JP2004047056A - デコード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】BCAデータの読み出し精度を向上させる。
【解決手段】レジスタ132は、12バイト分の記憶容量を有し、光ディスク1のBCA領域から読み出された再生データを順次取り込んで格納する。ROM131は、BCAデータ用の同期パターン(SBBCA:2バイト)、BCAデータの先頭を示す先頭データ(8バイト)及びこの先頭データに付される同期パターン(RSBCA1:2バイト)に対応する3つのデータパターンを格納する。比較回路133は、レジスタ132に格納されるデータとROM131に格納されるデータパターンとの比較を順次行っていく。判定回路134は、比較回路133の比較結果を監視し、レジスタ132に格納されるデータがROM131に格納されるデータパターンと所定の誤差の範囲内で一致したとき、光ディスク1から読み出されたデータがBCAデータの先頭であると判定する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク媒体に設けられるバーストカッティングエリア(BCA:Burst Cutting Area)内に所定のフォーマットで記録されているデータの再生にかかる処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばDVD(Digital Versatile Disc)においては、図5に例示するような特定の記録領域であるBCAが設けられているものがある。このBCAには、同図5に示すように、その径方向に放射状に伸びるストライプ状のパターンが記録を所望するデータに対応して形成される。このストライプ状のパターンには、例えば、個々のディスク媒体毎に異なる識別情報や、暗号鍵、複合鍵を記録することなどが提案されている。このようにBCAに識別情報等を記録することで、ディスク媒体に記録した情報の不正コピー等に対処することが可能となる。
【0003】
図6に、BCAに記録されるデータのフォーマットを示す。同図6に示すように、BCAに記録されるデータは、基本的には、4バイトのデータ毎の先頭に、1バイトの同期パターン(シンクSB又はリシンクRS)が付与されている。特に、BCAに記録されるデータの先頭には、1バイトの第1の同期パターン(シンク:SBBCA)と4バイトの先頭データ(プリアンブルデータ:BCA Preamble)とが付与されている。
【0004】
そして、これら5バイトからなる第1の同期パターン及び先頭データに続いて、20バイトの整数倍からなるデータが続く。このデータにおいては、記録を所望するインフォメーションデータ(情報データ)の4バイト毎の先頭に1バイトの第2の同期パターン(リシンク:RS)が付与されている。このインフォメーションデータのデータ長は、16バイト単位となっており、同図6にRSBCA1、RSBCA2…と示されるように、16バイト毎に異なる第2の同期パターンが付与される。ただし、この16バイトの整数倍のデータには、同図6にD、D…と示されるように、必ず4バイトの誤り検出データ(EDC)が付与されている。この誤り検出データは、上記インフォメーションデータの誤りを検出するためのものである。
【0005】
更に、これに続いて、上記インフォメーションデータ及び誤り検出データに対し、誤り訂正データ(ECC)として、同図6にC0,0、C1,0…と示される16バイトのパリティが付与されている。そして、このパリティの各4バイト毎の先頭にはそれら全てに共通の値を有する1バイトの第3の同期パターン(リシンク:RSBCA13)が付与されている。
【0006】
更に、上記パリティデータに続いて、この一連のデータの終端を示すデータとして、1バイトの第4の同期パターン(リシンク:RSBCA14)と、4バイトの末尾データ(ポストアンブルデータ:BCA Postamble)と、1バイトの第5の同期パターン(リシンク:RSBCA15)とが付与される。
【0007】
これら複数のデータのうち、第1及び第5の同期パターン、先頭データ及び末尾データには、固定のデータパターンが設定される。
【0008】
この図6に示すデータには、所定の変調処理が施されてチャネルデータが生成され、このチャネルデータがBCAに記録される。この変調は、基本的には、位相変調(Phase Encoding)である。この位相変調は、「0」を「10」に、また「1」を「01」にそれぞれ変調するものであり、この位相変調によって1ビットのデータが2ビットのデータに変換されることとなる。
【0009】
ただし、上記第1及び第5の同期パターンにおいては、図7に示すような例外的な設定がなされている。すなわち、これら同期パターンの前半には、全てに共通の8ビットの固定パターンがチャネルビットとして予め設定されている。すなわち、これらについては、上記「0」を「10」に、また「1」を「01」にそれぞれ変換する変調方式は適用されない。
【0010】
これに対し、各同期パターンの後半の4ビットのデータビットからなるシンクコードは、各同期パターン毎に互いに異なる値が割り当てられたデータからなる。そして、このシンクコードについては、上記「0」を「10」に、また「1」を「01」にそれぞれ変換する変調方式が適用される。すなわち、例えば4ビットの「0000」の値を有する第1の同期パターンSBBCAのシンクコードは、上記位相変調によって8ビットの「10101010」の値を有するチャネルビットに変換される。このように8ビットの固定パターンと位相変調された8ビットのチャネルビットにより、各同期パターンのチャネルデータが生成される。
【0011】
なお、実際には、このチャネルデータは、更にRZ変調(Return to zero Modulation)されてBCAに記録される。
【0012】
このように、BCAには所定のフォーマットにてデータが記録されるために、デコード装置を用いることで、ディスク媒体毎に付与される識別情報や、暗号鍵、複合鍵などを取得することができる。すなわち、デコード装置において、BCAに記録されたデータの再生データを復調して上記パリティに基づく誤り訂正等をすることで、上記インフォメーションデータの有する情報を的確に取得することができるようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記フォーマットにてBCAにデータが記録されることで、この記録されたデータを再生すること、そしてその再生に基づき上記インフォメーションデータの有する情報を取得することが確かに可能とはなる。ただし、BCAに記録されたデータに欠落が生じたり、再生データにノイズが混入したりした場合などには、上記インフォメーションデータの有する情報を的確に取得することができなくなることがある。
【0014】
例えば、先頭の第1の同期パターンSBBCAを検出することができない場合、どこからインフォメーションデータが記録されているのかを把握することができず、その後のデコード処理を行うことができなくなる。また、上記ECCパリティの各4バイト毎の先頭に付与される第3の同期パターン(リシンク:RSBCA13)を検出することができない場合には、どこまでがインフォメーションデータかを把握することや、誤り訂正をすることすらできなくなる。
【0015】
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、特定の記録領域に記録されているデータの読み出し精度を向上させることのできるデコード装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ディスク媒体の特定の記録領域から読み出され、第1の同期パターンが付された先頭データ及びこの先頭データに続き、第2の同期パターンが付された情報データを含む再生データをデコードするデコード装置であって、前記第1の同期パターン、第2の同期パターン及び前記先頭データの基準パターンに対応する複数のデータを記憶するメモリと、前記再生データを前記メモリに記憶された複数のデータと順次比較し、両データの一致を検出する比較回路と、前記比較回路の比較結果で前記再生データが前記メモリに記憶された複数のデータの少なくとも2つのデータと一致したとき、デコードの開始を指示する判定回路と、前記判定回路の開始指示に応答して、前記再生データに対する誤り訂正処理を開始するデコード回路と、を備えたことで、特定の記録領域に記録されているデータの読み出し精度を向上させることを可能とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるデコード装置をDVDの再生装置に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0018】
図1は、本実施形態にかかるデコード装置及び上記再生装置のうちデコード装置の周辺の回路の構成を示すブロック図である。
【0019】
図1に示す光ディスク(DVD)1には、先の図5に示したBCAが設けられている。特に、このBCAには、1バイトのデータビットに図7に示す変調処理や位相変調処理が施されて生成された2バイトのチャネルビットが、チャネルデータとして記録されている。以下特記する場合を除き、バイト数はデータビット単位のバイト数を表す。
【0020】
上記光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転制御される。また、この光ディスク1には光学ヘッド3からレーザが照射され、このレーザの反射光がピックアップ4によって受光される。そして、この受光された反射光は2値化回路5にて2値化されるとともに、ここで上記RZ変調に対する復調処理が施されてチャネルデータが生成される。このチャネルデータは、デコード装置100に入力される。
【0021】
また、デコード装置100は、DVDの再生データ、換言すれば入力されるチャネルビットをデコードして出力する回路である。すなわち、このデコード装置100は、DVDのBCAから読み出される再生データをデコードして同BCAに記録されているBCAデータ(識別データ)の同期情報を抽出する回路である。そして、この出力されたデータは、同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)10に記憶される。なお、これらデコード装置100等、上記再生装置内の回路は、中央処理装置(CPU)20によって統括的に制御される。
【0022】
ここで、上記デコード装置100について更に説明する。
【0023】
このデコード装置100は、上記入力されるチャネルビットを復調、及び復号処理(デコード)するBCAデコード回路110と、上記チャネルビットなどをバッファリングするバッファリング回路120とを備えている。
【0024】
ここで、BCAデコード回路110は、上記位相変調されたチャネルデータを復調するとともに、この復調されたデータのうち先の図6に示したEDCを用いた誤り検出や上記ECCの誤り訂正にかかるシンドローム計算を行う等、デコード処理を行う。なお、上記中央処理装置20では、このシンドローム計算の結果に基づいてECCの誤り訂正を行う。
【0025】
一方、バッファリング回路120は、バッファリング開始の指令とともに、入力されるデータをバッファリングし、これが所定のデータ量(例えば4バイト)となる毎に、上記SDRAM10に出力する回路である。なお、このバッファリング開始からのバッファリング回路120によるバッファリング状況は、バッファリングカウンタ125によって監視される。
【0026】
一方、BCA同期パターン検出回路130は、先の図6に示したデータのうち予め設定された値を有するデータを検出して、入力されるチャネルデータのデータ位置情報を検出する回路である。詳しくは、このBCA同期パターン検出回路130では、同期パターン及び先頭データを検出する。そして、先の図6に示したインフォメーションデータの前に付与される6バイトのデータ(SBBCA、BCAPreamble、RSBCA1)を検出して上記バッファリング回路120にバッファリングの開始を指示するスタートトリガ信号を出力する。また、先の図6に示したECCのパリティと第4の同期パターン(リシンク:RSBCA14)との境界を検出して、上記バッファリング回路120にバッファリングを停止するよう指示するストップトリガ信号を出力する。
【0027】
ところで、BCAに記録されたデータに欠落が生じたり、再生データにノイズが混入したりした場合などには、たとえ上記同期パターンや先頭データが入力されたとしても、これを同期パターンや先頭データとして認識できないことがある。そして、このような場合、バッファリングを開始することができなかったり、不正なタイミングでバッファリングが開始されることが懸念される。
【0028】
そこで本実施形態においては、第1の同期パターン(SBBCA)及び先頭データ(BCA Preamble)及び第2の同期パターン(RSBCA1)の基準パターンのうちの少なくとも2つのデータと再生データとの一致に基づき、BCAデータ(識別データ)の先頭を検出する。
【0029】
詳しくは、上記BCA同期パターン検出回路130は、図1に示すように、こうしたデータパターンを記憶するROM131を備えている。このROM131には、先頭データ用比較パターン131aと、ECCシンク用比較パターン131bとの2つの比較パターンが記憶されている。ここで、先頭データ用比較パターン131aは、先の図6に示したインフォメーションデータの前に付与される6バイトのデータ(SBBCA、BCA Preamble、RSBCA1)に対応したビット配列のデータパターンである。一方、ECCシンク用比較パターン131bは、先の図6に示したパリティの各4バイト毎の先頭に付与される1バイトの第3の同期パターン(リシンク:RSBCA13)に対応したビット配列のデータパターンである。なお、これら比較パターンは、実際には、先の図7に示したようなチャネルデータに対応しているため、チャネルビット単位では先頭データ用比較パターン131aは12バイトのデータであり、ECCシンク用比較パターン131bは2バイトのデータである。
【0030】
そして、これらROM131に記憶されている比較パターンと、上記BCA同期パターン検出回路130に入力されるチャネルデータとを比較すべく、同BCA同期パターン検出回路130において、以下の処理がなされる。
【0031】
すなわち、まず、バッファリング回路120やBCAデコード回路110に入力される上記チャネルデータをシフトレジスタからなるレジスタ132に格納していく。このレジスタ132は、上記先頭データ用比較パターン131aの各データのデータ長に対応してチャネルビット単位で12バイトの記憶領域を有している。そして、レジスタ132に格納されたチャネルデータ(再生データ)と上記比較パターンとが比較回路133にて比較され、これらの比較結果に基づいてBCAデータ(識別データ)の先頭が判定回路134によって検出される。更に、この判定回路134では、比較回路133によるレジスタ132に格納されたチャネルデータ(再生データ)と上記比較パターンとの比較結果に基づいてBCAデータ(識別データ)の終了を把握する。
【0032】
具体的には、上記レジスタ132に格納されたデータと先頭データ用比較パターン131aとが、比較回路133内のスタートシンク比較回路133aにて比較される。そして、この比較結果により、レジスタ132に格納されたデータと先頭データ用比較パターン131aとが一致していると判断されたときには、上記判定回路134内のスタートシンク判定回路134aにおいて、レジスタ132に格納されたデータがBCAデータの先頭であると判断される。そして、このスタートシンク判定回路134aからスタートトリガ信号が出力される。これにより、BCAデコード回路110による再生データのデコード処理や、バッファリング回路120によるバッファリングが開始されることとなる。なお、このバッファリングに際しては、先の図6に示した同期パターンが除かれる。
【0033】
そして、BCA同期パターン検出回路130では、先の図6に示したECCのパリティの終端部分を検出する処理を行う。これは、上記比較回路133内のECCシンク比較回路133bにおけるレジスタ132に格納されたデータとECCシンク用比較パターン131bとの比較に基づいて行われる。詳しくは、本実施形態では、16バイトのデータ量がバッファリングされる期間単位で、ECCシンク比較回路133bにおける比較結果をECCシンク検出カウンタ136にて監視する。すなわち、インフォメーションデータの先頭から先の図6に示したECCのパリティに付与される第3の同期パターンは、16バイトのデータがバッファリングされる間、同一の同期パターンRSBCA13が4回繰り返される。このため、同一の同期パターンが繰り返される単位でレジスタ132に格納されたデータとECCシンク用比較パターン131bとの比較を行う。
【0034】
そして、このECCシンク比較回路133bの比較結果により、レジスタ132に格納されたデータとECCシンク用比較パターン131bとが一致していると判断されたときには、ECCシンク検出カウンタ136がインクリメントされる。そして、本実施形態では、同一の同期パターンが繰り返される単位期間の間に、レジスタ132に格納されたデータとECCシンク用比較パターン131bとが2回以上一致すると判定されると、上記判定回路134内のECCエリア判定回路134bから上記ストップトリガ信号が出力される。詳しくは、このストップトリガ信号の出力タイミングは、ECCのパリティの終端部分となるタイミングとする。
【0035】
なお、上記レジスタ132に格納されたデータと先頭データ用比較パターン131aのデータパターンとの一致判定には、一定の誤差に対して許容値が設定されている。具体的には、レジスタ132に格納されたデータが「00」、或いは、「11」であり、先頭データ用比較パターン131aのデータパターンが「10」、或いは「01」であった場合は、これを許容するようにしている。ただし、先頭データ用比較パターン131aのデータパターン「10」に対してレジスタ132に格納されたデータが「01」、先頭データ用比較パターン131aのデータパターンが「01」に対してレジスタ132に格納されたデータが「10」の場合は、不一致と判定する。これは、主に次の2つの理由による。
1.例えば、2ビット毎のデータが互いに異なる値「10」であるチャネルビットの両方の値が反転して、値「01」になる可能性はかなり低いこと。
2.2ビット毎のデータが互いに異なる値を有する部分についてはこれらの両方が同データパターンと異なるケースを許容すると、第1の同期パターンや先頭データと異なるデータをBCAデータの先頭として誤認識する可能性が高くなること。
【0036】
ただし、先の図7に示した同期パターンの固定パターンのCh13、Ch12の「00」については、このバーストエラーを考慮して「11」となるものも誤差として許容することとする。
【0037】
図2に、誤差として許容される再生データを例示する。ここでは、先の図6に示したインフォメーションデータの前に付与される先頭データ(BCA Preamble)及びその前後の同期パターン(SBBCA、RSBCA1)のそれぞれについて、これらと所定個のデータの値が異なる例が示されている。同図2には、再生データについて、Ch14及びb0の第1チャネルビットの値が第1の同期パターン(SBBCA)と異なる場合が示されている。このように誤差として許容されるのは、先頭データ(BCA Preamble)及びその前後の第1及び第2の同期パターン(SBBCA、RSBCA1)と所定のビット数(例えば、2チャネルビット)以下のデータの値が異なるものである。
【0038】
なお、レジスタ132に格納されたデータとECCシンク用比較パターン131bとの誤差として許容されるものについても、先の図6に示した第3の同期パターン(RSBCA13)と所定のビット数(例えば、2チャネルビット)以下のデータの値が異なるものとする。
【0039】
ここで、本実施形態にかかるBCAに記録されたデータの再生データのデコード処理について図3及び図4に基づいて更に説明する。
【0040】
この一連の処理においては、まず図3のステップS100に示すように、バッファリング回路120に入力されるBCA2値化信号(チャネルデータ)を上記レジスタ132に取り込む。これにより、バッファリング回路120に新たにデータが取り込まれる毎に、このデータがレジスタ132にも取り込まれることとなる。
【0041】
そして、このレジスタ132にチャネルビット単位で12バイト分のデータが格納されると、図3のステップS110において、スタートシンク比較回路133aにおいてこのレジスタ132に格納されたチャネルデータと先頭データ用比較パターン131aとが比較される。すなわち、ここでは、レジスタ132に格納されたチャネルデータの先頭の2バイトのデータと、第1の同期パターン(SBBCA)のデータパターンとが比較される。また、レジスタ132に格納されたチャネルデータの先頭から3バイト目から10バイト目までの8バイトのデータと、先頭データ(BCA Preamble)のデータパターンとが比較される。更に、レジスタ132に格納されたチャネルデータの先頭から11バイト目から12バイト目までの2バイトのデータと、第2の同期パターン(RSBCA1)のデータパターンとが比較される。
【0042】
このスタートシンク比較回路133aにおける比較は、図3のステップS120、S130に示すように、レジスタ132に格納されたデータと先頭データ用比較パターン131aとが上記誤差の範囲で一致するまで行われる。この際、レジスタ132に格納されるチャネルデータに、第1の同期パターン(SBBCA)、先頭データ(BCA Preamble)、この先頭データに続く第2の同期パターン(RSBCA1)の全てに上記誤差の範囲で一致するデータパターンが検出されたときのみ、BCAデータ(識別データ)の先頭であると判定される。なお、このデータの判定においては、全てのデータが一致したときのみ、BCAデータの先頭と判定されるのが望ましいが、次のようにしてもよい。すなわち、上記第1の同期パターン(SBBCA)、先頭データ(BCA Preamble)、この先頭データに続く第2の同期パターン(RSBCA1)のうちの2つのデータパターンと上記誤差の範囲で一致するデータが得られる場合であっても、そのデータがBCAデータの先頭であると判定してもよい。
【0043】
そして、データの一致判定が得られなかった場合、レジスタ132を1ビット単位で順次シフトさせ、次の比較処理を行う。レジスタ132の先頭の1ビット分のデータを出力し、新たにBCAに記録されているデータの1ビット分の再生データを取り込む。ここでは、BCAに記録されているデータの順序とレジスタ132やバッファリング回路120に取り込まれるデータの順序とが一致するように設定する。この設定は、レジスタ132やバッファリング回路120の動作クロックを回転制御される光ディスク1の動作に対応させることで行うことができる。
【0044】
そして、レジスタ132に格納されたチャネルデータと先頭データ用比較パターン131aとが上記誤差の範囲で一致することに基づいて、ステップS140に示すように、スタートシンク判定回路134aからバッファリング回路120やBCAデコード回路110にスタートトリガ信号を出力する。
【0045】
また、上記バッファリング開始後も図4のステップS200に示すように、レジスタ132にデータが取り込まれるとともに、先頭のデータが出力されていく。このレジスタ132へのデータの取り込みに同期して、先の図6に示すインフォメーションデータから順にバッファリングが行われる。このバッファリングされたデータは、上記SDRAM10に順次出力されていく。
【0046】
そして、ステップS210、S220に示すように、上記ステップS120における一致判定時のデータに対して、レジスタ132に新たに10バイト分のチャネルデータ(データビット単位で5バイト分)が入力されるまでレジスタ132のシフトレジスタをシフトしていく。そして、ステップS230に示すように、レジスタ132に新たに10バイト分のチャネルデータ(データビット単位で5バイト分)が入力される毎に、上記バッファリングカウンタ125を「4」インクリメントする。
【0047】
このインクリメントは、バッファリング回路120によってバッファリングされるデータ量に対応したものとなっている。すなわち、レジスタ132に新たに10バイト分のチャネルデータ(データビット単位で5バイト分)が入力されたときには、バッファリング回路120には、データビット単位で5バイトのデータが新たに供給される。しかし、その先頭の1バイトのデータは、バッファリングの対象とならない同期パターンであるため、この時点で4バイトのデータがバッファリングされることとなる。
【0048】
そして、ステップS240に示すように、レジスタ132に新たに10バイト分のチャネルデータ(データビット単位で5バイト分)が入力される毎に、その先頭の2バイト分のチャネルデータとECCシンク用比較パターン131bとを比較する。この比較は、ステップS250によるようにこれらが上記誤差の範囲で一致するまで行われる。
【0049】
そしてこの比較の結果、ステップS250において、これらが一致すると判断されると、ステップS260に示すように、上記ECCシンク検出カウンタ136を「1」インクリメントする。すなわち、この場合、第3の同期パターン(RSBCA13)が検出された旨、カウントがなされる。
【0050】
更に、ステップS270では、バッファリングカウンタ125のカウント値が16の倍数であるか否かを判断する。この判断は、上記バッファリングカウンタ125のカウント値が16の倍数となるまで行われる。この判断は、上記カウント値を同一の同期パターンが繰り返される単位期間毎に監視すべく行うものである。そして、上記バッファリングカウンタ125のカウント値が16の倍数となると、ステップS280において、ECCシンク検出カウンタ136のカウント値が2以上であるか否かを判断する。すなわち、ここでは、同一の同期パターンが繰り返される単位期間にレジスタ132に格納されたチャネルデータとECCシンク用比較パターン131bとが2回以上一致したか否かを判断する。この判断は、レジスタ132に格納されたチャネルデータとECCシンク用比較パターン131bとが2回以上一致したと判断されるまで繰り返し行われる。そして、2回以上一致したと判断されると、ECCエリア判定回路134bからECCのパリティの終端部分となるタイミングで上記ストップトリガ信号が出力される。
【0051】
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
【0052】
(1)第1の同期パターンや先頭データと、再生データとの所定の誤差の範囲内での一致に基づき、再生されるBCAデータ(識別データ)の先頭を検出した。これにより、BCAに記録されたデータに欠落が生じたり、再生データにノイズが混入したりした場合であれ、BCAデータの先頭を正確に認識することができる。このため、バッファリングを的確に開始することができる。
【0053】
(2)第3の同期パターンが繰り返される単位期間の間に、レジスタ132に格納されたチャネルデータとECCシンク用比較パターン131bとが2回以上所定の誤差の範囲で一致すると判定されたときに、バッファリングを停止した。これにより、BCAに記録されたデータに欠落が生じたり、再生データにノイズが混入したりした場合であれ、第3の同期パターン(RSBCA13)の付与されているパリティデータのバッファリング後に的確にバッファリングを停止することができる。
【0054】
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
【0055】
・デコード装置にRZ変調に対する復調のなされていないデータが入力される場合には、各比較パターンをRZ変調の施されたデータに対応したものとするなどする。
【0056】
・バッファリングの終了については、上記実施形態で例示した手法によるものに限らない。要は、ECCシンク用比較パターン131bとバッファリング回路120にてバッファリングされるデータとの所定の誤差の範囲内での一致に基づきバッファリングを停止すればよい。これにより、BCAに記録されたデータに欠落が生じたり、再生データにノイズが混入したりした場合であれ、バッファリングを的確に終了することができる。
【0057】
・比較パターンを記憶するメモリとしては、上記ROMに限らない。
【0058】
・バッファリング回路としては、複数ビットのデータを一旦備蓄する機能を有していなくても、入力されるデータを外部からの指令に応じてSDRAM等に出力することができる構成であればよい。
【0059】
【発明の効果】
本願によれば、ディスク媒体の特定領域に記録されているデータのうち、第1の同期パターン及び先頭データ及び第2の同期パターンの基準パターンのうちの少なくとも2つのデータと再生データとが一致することに基づいて再生されるBCAデータの先頭を検出する。このため、ディスク媒体の特定領域に記録されたデータに欠落が生じたり、再生データにノイズが混入したりした場合であれ、BCAデータの先頭を正確に判定することができる。したがって、デコード処理を的確に行うことができ、BCAデータの読み出し精度を向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるデコード装置をDVDの再生装置に適用した一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】誤差として許容される再生データを例示する図。
【図3】上記実施形態にかかる同期パターンの検出処理手順を示すフローチャート。
【図4】同実施形態にかかる同期パターンの検出処理手順を示すフローチャート。
【図5】DVDに設けられたBCAを示す図。
【図6】BCAに記録されるデータのフォーマットを示す図。
【図7】BCAに記録されるデータのフォーマットを示す図。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…スピンドルモータ、3…光学ヘッド、4…ピックアップ、5…2値化回路、10…SDRAM、20…中央処理装置、100…デコード装置、110…BCAデコード回路、120…バッファリング回路、125…バッファリングカウンタ、130…BCA同期パターン検出回路、131…ROM、131a…先頭データ用比較パターン、131b…ECCシンク用比較パターン、132…レジスタ、133…比較回路、133a…スタートシンク比較回路、133b…ECCシンク比較回路、134…判定回路、134a…スタートシンク判定回路、134b…ECCエリア判定回路、136…ECCシンク検出カウンタ。

Claims (5)

  1. ディスク媒体の特定の記録領域から読み出され、第1の同期パターンが付された先頭データ及びこの先頭データに続き、第2の同期パターンが付された情報データを含む再生データをデコードするデコード装置であって、
    前記第1の同期パターン、第2の同期パターン及び前記先頭データの基準パターンに対応する複数のデータを記憶するメモリと、
    前記再生データを前記メモリに記憶された複数のデータと順次比較し、両データの一致を検出する比較回路と、
    前記比較回路の比較結果で前記再生データが前記メモリに記憶された複数のデータの少なくとも2つのデータと一致したとき、デコードの開始を指示する判定回路と、
    前記判定回路の開始指示に応答して、前記再生データに対する誤り訂正処理を開始するデコード回路と、を備えたことを特徴とするデコード装置。
  2. 請求項1に記載のデコード装置において、
    前記比較回路は、前記再生データと前記メモリに記憶された複数のデータとの一致判定の際に、一定の誤差を許容することを特徴とするデコード装置。
  3. 請求項1又は2に記載のデコード装置において、
    バッファメモリに接続され、前記バッファメモリに対するデータの入出力を行うバッファリング回路を更に備え、
    前記バッファリング回路は、前記判定回路の指示に応答して前記デコード回路からの出力を前記バッファメモリに出力することを特徴とするデコード装置。
  4. 請求項3記載のデコード装置において、
    前記メモリは、前記情報データに続く訂正データに付される第3の同期パターンの基準パターンに対応するデータを更に記憶しており、
    前記判定回路は、前記比較回路の比較結果で前記再生データが前記第3の同期パターンに対応するデータと一致したとき、停止指令を出力し、
    前記バッファリング回路は、前記停止指令に応答して前記バッファメモリに対するデータの出力を停止することを特徴とするデコード装置。
  5. 請求項4に記載のデコード装置において、
    前記比較回路は、前記再生データと前記メモリに記憶された前記第3の同期パターンの基準パターンに対応するデータとの比較を、前記第3の同期パターンが繰り返されるデータ量単位で行い、
    前記判定回路は、前記再生データから前記第3の同期パターンに対応するデータと一致するデータが複数回検出されたときに前記停止指令を出力することを特徴とするデコード装置。
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