時間以上上限時間以下である場合とすることができる。一方、ステップ30において統計量が上限値を超過している場合(S30のYes)、調整処理部122は、調整処理を行う(S32)。調整処理については後述する。
【0073】
ステップ34において、コース作成の終了条件を満たしていると判断された場合(S34のYes)、コース作成処理は終了する。一方、ステップ34において、コース作成の終了条件を満たしていないと判断された場合(S34のNo)、ステップ24に戻り、そのサーチ軸上に他の店舗があるか否かが判断される。
【0074】
ステップ24において、店舗がない場合(S24のNo)、判断部114は、検索範囲内の検索が終了したか否かを判断する(S36)。検索範囲内の検索が終了していない場合(S36のNo)、ステップ22に戻り、サーチ軸の移動が行われる。一方、ステップ36において、検索範囲内の検索が終了した場合(S36のYes)、検索範囲設定部160は、パラメータ記憶部T7を参照して検索範囲を拡大する(S38)。
【0075】
以下に、検索範囲を拡大する処理を説明する。
図8および図9は、検索範囲設定部160により設定された検索範囲を示す図である。図8は、シード店舗aが拠点から比較的近い位置から選択された場合の例を示す。まず、図8(a)に示すように、検索範囲設定部160は、直線Lと直線Lの間で、シード店舗からの距離が所定の範囲内にある第1領域を第一の検索範囲とする。また、検索範囲設定部160は、第1領域に含まれなくても、拠点とシード店舗aを結ぶ直線L(軸線)から所定の距離dにある破線Dと破線Dの間にある第2領域も第一の検索範囲に含めることができる。ここで、第2領域は、軸線Lに実質的に垂直で拠点を通る直線Hよりもシード店舗a側にある領域とする。このように、軸線Lとの角度が所定の範囲内に含まれなくても、軸線Lとの距離が所定範囲内にある第2領域を第一の検索範囲に含めることにより、効率よく巡回することのできるコースを作成することができる。本実施の形態において、拠点とシード店舗とを結ぶ軸線Lを基準として各検索範囲を設定するので、検索範囲の設定に要する処理時間を短縮することができ、効率よく客観性の高いコースを作成することができる。
【0076】
つづいて、図8(b)に示すように、検索範囲設定部160は、シード店舗からの距離を広げた第3領域を第二の検索範囲とする。その後、検索範囲設定部160は、図8(c)に示すように、軸線Lからの角度を広げて、直線L'と直線L'との間の第4領域を第三の検索範囲として順次検索範囲を拡大していく。このとき、検索範囲設定部160は、第4領域に含まれなくても、軸線Lから所定の距離にある破線D'と破線D'の間にある第5領域も第三の検索範囲に含めることができる。
【0077】
以上のような検索範囲において、店舗選択部112は、まず、図6のステップ26に関して説明したのと同様に、第一の検索範囲内で店舗の選択を行う。なお、このとき、たとえば店舗選択部112は、第一の検索範囲内の中でも第1領域内で店舗の選択を行い、ついで第2領域内で軸線Lとの距離が近い順に店舗の選択を行う。
【0078】
第一の検索範囲内での店舗の選択を終了しても、コース作成の終了条件を満たしていない場合、店舗選択部112は、第二の検索範囲を対象として店舗の選択を行う。つづいて、第二の検索範囲内での店舗の選択を終了しても、コース作成の終了条件を満たしていない場合、第三の検索範囲を対象として店舗の選択を行う。
【0079】
このようにして、検索範囲設定部160は、パラメータ記憶部T7を参照して、増分として設定されたパラメータに基づき、検索範囲を順次拡大していく。このとき、検索範囲の拡大方法は、軸線Lとの角度を優先的に拡大していっても、シード店舗または拠点からの距離を優先的に拡大していってもいずれでもよく、目的に応じて適宜設定される。店舗選択部112は、所定の終了条件を満たすまで、店舗の選択処理を行う。
【0080】
図9は、シード店舗aが拠点から比較的遠い位置から選択された場合の例を示す。この場合、まず、図9(a)に示すように、検索範囲設定部160は、直線Lと直線Lの間で、シード店舗aからの距離が所定の範囲内にある第1領域、および第1領域内でなくても、シード店舗aよりも拠点に近い位置にある第2領域を第一の検索範囲とする。また、検索範囲設定部160は、第1領域および第2領域に含まれなくても、軸線Lから所定の距離にある破線Dと破線Dの間にある第3領域も第一の検索範囲に含めることができる。ここで、第3領域は、軸線に実質的に垂直で拠点を通る直線Hよりもシード店舗a側にある領域とする。
【0081】
つづいて、図9(b)に示すように、検索範囲設定部160は、シード店舗からの距離を広げた第4領域を第二の検索範囲とすることができる。さらに、検索範囲設定部160は、軸線Lからの角度を広げて、直線L'と直線L'との間の第5領域、および第5領域に含まれなくても、シード店舗aよりも拠点に近い位置にある第6領域を第三の検索範囲とする。また、検索範囲設定部160は、第5領域および第6領域に含まれなくても、軸線Lから所定の距離にある破線D'と破線D'の間にある第7領域も第三の検索範囲に含めることができる。
【0082】
次に、図10を参照して、図6に示したステップ30における処理を詳細に説明する。コース時間が上限時間を超過している場合(S100のYes)、最適化処理部120は、コースに含まれる店舗を最短経路序で巡回することのできる最適順序を検出する(S102)。算出部118は、その最適順序で訪問または巡回を行った場合の実コース時間を算出する(S104)。つづいて、判断部114は、実コース時間が上限時間を超過しているか否かを判断する(S106)。実コース時間が上限時間を超過していない場合(S106のNo)、ステップ34へ進む。一方、実コース時間が上限時間を超過している場合(S106のYes)、ステップ32に進み、調整処理を行う。
【0083】
つづいて、図6のステップ32における調整処理を説明する。図11は、調整処理部122が調整を行う手順を示すフローチャートの一例を示す図である。実コース時間が上限時間以上の場合(図10に示したステップ106のYes)、調整処理部122は、拠点から近い順に2つの店舗を未選択の他の1つの店舗と交換して新コースとする暫定処理を行う(S110)。判断部114は、新コースの実コース時間を算出して実コース時間が改善されたか否かを判断する(S112)。判断部114は、実コース時間が交換前より減少している場合、実コースが改善されたと判断し(S112のYes)、ステップ110の暫定処理を確定する(S114)。つづいて、判断部114は、実コース時間が上限時間を超過しているか否かを判断し(S116)、実コース時間が上限時間を超過していない場合(S116のNo)、調整処理を終了し、図6のステップ34に戻る。
【0084】
一方、ステップ112で実コース時間が改善されていなかった場合(S112のNo)、またはステップ116で実コース時間が上限時間を超過していた場合(S116のYes)、ステップ110に戻り、別の店舗と交換する暫定処理を行い、以下同様の処理を繰り返す。
【0085】
図6のステップ34におけるコース作成の終了条件は、上述した調整処理において、所定範囲内の全ての店舗を対象として交換処理を行った場合でも、コース時間が改善されなかった場合とすることもできる。
【0086】
本実施の形態のコース作成システム100によれば、効率よく訪問や巡回等の作業を行うことのできるコースを作成することができる。とくに、車等の車両で移動する場合、このような角度制限を設けて検索範囲を設定し、店舗を選択していくことで、効率よく巡回することのできるコースを作成することができる。また、同一コース内に含める店舗を、拠点とシード店舗とを通る軸線を基準として数理的に客観的に選択していくので、客観性の高いコースを作成することができる。このように、実際の地理等の現実問題を考慮することなく客観的にコースを作成することにより、必要最小限のパラメータの設定のみで極めて短期間でのコース作成のシミュレーションを行うことができる。さらに、このようにして作成したコースは、たとえば実際の地理等の現実問題を考慮して作成したコースの適否の比較対象とすることもできる。
【0087】
(第二の実施の形態)
本実施の形態においても、巡回ポイントを店舗とする。また、本実施の形態においては、複数の店舗を含む地域内で、各店舗にトラックで商品を配送する際の配送コースを複数作成する例を説明する。各担当者は、毎日配送拠点で物品をトラックに積載し、自己の配送コースに含まれる店舗への配送を行った後、配送拠点に戻るという配送作業を行うものとする。したがって、全体の作業効率を上昇させるためには、各担当者が移動する拠点−店舗間および店舗−店舗間の距離がそれぞれなるべく短くなるようにして配送コースを設定するのが好ましい。また、トラック積載量の上限を考慮して配送コースを設定するのが好ましい。
【0088】
本実施の形態においても、コース作成システム100は、第一の実施の形態において図2を参照して説明したのと同様の構成を有する。本実施の形態において、拠点は対象の地域における物流センター等の配送拠点である。
【0089】
店舗情報記憶部T3は、第一の実施の形態において説明した情報に加えて、たとえば店舗毎の1回当たりの配送量等、同一コース内に含める店舗を選択したり、合計物量やコース時間等の統計量を算出するために必要な情報を含む。
【0090】
図12は、本実施の形態における店舗情報記憶部T3のデータ構造の一部を示す図である。ここでは、店舗情報記憶部T3は、第一の実施の形態において図3を参照して説明した情報に加えて、配送量欄を含む。ここで、たとえば、店舗コード「a」の店舗における、1回当たりの配送量は0.001tである。また、たとえば、店舗コード「b」の店舗における1回当たりの配送量は0.002tである。
【0091】
条件設定受付部110は、第一の実施の形態において説明した条件に加えて、たとえばトラックの積載量等の条件の設定を受け付ける。
【0092】
また、条件設定受付部110は、トラックの最大積載量および下限積載量の設定をも受け付ける。ここで、最大積載量とは、各トラックにおいて、それ以上物品を積載することのできない量、下限積載量とは積載量の下限の目標値である。ここで、2tトラックを用いる場合、たとえば最大積載量を2tとし、下限積載量を最大積載量の80%の1.6tと設定することができる。また、条件設定受付部110は、第一の実施の形態と同様、コース時間の上限および下限の設定を受け付ける。コース時間にはトラックの走行時間および各店舗における作業時間が含まれる。
【0093】
さらに、条件設定受付部110は、第一の実施の形態と同様、1日コースや半日コース等、コースの種類の選択を受け付けることもできる。トラックに積載できる物品の量を考慮した場合、たとえば拠点から近い位置にある店舗を回る場合は、半日コースとした方が1台のトラックで配送することのできる1日当たりの合計物量が実質的に増加するため効率がよくなるというメリットが生じる。
【0094】
店舗選択部112は、第一の実施の形態と同様、検索範囲設定部160により設定された検索範囲内で、同一コースに含める店舗を順次選択していく。なお、本実施の形態において、算出部118は、店舗選択部112が選択した店舗のコース時間に加えて合計物量をも逐次算出する。
【0095】
判断部114は、算出部118により算出された合計物量およびコース時間が所定の範囲内であるか否かを判断する。調整処理部122は、合計物量またはコース時間が所定の範囲内でない場合に、コースに含まれる店舗を未選択の他の店舗と交換する等の修正を行う。
【0096】
図13は、本実施の形態における判断部114の判断処理の手順を示すフローチャートである。
新たな店舗が選択されると(S40)、算出部118はそのコースに含まれる店舗の合計物量およびコース時間を算出する(S42)。このとき、算出部118は、そのコース内の店舗が選択された順序で巡回した場合のコース時間を算出する。これにより算出に要する時間を短くすることができる。判断部114は、合計物量がそのトラックの最大積載量を超過しているか否かを判断する(S44)。合計物量が最大積載量を超過していない場合(S44のNo)、判断部114は、コース時間が上限時間を超過しているか否かを判断する(S46)。コース時間が上限時間を超過していない場合(S46のNo)、判断部114は、配送コースの設定の終了条件を満たしているか否かを判断する(S48)。終了条件は、たとえば合計物量が下限積載量以上最大積載量以下であり、かつコース時間が下限時間以上上限時間以下である場合とすることができる。また、終了条件は、以下に説明する調整処理において、所定範囲内の全ての店舗を対象として交換処理を行った場合でも、合計物量またはコース時間が改善されなかった場合とすることもできる。終了条件を満たしていない場合、ステップ40に戻り、店舗選択部112は次の店舗を選択する。
【0097】
ステップ46において、コース時間が上限時間を超過している場合(S46のYes)、最適化処理部120は、コースに含まれる店舗を最短経路序で巡回することのできる最適順序を検出する(S50)。算出部118は、その最適順序で配送を行った場合の実コース時間を算出する(S52)。つづいて、判断部114は、実コース時間が上限時間を超過しているか否かを判断する(S54)。実コース時間が上限時間を超過していない場合(S54のNo)、ステップ48に進み、終了条件を満たしているか否かが判断され、上述したのと同様の処理が繰り返される。なお、ステップ50で最適順序が検出され、ステップ52において実コース時間が算出された場合、コース情報記憶部T5は、最適順序および実コース時間を記憶しておき、それ以降は、ステップ42でコース時間を算出する際にこの実コース時間に、その後に選択された店舗を巡回する時間を追加してコース時間を算出するようにしてもよい。
【0098】
一方、ステップ44において合計物量が最大積載量を超過している場合(S44のYes)、またはステップ54において実コース時間が上限時間を超過している場合(S54のYes)、調整処理部122による調整処理を行う(S56)。
【0099】
図14は、本実施の形態において調整処理部122が調整を行う手順を示すフローチャートの一例を示す。
合計物量が最大積載量を超過している場合(図13に示したステップ44のYes)、図13のステップ50〜ステップ54と同様にして実コース時間が上限時間を超過しているか否かを判断する(S60)。
【0100】
実コース時間が上限時間を超過している場合(S60のYes)、調整処理部122は、そのコースに含まれる店舗の中で、たとえば拠点から最も近い店舗の選択を外して新コースとする暫定処理を行う(S61)。拠点から最も近い店舗は、他のコースに組み込むこともでき、融通性が高いからである。また、調整処理部122は、店舗情報記憶部T3を参照して、融通性パラメータの高い店舗を外すようにすることもできる。つづいて、判断部114は、新コースの合計物量が改善されたか否かを判断する(S62)。新コースの合計物量が下限積載量以上最大積載量以下となっている場合、判断部114は合計物量が改善されたと判断して(S62のYes)、ステップ61の暫定処理を確定させる(S63)。つづいて、判断部114は、実コース時間が上限時間以下となったか否かを判断する(S64)。実コース時間が上限時間以下となった場合(S64のYes)、調整処理を終了し、図13のステップ48に戻る。
【0101】
一方、ステップ62において、合計物量が下限積載量以上最大積載量以下でない場合(ステップ62のNo)、判断部114は合計物量が改善されていないと判断して、ステップ61に戻り、拠点から次に近い店舗の選択を外して新コースとする暫定処理を行う(S61)。また、ステップ64において、実コース時間が上限時間以下となっていない場合(S64のNo)、ステップ61に戻り、店舗を外す暫定処理を繰り返す。
【0102】
ステップ60において、実コース時間が上限時間を超過していない場合(S60のNo)、調整処理部122は、拠点から最も近い店舗をその店舗よりも物量が少ない未選択の他の店舗と交換して新コースとする暫定処理を行う(S65)。判断部114は、新コースの合計物量が改善されたか否かを判断する(S66)。判断部114は、新コースの合計物量が減少し、かつ合計物量が下限物量以上である場合、合計物量が改善されたと判断し(S66のYes)、新コースの実コース時間を算出して実コース時間が改善されたか否かを判断する(S67)。判断部114は、実コース時間が上限時間以下で、実コース時間が下限時間以上または交換前よりも増えたという条件を満たしている場合、実コース時間が改善されていると判断し(S67のYes)、ステップ65の暫定処理を確定する(S68)。その後、判断部114は、合計物量が最大積載量を超過しているか否かを判断する(S69)。合計物量が最大積載量を超過していない場合(S69のNo)、調整処理を終了し、図13のステップ48に戻る。ステップ66において合計物量が改善されていない場合(S66のNo)、ステップ67において実コース時間が改善されていない場合(S67のNo)、またはステップ69において合計物量が最大積載量を超過している場合(S69のYes)、ステップ65に戻り、別の店舗と交換する暫定処理を行う。
【0103】
合計物量が最大積載量以下で、実コース時間が上限時間以下の場合(図13に示したステップ54のYes)、調整処理部122は、拠点から近い順に2つの店舗を未選択の他の1つの店舗と交換して新コースとする暫定処理を行う(S70)。判断部114は、新コースの合計物量が改善されたか否かを判断する(S72)。判断部114は、(i)合計物量が最大積載量以下であるという条件、および(ii)下限積載量以上であるかまたは交換前よりも増えたという条件を満たしている場合、コースの合計物量が改善されていると判断し(S72のYes)、新コースの実コース時間を算出して実コース時間が改善されたか否かを判断する(S74)。判断部114は、実コース時間が交換前より減少している場合、実コースが改善されたと判断し(S74のYes)、ステップ70の暫定処理を確定する(S76)。つづいて、判断部114は、実コース時間が上限時間を超過しているか否かを判断し(S78)、実コース時間が上限時間を超過していない場合(S78のNo)、調整処理を終了し、図13のステップ48に戻る。
【0104】
一方、ステップ72で合計物量が改善されていなかった場合(S72のNo)、ステップ74で実コース時間が改善されていなかった場合(S74のNo)、またはステップ78で実コース時間が上限時間を超過していた場合(S78のYes)、ステップ70に戻り、別の店舗と交換する暫定処理を行う。
【0105】
本実施の形態のコース作成システムによれば、たとえばトラックで物品を配送する際等、物品の積載量に上限があるような場合であっても、物品の量を考慮しつつ、配送作業員の作業時間である配送時間をも考慮してコースが作成されるので、客観的かつ実効的なコース作成を行うことができる。
【0106】
(第三の実施の形態)
本実施の形態においても、コース作成システム100は、第一の実施の形態において図2を参照して説明したのと同様の構成を有する。また、本実施の形態においても、第二の実施の形態と同様、複数の店舗を含む地域内で、各店舗にトラックで商品を配送する際の配送コースを複数作成する例を説明する。本実施の形態において、店舗選択部112は、既に作成されたコースに関する情報を参照して新たなコースを作成する。
【0107】
本実施の形態におけるコース作成システム100は、配送コースを曜日毎に作成することができる。たとえば毎週月曜日に配送しなければならない店舗は月曜日のコースに含まれ、配送曜日が決まっていない店舗は、他の店舗との兼ね合いで、各曜日におけるコース数が平均化されるようにいずれかの曜日のコースに含まれる。
【0108】
図15は、本実施の形態におけるコース情報記憶部T5のデータ構造の一部を示す図である。コース情報記憶部T5は、既に作成されたコースに関するスケジュール情報をも記憶する。ここで、この地域において、トラックNo.1〜6までのトラックが含まれ、配送日は月〜金とする。
【0109】
店舗選択部112は、シード店舗として、日時指定のない店舗が選択された場合、図15のスケジュール情報を参照し、各曜日の合計コース数が均等となるように、今回作成するコースの曜日を設定する。
【0110】
ここでは、火曜日および水曜日のコース数が「2」で最も低いため、店舗選択部112は、今回作成するコースをトラックNo.2で水曜日に配送すると設定する。
【0111】
店舗選択部112は、このコースの配送日が水曜日であると設定されると、このコースに含める店舗を選択する際に、店舗情報記憶部T3を参照して、配送曜日が水曜日に指定されている店舗、または曜日指定のない店舗を選択していく。
【0112】
算出部118は、このように曜日毎にコースが作成される場合、たとえば2週間に1回しか配送が行われない店舗については、合計物量を算出する際にその旨を考慮する。このような場合、算出部118は、その店舗の物量を実際の配送量の2分の1として仮に合計物量を算出しておく。
【0113】
図18は、算出部118が、2週間に1回しか配送が行われない店舗の合計物量を算出する処理を説明する図である。図18(a)は、あるコース内に含まれる店舗および拠点をポイントとして示した図である。ここでは、ポイントaがシード店舗、黒丸のポイントb〜fが2週間に1回しか配送が行われない店舗であるとして説明する。図18(b)は、各黒丸ポイントの店舗の1回当たりの配送量を示す表である。店舗選択部112は、各週の配送時の物量が均等になるように、コース内に含まれる黒丸ポイントb〜fの物量が半分となるように、黒丸ポイントb〜fを分割する。ここでは、黒丸ポイントbの店舗の1回当たりの配送量は0.001t、黒丸ポイントcの店舗は0.002t、黒丸ポイントdの店舗は0.0016t、黒丸ポイントeの店舗は0.002t、黒丸ポイントfの店舗は0.002tである。この場合、たとえば拠点を始点とする破線Mで黒丸ポイントの店舗b〜fを分割すると、黒丸ポイントbおよびcの店舗の合計物量は0.003t、黒丸ポイントd〜fの店舗の合計物量は0.0056tとなる。また、たとえば拠点を始点とする破線Mで黒丸ポイントの店舗b〜fを分割すると、黒丸ポイントb〜dの店舗の合計物量は0.0046t、黒丸ポイントeおよびfの店舗の合計物量は0.004tとなる。
【0114】
したがって、破線Mで分割した方が分割したものの合計物量の差が小さくなるので、店舗選択部112は、黒丸ポイントb〜fの店舗を破線Mで分割する。この場合、たとえば黒丸ポイントb、c、dを第一週目、黒丸ポイントeおよびfを第二週目に取り込むようにする。以上のようにして黒丸ポイントの店舗を分割した後、算出部118は、各週に取り込まれた黒丸ポイントの店舗の物量を考慮して実際の各コースの各週の合計物量を算出する。その結果、合計物量が上限値以下であれば、これらの店舗を取り込むことができる。一方、合計物量がトラックの最大積載量を超過している場合、これらの店舗を取り込むことができないため、調整処理部122により調整処理を行う。
【0115】
(第四の実施の形態)
図16は、第一〜第三の実施の形態で説明したコース作成システム100を含むネットワーク構成を示す図である。第一〜第三の実施の形態で説明したユーザからの処理は、ネットワーク148を介してユーザ端末150から行うことができる。本実施の形態において、ユーザ端末150は、ネットワーク148を介してコース作成システム100と通信可能であればどのようなものであってもよい。たとえば、ユーザ端末150は、PC、PDA、携帯電話、その他任意のハードウエアとすることができる。
【0116】
このようにすれば、ユーザは、ユーザ端末150を持って、店舗が設置された地域内を実際に巡回しながらコース作成処理に必要な指示をコース作成システム100に送信することができる。これにより、実際の現場の状況を反映させつつ、客観的に、条件設定受付部110や検索範囲設定部160に条件設定やパラメータ設定を入力することができる。
【0117】
また、第一〜第三の実施の形態で説明したコース作成システム100は、各実施の形態において説明した構成に加えて、拠点情報データや店舗情報データ等の各種データの登録を受け付けるデータ登録受付部を有してもよい。
【0118】
図17は、第一の実施の形態におけるコース作成システム100がデータ登録受付部152を有する場合の構成を示すブロック図である。データ登録受付部152は、ユーザから各種データの登録を受け付け、それらのデータを拠点情報記憶部T2または店舗情報記憶部T3に記憶する。これにより、ユーザは、ユーザ端末150を持って店舗が設置された地域内を実際に巡回しながら各種データの登録を行うことができる。したがって、拠点情報記憶部T2および店舗情報記憶部T3に、より正確で的確な情報を記憶することができる。また、予め拠点情報記憶部T2または店舗情報記憶部T3に各種データを登録している場合であっても、現場の状況に変化があった場合に、迅速にデータの更新を行うことができる。拠点情報記憶部T2および店舗情報記憶部T3に記憶された各種データを、的確かつ迅速に整備することにより、対象の地域のコース作成を適切に行うことができる。
【0119】
本実施の形態において、ネットワーク148を介して、ユーザ端末150からコース作成システム100に必要な情報の送受信を行うことができるので、実際に地域内を巡回しながらコース作成に必要な情報をコース作成システム100に送信することができる。そのため、たとえば各種データを的確かつ迅速に更新することができ、コース作成を好適に行うことができる。
【0120】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0121】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、必要な作業員やトラック等の車両台数を減らして効率よく巡回作業を行うことのできるコースを作成することができる。本発明によれば、車両で巡回作業を行う際に、効率よく巡回作業を行うことのできるコースを作成することができる。本発明によれば、このようなコースを客観的に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるコース作成処理の手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態におけるコース作成システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における店舗情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図4】パラメータを設定するための画面を示す図である。
【図5】パラメータ記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図6】コース作成処理を具体的に示したフローチャートである。
【図7】検索範囲の設定方法の一例を示す図である。
【図8】検索範囲設定部により設定された検索範囲を示す図である。
【図9】検索範囲設定部により設定された検索範囲を示す図である。
【図10】図6に示したステップ30の処理を詳細に示すフローチャートである。
【図11】調整処理部が調整を行う手順を示すフローチャートの一例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態における店舗情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図13】判断部の判断処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】調整処理部が調整を行う手順を示すフローチャートの一例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態におけるコース情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図16】本発明のコース作成システムを含むネットワーク構成を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態におけるコース作成システムの構成を示すブロック図である。
【図18】算出部が、2週間に1回しか配送が行われない店舗の合計物量を算出する処理を説明する図である。
【符号の説明】
100 コース作成システム
108 表示処理部
110 条件設定受付部
111 パラメータ設定受付部
112 店舗選択部
114 判断部
116 算出処理部
118 算出部
120 最適化処理部
122 調整処理部
148 ネットワーク
150 ユーザ端末
152 データ登録受付部
160 検索範囲設定部
T1 地図情報記憶部
T2 拠点情報記憶部
T3 店舗情報記憶部
T4 条件記憶部
T5 コース情報記憶部
T6 ロジック記憶部
T7 パラメータ記憶部
T8 検索範囲記憶部

Claims (24)

  1. 複数の巡回ポイントを含む地域内に、配送拠点から前記複数の巡回ポイントに物品を配送するための巡回コースを作成するシステムであって、
    前記配送拠点の位置情報を含む拠点情報データを記憶する拠点情報記憶部と、
    各前記巡回ポイントの位置情報および当該巡回ポイントへの物品の配送量を含む巡回ポイント情報データを、前記地域内に含まれる前記複数の巡回ポイントについてそれぞれ記憶する巡回ポイント情報記憶部と、
    一のコースの作成を終了するための終了条件となる当該コースの配送時間の下限および上限ならびに配送量の下限および上限の設定を受け付ける条件設定受付部と、
    同一コース内に含める店舗を選択する際の検索範囲を設定するためのパラメータの初期値および当該初期値からの増分として、前記配送拠点を中心として、当該配送拠点を一端とするとともに前記配送拠点および前記コースを作成する際の開始点となるシードを通る軸線を回転させる検索角度、前記軸線の長さ、および前記軸線からの距離の設定をそれぞれ受け付けるパラメータ設定受付部と、
    前記複数の巡回ポイントの中から前記シードを選択し、前記パラメータ設定受付部が受け付けた前記パラメータの初期値に基づき、前記軸線を時計方向および反時計方向にそれぞれ前記検索角度回転させたときに当該軸線が通過する領域と、前記軸線から前記距離以内の領域とを含む第一の検索範囲を設定する検索範囲設定部と、
    同一コースに含める巡回ポイントを、前記第一の検索範囲に含まれる前記巡回ポイントの中から順次選択する選択部と、
    前記選択部が新たな前記巡回ポイントを選択すると、前記拠点情報記憶部に記憶された前記拠点情報データおよび前記巡回ポイント情報記憶部に記憶された前記巡回ポイント情報データに基づき、選択された当該巡回ポイントを含む既に選択済みの前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを前記巡回ポイントが選択された順序で巡回した場合または既に選択済みの前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを最短経路で巡回した場合の配送時間により定まる第一の統計量およびそれらの前記巡回ポイントに配送する物品の量によって定まる第二の統計量をそれぞれ算出する算出処理部と、
    前記算出処理部により算出された前記第一の統計量および前記第二の統計量に基づき、前記終了条件を満たしているか否かを判断する判断部と、
    を含み、
    前記検索範囲設定部は、前記選択部が前記第一の検索範囲の前記巡回ポイントをすべて選択しても、前記終了条件を満たしていない場合、前記パラメータ設定受付部が受け付けた前記パラメータの増分に基づき、前記軸線を前記検索角度回転させたときに当該軸線が通過する領域と、前記軸線から前記距離以内の領域とを含む前記第二の検索範囲を設定し、
    前記選択部は、前記第二の検索範囲を対象として同一コースに含める巡回ポイントを順次選択し、
    前記判断部により前記終了条件を満たしていると判断されるまで、前記選択部による前記巡回ポイントの選択、前記検索範囲設定部による検索範囲の設定、および前記算出処理部による前記第一の統計量および前記第二の統計量の算出を繰り返して一のコースを作成することを特徴とするコース作成システム。
  2. 請求項に記載のコース作成システムにおいて、
    前記巡回ポイント情報データは、各前記巡回ポイントへ物品を配送する際の制限の度合いが強いほど値が低くなるように設定された融通性パラメータも含み、
    前記検索範囲設定部は、前記融通性パラメータを考慮して前記シードを選択することを特徴とするコース作成システム。
  3. 請求項2に記載のコース作成システムにおいて、
    前記検索範囲設定部は、前記融通性パラメータの値が低い前記巡回ポイントを前記シードとして選択することを特徴とするコース作成システム。
  4. 請求項1乃至いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記選択部は、前記第一の検索範囲内または前記第二の検索範囲内で、前記軸線を回転させたときに、前記軸線にぶつかる巡回ポイントから順に選択していくことを特徴とするコース作成システム。
  5. 請求項に記載のコース作成システムにおいて、
    前記選択部は、前記第一の検索範囲内または前記第二の検索範囲内で、前記軸線を時計方向および反時計方向に同時に回転させたときに、いずれかの前記軸線にぶつかる巡回ポイントから順に選択していくことを特徴とするコース作成システム。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記パラメータ設定受付部は、前記シードの選択条件として、前記配送拠点から近い位置から選択するかまたは前記配送拠点から遠い位置から選択するかの設定、および前記パラメータの前記初期値および当該初期値からの前記増分として、前記シードからの距離の設定をそれぞれ受け付け、
    前記検索範囲設定部は、前記シードが前記配送拠点から遠い位置から選択するよう設定されている場合に、さらに、前記シードから前記距離以内の領域も含むように前記第一の検索範囲および前記第二の検索範囲をそれぞれ設定することを特徴とするコース作成システム。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記巡回ポイント情報データは、各前記巡回ポイントへ物品を配送する際の制限の度合いが強いほど値が低くなるように設定された融通性パラメータも含み、
    前記判断部は、前記算出処理部により算出された前記第一の統計量および前記第二の統計量に基づき、前記第一の統計量または前記第二の統計量のいずれか一方が前記条件設定受付部が設定を受け付けたそれぞれの前記上限を超過したか否かおよび前記終了条件を満たしているか否かを判断し、
    前記判断部により、前記第一の統計量および前記第二の統計量の少なくとも一方がそれぞれの前記上限を超過したにもかかわらず前記終了条件を満たしていないと判断された場合、前記第一の統計量および前記第二の統計量の両方がそれぞれの前記上限を超過している場合には前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントの中から前記融通性パラメータの値が高い一の前記巡回ポイントを優先的に外す暫定処理を行い、前記第一の統計量および前記第二の統計量のいずれか一方のみがそれぞれの前記上限を超過している場合には前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントの中から前記融通性パラメータの値が高い一または二以上の前記巡回ポイントを優先的に外して当該同一コースに含まれていない未選択の他の前記巡回ポイントと交換する暫定処理を行い、前記算出処理部に前記第一の統計量および前記第二の統計量を算出させ、前記第一の統計量および前記第二の統計量がそれぞれの前記上限以下となるとともに前記第一の統計量および前記第二の統計量がそれぞれ前記暫定処理の前の状態よりも前記終了条件に近づくように改善された場合またはそれぞれの前記下限以上である場合に前記暫定処理を確定し、前記暫定処理が確定できなかった場合に新たな暫定処理を行う処理を繰り返す調整処理部をさらに含むことを特徴とするコース作成システム。
  8. 請求項7に記載のコース作成システムにおいて、
    前記調整処理部は、前記判断部により、前記第一の統計量が前記上限を超過したにもかかわらず前記終了条件を満たしていないと判断された場合、前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントの中から前記融通性パラメータの値が高い二つの前記巡回ポイントを優先的に外して当該同一コースに含まれていない未選択の一の前記巡回ポイントと交換する暫定処理を行うことを特徴とするコース作成システム。
  9. 請求項7または8に記載のコース作成システムにおいて、
    前記調整処理部は、前記判断部により、前記第二の統計量が前記上限を超過したにもかかわらず前記終了条件を満たしていないと判断された場合、前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントの中から前記融通性パラメータの値が高い一の前記巡回ポイントを優先的に外して当該同一コースに含まれていない未選択の前記巡回ポイントのうち、前記優先的に外す前記一の巡回ポイントよりも各前記巡回ポイントへの物品の配送量が少ない一の前 記巡回ポイントと交換する暫定処理を行うことを特徴とするコース作成システム。
  10. 請求項7乃至9いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記調整処理部により、前記巡回ポイント情報記憶部に前記巡回ポイント情報データが記憶された前記複数の巡回ポイントすべてを対象として前記暫定処理が繰り返し行われた場合でも、前記暫定処理を確定できなかった場合、前記一のコースの作成を終了することを特徴とするコース作成システム。
  11. 請求項1乃至10いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記算出処理部は、
    前記同一コース内に含まれる前記巡回ポイントの位置情報に基づき、当該巡回ポイントを最短経路で巡回することのできる巡回順序を算出する最適化処理部と、
    前記同一コース内に含まれる前記巡回ポイントの位置情報に基づき、前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを前記巡回ポイントが選択された順序で巡回した場合の配送時間を予備的な第一の統計量として算出するとともに前記予備的な第一の統計量が前記条件設定受付部が設定を受け付けた前記第一の統計量の前記上限を超過した場合に、前記最適化処理部に前記巡回ポイントを最短経路で巡回することのできる巡回順序を算出させ、前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを前記巡回ポイントが前記最適化処理部により算出された前記巡回順序で巡回した場合の配送時間を前記第一の統計量として算出する算出部と、をさらに含み、
    前記判断部は、前記算出部により算出された前記予備的な第一の統計量が前記条件設定受付部が設定を受け付けた前記第一の統計量の前記上限を超過するまで、前記予備的な第一の統計量を前記第一の統計量として判断を行うことを特徴とするコース作成システム。
  12. 請求項1乃至11いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記一のコースが作成された後に、前記巡回ポイント情報記憶部に前記巡回ポイント情報データが記憶された前記複数の巡回ポイントの中に未選択の巡回ポイントが残っている場合、前記未選択の巡回ポイントを対象として次の一のコースの作成を行い、すべての前記巡回ポイントがいずれかのコースに含まれるまでコースの作成を行うことを特徴とするコース作成システム。
  13. コンピュータシステムにより、複数の巡回ポイントを含む地域内に、配送拠点から前記複数の巡回ポイントに物品を配送するための巡回コースを作成する方法であって、
    前記コンピュータシステムは、前記配送拠点の位置情報を含む拠点情報データを記憶する拠点情報記憶部と、各前記巡回ポイントの位置情報および当該巡回ポイントへの物品の配送量を含む巡回ポイント情報データを、前記地域内に含まれる前記複数の巡回ポイントについてそれぞれ記憶する巡回ポイント情報記憶部と、条件設定受付部と、パラメータ設定受付部と、検索範囲設定部と、選択部と、算出処理部と、判断部と、を含み、
    前記条件設定受付部が、一のコースの作成を終了するための終了条件となる当該コースの配送時間の下限および上限ならびに配送量の下限および上限の設定を受け付けるステップと、
    前記パラメータ設定受付部が、同一コース内に含める店舗を選択する際の検索範囲を設定するためのパラメータの初期値および当該初期値からの増分として、前記配送拠点を中心として、当該配送拠点を一端とするとともに前記配送拠点および前記コースを作成する際の開始点となるシードを通る軸線を回転させる検索角度、前記軸線の長さ、および前記軸線からの距離の設定をそれぞれ受け付けるステップと、
    前記検索範囲設定部が、前記複数の巡回ポイントの中から前記シードを選択し、前記パラメータ設定受付部が受け付けた前記パラメータの初期値に基づき、前記軸線を時計方向および反時計方向にそれぞれ前記検索角度回転させたときに当該軸線が通過する領域と、前記軸線から前記距離以内の領域とを含む第一の検索範囲を設定するステップと、
    前記選択部が、同一コースに含める巡回ポイントを、前記第一の検索範囲に含まれる前記巡回ポイントの中から順次選択するステップと、
    前記算出処理部が、前記選択部が新たな前記巡回ポイントを選択すると、前記拠点情報 記憶部に記憶された前記拠点情報データおよび前記巡回ポイント情報記憶部に記憶された前記巡回ポイント情報データに基づき、選択された当該巡回ポイントを含む既に選択済みの前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを前記巡回ポイントが選択された順序で巡回した場合または既に選択済みの前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを最短経路で巡回した場合の配送時間により定まる第一の統計量およびそれらの前記巡回ポイントに配送する物品の量によって定まる第二の統計量をそれぞれ算出するステップと、
    前記判断部が、前記算出処理部により算出された前記第一の統計量および前記第二の統計量に基づき、前記終了条件を満たしているか否かを判断するステップと、
    を含み、
    前記検索範囲設定部は、前記選択部が前記第一の検索範囲の前記巡回ポイントをすべて選択しても、前記終了条件を満たしていない場合、前記パラメータ設定受付部が受け付けた前記パラメータの増分に基づき、前記軸線を前記検索角度回転させたときに当該軸線が通過する領域と、前記軸線から前記距離以内の領域とを含む前記第二の検索範囲を設定し、
    前記選択部は、前記第二の検索範囲を対象として同一コースに含める巡回ポイントを順次選択し、
    前記判断部により前記終了条件を満たしていると判断されるまで、前記選択部による前記巡回ポイントの選択、前記検索範囲設定部による検索範囲の設定および前記算出処理部による前記第一の統計量および前記第二の統計量の算出を繰り返して一のコースを作成することを特徴とするコース作成方法。
  14. 請求項13に記載のコース作成方法において、
    前記巡回ポイント情報データは、各前記巡回ポイントへ物品を配送する際の制限の度合いが強いほど値が低くなるように設定された融通性パラメータも含み、
    前記検索範囲設定部は、前記融通性パラメータを考慮して前記シードを選択することを特徴とするコース作成方法。
  15. 請求項14に記載のコース作成方法において、
    前記検索範囲設定部は、前記第一の検索範囲を設定するステップにおいて、前記融通性パラメータの値が低い前記巡回ポイントを前記シードとして選択することを特徴とするコース作成方法
  16. 請求項13乃至15いずれかに記載のコース作成方法において、
    前記選択部は、前記選択するステップにおいて、前記第一の検索範囲内または前記第二の検索範囲内で、前記軸線を回転させたときに、前記軸線にぶつかる巡回ポイントから順に選択していくことを特徴とするコース作成方法。
  17. 請求項16に記載のコース作成方法において、
    前記選択部は、前記選択するステップにおいて、前記第一の検索範囲内または前記第二の検索範囲内で、前記軸線を時計方向および反時計方向に同時に回転させたときに、いずれかの前記軸線にぶつかる巡回ポイントから順に選択していくことを特徴とするコース作成方法。
  18. 請求項13乃至17いずれかに記載のコース作成方法において、
    前記パラメータ設定受付部は、前記シードの選択条件として、前記配送拠点から近い位置から選択するかまたは前記配送拠点から遠い位置から選択するかの設定、および前記パラメータの前記初期値および当該初期値からの前記増分として、前記シードからの距離の設定をそれぞれ受け付け、
    前記検索範囲設定部は、前記シードが前記配送拠点から遠い位置から選択するよう設定されている場合に、さらに、前記シードから前記距離以内の領域も含むように前記第一の検索範囲および前記第二の検索範囲をそれぞれ設定することを特徴とするコース作成方法。
  19. 請求項13乃至18いずれかに記載のコース作成方法において、
    前記コンピュータシステムは、調整処理部をさらに含み、
    前記巡回ポイント情報データは、各前記巡回ポイントへ物品を配送する際の制限の度合 いが強いほど値が低くなるように設定された融通性パラメータも含み、
    前記判断部は、前記算出するステップにおいて算出された前記第一の統計量および前記第二の統計量に基づき、前記第一の統計量または前記第二の統計量のいずれか一方が前記設定を受け付けるステップにおいて前記条件設定受付部が設定を受け付けたそれぞれの前記上限を超過したか否かおよび前記終了条件を満たしているか否かを判断し、
    前記調整処理部が、前記判断するステップにおいて、前記判断部により、前記第一の統計量および前記第二の統計量の少なくとも一方がそれぞれの前記上限を超過したにもかかわらず前記終了条件を満たしていないと判断された場合、前記第一の統計量および前記第二の統計量の両方がそれぞれの前記上限を超過している場合には前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントの中から前記融通性パラメータの値が高い一の前記巡回ポイントを優先的に外す暫定処理を行い、前記第一の統計量および前記第二の統計量のいずれか一方のみがそれぞれの前記上限を超過している場合には前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントの中から前記融通性パラメータの値が高い一または二以上の前記巡回ポイントを優先的に外して当該同一コースに含まれていない未選択の他の前記巡回ポイントと交換する暫定処理を行い、前記算出処理部に前記第一の統計量および前記第二の統計量を算出させ、前記第一の統計量および前記第二の統計量がそれぞれの前記上限以下となるとともに前記第一の統計量および前記第二の統計量がそれぞれ前記暫定処理の前の状態よりも前記終了条件に近づくように改善された場合またはそれぞれの前記下限以上である場合に前記暫定処理を確定し、前記暫定処理が確定できなかった場合に新たな暫定処理を行う処理を繰り返すステップをさらに含むことを特徴とするコース作成方法。
  20. 請求項19に記載のコース作成方法において、
    前記暫定処理を行う処理を繰り返すステップにおいて、前記判断するステップにおいて、前記判断部により前記第一の統計量が前記上限を超過したにもかかわらず前記終了条件を満たしていないと判断された場合、前記調整処理部が、前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントの中から前記融通性パラメータの値が高い二つの前記巡回ポイントを優先的に外して当該同一コースに含まれていない未選択の一の前記巡回ポイントと交換する暫定処理を行うことを特徴とするコース作成方法。
  21. 請求項19または20に記載のコース作成方法において、
    前記暫定処理を行う処理を繰り返すステップにおいて、前記判断するステップにおいて、前記判断部により前記第二の統計量が前記上限を超過したにもかかわらず前記終了条件を満たしていないと判断された場合、前記調整処理部が、前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントの中から前記融通性パラメータの値が高い一の前記巡回ポイントを優先的に外して当該同一コースに含まれていない未選択の前記巡回ポイントのうち、前記優先的に外す前記一の巡回ポイントよりも各前記巡回ポイントへの物品の配送量が少ない一の前記巡回ポイントと交換する暫定処理を行うことを特徴とするコース作成方法。
  22. 請求項19乃至21いずれかに記載のコース作成方法において、
    前記暫定処理を行う処理を繰り返すステップにおいて、前記巡回ポイント情報記憶部に前記巡回ポイント情報データが記憶された前記複数の巡回ポイントすべてを対象として前記暫定処理が繰り返し行われた場合でも、前記暫定処理を確定できなかった場合、前記一のコースの作成を終了することを特徴とするコース作成方法。
  23. 請求項13乃至22いずれかに記載のコース作成方法において、
    前記算出処理部が算出するステップは、
    前記同一コース内に含まれる前記巡回ポイントの位置情報に基づき、当該巡回ポイントを最短経路で巡回することのできる最短巡回順序を算出するステップと、
    前記同一コース内に含まれる前記巡回ポイントの位置情報に基づき、前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを前記巡回ポイントが選択された順序で巡回した場合の配送時間を予備的な第一の統計量として算出するとともに前記予備的な第一の統計量が前記条件設定受付部が設定を受け付けた前記第一の統計量の前記上限を超過した場合に、前記最短巡回順序を算出するステップを行わせ、前記同一コースに含まれる前記巡回ポイントを前記最短巡回順序で巡回した場合の配送時間を前記第一の統計量として算出するステップと
    を含み、
    前記判断部が判断するステップにおいて、前記予備的な第一の統計量が前記条件設定受付部が設定を受け付けた前記第一の統計量の前記上限を超過するまで、前記予備的な第一の統計量を前記第一の統計量として判断を行うことを特徴とするコース作成方法。
  24. 請求項13乃至22いずれかに記載のコース作成方法において、
    前記一のコースが作成された後に、前記巡回ポイント情報記憶部に前記巡回ポイント情報データが記憶された前記複数の巡回ポイントの中に未選択の巡回ポイントが残っている場合、前記未選択の巡回ポイントを対象として次の一のコースの作成を行い、すべての前記巡回ポイントがいずれかのコースに含まれるまでコースの作成を行うことを特徴とするコース作成方法。
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