JP2000318360A - Ocr番号印刷媒体 - Google Patents
Ocr番号印刷媒体Info
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- JP2000318360A JP2000318360A JP13287699A JP13287699A JP2000318360A JP 2000318360 A JP2000318360 A JP 2000318360A JP 13287699 A JP13287699 A JP 13287699A JP 13287699 A JP13287699 A JP 13287699A JP 2000318360 A JP2000318360 A JP 2000318360A
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Abstract
も偽造防止が計れ且つ偽造防止策のコストが低く、容易
に真偽判定が可能なOCR番号印刷媒体を提供する。 【解決手段】カーボン顔料を主成分とした墨インキでO
CR番号が印刷されている媒体において、該OCR番号
の一部が前記墨インキ以外の赤外吸収インキで印刷され
ているOCR番号印刷媒体であり、前記墨インキで印刷
された番号印刷部30以外の番号印刷部が、墨インキと
異なった色調の赤外吸収インキで印刷された番号印刷部
20a、或いは無色透明な赤外吸収インキで印刷された
番号印刷部20bを設けたOCR番号印刷媒体。
Description
取り可能な番号を印刷した媒体に係わり、読み取った番
号に基づいて真偽判定及び偽造防止を施したOCR番号
印刷媒体に関するものである。
フト券、宝くじ、定期券等の証券類には、墨インキで印
刷されている番号を読み取り最後の桁をチェックデジッ
トとして番号印刷部の正当性を確認する方法が取られて
いる。しかし、墨インキは一般的であり、印刷濃度さえ
あれば機械的読み取りも簡単であり、チェックデジット
の暗号化計算式は比較的、簡単な場合は解読されてしま
う恐れがある。また、チェックデジットを解読されない
ようにチェックデジットを複数桁にしたり、異なった場
所に複数設けるように複雑にしてしまうとこれらの証券
類を印刷方式で多量に作成する場合においてチェックデ
ジットの番号印字機等の機械的な制約があり対応できな
くなる。
に鑑みてなされたものであり、チェックデジットの暗号
化方式が簡単であっても偽造防止が計れ且つ偽造防止策
のコストが低く、容易に真偽判定が可能なOCR番号印
刷媒体を提供することを課題としている。
になされた請求項1に記載の発明は、カーボン顔料を主
成分とした墨インキでOCR番号が印刷されている媒体
において、該OCR番号の一部が前記墨インキ以外の赤
外吸収インキで印刷されていることを特徴とするOCR
番号印刷媒体である。
ンキ以外の赤外吸収インキが、墨インキと異なった色調
であることを特徴とする請求項1に記載のOCR番号印
刷媒体である。
吸収インキが、無色透明であることを特徴とする請求項
1に記載のOCR番号印刷媒体である。
号の一部に墨インキと同色調であって赤外吸収しないイ
ンキで印刷されたダミー番号が含まれていることを特徴
とする請求項2、請求項3に記載のOCR番号印刷媒体
である。
号の一部に赤外吸収インキと同色調であって赤外吸収し
ないインキで印刷されたダミー番号が含まれていること
を特徴とする請求項2に記載のOCR番号印刷媒体であ
る。
と赤外吸収インキで印刷されたOCR番号を赤外センサ
ーで同時に読み取り、両者を含めたチェックデジットに
て管理することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
項に記載のOCR番号印刷媒体である。
用について図面を用いて説明する。図1は、証券類の例
としてOCR番号を印刷した商品券の平面図である。図
に示すように「12345678909」とOCR番号
(10)が印刷されている場合、次のような方法で番号
印刷部の正当性を確認し、偽造されているか否かを判断
する。最後の桁をチェックデジットとして「9チェック
のDSR方式」で行う場合は、 (1)11桁の最後の1桁を除いた番号の和「1+2+
3+4+5+6+7+8+9+0=45」を求める。 (2)この和を9で割り、余りを求める。「45/9=
5・・余り0」 (3)9から上記の余りを減じた数字が最後の桁とな
る。「9ー0=9」 このようにしてチェックデジットが9と印字されていれ
ば、正当性が確認され、これと異なっていれば正当性は
否定される。
0)をカーボンブラック顔料を用いた墨インキで印刷し
た番号印刷部(30)と、この墨インキと異なる色調の
赤外吸収インキで印刷した番号印刷部(20a)で全体
のOCR番号が印刷されている。この場合、30と20
aの番号印刷部は共に赤外波長領域で吸収するので、全
体が墨インキで印刷されている場合と同様に赤外センサ
ーで読み取りチェックすることができる。なお、図2
(a)は、請求項2に記載のOCR番号印刷媒体を説明
するものである。
式を解読を試みる者は、墨インキで印刷した番号印刷部
(30)だけでチェックデジットを計算すると、番号の
和「3+4+5+6+7+8+9+0=42」、この和
を9で割り余り6を求め、9からこの余りを引くと3に
なるから、チェックデジットは3となり、最後の桁が9
にならないため、この暗号化計算式を用いたチェックデ
ジットではないと思い込み、混乱してしまう。また、墨
インキと異なった色調の赤外吸収インキと同じ色調にな
るように通常のプロセスインキで20aの番号印刷部を
印刷し、一見すると見分けることが出来ないくらい精巧
に偽造しても、赤外センサーで読み取ると、通常のY,
M,C色のプロセスインキは赤外吸収をしないのでエラ
ーが生じ、偽造された証券類と判定できる。
及び墨インキと異なる色調の赤外吸収インキで印刷した
番号印刷部(20a)とも目で読むことが可能であり、
暗号計算式を知っていれば目視でも真偽判定ができる。
部を無色透明な赤外吸収インキで印刷したものが図2
(b)であり請求項3に記載のOCR番号印刷媒体を説
明するものである。
印刷部(20b)は、目で読むことができないため、一
層偽造防止の効果が向上する。目視では真偽判定は出来
ないが、赤外センサーで読み取り真偽判定ができる。
セスインキを混合して黒色インキでダミー番号印刷部
(30a)を設けたものであり、請求項4に記載のOC
R番号印刷媒体を説明するものである。通常のプロセス
インキは、上述したように赤外吸収しないので、赤外セ
ンサーで読み取る場合は、ダミー番号印刷部(30a)
の番号は無視され正常に真偽判定ができる。しかし、偽
造を企てる者は、墨インキで印刷した番号印刷部(3
0)と、墨インキと同色調の赤外吸収がないインキで印
刷したダミー番号印刷部(30a)とを区別することが
できないため、暗号化の解読、偽造が困難となり、偽造
防止効果が向上する。
ンキと同色調になるようにY,M,C色プロセスインキ
の混合比率を変えたインキでダミー番号印刷部(20
c)を印刷したものであり、請求項5に記載のOCR番
号印刷媒体を説明するものである。このOCR番号印刷
媒体も請求項4に記載のOCR番号媒体と同様に、赤外
センサーで読み取る場合は、赤外吸収がないインキで印
刷したダミー番号印刷部(20c)は無視され正常に真
偽判定が行われる。しかし、偽造を企てる者は、赤外吸
収インキで印刷した番号印刷部(20a)と、この赤外
吸収インキと同色調の赤外吸収がないインキで印刷した
ダミー番号印刷部(20c)とを区別することができな
いため、暗号化の解読、偽造が困難となり、偽造防止効
果が向上する。
%以上反射する酸化チタンが塗り込まれた塩化ビニール
シート、普通紙、合成紙等が用いられる。
ロイコ染料を用いたものや、下記の化学式1に示される
N,N,N’,N’−テトラキス(P−ジブチルアミ
ノ)P−フェニレンジアミニウム塩等や、次に記述する
可視光波長領域には吸収がなく、赤外波長領域には吸収
がある無色透明な化合物と印刷インキに汎用されている
顔料、染料とを混合させインキ化することで得ることが
できる。
数、Rは水素又は炭素数1〜12のアルキル基、x
- は、CIO4 - ,BF4 - ,CCIO3 COO- ,C
F3 COO - ,SBF6 - ,C6 H5 SO3 - ,C2 H
5 SO3 - ,のいずれかである。
ンを主成分として、Cu2+イオン、Fe2+イオンを添加
して結晶化させたリン酸塩化合物が用いられて、バイン
ダー樹脂として塩酸ビ系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂
等を用いてインキ化することで得ることができる。
設ける方法は、図3に示すように、まず初めに上記墨イ
ンキと異なる色調の赤外吸収インキを用いて、20aの
番号印刷部をオフセット印刷等で印刷し、その右横に番
号器を用いてシリアル番号を印刷し、この、20aと3
0の番号印刷部を読み取り、暗号化計算式に従って算出
したチェックデジット番号を印字する。
を「00」に固定して印刷し、この横に番号器で「00
000001」を印字し、この20aと30の番号印刷
部を読み取って最後の桁に「9チェックのDSR方式」
で算出した8を印字する。次に「00000002」、
「00000003」・・・・・・・「9999999
9」(図3(B))までを印字する。図3(B)に示す
ように、「99999999」まで印字したら、20a
の番号印刷部が「00」から「01」になる版に取り替
えて、同様に「00000001」から「999999
99」まで印字する。以上のことを繰り返して必要部数
の証券類を作成する。
のDSR方式」で算出したが、暗号化方式はこれに限定
されるものでなく、他の方法を用いても良い。
も、上記図(a)に準じた方法で作成することができ
る。
カーボンブラックを用いた墨インキの他に、別の赤外吸
収インキを用い印刷して形成しているため暗号化方式を
解読して、偽造を企てる者を混乱させ、OCR番号印刷
部を墨インキ単体で作成してあるものに較べてより偽造
防止が困難となる。また、可視波長領域及び赤外波長領
域の両者を吸収する赤外吸収インキ(墨インキと異なっ
た色調の赤外吸収インキ)で番号印刷部を形成すると、
目視で番号を認識でき、暗号化計算式を知っていれば、
真偽判定ができる。
領域のみに吸収がある赤外吸収インキ(無色透明な赤外
吸収インキ)を用いた場合、目視では真偽判定ができな
いが、赤外吸収インキで印刷された番号印刷部が目視で
は読み取れないので、一層偽造防止が困難であり、セキ
ュリティが向上する。
領域に吸収がないインキでダミー番号印刷部、或いは、
墨インキと同色調で赤外波長領域に吸収がないインキで
ダミー番号印刷部を一部分に形成しておくことで、赤外
センサーで読み取る際は、何ら差支えない。しかし、偽
造を企てる者にとっては、暗号解読を一層困難にする共
に、見た目に同じように精巧に偽造しても、機械読み取
りでエラーを起こし容易に真偽判定ができる。
止効果を得ることができ、ホログラム等による偽造防止
策方式に較べて偽造防止コストを低く押さえることがで
きる。また、偽造防止策を一層確実にするためにホログ
ラム等の他の偽造防止策と併用しても良い。
平面図である。
(a)は請求項2に記載の番号印刷部の例、(b)は請
求項3に記載の番号印刷部の例、(c)は請求項4に記
載の番号印刷部の例、(d)は請求項5に記載の番号印
刷部の例を説明す模式図である。
刷)する方法を説明する図である。
刷部 20a…墨インキと異なる色調の赤外吸収インキで印刷
した番号印刷部 20b…無色透明な赤外吸収インキで印刷した番号印刷
部 20c…20aと同色調の赤外吸収がないインキで印刷
した番号印刷部 30…墨インキで印刷した番号印刷部 30a…墨インキと同色調の赤外吸収がないインキで印
刷した番号印刷部 40…チェックデジット
Claims (6)
- 【請求項1】カーボン顔料を主成分とした墨インキでO
CR番号が印刷されている媒体において、該OCR番号
の一部が前記墨インキ以外の赤外吸収インキで印刷され
ていることを特徴とするOCR番号印刷媒体。 - 【請求項2】前記墨インキ以外の赤外吸収インキが、墨
インキと異なった色調であることを特徴とする請求項1
に記載のOCR番号印刷媒体。 - 【請求項3】前記赤外吸収インキが、無色透明であるこ
とを特徴とする請求項1に記載のOCR番号印刷媒体。 - 【請求項4】OCR番号の一部に墨インキと同色調であ
って赤外吸収しないインキで印刷されたダミー番号が含
まれていることを特徴とする請求項2、請求項3に記載
のOCR番号印刷媒体。 - 【請求項5】OCR番号の一部に赤外吸収インキと同色
調であって赤外吸収しないインキで印刷されたダミー番
号が含まれていることを特徴とする請求項2に記載のO
CR番号印刷媒体。 - 【請求項6】墨インキと赤外吸収インキで印刷されたO
CR番号を赤外センサーで同時に読み取り、両者を含め
たチェックデジットにて管理することを特徴とする請求
項1〜5のいずれか1項に記載のOCR番号印刷媒体。
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---|---|---|---|
JP13287699A JP4273567B2 (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | Ocr番号印刷媒体 |
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
JP13287699A Expired - Fee Related JP4273567B2 (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | Ocr番号印刷媒体 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4273567B2 (ja) |
-
1999
- 1999-05-13 JP JP13287699A patent/JP4273567B2/ja not_active Expired - Fee Related
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