JP4277112B2 - 通電加熱または高周波加熱による短時間焼入れ性に優れた工具鋼 - Google Patents

通電加熱または高周波加熱による短時間焼入れ性に優れた工具鋼 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は短時間焼入れ性に優れた工具鋼に関し、更に詳しくは、例えば大型形状の部品材料における表面の局部的な焼入れ硬化を行う場合に、当該局部表面を従来の高速度工具鋼の場合に比べて短時間で、かつ同等の硬度に焼入れすることができる短時間焼入れ性に優れた工具鋼に関する。
【0002】
【従来の技術】
SKH51に代表される高速度工具鋼は各種の切削工具,パンチ,ロール,ギヤなどの材料として多用されている。そして、これらの部材に対しては、その表面硬度を高めて使用時における耐摩耗性を確保するために焼入れが行われる。
その場合、高速度工具鋼の焼入れ時における熱処理に際しては、従来から雰囲気炉が使用されてきたが、昨今では、真空炉やソルト(塩浴)炉などが使用されるようになっている。
【0003】
このうち、真空炉は雰囲気炉に比べて短時間加熱が可能で、また加圧冷却によって焼入れ時の冷却速度を確保できるという利点を備えているが、他方では炉内の真空系を確保するためには、大型の設備装置と多大な運転費用が必となるという問題がある。そして、炉が大型化すればするほど上記した問題は顕著となって経済的な負担は増大するので、大型炉の保持は困難である。
【0004】
また、ソルト炉の場合、焼入れは通常油焼入れで行われるため、ソルト炉近辺におけるソルトの気化,焼入れ油の蒸発などが発生してその作業環境が劣悪になるという問題がある。
ところで、上記した炉に限らず、一般に、炉を用いた焼入れの場合は、焼入れ対象品を炉内に収容して全体として熱処理を行うことが必要である。そのため、次のような問題が不可避的に生じてくる。
【0005】
まず、焼入れ可能な部材の大きさは、使用する炉の大きさで制限されることである。したがって、大型ロールや大型ギヤのように大型形状の部材の焼入れには大型炉が必要となるが、真空炉の場合で説明したように、そのような大型炉の保持は工業的には困難である。
また、焼入れ対象品には、表面全体の硬化を必ずしも必要とせず、使用表面部分のみを硬化させればよいものもある。そのような対象品の場合、炉を使用する焼入れでは全面硬化となるため、いわば無駄な部分の硬化も行われていることになる。
【0006】
炉を使用した焼入れにおける上記した問題を解消するためには、通電加熱や高周波加熱による熱処理を採用することが適切であると考えられる。
これらの加熱方式の場合、用いる加熱装置は炉を用いた装置に比べて小型化し、また作業環境を劣悪にすることもなく、なによりも焼入れ対象品の形状の大小とは無関係に焼入れを必要とする箇所を、炉を使用した熱処理の場合に比べると極めて短時間で部分加熱することができるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記加熱方式で高速度工具鋼を加熱して焼入れを行った場合、焼入れ時の処理時間が短時間であっても、焼戻し後にあっては適正な硬度、例えば対象品がSKH51の場合にはHRC64以上の硬度が確保されることが必要になる。
【0008】
本発明は、炉を用いた焼入れの場合は勿論のこと、通電加熱や高周波加熱のような加熱方式で短時間の焼入れを行った場合であっても、従来の炉を用いた焼入れ時の場合と同等の表面硬度の確保が可能である、短時間焼入れ性に優れた工具鋼の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、C:0.5〜1.2量%,Si:0.05〜1.0量%,Mn:0.10〜1.00量%,Cr:3.50〜5.53質量%,Mo:4.00〜10.00量%,W:5.00〜20.00量%,V:0.80〜2.00量%,残部はFeと不可避的不純物から成り、V/W当量が0.1未満に規制され、焼鈍し後における炭化物の量が10〜25量%であり、かつ前記炭化物のうち粒度1.0μm以下の炭化物の占有割合が60%以上であることを特徴とする、通電加熱または高周波加熱による短時間焼入れ性に優れた工具鋼が提供され、とくに、前記炭化物が、MC系炭化物,MC系炭化物,M系炭化物または/およびM23系炭化物から成り、かつ、前記M系炭化物または/およびM23系炭化物の占有割合が30%以上である、通電加熱または高周波加熱による短時間焼入れ性に優れた工具鋼が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の工具鋼は、上記各成分から成る鋼種を溶製し、そのインゴットに熱間加工を施したのち焼鈍し、そして、更に焼入れ,焼戻しを順次行って実使用に供される。
本発明の工具鋼は以下に述べる知見と考察に基づいて設計されたものである。
【0011】
まず、上記成分のうちCr,W,Mo,Vはいずれも炭化物形成元素であり、上記した一連の処理工程において、焼鈍し後の鋼の基地には、VCに代表されるMC系炭化物と、(Mo,W)6Cに代表されるM6C系炭化物と、Cr73および/またはCr236のようなCr系炭化物に代表されるM73系炭化物または/およびM236系炭化物とが晶出している。
【0012】
そして、これら炭化物は焼入れの工程で基地に固溶し、更に焼戻しの工程で微細な炭化物となって析出し、そのことによって、工具鋼の硬度と耐摩耗性を高めることになる。
そこで、本発明者は、焼入れ時における上記炭化物の基地への固溶状態を調べたところ、次のような知見を得た。
【0013】
(1)まず、M73系炭化物またはM236系炭化物,M6C系炭化物,VC系炭化物の順序で基地への固溶速度が大きいことである。すなわち、Cr系炭化物は短時間のうちに基地に固溶し、(Mo,W)6Cがそれに続き、VCが最も遅いということである。
(2)また、炭化物の粒度が小さくなればなるほど、当該炭化物の基地への固溶速度は大きくなることである。具体的には、粒度が1μm以下であると、焼入れ温度にもよるが、20秒以下の焼入れ時間で当該炭化物は基地に固溶するという事実である。
【0014】
本発明者は、上記した知見を踏まえることにより、次のような設計思想に基づけば短時間の焼入れで高い硬度を実現する鋼種の製造が可能であると推考した。
(3)まず、焼鈍し後の基地内に晶出している炭化物の量を適正な値とすることにより、焼入れ時にはこれら炭化物を確実に固溶させるようにする。その場合、粒度が小さい炭化物の占有割合を大きくすることにより、必要とする炭化物の固溶量は確保される。そして、この炭化物の粒度調整と炭化物の晶出量は、V/W当量(2Mo+W)で規制することができる。
【0015】
(4)また、Cr系炭化物の基地への固溶速度が最も大きいことからして、晶出している全ての炭化物のうち上記Cr系炭化物の占有割合を適正な値にすることにより、短時間の焼入れであっても、これらCr系炭化物の適正な固溶状態が得られるので、焼戻し後には例えばHRC64以上の硬度を確保することも可能となる。
【0016】
本発明者は、上記した(3),(4)の考察に基づいて種々の研究を重ねることにより、前記した成分組成および焼戻し後における炭化物の存在形態を有する本発明の工具鋼を開発したのである。
ここで、本発明の工具鋼における成分組成について説明する。
Cは、鋼の焼入れ性を高めて焼入れ時におけるマルテンサイトの硬度を高めるとともに、Cr,W,Mo,Vなどの炭化物形成元素との間で各種の炭化物を形成して結晶粒を微細化することにより、工具鋼としての耐摩耗性の向上に寄与し、同時に、鋼に焼戻し軟化抵抗を付与する成分である。そして、その含有量が0.5量%より少なくなると本発明の工具鋼で目的とするHRC64以上の硬度が得にくくなり、また1.2量%を超えると、過剰な炭化物の晶出を招いて靭性低下を引き起こすので、その含有量は0.5〜1.2量%にする。
【0017】
Siは脱酸剤として機能し、その含有量は0.05量%以上であることが必要であるが、あまり多く含有されていると、安定でかつ粗大なMC系炭化物が凝固組織として生成するようになり、炭化物の微細化が阻害されるようになるので、その上限は1.0量%とする。
Mnは脱酸剤として機能すると同時に、鋼の焼入れ性の向上に資する成分である。その含有量が0.10量%より少ない場合は、上記した焼入れ性の向上効果は不充分であり、また1.00量%より多くすると、焼鈍し時における硬度が著しく高くなって被削性が劣化するので、含有量は0.10〜1.00量%にする。
【0018】
Crは、Cr系炭化物(M系炭化物,M23系炭化物)を形成する成分であり、焼鈍し時にはCr系炭化物として基地内に晶出することにより耐摩耗性を向上させ、また焼入れ時にはこのCr系炭化物が短時間で基地内に固溶して焼入れ性を高め、焼戻し時に微細な炭化物として析出して硬度の向上に寄与する。含有量が3.50量%より少ない場合は、充分なCr系炭化物が形成されないので短時間の焼入れ性に難が生じ、また7.00量%より多い場合は、Cr系炭化物の形成量が多くなりすぎて、逆に焼戻し後における充分な硬度向上は実現しなくなるので、その含有量は3.50〜5.53質量%にする。
【0019】
MoとWは、いずれも、(Mo,W)C系炭化物(MC系炭化物)を形成する成分であり、焼鈍し時にはMC系炭化物として基地内に晶出することにより耐摩耗性を向上させるとともに、焼入れ性を高め、また高温焼戻し時の硬度向上に資する。
なお、MoとWは同じような挙動を示す成分であるが、その場合、Wの1モル量が発揮する効果は、Moの2モル量が発揮する効果と同等であるので、2Mo+WをもってW当量という。このような効果を発揮するMC系炭化物の形成にとって、Moの含有量は4.00量%以上、またWの含有量は5.00量%以上であることが必要である。しかし、あまり多く含有させると、粗大なMC系炭化物が晶出して焼鈍し時における炭化物が全体として粗大化するため、焼入れ時における短時間の基地への固溶が進まず、焼戻し時の硬度確保に難が生ずる。そのため、Moの場合にはその上限を10.00量%、Wの場合にはその上限を20.00量%にする。
【0020】
Vは、高硬度のVC(MC系炭化物)を形成する成分であり、耐摩耗性の向上,高温加熱時のオーステナイト粒度の粗大化の防止,結晶粒を微細化して靭性の向上に資する。この効果を得るためには、Vの含有量は0.80量%以上であることが必要であるが、あまり多く含有させると晶出するMC系炭化物は粗大化して靭性低下を招き、また高温加熱時のオーステナイト粒度の微細化効果も減少するので、その上限は2.00量%、好ましくは1.50量%にする。
【0021】
成分組成としては上記した組成を必須とするが、本発明の工具鋼においては、鋼の溶製時に原材料などから不可避的な範囲で混入してくるP,S,Cu,Ni,Alなどが含有されていても不都合はない。
本発明の工具鋼は、焼鈍し後の基地に晶出している炭化物の量が10〜25量%であり、かつ、その炭化物のうち、粒度が1.0μm以下の炭化物の占有割合が60%以上になっていることを特徴とする。
【0022】
この炭化物の晶出量が10量%より少ない場合は、焼入れと焼戻しを行ったのちであっても、例えばHRC64以上の充分に高い硬度を実現することができず、また耐摩耗性も低下して、工具鋼としての充分な特性が得られなくなる。また、25量%より多い場合は、焼入れ時にその炭化物が基地に固溶するために必要な時間は長くなり、短時間の焼入れという目的課題を達成できないだけではなく、靭性低下が引き起こされるようになる。
【0023】
炭化物の晶出量が全体で上記範囲に規制されていたとしても、その炭化物が粗大である場合は、やはり焼入れ時の基地への固溶には長時間を必要とする。したがって、本発明の工具鋼においては、20秒以下の焼入れ時間で基地へ固溶する粒度の炭化物、すなわち粒度1.0μm以下の炭化物の全炭化物に対する占有割合を60%以上にする。この占有割合が60%より少ない場合、逆にいえば粒度が1.0μmより大きい炭化物の占有割合が40%より多い場合には、焼入れ時の固溶時間が長くなって短時間の焼入れという目的課題の達成に難が生ずる。
【0024】
この焼鈍し後における炭化物の晶出量の規制と粒度の規制は、V/W当量の値を調整して可能となる。
すなわち、V/W当量の値を0.1未満となるように、V,W,Moの各含有量を調整することにより、粗大なMC系炭化物の晶出を抑制して粒度1.0μm以下の晶出炭化物を増量せしめることで晶出する炭化物の量も上記した範囲内におさめることができる。
【0025】
したがって、V,W,Moの含有量は、前記した成分組成で説明した範囲内に設定されるが、同時に、V,W,Moの相互の間ではV/W当量の値が0.1未満となるような量に設定されることが必要である。
なお、焼鈍し後に基地内に晶出している炭化物は、MC系炭化物,M6C系炭化物,M73系炭化物または/およびM236系炭化物(Cr系炭化物)で構成されているが、これらのうち、Cr系炭化物の占有割合が30%以上になっていることが好ましい。
【0026】
このCr系炭化物の占有割合を30%以上にすることにより、短時間の焼入れであっても、基地への固溶速度が最も大きいこのCr系炭化物は充分に基地に固溶し、焼戻し後に析出することにより、鋼の硬度を目標値のHRC64以上の知に確保することができるからである。
【0027】
【実施例】
表1で示した成分組成の鋼種を溶製したのち冷却してインゴットにした。各インゴットを温度950〜1130℃で熱間鍛造して直径10mmの棒材にしたのち、温度870度で3時間の焼鈍しを行い、更に、温度600℃まで15℃/hrの降温速度で冷却した。
【0028】
各棒材における炭化物量・分布は、電解抽出後、その粒度分布調査と抽出炭化物のX線回折結果より、炭化物種類と、炭化物強度比により量比を求めた。
その結果を表1〜2に示した。
ついで、各棒材から直径8mm,長さ12mmの試料を加工し、各試料を高周波誘導加熱装置にセットし、加熱温度50℃/secで加熱したのち、温度1200℃で1〜200秒保持し、更にN2ガスで急冷する焼入れを行い、続いて、温度500〜600℃で1時間保持したのち空冷する焼戻しを2回行った。得られた各試料につき、ロックウェル硬さ試験のCスケールで硬度(HRC)を測定した。
【0029】
この一連の焼入れ−焼戻し工程において、焼入れ時間を変化させて硬度を測定した。そしてHRC値が64を超えるに必要な焼入れ時間を測定した。この時間が短いほど、短時間焼入れ性に優れた鋼種であることを示す。
以上の結果を一括して表1〜2に示した。
【0030】
【表1】
Figure 0004277112
【0031】
【表2】
Figure 0004277112
【0032】
表1〜2から明らかなように、成分組成においてV/W当量を0.1未満(実施例1〜5)に調整すると、焼鈍し後に晶出した炭化物のうち粒度1.0μm以下の炭化物の占有割合は60%以上になり、そして、焼戻し後にHRC64以上の硬度にするための焼入れ時間は20秒以下となり、短時間焼入れ性に優れた工具鋼になっている。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の工具鋼は20秒以下という短時間の高周波焼入れによっても焼戻し後における硬度をHRC64以上に確保することができる。したがって、例えばロールやギヤなど使用表面のみを部分的に硬化すれば充分に実使用に供することができる部材の材料として有用である。

Claims (2)

  1. C:0.5〜1.2量%,Si:0.05〜1.0量%,Mn:0.10〜1.00量%,Cr:3.50〜5.53質量%,Mo:4.00〜10.00量%,W:5.00〜20.00量%,V:0.80〜2.00量%,残部はFeと不可避的不純物から成り、V/W当量が0.1未満に規制され、焼鈍し後における炭化物の量が10〜25量%であり、かつ前記炭化物のうち粒度1.0μm以下の炭化物の占有割合が60%以上であることを特徴とする、通電加熱または高周波加熱による短時間焼入れ性に優れた工具鋼。
  2. 前記炭化物が、MC系炭化物,MC系炭化物,M系炭化物または/およびM23系炭化物から成り、かつ、前記M系炭化物または/およびM23系炭化物の占有割合が30%以上である、請求項1の通電加熱または高周波加熱による短時間焼入れ性に優れた工具鋼。
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