JP4274641B2 - 棒状又は竿状製品の梱包ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも上部の一部が部分的に断面円形を呈する棒状或いは竿状の製品を多数一括して梱包する梱包ケースに関し、特にオートバイのフロントフォークの梱包に好適に利用できるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、棒状或いは竿状製品の梱包は、製品をケースに横に寝かせて収容して梱包する形式であり、例えば図12に示すように、数本の棒状製品B’を上面開放の浅い箱状のケース100に横に寝かせて並べて収容し、このケース100をパレット101上に数段積み重ねて載置し、パレット101上のケース100全体に下面開口の外装箱102を被せてバンド掛けなどの手段によりパレットに固定するようにしている。そして各ケース100には夫々製品B’を固定するための切欠き103,104を設けた製品受け105と、製品押え106が配備され、ケース100底面に製品受け105を上向きに配設してその切欠き103に係合させて製品B’を製品受け105上に並べ、その上から製品押え106を下向きに被せ、その切欠き104を製品に係合させるようになっている。
以上のように、上記従来の棒状或いは竿状製品の梱包ケースは部品点数が多く、そのためコストも高い。
また、製品を横に寝かせた状態で容器に並べていく作業は、中腰の作業となるため、腰への負担が大きく作業が大変である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来技術が有する上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、従来のこの種梱包ケースに比べて製品の梱包を楽な姿勢で行なうことが出来、しかも構成部品の点数が少ない梱包ケースを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の棒状又は竿状製品の包装体は、請求項1記載のように、製品の長さに対応する高さと、四角形断面を有し、少なくとも前面を開放可能に構成した外装箱と、外装箱上部と下部において夫々外装箱の上面及び底面との間に適当な空隙を存して当該箱の断面いっぱいに設置される上部及び下部製品押えからなり、上記上部製品押えは、外装箱に着脱可能な複数のパーツに分割されてその各々が外装箱の左右側板に亘って架装される段ボール製平板部を備え、当該平板部には、製品の上部を支持するための製品上部支持部が、平板部前縁に入口を開放して奥向きに拡開し、且つ奥側が製品周面に倣う円弧状を呈するように切欠き形成されると共に各製品上部支持部に対して左右一対の罫線が、当該支持部最大横幅部分より若干平板部前縁寄りの周縁位置から、平板部前縁にかけて前縁側に向かって拡開状に設けられ、下部製品押えには、前記製品上部支持部に上下対応する位置に、製品の下部を支持するための製品下部支持部が、製品下部を上方から差し込み係合可能な孔状に形成されているものである。
【0005】
そして、上記外装箱と上部製品押えの各パーツは、請求項2に記載するように、外装箱への装着状態において、前位に装着されるパーツの後縁が後位に装着されたパーツの前縁に接して、後位のパーツの製品上部支持部の入口を閉鎖するようになすことが望ましい。
【0006】
また、上記外装箱と上部製品押えの各パーツには、請求項3に記載するように、パーツの移動及び脱落を防止するための協働固定手段を設けることが望ましい。
【0007】
更に、請求項4に記載するように、製品下部支持部には、製品周面の突出部を係止する係止部を備えることが出来る。
【0008】
以上のように構成した請求項1の棒状又は竿状製品の包装ケースは、製品を立てた状態で外装箱内に挿入してその下部を下部製品押えの孔状の製品下部支持部に上方から差し込み、製品上部を上部製品押えの製品上部支持部に前から押し込んで差し込み係合させることにより、製品を起立状態に並べて外装箱内に収容することが出来る。
従って、製品を縦に並べて梱包することが出来、その梱包作業は殆ど立ったままで行なうことが出来る。
また、製品上部支持部は、上部製品押えの各パーツの段ボール製平板部前縁に入口を開放して奥向きに拡開し、且つ奥側が製品周面に倣う円弧状を呈するように切欠き形成され、しかも各製品上部支持部に対しては、左右一対の罫線が、当該支持部最大横幅部分より若干平板部前縁寄りの周縁位置から、平板部前縁にかけて前縁側に向かって拡開状に設けられているため、パーツ前縁に開放された製品上部支持部の入口にフロントフォークが押し当てられると、パーツ平板部の罫線部分と製品上部支持部の直線部分で囲まれた部分が罫線部分で下向きに押し曲げられ、製品上部支持部は上記部分が押し曲げられる前とは逆に前縁方向に拡開する状態になり、フロントフォークの押し込みが簡単に出来る。しかもフロントフォークが製品上部支持部の奥まで完全に押し込まれると、先に押し曲げられていた部分が段ボールの弾性反力により元に戻り、製品上部支持部の入口側がパーツ前縁側に向かってその幅を漸減する状態に復帰し、フロントフォークが製品上部支持部から外れるのを防止する。
従って、一旦収容した製品が前側に倒れてこないように手などで抑えておく必要がなく、作業性が良い。
また、製品をケースに横に寝かせて並べて収容する従来の梱包ケースのように、製品を多層状に収容するために浅い箱状ケースを複数用意したり、製品の上部と下部に対して夫々製品を受ける部材と、製品を押さえる部材を用意する必要がないため、部品点数も少なくて済む。
【0009】
また、請求項2記載のように構成した棒状又は竿状製品の包装ケースは、前位に装着される上部製品押えのパーツの後縁が、後位のパーツの製品上部支持部の開口を閉鎖するため、製品が製品上部支持部から外れるのを防止する効果が一層確実にるのは勿論、繰り返し使用によりパーツ平板部の罫線部分の弾性復元力が弱くなり、万一製品上部支持部からの製品の外れ防止効果が低下しても、輸送中などにおける製品上部支持部からの製品上部の外れを防止することができ、安心して輸送することが出来る。
【0010】
また、請求項3記載のように構成した棒状又は竿状製品の包装ケースは、外装箱と上部製品押えの各パーツに、パーツの移動及び脱落を防止するための協働固定手段を設けたことにより、上部製品押えの各パーツは、確実に外装箱の所定の位置に設置固定することができ、外部からの圧力や振動により移動することがないので、パーツごと動いて製品が倒れるなどの不測の事態が発生する恐れがない。
【0011】
また、請求項4の棒状又は竿状製品の包装ケースは、製品下部支持部に、製品周面の突出部を係止する係止部を備えたので、係止部に製品周面の突出部を係止することにより、製品の回転を防止して、製品周面に製品下部支持部との摩擦による傷が出来るのを防止することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図に基づいて説明する。
図は本発明の一実施形態として、オートバイのフロントホーク用の梱包ケースを示し、図においてAは本発明の梱包ケース、aはその外装箱であり、全体が段ボールで構成されている。
【0013】
外装箱aは、本体1と、トレー2と、キャップ3と、フロントパネル4とからなり、本体1が、背板11と、該背板11の左右両端に連続して前方へ直角に延び、且つその前端には夫々内方へ直角に折り曲げられた宛がい代12を有する左右の側板13とで形成され、その開放された底面がトレー2により、上面がキャップ3により、更に前面がフロントパネル4により夫々閉鎖されるようになっている。
【0014】
上記トレー2とキャップ3は、段ボールにより四角形の薄い箱状に形成された実質的に同じ物からなり、トレー2として使用するものは開口側を上に向けて本体1の下端部を受け入れ、外装箱aの底面として本体1の下面開口を閉鎖し、キャップ3として使用するものは開口側を下に向けて本体1の上端部に外嵌状に被せ、外装箱aの上面として本体1の上面開口を閉鎖する。
【0015】
フロントパネル4は、段ボールを本体1の前面とほぼ同じ大きさの四角形に裁断して形成されており、左右両端裏面を本体1の宛がい代12に当接させて本体1前面に宛がわれ、その下端部と上端部が宛がい代12とトレー2及びキャップ3との間に挟入される。このパネル4は、本体1にキャップ3を装着する前に本体1に取付けるようにする。
而して、この外装箱aは、本体1からキャップ3とフロントパネル4を外すことが簡単に出来、これらを取外すことにより上面と前面を連続して開放することが可能になっている。
【0016】
そして、この外装箱a内には、その上部位置に上部製品押えbが設置され、下部位置に下部製品押えcが設置される。これら上部及び下部製品押えb,cは段ボールにより構成されている。
前記上部製品押えbは、夫々独立した複数(図では4個)のパーツb1〜b4からなり、各パーツb1〜b4は後述する製品上部支持部6を設けた平板部51と、該平板部51の左右両端から下方へ垂直に延びる側面部52と、平板部51の後端から下方へ垂直に延びその左右両端において上記側面部52に連結される背面部53とにより、長方形の箱の前面及び底面を連続して開放した形状に形成されており、全体が段ボールで構成されている。
上記平板部51には、その横幅方向に製品上部支持部6が複数個(例えば4個)、相互に等間隔を措いて一列に配設されている。
【0017】
各製品上部支持部6は、図9〜図11に最も明瞭に示されているように、上記上部製品押えbの各パーツb1〜b4の平板部51前縁から当該平板部51の奥行き方向中途部にかけて切欠き状に形成されており、平板部51の前縁、即ちパーツb1〜b4前縁に対して直角をなす直線上に中心を置いて描かれた、製品、この場合はオートバイのフロントフォークBと同径の円をその中心よりパーツb1〜b4前縁側において前縁と平行に引かれる線で切り欠いた形状の円弧部61と、当該円弧部61の両端から夫々円弧の接線状にパーツb1〜b4前縁側に延び、その延長が前縁よりパーツb1〜b4外に外れた位置において上記直線上で交叉する2本の直線部62で囲まれた形状に形成されている。
【0018】
従って、製品上部支持部6は、大略卵の小径側を直線的に切断して除去したような形状を呈し、入口65が製品フロントフォークBの径より小さな間隔をもってパーツb1〜b4前縁に開放されると共に、円弧部61と直線部62の境界部分における左右の間隔がフロントフォークBの径より若干小さくなっている。
この製品上部支持部6は、円弧部61とその延長線により囲まれる部分が製品B上部を係合支持する係合部63となり、パーツb1〜b4前縁に開放された入口65から上記係合部63に至る左右一対の直線部62により側縁が構成される奥向き拡開状の部分が製品B上部を係合部63へ導入する導入部64になっている。
【0019】
また、上部製品押えbの各パーツb1〜b4の平板部51には、各製品上部支持部に対して左右一対の罫線7が、円弧部61と直線部62の境界位置イから上面部51前縁にかけて、前記開放部の中心と円弧部62中心を結ぶ線に対する間隔を前縁側に漸増するように設けられている。
【0020】
尚、上記製品上部支持部6は、フロントフォークB上部の径が例えば42mmφの場合には、直線部62が円弧部61に連絡する位置から上面部51前縁までの距離を40.8mm、上面部51前縁に対する直線部62の角度を66度、罫線7の角度を30度とするのが好適である。
【0021】
斯かる上部製品押えbの上記各パーツb1〜b4は、本体1の横幅にほぼ相当する横幅と、必要数(この場合には4個)を前後に密接させて並べると外装箱aの本体1の奥行きにほぼ相当する奥行を有しており、上記本体1の左右側板13に設ける後述の製品押え取付部8を介して上記左右側板13に亘って順次架設される。
【0022】
上部製品押え取付部8は、段ボールを本体1の奥行きにほぼ相当する長さの帯板状に裁断した取付板81をこれも段ボール板からなるスペーサー82を介して側板13の内面上部に、その上端から適当な間隔を置いて水平に接着して構成されており、その上端を上記スペーサー82の上端より上方に延在させることにより、取付板81と側板13との間に上部製品押えbの各パーツb1〜b4の側面部52を差し込むための上向き開口する溝83を形成している。
また、この上部製品押え取付部8には、当該取付部8の長さ方向に上部製品押えbのパーツb1〜b4の数に相当する数のストッパスリット84が、上記パーツb1〜b4の奥行きに相当する間隔をおいて設けられている。
上記ストッパスリット84は、外装箱aの最も奥側に設けられるものにおいては、上部製品押え取付部8の後端と本体1の背板11との間に若干の間隙を設けることにより形成され、それ以外のものについては、取付板81の上端から当該板81の高さ方向中途部にかけて当該板81に切り込みを設けることにより形成されている。
【0023】
而して、この上部製品押え取付部8には、その奥側から上部製品押えbの各パーツb1〜b4が順次架設され、各パーツb1〜b4の側面部52が上記上部製品押え取付部8の溝83に、また背面部53がストッパスリット84に夫々差し込み係合され、これにより、各パーツb1〜b4の脱落や移動が防止される。
即ち、上部製品押え取付部8のストッパスリット84と各パーツb1〜b4の背面部53は協働してパーツb1〜b4の脱落や移動を防止する協働固定手段を構成している。
【0024】
一方、前記下部製品押えcは、段ボールをトレー内に嵌まり込む大きさに裁断した四角形のボード部91の裏面に、桁状の脚92を取り付けて構成され、トレー2内に嵌め込み設置される。そして設置状態においてボード部91がトレー2内底面との間に適当な空隙93を存して敷設される状態になるようになっている。
上記ボード部91には製品、即ちオートバイのフロントホークBの下部を差し込み係合するための製品下部支持部10が、上部製品押えbに設けられる製品上部支持部6と同じ数だけ設けられている。
【0025】
各製品下部支持部10は、下部製品押えcのボード部91を厚さ方向に貫通する孔状に形成されて、夫々製品上部支持部6の係合部63と対応するように、上部製品押えbを外装箱a上部に設置した状態における上記係合部63の投影位置に配置されている。
各製品下部支持部10は、オートバイのフロントフォークBの下部外径にほぼ相当する直径を有する大略円孔状を呈しているが、その円周の一部にフロントホークBがその周面に有する突出部20を係合して、フロントホークの回動を防止する切欠き状の係止部30を備えている。
【0026】
オートバイのフロントホークBは、下部がピストン状に形成され、上部が上記ピストン状の下部に摺動可能なシリンダ状に形成されているのが一般的であり、下部周面の適宜高さ位置にはブレーキキャリパー取付部等の突出部20が設けられている。
このように製品Bがその下部周面に突出部20などを有する場合には、下部製品押えcのボード部91の高さ位置を製品Bの突出部20の高さ位置に対応させ、且つ製品下部支持部10の形状を突出部20が係合し得る形状となすことにより、製品Bが回動して、製品B周面に製品下部支持部10との擦れによる傷が出来るのを防止することが可能になる。
【0027】
次に、この梱包ケースAを用いてオートバイのフロントホークBを梱包する作業について説明する。
先ず、外装箱Aのキャップ3及びフロントパネル4を取外して、外装箱Aの前面及び上面を連続して開放させる。前面のみを開放させて作業をすることも勿論可能であるが、外装箱Aの前面及び上面を連続して開放させることにより、以後の作業のし易さは大幅に向上する。
【0028】
続いて、上部製品押えbのパーツb1〜b4の一つb1を左右の上部製品押え取付部8に亘って架設する。
このとき、上記パーツb1の背面部53を上部製品押え取付部8の最も奥のストップスリット84に差し込み係合させる。これによりこのパーツb1は外装箱Aのもっとも奥に設置され、前方へ移動することはなくなる。
【0029】
この状態で先ず、上記パーツb1の製品上部支持部6とこれに対応する下部製品押えcの製品下部支持部10でフロントフォークBの上下を支持してフロントフォークBを外装箱A内に起立状に収容する。
この作業においては、塗装が終了して縦に吊り下げられた状態で搬送されてくるフロントフォークBを搬送装置から外し、その縦状態を保持したまま前面開口から外装箱内に挿入して、所定の製品下部支持部10にフロントフォークB下部を上方又は斜め上方から差し込み係合させ、製品上部支持部6にフロントフォークB上部を前方から押し込み係合させる。
【0030】
上部製品押えbのパーツb1はその前縁に開放された製品上部支持部6の入口65にフロントフォークBが当てられ押し付けられると、パーツb1上面部51の罫線7と製品上部支持部6の直線部分62で囲まれた部分50が罫線7部分で下向きに押し曲げられる。
これにより製品上部支持部の導入部64は上記部分50が押し曲げられる前とは逆に上面部51前縁方向に拡開する状態になり、この導入部64によりフロントフォークBは係合部63に導かれる。
係合部63の入口部分の幅はフロントフォークBの径より若干狭い程度であるため、少し力を入れて押し込むことによりフロントフォークは完全に係合部63内に押し込まれる。
フロントフォークBが導入部64から係合部63に完全に移動すると、先に押し曲げられていた部分50が段ボールの弾性反力により元に戻り、導入部64は前縁側に向かってその幅を漸減する状態に復帰し、フロントフォークBが係合部63から外れるのを防止する。
【0031】
このようにして、前記パーツb1の製品上部支持部6の数に相当する数のフロントフォークBの収容が終了すると、前記パーツb1の前に次のパーツb2を取り付ける。この前位のパーツb2の後縁は、後位のパーツb1の前縁に接して、後位のパーツb1の製品上部支持部6の入口65を閉鎖する。これにより、後位のパーツb1からフロントフォークBが外れて前に倒れるような事故を完全に防止することが出来る。
この前位のパーツb2には、前記同様に、そのパーツb2の製品上部支持部6とそれに対応する下部製品押えcの製品下部支持部10に上部と下部を係合させつつフロントフォークBを起立状に収容する。これを順次繰り返し、全てのパーツb1〜b4の取り付けと、それによるフロントフォークBの支持を行なう。
尚、最前位のパーツb4は、その製品上部支持部6の入口65がそれより前のパーツにより閉鎖されることがないので、フロントパネル4取付け前などにおける当該パーツb4からのフロントフォークBの外れ防止を確実にするための適当な手段を設けることは任意である。上記手段としては、例えば図4に仮想線で示すような、フロントフォークBに対応する貫通孔6'を開穿した止め板dを用い、この止め板dを最前位のパーツの平板部51上に被せて、パーツb4の平板部51上面から突出するフロントフォークB上部に止め板dの貫通孔6'を係合させるようにすることが出来る。
終了後、フロントパネル4を取り付け、キャップ3を被せ、必要ならばバンド40掛けを施して梱包を終了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明棒状又は竿状製品の梱包ケースのフロントパネルを切欠して示す正面図。
【図2】キャップを切欠して示す平面図。
【図3】縦断側面図で、要部を拡大して示している。
【図4】キャップとフロントパネルを外した状態の斜視図。
【図5】分解した状態の斜視図。
【図6】上部製品押えの装着状態を示す斜視図。
【図7】同断面図。
【図8】要部を示す斜視図。
【図9】上部製品押えの製品上部支持部に製品を押し込み係合させる場合において、押し込み直前の状態を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は正面図。
【図10】製品上部支持部に製品を押し込む状態を示す説明図で、(a)平面図、(b)は正面図。
【図11】製品上部支持部に製品を完全に押し込んだ状態を示す説明図で、(a)平面図、(b)は正面図。
【図12】従来の棒状又は竿状製品の梱包ケースの一例を示す断面図。
【符号の説明】
A:梱包ケース
B:製品
a:外装箱
b:上部製品押え
b1〜b2:上部製品押えのパーツ
c:下部製品押え
6:製品上部支持部
7:罫線
10:製品下部支持部
20:突出部
30:係止部
51:平板部
54:背面部(協働固定手段)
65:製品上部支持部の入口
84:ストッパスリット(協働固定手段)
Claims (4)
- 製品の長さに対応する高さと、四角形断面を有し、少なくとも前面を開放可能に構成した外装箱と、外装箱上部と下部において夫々外装箱の上面及び底面との間に適当な空隙を存して当該箱の断面いっぱいに設置される上部及び下部製品押えからなり、
上記上部製品押えは、外装箱に着脱可能な複数のパーツに分割されてその各々が外装箱の左右側板に亘って架装される段ボール製平板部を備え、当該平板部には、製品の上部を支持するための製品上部支持部が、平板部前縁に入口を開放して奥向きに拡開し、且つ奥側が製品周面に倣う円弧状を呈するように切欠き形成されると共に各製品上部支持部に対して左右一対の罫線が、当該支持部最大横幅部分より若干平板部前縁寄りの周縁位置から、平板部前縁にかけて前縁側に向かって拡開状に設けられ、
下部製品押えには、前記製品上部支持部に上下対応する位置に、製品の下部を支持するための製品下部支持部が、製品下部を上方から差し込み係合可能な孔状に形成されていることを特徴とする棒状又は竿状製品の梱包ケース。 - 上部製品押えの各パーツが、外装箱への装着状態において、前位に装着されるパーツの後縁が後位に装着されたパーツの前縁に接して、後位のパーツの製品上部支持部の入口を閉鎖することを特徴とする請求項1記載の棒状又は竿状製品の梱包ケース。
- 外装箱と上部製品押えの各パーツが、パーツの移動及び脱落を防止するための協働固定手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の棒状又は竿状製品の梱包ケース。
- 製品下部支持部が製品周面の突出部を係止する係止部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の棒状又は竿状製品の梱包ケース。
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