JP2005524266A - 複数のデータ担体をインベントリ化する方法 - Google Patents

複数のデータ担体をインベントリ化する方法 Download PDF

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Abstract

非接触方式でデータ担体2と通信する通信局1の助けを借りて複数のデータ担体2をインベントリ化する方法において、第1のサブセットTS(1)・・・TS(N)及び第2のサブセットTS(N+1)・・・TS(K)を有する送信パラメータ、好ましくはタイムスロットTSのセットTS(1),TS(2)・・・TS(N),TS(N+1)・・・TS(K)が利用可能であり、インベントリ化プロシージャMP1,MP2,MP3,・・・が連続的に行われ、インベントリ化されていないデータ担体2が第1のサブセットに含まれる送信パラメータのみを用いてその識別データIDを通信局1に送信し、既にインベントリ化されたデータ担体2が第2のサブセットに含まれる送信パラメータのみを用いてその識別データIDを通信局1に送信する。

Description

本発明は、非接触方式でデータ担体と通信する通信局の助けを借りて複数のデータ担体をインベントリ化する(inventorize)方法であって、インベントリ化プロシージャが連続的に行われ、通信局の通信エリアに存在するデータ担体が識別信号を生成し、複数の送信パラメータから選択可能な送信パラメータを用いて通信局に識別信号を出力し、出力された識別信号が通信局により受け取られ、インベントリ化プロシージャにおけるデータ担体の識別信号の明白な(unambiguous)受け取りのために、通信局が受け取り通知(acknowledgement)コマンドを生成して出力し、データ担体が受け取り通知コマンドを受け取って処理する方法に関する。
更に、本発明は、通信局との非接触通信用に設計され、集積回路を有するデータ担体であって、集積回路が、以下に列挙された手段、すなわち、識別信号を生成する識別信号生成手段と、通信局により生成され、当該データ担体に送信される受け取り通知コマンドを検出する受け取り通知コマンド検出手段と、それにより複数の送信パラメータから送信パラメータが選択され得る送信パラメータ選択手段であって、生成された識別信号が選択された送信パラメータを用いて通信局に送信され得る当該送信パラメータ選択手段とを有するデータ担体に関する。
更に、本発明は、通信局との非接触通信用に設計されたデータ担体のための集積回路であって、以下に列挙された手段、すなわち、識別信号を生成する識別信号生成手段と、通信局により生成され、データ担体に送信される受け取り通知コマンドを検出する受け取り通知コマンド検出手段と、それの助けを借りて複数の送信パラメータから送信パラメータが選択され得る送信パラメータ選択手段であって、生成された識別信号が選択された送信パラメータを用いて通信局に送信され得る当該送信パラメータ選択手段とを有する集積回路に関する。
第1段落において言及されているような方法及び第2段落において言及されているようなデータ担体は、2つの互いに関連する特許文献、US5537105A1公報及びEP0494114B1公報に開示されている。既知の解決策では、全てのインベントリ化プロシージャの間でタイムスロットが規定され、このタイムスロットにおいてデータ担体がその識別信号を通信局に出力し、このプロセスでは、幾つかのタイムスロットにおいて所謂コリジョンが発生し、他のタイムスロットにおいてはコリジョンは発生せず、あるタイムスロットにおいて識別信号がそれ自身に関して通信局に送信されるデータ担体のみが受け取り通知コマンドを用いて受け取り通知される。既知の解決策では、データ担体における受け取り通知コマンドの受信は、データ担体がもはや識別信号を通信局に出力できず、具体的には、データ担体が通信局の通信エリア内に位置する限り出力できない休止状態に対応するデータ担体がセットされる又はスイッチングされるという結果を有する。データ担体は、所謂パワーオンリセットの後にのみ、上述した休止状態の外へ連れ出され、これは、対応するデータ担体が通信局の通信エリアの外へ連れ出され、ある時間の後、通信局の通信エリアに入る場合であり、この場合、所謂パワーオンリセットが起こる。既知の解決策では、既にインベントリ化された全てのデータ担体が上述した休止状態にセットされ、従って、もはやその後通信局と通信することができないという不都合が存在し、これは幾つかの応用例において不利であることが分かっている。
本発明の目的は、上述した問題を解消すること、並びに、改善された方法、改善されたデータ担体及び改善された集積回路を実現することにある。
上記目的を実現するために、本発明による特徴は、本発明による方法が以下に規定されるように特徴付けられ得るよう本発明による方法において与えられる。
すなわち、非接触方式でデータ担体と通信する通信局の助けを借りて複数の上記データ担体をインベントリ化する方法であって、インベントリ化プロシージャが連続的に行われ、上記通信局の通信エリアに存在するデータ担体が識別信号を生成し、複数の送信パラメータから選択可能な送信パラメータを用いて上記通信局に上記識別信号を出力し、出力された上記識別信号が上記通信局により受け取られ、インベントリ化プロシージャにおけるデータ担体の識別信号の明白な受け取りのために、上記通信局が受け取り通知コマンドを生成して出力し、上記データ担体が上記受け取り通知コマンドを受け取って処理し、処理された上記受け取り通知コマンドの結果として、受け取り通知コマンドを受け取って処理した全てのデータ担体が、その後のインベントリ化プロシージャの間に、識別信号を上記通信局に送信するために送信パラメータが選択され得る上記複数の送信パラメータとは異なるある所定の送信パラメータを用いて上記通信局に応答信号を出力する方法と特徴付けられ得るよう本発明による方法において与えられる。
上述した目的を実現するために、本発明による特徴は、本発明によるデータ担体が以下に規定されるように特徴付けられ得るよう本発明によるデータ担体において与えられる。
すなわち、通信局との非接触通信用に設計され、集積回路を有するデータ担体であって、上記集積回路が、以下に列挙された手段、すなわち、識別信号を生成する識別信号生成手段と、上記通信局により生成され、当該データ担体に送信される受け取り通知コマンドを検出する受け取り通知コマンド検出手段と、それにより複数の送信パラメータから送信パラメータが選択され得る送信パラメータ選択手段であって、生成された上記識別信号が選択された上記送信パラメータを用いて上記通信局に送信され得る当該送信パラメータ選択手段と、応答信号を生成する応答信号生成手段と、応答コマンド検出手段及び上記送信パラメータ選択手段と相互作用する制御手段であって、それにより、上記受け取り通知コマンド検出手段による受け取り通知コマンドの検出の結果として、上記送信パラメータ選択手段が上記識別信号を上記通信局に送信するために送信パラメータが選択され得る上記複数の送信パラメータとは異なるある所定の送信パラメータを選択し、生成された上記応答信号が上記ある所定の送信パラメータを用いて上記通信局に送信され得るように上記送信パラメータ選択手段が制御され得る当該制御手段とを有するデータ担体と特徴付けられ得るよう本発明によるデータ担体において与えられる。
上述した目的を実現するために、本発明による特徴は、本発明による集積回路が以下に規定されるように特徴付けられ得るよう本発明による集積回路において与えられる。
すなわち、通信局との非接触通信用に設計されたデータ担体のための集積回路であって、以下に列挙された手段、すなわち、識別信号を生成する識別信号生成手段と、上記通信局により生成され、上記データ担体に送信される受け取り通知コマンドを検出する受け取り通知コマンド検出手段と、それにより複数の送信パラメータから送信パラメータが選択され得る送信パラメータ選択手段であって、生成された上記識別信号が選択された上記送信パラメータを用いて上記通信局に送信され得る当該送信パラメータ選択手段と、応答信号を生成する応答信号生成手段と、上記受け取り通知コマンド検出手段及び上記送信パラメータ選択手段と相互作用する制御手段であって、それにより、上記受け取り通知コマンド検出手段による受け取り通知コマンドの検出の結果として、上記送信パラメータ選択手段が上記識別信号を上記通信局に送信するために送信パラメータが選択され得る上記複数の送信パラメータとは異なるある所定の送信パラメータを選択し、生成された上記応答信号が上記ある所定の送信パラメータを用いて上記通信局に送信され得るように上記送信パラメータ選択手段が制御され得る当該制御手段とを有する集積回路において与えられる。
本発明による特徴の提供により、回路に関して容易に実現され、実質的に追加のコストを伴うことのないやり方で、通信局の助けを借りて既にインベントリ化された全てのデータ担体がそれらのインベントリ化が既に行われた後でさえも通信局と通信し続けられるという結果が有利に得られる。しかしながら、これに関して、まだ行われていないインベントリ化の目的のための通信とインベントリ化が既に行われた後の通信との明らかな分離が有利に確実にされる。具体的には、インベントリ化が既に行われた後の通信が、完了したインベントリ化よりも前の通信以外の送信パラメータを用いて行われる。本発明による対策は、簡単なやり方で、全てのインベントリ化プロシージャに関して、既に識別されたデータ担体が依然として通信局の通信エリアに位置しているかどうかを検出することが可能であり、具体的には、通信局に送信される応答信号に基づいて検出することが可能であるという結果を得る。例えば、これは、それぞれデータ担体を具備した所定の数のコンテナが所謂パレットに設けられ、パレットに設けられたコンテナを伴うパレットが通信局のエリアに入っており、全てのデータ担体、従って全てのコンテナのインベントリ化の目的のためにインベントリ化動作が行われる場合に、非常に有利であり得る。これに関して、本発明による対策のために、応答信号を評価することにより、全てのデータ担体、従ってパレットの全てのコンテナが既にインベントリ化されていることを簡単なやり方で決定することが可能とされる。更に、この応用例の場合、既にインベントリ化されたデータ担体がもはやある所定の送信パラメータを用いて応答信号を通信局に送信せず、その後、通信エリアに入るべきその後のパレットのために通信局が配置され得るので、パレット、コンテナ及びそれに設けられたデータ担体が通信局の通信エリアから動かされたかどうかが容易に決定され得る。
本発明による対策は、実際のインベントリ化動作の外にあるべき既にインベントリ化されたデータ担体が、それにもかかわらず、例えば、インベントリ化動作において再び既にインベントリ化されたデータ担体として分類されるデータ担体を望ましくなく、間違って若しくは干渉信号のせいで含むことができるように、通信局により生成され得る別個のウェイクアップコマンドを送信すること、又は、通信局により生成され、通信局の通信エリアに存在する全てのデータ担体に出力され得るRF信号を短い間スイッチオフにする結果として可能である「パワーオン」リセット信号を生成することにより通信局と再度通信することができるという結果を更に有利に得る。
本発明による解決策では、識別信号が応答信号として生成される場合に非常に有利であり、その場合、応答信号生成手段は識別信号生成手段により形成される。これは、回路に関するできる限り簡単な設計の観点から特に有利である。
本発明による解決策では、識別信号を送信するために行われるべきデータ担体のインベントリ化の過程において用いられる送信パラメータが例えばタイムスロットにより形成され、既に行われたインベントリ化の後に応答信号を送信するために用いられる送信パラメータが例えば異なるタイプの変調又は異なるタイプの符号化により形成され得る。実行されるべきインベントリ化の目的のために識別信号を送信する目的のために用いられる送信パラメータもまた、異なるタイプの変調及び異なるタイプの符号化により形成され得る。本発明による解決策のケースでは、通信局がインベントリ化コマンドを出力し、その助けを借りてパラメータとして用いられるタイムスロット間に時間基準がもたらされる場合、及び、処理された受け取り通知コマンドの結果として、受け取り通知コマンドを受け取って処理した全てのデータ担体が、その後のインベントリ化プロシージャの間に、あるタイムスロットの範囲においてその応答信号を通信局に出力する場合に特に有利であることが分かった。これに関して、上記出力が単一のタイムスロットにおいて行われる場合に特に有利であることが分かった。そのような解決策は、特に簡単な実現可能な回路設計及び一方の既にインベントリ化されたデータ担体と他方の通信局との間の良好な通信の観点から特に有利であることが分かった
本発明の上述した観点及びその他の観点は、以下に説明する具体的な実施の形態から明らかであり、以下に説明する具体的な実施の形態を参照して理解されるであろう。しかしながら、これは本発明を限定するものではない。
図1は通信局1を示しており、図2はデータ担体2を示している。上記データ担体2は、集積回路3を含んでいる。これら通信局1及びデータ担体2は、互いの非接触通信用に設計されている。標準的なアプリケーションの場合、通信局1の通信エリア内に位置する複数のデータ担体2が通信局1と通信接続される。データ担体2のそれぞれに収められたデータが読み出される前、又はデータがデータ担体2のそれぞれに書き込まれる前に、非接触方式においてデータ担体2と通信する通信局1の助けを借りて、複数のデータ担体2の所謂インベントリ化が行われなければならない。各データ担体2に関して、そのようなインベントリ化の間に、対応するデータ担体2に対して有効な識別データIDが、対応するデータ担体2により送信されて通信局1に蓄積され、その結果、通信局1に対して通信接続を持つ全てのデータ担体2に関して識別データIDが通信局1に知られる。これにより、例えば対応するデータ担体から有用なデータを読み出すため又は対応するデータ担体に有用なデータを蓄積するためにデータ担体2に対して有効な識別データIDを用いて、エラーを伴うことなく制御されたやり方で通信局1が通信接続に入ることが可能である。
通信局1は、マイクロコンピュータ4を有している。マイクロコンピュータ4の代わりに、固定電線の(fixed-wire)論理回路が設けられることも可能である。更に、通信局1は水晶発振器5を有しており、この水晶発振器5によりクロック信号CLKが生成され、クロック信号CLKはマイクロコンピュータ4にフィードされる。マイクロコンピュータ4は、図1には示されていないホストコンピュータとマイクロコンピュータ4との間においてデータ交換を行うことを可能にするために、バス接続6を介して上記ホストコンピュータに接続されている。マイクロコンピュータ4により複数の手段及び機能が実現されるが、ここでは、そのうちのこの実施の形態に関連して必須である手段及び機能のみが非常に詳細に扱われる。
マイクロコンピュータ4はプロシージャ制御手段7を有しており、このプロシージャ制御手段7により、マイクロコンピュータ4において行われ得るプロシージャが制御される。マイクロコンピュータ4は、更に、インベントリ化コマンド生成手段8、受け取り通知コマンド生成手段9、タイムスロット検出手段10、識別信号検出手段11、コリジョン検出手段12、符号化手段13及び復号手段14を有している。マイクロコンピュータ4は、また、幾つかの他のコマンド生成手段、信号生成手段及び信号検出手段を有しているが、これらはここでは非常に詳細には扱われない。
インベントリ化コマンド生成手段8は、インベントリ化コマンドINVCOを生成する役割を果たす。受け取り通知コマンド生成手段9は、受け取り通知コマンドQUITCOを生成する役割を果たす。タイムスロット検出手段10は、インベントリ化プロシージャの間にタイムスロットに含まれる少なくとも1つの識別信号IDS及び従ってそれに含まれる識別データIDが通信局1に送信される対応するタイムスロットを検出する役割を果たす。識別信号検出手段11は、識別信号IDS及びそれに含まれる識別データを検出する役割を果たす。コリジョン検出手段12は、1つのタイムスロットにおいて本質的には同時に送信される少なくとも2つの識別信号IDS間におけるコリジョンを検出する役割を果たす。符号化手段13は、該符号化手段にフィードされたコマンド又は信号を符号化し、従って、インベントリ化コマンドINVCO及び受け取り通知コマンドQUITCOも符号化する役割を果たす。この符号化手段13は、該符号化手段にフィードされたコマンドの符号化を行った後、符号化コマンドCCOを出力する。復号手段14は、該復号手段にフィードされた符号化識別信号CIDSを復号する役割を果たす。この復号手段14は、復号を行った後、復号識別信号IDSを出力する。
通信局1は、更に、変調手段15を含んでおり、この変調手段15には、符号化手段13の助けを借りて生成される符号化コマンドCCOが与えられるとともに、キャリア信号CSも与えられる。キャリア信号CSを生成するために通信局1はキャリア信号発生器16を有しており、このキャリア信号発生器には水晶発振器5からクロック信号CLKが与えられ、キャリア信号発生器16はクロック信号CLKを用いてキャリア信号CSを生成する。変調手段15により、与えられた符号化コマンドCCOを用いてキャリア信号CSが変調され、変調手段15は、変調を行った後、変調符号化コマンドMCCOを出力する。変調符号化コマンドMCCOは、変調符号化コマンドMCCOの増幅を提供する第1の増幅器手段17に与えられる。変調されていないキャリア信号CSの上述した変調は、通信局1によるデータ担体2へのコマンドの所望の送信の場合に、符号化コマンドCCOを用いて行われる。データ担体2による通信局1への信号の所望の送信の場合には、キャリア信号発生器16の助けを借りて生成される変調されていないキャリア信号CSは、変調手段15により第1の増幅器手段17に変調されていない様式で伝えられる。変調符号化コマンドMCCO及び非変調キャリア信号CSの両方は増幅器手段17によりマッチング手段18に与えられ、マッチング手段18は該マッチング手段に与えられた変調符号化コマンドMCCO又はキャリア信号CSを、この場合には送信コイル20を含んでいる局送信手段19に送る。送信コイル20は、データ担体2の送信コイルとの誘導結合、すなわちトランス結合のために設けられている。送信コイル20の代わりに、局送信手段19は送信ダイポールを有していてもよい。送信コイル20又はダイポールを有する局送信手段19の代わりに、容量的なやり方又は光学的なやり方においてアクティブである局送信手段が設けられてもよい。
局送信手段19は、通信局1の通信エリアに存在するデータ担体2に通信局1によってコマンド及び信号を送信する役割を果たすだけではなく、対応するデータ担体2により通信局1に送信されるべき信号を受け取る役割も果たす。例えば、識別信号IDSはデータ担体2により通信局1に送信されるべきである。識別信号IDSが符号化され、変調され、その結果、変調符号化識別信号MCIDSが局送信手段19の助けを借りて受け取られるように上記識別信号IDSは、送信される。受け取られた変調識別信号MCIDSは、局送信手段19によりマッチング手段18を介して第1のフィルタ手段21に与えられ、第1のフィルタ手段21は、干渉成分の除去及び干渉のない変調符号化識別信号MCIDSの復調手段22への出力を提供する。復調手段22は、該復調手段に与えられた変調符号化識別信号MCIDSを復調するように設計されている。符号化識別信号IDSの復調の後、復調手段22は符号化識別信号CIDSを第2の増幅器手段23に出力し、第2の増幅器手段23は、該第2の増幅器手段に与えられた符号化識別信号CIDSの増幅を提供する。第2の増幅器手段23のダウンストリームには第2のフィルタ手段24が接続されており、第2のフィルタ手段24は、更なるフィルタリングを提供し、フィルタリング後、符号化識別信号CIDSを復号手段14に出力する。
既に述べたように、通信局1は複数のデータ担体2との非接触通信のために設けられ、設計されている。各データ担体2は、図2に示されているデータ担体2を参照することにより以下に説明される同一のデザインを有している。
集積回路3に加えて、データ担体2は、集積回路3の第1の端子26及び第2の端子27に接続された送信コイル25を有している。送信コイル25により、データ担体2は、非接触方式において、通信局1の送信コイル20を介して通信局1と通信することができる。送信コイル25と並列に、集積回路3に含まれるキャパシタ28が接続されている。送信コイル25及びキャパシタ28は、使用周波数に同調され、データ担体送信手段29の構成要素である発振回路を形成している。送信コイル25の代わりに、データ担体送信手段29は送信ダイポールを有していてもよい。送信コイル25又はダイポールを有するデータ担体送信手段29の代わりに、容量的なやり方又は光学的なやり方において作用するデータ担体送信手段が設けられてもよい。
データ担体2の集積回路3、及び従ってデータ担体2は、供給電圧生成手段30、クロック信号再生手段31、復調手段32及び変調手段33を有している。上記4つの手段30,31,32,33は、データ担体送信手段29にそれぞれ接続されている。
供給電圧生成手段30は、データ担体送信手段29により出力される信号を使用して、すなわち、例えば変調符号化コマンドMCCO又は非変調キャリア信号CSを用いて供給電圧Vを生成する役割を果たす。供給電圧生成手段30の助けを借りて生成され得る供給電圧Vは、供給電圧Vを必要とする集積回路3の全ての構成要素に与えられ得るが、図2においては別々に示されていない。供給電圧生成手段30には「パワーオン」検出手段34が接続されており、供給電圧生成手段30の出力信号、すなわち対応する生成された供給電圧Vが「パワーオン」検出手段34に与えられ得る。「パワーオン」検出手段34により、著しく高い供給電圧Vが利用可能であるかどうかを検出することが可能である。そのような著しく高い供給電圧Vが利用可能である場合には、「パワーオン」検出手段34は所謂「パワーオン」リセット信号PORを出力する。
クロック信号再生手段31は、データ担体送信手段29により出力される信号を用いて、すなわち、例えば変調符号化コマンドMCCO又は非変調キャリア信号CSを用いてクロック信号を再生する役割を果たす。このクロック信号再生手段31は、クロック信号CLKを出力する。クロック信号再生手段31の代わりに、データ担体送信手段29により出力される信号に依存しない内部発振器が設けられることができ、それによりクロック信号CLKが生成され得る。そのような内部発振器は、特に、通信局とデータ担体との通信が非常に高い使用周波数、例えば所謂UHF帯域又はマイクロ波帯域の使用周波数において行われる場合に有利である。
復調手段32は、該復調手段に与えられたコマンド及び信号を復号する、すなわち、例えば変調符号化コマンドMCCOを復調する役割を果たす。変調符号化コマンドMCの復調を行った後、復調手段32は符号化コマンドCCOを出力する。
変調手段33は、信号を変調する、例えば変調手段33に与えられる符号化識別信号CIDSを変調する役割を果たす。それに加えて、サブキャリア信号SCSも変調手段33に与えられる。サブキャリア信号SCSを生成するために、サブキャリア信号発生器35が設けられており、このサブキャリア信号発生器35にはクロック信号再生手段31からクロック信号CLKが与えられ、サブキャリア信号発生器35はクロック信号CLKを用いてサブキャリア信号SCSを生成する。変調を行う場合、サブキャリア信号SCSが変調手段33により例えば符号化識別信号MCIDSの関数として変調され、その結果、変調手段33は、データ担体送信手段29を用い、これに関しては特に送信コイル25の助けを借りて後に通信局1に送信される変調符号化識別信号MCIDSを出力する。
データ担体2の集積回路3、及び従ってデータ担体2は、マイクロコンピュータ36を有している。マイクロコンピュータ36の代わりに、電線の論理回路が設けられてもよい。マイクロコンピュータ36により幾つかの手段及び機能が実現されるが、そのうちのこの実施の形態に関連して必須である手段及び機能のみが以下において非常に詳細に扱われる。当業者に長く知られている目的のために、「パワーオン」リセット信号POR及びクロック信号CLKがマイクロコンピュータ36に与えられる。
集積回路3は、更に、接続部38を介してマイクロコンピュータ36に接続されたメモリ手段37を含んでいる。このメモリ手段37は多数のメモリ領域を含んでおり、そのうちの1つのメモリ領域39のみが一点鎖線により示されている。データ担体2のために重要であり、明白な識別データIDがメモリ領域39に蓄積される。メモリ手段37には幾つかの他のデータが蓄積されるが、これは非常に詳細には扱われない。
マイクロコンピュータ36により復号手段40及び符号化手段41が実現される。復号手段40は、該復号手段に与えられるコマンド及び信号を復号するために、すなわち符号化コマンドCCOも復号するために設けられている。符号化コマンドCCOを復号した後、復号手段40は復号コマンド、例えばインベントリ化コマンドINVCO又は受け取り通知コマンドQUITCOを出力する。符号化手段41は、信号を符号化する、例えば識別信号IDSを符号化する役割を果たす。識別信号IDSを符号化した後、符号化手段41は符号化識別信号CIDSを出力する。
更に、インベントリ化コマンド検出手段42、受け取り通知コマンド検出手段43、識別信号生成手段44、タイムスロット選択手段45及び制御手段46が、マイクロコンピュータ36により実現される。各手段43,44,45,46の機能は、以下において更に詳細に扱われる。更に、マイクロコンピュータ36はプロシージャ制御手段47を有しており、このプロシージャ制御手段47により、マイクロコンピュータ36において行われるプロシージャが制御され得る。
インベントリ化コマンド検出手段42は、該インベントリ化コマンド検出手段に与えられたインベントリ化コマンドINVCOを検出するために設けられ、設計されている。インベントリ化コマンド検出手段42は、インベントリ化コマンドINVCOを検出すると、第1の制御情報アイテムCI1を出力する。
受け取り通知コマンド検出手段43は、該受け取り通知コマンド検出手段にフィードされ得る受け取り通知コマンドQUITCOを検出するために設けられ、設計されている。受け取り通知コマンド検出手段43は、受け取り通知コマンドQUITCOを検出すると、第2の制御情報アイテムCI2を出力する。
識別信号生成手段44は、識別信号IDSを生成する役割を果たす。上記識別信号IDSの生成を可能にするために、メモリ手段37のメモリ領域39から読み出される識別データIDが識別信号生成手段44に与えられる。識別信号IDSは、識別データID及びセキュリティデータのような追加のデータを用いて生成される。この点において、識別信号生成手段44が応答信号生成手段も同時に形成し、それにより、この例では識別データIDを用いて同様に生成され、識別信号IDSにより形成される応答信号が生成され得ることを記録するが、応答信号(その目的は以下に更に非常に詳細に扱われる。)は、識別信号IDSとは異なっていてもよいので、これは必ずしも必要な事柄ではない。識別信号生成手段44を用いて生成された識別信号IDSは、インベントリ化の目的のためにデータ担体2により通信局1に送信されなければならない。
この例では、通信局1及びデータ担体2の設計は、データ担体2のインベントリ化の間、インベントリ化プロシージャMP1,MP2,MP3,MP4等が連続的に行われ、全てのインベントリ化プロシージャの過程においてタイムスロットTSのセットTS(1),TS(2),TS(3),TS(N−2),TS(N−1),TS(N),TS(N+1),TS(K−2),TS(K−1),TS(K)が規定されるようにされ、これはまた、以下に図3を参照することにより非常に詳細に扱われる。タイムスロット選択手段45によって、識別信号IDSが識別信号生成手段44により符号化手段41に伝えられ、その後、変調手段33にフィードされ、従ってデータ担体2により通信局1に送信されるタイムスロットTS(1)〜TS(N)を規定することが可能である。タイムスロット選択手段45により、タイムスロットTSは複数のタイムスロットから連続的に選択され、生成された識別信号IDSを選択されたタイムスロットを用いて通信局1に送信することが可能である。このようなタイムスロットTSは所謂送信パラメータと考えられるべきであり、タイムスロット選択手段45は、その助けを借りて複数の送信パラメータからある送信パラメータが選択され得る送信パラメータ選択手段と考えられるべきであり、生成された識別信号IDSを選択されたパラメータを用いて通信局1に送信することが可能である。
タイムスロット選択手段45を制御するために、制御手段46が設けられている。制御手段46は、入力サイドにおいて、インベントリ化コマンド検出手段42、受け取り通知コマンド検出手段43及びメモリ手段37と相互作用し、出力サイドにおいて、タイムスロット選択手段45と相互作用し、具体的には、インベントリ化コマンド検出手段42からの第1の制御情報アイテムCI1及び受け取り通知コマンド検出手段43からの第2の制御情報アイテムCI2が制御手段46に与えられ、それにより選択されたタイムスロットTSはデータ担体2において実施され得る第3の制御情報アイテムCI3が制御手段46によりタイムスロット選択手段45に与えられるように相互作用する。既に述べたように、制御手段46は、入力サイドにおいてメモリ手段37と相互作用し、具体的には、識別データIDがメモリ手段37のメモリ領域39から制御手段46に与えられるように相互作用する。
制御手段46は、インベントリ化コマンド検出手段42によるインベントリ化コマンドINVCOの検出の結果として、従って、インベントリ化コマンド検出手段42により出力される第1の制御情報アイテムCI1を受け取る結果としても、該制御手段は、タイムスロット選択手段45がタイムスロットTSの第1のサブセットTS(1)〜TS(N)からタイムスロットTSを選択するように第3の制御情報アイテムCI3を生成し、出力することを確実にするように設計されている。このプロセスでは、制御手段46は、このプロセスにおいて該制御手段に同様に与えられる識別データIDを使用し、識別データIDの一部は、制御手段46において実行されるアルゴリズムを用いて、第3の制御情報アイテムCI3により考慮される識別データIDの部分に依存するタイムスロットTSが選択される当該第3の制御情報アイテムCI3を計算するために制御手段46においてこの目的のために用いられる。しかしながら、タイムスロットTSは、当業者には長く知られているランダム発生器により選択されてもよい。
制御手段46は、更に、受け取り通知コマンド検出手段43による受け取り通知コマンドQUITCOの検出の結果として、従って、この例では受け取り通知コマンド検出手段43により出力される第2の制御情報アイテムCI2を受け取る結果としても、制御手段46が、第3の制御情報アイテムCI3によりタイムスロットTSの第2のサブセットTS(N+1)〜TS(K)から生じるある所定のタイムスロットTSが選択される当該第3の制御情報アイテムCI3の決定を提供するように設計されている。
これに関連して、検出されたインベントリ化コマンドINVCOを用いて、従ってインベントリ化コマンドINVCOの検出の結果として生成される第1の制御情報アイテムCI1の助けを借りて、タイムスロットTS間、具体的には、通信局1において生じ、経過するタイムスロットと、データ担体2において生じ経過するタイムスロットとの間において時間基準がもたらされ得ることも示されるべきである。通信局1及びデータ担体2における上述したタイムスロット間のそのような時間基準の存在は、動作の満足の行くモードのために、及び従って通信局1によるデータ担体2の満足の行くインベントリ化のために重要である。
このケースでは、設計は、受け取り通知コマンドQUITCOの検出の結果として、並びに、それにより影響を及ぼされる第2の制御情報アイテムCI2及び制御手段46により生成される第3の制御情報アイテムCI3の発生の結果として、タイムスロット選択手段45によってタイムスロットTSの第2のサブセットTS(N+1)〜TS(K)により形成されるタイムスロットの範囲が選択され得るようにされている。しかしながら、この点において、図示されていない代替のデータ担体2の場合には、タイムスロット選択手段45が受け取り通知コマンドQUITCOの検出の結果として専ら1つのある所定のタイムスロットTSを選択するように設計される設計も与えられ得る。
通信局1を用いた複数のデータ担体2に関するインベントリ化プロシージャ全体が、図3を参照することにより以下に説明される。図3は、3つの互いの支配を受けて連続的に発生するインベントリ化プロシージャ、すなわちインベントリ化プロシージャMP1,MP2,MP3を示している。その後のインベントリ化プロシージャMP4は、図3ではより模式的な様式においてのみ示されている。
データ担体2をインベントリ化する方法の最初に、通信局1の通信エリアに合計8つのデータ担体2が位置していると仮定する。上記データ担体2は、A,B,C,D,E,F,G及びHにより特徴付けられている。データ担体2をインベントリ化する方法の最初に、従って第1のインベントリ化プロシージャMP1の始端において、しかしながら、他の全てのインベントリ化プロシージャMP2,MP3,MP4等の始端においても、通信局1による規定の送信プロトコルに従って各ケースにおいてインベントリ化コマンドINVCOが生成され、全てのデータ担体2に送信される。上記送信プロトコルに従って、インベントリ化コマンドINVCOの終端において待ち時間TWが規定される。待ち時間TWが経過した後、通信局1及び全てのデータ担体2の両方において、タイムスロットTSのセットの第1のタイムスロットTS(1)が始まる。上記タイムスロットTSのセット又はシーケンスは、タイムスロットTS(1),TS(2),TS(3),TS(N−2),TS(N−1),TS(N),TS(N+1),TS(K−2),TS(K−1),TS(K)を有している。上記タイムスロットのセットTS(1)〜TS(K)は、連続するインベントリ化プロシージャMP1,MP2,MP3等のそれぞれの間に生じる。タイムスロットTSに関して、タイムスロットTSのサブセットTS(1)〜TS(K)が2つのサブシーケンス、すなわち第1のサブシーケンスTS(1)〜TS(N)及び第2のサブシーケンスTS(N+1)〜TS(K)を有することが再度指摘されるべきである。タイムスロットTSの第1のサブシーケンスTS(1)〜TS(N)は、第1のサブシーケンスTS(1)〜TS(N)においてまだインベントリ化されていないデータ担体2がそれぞれ通信局1に応答し、従って、第1のサブシーケンスTS(1)〜TS(N)において、全てのまだインベントリ化されていないデータ担体2が識別信号IDS及び従って識別データIDを通信局1に送信するように設けられる。タイムスロットの第2のサブシーケンスTS(N+1)〜TS(K)は、第2のサブシーケンスTS(N+1)〜TS(K)において、既にインベントリ化された、従って、その識別データIDは通信局1において既に知られているデータ担体2がそれぞれ通信局1に応答するように設けられる。このケースでは、全てのタイムスロットTS(1)〜TS(K)が同じ長さ、すなわち同じ持続時間を有しているが、異なるタイムスパンを持つタイムスロットTS、例えば、そのタイムスパンが送信されるデータブロックの長さに依存するタイムスロットも可能であるため、これは必ずしもそうである必要はない。
全てのデータ担体2にインベントリ化コマンドINVCOを送信することは、どのデータ担体2においてもインベントリ化コマンド検出手段42によりインベントリ化コマンドINVCOが検出されるという結果に達し、これは、インベントリ化コマンド検出手段42がどのデータ担体2においても第1の制御情報アイテムCI1を出力し、それを制御手段46に与えるという結果を有する。これは、制御手段46及び識別データIDにより第3の制御情報アイテムCI3が識別データIDの一部の関数として生成されるという結果を有し、その結果、タイムスロットの第1のサブセットTS(1)〜TS(N)からタイムスロット選択手段45によりタイムスロットTSの適切な選択が行われる。全てのデータ担体2のタイムスロット選択手段45による上記タイムスロットTSの選択の結果として、図3に従って仮定される例において以下に述べる状況が達成される。
図3に従って仮定される例では、第1のタイムスロットTS(1)において、大文字Aにより特徴付けられるデータ担体2の識別データID−Aが通信局1に送信される。上記識別データID−Aのみが第1のタイムスロットTS(1)において対応するデータ担体2により通信局1に送信されるので、これは、識別データID−Aが明白なやり方において識別信号検出手段11により検出され、その後、非常に詳細には説明されないやり方で通信局1に蓄積され、その結果、上記データ担体2がインベントリ化されるという結果を有する。対応するデータ担体2による通信局1への識別データID−Aの送信及び識別データID−Aの検出の後、通信局1は、第1のタイムスロットTS(1)の終端に向かって受け取り通知コマンドQUITCOを生成して、大文字Aにより特徴付けられるデータ担体2に受け取り通知コマンドQUITCOを送信し、これは、対応するデータ担体において受け取り通知コマンド検出手段43により受け取り通知コマンドQUITCOが検出され、従って、第2の制御情報アイテムCI2が生成されるという結果を有する。
続く第2のタイムスロットTS(2)において、識別データID−B及びID−Cが対応するデータ担体2により通信局1に送信される。このケースでは、識別データID−B及びID−Cが1つのタイムスロットにおいて2つのデータ担体2により通信局1に同時に送信されるので、これはコリジョンを招き、コリジョンはコリジョン検出手段12により検出される。その結果として、これは、通信局1において受け取り通知コマンドQUITCOが生成されないという結果を有する。
続く第3のタイムスロットTS(3)では、大文字Dにより特徴付けられるデータ担体2のみにより識別データID−Dが通信局1に送信され、これは、識別信号検出手段11により識別データID−Dが検出され、その後、通信局1に蓄積され、その結果、上記データ担体2がインベントリ化されるという結果を有する。その後、受け取り通知コマンド生成手段9を用いて通信局1において受け取り通知信号QUITCOが生成され、大文字Dにより特徴付けられるデータ担体2に通信局1によって送信される。
その後、仮定された例によれば、3つの対応するデータ担体2の識別データID−E,ID−F及びID−Gが、タイムスロットTS(N−2)において上記データ担体2により通信局1に送信され、これもコリジョンを招き、コリジョンはコリジョン検出手段12により検出され、その結果、受け取り通知情報アイテムQUITCOの生成が妨げられる。
最後に、大文字Hにより特徴付けられるデータ担体2の識別データID−HがタイムスロットTS(N−1)において通信局1に送信され、これは識別信号検出手段11の助けを借りて検出される。これは、上記データ担体2がインベントリ化され、受け取り通知コマンド生成手段9の助けを借りて受け取り通知コマンドQUITCOが生成され、大文字Hにより特徴付けられるデータ担体2に通信局1によって送信されるという結果を有する。
タイムスロットTSの第1のサブセットTS(1)〜TS(N)の最後のタイムスロットTS(N)の間には、更なる識別データは発生しない。同様に、第1のインベントリ化プロシージャMP1の間、タイムスロットTSの第2のサブセットTS(N+1)〜TS(K)のタイムスロットにおいては識別データは発生しない。
第1のインベントリ化プロシージャMP1の後、送信プロトコルに従って第2のインベントリ化プロシージャMP2が自動的に開始され、第2のインベントリ化プロシージャMP2の初めのある時間の後、インベントリ化コマンドINCVOが通信局1によりデータ担体2に送信される。しかしながら、第2のインベントリ化プロシージャMP2の初め及び必要な全ての他のインベントリ化プロシージャMP3,MP4等の初めにおいて、通信局1を用いてインベントリ化コマンドINCVOを生成せず、データ担体2にインベントリ化コマンドINCVOを送信しないことが全く可能である。
第2のインベントリ化プロシージャMP2では、第1のタイムスロットTS(1)において、対応するデータ担体2のインベントリ化の結果として持つ当該データ担体2の識別データID−Bが通信局1に送信され、更に、通信局1によって大文字Bにより特徴付けられるデータ担体2に対して第1のタイムスロットTS(1)の終端に向かって受け取り通知コマンドQUITCOの送信が行われる。続く第2のタイムスロットTS(2)において、対応するデータ担体2により通信局1に識別データID−Cが送信され、その後、対応するデータ担体2に受け取り通知コマンドQUITCOが送信される。第3のタイムスロットTS(3)において、対応するデータ担体2により通信局1に識別データID−E及びID−Gが送信され、その結果として、コリジョンが発生し、コリジョンはコリジョン検出手段12により検出され、これは、結果として受け取り通知コマンドQUITCOの生成を防止する。タイムスロットTS(N−2)において、対応するデータ担体2により通信局1に識別データID−Fが送信され、これは、タイムスロットTS(N−2)において対応するデータ担体2に受け取り通知コマンドQUITCOが送信されるという結果を有する。
特に有利なやり方では、ある時間の後、タイムスロットTSの第2のサブシーケンスTS(N+1)〜TS(K)の間に、識別データID−A,ID−D及びID−Hの助けを借りて以前のインベントリ化プロシージャMP1の間に通信局1において既にインベントリ化された3つのデータ担体2の識別データID−A,ID−D及びID−Hが、通信局1に送信される。このプロセスでは、受け取り通知コマンド検出手段43から第2の制御情報アイテムCI2が与えられた制御手段46により、対応するデータ担体2のそれぞれにおいて第3の制御情報アイテムCI3が生成される。この制御情報アイテムは、対応するデータ担体2に含まれるタイムスロット選択手段45の助けを借りて、大文字Aにより特徴付けられたデータ担体2がタイムスロットTS(N+1)においてその識別データID−Aを通信局1に送信し、大文字Dにより特徴付けられたデータ担体2がタイムスロットTS(K−2)においてその識別データID−Dを送信し、大文字Hにより特徴付けられたデータ担体2がタイムスロットTS(K)においてその識別データID−Hを送信するという結果を有する。このやり方では、全てのインベントリ化プロシージャの過程において、まだインベントリ化されていないデータ担体2が通信局1に識別データIDを送信するだけではなく、以前に既にインベントリ化されたデータ担体2もその識別データIDを追加として通信局1に送信するという利点が得られ、その結果、全てのインベントリ化プロシージャの間に、全てのデータ担体2によって通信局1に識別データIDが有利に常に送信され、これは、例えば全てのデータ担体2が通信局1の通信エリア内にまだ位置しているかどうかを簡単なやり方で決定するために用いられ得る。
続くインベントリ化プロシージャMP3では、タイムスロットTSの第1のサブシーケンスTS(1)〜TS(N)の間に、異なるタイムスロット、すなわちタイムスロットTS(1)及びTS(3)において対応するデータ担体2により通信局1に識別データID−E及びID−Gが送信される。これは、識別信号検出手段11により検出され、その結果、大文字E及びGにより特徴付けられたデータ担体2もまた通信局1においてインベントリ化され、これは、対応するデータ担体2への第1のタイムスロットTS(1)及び第3のタイムスロットTS(3)のそれぞれのケースにおける受け取り通知信号QUITCOの生成及び出力により信号で伝えられる。タイムスロットTSの第2のサブシーケンスTS(N+1)〜TS(K)の間、第3のインベントリ化プロシージャMP3では、タイムスロットTS(N+1),TS(K−2),TS(K−1)及びTS(K)において識別データID−A,ID−C,ID−B,ID−H,ID−D及びID−Fが対応するデータ担体2により通信局1に送信される。
上述した具体例に従った方法によれば、1つのタイムスロットにおける少なくとも2つの情報データの間のコリジョンのイベントでは、当該タイムスロットにおいて受け取り通知コマンドQUITCOが生成されない。その結果、全てのそのようなタイムスロットにおいて、コリジョンが発生した場合には通信局1があるタイムスロットにおいて結果として次のタイムスロットに即座に転送する短い転送コマンドを生成するために防止され得るタイムロスが発生する。転送コマンドの生成の結果として時間内のゲインが特に高いために、そのような転送コマンドは、識別データがあるタイムスロットにおいて通信局1に全く送信されない場合に特に生成される。
受け取り通知コマンドQUITCO及び任意の転送コマンドの両方はそれぞれ、リーダ又はデータ担体のいずれかから発生する他のビットシーケンスにおいて生じないビット構造を有することも述べられるべきである。
上述した具体例に従った方法では、受け取り通知コマンドQUITCOは、通信局1における識別データIDの満足の行く検出の後、全ての対応するタイムスロットにおいて生成され、対応するデータ担体2に送信される。あるデータ担体2に関するそのような受け取り通知コマンドQUITCOは、簡単なビットの組み合わせ又は1ビットのみを有し得る。しかしながら、それは、受け取り通知されるべきデータ担体2の識別データIDの一部が受け取り通知コマンドQUITCOに含まれる場合に特に有利であることが分かった。これは、受け取り通知されるべきデータ担体2のみが常に実際に受け取り通知されることを確実にし、しかしながら、あるタイムスロットにおいて応答する2つのデータ担体のうちの一方が通信局1から非常に遠くに離れていて、識別データIDが通信局1に達しない場合に、遠く離れたデータ担体2が好ましくないやり方で受け取り通知されることを防止する。全てのタイムスロットTSにおいて受け取り通知コマンドQUITCOを送信することは必ずしも必要ではないが、これはどのインベントリ化プロシージャMP1,MP2,MP3の終端においてもそれぞれ行われ得ることが更に述べられるべきである。
上述した具体例に従った方法では、どの識別データIDがデータ担体2により通信局1に送信され得るということを利用することによって、タイムスロットTS毎に種々の送信パラメータが形成される。従って、タイムスロット選択手段45を制御するために制御手段46が設けられている。異なる符号化の選択又は異なる変調条件により送信パラメータが形成される他の解決策も可能である。これらのケースでは、制御手段46は、それに応じて設計され、符号化手段41又は例えばサブキャリア信号発生器35をそれぞれ制御するために設けられる。上記第1のケースでは、制御手段46により勿論この目的のために適した設計を有する符号化手段41において異なる符号化の選択が活動的になる。上記第2のケースでは、制御手段46は、サブキャリア信号発生器35によりサブキャリア周波数に関して互いに異なるサブキャリア信号SCSが生成され、このやり方で異なる変調条件が達成されるという効果を有する。
あるデータ担体2に関する、当該データ担体2の識別データIDの一部を含む受け取り通知コマンドQUITCOもまた、送信パラメータに関する情報アイテムを含んで、すなわち、上述した具体例によれば、既にインベントリ化されたデータ担体2のどの識別データIDがその後のインベントリ化プロシージャの間に対応するデータ担体2によって通信局1に送信されるべきであるかを利用することによるタイムスロットに関する情報アイテムを含んでいる。
タイムスロットTSの第2のサブセットTS(N+1)〜TS(K)の間に、識別データID、すなわち識別信号IDSが応答信号としてデータ担体2により通信局1に必ずしも送信される必要はないが、識別データIDにより形成される識別信号IDSとは異なる応答信号もまた通信局1に送信され得ることが再度はっきりと指摘されるべきである。この点において、第1のサブセットTS(1)〜TS(N)の間に送信される信号は行われるべきインベントリ化の目的のための識別信号であり、第2のサブセットTS(N+1)〜TS(K)の間に送信される信号は既にインベントリ化されたデータ担体2の存在を確認する目的のための応答信号であることが重要である。
既にインベントリ化されたデータ担体2の存在を確認する目的のための応答信号がデータ担体のインベントリ化の目的のための識別信号と異なる場合、上記応答信号は非常に短く、数ビットのみを有し、1つのタイムスロットのみにおいて通信局1に送信され得ることが更に述べられるべきであり、この場合には、既にインベントリ化されたデータ担体2の応答信号を送信する上記1つのタイムスロットが時間の面で待ち時間TWと一致することを可能にするために特に有利である。これは、できる限り短いインベントリ化持続時間という観点から特に有利な解決策を実現する。
上述した具体例に従った方法では、全ての識別データID−A,ID−B,ID−C,ID−D,ID−E,ID−F,ID−G及びID−Hが互いに異なると仮定されている。しかしながら、上記方法は、例えば、識別データの幾つか、例えば識別データID−A,ID−D及びID−Hが、これら識別データが専ら1つのタイムスロットTSにおいて対応するデータ担体2により通信局1にそれぞれ送信されるという事実のために同一である場合にも適用され得、上記識別データは、明白であり、満足の行くやり方で通信局1において検出され、その結果、対応するデータ担体が満足の行くやり方でインベントリ化されることが示されるべきである。
上述した具体例に従った方法では、タイムスロットTSの第2のサブセットTS(N+1)〜TS(K)の間に通信局1に送信される応答信号が識別信号IDSにより形成され、この通信局1に送信される応答信号は、識別信号IDSに対応するこれらの応答信号が以前に行われたインベントリ化プロシージャの間に既に検出され、従って対応するデータ担体2がインベントリ化されているかどうかに関してチェックされ得る。上記チェック動作の間に、データ担体2が第2のサブセットTS(N+1)〜TS(K)において識別信号IDSに対応する応答信号を通信局1に送信したが、まだ知られておらず、通信局1に蓄積されていないことが分かった場合、通信局1は対応するデータ担体2がまだインベントリ化されていないことを検出し、その後、通信局1は、後に行われる追加のプロシージャの過程において、対応するデータ担体2のインベントリ化の選択肢も有する。
上述した具体例に従った方法では、データ担体2をインベントリ化する方法を行う間、所定の数の8つのデータ担体2が通信局1の通信エリアに位置している。しかしながら、そのような方法を行う間、追加のデータ担体2が通信局1の通信エリアに入っていてもよいことがはっきりと指摘されるべきである。
本発明による通信局の要部をブロック回路図の形態で模式的に示している。 本発明による集積回路を含む本発明によるデータ担体の要部をブロック回路図の形態で模式的に示している。 3つの連続するインベントリ化プロシージャの過程において生じるコマンド及び信号をタイムチャートで模式的に示している。

Claims (12)

  1. 非接触方式でデータ担体と通信する通信局の助けを借りて複数の前記データ担体をインベントリ化する方法であって、
    インベントリ化プロシージャが連続的に行われ、前記通信局の通信エリアに存在するデータ担体が識別信号を生成し、複数の送信パラメータから選択可能な送信パラメータを用いて前記通信局に前記識別信号を出力し、出力された前記識別信号が前記通信局により受け取られ、インベントリ化プロシージャにおけるデータ担体の識別信号の明白な受け取りのために、前記通信局が受け取り通知コマンドを生成して出力し、前記データ担体が前記受け取り通知コマンドを受け取って処理し、処理された前記受け取り通知コマンドの結果として、受け取り通知コマンドを受け取って処理した全てのデータ担体が、その後のインベントリ化プロシージャの間に、識別信号を前記通信局に送信するために送信パラメータが選択され得る前記複数の送信パラメータとは異なるある所定の送信パラメータを用いて前記通信局に応答信号を出力する方法。
  2. 前記識別信号が前記応答信号として生成される請求項1記載の方法。
  3. 前記通信局がインベントリ化コマンドを出力し、それにより送信パラメータとして用いられるタイムスロット間に時間基準がもたらされ、前記処理された受け取り通知コマンドの結果として、受け取り通知コマンドを受け取って処理した全てのデータ担体が、その後のインベントリ化プロシージャの間に、あるタイムスロットの範囲においてその応答信号を前記通信局に出力する請求項1記載の方法。
  4. 前記処理された受け取り通知コマンドの結果として、受け取り通知コマンドを受け取って処理した全てのデータ担体が、その後のインベントリ化プロシージャで、単一のタイムスロットにおいてその応答信号を前記通信局に出力する請求項1記載の方法。
  5. 通信局との非接触通信用に設計され、集積回路を有するデータ担体であって、
    前記集積回路が、以下に列挙された手段、すなわち、識別信号を生成する識別信号生成手段と、前記通信局により生成され、当該データ担体に送信されるコマンドを検出する受け取り通知コマンド検出手段と、複数の送信パラメータから送信パラメータを選択する送信パラメータ選択手段であって、生成された前記識別信号が選択された前記送信パラメータを用いて前記通信局に送信され得る当該送信パラメータ選択手段と、応答信号を生成する応答信号生成手段と、前記受け取り通知コマンド検出手段及び前記送信パラメータ選択手段と相互作用する制御手段であって、それにより、前記受け取り通知コマンド検出手段による受け取り通知コマンドの検出の結果として、前記送信パラメータ選択手段が前記識別信号を前記通信局に送信するために送信パラメータが選択され得る前記複数の送信パラメータとは異なるある所定の送信パラメータを選択し、生成された前記応答信号が前記ある所定の送信パラメータを用いて前記通信局に送信され得るように前記送信パラメータ選択手段を制御する当該制御手段とを有するデータ担体。
  6. 前記応答信号生成手段が前記識別信号生成手段により形成される請求項5記載のデータ担体。
  7. インベントリ化コマンドを検出するためにインベントリ化コマンド検出手段が設けられ、この手段により、送信パラメータとして用いられるタイムスロット間に時間基準がもたらされると共に、前記送信パラメータ選択手段が、受け取り通知コマンドを検出する結果としてある所定のタイムスロットの範囲を選択するように設計された請求項5記載のデータ担体。
  8. 前記送信パラメータ選択手段が、受け取り通知コマンドを検出する結果として単一のある指定されたタイムスロットを選択するように設計された請求項5記載のデータ担体。
  9. 通信局との非接触通信用に設計されたデータ担体のための集積回路であって、
    以下に列挙された手段、すなわち、識別信号を生成する識別信号生成手段と、前記通信局により生成され、前記データ担体に送信される受け取り通知コマンドを検出する受け取り通知コマンド検出手段と、複数の送信パラメータから送信パラメータを選択する送信パラメータ選択手段であって、生成された前記識別信号が選択された前記送信パラメータを用いて前記通信局に送信され得る当該送信パラメータ選択手段と、応答信号を生成する応答信号生成手段と、前記受け取り通知コマンド検出手段及び前記送信パラメータ選択手段と相互作用する制御手段であって、前記受け取り通知コマンド検出手段による受け取り通知コマンドの検出の結果として、前記送信パラメータ選択手段が前記識別信号を前記通信局に送信するために送信パラメータが選択され得る前記複数の送信パラメータとは異なるある所定の送信パラメータを選択し、生成された前記応答信号が前記ある所定の送信パラメータを用いて前記通信局に送信され得るように前記送信パラメータ選択手段を制御する当該制御手段とを有する集積回路。
  10. 前記応答信号生成手段が前記識別信号生成手段により形成される請求項9記載の集積回路。
  11. インベントリ化コマンドを検出するためにインベントリ化コマンド検出手段が設けられ、この手段により、送信パラメータとして用いられるタイムスロット間に時間基準がもたらされると共に、前記送信パラメータ選択手段が、受け取り通知コマンドを検出する結果としてある所定のタイムスロットの範囲を選択するように設計された請求項9記載の集積回路。
  12. 前記送信パラメータ選択手段が、受け取り通知コマンドを検出する結果として単一のある所定のタイムスロットを選択するように設計された請求項9記載の集積回路。
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