JP4276447B2 - 開放治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車エンジンの組立て工程において、無端ベルトをクランクプーリ等に取付けるときに用いられる治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車エンジンにおいて、クランクプーリ、発電機のプーリ、エアコンのプーリ、テンショナ等を1本の無端ベルトによって同期的に回転させるように構成されたベルト伝動システムが知られており、無端ベルトが隣接するプーリの間を大きく蛇行して取付けられるものも提案されている(例えば特許文献1)。自動車エンジンの組立て工程では、無端ベルトを取付けるために、例えばテンショナのプーリをバネ力に抗して変位させなければならない。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−59555号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
2つのプーリ同士、あるいはプーリとアイドラがバネ等によって相互に接近する方向に付勢されているベルト伝動システムでは、無端ベルトを取付けるために、2つのプーリ間、あるいはプーリとアイドラ間を広げることが必要である。ところがベルト伝動システムの周囲において種々の機器が密接して配置されている場合、プーリ間を広げる作業は容易でない。
【0005】
本発明は、例えばプーリとアイドラ等のような一対の部材の間を簡単な操作によって広げることができる開放治具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の開放治具は、一対の部材の一方に係合する第1の係合部が先端に形成された長尺部材と、一対の部材の他方に係合する第2の係合部が先端に形成され、かつ他端が長尺部材に設けられた支点部に回転自在に支持された押圧部材とを備えることを特徴している。
【0007】
第1の係合部から支点部までの第1の距離は、長尺部材の基端部から支点部までの第2の距離よりも短いことが好ましい。第1の係合部は例えば長尺部材の先端の外側面に形成された切欠きであり、第2の係合部は例えば押圧部材の先端の外側面に形成された切欠きである。一対の部材がそれぞれ支持軸によって回転自在に支持されている場合、第1および第2の係合部は支持軸にそれぞれ係合可能であってもよい。一対の部材は例えばプーリまたはアイドラである。また開放治具は、一対の部材の間を広げた状態で保持するためのストッパ手段を備えることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施形態である開放治具を用いて無端ベルト(例えば歯付きベルト)10が取付けられる、ベルト伝動システムの一例を示している。
【0009】
このベルト伝動システムにおいて、無端ベルト10は、第1のプーリ11、第2のプーリ12、および図示しない他のプーリに掛け回されている。第1および第2のプーリ11、12の間には張力調節機構20が設けられている。張力調節機構20はテンションプーリ21とアイドラ22を有し、テンションプーリ21とアイドラ22はブラケット23に支持されている。ブラケット23にはスリット24が形成され、テンションプーリ21の支持軸25とアイドラ22の支持軸26は、スリット24を貫通している。すなわちテンションプーリ21とアイドラ22は、スリット24に沿って直線的に変位自在であり、また支持軸25、26の周りに回転自在である。
【0010】
テンションプーリ21とアイドラ22はベルト10の外周面に係合している。テンションプーリ21とアイドラ22は、図示しないバネによって相互に接近する方向、すなわちスリット24に平行に付勢されており、これによりベルト10の張力が一定の範囲内になるように調整される。
【0011】
図2を参照して、開放治具30の構成を説明する。開放治具30は長尺部材31と押圧部材32を有している。本実施形態において、長尺部材31と押圧部材32は平板を切断することによって得られるが、断面が例えば円形である棒状部材等から成形することも可能である。
【0012】
長尺部材31の先端には第1の係合部である切欠き33が形成され、切欠き33から第1の距離D1だけ離れた部位には、支点部である連結ピン34が設けられている。押圧部材32の先端には第2の係合部である切欠き35が形成され、押圧部材32の他端は連結ピン34に支持されている。すなわち、長尺部材31と押圧部材32は連結ピン34によって相互に連結され、押圧部材32は長尺部材31に対して回転自在である。第1の距離D1は、長尺部材31の基端部36から連結ピン34までの第2の距離D2よりも短い。
【0013】
開放治具の使用状態において、切欠き33、35は相互に反対方向すなわち外側を向いている。換言すれば、切欠き33は長尺部材31の外側面に形成され、切欠き35は押圧部材32の外側面に形成されている。切欠き33はアイドラ22の支持軸26に係合可能であり、切欠き35はテンショナプーリ21の支持軸25に係合可能である。
【0014】
長尺部材31において、連結ピン34と切欠き33の間には孔37が穿設されている。同様に押圧部材32においても、連結ピン34と切欠き35の間には孔37と同径の孔38が形成されている。これらの孔37、38は、後述するように、長尺部材31と押圧部材32が所定の角度位置に定められた状態において重合する。
【0015】
図2および図3を参照して開放治具の作用を説明する。図2は、テンショナプーリ21とアイドラ22が図示しないバネによって最も接近している状態すなわち中立状態を示している。図3は、テンショナプーリ21とアイドラ22の間が開放治具によって広げられた状態を示している。
【0016】
まず、図2に示されるように、長尺部材31の切欠き33がアイドラ22の支持軸26に係合され、押圧部材32の切欠き35がテンショナプーリ21の支持軸25に係合される。この状態から長尺部材31の基端部36をテンショナプーリ21とアイドラ22の間のバネ力に抗して時計方向(矢印A方向)に回転変位させると、アイドラ22の支持軸26は切欠き33により右方向に押されてスリット24に沿って変位し、連結ピン34は左斜め下方向に変位する。また、押圧部材32は連結ピン34を介してテンションプーリ21側へ押圧され、テンショナプーリ21の支持軸25は切欠き35により左方向に押されてスリット24に沿って変位する。すなわち、テンションプーリ21とアイドラ22は、図3に示されるように、相互に離間する方向に変位する。
【0017】
本実施形態では、長尺部材31の孔37と押圧部材32の孔38とが、テンションプーリ21とアイドラ22が所定値だけ離間した状態において相互に重合するように形成されている。したがって、重合した孔37、38にピン(図示せず)を挿入することにより、長尺部材31と押圧部材32を固定させることができ、この状態でテンションプーリ21とアイドラ22に対する無端ベルト10の取付け作業、あるいは取外し作業を容易に行うことができる。すなわち孔37、38とピンは、テンションプーリ21とアイドラ22の間を広げた状態で保持するためのストッパとして機能する。
【0018】
長尺部材31の全体長さは、切欠き33から連結ピン34までの第1の距離D1に対して数倍大きい。したがって、長尺部材31を回動させるために必要な力は小さくてすみ、テンショナプーリ21とアイドラ22の間のバネ力にかかわらず長尺部材31を容易に回動させることができる。また押圧部材32の長さは、テンションプーリ21とアイドラ22の間の開放動作の開始時(図2参照)に長尺部材31スリット24との成す角が鈍角になるように、すなわち基端部36がアイドラ22側に偏るように構成されている。したがって、長尺部材31はスリット24との成す角が直角に近づくように回動せしめられることとなり、開放動作は容易である。
【0019】
なお本実施形態はテンションプーリ21とアイドラ22の間を広げる例であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、一対の部材の間を広げる場合に適用できる。
【0020】
なお、上記実施形態では2つの孔37、38にピンを挿入して、テンションプーリ21とアイドラ22の間を広げた状態で保持しているが、その他の例としてラチェットを採用することも可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、テンションプーリとアイドラ等の一対の部材の間を簡単な操作によって広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である開放治具を用いて無端ベルトが取付けられるベルト伝動システムの一例を示す図である。
【図2】テンショナプーリとアイドラがバネによって最も接近している状態を示す図である。
【図3】テンショナプーリとアイドラの間が開放治具によって広げられた状態を示す図である。
【符号の説明】
31 長尺部材
32 押圧部材
33、35 切欠き
34 連結ピン

Claims (6)

  1. ベルトに張力を付与するために前記ベルトに係合し、相互に接近する方向に付勢された一対の部材の間を広げるための開放治具であって、
    前記一対の部材の一方に係合する第1の係合部が先端に形成された長尺部材と、
    前記一対の部材の他方に係合する第2の係合部が先端に形成され、かつ他端が前記長尺部材に設けられた支点部に回転自在に支持された押圧部材とを備え、
    前記支点部は、前記一対の部材の間を広げる前に前記第1および第2の係合部が前記一対の部材に係合した状態において、前記第1の係合部と前記一対の部材の一方とが係合する位置に対して、前記一対の部材の一方が広がる方向の側にあり、
    前記長尺部材と押圧部材にはそれぞれ、前記一対の部材の間を広げた状態において相互に重合する孔が形成されることを特徴とする開放治具。
  2. 前記第1の係合部から前記支点部までの第1の距離が、前記長尺部材の基端部から前記支点部までの第2の距離よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の開放治具。
  3. 前記第1の係合部が前記長尺部材の先端の外側面に形成された切欠きであり、前記第2の係合部が前記押圧部材の先端の外側面に形成された切欠きであることを特徴とする請求項1に記載の開放治具。
  4. 前記一対の部材がそれぞれ支持軸によって回転自在に支持され、前記第1および第2の係合部が前記支持軸にそれぞれ係合可能であることを特徴とする請求項1に記載の開放治具。
  5. 前記一対の部材がプーリまたはアイドラであることを特徴とする請求項1に記載の開放治具。
  6. 前記一対の部材の間を広げた状態で保持するために、前記重合する孔に、ピンが挿入されることを特徴とする請求項1に記載の開放治具。
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