JP4277655B2 - 多軸磁気センサ装置及びその製造方法 - Google Patents

多軸磁気センサ装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の磁気センサ素子を備える多軸磁気センサ装置に関するものである。
従来、複数のセンサ素子を備える多軸センサ装置として、例えば多軸磁気センサ装置がある。その一例が非特許文献1に開示されている。
非特許文献1に示される磁気センサ装置は、2個のホール素子を有する磁気センサ装置であり、p型のシリコン基板に溝が形成され、溝の対向する斜面に、それぞれホール素子であるn型の低濃度不純物拡散領域が形成されている。また、ホール素子に接続するn型の高濃度不純物拡散領域が、電極配線として、ポリシリコン膜の開口部からイオン注入により形成されている。
従って、磁界が印加されると、斜面に直角な方向の磁界成分が各ホール素子に印加されるので、バイアス電流が流れる各ホール素子では、夫々の磁界成分に比例する電圧が発生し、出力電圧として検出される。これにより、例えば、磁界の回転角を検出することができる。
Transducers 93', 1993 The 7th International Conference on Solid-State Sensors and Actuators, p.892-895
しかしながら、上述の磁気センサ装置の場合、従来のIC製造技術とは異なり、特殊で複雑な加工が必要となる。具体的には、所定角度の傾斜面をもった深い溝(100μm程度)を精度良く形成するために、焦点範囲の広いEBリソグラフィ技術を用い、数段階にフォーカスを変えて露光する必要がある。すなわち複雑な加工による溝形成が必要であるため、製造工程及び製造コストが増加する。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、溝形成を必要としない多軸磁気センサ装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に請求項1に記載の多軸磁気センサ装置は、少なくとも1箇所の薄肉部を備えるダイアフラム構造の基板と、基板に設けられた複数の磁気センサ素子と、基板に接合された状態で、基板との間に減圧状態にある封止空間を形成する台座とを備え、少なくとも1個の磁気センサ素子が薄肉部に形成され、当該薄肉部が台座側に凹むことによって、複数の磁気センサ素子の形成面が互いに所定の角度をなしていることを特徴とする。
このように、本発明の多軸磁気センサ装置によると、ダイアフラム構造の基板と台座とにより構成される封止空間を減圧状態にし、薄肉部上部の雰囲気と薄肉部下部の封止空間との圧力差により、少なくとも1個の磁気センサ素子を備える薄肉部を台座側に凹ませている。すなわち、薄肉部に設けられた磁気センサ素子の形成面が基板表面に対して所定の角度をなしており、複数の磁気センサ素子の形成面が互いに所定の角度をなしている。従って、従来のように基板に複雑な加工により形成された溝を有していなくとも、本発明の多軸磁気センサ装置は同一基板上において異なる位相(多軸)を検出することができる。
尚、磁気センサ素子の形成面同士のなす所定の角度とは、好ましくは角度演算の容易な90度であるが、少なくとも磁気センサ素子の形成面同士が同一平面にない状態にあれば良い。
また、複数の磁気センサ素子は、全てが同一の薄肉部に形成されていても良いし、異なる薄肉部に形成されていても良い。また、その一部が薄肉部ではない基板部位に形成されていても良い。
磁気センサ素子としては、例えば請求項2に記載のように、ホール素子を適用することができる。
請求項3に記載のように、基板がシリコン基板であり、台座がガラス台座であると良い。
この場合、多軸磁気センサ装置は一般的な圧力センサ装置と構成が同一となるので、その製造が容易となる。
請求項4に記載のように、封止空間の減圧状態が真空状態であると良い。
この場合、薄肉部上下の圧力差がより大きくなるので、薄肉部が台座側に凹みやすくなる。
請求項5に記載のように、薄肉部は、磁気センサ素子の形成されない領域に、所定深さの溝部を有すると良い。
このように、薄肉部が溝部を有すると、溝部の形成部位が他の薄肉部の部位よりも薄肉となるため、溝部の形成部位を起点として薄肉部を台座側に凹ませることができる。尚、溝部は、薄肉部を貫通しないように、薄肉部の上面及び下面の少なくとも一方に対して形成されていれば良く、溝部の個数は特に限定されるものでない。
具体的には、請求項6に記載のように、薄肉部における磁気センサ素子の形成領域よりも端部側に溝部が形成されていると、薄肉部が台座側に凹みやすくなる。すなわち、磁気センサ素子同士がなす角度の調整幅が大きくなり、形成位置によっては、磁気センサ素子同士の形成面のなす角を、角度演算の容易な略90度とすることも可能である。
また、請求項7に記載のように、複数の磁気センサ素子が同一の薄肉部に形成され、薄肉部における複数の磁気センサ素子の形成領域間に溝部が形成されていると、薄肉部が溝部により分割され、溝部を有さない場合よりも平坦となる。従って、薄肉部が撓むことにより磁気センサ素子に生じるピエゾ効果を低減することができる。
請求項8に記載のように、磁気センサ素子を備える薄肉部がその表面に補強部材を有していると、圧力が印加されても磁気センサ素子を備える薄肉部は変形しないため、磁気センサ素子は圧力変動の影響のない出力値を出力することができる。
請求項9に記載のように、基板は、磁気センサ素子の形成されない薄肉部の領域に、圧力検出素子を備えても良い。
本発明の多軸磁気センサ装置の構成は、ダイアフラム構造を有する圧力センサと同一構成であるので、薄肉部に圧力検出素子を備えることで、圧力を検出することも可能となる。
尚、圧力検出素子によっては、薄肉部の一方の表面に圧力検出素子が設けられれば良いが、請求項10に記載のように静電容量型の圧力検出素子の場合、薄肉部の下面に可動電極を有し、薄肉部の可動電極形成位置に対向する台座の位置に固定電極を有する構成とすることで、可動電極及び固定電極間の静電容量の変化から、印加された圧力を検出することができる。
また、圧力検出素子の形成位置は、請求項11に記載のように、磁気センサ素子を備える薄肉部であっても良い。この場合、同一の薄肉部に磁気センサ素子と圧力検出素子とを備えるので、センサの体格を小型化することができる。尚、磁気センサ素子が圧力変動の影響を受ける場合、同一の薄肉部に設けられている圧力検出素子の検出結果に基づいて、磁気センサ素子の出力を補正すれば良い。
次に、多軸磁気センサ装置の製造方法としては、請求項12に記載のように、少なくとも1箇所に薄肉部を備えるダイアフラム構造の基板を形成する工程と、少なくとも1個が薄肉部に形成されるように基板に複数の磁気センサ素子を形成する工程と、基板との間に封止空間を形成するように台座を基板に接合する接合工程とを備えている。そして、接合工程において、封止空間が減圧状態となるように台座を基板に接合することにより、薄肉部が台座側に凹んで、複数の磁気センサ素子の形成面が互いに所定の角度をなすことを特徴とする。
本発明の作用効果は、請求項1に記載の発明の作用効果と同一であるので、その記載を省略する。
尚、請求項12においては、基板に形成された薄肉部に対して磁気センサ素子を形成する手順を示したが、請求項13に記載のように、基板に複数の磁気センサ素子を形成した後で、基板の一部をエッチング等により除去することにより、少なくとも1個の磁気センサ素子を備える薄肉部を形成しても良い。この場合の効果も、請求項12に記載の発明の効果と同一である。
尚、磁気センサ素子としては、例えば請求項14に記載のように、ホール素子を適用することができる。
また、請求項15に記載のように、基板がシリコン基板であり、台座がガラス台座であることが好ましい。
この場合、多軸磁気センサ装置は一般的な圧力センサ装置と構成が同一となるので、通常のIC製造技術を用いて製造することができる。
また、基板に不純物を注入して磁気センサ素子を形成することもできる。
請求項16に記載のように、接合工程の前に、磁気センサ素子の形成されない薄肉部の領域に、所定深さの溝部を形成する工程をさらに備えても良い。
本発明の作用効果は、請求項5に記載の発明の作用効果と同一であるので、その記載を省略する。
請求項17に記載のように、溝部の形成は、薄肉部の形成と同一工程として実施されても良い。
例えばエッチングにより薄肉部を形成する場合には、薄肉部の形成と同時に溝部を形成することができる。この場合、製造工程を簡素化することができる。
請求項18に記載のように、溝部が薄肉部における磁気センサ素子の形成領域よりも端部側に形成されても良い。
本発明の作用効果は、請求項6に記載の発明の作用効果と同一であるので、その記載を省略する。
請求項19に記載のように、複数の磁気センサ素子が同一の薄肉部に形成され、溝部が薄肉部における複数の磁気センサ素子の形成領域間に形成されても良い。
本発明の作用効果は、請求項7に記載の発明の作用効果と同一であるので、その記載を省略する。
請求項20に記載のように、接合工程の後に、磁気センサ素子を備える薄肉部の表面に、当該薄肉部の形状を保持するための補強層を形成する工程をさらに備えても良い。
本発明の作用効果は、請求項8に記載の発明の作用効果と同一であるので、その記載を省略する。
請求項21に記載のように、接合工程の前に、磁気センサ素子の形成されない薄肉部の領域に、圧力検出素子を形成する工程をさらに備えても良い。
本発明の多軸磁気センサ装置の構成は、ダイアフラム構造を有する圧力センサと同一構成であるので、薄肉部に圧力検出素子を形成することができる。すなわち、同一基板に磁気センサ素子と圧力検出素子を備える多軸磁気センサ装置を形成することができる。
尚、圧力検出素子によっては、薄肉部の一方の表面に圧力検出素子を形成すれば良いが、請求項22に記載のように静電容量型の圧力検出素子の場合、圧力検出素子を形成する工程として、薄肉部の下面に可動電極を形成し、薄肉部の可動電極形成位置に対向する台座の部位に固定電極を形成する工程を備えれば良い。
圧力検出素子は、請求項23に記載のように磁気センサ素子を備える薄肉部に形成されても良いし、磁気センサ素子を備える薄肉部とは異なる薄肉部に形成されても良い。
磁気センサ素子が圧力変動の影響を受ける場合、圧力検出素子の検出結果に基づいて磁気センサ素子の出力を補正することができる。
尚、磁気センサ素子を備える薄肉部に圧力検出素子も形成されると、磁気センサ装置の体格を小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図に基づいて説明する。尚、本実施形態においては、センサ素子としてホール素子を備える多軸磁気センサ装置を例にとり、以下に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における多軸磁気センサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は上面側から見た平面図、(b)は(a)のA−A断面における断面図である。
図1(b)に示すように、多軸磁気センサ装置100は、基板10と、当該基板10に形成されたセンサ素子としてのホール素子20と、基板10に接合された台座30とにより構成される。
基板10はダイアフラム構造を有するシリコン基板であり、少なくとも1箇所の薄肉部11を有している。そして、薄肉部11の形成位置の下部に、後述する封止空間となる開口部12を有している。本実施形態において、開口部12は、基板10の下面側において、図1(a)に破線にて示されるような矩形状の領域をもって開口されており、この開口面積が基板10の上面側へ行くほど縮小され、所定厚さの薄肉部11を残した状態で矩形状の領域となっている。従って、薄肉部11は、基板10の他の部位と比べて膜厚が薄く形成されており、それにより可撓性を有している。尚、図1(a)において、内側の破線で示される矩形領域を薄肉部11の形成領域とする。また、その構成材料は、上記例に限定されるものではなく、SOI基板やガラス基板等であっても良い。
ホール素子20は、基板10に複数個形成されており、その内の少なくとも1個が薄肉部11に形成されている。本実施形態におけるホール素子20は、上面側から基板10に不純物を注入し、熱拡散させることにより形成されており、図1(a),(b)に示すように、同一の薄肉部11に2個のホール素子20が形成されている。それ以外にも、インジウムアンチモンやガリウム砒素等の材料を用い、スパッタや蒸着等により形成されたものでも良い。
また、ホール素子20は、薄肉部11が台座30側に凹んだ状態において、ホール素子20の形成面同士のなす角が所定の角度となるような位置に形成されている。従って、ホール素子20を1個のみ備える場合よりも、検出範囲が広い状態にある。本実施形態においては、図1(b)に示すように、薄肉部11が凹んだ状態において、同一の薄肉部11に形成されたホール素子20の形成面同士が所定の角度となるように、凹んだ頂点に対して対向する位置に2個のホール素子20が形成されている。従って、2つのホール素子20により、異なる2軸(例えばx,y軸)を回転軸とする磁界を検出することができる。尚、2つのホール素子20の形成面のなす角が90度であると、2つのホール素子20の出力電圧が、振幅がほぼ等しく90度位相の異なる正弦波となり、回転する磁界の回転角を容易に計算することができる。従って、2つのホール素子20の形成面同士がなす所定の角度とは、角度演算の容易な90度であることが好ましい。しかしながら、少なくともホール素子20の形成面同士が同一平面にない状態にあれば、複雑になるものの、角度演算により異なる2軸を回転軸とする磁界を検出することが可能である。本実施形態においては、演算用等の回路部(図示せず)が同一基板10上に形成されている。
尚、基板10に設けられた複数のホール素子20は、その全てが本実施形態に示すように同一の薄肉部11に形成されていても良いが、それ以外にも、異なる薄肉部11に形成される構成であっても良い。また、その一部が薄肉部11ではない基板10の部位に形成される構成であっても良い。
台座30はガラス台座であり、基板10の開口側表面に接合されて基板10の開口部12を封止し、基板10との間に封止空間40を構成している。そして、封止空間40は、雰囲気(大気)に対して減圧状態に保持されている。従って、雰囲気(大気)と封止空間40との圧力差により、薄肉部11は図1(b)に示すように台座30側に凹んだ状態となっており、薄肉部11に設けられた2つのホール素子20の形成面同士が互いに所定の角度をなしている。尚、封止空間40の減圧状態は、少なくとも薄肉部11が台座30側に凹む程度、雰囲気(大気)よりも減圧された状態であれば良く、2つのホール素子20の形成面が90度の角度をなす圧力であればより好ましい。一般の構成では、真空状態であると、もっとも90度に近い値となる。また、その構成材料は上記例に限定されるものではなく、基板10の構成材料に応じて、基板10との間に密な封止空間40を構成できる材料であれば適用することができる。
このように、本実施形態における多軸磁気センサ装置100は、従来の圧力センサの構造を利用し、封止空間40を減圧状態に保持することで、薄肉部11を基板10の表面に対して台座30側に凹ませている。すなわち、薄肉部11に設けられた2つのホール素子20の形成面同士が互いに所定の角度をなしている。従って、本発明の多軸磁気センサ装置100は、従来のように複雑な加工により溝を形成し、その斜面にホール素子を形成しなくとも、同一基板20上において、異なる位相(2軸)の磁界を検出することができる。
尚、図1(a),(b)に示されるように、多軸磁気センサ装置100に磁界B(基板10の上面側から基板10に垂直に)が印加されると、2つのホール素子20に対して直角な方向の磁界成分が各ホール素子20に印加される。そして、バイアス電流が流れる各ホール素子20では、各磁界成分に比例する電圧が発生し、出力電圧として検出される。そして2つのホール素子20の出力電圧に基づき、磁界Bの回転角が検出される。
次に、このように構成される多軸磁気センサ装置100の製造方法の概略を、図2(a)〜(c)に示す工程別断面図を用いて説明する。尚、図2(a)は、ホール素子20を形成する工程を示す図、(b)は基板10に薄肉部11を形成する工程を示す図、(c)は台座30を基板10に接合する工程を示す図である。尚、図2(c)は図1(b)と同一である。
図2(a)に示すように、先ず、基板10として例えば{100}面方位のp型シリコン基板を準備し、基板10の薄肉部11となる領域に2個のホール素子20を形成する。本実施形態においては、基板10の所定領域に、燐(P)等のn型不純物をイオン注入し、イオン注入後、活性化のための熱処理を行って、n型の低濃度不純物拡散領域を形成し、ホール素子20とした。
ホール素子20形成後、フォトリソグラフィにより、基板10に薄肉部11を形成する。本実施形態においては、エッチングマスクとして図示しない窒化シリコン膜(Si34)を形成し、水酸化カリウム(KOH)溶液等により、上記窒化シリコン膜に設けた開口部から、基板10をエッチングする。この時、{100}面から基板10を所定深さエッチングすると、{111}面方位の斜面が優先的に現れる開口部12が形成される。そして、エッチング後、燐酸(H3PO4)等を用いて、表面の窒化シリコン膜を除去する。これにより図2(b)に示すように、薄肉部11及び{111}面方位の斜面を持つ開口部12を有するダイアフラム構造の基板10が形成される。
薄肉部11形成後、減圧雰囲気において、基板10の開口面に台座30としてのガラス台座を陽極接合し、減圧状態の封止空間40を形成する。そして、封止空間40を形成後、大気雰囲気に配置することにより、薄肉部11が台座30側に凹み、本実施形態に示す多軸磁気センサ装置100が形成される。
このように、本実施形態における多軸磁気センサ装置100の製造方法によると、ダイアフラム構造を有する従来の圧力センサ装置の製造工程を活用することができる。従って、EBリソグラフィ技術等の複雑な加工により溝部を形成し、その斜面にホール素子20を形成しなくとも、多軸磁気センサ装置100を容易に製造することができる。
尚、薄肉部11の凹み状態は、薄肉部11の面積、厚さ、重量、及び雰囲気と封止空間40内の圧力差により決定される。従って、上述の製造工程において、基板10のエッチング深さ、薄肉部11の形状、及び接合時の減圧の度合いには注意が必要である。
また、本実施形態においては、基板10がシリコン基板であり、ホール素子20の形成後に薄肉部11を形成する例を示した。しかしながら、基板10の構成材料及びホール素子20の形成方法によっては、薄肉部11の形成後にホール素子20を形成しても良い。
また、本実施形態において、2つのホール素子20が、ともに同一の薄肉部11に形成される例を示した。しかしながら、図3に示すように、2つのホール素子20の内、一方が薄肉部11に形成され、他方が薄肉部11の形成領域でない基板10の部位に形成される構成であっても良い。この場合も、2つのホール素子20の形成面同士が所定の角度をなすことができるので、多軸磁気センサ装置100は、2つの異なる位相を検出することができる。尚、図3は、本実施形態における多軸磁気センサ装置100の変形例を示す概略断面図であり、図1(b)に対応している。
また、図4に示すように、基板10が複数の薄肉部11を有し、異なる薄肉部11に2つのホール素子20がそれぞれ形成される構成であっても良い。この場合も、2つのホール素子20の形成面同士が所定の角度をなすことができるので、多軸磁気センサ装置100は、2つの異なる位相を検出することができる。しかしながら、センサの体格が大きくなるため、同一の薄肉部11に2つのホール素子20が形成されている構成の方が好ましい。尚、図4は、本実施形態における多軸磁気センサ装置100の変形例を示す概略断面図であり、図1(b)に対応している。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図5に基づいて説明する。図5は、本実施形態における多軸磁気センサ装置100の概略構成を示す図であり、(a)は上面側から見た平面図、(b)は(a)のB−B断面における断面図である。尚、図5は、第1の実施形態で示した図1(a),(b)に対応している。
第2の実施の形態における多軸磁気センサ装置100は、第1の実施の形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
第2の実施の形態において、第1の実施の形態と異なる点は、薄肉部11に溝部を有する点である。
本実施形態における多軸磁気センサ装置100は、薄肉部11の形成領域内において、ホール素子20の形成されない領域に所定深さの溝部50を有している。従って、溝部50の形成部位が他の部位よりも薄肉であるので、薄肉部11は溝部50の形成部位を起点として、台座30側に凹むこととなる。尚、このような溝部50は、基板10がシリコン基板の場合、エッチングすることにより容易に形成することができる。
具体的には、図5(a),(b)に示すように、2つのホール素子20が形成された薄肉部11において、開口部12に面する側のホール素子20の形成領域よりも端部側(図5においては、溝部50の端部が薄肉部11の端部と重なった状態)に、環状に溝部50が形成されている。従って、薄肉部11の重量を支える部分が他の部位よりも薄肉であるので、薄肉部11が第1の実施形態よりも台座30側に凹み易くなる。すなわち、ホール素子20の形成面同士のなす角度の調整幅が大きくなる。この場合、ホール素子20の形成位置によっては、ホール素子20の形成面同士のなす角度を検出軸の角度演算の容易な略90度の構成とすることも可能である。尚、図5(a)において、便宜上、溝部50を太線の点線で図示している。
また、ホール素子20の形成領域よりも端部側に形成される溝部50は、その深さにより薄肉部11の凹み状態が変化する。また、深すぎても、薄肉部11が強度的に不安定となる。従って、薄肉部11の強度信頼性を保持できる範囲で、2つのホール素子20の形成面が互いに所定角度をなすように、溝部50の深さは設定される。
また、溝部50は、2つのホール素子20の形成領域を分割するように、上述の環状部位に連結して、2つのホール素子20間にも形成されている。この場合、薄肉部11が台座30側に凹んだ状態において、薄肉部11は、第1の実施形態よりも撓みが小さくなり、平坦となる。従って、薄肉部11が撓むことによりホール素子20に生じるピエゾ効果の影響を低減することができ、ホール素子20の検出精度を向上できる。
また、本実施形態において、溝部50が、薄肉部11の開口部12に面する側に形成されている例を示した。しかしながら、溝部50は薄肉部11の上面(ホール素子20形成面)及び下面(開口部12側)の少なくとも一方に形成されていれば良い。
また、本実施形態において、溝部50が、全て連結して形成されている例を示した。しかしながら、独立した溝部50が同一の薄肉部11に複数形成される構成であっても良いし、スリット状に溝部50が形成される構成であっても良い。
また、本実施形態において、溝部50が、薄肉部11のホール素子20の形成領域よりも端部側とホール素子20間とに形成されている例を示した。しかしながら、溝部50は、図6に示すように、薄肉部11のホール素子20の形成領域よりも端部側のみに形成されていても良いし、図7に示すように、2つのホール素子20の形成領域を分割するように、ホール素子20間のみに形成されていても良い。尚、図6及び図7は、本実施形態の変形例を示す平面図である。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、種々変更して実施する事ができる。
本実施形態において、多軸センサ装置の一例として、多軸磁気センサ装置100を示した。しかしながら、それ以外にも、複数のセンサ素子を備える多軸センサ装置であれば本発明を適用することができる。
また、本実施形態において、2つのホール素子20が基板10に形成される例を示した。しかしながら、本発明の多軸センサ装置は、複数のセンサ素子を備えるものであれば適用が可能である。例えば、図8に示すように、同一の薄肉部11に3つのホール素子20を備える構成であっても良い。図8は本実施形態の変形例を示す平面図であり、図1(a)に対応している。この場合、3つのホール素子20により、x,y,z軸方向の磁界をそれぞれ検出できるので、多軸磁気センサ装置100を位置センサとして適用することができる。
また、本実施形態において、多軸磁気センサ装置100は、ホール素子20のみを有していた。しかしながら、本実施形態に示す多軸磁気センサ装置100の構造は、圧力センサ装置の構造と略同一であるので、ホール素子20とともに圧力検出素子を備えても良い。図9に示すように、2つのホール素子20が形成された薄肉部11に、例えばピエゾ抵抗型の圧力検出素子60を有しても良い。図9は本実施形態の変形例を示す平面図であり、図1(a)に対応している。この場合、圧力検出素子60の抵抗変化から圧力を検出することができる。尚、本構成の場合、同一の薄肉部11にホール素子20と圧力検出素子60とを備えるので、センサ装置100の体格が小型化される。
また、多軸磁気センサ装置100は、図10に示すように、圧力検出素子60として、ホール素子20が2個形成されている薄肉部11の下面に可動電極60aを有し、当該可動電極60aの形成位置に対向する台座30の部位に固定電極60bを有しても良い。図10は、本実施形態の変形例を示す断面図である。この場合、可動電極60a及び固定電極60b間の静電容量の変化から圧力を検出することができる。本構成も、同一の薄肉部11にホール素子20と圧力検出素子60を構成する可動電極60aとを備えるので、センサ装置100の体格が小型化される。尚、薄肉部11に圧力が印加されると、図9及び図10に示すホール素子20は圧力変動の影響を受ける。従って、圧力検出素子60の出力に基づいて、ホール素子20の出力を補正すると良い。
尚、本実施形態において示したホール素子20は、使用環境の圧力変化によってピエゾ効果の影響を受ける。従って、多軸磁気センサ装置100を圧力が変化する環境において使用する場合には、図11に示すように、ホール素子20を備える薄肉部11を樹脂等の補強部材70により補強して使用すると良い。この場合、圧力が印加されてもホール素子20を備える薄肉部11は変形しないため、ホール素子20は圧力変動の影響のない出力値を出力することができる。すなわち、磁界の変化を高精度に検出することができる。
本発明の第1の実施における多軸磁気センサ装置の概略構成を示し、(a)は上面側から見た平面図、(b)は(a)のA−A断面における断面図である。 多軸磁気センサ装置の製造工程を示す工程別断面図であり、(a)はホール素子形成工程、(b)は薄肉部形成工程、(c)は接合工程を示す図である。 第1実施形態の変形例を示す断面図である。 第1実施形態の変形例を示す断面図である。 第2の実施形態における多軸磁気センサ装置の概略構成を示し、(a)は上面側から見た平面図、(b)は(a)のB−B断面における断面図である。 第2実施形態の変形例を示す断面図である。 第2実施形態の変形例を示す断面図である。 本実施形態の変形例を示す平面図である。 本実施形態の変形例を示す平面図である。 本実施形態の変形例を示す断面図である。 本実施形態の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10・・・基板
11・・・薄肉部
12・・・開口部
20・・・ホール素子(センサ素子)
30・・・台座
40・・・封止空間
50・・・溝部
60・・・圧力検出素子
100・・・多軸磁気センサ装置(多軸センサ装置)

Claims (23)

  1. 少なくとも1箇所の薄肉部を備えるダイアフラム構造の基板と、
    前記基板に設けられた複数の磁気センサ素子と、
    前記基板に接合された状態で、前記基板との間に減圧状態にある封止空間を形成する台座とを備え、
    少なくとも1個の前記磁気センサ素子が前記薄肉部に形成され、当該薄肉部が前記台座側に凹むことによって、複数の前記磁気センサ素子の形成面が互いに所定の角度をなしていることを特徴とする多軸磁気センサ装置。
  2. 前記磁気センサ素子はホール素子であることを特徴とする請求項1に記載の多軸磁気センサ装置。
  3. 前記基板はシリコン基板であり、前記台座はガラス台座であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多軸磁気センサ装置。
  4. 前記封止空間内は真空状態にあることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の多軸磁気センサ装置。
  5. 前記薄肉部は、前記磁気センサ素子の形成されない領域に、所定深さの溝部を有することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の多軸磁気センサ装置。
  6. 前記溝部は、前記薄肉部における前記磁気センサ素子の形成領域よりも端部側に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の多軸磁気センサ装置。
  7. 複数の前記磁気センサ素子が同一の前記薄肉部に形成され、前記溝部は、前記薄肉部における複数の前記磁気センサ素子の形成領域間に形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の多軸磁気センサ装置。
  8. 前記磁気センサ素子を備える前記薄肉部は、印加された圧力により変形しないように、その表面が補強部材により補強されていることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載の多軸磁気センサ装置。
  9. 前記基板は、前記磁気センサ素子の形成されない前記薄肉部の領域に、圧力検出素子を備えることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載の多軸磁気センサ装置。
  10. 前記圧力検出素子として、前記基板は、前記薄肉部の下面に可動電極を有し、前記台座は、前記薄肉部の前記可動電極形成位置に対向する位置に固定電極を有し、前記可動電極及び前記固定電極間の静電容量の変化から、印加された圧力が検出されることを特徴とする請求項9に記載の多軸磁気センサ装置。
  11. 前記圧力検出素子は、前記磁気センサ素子を備える前記薄肉部に形成されていることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の多軸磁気センサ装置。
  12. 少なくとも1箇所に薄肉部を備えるダイアフラム構造の基板を形成する工程と、
    少なくとも1個が前記薄肉部に形成されるように、前記基板に複数の磁気センサ素子を形成する工程と、
    前記基板との間に封止空間を形成するように、台座を前記基板に接合する接合工程とを備える多軸磁気センサ装置の製造方法であって、
    前記接合工程において、前記封止空間が減圧状態となるように前記台座を前記基板に接合することにより、前記薄肉部が前記台座側に凹んで、複数の前記磁気センサ素子の形成面が互いに所定の角度をなすことを特徴とする多軸磁気センサ装置の製造方法。
  13. 基板に複数の磁気センサ素子を形成する工程と、
    前記基板の一部を除去し、少なくとも1個の前記磁気センサ素子の形成領域を含む所定領域を薄肉部とする工程と、
    前記基板との間に封止空間を形成するように、台座を前記基板に接合する接合工程とを備える多軸磁気センサ装置の製造方法であって、
    前記接合工程において、前記封止空間が減圧状態となるように前記台座を前記基板に接合することにより、前記薄肉部が前記台座側に凹んで、複数の前記磁気センサ素子の形成面が互いに所定の角度をなすことを特徴とする多軸磁気センサ装置の製造方法。
  14. 前記磁気センサ素子はホール素子であることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の多軸磁気センサ装置の製造方法。
  15. 前記基板はシリコン基板であり、前記台座はガラス台座であることを特徴とする請求項12〜14いずれか1項に記載の多軸磁気センサ装置の製造方法。
  16. 前記接合工程の前に、前記磁気センサ素子の形成されない前記薄肉部の領域に、所定深さの溝部を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項12〜15いずれか1項に記載の多軸磁気センサ装置の製造方法。
  17. 前記溝部の形成は、前記薄肉部の形成と同一工程として実施されることを特徴とする請求項16に記載の多軸磁気センサ装置の製造方法。
  18. 前記溝部は、前記薄肉部における前記磁気センサ素子の形成領域よりも端部側に形成されることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の多軸磁気センサ装置の製造方法。
  19. 複数の前記磁気センサ素子は同一の前記薄肉部に形成され、前記溝部は、前記薄肉部における複数の前記磁気センサ素子の形成領域間に形成されることを特徴とする請求項16〜18いずれか1項に記載の多軸磁気センサ装置の製造方法。
  20. 前記接合工程の後に、前記磁気センサ素子を備える前記薄肉部の表面に、当該薄肉部の形状を保持するための補強層を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項12〜19いずれか1項に記載の多軸磁気センサ装置の製造方法。
  21. 前記接合工程の前に、前記磁気センサ素子の形成されない前記薄肉部の領域に、圧力検出素子を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項12〜19いずれか1項に記載の多軸磁気センサ装置の製造方法。
  22. 前記圧力検出素子を形成する工程として、前記薄肉部の下面に可動電極を形成し、前記薄肉部の前記可動電極形成位置に対向する前記台座の部位に固定電極を形成する工程を備えることを特徴とする請求項21に記載の多軸磁気センサ装置の製造方法。
  23. 前記圧力検出素子は、前記磁気センサ素子を備える前記薄肉部に形成されることを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の多軸磁気センサ装置の製造方法。
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