JP4273873B2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の過回転を防止する機能を有する内燃機関用点火装置に関するものである。
農業機械や、建設機械、発電機などに使用される汎用の内燃機関には、過回転を防止するために、その点火装置に過回転防止機能を持たせることが行われている。過回転防止機能を備えた内燃機関用点火装置は、点火コイルと、該点火コイルの一次電流を制御して内燃機関の点火タイミングに点火用高電圧を発生させる点火ユニットと、内燃機関の回転速度が制限値を超えたときに点火用高電圧の発生を阻止して内燃機関を失火させるスピードリミッタ(過回転防止装置)とにより構成される。この種の点火装置では、スピードリミッタを既設の点火装置にも適用し得るようにするために、特許文献1に示されているように、スピードリミッタを点火ユニットに外付けする構成をとることが多い。
図3は既に実用化されている過回転防止機能付きの内燃機関用点火装置の回路構成を概略的に示したものである。図3に示した点火装置は、特許文献1に示された点火装置とは具体的な回路構成を異にしているが、同特許文献に示されたものと同様にスピードリミッタ(過回転防止回路)を外付けする構成をとっている。図3において、1´は一次コイル1a´及び二次コイル1b´を有する点火コイル、2´は点火コイルの一次電流を制御する点火ユニット、3´はスピードリミッタ、4は内燃機関の気筒に取りつけられた点火プラグである。
図示の点火コイル1´は、少なくともその一次コイル1a´が内燃機関により駆動される磁石発電機内に設けられていて、機関の回転に同期して一次コイル1a´に交流電圧を誘起する。
点火ユニット2´は一次電流制御用スイッチを構成するトランジスタTR1と、内燃機関の点火タイミングよりも前のタイミングでトランジスタTR1をオン状態にし、点火タイミングが検出されたときにトランジスタTR1をオフ状態にするようにトランジスタTR1を制御するスイッチ制御回路(図示せず。)とからなっている。トランジスタTR1は、点火コイルの一次コイル1a´に対して並列に接続されていて、一次コイル1a´に図示の実線矢印方向の極性の半波の電圧が誘起したときにベース電流が与えられてオン状態になる。トランジスタTR1がオン状態になると点火コイルの一次コイル1a´からトランジスタTR1を通して一次電流が流れる。スイッチ制御回路は、機関の点火タイミングを検出したときにトランジスタTR1をオフ状態にするように制御する。トランジスタTR1がオフ状態にされると、点火コイルの一次電流が遮断されるため、点火コイルの一次コイル1a´に、それまで流れていた一次電流を流し続けようとする向きの高い電圧が誘起する。この電圧は点火コイルの一次/二次間の巻数比により昇圧されるため、点火コイル1´の二次コイル1b´に点火用の高電圧が誘起する。この高電圧は点火プラグ4に印加されるため、該点火プラグ4の電極間に火花放電が生じ、機関が点火される。
図示のスピードリミッタ3´は、オン状態になった際に点火コイルの一次コイルに誘起する図示の実線矢印方向の電圧を短絡する向きにして点火コイルの一次コイルに対して並列に接続されたサイリスタTh1からなる一次コイル短絡用スイッチと、内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出回路(図示せず。)と、回転速度検出回路により検出された回転速度が制限値を超えているときにサイリスタTh1にトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路(図示せず。)とを備えていて、機関の回転速度が制限値を超えたときにサイリスタTh1をオン状態にして、点火コイルの一次コイル1aに図示の矢印方向の極性の電圧が誘起する半波の全期間の間サイリスタTh1をオン状態に保持する。
点火コイルの一次コイルに図示の矢印方向の電圧が誘起する半波の全期間サイリスタTh1がオン状態に保持されると、一次コイル1aに誘起する図示の矢印方向の電圧がサイリスタTh1を通して短絡され続けるため、点火コイルの一次電流が遮断されなくなり、点火用高電圧が発生しなくなる。そのため機関は失火状態になり、機関の回転速度が低下させられる。機関の回転速度が制限値以下に低下すると、サイリスタTh1がトリガされなくなるため、点火ユニット2´による点火動作が回復し、機関は再び点火されるようになる。これらの動作の繰り返しにより機関の回転速度は制限値以下に保たれる。
図2に示したように、従来のこの種の点火装置においては、点火コイル1´の一次コイル1aと、点火ユニット2´とが直接接続されて、点火コイルと点火ユニットとが共通の外装(例えば樹脂モールド部)7内に配置されて一体化され、外装7から引き出されたリード線8及びアース線9にそれぞれコネクタ10及び11を介してスピードリミッタ3を接続するようにしていた。
実開昭61−194777号公報
従来の点火装置のように、点火コイルと点火ユニットとを直接接続して、スピードリミッタを外付けするようにした場合には、機関の組立時に誤ってスピードリミッタ3´を接続し忘れた場合や、スピードリミッタの配線が外れた場合に、機関の回転速度が制限されなくなるため、機関が過回転により破損したり、機関に接続された負荷が機関の過回転により破損したりするおそれがあった。
本発明の目的は、スピードリミッタが働かない状態で機関が運転されるおそれを無くして安全性を向上させた内燃機関用点火装置を提供することにある。
本発明は、点火コイルと、該点火コイルの一次電流を制御して内燃機関の点火タイミングに点火用高電圧を発生させる点火ユニットと、内燃機関の回転速度が制限値を超えたときに点火用高電圧の発生を阻止して内燃機関を失火させるスピードリミッタとを備えた内燃機関用点火装置を対象とする。
本発明においては、少なくとも点火ユニットとスピードリミッタとが別体に形成されていて該点火ユニットとスピードリミッタとの間にコネクタが設けられ、該コネクタを接続した際に点火ユニットがコネクタを介してスピードリミッタと点火コイルとに接続され、コネクタを切り離した際に点火ユニットがスピードリミッタ及び点火コイルから切り離されるようにコネクタが設けられている。
上記のように構成すると、点火ユニットにスピードリミッタを接続しないと点火ユニットを点火コイルに接続することができないため、スピードリミッタが接続されない状態で点火装置が組み立てられるおそれを無くすことができ、スピードリミッタが働かない状態で機関が運転されてその回転速度が制限値を超える状態が生じるのを防ぐことができる。
本発明の好ましい一態様では、点火ユニットが点火ユニット側コネクタを有していて、該点火ユニット側コネクタがスピードリミッタ及び点火コイルに接続される点火ユニット内の回路に接続されている。
また点火コイルは、点火ユニット側コネクタに接続し得ない構造の点火コイル側コネクタを有していて、該点火コイル側コネクタがスピードリミッタ及び点火ユニットに接続される点火コイルの一次コイルの端末部に接続されている。
スピードリミッタは、点火コイル側コネクタを接続し得る構造の第1のリミッタ側コネクタと点火ユニット側コネクタを接続し得る構造の第2のリミッタ側コネクタとを有し、該第1及び第2のリミッタ側コネクタが点火コイル及び点火ユニットに接続されるスピードリミッタ内の回路に共通に接続されている。
そして、上記第1及び第2のリミッタ側コネクタがそれぞれ点火コイル側コネクタ及び点火ユニット側コネクタに接続され、これらのコネクタにより、点火コイルと点火ユニットとスピードリミッタとが相互に接続されている。
本発明においては、点火ユニットとスピードリミッタとが別体に設けられている必要があるが、点火コイルと点火ユニットとは一体に設けられていても、別体に設けられていてもよい。
本発明の好ましい態様では、点火コイルの一次コイルが内燃機関により駆動される磁石発電機内に設けられていて、機関の回転に同期して該一次コイルに交流電圧が誘起させられる。
また点火ユニットは、点火コイルの一次コイルに対して並列に接続された一次電流制御用スイッチと、内燃機関の点火タイミングよりも前のタイミングで一次電流制御用スイッチをオン状態にすることにより点火コイルに一次電流を流し、点火タイミングで一次電流制御用スイッチをオフ状態にして一次電流を遮断するように一次電流制御用スイッチを制御するスイッチ制御回路とを備えていて、一次電流の遮断により点火コイルの二次コイルに点火用高電圧を誘起させて点火動作を行わせる。
またスピードリミッタは、点火コイルの一次コイルに対して並列に接続された一次コイル短絡用スイッチと内燃機関の回転速度が制限値を超えたときに一次コイル短絡用スイッチをオン状態にして一次電流の遮断を阻止することにより点火ユニットの点火動作を停止させるように構成されている。
この場合も、少なくとも点火ユニットとスピードリミッタとは別体に形成される。点火ユニットは点火ユニット側コネクタを有していて、該点火ユニット側コネクタが一次電流制御用スイッチの非接地側の一端に接続される。
点火コイルは、点火コイル側コネクタを有して、該点火コイル側コネクタが点火コイルの一次コイルの非接地側端子に接続される。
スピードリミッタは、第1のリミッタ側コネクタと第2のリミッタ側コネクタとを有して該第1及び第2のリミッタ側コネクタが点火コイルの一次コイルの非接地側端子及び点火ユニットの一次電流制御用スイッチの非接地側の一端に接続されるスピードリミッタ内の回路に共通に接続される。
そして第1及び第2のリミッタ側コネクタがそれぞれ点火コイル側コネクタ及び点火ユニット側コネクタに接続されて点火コイルと点火ユニットとスピードリミッタとが相互に接続される。
上記点火コイル側コネクタとしては、点火ユニット側コネクタに直接は接続し得ない構造のコネクタを用いるのが好ましい。また第1のリミッタ側コネクタとしては点火コイル側コネクタを接続し得る構造のものを用い、第2のリミッタ側コネクタとしては、点火ユニット側コネクタを接続し得る構造のものを用いるのが好ましい。
本発明の好ましい態様では、上記点火コイル側コネクタ及び点火ユニット側コネクタが共に雌形コネクタにより構成されるか、または共に雄形コネクタにより構成される。点火コイル側コネクタ及び点火ユニット側コネクタが共に雌形コネクタにより構成される場合には、第1のリミッタ側コネクタ及び第2のリミッタ側コネクタが共に雄形コネクタにより構成される。点火コイル側コネクタ及び点火ユニット側コネクタが共に雄形コネクタにより構成される場合には、第1のリミッタ側コネクタ及び第2のリミッタ側コネクタが共に雌形コネクタにより構成される。
以上のように、本発明によれば、少なくとも点火ユニットとスピードリミッタとを別体に形成して、点火ユニットをスピードリミッタを介して点火コイルに接続する構造にすることにより、点火コイルにスピードリミッタを接続してないと点火ユニットを点火コイルに接続することができないようにしたため、スピードリミッタが接続されない状態で点火装置が組み立てられるおそれを無くすことができ、スピードリミッタが働かない状態で機関が運転されてその回転速度が制限値を超える状態が生じるのを防ぐことができる。
以下図1を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。図1において、1は一次コイル1a及び二次コイル1bを有する点火コイルで、この点火コイルは、機関により駆動される磁石発電機の磁石回転子の磁極に対向する磁極部を有する電機子鉄心に巻回されて、樹脂モールド部100により被覆されている。点火コイル1が巻回された電機子鉄心は、機関のケースやカバー等に取りつけられて、その磁極部が磁石回転子の磁極に対向させられる。この例では、点火コイルの一次コイル1aが点火電源としての機能を有し、該一次コイルには、機関の回転に同期して、図示の実線矢印方向の極性の半波の電圧と、図示の破線矢印の極性の半波の電圧とからなる交流電圧が誘起する。点火コイル1の一次コイル1aの一端は接地され、他端はリード線101を通して雌形コネクタからなる点火コイル側コネクタ102に接続されている。
図1において2は点火ユニットで、この点火ユニットは、図3に示した点火ユニット2´と同様に、一次電流制御用スイッチを構成するトランジスタTR1と、内燃機関の点火タイミングよりも前のタイミングでトランジスタTR1をオン状態にし、点火タイミングが検出されたときにトランジスタTR1をオフ状態にするようにトランジスタTR1を制御する図示しないスイッチ制御回路とからなっているが、本実施形態では、この点火ユニットの構成部品が点火コイル1の外装とは別の外装200内に配置されて、点火ユニット2が点火コイル1と別体に形成されている。すなわち、この例では、点火コイル1と、点火ユニット2と、スピードリミッタ3とが別体に形成されている。
図示の例ではトランジスタTR1がNPNP形のものからなっていて、このコレクタが接地され、ベースが図示しないスイッチ制御回路に接続されている。トランジスタTR1のエミッタに接続されたリード線201が外装200から外部に導出され、このリード線201に点火ユニット側コネクタ202が接続されている。点火ユニット側コネクタ202は、点火コイル側コネクタ102に直接接続することができないコネクタにより構成される。図示の例では、点火コイル側コネクタ102が雌形コネクタからなっているため、点火ユニット側コネクタ202も雌形コネクタにより構成されている。
スピードリミッタ3は、図3に示した点火装置で用いられていたものと同様に、オン状態になった際に点火コイル1の一次コイル1aに誘起する図示の実線矢印方向の電圧を短絡する向きにして点火コイルの一次コイルに対して並列に接続されたサイリスタTh1からなる一次コイル短絡用スイッチと、内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出回路と、この回転速度検出回路により検出された回転速度が制限値を超えているときにサイリスタTh1にトリガ信号を与えるトリガ回路とを樹脂モールド部などからなる外装300内に配置した構成を備えていて、機関の回転速度が制限値を超えたときにサイリスタTh1をオン状態にして、点火コイルの一次コイル1aに図示の実線矢印方向の極性の電圧が誘起する半波の全期間の間サイリスタTh1をオン状態に保持することにより点火動作を停止させる。
本実施形態では、スピードリミッタ3が、点火コイル側コネクタ102を接続し得る構造の雄形の第1のリミッタ側コネクタ301と、点火ユニット側コネクタを接続し得る構造の第2のリミッタ側コネクタ302とを有していて、該第1及び第2のリミッタ側コネクタ301及び302が、点火コイル1及び点火ユニット2に接続されるスピードリミッタ内の回路(サイリスタTh1のカソード)に共通に接続されている。図示の例では、一端がサイリスタTh1のカソードに接続された2本のリード線303及び304が外装300から外部に導出されていて、これらのリード線303及び304の他端にそれぞれ第1のリミッタ側コネクタ301及び第2のリミッタ側コネクタ302が接続されている。
本実施形態では、点火コイル側コネクタ102及び点火ユニット側コネクタ202がともに雌形のコネクタからなっているため、第1のリミッタ側コネクタ301及び第2のリミッタ側コネクタ302はともに雄形コネクタからなっている。第1及び第2のリミッタ側コネクタ301及び302がそれぞれ点火コイル側コネクタ102及び点火ユニット側コネクタ202に接続されることにより、点火コイル1の一次コイルと点火ユニット2とスピードリミッタ3とが相互に接続されている。
また図示の例ではサイリスタTh1のアノードに雄形コネクタからなる第3のリミッタ側コネクタ305が接続され、アース線306に接続された雌形コネクタ307が第3のリミッタ側コネクタ305に接続されている。
本実施形態ではまた、スピードリミッタ3に更に雄形コネクタからなる第4のリミッタ側コネクタ308及び第5のリミッタ側コネクタ309が設けられていて、第4のリミッタ側コネクタ308及び第5のリミッタ側コネクタ309にそれぞれ発光ダイオード5のアノードに接続された雌形コネクタ310及びオイルレベル検出スイッチ6の非接地側端子に接続された雌形コネクタ311が接続されている。
オイルレベル検出スイッチ6は、エンジンオイルのレベルが規定レベル未満になったときにオン状態になるスイッチで、スピードリミッタ3は、オイルレベル検出スイッチ6がオン状態になったときにサイリスタTh1にトリガ信号を継続的にまたは周期的に与える回路と、オイルレベル検出スイッチ6がオン状態になったときに発光ダイオード5に電流を流す回路とを備えている。
スピードリミッタ3は、エンジンオイルのレベルが規定レベル未満になってスイッチ6が閉じたときにサイリスタTh1にトリガ信号を継続的に与えて該サイリスタをオン状態にすることによりエンジンを停止させるか、またはスイッチ6が閉じたときにサイリスタTh1に周期的にトリガ信号を与えることにより点火動作を周期的に停止させて(点火動作を間引いて)エンジンの回転速度を低い速度に制限するようになっている。スピードリミッタ3はまた、オイルレベルが規定レベル未満になってオイルレベル検出スイッチ6がオン状態になったときに発光ダイオード5に通電して該発光ダイオードを発光させることにより、オイルレベルが低下していることの警告を発する。
上記のように構成すると、点火コイル1にスピードリミッタ3を接続してからでないと点火ユニット2を点火コイル1に接続することができないため、スピードリミッタ3が接続されない状態で点火装置が組み立てられるおそれを無くすことができる。
上記の実施形態では、点火コイル1を点火ユニット2とを別体に形成しているが、図2に示したように点火コイル1と点火ユニット2とを一体に形成してもよい。図2に示した実施形態では、点火ユニット2の構成部品が点火コイル1の外装を構成する樹脂モールド部100で被覆されて、点火ユニット2と点火コイル1とが一体に形成されている。
図1に示した実施形態と同様に、点火コイル1の一次コイル1aの一端は接地されている。一次コイル1aの他端に一端が接続されたリード線101がモールド部100から導出され、該リード線101の他端に雌形コネクタからなる点火コイル側コネクタ102が接続されている。またトランジスタTR1のエミッタに一端が接続されたリード線201が樹脂モールド部100から外部に導出され、このリード線201の他端に点火ユニット側コネクタ202が接続されている。点火ユニット側コネクタ202は、点火コイル側コネクタ102に直接は接続することができないコネクタにより構成される。図示の例では、点火コイル側コネクタ102が雌形コネクタからなっているため、点火ユニット側コネクタ202も雌形コネクタにより構成されている。
スピードリミッタ3は、点火コイル側コネクタ102を直接接続し得る構造の雄形の第1のリミッタ側コネクタ301と、点火ユニット側コネクタを直接接続し得る構造の第2のリミッタ側コネクタ302とを有していて、該第1及び第2のリミッタ側コネクタ301及び302が、点火コイル1及び点火ユニット2に接続されるスピードリミッタ内の回路(サイリスタTh1のカソード)に共通に接続されている。図示の例では、一端がサイリスタTh1のカソードに接続された2本のリード線303及び304が外装300から外部に導出されていて、これらのリード線303及び304の他端にそれぞれ第1のリミッタ側コネクタ301及び第2のリミッタ側コネクタ302が接続されている。
スピードリミッタ3にはまた、雄形コネクタからなる第4のリミッタ側コネクタ308及び第5のリミッタ側コネクタ309が設けられ、第4のリミッタ側コネクタ308及び第5のリミッタ側コネクタ309にそれぞれ発光ダイオード5のアノードに接続された雌形コネクタ310及びオイルレベル検出スイッチ6の非接地側端子に接続された雌形コネクタ311が接続されている。
上記の各実施形態では、スピードリミッタ3のサイリスタTh1のアノードをコネクタ305,307とアース線306とを通して接地しているが、サイリスタTh1のアノードを直接アース線306を通して接地するようにしてもよい。
上記の各実施形態において、各ユニットから引き出されるリード線の長さが不足する場合には、該リード線に延長用のリード線を継ぎ足すようにしてもよい。例えば図1に示した例において、点火ユニット200から導出されるリード線201が短い場合には、一端に雄形コネクタを有し、他端に雌形コネクタを有する延長用リード線を設けて、該延長用リード線の一端の雄形コネクタをコネクタ202に接続することにより、リード線201を延長するようにしてもよい。
上記の各実施形態において、各ユニットの外装から導出したリード線に各コネクタを取り付けているが、一部のコネクタをユニットの外装に固定した状態で設けるようにしてもよい。例えば図1の実施形態において、スピードリミッタ3に設ける第1及び第2のリミッタ側コネクタ301及び302をスピードリミッタの外装300に固定し、点火コイル1から導出されたリード線101に取り付けられた点火コイル側コネクタ102及び点火ユニット2から導出されたリード線201に取り付けられた点火ユニット側コネクタ202をそれぞれ第1及び第2のリミッタ側コネクタ301及び302に接続するようにしてもよい。
またすべてのコネクタをユニットの外装に固定して、所定のコネクタ間をコネクタ付きのリード線により接続するようにしてもよい。例えば図2に示した実施形態において、点火コイル側コネクタ102及び点火ユニット側コネクタ202を樹脂モールド部100に固定し、第1及び第2のリミッタ側コネクタ301及び302も外装300に固定して、点火コイル側コネクタ102と第1のリミッタ側コネクタ301との間、及び点火ユニット側コネクタ202と第2のリミッタ側コネクタ302との間をそれぞれコネクタ付きのリード線(一端及び他端に相手側コネクタに接続し得るコネクタを取り付けたリード線)を介して接続するようにしてもよい。このように、コネクタ付きのリード線によりユニットの外装に固定された所定のコネクタ間を接続するようにする場合には、ユニットの外装に固定するコネクタは同種のコネクタでも異種のコネクタでもよい。例えば、点火コイル側コネクタ、点火ユニット側コネクタ、第1のリミッタ側コネクタ及び第2のリミッタ側コネクタのすべてを雌形コネクタにより構成し、雄形コネクタを両端に有するコネクタ付きリード線を介して所定のコネクタ間を接続するようにしてもよい。
本発明の一実施形態を示した回路図である。 本発明の他の実施形態を示した回路図である。 従来の点火装置の構成を示した回路図である。
符号の説明
1 点火コイル
102 点火コイル側コネクタ
2 点火ユニット
202 点火ユニット側コネクタ
3 スピードリミッタ
301 第1のリミッタ側コネクタ
302 第2のリミッタ側コネクタ

Claims (5)

  1. 点火コイルと、前記点火コイルの一次電流を制御して内燃機関の点火タイミングに点火用高電圧を発生させる点火ユニットと、前記内燃機関の回転速度が制限値を超えたときに前記点火用高電圧の発生を阻止して前記内燃機関を失火させるスピードリミッタとを備えた内燃機関用点火装置において、
    少なくとも前記点火ユニットと前記スピードリミッタとが別体に形成されていて該点火ユニットとスピードリミッタとの間にコネクタが設けられ、
    前記コネクタを接続した際に前記点火ユニットが前記コネクタを介して前記スピードリミッタと点火コイルとに接続され、前記コネクタを切り離した際に前記点火ユニットが前記スピードリミッタ及び前記点火コイルから切り離されるように前記コネクタが設けられていること、
    を特徴とする内燃機関用点火装置。
  2. 点火コイルと、前記点火コイルの一次電流を制御して内燃機関の点火タイミングに点火用高電圧を発生させる点火ユニットと、前記内燃機関の回転速度が制限値を超えたときに前記点火用高電圧の発生を阻止して前記内燃機関を失火させるスピードリミッタとを備えた内燃機関用点火装置において、
    少なくとも前記点火ユニットと前記スピードリミッタとが別体に形成され、
    前記点火ユニットは点火ユニット側コネクタを有していて、該点火ユニット側コネクタが前記スピードリミッタ及び点火コイルに接続される前記点火ユニット内の回路に接続され、
    前記点火コイルは、点火コイル側コネクタを有して、該点火コイル側コネクタが前記スピードリミッタ及び点火ユニットに接続される前記点火コイルの一次コイルの端末部に接続され、
    前記スピードリミッタは、第1のリミッタ側コネクタと第2のリミッタ側コネクタとを有して該第1及び第2のリミッタ側コネクタが前記点火コイル及び点火ユニットに接続される前記スピードリミッタ内の回路に共通に接続され、
    前記第1及び第2のリミッタ側コネクタがそれぞれ前記点火コイル側コネクタ及び点火ユニット側コネクタに接続されて前記点火コイルと点火ユニットと前記スピードリミッタとが相互に接続されていること、
    を特徴とする内燃機関用点火装置。
  3. 一端が接地された一次コイルが内燃機関により駆動される磁石発電機内に設けられて前記一次コイルに交流電圧を誘起する点火コイルと、前記点火コイルの一次コイルに対して並列に接続された一次電流制御用スイッチと前記内燃機関の点火タイミングよりも前のタイミングで前記一次電流制御用スイッチをオン状態にすることにより前記点火コイルに一次電流を流し、前記点火タイミングで前記一次電流制御用スイッチをオフ状態にして前記一次電流を遮断するように前記一次電流制御用スイッチを制御するスイッチ制御回路とを有して前記一次電流の遮断により前記点火コイルの二次コイルに点火用高電圧を誘起させて点火動作を行わせる点火ユニットと、前記点火コイルの一次コイルに対して並列に接続された一次コイル短絡用スイッチを有して前記内燃機関の回転速度が制限値を超えたときに前記一次コイル短絡用スイッチをオン状態にすることにより前記一次電流の遮断を阻止して前記点火ユニットの点火動作を停止させるスピードリミッタとを備えた内燃機関用点火装置において、
    少なくとも前記点火ユニットとスピードリミッタとが別体に形成され、
    前記点火ユニットは点火ユニット側コネクタを有していて、該点火ユニット側コネクタが前記一次電流制御用スイッチの非接地側の一端に接続され、
    前記点火コイルは、点火コイル側コネクタを有して、該点火コイル側コネクタが前記点火コイルの一次コイルの非接地側端子に接続され、
    前記スピードリミッタは、第1のリミッタ側コネクタと第2のリミッタ側コネクタとを有して該第1及び第2のリミッタ側コネクタが前記点火コイルの一次コイルの非接地側端子及び点火ユニットの一次電流制御用スイッチの非接地側の一端に接続される前記スピードリミッタ内の回路に共通に接続され、
    前記第1及び第2のリミッタ側コネクタがそれぞれ前記点火コイル側コネクタ及び点火ユニット側コネクタに接続されて前記点火コイルと点火ユニットと前記スピードリミッタとが相互に接続されていること、
    を特徴とする内燃機関用点火装置。
  4. 前記点火コイル側コネクタ及び点火ユニット側コネクタはともに雌形コネクタからなっている請求項2または3に記載の内燃機関用点火装置。
  5. 前記点火コイル側コネクタ及び点火ユニット側コネクタはともに雄形コネクタからなっている請求項2または3に記載の内燃機関用点火装置。
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