JP4273964B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、コネクタに関し、特に、FPC、FFCなどのフレキシブル基板用の無挿抜力式コネクタに関する。
フレキシブル基板の回路基板への接続には、種々の形式のコネクタが使われており、その中の一つ、無挿抜力式(ZIFタイプ)のコネクタは、極めて広く利用されている。
従来のコネクタとしては、例えば、図9に示す様に、接触子101を収納し、開口部102を有するハウジング100と、接触子101と一体に形成された回転軸部101bにより回転可能に支持されるアクチュエータ300とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この様なコネクタに於いては、アクチュエータ300が二点鎖線で示す位置にあって開口部102を大きく開放したアンロック状態で矢印W方向からフレキシブル基板500を開口部102に挿入し、続いてアクチュエータ300をロック位置に回転させることで、アクチュエータ300の押圧部301でフレキシブル基板500を接触子101の接触部101aに圧接し、フレキシブル基板500と接触子101とを電気的に接続する。
この例では、回転軸部101bと接触部101aとが一つの接触子101から二股状に分岐形成されており、両者の間でフレキシブル基板500とアクチュエータ300の押圧部301とを挟持する構造となっている。
また、このようなアクチュエータ回転式のコネクタに於いては、アンロック位置で止まっているべきアクチュエータ300が、何らかの外力が作用して倒れ、開口部102を閉じ、フレキシブル基板500の挿入が阻害されることがある。
これに対し、特許文献2では、第1実施例では加圧部材に形成した溝部の底面(係止部)が端子の上腕部に用意された肩部に係合して、また第2実施例では係止片と加圧部材に形成したカムが協働して、各々加圧部材をアンロック位置で保持している。
実用新案登録第2580074号公報(第0017段落乃至第0021段落、図3乃至図5) 特開2002−289283号公報
特許文献2の第1実施例は、単に溝部の底面が肩部に寄りかかっているだけである為、加圧部材を倒す方向に不測の外力が作用すれば、加圧部材は簡単に回転して開口を閉じてしまう。また、同第2実施例に於いては、特別なカム及び係止片を用意しなければならず、軽薄短小化に応えられないだけでなく、コストアップも招いてしまうものである。
また、各種電子機器の高性能化と軽薄短小化へのニーズは止まる所を知らず、いよいよ多機能化・高密度化・小型・軽量・薄型・短型化への要求は強まり、これに伴ってコネクタの小型・薄型・短型化と多極化が同時に迫られている。
しかしながら、前述した様な従来のコネクタでは市場のニーズに応えるだけの薄型化が難しかった。その理由の一つとして、上記コネクタを構成する部材の数と夫々の部材の設計的限界厚さによる制限が挙げられる。
即ち、従来のコネクタに於いては、コネクタの厚さ方向に、底板部103、接触部101a、フレキシブル基板500、押圧部301、回転軸部101b、上板部104の少なくとも6つの異なる役割を担う部材が必要で、これら部材の厚さを合計した厚さを持つ。
そこで、コネクタを薄型化する為に、上記部材の夫々の低背化が試みられる(但し、フレキシブル基板500の厚さは規格で定められており、コネクタの薄型化に於ける設計的自由度はない)が、低背化は剛性の低下を伴う為、使用に耐え得る最低限の厚さは確保せざるを得ない。
特に、この様なタイプのコネクタに於いては、アクチュエータ300の回転時、その押圧部301がフレキシブル基板500と回転軸部101bとの間に強引に入り込もうとする為、その際に梃子の支点となる回転軸部101bは、大きな力を受ける。
しかしながら、従来のコネクタに於いては、回転軸部101bはリン青銅等のそれ程剛性の高くない導電性金属から成る為、アクチュエータ300の回転に伴って生ずる応力に耐え得る強度を持たせる為には相当の厚さを確保する必要があった。
同様に、アクチュエータ300の回転による応力は、合成樹脂等の強度の低い絶縁材料から成るハウジング100にも伝えられる為、回転軸部101bや接触部101aの上下を覆うハウジング100の底板部103や上板部104にも相当の厚さを持たせなければならなかった。
従って、従来のコネクタの全体の厚さは、例えば、厚さ0.3mmのフレキシブル基板を使用する為には、ZIFとしての必要クリアランスも含めて2mm近くなり、市場のニーズに応え難いものであった。
本発明は、これらの問題に鑑みて成されたものであって、その目的の一つは、アンロック状態でアクチュエータを確実に保持できるコネクタを提供しようとするものである。また、さらに別の目的は、電子機器のより軽薄短小化のニーズに応えるべく、薄型化が可能なコネクタを提供することである。
上記の目的を達成する為、本発明では、複数の接触子を収納すると共に、開口部を有するハウジングと、アクチュエータとを備えるコネクタであって、前記ハウジングは、前係止部と、摺動受面部と、該摺動受面部の延長上に形成される後係止部とを有し、前記アクチュエータは、前記摺動受面部上を摺動して該アクチュエータの回動を支持すると共に、アンロック状態に於いて前記前係止部と前記後係止部との間にその一部が係止される枢軸部を有するコネクタとする。これにより、アンロック状態でアクチュエータを確実に保持できるコネクタの提供が可能になる。
また、前記ハウジングの一部を覆い、前記アクチュエータが前記開口部に挿入されるフレキシブル基板を前記接触子に圧接する際に、該アクチュエータの回動の梃子の支点となる支点部を有する金属カバーを備えるようにすれば、薄型化が可能なコネクタを提供できる。
また、前記ハウジングは案内受面部を有し、前記枢軸部は、前記案内受面部に対応する曲率を持つ案内面部と、前記摺動受面部に対応する曲率を持つ摺動面部と、該案内面部と該摺動面部とを繋ぎ前記前係止部に対応する連絡面部とを有し、前記案内面部の曲率は前記摺動面部の曲率より大きく、該摺動面部は、前記前係止部と前記後係止部との間に係止されるようにすれば、アクチュエータのより円滑な回動とアンロック状態に於ける確実な保持が可能になる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1及び図2に示す様に、コネクタ1は、リン青銅等の導電性金属から成る複数の接触子11を収納し、フレキシブル基板2を迎え入れる開口部12を有し、合成樹脂等の絶縁性材料から成るハウジング10と、ハウジング10の開口部12と反対側、即ち後方の一部を覆うようにその上方に配設され、鋼板等の材料から成る金属カバー20とを備えるコネクタ本体と、金属カバー20の前方に位置し、コネクタ本体に対して回動可能に支持され、合成樹脂等の絶縁性材料から成るアクチュエータ30とを備える。接触子11は、ハウジング10の長手方向に複数形成される接触子溝14に植え込まれている。
開口部12は、アクチュエータ30によって開閉される。アンロック状態に於いて大きく開かれた開口部12には、導電部を下面2a(図5、図6参照)にのみ有するタイプのフレキシブル基板2が、矢印Xの方向から挿入される。
図1のアンロック状態から図2のロック状態へのアクチュエータ30の回動により、フレキシブル基板2は接触子11に圧接され、両者は電気的に接続される。
図2及び図3に示す様に、金属カバー20は、ハウジング10前方のアクチュエータ30が位置する部位を除きハウジング10を覆う天井部27、天井部27から適度に窪み長手方向に延びる凹部26、ハウジング10の長手方向端部近傍を抱きかかえるように配され、金属カバー20とハウジング10とを合体させる左右一対の舌片状の抱持部21、天井部27から長手方向外側に延び出し、適度な曲率で略直角に下方に屈曲し、図示しない回路基板に固定される左右一対の固定部22、金属カバー20の前方先端付近に該金属カバー20を貫通する貫通孔として形成され、アクチュエータ30の回動時に係合突起部33を受け入れる係合受部(係合貫通孔)24、係合受部24の前方に位置し、アクチュエータ30がその回動に伴ってフレキシブル基板2を接触子11(図1参照)に押圧する際に、その梃子の支点となる支点部25、アクチュエータ30の被ロック部32と協働して、アクチュエータ30をコネクタ本体に対してロック位置で固定するロック部23などを備えている。
図2及び図4に示す様に、アクチュエータ30は、その回動時に係合受部24と係合する係合突起部33、金属カバー20のロック部23に掛合する位置及び形状で設けられる被ロック部32、ハウジング10の軸受部13(図1参照)に対応する略半円板状の枢軸部31、支点部25との干渉を回避する為に厚さを減じた逃げ部35などを備え、枢軸部31回りに回動して開口部12を開閉し、その押圧部34でフレキシブル基板2を接触子11(図1参照)に押し付け電気的接続を図ることができる。
枢軸部31は、アクチュエータ30と一体にその長手方向両端部に左右一対設けられ、前方から後方にかけて滑らかに連なる案内面部31a、連絡面部31c、摺動面部31bを有する。
図5及び図6に示す様に、接触子11は、その基部11eを接触子溝14に圧入されることで植え込まれ、そのテール部11dを図示せぬ回路基板に半田付けされている。下腕部11bは、基部11eから開口部12方向にやや上方に傾斜しながら長く延び出し、その先端付近にはフレキシブル基板下面2aの導電部と接する為の接触部11aを有している。接触部11aは、下腕部11bや接触子溝14の堤部よりも上方に位置している。接触部11aを有しない上腕部11cは、下腕部11bに比べて短く、基部11eから前方に僅かに延びているのみである。
金属カバー20の天井部27は、ハウジング10後方の中板部16を覆うのみならず、更に接触部11aの上方辺りまで延びてハウジング10後方のほぼ半分を覆っている。支点部25は、接触部11aの上方に位置している。
アクチュエータ30は、金属カバー20の前方に位置し、図1に示す如く枢軸部31によってハウジング10の軸受部13に回動可能に支持されている。
図5に示すアンロック状態に於いて、接触部11aは自由状態にあって最も高い位置にあり、アクチュエータ30は最も厚さの小さい部位(係合突起部33)を接触部11aに対向させているので、ここにはフレキシブル基板2の厚さよりも大きな隙間が確保されている。従って、矢印X方向から開口部12を介して挿入されるフレキシブル基板2は、挿入抵抗ゼロでその隙間を通過することができる。
フレキシブル基板2の挿入に続き、アクチュエータ30をアンロック状態から図6に示すロック状態まで回動させようとすると、枢軸部31が軸受部13(図1参照)に沿って回動し、アクチュエータ30は、押圧部34によってフレキシブル基板2を下方に変位させ、接触部11aに押し付ける。
これと同期して、アクチュエータ30の係合突起部33は、金属カバー20の係合受部24に進入し、両者の係合を完成させ、アクチュエータ30のコネクタ1からの離脱が防止される。
金属カバー20のロック部23とアクチュエータ30の被ロック部32とは、掛合に際してクリック感を醸し、作業者をしてフレキシブル基板2のコネクタ1への連結完了を体感できる。
図7及び図8に示す様に、軸受部13は、ハウジング10の前方両端付近に一体に形成された前柱部13eと、その後方に基台部13fとを有する。
前柱部13eは、所定の曲率を持つ凹曲面の案内受面部13aと、案内受面部13aの下方に形成される前係止部13cとを有する。基台部13fは、案内受面部13aより小さい曲率を持つ略四分の一円弧凹曲面の摺動受面部13bと、摺動受面部13b上に滑らかに連なって前方端部に形成される後係止部13dとを有する。後係止部13dは摺動受面部13bの円弧中心に向かって僅かに突出している。
前係止部13cと後係止部13dとは、前後に所定量離して配され、そこに枢軸部31の一部を係止する為の空間が形成されている。
枢軸部31は、案内受面部13aと略同じ曲率を持つ凸曲面の案内面部31aと、摺動受面部13bと略同じ曲率を持つ凸曲面の摺動面部31bと、案内面部31aと摺動面部31bとを滑らかに繋ぐ連絡面部31cとを有している。
案内面部31aの曲率は、摺動面部31bの曲率よりも大きく、案内面部31aの曲率中心と摺動面部31bの曲率中心とは、アクチュエータ30の回動中心Pと同心である。
なお、案内面部31a、案内受面部13a、摺動面部31b、摺動受面部13bはアクチュエータ30の回動を支持するために必要な幅で形成され、前係止部13c、後係止部13d、連絡面部31c、摺動面後端部31eは上記幅内に設けられている。
図8に示すロック状態に於いて、案内面部31aは案内受面部13aに、摺動面部31bは摺動受面部13bに、夫々支持されている。この時、上向きの枢軸上面部31dとアクチュエータ30の回動中心Pとは、所定の距離(本実施形態では、金属カバー20の厚さの約半分であるが、これに限られない距離)離れている。即ち、枢軸部31は、半円板がその一部を欠如させたような形状とされ、回動中心Pを枢軸部31の外に位置せしめることによって、更なるコネクタ1の薄型化を図っている。
アクチュエータ30をアンロック状態に回動させる時、案内面部31aは案内受面部13aに沿って、摺動面部31bは摺動受面部13bに沿って、夫々滑らかに回動する。そして、枢軸部31が所定角度回動すると、摺動面部31bは、後係止部13dに接触し、次に僅かに上方に変位しながらその上に乗り上げ、乗り越え終わると再び僅かに下方に変位して、摺動面部31b後端の摺動面後端部31eが後係止部13dに係止されると共に、連絡面部31cは前係止部13cに当接し、アンロック状態が完成する。
この様にして、アンロック状態に於いて枢軸部31の連絡面部31cは前係止部13cに係止され、且つ摺動面後端部31eは後係止部13dに当接していて、アクチュエータ30は、開方向にも閉方向にも回動できず、その起立状態が確実に保持される。
また、コネクタ1は、ハウジング10の軸受部13の上にアクチュエータの枢軸部31を合わせ、その上から金属カバー20を被せて組み立てられている。従って、アンロック状態に於いて、連絡面部31cが前係止部13cに係止されると共に、係合突起部33が金属カバー20の下面(特に支点部25の下側)に後方向きに突き出て潜り込んでいる為、アクチュエータ30は上方に抜け出すことがない。この様に、アクチュエータ30は、軸受部13(特に前係止部13c、後係止部13d)、枢軸部31(特に摺動面部31b、連絡面部31c、摺動面後端部31e)、係合突起部33、支点部25等の係止手段の協働により、コネクタ1からの離脱を阻止される。なお、このコネクタ1の接触子11には、図9に示した接触子101に形成した回転軸部101bの如く、アクチュエータ30の回動を支持するような機能を持たせていない為、上述の係止手段を設けなければ、アクチュエータ30がコネクタ本体から離脱し易くなる恐れがある。
次に、アンロック状態のアクチュエータ30を僅かに上方に変位させながら回動させると、連絡面部31cと前係止部13cとの係止が解かれ、且つ摺動面部31bは、後係止部13dに乗り上げて(枢軸部31は軸受部13に嵌合している訳ではないので、この乗り上げが可能)、その上を滑らかに摺動して通過し、再び摺動受面部13b上に達し、案内面部31aも案内受面部13aに再び接し、夫々円滑に回動して図8に示すロック状態に至る。
本実施形態のコネクタ1に於いては、ハウジング10は、前係止部13cと、摺動受面部13bと、該摺動受面部13bの延長上に形成され、前係止部13cの後方に位置する後係止部13dとを有し、摺動受面部13b上を摺動してアクチュエータ30の回動を支持する枢軸部31の一部が、アンロック状態に於いて前係止部13cと後係止部13dとの間に係止されることにより、アクチュエータ30の回動が阻止され、起立状態が確実に保持される。
また、ハウジング10の一部を覆い、支点部25を兼備する金属カバー20を設けることにより、アンロック状態に於けるアクチュエータ30の上方への離脱をも阻止することが可能になると共に、図9に示す従来のコネクタの回転軸部101bを省くことができ、図6に示す様に、ロック状態に於いて、コネクタ1の厚さ方向の部材数を、底板部15、接触部11a、フレキシブル基板2、押圧部34、支点部25の合計5つに減じることができる為、その分、薄型化が可能となる。
支点部25は、アクチュエータ30の回動に際して、押圧部34がフレキシブル基板2を接触部11aに押圧する為の梃子の支点として機能するが、リン青銅等より極めて剛性の高い鋼板等で形成された強靭なものである為、そこに発生する応力に十分耐えることができ、同じ機能を成す従来のコネクタの回転軸部101b(リン青銅製)に比べてその厚さを減じることができ、より薄型化が可能である。
また、金属カバー20を貫通する係合貫通孔として係合受部24を形成することにより、係合突起部33と係合受部24との係合を金属カバー20の1枚分の厚さの範囲で完成させることが可能となり、より一層薄いコネクタを提供できる。
また、金属カバー20は、抱持部21を有してハウジング10を抱き込むように配されると共に、固定部22によって図示しない回路基板に固定されるので、従来ハウジング10に課されていた強度を肩代わりすることができる。即ち、コネクタ1に於いては、従来のコネクタに比べて、ハウジング10に負荷される応力が軽減される為、ハウジング10の各部材の厚さを小さくし、更に薄いコネクタとすることができる。
この様に、本発明によれば、1.5mm以下の薄型コネクタを得ることができる。
なお、案内面部31a、案内受面部13a、摺動面部31b、摺動受面部13bの曲率や形状は、アクチュエータ30の回動を支持できれば本実施形態に限られない。また、アクチュエータ30が保持される角度(ロック状態のアクチュエータ上面部36とアンロック状態のアクチュエータ上面部36とがなす角度)は、本実施形態に限られない。また、枢軸部31は、アンロック状態に於いて、前係止部13c及び後係止部13dの両方と接触しても良いし、いずれか一方とのみ接触しても良い。要するに、上記係止手段の位置、形状、数等は、アンロック状態に於いて、枢軸部31の一部が、後方又は下方から前係止部13cに接し、或いは前方又は上方から後係止部13dに接して、その起立状態を確実に保持できれば本実施形態に限られない。
金属カバー20の支点部25は、金属カバー20の前方先端の一部として形成されているが、係合受部24の形状に沿うように前方に張り出した枠のように形成されても良く、要するに、アクチュエータ30の回動による応力に耐え得る強度を持ち、梃子の支点として機能するように形成されれば本実施形態に限られない。
金属カバー20の係合受部24は、長手方向に長い矩形の貫通孔として、長手方向に適度に離れて等間隔に複数配されているが、貫通孔ではない適度な深さの窪みでも良く、その数も位置も係合突起部33に対応すれば良く、要するに、コネクタ1からのアクチュエータ30の離脱を防止できれば本実施形態に限られない。
本発明の一実施形態に係るコネクタの外観斜視図で、アクチュエータが直立したアンロック状態を示す。 図1のコネクタのアクチュエータのロック状態を示す外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る金属カバーの外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るアクチュエータの外観斜視図である。 図1のA−A線断面図で、アンロック状態を示す。 図2のB−B線断面図で、ロック状態を示す。 図1のC−C線断面図で、アンロック状態における枢軸部と軸受部を示す。 図2のD−D線断面図で、ロック状態における枢軸部と軸受部を示す。 従来のコネクタの例を示す断面図である。
符号の説明
1 コネクタ、2 フレキシブル基板、2a フレキシブル基板下面、10 ハウジング、11 接触子、11a 接触部、11b 下腕部、11c 上腕部、11d テール部、11e 基部、12 開口部、13 軸受部、13a 案内受面部、13b 摺動受面部、13c 前係止部、13d 後係止部、13e 前柱部、13f 基台部、14 接触子溝、15 底板部、16 中板部、20 金属カバー、21 抱持部、22 固定部、23 ロック部、24 係合受部、25 支点部、26 凹部、27 天井部、30 アクチュエータ、31 枢軸部、31a 案内面部、31b 摺動面部、31c 連絡面部、31d 枢軸上面部、31e 摺動面後端部、32 被ロック部、33 係合突起部、34 押圧部、35 逃げ部、36 アクチュエータ上面部、100 ハウジング、101 接触子、101a 接触部、101b 回転軸部、102 開口部、103 底板部、104 上板部、300 アクチュエータ、301 押圧部、500 フレキシブル基板。

Claims (3)

  1. 複数の接触子を収納すると共に、開口部を有するハウジングと、アクチュエータとを備えるコネクタであって、前記ハウジングは、前係止部と、摺動受面部と、該摺動受面部の延長上に形成される後係止部とを有し、前記アクチュエータは、前記摺動受面部上を摺動して該アクチュエータの回動を支持すると共に、アンロック状態に於いて前記前係止部と前記後係止部との間にその一部が係止される枢軸部を有することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングの一部を覆い、前記アクチュエータが前記開口部に挿入されるフレキシブル基板を前記接触子に圧接する際に、該アクチュエータの回動の梃子の支点となる支点部を有する金属カバーを備えることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングは案内受面部を有し、前記枢軸部は、前記案内受面部に対応する曲率を持つ案内面部と、前記摺動受面部に対応する曲率を持つ摺動面部と、該案内面部と該摺動面部とを繋ぎ前記前係止部に対応する連絡面部とを有し、前記案内面部の曲率は前記摺動面部の曲率より大きく、該摺動面部は、前記前係止部と前記後係止部との間に係止されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
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