JP4273567B2 - Ocr番号印刷媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線により読み取り可能な番号を印刷した媒体に係わり、読み取った番号に基づいて真偽判定及び偽造防止を施したOCR番号印刷媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、株券、債権、小切手、商品券、ギフト券、宝くじ、定期券等の証券類には、墨インキで印刷されている番号を読み取り最後の桁をチェックデジットとして番号印刷部の正当性を確認する方法が取られている。
しかし、墨インキは一般的であり、印刷濃度さえあれば機械的読み取りも簡単であり、チェックデジットの暗号化計算式は比較的、簡単な場合は解読されてしまう恐れがある。また、チェックデジットを解読されないようにチェックデジットを複数桁にしたり、異なった場所に複数設けるように複雑にしてしまうとこれらの証券類を印刷方式で多量に作成する場合においてチェックデジットの番号印字機等の機械的な制約があり対応できなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、チェックデジットの暗号化方式が簡単であっても偽造防止が計れ且つ偽造防止策のコストが低く、容易に真偽判定が可能なOCR番号印刷媒体を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、カーボン顔料を主成分とした墨インキで印刷されている番号印刷部と、該墨インキで印刷されている番号印刷部と異なる色調の赤外吸収インキで印刷されている番号印刷部とから形成され、赤外線センサーで読み取られてチェックデジットにて管理されるOCR番号を有し、該OCR番号の一部に赤外吸収インキと同色調であって赤外吸収しないインキで印刷されたダミー番号が含まれていることを特徴とするOCR番号印刷媒体である。
【0006】
また、請求項に記載の発明は、前記赤外吸収インキが、無色透明であることを特徴とする請求項1に記載のOCR番号印刷媒体である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態及び作用について図面を用いて説明する。
図1は、証券類の例としてOCR番号を印刷した商品券の平面図である。図に示すように「12345678909」とOCR番号(10)が印刷されている場合、次のような方法で番号印刷部の正当性を確認し、偽造されているか否かを判断する。
最後の桁をチェックデジットとして「9チェックのDSR方式」で行う場合は、
(1)11桁の最後の1桁を除いた番号の和「1+2+3+4+5+6+7+8+9+0=45」を求める。
(2)この和を9で割り、余りを求める。「45/9=5・・余り0」
(3)9から上記の余りを減じた数字が最後の桁となる。「9ー0=9」
このようにしてチェックデジットが9と印字されていれば、正当性が確認され、これと異なっていれば正当性は否定される。
【0011】
今、図2(a)に示す様にOCR番号(10)をカーボンブラック顔料を用いた墨インキで印刷した番号印刷部(30)と、この墨インキと異なる色調の赤外吸収インキで印刷した番号印刷部(20a)で全体のOCR番号が印刷されている。この場合、30と20aの番号印刷部は共に赤外波長領域で吸収するので、全体が墨インキで印刷されている場合と同様に赤外センサーで読み取りチェックすることができる。
なお、図2(a)は、請求項に記載のOCR番号印刷媒体を説明するものである。
【0012】
上記の偽造を企てようと、この暗号化計算式を解読を試みる者は、墨インキで印刷した番号印刷部(30)だけでチェックデジットを計算すると、番号の和「3+4+5+6+7+8+9+0=42」、この和を9で割り余り6を求め、9からこの余りを引くと3になるから、チェックデジットは3となり、最後の桁が9にならないため、この暗号化計算式を用いたチェックデジットではないと思い込み、混乱してしまう。
また、墨インキと異なった色調の赤外吸収インキと同じ色調になるように通常のプロセスインキで20aの番号印刷部を印刷し、一見すると見分けることが出来ないくらい精巧に偽造しても、赤外センサーで読み取ると、通常のY,M,C色のプロセスインキは赤外吸収をしないのでエラーが生じ、偽造された証券類と判定できる。
【0013】
また、墨インキで印刷した印刷部(30)及び墨インキと異なる色調の赤外吸収インキで印刷した番号印刷部(20a)とも目で読むことが可能であり、暗号計算式を知っていれば目視でも真偽判定ができる。
【0014】
次に、赤外吸収インキで印刷する番号印刷部を無色透明な赤外吸収インキで印刷したものが図2(b)であり請求項に記載のOCR番号印刷媒体を説明するものである。
【0015】
無色透明な赤外吸収インキで印刷した番号印刷部(20b)は、目で読むことができないため、一層偽造防止の効果が向上する。目視では真偽判定は出来ないが、赤外センサーで読み取り真偽判定ができる。
【0016】
また、図2(c)は、Y,M,C色のプロセスインキを混合して黒色インキでダミー番号印刷部(30a)を設けたものであり、請求項に記載のOCR番号印刷媒体を説明するものである。
通常のプロセスインキは、上述したように赤外吸収しないので、赤外センサーで読み取る場合は、ダミー番号印刷部(30a)の番号は無視され正常に真偽判定ができる。しかし、偽造を企てる者は、墨インキで印刷した番号印刷部(30)と、墨インキと同色調の赤外吸収がないインキで印刷したダミー番号印刷部(30a)とを区別することができないため、暗号化の解読、偽造が困難となり、偽造防止効果が向上する。
【0017】
また、図2(d)は、20aの赤外吸収インキと同色調になるようにY,M,C色プロセスインキの混合比率を変えたインキでダミー番号印刷部(20c)を印刷したものであり、請求項に記載のOCR番号印刷媒体を説明するものである。このOCR番号印刷媒体も請求項に記載のOCR番号媒体と同様に、赤外センサーで読み取る場合は、赤外吸収がないインキで印刷したダミー番号印刷部(20c)は無視され正常に真偽判定が行われる。しかし、偽造を企てる者は、赤外吸収インキで印刷した番号印刷部(20a)と、この赤外吸収インキと同色調の赤外吸収がないインキで印刷したダミー番号印刷部(20c)とを区別することができないため、暗号化の解読、偽造が困難となり、偽造防止効果が向上する。
【0018】
このような証券類の基材は、赤外線を80%以上反射する酸化チタンが塗り込まれた塩化ビニールシート、普通紙、合成紙等が用いられる。
【0019】
色を有する赤外吸収インキとしては、各種ロイコ染料を用いたものや、下記の化学式1に示されるN,N,N’,N’−テトラキス(P−ジブチルアミノ)P−フェニレンジアミニウム塩等や、次に記述する可視光波長領域には吸収がなく、赤外波長領域には吸収がある無色透明な化合物と印刷インキに汎用されている顔料、染料とを混合させインキ化することで得ることができる。
【0020】
【化1】
Figure 0004273567
【0021】
但し、化学式1中,nは1又は2の自然数、Rは水素又は炭素数1〜12のアルキル基、x- は、CIO4 - ,BF4 - ,CCIO3 COO- ,CF3 COO- ,SBF6 - ,C6 5 SO3 - ,C2 5 SO3 - ,のいずれかである。
【0022】
無色透明な赤外吸収インキは、五二酸化リンを主成分として、Cu2+イオン、Fe2+イオンを添加して結晶化させたリン酸塩化合物が用いられて、バインダー樹脂として塩酸ビ系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂等を用いてインキ化することで得ることができる。
【0023】
図2(a)のような番号印刷部(10)を設ける方法は、図3に示すように、まず初めに上記墨インキと異なる色調の赤外吸収インキを用いて、20aの番号印刷部をオフセット印刷等で印刷し、その右横に番号器を用いてシリアル番号を印刷し、この、20aと30の番号印刷部を読み取り、暗号化計算式に従って算出したチェックデジット番号を印字する。
【0024】
例えば、図3(A)の20aの番号印刷部を「00」に固定して印刷し、この横に番号器で「00000001」を印字し、この20aと30の番号印刷部を読み取って最後の桁に「9チェックのDSR方式」で算出した8を印字する。
次に「00000002」、「00000003」・・・・・・・「99999999」(図3(B))までを印字する。
図3(B)に示すように、「99999999」まで印字したら、20aの番号印刷部が「00」から「01」になる版に取り替えて、同様に「00000001」から「99999999」まで印字する。以上のことを繰り返して必要部数の証券類を作成する。
【0025】
上述の例では、暗号化計算を「9チェックのDSR方式」で算出したが、暗号化方式はこれに限定されるものでなく、他の方法を用いても良い。
【0026】
図2(b),(c),(d)の番号印刷部も、上記図(a)に準じた方法で作成することができる。
【0027】
【発明の効果】
番号印刷部を、赤外波長領域を吸収するカーボンブラックを用いた墨インキの他に、別の赤外吸収インキを用い印刷して形成しているため暗号化方式を解読して、偽造を企てる者を混乱させ、OCR番号印刷部を墨インキ単体で作成してあるものに較べてより偽造防止が困難となる。
また、可視波長領域及び赤外波長領域の両者を吸収する赤外吸収インキ(墨インキと異なった色調の赤外吸収インキ)で番号印刷部を形成すると、目視で番号を認識でき、暗号化計算式を知っていれば、真偽判定ができる。
【0028】
また、可視波長領域に吸収がなく赤外波長領域のみに吸収がある赤外吸収インキ(無色透明な赤外吸収インキ)を用いた場合、目視では真偽判定ができないが、赤外吸収インキで印刷された番号印刷部が目視では読み取れないので、一層偽造防止が困難であり、セキュリティが向上する。
【0029】
更に、赤外吸収インキと同色調で赤外波長領域に吸収がないインキでダミー番号印刷部、或いは、墨インキと同色調で赤外波長領域に吸収がないインキでダミー番号印刷部を一部分に形成しておくことで、赤外センサーで読み取る際は、何ら差支えない。しかし、偽造を企てる者にとっては、暗号解読を一層困難にする共に、見た目に同じように精巧に偽造しても、機械読み取りでエラーを起こし容易に真偽判定ができる。
【0030】
また、従来の設備を用いた印刷法で偽造防止効果を得ることができ、ホログラム等による偽造防止策方式に較べて偽造防止コストを低く押さえることができる。また、偽造防止策を一層確実にするためにホログラム等の他の偽造防止策と併用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】番号印刷部が印刷されている証券類の例を示す平面図である。
【図2】 本発明の番号印刷部を説明する図であり、
(a)は請求項に記載の番号印刷部の例、(b)は請求項に記載の番号印刷部の例、(c)は請求項に記載の番号印刷部の例、(d)は請求項に記載の番号印刷部の例を説明する模式図である。
【図3】本発明の番号印刷部を設けた証券類の作成(印刷)する方法を説明する図である。
【符号の説明】
10…番号印刷部
20…墨インキ以外の赤外吸収インキで印刷した番号印刷部
20a…墨インキと異なる色調の赤外吸収インキで印刷した番号印刷部
20b…無色透明な赤外吸収インキで印刷した番号印刷部
20c…20aと同色調の赤外吸収がないインキで印刷した番号印刷部
30…墨インキで印刷した番号印刷部
30a…墨インキと同色調の赤外吸収がないインキで印刷した番号印刷部
40…チェックデジット

Claims (2)

  1. カーボン顔料を主成分とした墨インキで印刷されている番号印刷部と、
    該墨インキで印刷されている番号印刷部と異なる色調の赤外吸収インキで印刷されている番号印刷部とから形成され、赤外線センサーで読み取られてチェックデジットにて管理されるOCR番号を有し、
    該OCR番号の一部に赤外吸収インキと同色調であって赤外吸収しないインキで印刷されたダミー番号が含まれていることを特徴とするOCR番号印刷媒体。
  2. 前記赤外吸収インキが、無色透明であることを特徴とする請求項1に記載のOCR番号印刷媒体。
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