JP4272641B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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Description

本発明は,プラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)に関する。
最近,従来の陰極線管(Cathode Ray Tube:CRT)ディスプレイ装置に替わるものとして,プラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)が注目されている。PDPは,複数個の電極が形成された二つの基板間に放電ガスが封じ込まれた構成を有し,上記放電ガスが封じ込まれた空間に放電電圧を印加することにより発生する紫外線によって,所定のパターンで形成された蛍光体を励起させて所望の画像を表示する装置である。
このようなPDPは,印加される電圧の形式によって直流型と交流型とに分類することができる。直流型のPDPでは,電極が放電空間に絶縁されずに露出されているため,荷電粒子の移動が対応する各電極の間で直接的になされて,電圧が印加される間に電流が放電空間にそのまま流れる。一方,交流型のPDPでは,少なくとも一つの電極が誘電体層で覆われているため,相互に対応する各電極の間で直接的に電荷が移動して電流が放電空間にそのまま流れる代わりに,各放電空間の壁面などに蓄積された壁電荷の電界によって放電が行われる。
上記のように,直流型PDPでは,対応する電極の間での電荷の移動が直接的になされ,例えば放電時に電極が荷電粒子から直接衝撃を受けるため,電極が著しく損傷されるという問題点があった。従って,最近では,交流型,特に3電極面放電構造を有する交流型PDPを採用するのが一般的となっている。
ここで,従来の一般的な3電極面放電構造を有する交流型PDPについて説明する(例えば,特許文献1参照。)。図1は,従来の一般的な交流型PDPを部分的に切開して内部構造を示した分離斜視図である。交流型PDP10は,図1に示されたように,上板50と,上板50と平行に配設される下板60とを含んで構成される。上板50の前面基板11には,対をなして維持電極対12を形成するX電極31とY電極32とが配設される。また,下板60の背面基板21の前面基板11と対向する面には,アドレス電極22が前面基板11のX電極31及びY電極32と交差する方向に配設される。
維持電極対12が形成された前面基板11には,維持電極対12を埋め込んで覆うように第1誘電体層15が形成される。アドレス電極22が形成された背面基板21には,アドレス電極22を埋め込んで覆うように第2誘電体層25が形成される。
交流型PDP10の前面基板11側,すなわち画像が表示される表示面側を前面と定義すると,第1誘電体層15の背面には,通常,MgOなどから成る保護膜16が形成される。また,第2誘電体層25の前面には,複数の隔壁30が形成される。隔壁30は,放電セル70の間の電気的クロストーク及び光学的クロストークを防止して放電距離を維持する役割りを果たす。そして,隔壁30の両側面と,第1誘電体層25の前面の隔壁30が形成されていない部分には,レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の蛍光体26が塗布される。
X電極31及びY電極32は,それぞれ,透明電極31a,32a及びバス電極31b,32bを含むことができる。このように配置された一対のX電極31及びY電極32と,これらと交差するアドレス電極22とによって形成される空間が,単位放電セル70として一つの放電部を形成する。図2は,図1のPDPの一放電セルを示す断面図である。図2の断面図では,前面基板11に配設される電極の断面及び背面基板21に配設される電極の断面を同時に表示するために,上板50を下板60に対して90°回転させた状態が示されている。
透明電極31a,32aには,蛍光体層26から放出される光が前面基板11に進むことを妨害しないように透明であり,かつ,放電を起こすことができる導電性の材料を用いる。このような透明な導電体材料としては,例えばITO(Indium Tin Oxide)などがある。しかし,ITOのような透明な導電体は,一般的に,その抵抗が大きいため,維持電極対12を透明導電体からなる透明電極31a,32aのみから構成すると,電極の長手方向の電圧降下が大きくなることにより多くの駆動電力が消費され,また,PDPを駆動させた際の応答速度も遅くなってしまう。そこでこのような問題を改善するために,一般的には,図2に示すように,透明電極31a,32aの上に,狭い幅に形成された金属材質からなるバス電極31b,32bをそれぞれ配設することが知られている。
しかし,バス電極31b,32b及び透明電極31a,32aから構成される維持電極対12は,バス電極と透明電極とをそれぞれ別途の工程により形成することが要求されるため,製造に時間がかかる。また,透明電極のコストも高い。このように,バス電極及び透明電極からなる維持電極は,製造コストが高く,製造にも時間を要するといった問題がある。
特開2005−129532号公報
上記のような問題を解決するために,バス電極のみで維持電極を構成する技術が開発されている。しかし,バス電極のみで維持電極を形成した場合,例えばストライプパターンなどの一般的な形状に形成されたバス電極では安定的な放電を発生させられず,放電効率が低いことが問題となっていた。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,安定的な放電が可能であり,製造工程が単純な維持電極を備えたプラズマディスプレイパネルを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,背面基板と,上記背面基板から所定の距離だけ離隔されて配設された前面基板と,上記前面基板と上記背面基板との間に位置して上記前面基板及び上記背面基板と共に放電セルを限定する隔壁と,上記放電セルを横切って延びる複数対の維持電極と,上記維持電極と交差する方向に上記放電セルを横切って延びる複数のアドレス電極と,上記維持電極を覆う第1誘電体層と,上記アドレス電極を覆う第2誘電体層と,上記放電セル内に形成される蛍光体層と,上記放電セル内に充填される放電ガスとを含んで構成され;上記維持電極は,上記放電セルごとに上記アドレス電極と交差する方向に配設される第1電極部と,上記放電セルごとに上記第1電極部から上記放電セルの内側方向に所定の距離だけ離隔されて配設される第2電極部と,上記放電セルごとに上記第2電極部から上記放電セルの内側方向に所定の距離だけ離隔されて配設される第3電極部と,上記放電セルごとに上記第1電極部,上記第2電極部及び上記第3電極部を連結するように配設される第4電極部とを含み;上記第1電極部または上記第2電極部のいずれか一方の電極部は,上記第1電極部と上記第2電極部との間の距離が上記放電セルごとに上記維持電極の延長方向の中央で最も狭くなる形状に形成され,上記一方の電極部とは異なる他方の電極部は,直線状に形成されたこと,を特徴とするプラズマディスプレイパネルが提供される。
このような本発明にかかるプラズマディスプレイパネルによれば,第1電極部または第2電極部のいずれか一方の電極部は,第1電極部と第2電極部との間の距離が放電セルごとに維持電極の延長方向の中央で最も狭くなる形状に形成されるため,各放電セル内における第2電極部と第1電極部との間の距離は,両電極の中心部付近において最も近くなり,両電極の各側部へ向かうに従って遠くなる。したがって,放電が第2電極部から第1電極部へ拡散される時,電極間の距離が近く,かつ相対的に放電が活発に発生する両電極の中心部分で放電がまず拡散され,その後両電極の各側部方向へと放電が拡散される。また,第4電極部を設けることにより,第3電極部から第2電極部及び第1電極部への放電の拡散がより円滑に行われる。このように,本発明にかかるプラズマディスプレイパネルは,安定的な放電拡散が行われる電極構成を有するので,発光効率を高めることができる。
このとき、上記一方の電極部は、上記第2電極部であり,上記放電セルの内側に向かって凹状の形状に形成されることができる。
あるいは、上記一方の電極部は、上記第1電極部であり,上記放電セルの内側に向かって凸状の形状に形成されることができる。
またこのとき,上記他方の電極部は,上記第3電極部に対して平行に形成されるのがよい。
また,上記第4電極部は,上記他方の電極部に対して垂直に形成されるのがよい。そして,上記第4電極部は,上記第3電極部に対して垂直に形成されるのがよい。
また,上記一方の電極部の上記前面基板の面方向に沿った断面は,V字型の形状であるのがよい。すなわち,上記第2電極部は,各放電セルにおいて,放電セルの中心部に向かって窪んだV字形状であることができる。
また,上記各放電セルにおいて,上記第1電極部,上記2電極部,及び上記3電極部は,それぞれ上記第4電極部を中心に線対称の形状に形成されるのがよい。
ここで,上記第3電極部は,所定の曲率を有して上記第4電極部の両側にそれぞれ延びるように形成されることもできる。
そして,上記維持電極は,上記各放電セルごとに上記第1電極部と上記第3電極部を連結するように上記第4電極部の両側に上記第4電極部に対して実質的に平行に配設される一対の第5電極部をさらに含むことができる。かかる第5電極部を設けることにより,第3電極部から第2電極部及び第1電極部への放電の拡散をより円滑に行うことができる。
ここで,上記第1電極部と,上記第2電極部と,上記第3電極部と,上記第4電極部とは,一体に形成されることができる。そして,上記第1電極部と,上記第2電極部と,上記第3電極部と,上記第4電極部とは,同じ材料からなるのがよい。あるいは,上記第2電極部と,上記第3電極部と,上記第4電極部とが同じ材料からなるようにすることもできる。上記のように,第1電極部と,第2電極部と,第3電極部と,第4電極部とを一体に形成したり,あるいは同じ材料からなるようにすれば,プラズマディスプレイパネルの製造工程を単純化することができ,製造時間の短縮及び製造コストの低下を図ることができる。
そして,上記維持電極が延びる方向に隣接する上記各放電セルの維持電極に含まれる上記第1電極部は,相互に連結されて上記放電セルを横切って延びることができる。また,上記維持電極が延びる方向に隣接する上記各放電セルの維持電極に含まれる上記第2電極部も,相互に連結されて上記放電セルを横切って延びることができる。また,上記維持電極が延びる方向に隣接する上記各放電セルの維持電極に含まれる上記第3電極部も,相互に連結されて上記放電セルを横切って延びることができる。上記のように,隣接する放電セルの第1電極部,第2電極部,または第3電極部が相互に連結されるように構成すれば,電極の構成が単純化されて,プラズマディスプレイパネルの製造工程の単純化,製造時間の短縮,及び製造コストの低下を図ることができる。
本発明によれば,電極部間の放電拡散が効率的に発生するような形状に維持電極が形成されているため,放電安定性が向上し,発光効率が向上されたプラズマディスプレイパネルを提供できるものである。また,維持電極に含まれる各電極部を同じ材料から成るようにすれば,材料のコストを節減することができ,また,製造工程を単純化することもできるので,製造コストを低減させることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
先ず,本発明の第1の実施の形態にかかるプラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)ついて説明する。図3及び図4は,本発明の望ましい第1の実施の形態にかかる交流型PDP100を示す図である。図3は,PDPの一部分を切開して内部構造を示した分離斜視図であり,図4は,PDPの隔壁及び維持電極の形状を示した平面図である。
PDP100は,上板150と,上板150と平行に配設される下板160とを含んで構成される。より詳細には,PDP100は,背面基板121と,背面基板121から所定の距離だけ離隔されて配設された前面基板111と,前面基板111と背面基板121との間に配設されて前面基板111及び背面基板121と共に放電セル170を限定する隔壁130と,放電セル170を横切って延びる複数対の維持電極対112と,維持電極対112と交差する方向に放電セル170を横切って延びるアドレス電極122と,維持電極対112を覆う第1誘電体層115と,アドレス電極122を覆う第2誘電体層125と,放電セル170内に形成される蛍光体層126と,放電セル170内に充填される放電ガスと,を含んで構成される。上記構成を有するPDP100は,上板150側が画像が表示される表示面側となる。以下の説明では,PDP100の上板150側をPDPの前面とし,下板160側を背面とする。
上板150の前面基板111には,複数対の維持電極対112が形成される。以下に,第1の実施の形態にかかるPDP100の維持電極対112の構成について詳細に説明する。
維持電極対112は,前面基板111の背面に対をなして形成される維持電極180,190からなり,放電を発生させることができる。各維持電極対112を構成する維持電極180,190は,前面基板111上に,相互に所定の距離だけ離隔されて平行に配列される。このとき,各維持電極対112を構成する維持電極180,190は,完全に平行に配列されなくてもよく,実質的に平行に配列されることもできる。維持電極対112を構成する維持電極180,190は,より具体的には,X電極180及びY電極190であることができる。
X電極180は,第1電極部181,第2電極部182,第3電極部183,及び第4電極部184を含むことができ,更に第5電極部185を含むことができる。また,Y電極190は,第1電極部191,第2電極部192,第3電極部193,及び第4電極部194を含むことができ,更に第5電極部195を含むことができる。
隣接する第1電極部181,191は,互いに連結されて,放電セル170を横切って延びる。例えば,第1電極部181,191は,各放電セル170内で,複数対の維持電極対112が延びる方向と同じ方向に延びてそれぞれ形成されることができる。そしてこのとき,複数対の維持電極対112が延びる方向に隣接する各放電セル170に含まれる第1電極部181,191は,それぞれ相互に連結されることにより,複数の放電セル170を跨ぐ連続した一本の電極として形成されることができる。
各放電セル170に配置された第2電極部182,192は,それぞれ第1電極部181,191から放電セル170の内部方向に平行に離隔されて配置される。例えば,第2電極部182,192は,第1電極部181,191と同様に,各放電セル170内で,複数対の維持電極対112が延びる方向と同じ方向に延びてそれぞれ形成されることができる。そしてこのとき,第2電極部182,192は,各放電セル170内において,前面基板111の面方向から見てそれぞれ第1電極部181,191の内側に位置するように,第1電極部181,191から所定の距離だけ離隔されて配設されることができる。このとき,第2電極部182,192は,第1電極部181,191に対して,それぞれ平行に配設されるか,または実質的に平行に配設されることができる。また,第2電極部182,192は,実質的に同一方向に延びるように形成されればよい。従って,第2電極部182,192は,例えば屈曲された部分を含むことができる。
第3電極部183,193も,それぞれ第2電極部182,192から放電セル170の内部方向に平行に離隔されて配置される。例えば,第3電極部183,193は,第1電極部181,191及び第2電極部182,192と同様に,各放電セル170内で,複数対の維持電極対112が延びる方向と同じ方向に延びてそれぞれ形成されることができる。そしてこのとき,第3電極部183,193は,各放電セル170内において,前面基板111の面方向から見てそれぞれ第2電極部182,192の内側に位置するように,第2電極部182,192から所定の距離だけ離隔されて配設されることができる。このとき,第3電極部183,193は,第2電極部182,192に対して,それぞれ平行に配設されるか,または実質的に平行に配設されることができる。
このとき,各維持電極180,190に備えられた第2電極部182,192及び第3電極部183,193も,それぞれ互いに連結されて,放電セル170を横切って延びる。例えば,複数対の維持電極対112が延びる方向に隣接する各放電セル170に含まれる第2電極部182,192は,それぞれ相互に連結されることにより,複数の放電セル170を跨ぐ連続した一本の電極として形成されることができる。また,複数対の維持電極対112が延びる方向に隣接する各放電セル170に含まれる第3電極部183,193も,それぞれ相互に連結されることにより,複数の放電セル170を跨ぐ連続した一本の電極として形成されることができる。
第4電極部184,194は,第1電極部181,191,第2電極部182,192及び第3電極部183,193を連結するように各放電セル170にそれぞれ配設される。第4電極部184,194は,第1電極部181,191及び第3電極部181,191に対して実質的に垂直に配設される。
第2電極部182,192は,放電セル170の内部に対向する方向に凹状に形成される。図4に示されたように,第2電極部182,192は,“V”字型の横断面を有する。すなわち,図4に示された維持電極対112の前面基板111の面方向に沿った断面図を参照すると,第2電極部182,192は,各放電セル170の中心に向かって凹状の形状に形成される。より具体的には,第2電極部182,192は,その中心部が放電セル170の内側から最も離隔されており,その両端部が放電セル170の内側に最も近接している。ここで,本実施形態における放電セル170の内側とは,維持電極対112が延びる方向に沿った放電セル170の中心線を指す。
第5電極部185,195は,各放電セル170内において,第4電極部184,194の左右側にそれぞれ対をなして設けられる。具体的には,第5電極部185,195は,第4電極部184,194の一方の側部と他方の側部にそれぞれ第4電極部184,194から所定の距離だけ離隔されて,第4電極部184,194と同一方向に延長されるように設けられることができる。このとき,第5電極部185,195は,第1電極部181,191と第3電極部183,193とを連結するように設けられる。また,第5電極部185,195は,第4電極部184,194に対して実質的に平行に配置され,第1電極部181,191及び第3電極部183,193に対して垂直または実質的に垂直に配置されることができる。
ここで,図3及び図4に示した第1の実施の形態は,第5電極部185,195を含む構成となっているが,第5電極部185,195を含まない構成とすることもできる。
第1電極部,第2電極部,第3電極部,第4電極部,及び第5電極部は,狭い幅の金属を利用して一体に形成されることができる。これは,前方,すなわちプラズマディスプレイパネルの表示面方向への開口率を向上させるためである。このとき,第1電極部,第2電極部,第3電極部,第4電極部,及び第5電極部は,相異なる素材を利用して形成することができるが,製造工程を単純化させるために,同じ材料からなるように形成されることもできる。また,例えば,第2電極部,第3電極部,第4電極部,及び第5電極部を,例えばITOなどのような透明な金属を利用して一体に形成し,第1電極部を,例えばCu,Alのような金属を利用して形成することもできる。かかる構成とした場合,第1電極部は,バス電極として作用することができる。
また,各放電セル170において,維持電極112は,第4電極部184,194を中心線として線対称の形状に形成されることが安定的な放電のために望ましい。すなわち,各放電セル170において,第1電極部181,第2電極部182,第3電極部183,及び第5電極部185は,第4電極部184を中心に線対称に配設されることができる。そして,各放電セル170において,第1電極部191,第2電極部192,第3電極部193,及び第5電極部195は,第4電極部194を中心に線対称に配設されることができる。
以下に,第1の実施の形態にかかるPDP100の維持電極対112以外の部分の構成について詳細に説明する。複数対の維持電極対112が配設される上板150の前面基板111は,例えばガラスを主材料とした透明な材料から形成されるのが一般的である。
前面基板111に対向する背面基板121上には,アドレス電極122が前面基板111のX電極180及びY電極190と交差するように配設される。
アドレス電極122は,アドレス放電を起こすことができる。かかるアドレス放電は,X電極180とY電極190との間の維持放電をさらに容易にすることができる。さらに具体的には,アドレス電極122は,維持放電が起こすための放電電圧を低める役割を果たす。アドレス放電は,Y電極190とアドレス電極122との間に生じる放電である。そして,アドレス放電が終了すれば,例えばY電極190側に陽イオンが蓄積され,X電極180側に電子が蓄積され,これにより,X電極180とY電極190との間の維持放電がさらに容易になる。このような,維持放電に先立つアドレス放電により,X電極180とY電極190とに異なる極性の壁電荷が形成された放電セル170は,所定の維持放電電圧をX電極180及びY電極190に印加されると維持放電を行うことができる状態になる。
上記のように配置された一対のX電極180及びY電極190と,これらと交差するアドレス電極122とによってなされる空間が単位放電セル170を形成する。
維持電極対112が備えられた前面基板111には,維持電極対112を埋め込むように第1誘電体層115が形成される。第1誘電体層115は,維持電極対112及び前面基板111を覆うように形成することができる。第1誘電体層115は,維持放電の際に,相互に隣接したX電極180とY電極190との間に直接通電がなされることを防止する役割りを果たす。更に,第1誘電体層115は,陽イオンまたは電子がX電極180及びY電極190に直接衝突して,X電極180とY電極190とを損傷させることを防止する役割も果たす。また,第1誘電体層115は,上記のような役割りを果たしつつも,電荷を誘導して壁電荷を蓄積できる誘電体で形成されるが,このような誘電体としては,例えばPbO,B,SiOなどを用いることができる。
第1誘電体層115には,第1誘電体層115を覆うように保護膜116を形成することができる。保護膜116は,放電時に,陽イオン及び電子が第1誘電体層115に衝突して第1誘電体層115が損傷されるのを防止する役割りを果たす。かかる保護膜116は,通常,MgOからなることができる。また,保護膜116は,透光性が良く,放電時に2次電子を多く放出することのできる材料からなるのがよい。
背面基板121上には,アドレス電極122を埋め込むように第2誘電体層125が形成される。第2誘電体層125は,アドレス電極122及び背面基板121を覆うように形成することができる。第2誘電体層125は,放電時に,陽イオンまたは電子がアドレス電極122に衝突してアドレス電極122を損傷させることを防止する役割りを果たす。また,第2誘電体層125は,上記のような役割りを果たしつつも,電荷を誘導できる誘電体として形成されるが,このような誘電体としては,例えばPbO,B,SiOなどを用いることができる。
第2誘電体層125と第1誘電体層115との間には,放電距離を維持し,放電セル170間の電気的クロストーク及び光学的クロストークを防止する隔壁130が形成される。図3には,隔壁130が放電セル170をマトリックス状に区画するものとして示されているが,隔壁130の構成は図3に示された構成に限定されるものではない。隔壁130は,複数の放電セルを形成できる構成であれば,多様なパターンに形成することができる。隔壁130は,例えばストライプ状などの開放型隔壁として形成することもできるし,例えばワッフル形状,本実施形態のようなマトリックス形状,デルタ形状などの閉鎖型隔壁として形成することもできる。また,閉鎖型隔壁の場合,放電空間の横断面,すなわち基板の面方向に沿った断面の形状は,本実施形態のような長方形以外にも,例えば三角形,五角形などの多角形であることもできるし,または円形,楕円形などであることもできる。
隔壁130の両側面と,第2誘電体層125の隔壁130が形成されていない前面(第1誘電体層115と対向する面)には,赤色(R:Red),緑色(G:Green),青色(B:Blue)の蛍光体層126が形成される。
蛍光体層126は,紫外線を受けて可視光線を発生させる成分を有する。赤色の発光サブピクセルに形成された蛍光体層126は,例えば,Y(V,P)O:Euのような蛍光体を含むことができる。また,緑色の発光サブピクセルに形成された蛍光体層126は,例えば,ZnSiO:Mn,YBO:Tbのような蛍光体を含むことができる。また,青色の発光サブピクセルに形成された蛍光体層126は,例えば,BAM:Euのような蛍光体を含むことができる。
放電セル180には,例えば,Ne,He,Xe,またはこれらの混合気体などの放電ガスが封じ込まれる。
次に,前述したような構成を有する本発明の第1の実施の形態にかかるPDP100の動作について説明する。
アドレス電極122とY電極190との間にアドレス電圧が印加されると,アドレス放電が起こり,上記アドレス放電によって維持放電を発生させることのできる放電セル170が選択される。すなわち,上記選択された放電セル170には所定の壁電荷が蓄積される。
次に,上記選択された放電セル170のX電極180とY電極190との間に維持電圧が印加されると,Y電極190上に蓄積されている陽イオンと,X電極180上に蓄積されている電子とが衝突して維持放電を起こす。その後,X電極とY電極とに印加される電圧パルスが入れ替わりつつ,継続的に放電が発生する。
このようにX電極180とY電極190との間で維持放電が発生する時,第1電極部181,191と,第2電極部182,192と,第3電極部183,193とは,それぞれ放電が開始されるタイミングが異なる。すなわち,X電極180とY電極190との間の放電ギャップが最も狭い第3電極部183,193間で先ず最初に放電が開始し,その後第2電極部182,192と第1電極部181,191へ順に放電が拡散される。このとき,第3電極部183,193に隣接した部分では放電が活発に発生するため,第3電極部183,193から第2電極部182,192への放電は,迅速かつ広い領域に拡散される傾向がある。
しかし,第2電極部182,192と第1電極部181,191との間の領域は,放電中心から距離が遠いため,第2電極部182,192から第1電極部181,191への円滑な放電拡散が難しくなる場合がある。したがって,第2電極部182,192から第1電極部181,191への安定的な放電拡散が可能となるように,電極が形成されなければならない。
第1の実施の形態によるPDP100は,上述したような安定的な放電拡散が可能となるように電極が形成されている。具体的には,第2電極部182,192が放電セル170の内側に向かって凹状に形成されている。すなわち,第2電極部182,192と第1電極部181,191との間の距離は,第4電極部184,194と交差する中心部分において最も短くなり,左右側(両側部)へ向かうに従って長くなる。したがって,放電が第2電極部182,192から第1電極部181,191へ拡散される時,電極間の距離が近く,かつ相対的に放電が活発に発生する中心部分で放電がまず拡散され,その後,左右側に放電が拡散される。これにより,第2電極部182,192と第1電極部181,191との間の全体的な距離を狭めなくても,凹状にくぼんだ第2電極部182,192によって,安定的な放電拡散が可能になる。
また,第4電極部184,194によっても安定的な放電拡散が可能になる。すなわち,第4電極部184,194は,対向する第3電極部183,193の間で発生した放電が,第2電極部182,192の間または第1電極部181,191の間へ連続的に広がるようにする役割りを果たすことができる。また,第4電極部184,194は,第1電極部181,191と第2電極部182,192との間,及び第2電極部182,192と第3電極部183,193との間でも放電を発生させる役割りを果たすことができる。更に,第4電極部184,194は,第1電極部181,191と第2電極部182,192と第3電極部183,193とを相互に連結させることにより,上記電極の電圧を各々同じ電圧に維持する役割りを果たすことができる。
更に,第5電極185,195によっても安定的な放電拡散が可能になる。すなわち,第5電極部185,195は,対向する第3電極部183,193の間で発生した放電が,第2電極部182,192の間または第1電極部181,191の間へ連続的に広がるようにする役割りを果たすことができる,また,第5電極部185,195は,第1電極部181,191と第2電極部182,192との間,及び第2電極部182,192と第3電極部183,193との間でも放電を発生させる役割りを果たすことができる。更に,第5電極部185,195は,第1電極部181,191と第2電極部182,192と第3電極部183,193とを相互に連結させることにより,上記電極の電圧を各々同じ電圧に維持する役割りを果たすことができる。上記のように,第5電極部185,195は,第4電極部184,194と同様の役割りを果たすことができるが,放電セル170の中央部に配置された第4電極部184,194に対して放電セル170の左右に設けられるので,放電を更に効果的に拡散させることができる。
そして,維持放電によって放電ガスが励起されると,励起された放電ガスのエネルギー準位が低くなりつつ紫外線が放出される。上記紫外線は,放電セル170内に塗布された蛍光体126を励起させ,その結果,上記励起された蛍光体126のエネルギー準位が低くなりつつ可視光が放出されて,この放出された可視光によりプラズマディスプレイパネルに画像が表示される。
次に,第1の実施の形態の変更例について説明する。図5は,本発明の第1の実施の形態の変更例によるPDPの隔壁及び維持電極の形状を示す平面図である。図5の隔壁130及び維持電極180a,190aは,図4の隔壁130及び維持電極180,190に対応する。一方の維持電極180aは,第1電極部181a,第2電極部182a,第3電極部183a,及び第4電極部184aを含む。また,他方の維持電極190aは,第1電極部191a,第2電極部192a,第3電極部193a,及び第4電極部194aを含む。ここで,図4に示された図面と同じ参照符号は,同じ部材を表す。また,第1の実施の形態の変更例は,第3電極部183a,193aの構成が第1の実施の形態と異なり,それ以外の他の構成要素は第1の実施の形態と類似している。
第1の実施の形態の変更例によるPDPは,第3電極部183a,193aが,第4電極部184a,194aの両側(左右側)へそれぞれ所定の曲率を有して延びるように形成される。第1の実施の形態では,第3電極部183,193が第1電極部181,191及び第2電極部182,192に対して平行に形成されたが,変更例においては,第3電極部183a,193aは,各放電セル170の中心に向かってくぼんだ形状に形成される。より具体的には,第3電極部183a,193aは,その中心部が放電セル170の内側から最も離隔されており,その両端部が放電セル170の内側に最も近接している。したがって,維持放電時において,相互に対応する第3電極部183a,193aによって空間電荷が放電セル170の中心部に集まるため,放電が効率的に発生する。すなわち,第3電極部183a,193aは,第3電極部183a,193aの間の空間電荷が集まる放電セル170の中心部を覆う形状を有する。かかる第3電極部183a,193aの形状により,上記放電セル170の中心部においては空間電荷の密度が増加し,放電が効率的に発生する。また,第1の実施の形態と同様に,凹状にくぼんだ第2電極部182,192によって,第2電極部182,192から第1電極部181,191への放電拡散が安定的に発生する。
(第2の実施形態)
次に,本発明の第2の実施の形態について説明する。図6及び図7は,本発明の望ましい第2の実施の形態による交流型PDP200を示す図である。図6は,PDPの一部分を切開して内部構造を示した分離斜視図であり,図7は,PDPの隔壁及び維持電極の形状を示した平面図である。
PDP200は,上板250と,上板250と平行に配設される下板260とを含んで構成される。より詳細には,PDP200は,背面基板221と,背面基板221から所定の距離だけ離隔されて配設された前面基板211と,前面基板211と背面基板221との間に配設されて前面基板211及び背面基板221と共に放電セル270を限定する隔壁230と,放電セル270を横切って延びる複数対の維持電極対212と,維持電極対212と交差する方向に放電セル270を横切って延びるアドレス電極222と,維持電極対212を覆う第1誘電体層215と,アドレス電極222を覆う第2誘電体層225と,放電セル270内に形成される蛍光体層226と,放電セル270内に充填される放電ガスと,を含んで構成される。また,PDP200は,第1誘電体層215上に形成される保護膜216をさらに含むことができる。保護膜216は,通常,MgOからなることができる。上記構成を有するPDP200は,上板250側が画像が表示される表示面側となる。以下の説明では,PDP200の上板250側をPDPの前面とし,下板260側を背面とする。
第2の実施の形態によるPDP200の背面基板221,前面基板211,アドレス電極222,第1誘電体層215,第2誘電体層225,隔壁230,保護膜216,蛍光体層226及び放電ガスの構成及び作用は,前述した第1の実施の形態と類似しているかまたは同様であるため,ここでは詳細な説明を省略する。以下では,第1の実施の形態と異なる事項を中心に説明する。
上板250の前面基板211には,複数対の維持電極対212が配設される。維持電極対212は,前面基板211の背面に対をなして形成される維持電極280,290からなり,放電を発生させることができる。各維持電極対212を構成する維持電極280,290は,前面基板211上に,相互に所定の距離だけ離隔されて平行に配列される。このとき,各維持電極対212を構成する維持電極280,290は,完全に平行に配列されなくてもよく,実質的に平行に配列されることもできる。維持電極対212を構成する維持電極280,290は,より具体的には,X電極280及びY電極290であることができる。
X電極280は,第1電極部281,第2電極部282,第3電極部283,及び第4電極部284を含むことができ,更に第5電極部285を含むことができる。また,Y電極290は,第1電極部291,第2電極部292,第3電極部293,第4電極部294を含むことができ,更に第5電極部295を含むことができる。
隣接する第1電極部281,291は,互いに連結されて,放電セル270を横切って延びる。例えば,第1電極部281,291は,各放電セル270内で,複数対の維持電極対212が延びる方向と同じ方向に延びてそれぞれ形成されることができる。そしてこのとき,複数対の維持電極対212が延びる方向に隣接する各放電セル270に含まれる第1電極部281,291は,それぞれ相互に連結されることにより,複数の放電セル270を跨ぐ連続した一本の電極として形成されることができる。
放電セル270ごとに配置された第2電極部282,292は,それぞれ第1電極部281,291から放電セル270の内部方向に平行に離隔されて配置される。例えば,第2電極部282,292は,第1電極部281,291と同様に,各放電セル270内で,複数対の維持電極対212が延びる方向と同じ方向に延びてそれぞれ形成されることができる。そしてこのとき,第2電極部282,292は,各放電セル270内において,前面基板211の面方向から見てそれぞれ第1電極部281,291の内側に位置するように,第1電極部281,291から所定の距離だけ離隔されて配設されることができる。このとき,第2電極部282,292は,第1電極部281,291に対して,それぞれ平行に配設されるか,または実質的に平行に配設されることができる。
第3電極部283,293は,それぞれ第1電極部281,291から放電セル270の内部の逆方向に平行に離隔されて配置される。例えば,第3電極部283,293は,第1電極部281,291及び第2電極部282,292と同様に,各放電セル270内で,複数対の維持電極対212が延びる方向と同じ方向に延びてそれぞれ形成されることができる。そしてこのとき,第3電極部283,293は,各放電セル270内において,前面基板211の面方向から見てそれぞれ第2電極部282,292の外側(内部の逆方向)に位置するように,第2電極部282,292から所定の距離だけ離隔されて配設されることができる。このとき,第3電極部283,293は,第2電極部282,292に対して,それぞれ平行に配設されるか,または実質的に平行に配設されることができる。また,第3電極部283,293は,実質的に同一方向に延びるように形成されればよい。従って,第3電極部283,293は,例えば屈曲された部分を含むことができる。
このとき,各維持電極280,290に備えられた第2電極部282,292及び第3電極部283,293も,それぞれ互いに連結されて,放電セル270を横切って延びる。例えば,複数対の維持電極対212が延びる方向に隣接する各放電セル270に含まれる第2電極部282,292は,それぞれ相互に連結されることにより,複数の放電セル270を跨ぐ連続した一本の電極として形成されることができる。また,複数対の維持電極対212が延びる方向に隣接する各放電セル270に含まれる第3電極部283,293も,相互に連結されることにより,複数の放電セル270を跨ぐ連続した一本の電極として形成されることができる。
第4電極部284,294は,第1電極部281,291,第2電極部282,292及び第3電極部283,293を連結するように各放電セル270にそれぞれ配設される。第4電極部284,294は,第1電極部281,291及び第2電極部282,292に対して実質的に垂直に配設される。
第3電極部283,293は,放電セル270の内部に対向する方向に凸状に形成される。図7に示されたように,第3電極部283,293は,“V”字型の横断面を有する。すなわち,図7に示された維持電極対212の前面基板211の面方向に沿った断面図を参照すると,第3電極部283,293は,各放電セル270の中心に向かって凸状の形状に形成される。より具体的には,第3電極部283,293は,その中心部が放電セル270の内側に最も近接しており,その両端部が放電セル270の内側から最も離隔されている。ここで,本実施形態における放電セル270の内側とは,維持電極対212が延びる方向に沿った放電セル270の中心線を指す。
第5電極部285,295は,各放電セル270内において,第4電極部284,294の左右側にそれぞれ対をなして設けられる。具体的には,第5電極部285,295は,第4電極部284,294の一方の側部と他方の側部にそれぞれ第4電極部284,294から所定の距離だけ離隔されて,第4電極部284,294と同一方向に延長されるように設けられることができる。このとき,第5電極部285,295は,第2電極部282,292と第3電極部283,293とを連結するように設けられる。また,第5電極部285,295は,第4電極部284,294に対して実質的に平行に配置され,第1電極部281,291及び第2電極部282,292に対して垂直または実質的に垂直に配置されることができる。
ここで,図6及び図7に示した第2の実施の形態は,第5電極部285,295を含む構成となっているが,第5電極部285,295を含まない構成とすることもできる。
第1電極部,第2電極部,第3電極部,第4電極部,及び第5電極部は,狭い幅の金属を利用して一体に形成されることができる。これは,前方,すなわちプラズマディスプレイパネルの表示面方向への開口率を向上させるためである。このとき,第1電極部,第2電極部,第3電極部,第4電極部,及び第5電極部は,相異なる素材を利用して形成することができるが,製造工程を単純化させるために,同じ材料からなるように形成されることもできる。また,例えば,第1電極部,第2電極部,第4電極部,及び第5電極部を,例えばITOなどのような透明な金属を利用して一体に形成し,第3電極部を,金属を利用して形成することもできる。かかる構成とした場合,第3電極部は,バス電極として作用することができる。
また,各放電セル270において,維持電極212は,第4電極部284,294を中心線として線対称の形状に形成されることが安定的な放電のために望ましい。すなわち,各放電セル270において,第1電極部281,第2電極部282,第3電極部283,及び第5電極部285は,第4電極部284を中心に線対称に配設されることができる。そして,各放電セル270において,第1電極部291,第2電極部292,第3電極部293,及び第5電極部295は,第4電極部294を中心に線対称に配設されることができる。
次に,前述したような構成を有する本発明の第2の実施の形態にかかるPDP200において,X電極280とY電極290との間で放電が発生する場合の動作について説明する。
X電極280とY電極290との間で放電が発生する時,第1電極部281,291,第2電極部282,292,第3電極部283,293は,それぞれ放電が開始されるタイミングが異なる。すなわち,X電極280とY電極290との間の放電ギャップが最も狭い第2電極部282,292の間で先ず最初に放電が発生し,その後第1電極部281,291と第3電極部283,293へ連続的に放電が拡散される。このとき,第2電極部282,292の付近では放電が活発に発生するため,第2電極部282,292から第1電極部281,291への放電の拡散は安定的になされる。したがって,第2電極部282,292から第1電極部281,291への放電は,迅速かつ広い領域に拡散される傾向がある。
しかし,第3電極部283,293と第1電極部281,291との間の領域は,放電中心から距離が遠いため,第1電極部281,291から第3電極部283,293への円滑な放電拡散が難しくなる場合がある。したがって,第1電極部281,291から第3電極部283,293への安定的な放電拡散が可能となるように,電極が形成されなければならない。
第2の実施の形態によるPDP200は,上述したような安定的な放電拡散が可能となるように電極が形成されている。具体的には,第3電極部283,293が放電セル270の内側に向かって凸状に形成されている。すなわち,第3電極部283,293と第1電極部281,291との間の距離は,第4電極部284,294と交差する中心部分において最も近くなり,左右側(両側部)へ向かうに従って遠くなる。したがって,放電が第1電極部281,291から第3電極部283,293に拡散される時,電極間の距離が近く,かつ相対的に放電が活発に発生する中心部分で放電がまず拡散され,その後,左右側に放電が拡散される。これにより,第3電極部283,293と第1電極部281,291との間の全体的な距離を距離を狭めなくても,凸状に突出された第3電極部283,293によって,安定的な放電拡散が可能になる。
また,第4電極部284,294によっても安定的な放電拡散が可能になる。すなわち,第4電極部284,294は,対向する第2電極部282,292の間で発生した放電が,第1電極部281,291の間または第3電極部283,293の間へ連続的に広がるようにする役割りを果たすことができる。また,第4電極部284,294は,第3電極部283,293と第1電極部281,291との間,及び第1電極部281,291と第2電極部282,292との間でも放電を発生させる役割りを果たすことができる。更に,第4電極部284,294は,第3電極部283,293と第1電極部281,291と第2電極部282,292とを相互に連結させることにより,上記電極の電圧を各々同じ電圧に維持する役割りを果たすことができる。
更に,第5電極285,295によっても安定的な放電拡散が可能になる。すなわち,第5電極部285,295は,対向する第2電極部282,292の間で発生した放電が,第1電極部281,291の間または第3電極部283,293の間へ連続的に広がるようにする役割りを果たすことができる,また,第5電極部285,295は,第3電極部283,293と第1電極部281,291との間,及び第1電極部281,291と第2電極部282,292との間でも放電を発生させる役割りを果たすことができる。更に,第5電極部285,295は,第3電極部283,293と第1電極部281,291と第2電極部282,292とを相互に連結させることにより,上記電極の電圧を各々同じ電圧に維持する役割りを果たすことができる。上記のように,第5電極部285,295は,第4電極部284,294と同様の役割りを果たすことができるが,放電セル270の中央部に配置された第4電極部284,294に対して放電セル270の左右に設けられるので,放電を更に効果的に拡散させることができる。
次に,第2の実施の形態の変更例について説明する。図8は,本発明の第2の実施の形態の変更例によるPDPの隔壁及び維持電極の形状を示す平面図である。図8の隔壁230及び維持電極280a,290aは,図7の隔壁230及び維持電極280,290に対応する。一方の維持電極280aは,第1電極部281a,第2電極部282a,第3電極部283a,及び第4電極部284aを含む。また,他方の維持電極290aは,第1電極部291a,第2電極部292a,第3電極部293a,及び第4電極部294aを含む。ここで,図7に示された図面と同じ参照符号は,同じ部材を表す。また,第2の実施の形態の変更例は,第2電極部282a,292aの構成が第2の実施の形態と異なり,それ以外の他の構成要素は第2の実施の形態と類似している。
第2の実施の形態の変更例によるPDPは,第2電極部282a,292aが,第4電極部284a,294aの両側(左右側)へそれぞれ所定の曲率を有して延びるように形成される。第2の実施の形態では,第2電極部282,292が第1電極部281,291に対して平行に形成されたが,変更例においては,第2電極部282a,292aは,放電セル270の中心に向かってくぼんだ形状に形成される。より具体的には,第2電極部282a,292aは,その中心部が放電セル270の内側から最も離隔されており,その両端部が放電セル270の内側に最も近接している。したがって,維持放電時においって,相互対応する第2電極部282a,292aによって空間電荷が放電セル270の中心部に集まるため,放電が効率的に発生する。すなわち,第2電極部282a,292aは,第2電極部282a,292aの間の空間電荷が集まる放電セル270の中心部を覆う形状を有する。かかる第2電極部282a,292aの形状により,上記放電セル270の中心部においては空間電荷の密度が増加し,放電が効率的に発生する。また,第2の実施の形態と同様に,凸状に突出した第3電極部283a,293aによって,第1電極部281a,291aから第3電極部283a,293aへの放電拡散が安定的に発生する。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,プラズマディスプレイパネルに適用可能であり,特に交流型のプラズマディスプレイパネルに適用可能である。
従来の一般的な交流型PDPを部分的に切開して内部構造を示した分離斜視図である。 図1のPDPの一放電セルを示す断面図であるが,上板が90°回転した状態を示す。 本発明の第1の実施の形態によるPDPを部分的に切開して内部構造を示した分離斜視図である。 図3のPDPの隔壁及び維持電極の形状を示す平面図である。 第1の実施の形態の変更例によるPDPの隔壁及び維持電極の形状を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態によるPDPを部分的に切開して内部構造を示した分離斜視図である。 図6のPDPの隔壁及び維持電極の形状を示す平面図である。 第2の実施の形態の変更例によるPDPの隔壁及び維持電極の形状を示す平面図である。
符号の説明
100,200 PDP
111,211 前面基板
112,212 維持電極対
115,215 第1誘電体層
116,216 保護膜
121,221 背面基板
122,222 アドレス電極
125,225 第2誘電体層
126,226 蛍光体層
130,230 隔壁
150,250 上板
160,260 下板
170,270 放電セル
180,190,180a,190a 維持電極
181,191,181a,191a 第1電極部
182,192,182a,192a 第2電極部
183,193,183a,193a 第2電極部
184,194,184a,194a 第4電極部
185,195,185a,195a 第5電極部
280,290,280a,290a 維持電極
281,291,281a,291a 第1電極部
282,292,282a,292a 第2電極部
283,293,283a,293a 第2電極部
284,294,284a,294a 第4電極部
285,295,285a,295a 第5電極部

Claims (16)

  1. 背面基板と,
    前記背面基板から所定の距離だけ離隔されて配設された前面基板と,
    前記前面基板と前記背面基板との間に位置して前記前面基板及び前記背面基板と共に放電セルを限定する隔壁と,
    前記放電セルを横切って延びる複数対の維持電極と,
    前記維持電極と交差する方向に前記放電セルを横切って延びる複数のアドレス電極と,
    前記維持電極を覆う第1誘電体層と,
    前記アドレス電極を覆う第2誘電体層と,
    前記放電セル内に形成される蛍光体層と,
    前記放電セル内に充填される放電ガスとを含んで構成され;
    前記維持電極は,
    前記放電セルごとに前記アドレス電極と交差する方向に配設される第1電極部と,
    前記放電セルごとに前記第1電極部から前記放電セルの内側方向に所定の距離だけ離隔されて配設される第2電極部と,
    前記放電セルごとに前記第2電極部から前記放電セルの内側方向に所定の距離だけ離隔されて配設される第3電極部と,
    前記放電セルごとに前記第1電極部,前記第2電極部及び前記第3電極部を連結するように配設される第4電極部とを含み;
    前記第1電極部または前記第2電極部のいずれか一方の電極部は,前記第1電極部と前記第2電極部との間の距離が前記放電セルごとに前記維持電極の延長方向の中央で最も狭くなる形状に形成され,前記一方の電極部とは異なる他方の電極部は,直線状に形成されたこと,
    を特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記一方の電極部は、前記第2電極部であり,前記放電セルの内側に向かって凹状の形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記一方の電極部は、前記第1電極部であり,前記放電セルの内側に向かって凸状の形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記他方の電極部は,前記第3電極部に対して平行に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 前記第4電極部は,前記他方の電極部に対して垂直に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  6. 前記第4電極部は,前記第3電極部に対して垂直に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  7. 前記一方の電極部の前記前面基板の面方向に沿った断面は,V字型の形状であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  8. 前記各放電セルにおいて,前記第1電極部,前記2電極部,及び前記3電極部は,それぞれ前記第4電極部を中心に線対称の形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  9. 前記第3電極部は,所定の曲率を有して前記第4電極部の両側にそれぞれ延びるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  10. 前記維持電極は,
    前記各放電セルごとに前記第1電極部と前記第3電極部を連結するように前記第4電極部の両側に前記第4電極部に対して実質的に平行に配設される一対の第5電極部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  11. 前記第1電極部と,前記第2電極部と,前記第3電極部と,前記第4電極部とは,一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  12. 前記第1電極部と,前記第2電極部と,前記第3電極部と,前記第4電極部とは,同じ材料からなることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  13. 前記第2電極部と,前記第3電極部と,前記第4電極部とは,同じ材料からなることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  14. 前記維持電極が延びる方向に隣接する前記各放電セルの維持電極に含まれる前記第1電極部は,相互に連結されて前記放電セルを横切って延びることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  15. 前記維持電極が延びる方向に隣接する前記各放電セルの維持電極に含まれる前記第2電極部は,相互に連結されて前記放電セルを横切って延びることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  16. 前記維持電極が延びる方向に隣接する前記各放電セルの維持電極に含まれる前記第3電極部は,相互に連結されて前記放電セルを横切って延びることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
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