JP4271940B2 - 通信局と少なくとも1つのデータキャリアとの間で通信する方法 - Google Patents

通信局と少なくとも1つのデータキャリアとの間で通信する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信局と少なくとも1つのデータキャリアとの間で通信する方法に関すると共に、斯様な方法を実施するのに適した通信局、局回路、データキャリア及びデータキャリア回路にも関する。ここで述べる方法に関する重要な事実は、順次の手続実行からなり得るものであって、少なくとも1つの斯様な手順実行からなり、且つ、終了の後に当該通信局の通信範囲内に存するデータキャリアの斯かるデータキャリアに記憶された識別データブロックの少なくとも一部が上記通信局において分かるような登録手続(inventorization procedure)が実行され、当該通信局に対する特定の利用データ(useful data)の送信が斯様なデータキャリアにより実行される点にある。
【0002】
【従来の技術】
上述したような処理ステップを有する方法は、ISO/IEC15693-3規格に記載されており、従って既知である。この既知の方法の変形例においては、最初のステップは登録手続を実行することであり、該登録手続は、通常、複数の手続ラン(procedure run)からなり、上記登録手続においては、当該通信局の通信範囲内にある全てのデータキャリアについて斯かるデータキャリアに記憶された識別データブロック(一連番号とも呼ばれる)が上記通信局において分かり、これにより該通信局に記憶されるまで、余りに多くの手順ランが実行される。その後、当該通信局によっては、該既知の方法の更なる追加の部分の間に尋問コマンドが、各々の登録された(inventorized)、即ち識別されたデータキャリアに通知される。該コマンドの結果として、関連するデータキャリアに記憶され、従って含まれ、且つ、この場合には上記尋問コマンドにより決まるような利用データ(該利用データは特定の数の利用データブロックである)が上記通信局に送信される。従って、当該通信局により所望及び/又は必要とされる特定の利用データ、即ち所望の有用な情報、の実際の送信は該既知の方法においては上記登録手続の後に実行される。これには、当該方法の全体としての継続時間が比較的長い、即ち該方法は複数のデータキャリアに記憶された有用な情報が通信局において許容可能且つ誤りのない形で利用可能になるまでに比較的長い時間が掛かるという一般的な不利益を伴う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した問題を除去すると共に、改善された方法、改善された通信局、改善された局回路、改善されたデータキャリア及び改善されたデータキャリア回路を実施化することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明による特徴的機能は、本発明による方法の場合、本発明による方法を下記のように特徴付けることができるようにして提供される:
通信局と少なくとも1つのデータキャリアとの間で通信する方法において、前記データキャリアは該担体に特徴的な識別データブロックと利用データとを有し、前記方法により登録手続が実行され、該登録手続は順次の手続ランからなることができると共に少なくとも1つの手続ランからなり、前記登録手続により該手続の終了後に前記少なくとも1つのデータキャリアの前記識別データブロックの少なくとも一部が前記通信局において分かり、前記方法により前記少なくとも1つのデータキャリアから前記通信局に対し特定の利用データの送信が、前記登録手続の実施の間において前記識別データブロックのうちの前記通信局において未だ分かっていないブロック領域の少なくとも一部と、更に前記特定の利用データとが前記少なくとも1つのデータキャリアから前記通信局へ送信されるように実行されることを特徴とする方法。
【0005】
前述した目的を達成するため、本発明による特徴的機能は、本発明による通信局の場合、本発明による通信局を下記のように特徴付けることができるようにして提供される:
少なくとも1つのデータキャリアと通信する通信局において、前記データキャリアは該担体に特徴的な識別データブロックと利用データとを有し、前記通信局は登録手続を実行する登録手段を有し、該登録手段は登録手続において順次の手続ランを実行するように構成され、前記登録手段においては登録手続の終了後に前記少なくとも1つのデータキャリアの前記識別データブロックの少なくとも一部が分かり、前記通信局は、前記少なくとも1つのデータキャリアに含まれると共に前記通信局に送信され且つ該通信局において受信された特定の利用データを処理する処理手段を有し、前記通信局は、登録手続の実施の間において前記少なくとも1つのデータキャリアの前記識別データブロックのうちの前記通信局において未だ分かっていないブロック領域の少なくとも一部と、更に前記少なくとも1つのデータキャリアの特定の利用データとを処理するように構成されていることを特徴とする通信局。
【0006】
前述した目的を達成するため、本発明による特徴的機能は、本発明による局回路の場合、本発明による局回路を下記のように特徴付けることができるようにして提供される:
少なくとも1つのデータキャリアと通信する通信局用の局回路において、前記データキャリアは該担体に特徴的な識別データブロックと利用データとを有し、前記局回路は登録手続を実行する登録手段を有し、該登録手段は登録手続において順次の手続ランを実行するように構成され、前記登録手段においては登録手続の終了後に前記少なくとも1つのデータキャリアにおける前記識別データブロックの少なくとも一部が分かり、前記局回路は、前記少なくとも1つのデータキャリアに含まれると共に前記局回路に送信され且つ該局回路において受信された特定の利用データを処理する処理手段を有し、前記局回路は、登録手続の実行の間において前記少なくとも1つのデータキャリアにおける前記識別データブロックのうちの前記通信局において未だ分かっていないブロック領域の少なくとも一部と、更に前記少なくとも1つのデータキャリアの特定の利用データとを処理するように構成されていることを特徴とする局回路。
【0007】
前述した目的を達成するため、本発明による特徴的機能は、本発明によるデータキャリアの場合、本発明によるデータキャリアを下記のように特徴付けることができるようにして提供される:
通信局と通信するデータキャリアにおいて、前記データキャリアには該担体に特徴的な識別データブロックと利用データとを記憶することができ、前記データキャリアは登録手続を実行するように構成され、該登録手続は順次の手続ランからなることができると共に少なくとも1つの手続ランからなり、前記登録手続により該手続の終了後には、記憶後に前記データキャリアに含まれる該データキャリアの前記識別データブロックの少なくとも一部が前記通信局において分かり、前記データキャリアは、記憶後に該データキャリアに含まれる特定の利用データを前記通信局に出力する出力手段を有し、前記データキャリアは、記憶後に前記データキャリアに含まれる該データキャリアの前記識別データブロックのうちの前記通信局において未だ分かっていないブロック領域の少なくとも一部と、更に、記憶後に前記データキャリアに含まれる該データキャリアの特定の利用データとを前記登録手続の実行の間において出力するように構成されていることを特徴とするデータキャリア。
【0008】
前述した目的を達成するため、本発明による特徴的機能は、本発明によるデータキャリア回路の場合、本発明によるデータキャリア回路を下記のように特徴付けることができるようにして提供される:
通信局と通信するデータキャリア用のデータキャリア回路において、前記データキャリア回路には該データキャリア回路に特徴的な識別データブロックと利用データとを記憶することができ、前記データキャリア回路は登録手続を実行するように構成され、該登録手続は順次の手続ランからなることができると共に少なくとも1つの手続ランからなり、前記登録手続により該手続の終了後には、記憶後に前記データキャリア回路に含まれる該データキャリア回路の前記識別データブロックの少なくとも一部が前記通信局において分かり、前記データキャリア回路は、記憶後に該データキャリア回路に含まれる特定の利用データを前記通信局に出力する出力手段を有し、前記データキャリア回路は、記憶後に前記データキャリア回路に含まれる該データキャリア回路の前記識別データブロックのうちの前記通信局において未だ分かっていないブロック領域の少なくとも一部と、更に、記憶後に前記データキャリア回路に含まれる該データキャリア回路の特定の利用データとを前記登録手続の実行の間において出力するように構成されていることを特徴とするデータキャリア回路。
【0009】
改善された方法、改善された通信局、改善された局回路、改善されたデータキャリア及び改善されたデータキャリア回路が、本発明による特徴的構成を設けることにより、非常に簡素であり且つ配線論理回路及びプログラマブル回路の両方により実施化し得る態様で得ることができる。非常に重要な改善点は、本発明による方法が既知の方法の方法実施時間より大幅に短い方法実施時間を有している点にある。これは、通信局と複数の又は多数のデータキャリアとの間での可能な限り短い通信時間を達成するために非常に有利である。何故なら、この構成は、複数のデータキャリアからの有用な情報が、短い通信時間の場合においてさえも通信局において分かるようになり、従って該通信局において処理し及び評価することが可能になることを保証するからである。
【0010】
本発明による方法、通信局、局回路、データキャリア及びデータキャリア回路の場合、更に、請求項2、請求項8、請求項12、請求項16又は請求項20の特徴的構成が設けられると特に有利であることが分かった。これは、一方における可能な限り短い通信時間と、他方における高い登録精度又は識別精度との間の良好な妥協を達成するのに有利である。
【0011】
しかしながら、本発明による方法、通信局、局回路、データキャリア及びデータキャリア回路の場合、更に、請求項3、請求項9、請求項13、請求項17又は請求項21の特徴的構成が設けられると特に有利であることが分かった。斯様な構成は、短い通信時間と、可能な限り簡単に実現及び/又はプログラムすることが可能な構成との間の良好な妥協を形成する。
【0012】
更に、本発明による方法、通信局、局回路、データキャリア及びデータキャリア回路の場合、更に、請求項4、請求項10、請求項14、請求項18又は請求項22の特徴的構成が設けられると非常に有利であることが分かった。斯様な解決策は、該解決策においては単純な論理構成で充分であり、特に高い識別精度が保証される故に有利である。しかしながら、この点では、前記特定の利用データが、前記識別データブロックからのデータよりも前にデータキャリアから通信局へ送信されるようにすることもできると言える。
【0013】
上記特定の利用データが識別データブロックからのデータの後に送信されるような解決策においては、識別データブロックからのデータの送信と特定の利用データの送信との間に時間間隔が存在し得る。これは、幾つかの応用例では、例えば識別データブロックからのデータのチェックの後に、又は少なくとも2つのデータキャリアから通信局へのデータ送信に関して所謂衝突が発生した後に、企図する後続の特定利用データの送信が慎重に抑圧されねばならないような場合に、有利であり得る。しかしながら、上記特定の利用データが上記識別データブロックからのデータの直後に送信される場合に特に有利であることが分かった。何故なら、このようにして可能な限り短い通信時間が得られるからである。
【0014】
更に、本発明による方法の場合には、請求項6による特徴的構成が付加的に設けられる場合に非常に有利であることが分かった。この解決策は、登録手続において手続ランを処理するために要する時間が益々短くなるという利点を提供する。何故なら、各データキャリアの識別データブロックのうちの通信局において未だ分かっていないブロック領域の長さは、完了した手続ランの数が増加するにつれて一層短くなるからである。
【0015】
本発明の、これら及び他の態様は実施例の下記説明において明確にされ、該実施例を参照して説明されるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施例を参照して詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0017】
通信局1が図1に図示されている。該通信局1は、少なくとも1つのデータキャリア2と通信するために設けられ及び構成されている。斯様なデータキャリア2が図2に示され、後に更に詳細に説明されるであろう。既に述べたように、データキャリア2は、このデータキャリア2に特徴的な識別データブロックIDBと、利用データ(useful data)UDとを含み、これらの利用データUDは当該データキャリア2内にN個の利用データブロックUDBの形で含まれている。
【0018】
通信局1は局回路3を有し、該回路は本例ではマイクロコンピュータにより形成されているが、他の例として配線された論理回路により形成することもできる。局回路3はクロック信号CLKを発生することが可能なクロック信号発生器4を有している。局回路3は更に登録(inventorization)手段5を有し、該手段は登録手続を実行するために設けられ、且つ、構成されている。この場合、登録手段5は一つの登録手続内の順次の手続ランを実行するように構成されている。斯様な登録手続の終了後、各データキャリア2の識別データブロックIDBの少なくとも一部は登録手段5において分かるようになるが、図1及び2を参照してここで述べる場合には、当該構成は、上記登録手続が終了した後に各データキャリア2の全識別データブロックが、特に当該登録手続において通信局1と通信接続状態にあった各データキャリア2によって、登録手段5において分かると共に該登録手段5内に記憶されるようなものである。
【0019】
登録手段5はリクエスト発生手段6を有し、該リクエスト発生手段はリクエストデータブロックRDBn及びタイムスロットマークTSMを発生するように構成されている。該リクエスト発生手段6には、タイムスロットカウンタ7とマスク発生手段24とが含まれている。更に、登録手段5は“衝突”を検出することができるような衝突検出手段8を有し、斯様な衝突は、互いから固有に識別することができないようなデータが通信局1において少なくとも2つのデータキャリア2から同時に受信されることを意味すると理解される。衝突検出手段8は、該衝突検出手段が衝突を検出しないと、データキャリア2の当該通信局1により未だ分かっていないブロック領域NKP-IDBを登録手段5の識別データブロック再生手段9に中継し、特定の利用データnxUDBを登録手段5の利用データ処理手段10に中継するように構成されている。衝突検出手段8は、衝突を検出すると、識別データブロック再生手段9及び利用データ処理手段10への斯かる中継を抑圧する。
【0020】
識別データブロック再生手段9は、当該通信局1と無衝突通信接続状態にあった各データキャリア2の1つの完全な識別データブロックをその都度発生するために設けられ且つそのように構成されている。この目的のため、一方においては該識別データブロック再生手段9には各データキャリア2の識別データブロックIDBのうちの該通信局1により未だ分かっていない上記ブロック領域NKP-IDBが供給され、他方においては該識別データブロック再生手段9には、特にリクエスト再生手段6から各データキャリア2の識別データブロックIDBのうちの当該通信局において既に分かっているブロック領域KP-IDBが付加的に供給される。この場合、上記リクエスト再生手段6においては、各データキャリア2の識別データブロックIDBのうちの当該通信局1において既に分かっているブロック領域KP-IDBが分かる。
【0021】
登録手段5は合成手段11を更に有し、該合成手段には識別データブロック再生手段9により発生される各データキャリア2の全識別データブロックIDBと、各データキャリア2から通信局1に送信された各データキャリア2の特定のデータnxUDBとの両方を供給することができる。供給されたデータは該合成手段11において処理され、関連の識別データブロックIDB及び特定の利用データnxUDBの両者は、特に互いに固有に同調された形で当該通信局1と通信接続状態にあった各データキャリア2に関して記憶される。合成手段11に含まれるデータは、該合成手段11により例えば所謂ホストコンピュータとのデータ接続12を介して供給することができる。
【0022】
局回路3は更に符号化手段13と復号手段14とを含み、これら手段にはクロック信号CLKを供給することができる。符号化手段13は、該符号化手段13に符号化されていない形で供給されるデータ又は信号を符号化するために、即ち、この場合には登録手段5のリクエスト発生手段6により出力されるリクエストデータブロックRDBn及びタイムスロットマークTSMを符号化するために設けられ、且つ、そのように構成されている。復号手段14は、該手段に符号化された形で供給されるデータ及び信号を復号するために設けられ、且つ、そのように構成されている。該復号手段14により出力される復号されたデータ、例えば識別データブロックIDB又は当該通信局1において未だ分かっていない識別データブロックIDBのブロック領域NKP-IDB又は特定の利用データnxUDBは、登録手段5の衝突検出手段8に供給することができる。
【0023】
通信局1は更に変調器15を含み、該変調器は一方においては符号化手段13に接続され、他方においてはキャリア信号発生器16に接続されている。上記キャリア信号発生器16にはクロック信号CLKが供給され、該キャリア信号発生器16は、変調器15に供給されるキャリア信号CSをクロック信号CLKに基づいて発生する。キャリア信号CSの振幅変調は、変調器15により、符号化手段13から符号化形態で出力されるデータの関数として実行することができる。変調器15には当該通信局1の第1増幅器段17が接続されており、該増幅器段により増幅された変調信号を発生することができる一方、該信号は整合手段18に供給される。該整合手段18は、該手段に供給される上記変調信号が局伝送手段19に中継されることを保証する。局伝送手段19は、伝送コイルTC及びその他の電気部品(図示略)を有している。局伝送手段19及び該手段の局伝送コイルTCに供給された変調信号は、これらにより、当該通信局1の通信範囲内に存在するデータキャリア2に送信することができる。この送信は、ここで述べる場合は誘導的な形で実行される。この送信は、他の例として、容量的又は無線周波数方法によっても実行することができることに注意すべきである。
【0024】
局回路3は集積回路として設計されている。この場合、該回路は更に構成要素15、16、17、20、21、22及び23を有することもできる。
【0025】
局伝送手段19は、当該通信局1からデータキャリア2へ信号を送信するためのみならず、データキャリア2から該通信局1への伝送を実行するためにも設けられている。この場合、局伝送手段19により受信される信号(この場合は負荷変調された信号)は、整合手段18を介して当該通信局1に設けられた入力フィルタ段20に供給される。該入力フィルタ段20は不所望な信号成分をフィルタ除去するために設けられている。入力フィルタ段20には復調器21が接続され、該復調器により、データキャリアにおいて負荷変調により発生されると共に該通信局1へ送信された信号を復調することができる。該復調回路21には他のフィルタ段22が接続され、復調された信号のフィルタ処理を保証する。該他のフィルタ段22には当該通信局1の第2増幅器段23が接続され、該増幅器段は復調され且つフィルタ処理された信号の増幅を保証する。当該局回路3の前記復号手段14が、第2増幅器段23に接続されている。
【0026】
図2に示すデータキャリア2を詳細に考察する前に、先ず、リクエストデータブロックRDBnの構成を特に図4を参照して詳細に考察する。図4から分かるように、各リクエストデータブロックRDBnは、リクエストコマンドと、ビットでのマスク長に関する情報項目(マスクサイズ)及びマスクの内容又は値に関する情報項目(マスク値)からなるマスクと、利用データ開始ブロックに関する情報項目及び利用データブロックの数nに関する情報項目(ブロックの数n)からなる利用データドレス情報項目UD-ADRとからなっている。
【0027】
更に、各データキャリア2の識別データブロックIDBの構造を、図5を参照して準備として説明する。図5から分かるように、識別データブロックIDBは全てで64ビットからなり、これらビットは各々が4ビットの16の群に配列され、最初の4ビットは最下位ビットLSBの領域に位置する。この場合、最初の4ビットには2番目の4ビットが後続し、その後、3番目の4ビットが後続し、のようになる。図5は、更に、最初の4ビット及び2番目の4ビットの例を示し、ここで、最初の4ビットは“0001”であり、2番目の4ビットは“1000”である。
【0028】
更なる準備として、マスクの一例を、図6を参照して説明する。識別データブロックIDBの最下位部分が図6に示され、ここで、8個の最下位ビットがマスクに相当し、該マスクは8ビットのマスク長(マスクサイズ)及び“32”なるマスク値(該マスク値は16進形態又は表記で指定されている)を有している。
【0029】
図6を参照して、ここで通信局1及び各データキャリア2に対して有効な通信プロトコルにおいては、通信局1とデータキャリア2との間の通信が合計で16のタイムスロットT内の登録手続の各手続ランの過程において実行され、通信局1と通信接続状態にならなければならない当該タイムスロットTの番号は、その都度、各データキャリア2の識別データブロックIDBのマスクのサイズにより決められるビットの前に来る4ビットにより決まるとされていることに注意すべきである。図6に示す例においては、識別データブロックIDB内に図6に示すようなビットを含むデータキャリア2が通信局1と通信状態にならなければならないタイムスロットTは、従って、3番目の4ビット(該特定の例では“1110”である)により決まり、その結果として、手続ランの15番目のタイムスロットにおける関連のデータキャリア2が通信局1と通信接続状態になり、該15番目のタイムスロットはT14なる符号を有している。これは、1番目のタイムスロットと16番目のタイムスロットとの間のタイムスロットの番号付けが、図3から分かるように、T0、T1、T2、T3、…、T14、T15によりなされているからである。
【0030】
この時点で図3を参照すると、該図3は通信局1と少なくとも1つのデータキャリア2との間での通信のための本発明による方法を3つのタイミング図の形で示していると言うことができる。ここで、一番下のタイミング図は、本発明による方法の合計の期間TPW(全体の手続)、即ち前記登録手続、を示している。中間のタイミング図は、本方法の全体の手続内の3つの手続ランの期間TPR1、TPR2及びTPR3を示し、期間TPR1は第1の手続ランに対して有効であり、期間TPR2は第2の手続ランに対して有効であり、期間TPR3は第3の手続ランに対して有効である。
【0031】
第1のタイミング図からは、第1の手続ランが時点TOB’において期間TPR1で開始することが分かる。この時点TOB’において、第1のリクエストデータブロックRDB1が通信局1により全てのデータキャリア2に対して出力される。該リクエストデータブロックRDB1は時点TOE’において終了する。このリクエストデータブロックRDB1の終了後の或る時間遅延TAの後に、第1のタイムウインドウT0’が開始する。第2タイムスロットT1’が開始するタイムスロットマークTSMが第1タイムウインドウT0’の終了時に発生する。更なるタイムスロットマークTSMが、後続のタイムスロットマークTSMにより第15タイムスロットT14’及び第16タイムスロットT15’が開始されるのと同様に、第3タイムスロットT2’を開始させる如くにして同様の手順が繰り返される。期間TPR1の第1手続ラン内の第16タイムスロットT15’の経過の後、時間遅延期間TBの経過後の時点TOB”において第2リクエストデータブロックRDB2が出力される。該第2リクエストデータブロックRDB2の終了TOE”の後、第1タイムスロットTO”が期間TPR2の第2手続ラン内で自動的に発生するまで、時間遅延期間TAが再び経過する。更なるタイムスロットT1”、T2”、…、T15”がタイムスロットマークTSMにより再び開始される。上述したのと同様の処理が、期間TPR3の第3手続ラン及び更なる手続ランの過程においても生じる。
【0032】
前述したように、データキャリア2が図2に示されている。該データキャリア2は、データキャリア伝送コイル26を含むデータキャリア伝送手段25を有している。該データキャリア伝送手段25はデータキャリア回路28の接続端子27に接続されている。データキャリア回路28は、本例では、集積回路により形成されている。
【0033】
データキャリア回路28は、接続端子27に接続された4つの手段、特にDC電圧発生手段29、クロック信号再生手段30、復調手段31及び変調手段32を有している。
【0034】
DC電圧発生手段29は、データ伝送手段25により受信される信号を用いて電源DC電圧Vを発生するために設けられ、そのように構成されている。この電源電圧Vは、機能のために該電源DC電圧Vが必要とされるような当該データキャリア回路28の全ての構成要素に供給されるが、これらの幾つかは図2では簡略化のために図示されていない。
【0035】
クロック信号再生手段30は、クロック信号CLKを再生するために設けられ、そのように構成されている。該クロック信号生成手段30も、データ伝送手段25により受信された信号からクロック信号CLKを再生する。該データキャリア2の場合、再生されたクロック信号CLKは復号手段33及び符号化手段34、並びにマイクロコンピュータ35に供給することができる。
【0036】
復調手段31は、データ伝送手段25により受信された変調信号を復調するように作用する。この目的のため、復調手段31は振幅復調を実行すると共に該復調された信号を復号手段33に出力するが、該復号手段33は上記の復調された信号を復号するように構成されている。復号手段は、復号された信号、例えばリクエストデータブロックRDBn及びタイムスロットマークTSMも出力する。
【0037】
変調手段32は通信局1において発生されるキャリア信号CSの負荷変調のために設けられ、そのように構成されている。キャリア信号CSは、データが通信局1に送信されるべき場合に前記伝送手段19により無変調形態で各データキャリア2に対して送信され、その場合に、データキャリア伝送手段25は当該データキャリア2において上記の無変調キャリア信号CSの負荷変調を実施することができるようになる。符号化された信号は、符号化手段34により変調手段32に供給することができる。この場合、符号化されていない信号又はデータ、例えば当該データキャリア2の識別データブロックIDB、又はそれ以外では識別データブロックIDBのうちの通信局1により未だ知られていないブロック領域NKP-IDB、又は特定の利用データnxUDB、を符号化手段34に供給することができる。
【0038】
データキャリア2又はデータキャリア回路28は上述したマイクロコンピュータ35を有している。該マイクロコンピュータ35に代えて、配線された論理回路を設けることもできる。マイクロコンピュータ35により複数の手段及び機能を満たすことができるが、これらのうちの本状況において重要な手段及び機能のみを、ここでは説明する。同様なことが、回路がマイクロコンピュータにより形成される通信局1についても成り立つ。
【0039】
マイクロコンピュータ35は、コマンド検出手段36、マスク検出手段37、ブロック検出手段38、タイムスロット検出手段39及びデータ処理手段40を有している。
【0040】
コマンド検出手段36はリクエストデータブロックRDBnに含まれるリクエストコマンドを検出するように作用し、ここで述べる場合の該検出の結果は、登録、即ち各データキャリア2の正確な識別、及び該登録と同時の各データキャリア2から通信局1への特定の利用データnxUDBの送信が実行されるということである。従って、リクエストコマンドは、“登録”及び“送信”の同義語を構成する。結果として、リクエストコマンドは、図2においてコマンド検出手段36の出力端においてなされているように、組合せ符号I+Tにより簡略的に示すことができる。必要なランを実行するために要するプログラムランは、マイクロコンピュータ35において該リクエストコマンドI+Tにより開始される。
【0041】
マスク検出手段37は、リクエストデータブロックRDBnに含まれるマスクを検出及び評価するように構成されている。検出されたマスクに依存して、該マスク検出手段37は、識別データブロックIDBのうちの、各マスクにより指定され且つ通信局1により未だ知られていないブロック領域NKP-IDBがデータキャリア2内に又はデータキャリア2のデータキャリア回路28内に存するメモリ41から接続部42を介して読み出されると共に、マイクロコンピュータ35に入力され、これによりデータ処理手段40に供給されるようにする効果を有している。
【0042】
ブロック検出手段38は、リクエストデータブロックRDBnに含まれる利用データのアドレス情報UD-ADRを検出するように構成されている。リクエストデータブロックRDBに含まれる利用データ開始ブロック及び利用データブロックの数nが、該ブロック検出手段38により検出される。その結果、該ブロック検出手段38は、N個の利用データブロックUDB、即ちNxUDBの形で記憶されているような、メモリ41に記憶された利用データUDの中から上記の決定された開始ブロックで始まって合計でn個の利用データブロックUDB、即ちnxUDBが特定の利用データとして読み出され、マイクロコンピュータ35に入力され、且つ該マイクロコンピュータ35内のデータ処理手段40に供給されることを保証する。
【0043】
タイムスロット検出手段39は各タイムスロットTを検出するように構成されている。該タイムスロット検出手段39は、各リクエストデータブロックRDBnの発生の終了後に経過する期間TAにより、各第1タイムスロットT0’又はT0”等の始点を検出する。他のタイムスロットTは、該タイムスロット検出手段39により、各タイムスロットTの始点で発生するタイムスロットマークTSMによって検出される。検出されたタイムスロットTに依存して、タイムスロット検出手段39はデータ処理手段40に対してタイムスロットデータTSDを出力し、該データは、遷移現象が崩壊し得る待ち時間を達成する所定の遅れを伴うような各タイムスロットTを特徴付ける。加えて、上記マスク検出手段37から各々の検出されたマスクを介してタイムスロット検出手段39に情報項目MIが供給される。マスク検出手段37からタイムスロット検出手段39へ各々の検出されたマスクを介して供給される情報MIの関数として、タイムスロット検出手段39は、その都度、接続部42を介して識別データブロックIDBから、各マスクの前に位置すると共に当該データキャリア2が通信局1と通信接続状態に入らなければならないタイムスロットを決定するような4ビットを読み出す。タイムスロット検出手段39が、当該データキャリア2が通信局1と通信接続状態に入らなければならないタイムスロットの活性化を達成するやいなや、タイムスロット検出手段39はデータ処理手段40に対して上記の遅延を伴って関連するタイムスロットデータTSDを出力する。その結果、データ処理手段40にバッファされているデータ、即ち識別データブロックIDBのうちの該データ処理手段40にバッファされていると共に通信局1により未だ知られていない部分NKP-IDB及び特定の利用データブロックnxUDBがデータ処理手段40から読み出され、符号化手段34へ中継される。その結果、後の段階で変調手段32により変調され、通信局1へ送信される。
【0044】
図1の通信局1及び図2のデータキャリア2においては、構成は有利には、通信局1とデータキャリア2の間で通信する本発明による方法の場合に、登録手続の実施の間において識別データブロックIDBのうちの通信局1により未だ知られていないブロック領域NKP-IDB、及び同時に特定の利用データnxUDBのみがデータキャリア2から通信局1へ送信されるように選定される。言い換えれば、本発明による方法においては、データキャリア2の識別データブロックIDBのうちの、通信局1において既に分かっている部分は、最早、関連のデータキャリア2から通信局1へは送信されず、斯かる部分は全く必要とはされない。何故なら、これは、何れにせよ通信局1において既に利用可能な冗長な情報に関するものであるからである。更に、本発明による方法は、登録手続を実行する過程で識別データブロックIDBの部分が送信されるのみならず、該登録手続の間に通信局1により所望される及び/又は必要とされる特定の利用データnxUDBも同時に送信される点で特徴があり、その結果、全体として見て、充分である全通信期間は既知の方法と較べて短くなる。上述した利点を理解し易くするため、本発明の方法を図7及び図8を参照する例に基づき以下に説明する。
【0045】
図7の上部においては、合計で7個のデータキャリア(DC)2が通信局1の通信範囲内に位置されていると仮定している。この場合、更に、これら7個のデータキャリア(DC)2は特に次に掲げるような識別データブロックIDBを含んでいると仮定する:
0000000000001837
0000000000002842
0000000000002832
0000000000009532
0000000000001532
00000000000049A2
00000000000068A2
各々が合計で64ビットからなる上記識別データブロックIDBのデータは、16進の形態又は表記で示されている。
【0046】
上に掲げた識別データブロックIDBは16進表記で示すことができるが、下記のように省略形で示すこともできる:
0...01837
0...02842
0...02832
0...09532
0...01532
0...049A2
0...068A2

【0047】
登録手続が実行される本通信方法の開始時において、通信局1により第1リクエストデータブロックRDB1が発生され、7個の全データキャリア(DC)2へ出力される。該第1リクエストデータブロックRDB1は、リクエストコマンド及び利用データドレス情報も含むが、これらは図7には示されていない。しかしながら、図7では、該第1リクエストデータブロックRDB1がマスクサイズ=0及びマスク値無しのマスクを含んでいることが示されている。このマスクはマスク発生手段24により決定される。この場合、上記7つのデータキャリア(DC)2の各々が当該通信局1と通信しなければならないタイムスロットTは、当該データキャリアの識別データブロックIDBの最初の4ビット、従って該データキャリアの一連番号により与えられる。即ち、本例では、タイムスロットTは16進表記で@=7及び@=2により決定される。結果的に、通信局1との通信は、期間TPR1の第1手続ランにおいては@=7及び@=2により決まるタイムスロットにおいて発生する。@=2により与えられるタイムスロットにおいては、上記7個のデータキャリア(DC)2のうちの合計で6個が通信局1と通信し、識別データブロックIDB=0…02842を持つデータキャリア(DC)2はデータ0…0284+nxUDBを通信局1へ送信する。同様にして、識別データブロックIDB=0…02832を持つデータキャリア(DC)2はデータ0…0283+nxUDBを通信局1へ送信する。同様にして、識別データブロックIDB=0…09532を持つデータキャリア(DC)2はデータ0…0953+nxUDBを通信局1へ送信する。同様にして、識別データブロックIDB=0…01532を持つデータキャリア(DC)2はデータ0…0153+nxUDBを通信局1へ送信する。同様にして、識別データブロックIDB=0…049A2を持つデータキャリア(DC)2はデータ0…049A+nxUDBを通信局1へ送信する。同様にして、識別データブロックIDB=0…068A2を持つデータキャリア(DC)2はデータ0…068A+nxUDBを通信局1へ送信する。@=2により与えられる該タイムスロットにおいては衝突が起こることになり、結果として、衝突検出手段8が該衝突を検出して、制御情報項目NPRがリクエスト発生手段6へ出力されるようにする。これにより、第2の手続ランが、特に期間TPR1の第1手続ランの終了後に開始される。
【0048】
ここで、識別データブロックIDB又は識別データブロックIDBの部分NKP-IDBは、最下位ビットLSBから開始して、データキャリア2から通信局1へ常に送信されると言うことができる。
【0049】
上記期間TPR1の第1手続ランの間においては、@=7により与えられるタイムスロットの間に、識別データブロックIDB=0…01837を持つデータキャリア(DC)2から通信局1へデータが送信され、このデータ送信の場合において衝突は発生しない。識別データブロックIDB=0…01837を持つデータキャリア(DC)2から通信局1への該データ送信の場合、データ0…0183+nxUDBが通信局1へ送信され、その後、このデータキャリア(DC)2は該データの補助により登録される。理解されるように、識別データブロックIDB=0…01837を持つデータキャリア(DC)2の全識別データブロックIDB=0…01837のうちの、通信局1により未だ知られていない一部NKP-IDB=0…0183のみが通信局1に送信され、該識別データブロックIDB=0…01837のうちの部分“7”は、最早、通信局1へは送信されない。これは、次の理由により必要とはされない。即ち、タイムスロットTのタイムスロットの順番は通信局1において決定され、従って、通信局1においては識別データブロックIDB=0…01837を持つデータキャリア(DC)2のみが@=7により決まるタイムスロットにおいて応答することができたことが分かる。従って、タイムスロットを決定する組合せは、識別データブロックIDBの対応する部分を@=7により与えられる4ビットにおいて形成しなければならず、これは、上述した場合には、識別データブロックIDB=0…01837の最下位半バイト(ニブル)、即ち@=7であることを意味する。
【0050】
@=2により与えられるタイムスロットにおいて通信局1へデータを送信した(前述した)データキャリア(DC)2も、これらデータキャリアの識別データブロックIDBの最下位半バイト(ニブル)を通信局1へは送信していない。
【0051】
続いて、期間TPR2の第2手続ランが開始され、予め既知の方法で、この期間TPR2の第2手続ランには識別データブロックIDB=0…01837は、最早、参加することができないものとされる。この結果として、該期間TPR2の第2手続ランには6個のデータキャリア(DC)2のみが依然として参加することになる。
【0052】
期間TPR2の第2手続ランは、第2リクエストデータブロックRDB2により開始される。ここでも、この第2リクエストデータブロックRDB2にはリクエストコマンド及びデータアドレス情報が含まれるが、これについては図7には更なる詳細は示されない。該第2リクエストデータブロックRDB2にはマスクが含まれ、該マスクのマスクサイズは4ビットであり、マスク値は16進表記で”2”に等しい。該マスク値”2”は前記値@=2の結果であり、マスクサイズと同様にマスク発生手段24により指定される。この場合、依然として残存すると共に登録されるべき上記6個のデータキャリア(DC)2が通信局1と通信しなければならないタイムスロットは、各々、これらデータキャリアの識別データブロックIDBの第2の4ビットにより決定される。ここで与えられた例においては、このことは、タイムスロットTが16進表記で@=3及び@=4及び@=Aにより決まることを意味する。
【0053】
@=4により与えられるタイムスロットにおいては衝突は発生せず、その結果、識別データブロックIDB=0…02842を持つデータキャリア(DC)2がデータ0…028+nxUDBを通信局1に送信し、これらデータに基づいて該データキャリアが通信局1に登録される。理解されるように、識別データブロックIDB=0…02842のデータキャリア2は、該担体の識別データブロックIDB=0…02842のうちの、通信局1により未だ知られていない部分NKP-IDB=0…028のみを通信局1へ送信する。従って、該データキャリアの識別データブロックIDB=0…02842のうちの部分“42”は通信局1へは送信する必要がない。何故なら、期間TPR1で先に実行された手続ランから、識別データブロックIDB=0…02842のデータキャリア(DC)2が@=2により指定されるタイムスロットにおいて通信し、該識別データブロックIDB=0…02842のデータキャリア(DC)2が期間TPR2で経過した当該手続ランにおいて@=4により指定されるタイムスロットにおいて応答したことが、通信局1において既に分かっているからである。言い換えると、このことは、当該データキャリアの識別データブロックIDB=0…02842の最下位側の2つの半バイト(ニブル)が16進表記で“42”のみであり得ることを意味する。従って、これらの2つの最下位側の半バイト(ニブル)は通信局1に送信される必要はない。
【0054】
期間TPR2の第2手続ランの間においては、@=3及び@=Aにより与えられるタイムスロットの各々において或る衝突が発生する。これは、識別データブロックIDB=0…02832、IDB=0…09532及びIDB=0…01532を持つ3つのデータキャリア(DC)2が@=3により指定されたタイムスロットにおいて同時に通信し、識別データブロックIDB=0…049A2及びIDB=0…068A2を持つ2つのデータキャリア(DC)2が@=Aにより指定されたタイムスロットにおいて同時に通信するからである。図7から分かるように、各々が1つの衝突に加わる5つのデータキャリア2の通信の場合、これらデータキャリア2も、同様に、これらデータキャリアの識別データブロックIDBのうちの、通信局1により未だ知られていない部分NKP-IDB、即ち部分0…028、0…095、0…015、0…049及び0…068のみを通信局1へ送信する。
【0055】
@=3及び@=Aにより決まるタイムスロットにおける衝突の発生は、通信局1において衝突検出手段8により検出され、その結果として、特に該衝突検出手段8が情報NPRの関連する項目をリクエスト発生手段6に出力することにより、更なる手続ランが起動される。図8の上部からわかるように、この結果、期間TPR3の第3手続ランが開始される。
【0056】
第3リクエストデータブロックRDB3(該データブロックのリクエストコマンド及び利用データドレス情報は図8においては検討されない)が、期間TPR3の第3手続ランの開始時点で発生される。この第3リクエストデータブロックRDB3はマスクを含み、該マスクのマスクサイズは8ビットであり、マスク値は16進で“32”である。このマスク値“32”は2つの値@=2及び@=3の結果であり、上記マスクサイズと同様にマスク発生手段24により指定される。この場合、期間TPR3の第3手続ランに加わる3つのデータキャリア(DC)2が通信局1と通信しなければならないタイムスロットは、これら担体の識別データブロックIDBの第3の4ビットにより決まり、即ち16進で@=8及び@=5により与えられるタイムスロットとなる。
【0057】
@=8により与えられるタイムスロットにおいては、識別データブロックIDB=0…02832のデータキャリア(DC)2のみが通信局1と通信する。従って、衝突は発生せず、このデータキャリア(DC)2は通信局1により未だ知られていないデータNKP-IDB=0…02+nxUDBのみを通信局1に通知し、このデータに基づいて登録される。この場合、識別データブロックIDB=0…02832のうちの通信局1により既に分かっている部分KP-IDB=832は保管されるが、これは次の理由により可能である。即ち、通信局1においては、識別データブロックIDB=0…02832を持つデータキャリア(DC)2が期間TPR1の第1手続ランにおける@=2により与えられるタイムスロットにおいて、期間TPR2の第2手続ランにおける@=3により与えられるタイムスロットにおいて、及び現在期間TPR3で進行中の第3手続ランにおける@=8により与えられるタイムスロットにおいて通信したことが分かるからである。
【0058】
期間TPR3の第3手続ランにおいては、@=5により決まるタイムスロットにおいて再び衝突が発生し、これが衝突検出手段8により検出され、結果として、期間TPR4の第4手続ランとなる。
【0059】
第4リクエストデータブロックRDB4は、期間TPR4の第4手続ランの開始時点で発生される。この第4リクエストデータブロックRDB4はマスクを含み、該マスクのマスクサイズは12ビットであり、マスク値は16進形態で“532”である。このマスク値“532”は、識別データブロックIDB=0…09532及びIDB=0…01532を持つ2つのデータキャリア(DC)2が先に通信局1と通信したが、その都度、衝突により成功しなかったタイムスロットにおける値@=2、@=3及び@=5の結果である。この場合、期間TPR4の第4手続ランに参加する2つのデータキャリア(DC)2が通信局1と通信しなければならないタイムスロットは、これらデータキャリアの識別データブロックIDBの第4の4ビットにより、即ち16進表記で@=9及び@=1により与えられる。
【0060】
この場合、@=1により与えられるタイムスロット及び@=9により与えられるタイムスロットの両方において衝突は発生しない。この場合、識別データブロックIDB=0…01532を持つデータキャリア(DC)2は、識別データブロックIDBのうちの、通信局1において未だ知られていない部分NKP-IDB=0…0及び特定の利用データnxUDBのみを通信局へ通知すると共に、登録のために使用する。同様に、識別データブロックIDB=0…09532を持つデータキャリア(DC)2は、最早部分“9532”は通信局1へ通知することはなく、該識別データブロックIDB=0…09532の先行する部分NKP-IDB=0…0及び特定の利用データブロックnxUDBのみを通知する。これで、期間TPR4の第4手続ランが完了する。
【0061】
しかしながら、通信局1においては、特に期間TPR2の第2手続ランから、該期間TPR2の第2手続ランの間に@=Aにより指定されたタイムスロットにおいて衝突が起きたことが既に分かっている。従って、更なる手続、即ち期間TPR5の第5手続ラン、が開始される。この第5手続ランの開始時おいて、第5リクエストデータブロックRDB5が通信局1により発生され、出力される。該第5リクエストデータブロックRDB5はマスクを含み、該マスクは8ビットのマスクサイズ及び16進表記で“A2”なるマスク値を有している。該マスク値“A2”は値@=2及び@=Aにより与えられ、これらは期間TPR1の第1手続ラン及び期間TPR2の第2手続ランにおいて衝突が各々発生したタイムスロットに対応している。該マスク値“A2”及びマスクサイズは、マスク発生手段24により指定される。この場合、識別データブロックIDB=0…049A2及びIDB=0…068A2を持ち、未だ登録されていない2つのデータキャリア(DC)2が通信局1と通信しなければならないタイムスロットは、16進で値@=9及び@=8により与えられる。期間TPR5の該第5手続ランにおいては、値@=8により与えられるタイムスロット及び値@=9により与えられるタイムスロットの何れにおいても、衝突は発生しない。結果的に、識別データブロックIDB=0…068A2のデータキャリア(DC)2は通信局1に対して、該データキャリアの識別データブロックIDB=0…068A2の部分NKP-IDB=8A2の前に位置する部分NKP-IDB=0…06及び特定の利用データブロックnxUDBのみを通知する。同様にして、識別データブロックIDB=0…049A2のデータキャリア(DC)2は通信局1に対して、該データキャリアの識別データブロックIDB=0…049A2の部分NKP-IDB=9A2の前に位置する部分NKP-IDB=0…04及び特定の利用データブロックnxUDBのみを通知し、かくして通信局1は最後の2つのデータキャリア(DC)2を登録することができる。
【0062】
上述した方法においては、7個の全てのデータキャリア(DC)2が、合計で7つの手続ランの後に明確に識別される形で登録される。この登録に関して付け加えるのに唯一残っていることは、上記7つの参加したデータキャリア(DC)2の識別データブロックIDBの各々の未知の部分NKP-IDBが識別データブロック再生手段9へ供給され、該識別データブロック再生手段9には、これら識別データブロックIDBのうちの当該通信局1により既に分かっている部分KP-IDBがリクエスト発生手段6及びマスク発生手段24により更に供給され、これにより、識別データブロック再生手段9は登録された各データキャリア(DC)2の全体の識別データブロックIDBを確かに再生することである。データキャリア(DC)2の全体の識別データブロックIDBの再生が完了した後、該再生された識別データブロックIDBは合成手段11に供給され、その際において、データキャリア(DC)2の該再生された識別データブロックIDBは、当該合成手段11において、該データキャリア(DC)2から読み出された特定の利用データnxUDBと合成される。この合成の後、上記の再生された識別データブロックIDB及び該識別データブロックIDBの利用データnxUDBは記憶される。
【0063】
上述した説明から分かるように、上記方法においては、各データキャリア(DC)2は、当該データキャリアの識別データブロックIDBのうちのどの部分NKP-IDBが通信局1において未だ分かっていないか、及び当該データキャリア(DC)2の識別データブロックIDBのうちのどの部分NKP-IDBが通信局1に送信されねばならないかについての情報を利用可能にする必要がある。上述した例では、このことは、通信局1から各データキャリア(DC)2に送信されるマスクを利用して、データ伝送が生じたタイムスロットTに関する知識を利用して、及びタイムスロットTにおいて衝突が生じたか否かの事実を利用してなされる。この点では、この手続のモードは幾つかの可能性のうちの1つのみを構成するものであり、他の手続のモードも可能であると言うことができる。例えば、各データキャリア(DC)2は、永久的に規定された伝送プロトコルの枠内で当該データキャリアの識別データブロックIDBのどの部分NKP-IDBが未だ通信局1において分かっていないかについての情報を受信することもできる。所要の情報は通信プロトコルにより指定された配置に従って自動的に利用可能にされることもでき、その場合、通信局1からデータキャリア(DC)2にマスクを送る必要はなくなる。
【0064】
上述した方法の場合、各データキャリア(DC)2から通信局1へ送信される特定の利用データnxUDBは、各リクエストデータブロックRDBが、本例の場合利用データ開始ブロックの指定及び利用データブロックの特定の数nの指定により与えられるようなリクエスト情報項目を含むようにして指定される。しかしながら、通信局1によっては利用データの要求はなされず、データキャリア(DC)2に記憶された全ての利用データ又は利用データブロックUDBの特定の選択が自動的に各データキャリア(DC)2から通信局1へ送信されるような構成を選択することもできる。
【0065】
図7及び図8を参照した本方法の説明においては、特定の利用データのnxUDBのみが常に参照されているが、これは全てのデータキャリア(DC)2が同一の利用データを通信局1へ送信することを意味するものではない。
【0066】
上述した方法においては、データキャリア(DC)2の識別データブロックIDBのうちの通信局1により未だ知られていない部分NKP-IDBは、本例においては常に、要求された利用データと共に送信される。しかしながら、これは必ずしも必要ではない。何故なら、上述した方法の変形例においては、識別データブロックIDBにおける上記未知の部分NKP-IDBのデータキャリア(DC)2から通信局1への送信の後に、短い待ち時間を設けることも可能であり、該待ち時間は、データキャリア(DC)2の識別データブロックIDBにおける上記未知の部分NKP-IDBの送信の間に衝突が生じた場合に、要求された又は自動的に指定された利用データの後続の送信を抑圧するために設けられる。
【0067】
本発明による方法においては、各手続ランの間において、通信局1に対してデータキャリア(DC)2の識別データブロックIDBのうちの該通信局1により未だ知られていない部分NKP-IDBを送信するのみならず、常に全体の識別データブロックIDBを送信することも可能であり、その場合においてさえも、結果としてデータキャリア(DC)2の識別データブロックIDB及び関連する特定の利用データnxUDBが1つの送信動作内で関連のデータキャリア(DC)2から通信局1へ送信されるという大きな利点が得られる。
【0068】
上述した方法においては、データキャリア(DC)2の識別データブロックIDBにおける未知の全ブロック領域NKP-IDB、即ちデータキャリア(DC)2の識別データブロックIDBにおける未知の全部分NKP-IDBが、常に当該データキャリア(DC)2から通信局1へ送信される。ここで、このことは絶対に必要ということではないことを明記しておく。本発明による方法においては、通信局に送信されるものが、データキャリア(DC)2の識別データブロックIDBにおける全体の且つ未知の部分NKP-IDBではなく、識別データブロックIDBにおける全体の未知の部分NKP-IDBの一部のみとなるように実施することも可能である。これは、例えば次の様な場合に不利益無しで可能となる。例えば、識別データブロックIDBに、当該データキャリア(DC)2の特定の用途には全く必要がないが、それにも拘わらず他の用途に有効又は絶対に必要である故に当該データキャリア(DC)2に記憶されているような特別なデータが含まれており、上記識別データブロックIDBの該特別なデータに関しては通信局1への送信を省略することができる場合である。しかしながら、本発明による方法においては、データキャリア(DC)2の識別データブロックIDBにおける全体の且つ未知の部分NKP-IDBの一部のみを通信局1に送信することが可能である。何故なら、この方法においては、狙いは主に特別に短い全通信時間を達成することであり、斯かる狙いは確かに固有の識別及び/登録に関する安全性を悪化させるが、このことは多くの用途においては充分に許容することができるからである。
【0069】
上述した方法において実施される所謂タイムスロットについて言及することが残っている。斯様なタイムスロットモードは、しばしば、時間ダイバーシティモードとも呼ばれる。斯様な時間ダイバーシティモードの代わりに、周波数ダイバーシティモード又はコードダイバーシティモードも適用することができることを明記しておく。その場合、前者では複数のデータキャリア(DC)2と通信局1との間の通信が、異なるキャリア周波数に基づいて複数のデータキャリア(DC)2に分散される目的で実行され、後者では複数のデータキャリア(DC)2と通信局1との間の通信が、異なる符号化形態に基づいて実行される。
【0070】
また、前記タイムウィンドウはデータ伝送要件とは独立した期間を有することができ、この結果は、タイムウィンドウ内で全くデータが伝送されない場合は、このタイムウィンドウは非常に短い検出期間の後に遅延無しで終了される。「伝送チャンネル」という一般的表現は、本明細書では、時間ダイバーシティモードを用いる際にはタイムスロットに当たり、周波数ダイバーシティモードを用いる際には周波数に当たり、コードダイバーシティモードを用いる際にはコードに当たる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の一実施例による通信局及び局回路の、当該関連において必須の、一部の概略ブロック図である。
【図2】 図2は、本発明の一実施例によるデータキャリア及びデータキャリア回路の、当該関連において必須の、一部のブロック図である。
【図3】 図3は、本発明による方法の場合において発生する信号、時点及び時間間隔のタイムチャートである。
【図4】 図4は、本発明による方法において使用されるリクエストデータブロックの構成を示す図である。
【図5】 図5は、本発明によるデータキャリアに記憶される識別データブロックを示す図である。
【図6】 図6は、本発明による方法において発生し得るようなマスクの一例を表す図である。
【図7】 図7は、本発明による方法のシーケンスの一部を概略示し、7つのデータキャリアの登録が実行されている。
【図8】 図8も、本発明による方法のシーケンスの一部を概略示し、7つのデータキャリアの登録が実行されている。

Claims (10)

  1. 通信局と1つ以上のデータキャリアとの間で通信する方法であって、前記データキャリアの各々が、前記データキャリアの各々及び利用データを明確に識別する識別データブロックを具え、少なくとも1つの伝送チャンネルが通信用に設けられている通信方法において、
    a)データリクエストコマンド及びマスクから成るリクエストデータブロックを、前記通信局から前記データキャリアに送信するステップと;
    b)アドレス指定された前記データキャリアの各々から前記通信局にデータを、関連する各伝送チャンネル上で送信するステップであって、前記データは、前記識別データブロックの少なくとも一部であって前記通信局において未知である部分、及び前記利用データの少なくとも一部である特定利用データを含み、前記関連する各伝送チャンネルは、前記データキャリアの各々が当該伝送チャンネル上で前記通信局と通信するために用いなければ成らない伝送チャンネルであり、前記関連する各伝送チャンネルの番号は、前記データキャリアの各々の前記識別データブロックのビットのうち、最下位ビットから数えて前記マスクのビット数のすぐ上位にある所定ビット数のビットが表す値によって決まるステップと;
    c)少なくとも2つの前記データキャリアがステップb)において同じ伝送チャンネル上でデータを送信した際に前記通信局において検出される衝突により、送信したデータを明確に読み取られていない前記データキャリアについて、ステップb)において使用した前記マスクのビット数に前記所定ビット数を加算したビット数を有する新たな前記マスクを用いて、ステップa)を再び開始するステップと
    を具えていることを特徴とする通信方法。
  2. ステップb)において、アドレス指定された前記データキャリアの各々から前記通信局にデータを、前記関連する各伝送チャンネル上で送信し、前記関連する各伝送チャンネルは、前記データキャリアの前記識別データブロックの所定部分の前記伝送チャンネルへの割り当てによって決まり、前記データは、前記識別データブロックの少なくとも一部、及び前記利用データの少なくとも一部である特定利用データを含み、かつ、前記伝送チャンネルの決定に使用される前記識別データブロックの前記所定部分は含まないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. ステップa)において、ビットマスクを含むデータリクエストコマンドを、前記通信局から前記データキャリアに送信し;
    ステップb)において、当該データキャリアの前記識別データブロックの所定部分と前記ビットマスクとの一致が生じた前記データキャリアの各々から前記通信局にデータを、前記関連する各伝送チャンネル上で送信し、前記データは、前記識別データブロックの少なくとも一部、及び前記利用データの少なくとも一部である特定利用データを含み、かつ、前記ビットマスクに対応する前記識別データブロックの前記所定部分は含まない
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. ステップa)において、ビットマスクを含むデータリクエストコマンドを、前記通信局から前記データキャリアに送信し;
    ステップb)において、当該データキャリアの前記識別データブロックの所定部分と前記ビットマスクとの一致が生じた前記データキャリアの各々から前記通信局にデータを、前記関連する各伝送チャンネル上で送信し、前記関連する各伝送チャンネルは、前記データキャリアの前記識別データブロックの所定部分の前記伝送チャンネルへの割り当てによって決まり、前記データは、前記識別データブロックの少なくとも一部、及び前記利用データの少なくとも一部である特定利用データを含み、かつ、前記伝送チャンネルの決定に使用される前記識別データブロックの前記所定部分、及び前記ビットマスクに対応する前記識別データブロックの前記所定部分は含まない
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記特定利用データが、前記識別データブロックからのデータの直後に送信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 1つ以上のデータキャリアと通信するように設計された通信局用の電気回路であって、前記データキャリアの各々が、前記データキャリアの各々及び利用データを明確に識別する識別データブロックを具え、少なくとも1つの伝送チャンネルが通信用に設けられている電気回路において、
    a)データリクエストコマンド及びマスクから成るリクエストデータブロックを前記データキャリアに送信する手段と;
    b)アドレス指定された前記データキャリアの各々からのデータを、関連する各伝送チャンネル上で受信する手段であって、前記データは、前記識別データブロックの少なくとも一部であって前記通信局において未知である部分、及び前記利用データの少なくとも一部である特定利用データを含み、前記関連する各伝送チャンネルは、前記データキャリアの各々が当該伝送チャンネル上で前記通信局と通信するために用いなければならない伝送チャンネルであり、前記関連する各伝送チャンネルの番号は、前記データキャリアの各々の前記識別データブロックのビットのうち、最下位ビットから数えて前記マスクのビット数のすぐ上位にある所定ビット数のビットが表す値によって決まる手段と;
    c)少なくとも2つの前記データキャリアが同じ伝送チャンネル上でデータを送信した際に衝突を検出する手段と;
    d)前記衝突により、送信したデータを明確に読み取られていない前記データキャリアに、前記データリクエストコマンド、及び手段b)において使用した前記マスクのビット数に前記所定ビット数を加算したビット数を有する新たな前記マスクから成る第2のリクエストデータブロックを送信する手段と
    を具えていることを特徴とする通信局用電気回路。
  7. 請求項6に記載の電気回路、及び前記電気回路に接続された局伝送手段を具えていることを特徴とする通信局。
  8. 通信局との通信用に設計されたデータキャリア用の電気回路であって、通信用に少なくとも1つの伝送チャンネルが設けられている電気回路において、
    a)前記データキャリア及び利用データを明確に識別する識別データブロックを記憶する手段と;
    b)前記通信局から、データリクエストコマンド及びマスクから成るリクエストデータブロックを受信する手段と;
    c)前記通信局にデータを、関連する伝送チャンネル上で送信する手段とを具え、前記データは、前記識別データブロックの少なくとも一部であって前記通信局において未知である部分、及び前記利用データの少なくとも一部である特定利用データを含み、前記関連する各伝送チャンネルは、前記データキャリアの各々が当該伝送チャンネル上で前記通信局と通信するために用いなければ成らない伝送チャンネルであり、前記関連する各伝送チャンネルの番号は、前記データキャリアの各々の前記識別データブロックのビットのうち、最下位ビットから数えて前記マスクのビット数のすぐ上位にある所定ビット数のビットが表す値によって決まる
    ことを特徴とするデータキャリア用電気回路。
  9. さらに、
    d)前記データキャリアの前記識別データブロックの所定部分の前記伝送チャンネルへの割り当てを評価することによって、前記関連する伝送チャンネルを決定する手段と、前記伝送チャンネルの決定に使用される前記識別データブロックの前記所定部分のデータ伝送を抑止する手段、及び、
    e)前記識別データブロックの所定部分の、前記データリクエストコマンド中で受信したビットマスクとの一致を識別する手段と、前記ビットマスクに対応する前記識別データブロックの前記所定部分のデータ伝送を抑止する手段
    の少なくとも一方を具えていることを特徴とする請求項8に記載の電気回路。
  10. 請求項8または9に記載の電気回路、及び前記電気回路に接続されたデータキャリア伝 送手段を具えていることを特徴とするデータキャリア。
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