JP4272975B2 - 欠陥画素検出装置、欠陥画素検出方法、及び欠陥画素検出プログラム - Google Patents

欠陥画素検出装置、欠陥画素検出方法、及び欠陥画素検出プログラム Download PDF

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Description

この発明は、固体撮像素子受光面上に整列された各画素の欠陥を検出する欠陥画素検出装置、欠陥画素検出方法、及び欠陥画素検出プログラムに関する。
従来、周知の半導体プロセスで形成された固体撮像素子は、フォトダイオードの短絡等が原因で、受光した光束を正常に光電変換することができない欠陥画素を有することがある。そこで、このような欠陥画素を見かけ上無くすよう補正する為に該欠陥画素を検出する様々な装置や、方法、またはプログラムが提案され実用に供されている(例えば特許文献1)。
特開平6−30425号公報
特許文献1では、固体撮像素子をビデオカメラ内に組み込んだ後、注目した1画素と、該注目画素に隣接している同色画素との画素信号間のレベル差を算出し、そのレベル差を、予め設定された所定の閾値とコンパレータで比較し、その比較結果に基づいて欠陥画素を検出している。
また、特許文献1では、上記隣接画素に画像のエッジ成分が入力された場合に想定される誤判定を防止する為に、上記注目画素周辺に配置されている2つの画素の信号のレベル差を算出し、そのレベル差を、予め設定された所定の閾値とコンパレータで比較し、その比較結果に基づいて欠陥画素を検出している。
しかしながら上述の如き欠陥画素の検出処理では、実際に処理を行う際の設定に正確さが要求される。ここでいう設定とは、例えば、被写体や照明光の明るさ、被写体と撮像素子との位置関係などが挙げられる。被写体や照明光の明るさに均一性がない場合、各画素において受光される光量はそれぞれ異なってしまう。また、被写体と撮像素子とが正対していない場合、被写体と各画素との距離がそれぞれ異なってしまう為、各画素において受光される光量もそれぞれ異なってしまう。このように各画素における受光量がそれぞれ異なる場合、同一性能を有した画素であってもその出力値がそれぞれ異なってしまう。この為、閾値と画素の出力値とが微差の場合、単純に閾値と出力値とを比較するだけでは欠陥画素を誤検出してしまうことが想定される。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、欠陥画素検出処理を行う際の上述の設定に正確さが要求されることのない欠陥画素検出装置、欠陥画素検出方法、及び欠陥画素検出プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の一態様に係る欠陥画素検出装置は、固体撮像素子の受光面上に整列された各画素の欠陥を検出するものであり、各該画素の信号の出力値に関する閾値を設定する閾値設定手段と、設定された該閾値と、該閾値に対する各画素信号の出力値とを比較して、該閾値より高い出力値または低い出力値のいずれかを出力している画素を判別する画素判別手段と、欠陥画素か否かを判定される注目画素の判別結果と、該注目画素に近接し且つ連続して整列された複数の画素全ての判別結果とを比較し、該注目画素の判別結果のみが他の判別結果と異なっていた場合に該注目画素を欠陥画素と判定する欠陥判定手段とを備えたものである。
また、上記欠陥画素検出装置において、欠陥判定手段が所定の領域に含まれた全ての画素に対する判定処理を繰り返し実行する場合、閾値設定手段は、該判定処理が実行される度に徐々に閾値を変化させていくことができる。また、該閾値設定手段は、第1の閾値から該第1の閾値より低い第2の閾値までの間で徐々に該閾値を変化させていくことができる。また、閾値を比較的高い値から低い値へ徐々に変化させていき、画素判別手段によって該閾値より出力値が高いと判別された画素の数が第1の数以上となったとき、該閾値設定手段は、その閾値を該第1の閾値に設定することができる。また、閾値を比較的低い値から高い値へ徐々に変化させていき、該画素判別手段によって該閾値より出力値が低いと判別された画素の数が第2の数以上となったとき、該閾値設定手段は、その閾値を該第2の閾値に設定することができる。
また、上記欠陥画素検出装置は、画素判別手段により判別された該画素の位置情報を格納する記憶手段をさらに備えたものであってもよい。
また、上記の課題を解決する本発明の一態様に係る欠陥画素検出方法は、固体撮像素子の受光面上に整列された各画素の欠陥を検出する方法であり、各該画素の信号の出力値に関する閾値を設定する第一のステップと、設定された該閾値と、該閾値に対する各画素信号の出力値とを比較して、該閾値より高い出力値または低い出力値のいずれかを出力している画素を判別する第二のステップと、欠陥画素か否かを判定される注目画素の判別結果と、該注目画素に近接し且つ連続して整列された複数の画素全ての判別結果とを比較し、該注目画素の判別結果のみが他の判別結果と異なっていた場合に該注目画素を欠陥画素と判定する第三のステップとを有した方法である。
また、上記の課題を解決する本発明の一態様に係る欠陥画素検出プログラムは、固体撮像素子の受光面上に整列された各画素の欠陥を検出するプログラムであり、コンピュータを、各該画素の信号の出力値に関する閾値を設定する手段と、設定された該閾値と、該閾値に対する各画素信号の出力値とを比較して、該閾値より高い出力値または低い出力値のいずれかを出力している画素を判別する手段と、欠陥画素か否かを判定される注目画素の判別結果と、該注目画素に近接し且つ連続して整列された複数の画素全ての判別結果とを比較し、該注目画素の判別結果のみが他の判別結果と異なっていた場合に該注目画素を欠陥画素と判定する手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の欠陥画素検出装置、欠陥画素検出方法、及び欠陥画素検出プログラムによると、注目画素の判別結果と、該注目画素に近接し且つ連続して整列された複数の画素全ての判別結果とが異なっていた場合にその注目画素を欠陥画素と判定している。すなわち連続して整列された画素群を欠陥画素判定に用いている為、各画素における受光量の相違に起因した欠陥画素の検出(すなわち欠陥画素の誤検出)が軽減される。この為、被写体や照明光の明るさの均一性、被写体と撮像素子との位置関係などの設定に関して許容される値が大きくなり、これらの設定の容易性が向上する。また、注目画素が欠陥画素か否かを判定する為に用いられる近接画素の判別結果は、全て注目画素の判別結果と比較されている。この為、従来と比べて、注目画素の判別結果を、より欠陥画素の判定処理に反映させることができる。
図1は、本発明の実施形態の電子内視鏡装置10を示すブロック図である。電子内視鏡装置10は、体腔内を観察する為の装置であり、プロセッサ100と、電子内視鏡200と、モニタ300から構成されている。電子内視鏡200は固体撮像素子(例えばCCD)を備えており、プロセッサ100は本実施形態の特徴に係る機能であって、製造時において発生した該固体撮像素子の欠陥画素を検出して補正する機能を果たす。以下に、図1を参照して電子内視鏡装置10の構成及び動作を説明する。
プロセッサ100は、電子内視鏡200を介して体腔内を照明する光源装置と、電子内視鏡200から送信された画像信号に所定の信号処理を施し映像信号に変換してモニタ300に出力する画像処理装置とを兼ね備えたものであり、光源ランプ110と、RGB回転フィルタ112と、モータドライバ114と、集光レンズ116と、電子内視鏡用接続部120と、CPU130と、メモリ132と、DSP(Digital Signal Processor)140と、メモリ150R、150G、150Bと、D/Aコンバータ160と、映像信号出力回路170と、出力端子180と、切替スイッチ190を有している。
切替スイッチ190は、プロセッサ100の動作モードを切り替える為のスイッチであり、体腔内を観察する為のモードである通常観察モードと、本実施形態の特徴に係るモードであって、電子内視鏡200内に配置された固体撮像素子の欠陥画素を検出する為のモードである欠陥画素検出モードに切り替えることができる。欠陥画素検出モードは、定期的なメンテナンス処理を行うときに使用されるものであり、通常電子内視鏡装置10は、通常観察モードに設定されている。まず、通常観察モードにおける電子内視鏡装置10の動作を説明する。
電子内視鏡装置10では面順次方式の撮像システムを採用している。プロセッサ100は、該撮像システムを実現する為の構成であって、上述した光源装置を司る構成として、光源ランプ110、RGB回転フィルタ112、モータドライバ114、及びレンズ116を有している。
光源ランプ110は、体腔内を照明する為の照明光を発するものであり、ここでは種々の色成分を含んだ白色光を発する。RGB回転フィルタ112は、光源ランプ110から発せられた白色光の光路中に配置されており、R光、G光、B光の三色の色成分の各々を透過させるフィルタを備えている。以下に、面順次方式によるカラー画像の生成のプロセスを説明する。
まず、CPU130の制御によってモータドライバ114が駆動制御され、RGB回転フィルタ112を回転させるモータが駆動される。これによりRGB回転フィルタ112は回転し、R光、G光、B光の各々の色成分のみを透過するフィルタが白色光の光路中に順次挿入される。従って、光源ランプ110から発せられた白色光は、R、G、Bの各色のフィルタを順次透過し、各色成分のみを含んだ光束としてRGB回転フィルタ112から射出し、電子内視鏡200側に向かって進行していく。なお、実際には、図1中の光源ランプ110は集光レンズ116の光軸上に配置されている。
そして各色成分は、集光レンズ116により集光されつつ、プロセッサ100と電子内視鏡200とを接続している電子内視鏡用接続部120を介して電子内視鏡200に入射される。
電子内視鏡200は、電子内視鏡装置10のうち体腔内に挿入されて該体腔内を撮像する機能を果たすものである。電子内視鏡200は、可撓性を有したケーブルを有しており、該ケーブル内には、該体腔内を撮像する為の種々の部品が配置されている。電子内視鏡200は、その長手方向に沿って配置されたライトガイド210と、その先端部に配置された対物レンズ220と、対物レンズ220の後側焦点位置と一致する面上にその受光面が配置されたCCD230を有している。CCD230は、例えば、水平方向に1024画素、垂直方向に1024画素のフォトダイオードが整列された、矩形状の固体撮像素子である。
上述した電子内視鏡200に入射された各色成分は、ライトガイド210に入射され、該ライトガイド210により電子内視鏡200の先端に導光される。そしてライトガイド210から射出され、体腔内を照明する。各色成分で照明された体腔内からの反射光は、対物レンズ220を介して、CCD230の受光面上で順次結像し受光される。なお、CCD230は、後述するCCD駆動回路144により駆動制御されている。CCD230により受光された各色成分は、画像信号に光電変換され、その出力部に順次転送されていく。これら各色成分の画像信号は、プロセッサ100に出力されて後述する画像処理を施され、ビデオ信号(映像信号)としてモニタ300に出力される。以下に、プロセッサ100で行われる画像処理のプロセスを説明する。
プロセッサ100に出力された画像信号は、DSP140に入力し、該DSP140により所定の処理が施される。図2は、DSP140の構成を示したブロック図である。以下に、図2を参照してDSP140の構成及び動作を説明する。
DSP140は、電子内視鏡200から出力された画像信号に所定の信号処理を施す回路であり、S/H回路141と、A/D変換器142と、タイミングジェネレータ143と、CCD駆動回路144と、検出回路145と、補正回路146と、信号処理回路147と、欠陥画素用メモリ148を有している。
S/H回路141及びA/D変換器142は、CPU130の制御信号によって駆動するタイミングジェネレータ143から出力されるタイミング信号により所定のタイミングで制御されている。S/H回路141は、CCD230からDSP140に入力された画像信号を所定のタイミングでサンプリング及びホールドし、A/D変換器142は、該画像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。
ここでプロセッサ100は切替スイッチ190により通常観察モードにセットされている為、A/D変換器142によりデジタル信号に変換された画像信号は、補正回路146に出力される。また、プロセッサ100が欠陥画素検出モードにセットされている場合、プロセッサ100が本実施形態の特徴である欠陥画素検出処理(後述)を実行する為、該画像信号は、検出回路145及び補正回路146に出力される。補正回路146は、欠陥画素検出処理(後述)によって取得した欠陥画素情報に基づいてCCD230の欠陥画素に対する補正処理を実行している。
CPU130はプロセッサ100に接続されている電子内視鏡200のID情報を取得する機能を有している。CPU130に接続されているメモリ132は、各電子内視鏡のID情報と、欠陥画素検出処理(後述)によって取得された欠陥画素情報(例えば欠陥画素のアドレス)とを関連付けて記憶している。プロセッサ100に電子内視鏡が接続されると、CPU130は、そのID情報を取得し、そのID情報に関連付けられた欠陥画素情報をメモリ132から読み出す。そして、読み出した欠陥画素情報を、欠陥画素用メモリ148に一時的に記憶させる。
補正回路146は、欠陥画素用メモリ148の内容を読み込む。この欠陥画素用メモリ148には、上述したように、プロセッサ100に現在接続されている電子内視鏡の欠陥画素の情報(例えば欠陥画素を示すアドレス)がCPU130により書き込まれ、記憶されている。補正回路146は、欠陥画素の情報を欠陥画素用メモリ148から読み出し、該欠陥画素に対する補正処理を実行する。
補正回路146は、欠陥画素検出モード時に検出されたCCD230の欠陥画素を例えば、隣接画素の信号で補間する周知の方式により補正し、補正後の画像信号を信号処理回路147に出力する。信号処理回路147に入力された画像信号は、タイミングジェネレータ143によって、CCD230の駆動(すなわちCCD駆動回路144の駆動)と同期され、R成分、G成分、及びB成分の各色成分の画像信号に分離され、メモリ150R、150G、及び150Bに出力される。
DSP140により分離された各色成分の画像信号は、CPU130の作用により、それぞれ異なったメモリに順次格納される。ここでは、R成分の画像信号は150Rに格納され、G成分の画像信号は150Gに格納され、B成分の画像信号は150Bに格納される。
各メモリに格納された画像信号は、CPU130の作用により、メモリ150R、150G、及び150Bの各々から所定のタイミングで同時に読み出しされ、D/A変換器160に出力される。そしてこのD/A変換器160によって、デジタル信号からアナログ信号に変換される。アナログ信号に変換された画像信号は、映像信号出力回路170に入力され、この映像信号出力回路170によって、モニタ300に表示可能なコンポジットビデオ信号、Sビデオ信号、RGBビデオ信号などの映像信号に変換される。ここで変換された映像信号がモニタ300に入力されると、モニタ300上に体腔内の観察画像がカラーで表示される。
このときプロセッサ100に接続されている電子内視鏡のID情報がメモリ132に記憶されていないものである場合(より詳しくは欠陥画素用メモリ148にその内視鏡の欠陥画素情報が記憶されていない場合)、該補正回路146は該内視鏡の固体撮像素子に含まれている欠陥画素の補正を実行できない為、モニタ300上には欠陥画素に対応する位置にいわゆる黒点(例えばフォトダイオードの断線などで電荷が貯められない画素、若しくは最も低い感度の画素によるもの)や白点(例えばフォトダイオードの短絡で常に電荷が飽和した状態の画素、若しくは最も高い感度の画素によるもの)が表示されてしまう。ここでプロセッサ100のモードを欠陥画素検出モードに切り替え、本実施形態の特徴である欠陥画素検出処理を実行することにより、該電子内視鏡のID情報と、該ID情報に対応する欠陥画素の情報がメモリ132に記憶され、更に欠陥画素用メモリ148にも書き込まれ、以後は欠陥画素が補正された鮮明な画像がモニタ300上に表示される。以下に、本実施形態で用いられる欠陥画素検出処理を説明する。
図3は、本発明の実施形態における欠陥画素検出処理を説明する為の図である。図3(a)は、モニタ300を用いて欠陥画素検出処理を説明する図であり、図3(b)は、図3(a)のモニタ300に表示された画像に対応するCCD230の各画素の出力値と閾値との関係を示したグラフである。また、図4〜図9は、CPU130による欠陥画素検出処理を示したフローチャートである。なお、本実施形態の欠陥画素検出処理は、黒点となる画素を欠陥画素とみなす処理である。以下に、図3(a)、(b)、及び図4〜図9を参照して本実施形態の欠陥画素検出処理を説明する。
本実施形態では、電子内視鏡200に照明光を照射したり、電子内視鏡200前面に明るい被写体を用意したりして欠陥画素検出処理を実行する。なお、このとき使用する照明光や被写体は、均一な輝度を有するものであることが好ましい。
また、本実施形態では、CCD230は照明される為、その中で正常な画素は、例えば130程度の出力値を示し、白点となる画素は、高い出力値(例えば150)を出力する。また、黒点となる画素すなわち本実施形態で欠陥画素とみなされる画素(図3(a)のa〜dに対応する画素)は、正常な画素より低い出力値(例えば110)を出力している。従って、図3(a)の如くモニタ300には、全体的に略白い画像が表示され、僅かに黒い点像が表示される。なお、各画素の出力値の値域は、0〜255とする。
図3(b)のrth1及びrth2は、欠陥画素の判定に利用される閾値である。また、グラフ中に示された曲線は、水平2ライン分(ラインA及びB)の各画素の出力値(すなわちH方向に整列した1024画素各々の出力値)を示している。また、本実施形態では、閾値を変化させつつ欠陥画素の検出処理を行っている。図3(b)のrmaxは、当該処理において設定される閾値の最大値を示しており、図3(b)のrminは、当該処理において設定される閾値の最小値を示している。CPU130は、これらの値の間で徐々に閾値を下げていき、欠陥画素を検出している。
また、図3(b)の出力値a〜dは、図3(a)の画素a〜dに対応したものであって、これらの画素の出力値を示したものである。図3(a)のラインAは、水平方向(矢印H方向)に伸長した1つのラインであり、画素a及びbを含んでいる。また、図3(a)のラインBは、ラインAと同様に水平方向に伸長した1つのラインであり、画素c及びdを含んでいる。
また、図3(a)には、後述するS1及びS2の処理を説明する為のものであって、モニタ300の画面上(別の言い方をするとCCD230の受光面)に矩形で囲われた領域Z〜Zの3つの領域が示されている。
なお、本実施形態では、実際には、垂直方向(矢印V方向)に行をなす水平方向全ラインの画素の出力値を一括して検出するが、説明の便宜上、図3(b)ではラインA及びラインBの画素の出力値のみを示している。
図4〜図9に示したフローチャートを参照して本実施形態の欠陥画素検出処理を説明する。本実施形態の欠陥画素検出処理を開始する為には、先ず、プロセッサ100の切替スイッチ190を欠陥画素検出モードに切り替え、さらに、黒点となる欠陥画素を検出するモードを選択する。
図4は、本実施形態の欠陥画素検出処理の全体的な流れを示したフローチャートである。図4のフローチャートによると本実施形態の欠陥画素検出処理では、CPU130は、先ず、CCD230内の各画素が黒点の欠陥画素であるか否かを判定する為の閾値の最大値を設定する(ステップ1、以下、S1と略記)。ここで、図5のフローチャートを参照して、このS1の最大閾値設定処理について説明する。
最大閾値設定処理を実行するにあたりCPU130は、先ず、閾値rthを比較的高い値である初期値R(=192)に設定し(S11)、続いて、最大閾値を決定する為の画素であって、閾値rthと比較される画素を含んだ領域を設定する(S12)。電子内視鏡200を均一な光で照射した場合、CCD230受光面には、対物レンズ220の作用によりその中心部と周辺部とにおいてそれぞれ異なった量の光が集光される。説明を加えると、CCD230受光面に集光される光量分布は、その中心部が最も多く、周辺部に向かうに従って徐々に減少していく。これに伴い、CCD230の水平方向の各ラインに整列された画素列は、図3(b)の曲線の如き出力を示す。上述したように、S12の処理で設定される領域は、最大閾値を設定する為の領域である。従って、この領域には、上記光量分布の中で最も高い出力値を出力する画素を含んだものが選択される。すなわちここで設定される領域は、モニタ300に映し出される画像の中心部(すなわちCCD230の受光面中心部)である領域Zとなる。
CPU130は、次に、現在設定されている閾値rthに減分R(=2)を減算する(S13)。そして、S13の処理で減算された閾値rthと、領域Zに含まれている各画素の出力値とを比較し、各画素についてその出力値が閾値rthを上回っているか否かを判定する(S14)。さらにS14の処理において閾値rthを上回っている画素の数が8画素より多いか否かを判定する(S15)。このとき閾値rthを上回っている画素の数が8画素以下の場合(NO:S15)、現在設定している閾値rthが高すぎる為、CPU130は、S13の処理に戻り、再び閾値rthを減算して処理を続行する。また、閾値rthを上回っている画素の数が8画素より多い場合(YES:S15)、CPU130は、現在設定している閾値rthが適切な最大閾値であると判断し、この閾値rthを最大閾値rmaxとして設定し(S16)、この最大閾値設定処理を終了させ、図4のフローチャートのS2の処理に進む。
S2の処理において、CPU130は、CCD230内の各画素が黒点の欠陥画素であるか否かを判定する為の閾値の最小値を設定する。ここで、図6のフローチャートを参照して、このS2の最小閾値設定処理について説明する。
最小閾値設定処理を実行するにあたりCPU130は、先ず、閾値rthを比較的低い値である初期値R(=8)に設定し(S21)、続いて、最小閾値を決定する為の画素であって、閾値rthと比較される画素を含んだ領域を設定する(S22)。ここで設定される領域は、最小閾値を設定する為の領域である。従って、この領域には、上記光量分布の中で最も低い出力値を出力する画素を含んだものが選択される。すなわちここで設定される領域は、モニタ300に映し出される画像の周辺部(すなわちCCD230の受光面周辺部)である領域Z及びZとなる。なお、本実施形態では最小閾値を設定する為の領域は前記の2つの領域であるが、別の実施形態では上記受光面の4隅の領域であっても、これら4隅の領域の中のいずれか1つの領域であってもよい。
CPU130は、次に、現在設定されている閾値rthに増分R(=2)を加算する(S23)。そして、S23の処理で加算された閾値rthと、領域Z及びZに含まれている各画素の出力値とを比較し、各画素についてその出力値が閾値rthを下回っているか否かを判定する(S24)。さらにS24の処理において閾値rthを下回っている画素の数が8画素より多いか否かを判定する(S25)。このとき閾値rthを下回っている画素の数が8画素以下の場合(NO:S25)、現在設定している閾値rthが低すぎる為、CPU130は、S23の処理に戻り、再び閾値rthを加算して処理を続行する。また、閾値rthを下回っている画素の数が8画素より多い場合(YES:S25)、CPU130は、現在設定している閾値rthが適切な最小閾値であると判断し、この閾値rthを最小閾値rminとして設定し(S26)、この最小閾値設定処理を終了させ、図4のフローチャートのS3の処理に進む。
なお、S1及びS2の処理では、欠陥画素か否かを判定する為の閾値であって、後述の処理で設定される閾値の設定範囲を予め絞り込んでいる。これらの処理により、設定する必要のない閾値(すなわち図3(b)においていずれの画素の出力値にも跨れることのない閾値)を予め省くことができる為、効率良く欠陥画素を検出する処理を実行することができる。
S3の処理において、CPU130は、CCD230内の各画素が黒点の欠陥画素であるか否かを判定する。ここで、図7のフローチャートを参照して、このS3の欠陥画素検出処理について説明する。
S3の欠陥画素検出処理を実行するにあたりCPU130は、先ず、閾値rthを最大閾値rmaxに設定する(S31)。次に、現在設定されている閾値rthに減分R(=8)を減算する(S32)。そしてS32の処理で減算された閾値rthが最小閾値rmin以上であるか否かを判定する(S33)。このとき閾値rthが最小閾値rminを下回っている場合(S33:NO)、CPU130は、現在の閾値或いはこれ以上閾値を下げても欠陥画素を検出できない為、図7のフローチャートを終了させる。すなわち図4のS3の処理を終了させ、本実施形態の欠陥画素検出処理を終了させる。本実施形態ではこのように、最大閾値rmaxから最小閾値rminまで閾値rthを順次変化させて欠陥画素を検出していくので、電子内視鏡のようにCCD230の受光面の中心部と周辺部とで、受光光量が大きく異なる場合でも、欠陥画素がくまなく検出できる。
また、閾値rthが最小閾値rmin以上の場合(S33:YES)、現在の閾値は欠陥画素を検出し得る範囲(すなわち上記設定範囲)内にある為、CPU130は、当該閾値を用いて、CCD230受光面全域の各画素に対する黒点判定処理を実行し(S34)、S32の処理に戻り、再び閾値を減算する。ここで、図8のフローチャートを参照して、このS34の黒点判定処理について説明する。
S34の黒点判定処理を実行するにあたりCPU130は、先ず、CCD230垂直方向に行をなす各画素に割り当てられたアドレスmをm=1に指定し(S41)、水平方向に列をなす各画素に割り当てられたアドレスkをk=1〜8に指定する(S42)。すなわちこれらの処理により、アドレス(1、1)、(1、2)…(1、8)に該当する8つの画素が指定される。なお、上述したようにCCD230は水平方向及び垂直方向共に1024画素が配列された矩形状の受光領域を有しており、m及びkの定義域は、共に0〜1023となっている。
CPU130は、次に、現在指定されている8つの画素の出力値p(m、k)を取得し、これらの出力値pの各々を現在設定されている閾値rthと比較し、当該閾値rth以下の出力値の画素を「1」と判定し、当該閾値rthより大きい出力値の画素を「0」と判定する。そしてこれらの判定結果の各々を、配列a(j)(j=2〜9)に設定する(S43)。説明を加えると、出力値p(m、1)の画素の判定結果を判定結果a(2)とし、出力値p(m、2)の画素の判定結果を判定結果a(3)とし、…出力値p(m、8)の画素の判定結果を判定結果a(9)として設定する。そしてアドレスkをk=9に指定する(S44)。
S45の処理において、CPU130は、設定された配列a(j)の値を1つずつシフトさせる。具体的に説明すると、判定結果a(j−1)=判定結果a(j)、すなわち判定結果a(2)を判定結果a(1)とし(a(2)の値をa(1)に代入し)、判定結果a(3)を判定結果a(2)とし、…判定結果a(9)を判定結果a(8)として設定し直す。そして垂直方向のアドレスが現在指定されているアドレスmであり、水平方向のアドレスが現在指定されているアドレスkである画素の出力値pを、判定結果a(9)として配列a(j)に加える。これにより配列a(j)は、判定結果a(1)〜判定結果a(9)に対応する画素であって、水平方向に連続して整列された9つの画素の判定結果を含んだパラメータとなる(S46)。
CPU130は、次に、上述の連続した9つの画素の中心に位置する画素に対応した判定結果a(5)が「1」か否かを判定する(S47)。このとき判定結果a(5)が「1」(すなわち判定結果a(5)に対応する画素の出力値が閾値rth以下)の場合(S47:YES)、CPU130は、この画素が黒点か否かを判定する為にS48の周辺画素比較処理を実行する。また、判定結果a(5)が「0」(すなわち当該画素の出力値が閾値rthより大きい)の場合(S47:NO)、CPU130は、この画素が正常画素であると判断し、S49処理に進む。
ここで、図9のフローチャートを参照して、S48の周辺画素比較処理について説明する。なお、図9のフローチャートの説明に用いられる図10(a) 〜(c)は、各種態様における配列a(j)の内容を示した図である。また、判定結果a(5)に対応する画素は、図9のフローチャートにおいて欠陥画素であるか否かを判定される画素である。以下、この画素を注目画素と略記する。本実施形態では、注目画素の判定結果が「1」で、更にその注目画素に隣接する左右のそれぞれ3画素の判定結果が連続して「0」である場合、その注目画素を欠陥画素と判断する。ただ例外として隣接の1画素だけが判別結果「1」の場合も、注目画素を欠陥画素と判断する。即ち、図10(a)〜(c)の場合だけが、注目画素(a(5)に対応する画素)が欠陥画素と判断される。
S48の周辺画素比較処理を実行するにあたりCPU130は、先ず、配列a(j)のうち、判定結果a(2)〜判定結果a(4)が全て「0」であるか否かを判定する(S61)。すなわち、注目画素に隣接し且つ水平方向に連続して整列された3つの画素全ての出力値が閾値rthより大きいか否かを判定している。このとき判定結果a(2)〜判定結果a(4)が全て「0」(すなわち上述の隣接画素全ての出力値が閾値rthより大きい)の場合(S61:YES)、CPU130は、S62の処理に進む。また、判定結果a(2)〜判定結果a(4)の中で1つでも「1」のものがある場合(S61:NO)、CPU130は、S63の処理に進む。
S62の処理において、CPU130は、配列a(j)のうち、判定結果a(6)〜判定結果a(8)が全て「0」であるか否かを判定する。すなわち、注目画素に隣接し且つ水平方向に連続して整列された3つの画素であって、当該注目画素を挟んでS61の処理で閾値rthと比較された3つの画素と反対側に整列された3つの画素全ての出力値が閾値rthより大きいか否かを判定している。
判定結果a(6)〜判定結果a(8)が全て「0」の場合(S62:YES)、配列a(j)は、図10(a)に示した判定結果を含んだものとなる。これは、注目画素の左右に隣接し且つ連続して整列された片側3画素(計6画素)全ての画素の出力値が閾値rthより大きいことを示している。すなわち注目画素を含めた7画素の出力値がいずれかの方向に段階的に低く或いは高くなっているのではなく、注目画素のみが抜け落ちたようにその出力値が低くなっていることを示している。この為、CPU130は、この注目画素を黒点の欠陥画素と判定し、該当するアドレスを、接続中の電子内視鏡のID情報と関連付けて、メモリ132に記憶させ(S65)、図9のフローチャートを終了させる。すなわち図8のS48の周辺画素比較処理を終了させ、S49の処理に進む。また、判定結果a(6)〜判定結果a(8)の中で1つでも「1」のものがある場合(S62:NO)、CPU130は、S64の処理に進む。
S63の処理において、CPU130は、配列a(j)のうち、判定結果a(1)〜判定結果a(3)及び判定結果a(6)〜判定結果a(8)が全て「0」であるか否かを判定する。ここで、前記に列挙した判定結果が全て「0」の場合(S63:YES)、配列a(j)は、図10(b)に示した判定結果を含んだものとなる。すなわち注目画素に隣接した画素のうち、判定結果a(4)に対応する画素の出力値のみが閾値rth以下であることを示している。すなわち注目画素を含めた8画素の出力値がいずれかの方向に段階的に低く或いは高くなっているのではなく、注目画素及び上述の1画素のみが抜け落ちたようにその出力値が低くなっていることを示している。この場合、CPU130は、この注目画素を黒点の欠陥画素と判定し、該当するアドレスを、接続中の電子内視鏡のID情報と関連付けて、メモリ132に記憶させ(S65)、図9のフローチャートを終了させ、S49の処理に進む。また、判定結果a(1)〜判定結果a(3)及び判定結果a(6)〜判定結果a(8)の中で1つでも「1」のものがある場合(S63:NO)、CPU130は、この注目画素を正常画素と判断し、そのアドレスをメモリ132に記憶させず、図9のフローチャートを終了させ、S49の処理に進む。
S64の処理において、CPU130は、配列a(j)のうち、判定結果a(7)〜判定結果a(9)が全て「0」であるか否かを判定する。ここで、判定結果a(7)〜判定結果a(9)が全て「0」の場合(S64:YES)、配列a(j)は、図10(c)に示した判定結果を含んだものとなる。すなわち注目画素に隣接した画素のうち、判定結果a(6)に対応する画素の出力値のみが閾値rth以下であることを示している。すなわち注目画素を含めた8画素の出力値がいずれかの方向に段階的に低く或いは高くなっているのではなく、注目画素及び上述の1画素のみが抜け落ちたようにその出力値が低くなっていることを示している。この場合、CPU130は、この注目画素を黒点の欠陥画素と判定し、該当するアドレスを、接続中の電子内視鏡のID情報と関連付けて、メモリ132に記憶させ(S65)、図9のフローチャートを終了させ、S49の処理に進む。また、判定結果a(7)〜判定結果a(9)の中で1つでも「1」のものがある場合(S64:NO)、CPU130は、この注目画素を正常画素と判断し、そのアドレスをメモリ132に記憶させず、図9のフローチャートを終了させ、S49の処理に進む。
なお、ある閾値において欠陥画素と判定された画素がその閾値より低い閾値で再び欠陥画素として判定されたとき、CPU130は、既にこの画素のアドレスをメモリ132に記憶している為、ここではメモリ132に対するこの画素のアドレスの書き込み動作を実行しない。
S49の処理において、CPU130は、水平方向のアドレスkを1インクリメントする。そして現在指定されているアドレスkがkmax(=1023)より大きいか否かを判定する(S50)。アドレスkがkmax以下の場合(S50:NO)、CPU130は、S45の処理に戻り、現在設定されている配列a(j)を水平方向に1画素相当シフトさせたものに再設定して処理を続行させる。また、アドレスkがkmaxより大きい場合(S50:YES)、配列a(j)を水平方向の端部までシフトさせた(別の言い方をすると、現在指定されているアドレスm(すなわち現在の行)に配置されている画素に対する黒点判定が終了した)ことを示している為、CPU130は、S51の処理に進む。
S51の処理において、CPU130は、垂直方向のアドレスmを1インクリメントする。すなわち上述の如くm行目の画素に対する黒点判定処理が終了した為、CPU130は、黒点判定処理の対象となる画素を次の行に移す。そして現在指定されているアドレスmがmmax(=1023)より大きいか否かを判定する(S52)。アドレスmがmmax以下の場合(S52:NO)、CPU130は、S42の処理に戻り、新たな行における黒点判定処理を開始する。また、アドレスmがmmaxより大きい場合(S52:YES)、全ての行に整列された画素(すなわちCCD230全域の各画素)の黒点判定処理を実行したことを示している為、CPU130は、図8のフローチャートを終了させ、図7のS32の処理に戻る。
以上が本発明の実施形態である。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。例えば、上記実施形態において、プロセッサ100側に配置されている検出回路145や欠陥画素用メモリ148、補正回路146を電子内視鏡200側に設けてもよい。
なお、本実施形態では黒点の欠陥画素を検出しているが、別の実施形態では白点の欠陥画素を検出してもよい。この場合、例えば、徐々に閾値を上げながら各画素の判定を行い、連続して整列された複数画素のうち注目画素の出力値のみが閾値以上であれば、その注目画素を白点の欠陥画素として検出する。
本発明の実施形態の電子内視鏡装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態の構成要素であるDSPの構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態における欠陥画素検出処理を説明する為の図である。 本実施形態の欠陥画素検出処理の全体的な流れを示したフローチャートである。 図4のS1の処理における最大閾値設定処理を示したフローチャートである。 図4のS2の処理における最小閾値設定処理を示したフローチャートである。 図4のS3の処理における欠陥画素検出処理を示したフローチャートである。 図7のS34の処理における黒点判定処理を示したフローチャートである。 図8のS48の処理における周辺画素比較処理を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の欠陥画素検出処理で用いられる配列a(j)の内容を示した図である。
符号の説明
10 電子内視鏡装置
100 プロセッサ
130 CPU
140 DSP
200 電子内視鏡
220 対物レンズ
230 CCD

Claims (8)

  1. 固体撮像素子の受光面上に整列された各画素の欠陥を検出する欠陥画素検出装置において、
    各該画素の信号の出力値に関する閾値を設定する閾値設定手段と、
    設定された該閾値と、該閾値に対する各画素信号の出力値とを比較して、該閾値より高い出力値または低い出力値のいずれかを出力している画素を判別する画素判別手段と、
    欠陥画素か否かを判定される注目画素の判別結果と、該注目画素に近接し且つ連続して整列された複数の画素全ての判別結果とを比較し、該注目画素の判別結果のみが他の判別結果と異なっていた場合、該注目画素を欠陥画素と判定する欠陥判定手段と、を備えたこと、を特徴とする欠陥画素検出装置。
  2. 前記欠陥判定手段が所定の領域に含まれた全ての画素に対する判定処理を繰り返し実行する場合、前記閾値設定手段は、該判定処理が実行される度に徐々に前記閾値を変化させていくこと、を特徴とする請求項1に記載の欠陥画素検出装置。
  3. 前記閾値設定手段は、第1の閾値から該第1の閾値より低い第2の閾値までの間で徐々に該閾値を変化させていくこと、を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の欠陥画素検出装置。
  4. 前記閾値を比較的高い値から低い値へ徐々に変化させていき、前記画素判別手段によって該閾値より出力値が高いと判別された画素の数が第1の数以上となったとき、前記閾値設定手段は、その閾値を前記第1の閾値に設定すること、を特徴とする請求項3に記載の欠陥画素検出装置。
  5. 前記閾値を比較的低い値から高い値へ徐々に変化させていき、前記画素判別手段によって該閾値より出力値が低いと判別された画素の数が第2の数以上となったとき、前記閾値設定手段は、その閾値を前記第2の閾値に設定すること、を特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載の欠陥画素検出装置。
  6. 前記画素判別手段により判別された該画素の位置情報を格納する記憶手段をさらに備えたこと、を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の欠陥画素検出装置。
  7. 固体撮像素子の受光面上に整列された各画素の欠陥を検出する欠陥画素検出方法において、
    各該画素の信号の出力値に関する閾値を設定する第一のステップと、
    設定された該閾値と、該閾値に対する各画素信号の出力値とを比較して、該閾値より高い出力値または低い出力値のいずれかを出力している画素を判別する第二のステップと、
    欠陥画素か否かを判定される注目画素の判別結果と、該注目画素に近接し且つ連続して整列された複数の画素全ての判別結果とを比較し、該注目画素の判別結果のみが他の判別結果と異なっていた場合、該注目画素を欠陥画素と判定する第三のステップと、を有したこと、を特徴とする欠陥画素検出方法。
  8. 固体撮像素子の受光面上に整列された各画素の欠陥を検出する欠陥画素検出プログラムにおいて、コンピュータを
    各該画素の信号の出力値に関する閾値を設定する手段と
    設定された該閾値と、該閾値に対する各画素信号の出力値とを比較して、該閾値より高い出力値または低い出力値のいずれかを出力している画素を判別する手段と
    欠陥画素か否かを判定される注目画素の判別結果と、該注目画素に近接し且つ連続して整列された複数の画素全ての判別結果とを比較し、該注目画素の判別結果のみが他の判別結果と異なっていた場合、該注目画素を欠陥画素と判定する手段として機能させるための欠陥画素検出プログラム。
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