JP2003223765A - 復調装置 - Google Patents

復調装置

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JP2003223765A
JP2003223765A JP2002016605A JP2002016605A JP2003223765A JP 2003223765 A JP2003223765 A JP 2003223765A JP 2002016605 A JP2002016605 A JP 2002016605A JP 2002016605 A JP2002016605 A JP 2002016605A JP 2003223765 A JP2003223765 A JP 2003223765A
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JP
Japan
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signal
demodulation
pattern
recording
conversion
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JP2002016605A
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Keisuke Fujita
啓介 藤田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
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    • G11B20/1426Code representation depending on subsequent bits, e.g. delay modulation, double density code, Miller code conversion to or from block codes or representations thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に復調する。 【解決手段】 NRZI逆変換回路2とRLL逆変換回
路3などを用いた復号を含む復調処理に先だって、信号
除去回路1は、読出された記録信号によるデジタル信号
10を入力して、該信号10中から復号が誤ってなされ
る禁止パターンに該当の信号を検出して除去し、除去さ
れた信号に代替えして正常な復号を可能とするパターン
となるような信号を挿入した後、NRZI変換回路2に
デジタル信号10に出力する。したがって、NRZI逆
変換回路2とRLL逆変換回路3による復号化を正確に
行わせることができるから、復調処理自体を正確に行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は復調装置に関し、
特に、再生のために記録媒体から読取られた信号を復調
する復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にデジタル信号をデジタル記録媒体
である光磁気ディスク、光ディスクなどに記録する場合
には、記録系の特性に整合させるために記録されるビッ
ト列を所定の変調方式で変調する。その代表例としてN
RZI(Non Return to Zero Inverted)変調方式があ
る。これは入力されるビットが“1”の場合には出力を
反転させ、“0”の場合にはそのまま出力状態を保って
その信号の反転を磁気記録媒体上では磁化反転、光記録
媒体上では物理的ピットとして低周波成分を少なくして
記録を行なう。
【0003】しかし、高周波の波形の低減については定
義されていないため高周波波形が多く生じる場合が考え
られる。クロック再生などのことを想定した場合はエッ
ジ情報は多い方がよく、したがって高周波の波形が多い
方が都合がよいが、高密度記録の場合、記録再生系では
信号の周波数帯域が制限されているため波形同士の干渉
が生じやすくなり、高周波の波形が多いと波形干渉の影
響も大きくなり、誤復号の要因となる。また、光ディス
クや光磁気ディスクに記録する場合、高周波数の信号は
他に比べてタンジェンシャルチルトやデフォーカスの影
響を受けやすく振幅が小さくなる。そのため再生時に誤
りが生じやすくなる。この問題に対して再生側で波形干
渉を逆に積極的に利用したPRML(Partial Response
MaximumLikelihood)方式を使用することも知られてい
る。記録側で入力信号をRLL(Run Length Limited e
ncoding)変調した後NRZI変調する方法がよく知られ
ている。
【0004】RLL変調とは、ビット系列中のビット
“1”の間に入るビット“0”の最大および最小の連続
個数(ラン長という)を制限して変調する方式である。
特に、mビットの入力情報語をnビットの符号語へ変換
する場合を最小単位とし、(m×r)ビットの入力情報
語を(n×r)ビットの符号語へ変換する場合を最大単
位として可変長変換する場合、その符号をRLL(d,
k:m,n,r)符号(またはRLL(d,k)符号)
と称している。ここでRLL(d,k)のdは“0”の
最小ラン長、kは最大ラン長である。具体的には、たと
えば光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスクなどに
おいて使用されている変調方式としてRLL(1,7)
方式、RLL(2,7)方式が知られている。現行の記
録密度の高い光ディスクや光磁気ディスク装置などで
は、最小ラン長が1のRLL(1.7:2,3)符号が
よく用いられている。
【0005】図4は、可変長RLL(1.7)符号のた
めの変換テーブルの一例を示す図である。図4の変換テ
ーブルTBでは変換前符号と変換後符号とが対応付けて
示される。RLL(1.7)方式はiビットのデータ語
を1単位として変換を行なう手法で、このデータ語はi
が複数個ある可変調符号であり、画像を光磁気ディスク
などに記録するためによく用いられる方式である。
【0006】図4のテーブルTBを参照してもわかるよ
うに、2ビットのデータ語は3ビットのデータ語に変換
されて、4ビットのデータ語は6ビットのデータ語に変
換される。変換する際にはiが大きい場合の変換から、
すなわちこの場合は4ビット→6ビットの変換からデー
タ語が参照される。また、図4のテーブルTBの変換後
のデータ語中の“X”は次のチャネルビットが“1”の
場合は“0”、“0”の場合は“1”に変換されること
を示す。このようにしてラン長の制限を行なって記録す
ることで記録媒体に適切なデータ語に変換される。この
RLL変換を終えた信号はさらにNRZI変換されて、
その後、記録媒体に記録される。
【0007】記録媒体に記録されたデータは、再生系で
読取られて再生される。再生系は光ピックアップなどを
含んで記録媒体に記録されたデータをアナログデータと
して導出するアナログ再生系と、アナログ再生系で導出
されたアナログデータを2値化処理などしてデジタルデ
ータとして処理するデジタル再生系を含む。アナログ再
生系で記録媒体から光ピックアップなどで読取られて再
生されたアナログデータは、デジタル再生系に与えられ
て、ここで2値化処理されてデジタルデータに変換され
た後、NRZI逆変換がなされ、さらにRLL逆変換が
なされて復号され、その後エラー訂正のための処理がな
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにして記
録媒体に記録されたデータが、再生系で記録媒体から読
出されて復号される際は、アナログ再生系の途中でノイ
ズなどが生じることが想定され、それが2値化処理の対
象信号とされた場合、エラーの要因となる。RLL変換
やNRZI変換のように隣接するデータビットの値が変
換の条件として定義されている場合は、1ビットのエラ
ーがそのビットブロック全体に及ぶ可能性がある。
【0009】図5にはアナログ再生系の途中で生じたノ
イズなどに起因するエラー状態が示される。図5では再
生系の各回路が同期して動作するために供給されるシス
テムクロック9、アナログ再生系の途中におけるアナロ
グ信号11および該アナログ信号11を2値化処理して
得られるデジタル信号10それぞれの波形が矢印Tで示
される時間軸方向に対応付けて示される。図5に示され
るようにアナログ信号11において連続“0”のレベル
の最中に“1”のレベルの1T信号(Tはシステムクロ
ック9の1クロック幅を示し、1T信号とは1クロック
幅(T)におけるアナログ信号11の最大周波数信号を
指す)がノイズ信号12として混入した場合は、該ノイ
ズ信号12に起因したビットエラー13が対応のデジタ
ル信号10の対応のビットブロック全体にエラーとして
悪影響を及ぼす。このようなデジタル信号10がそのま
まNRZI変換されてRLL復調される場合、RLL復
調のために参照される図4の変換テーブルTBに該ビッ
トブロックに該当する変換前データ語は存在しないため
誤って復号される。その結果、正確なデータ再生を行う
ことができない。
【0010】それゆえにこの発明の目的は、再生のため
の復調を正確にすることのできる復調装置を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面に係
る復調装置は、記録媒体から読出された記録信号を再生
するために復調処理するものであって、復調処理に先だ
って、読出された記録信号中から復調が誤ってなされる
禁止パターンに該当の信号を検出して除去する。
【0012】したがって誤復調の要因となる信号は除去
されたのちに復調処理がなされるから、誤復調は回避で
きて正確な復調が可能となる。
【0013】また、上述のように禁止パターンに該当の
信号が除去されたときは、除去された信号に代替えして
正常な復調を可能とするパターンとなるような信号が挿
入されるようにしてもよい。この場合には、禁止パター
ンに該当の信号が除去されるのみのケースに比較して、
より正確な復調が可能となる。
【0014】この発明の他の局面に係る復調装置は、記
録媒体から読出された記録信号を再生するために復調処
理するものであって、復調処理に先だって、読出された
記録信号を入力して、入力した記録信号中の復調が誤っ
てなされる禁止パターンに該当の信号が検出されたと
き、検出された信号にフラグを付加して、該記録信号を
出力するパターン検出部と、パターン検出部から出力さ
れた記録信号を入力して復調処理する復調処理部とを備
える。そして復調処理部は、記録信号について誤りを訂
正するため誤り訂正部を有し、誤り訂正部は、フラグが
付加されているとき、付加されたフラグに基づき誤り訂
正する。
【0015】したがって誤復調の要因となる信号につい
てフラグが付されて、復調処理では、該信号について該
フラグに基づき誤り訂正がなされるから、正確な復調が
可能となる。
【0016】上述の復調装置では、禁止パターンに該当
の信号は、読出された記録信号に含まれるノイズ成分に
対応するものであってよい。
【0017】したがって、本来の記録信号ではないノイ
ズ成分に対応の信号に起因した誤復調は回避できる。
【0018】上述の復調装置では記録媒体には記録すべ
き信号が所定変調手順に従い符号化処理された後に記録
されており、復調処理は、読出された記録信号を所定変
調手順に基づき復号化するための復号化処理を含んでよ
い。
【0019】したがって、復号化処理において、誤った
復号化を回避できる。上述の復号装置では符号化処理
は、符号化前の信号パターンと符号化後の信号パターン
とが対応付けられた組が予め複数種類登録されたテーブ
ルを参照して、記録すべき信号を該当する符号化前信号
パターンに対応の符号化後信号パターンに変換処理し、
復号化処理では、テーブルを参照して変換処理の逆変換
が行われて、禁止パターンはテーブルに未登録の符号化
後信号パターンである。
【0020】したがって、符号化後信号パターンとして
テーブルに未登録の信号を禁止パターンに該当する信号
として検出できる、言い換えるとテーブルを参照するこ
とで禁止パターンに該当する信号を検出できるので、簡
単に禁止パターンに該当の信号を検出できる。
【0021】上述の復調装置では所定変調手順は、NR
ZI変換とRLL変換とを組合せた手順であってよい。
【0022】したがって、RLL変換して記録を行なっ
た記録信号を再生し、RLL逆変換を行なう際にRLL
変換により得られない、存在することのない信号である
ため誤復号を引き起こす要因となる信号を復号前に除去
することで、RLL逆変換のエラーを防ぐことができる
し、NRZI逆変換における誤変換の要因も予め削除で
きる。
【0023】上述の符号化の機能はNRZI変換とRL
L変換を組合せたものは、記録媒体が光ディスクや、光
磁気ディスクへの記録系に適用されるので、これら媒体
からの記録信号の復調を正確に行うことができる。
【0024】上述のノイズ成分は高周波信号成分に対応
してもよい。したがって、このようなNRZI変換とR
LL変換により信号が記録された場合に低減されないま
まに記録されてしまう高周波成分によるノイズ成分に起
因した誤復号を回避できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。ここでは記録媒体にはR
LL(1.7)に従い変調されて記録されていると想定
するが、変調方式はこれに限定されない。また、ここで
は信号は記録系においてRLL変調した後NRZI変調
して記録されていると想定して、再生系ではこれに対応
して逆変換する復調方法が採用されているが、変調(復
調)の手順はこれに限定されない。
【0026】図1は、本発明の実施の形態に係るデジタ
ル系復調装置30のブロック図である。図2(A)と
(B)は、ビットエラー13が無い場合と有る場合の復
調の状態を示す図である。
【0027】デジタル系復調装置30はNRZI変換お
よびRLL変換が行なわれて記録媒体に記録された信号
を再生系で復調するために適用される。デジタル系復調
装置30は復調処理に先立ち、アナログ再生系において
図示されない記録媒体から読出された記録信号であるア
ナログ信号を2値化処理した後のデジタル信号10を入
力して、誤復調の原因となる後述の禁止パターンに該当
の信号を検出して除去して出力する信号除去回路1と復
調処理するためのデジタル復調系を含む。
【0028】デジタル復調系は、信号除去回路1から出
力された信号を入力してNRZI変換の逆変換を行ない
出力するNRZI逆変換回路2、NRZI逆変換回路2
から出力された信号を入力してRLL変換の逆変換を行
ない出力するRLL逆変換回路3およびRLL逆変換回
路3から出力された信号を入力して誤り訂正を行ない出
力するECC(error checking and correction)回路4
を含む。図1では光ディスクなどの記録媒体上に記録さ
れた情報を光ピックアップ装置により読取り2値化処理
する回路(図示せず)と、NRZI→RLLの逆変換系
の間に信号除去回路1が設置された形式が示される。
【0029】RLL逆変換回路3は符号化逆変換テーブ
ルTBBを有する。符号化逆変換テーブルTBBは図4
に示された変換テーブルTBの変換後の符号語から変換
前の符号語を得ることのできるテーブルである。RLL
逆変換回路3は、入力したデジタル信号を符号化逆変換
テーブルTBBを参照して変換後の符号語→変換前の符
号語に逆変換して出力する。信号除去回路1はデジタル
信号10を入力すると、RLL逆変換回路3が有する符
号化逆変換テーブルTBBを参照して、入力したデジタ
ル信号10中に符号化逆変換テーブルTBBに逆変換対
象の符号語として登録されていない信号のパターンを禁
止パターンとして検出して除去する。
【0030】このように符号化逆変換テーブルTBBを
参照して符号化逆変換テーブルTBBに存在しない信号
を、復号が禁止される信号であるとしてデジタル復号処
理を行なう前に除去できるから、事前にエラーを防ぐこ
とができる。
【0031】デジタル系復調装置30においては図5の
システムクロック信号9、アナログ信号11およびデジ
タル信号10が適用される。光ピックアップ装置などに
よりや記録媒体から読取られた信号は図3のアナログ信
号11として出力される。出力されたアナログ信号11
は通常振幅の大きさをバイト単位で表わしたものである
が再生系装置のAD変換器(図示せず)などに従い振幅
の大きさが“0”か“1”かを判断することで2値化さ
れたデジタル信号10となって出力されて、デジタル系
復調装置30に与えられる。
【0032】このとき図5のようにノイズ信号12がア
ナログ信号11に混入している場合、振幅値を2値化処
理する場合のスライスレベルやノイズ信号12の振幅の
大きさや幅などによっては、ノイズ信号12は処理対象
信号として判断されて “1”としてAD変換されてし
まいビットエラー13として出現することがある。この
ような場合は1T信号とみなされる。
【0033】図5のデジタル信号10をそのままNRZ
I逆変換した場合の復号語信号が図2(B)に示され
る。図2(A)は1T信号が発生しなかった場合(ビッ
トエラー13がない場合)の復号語信号示す。1T信号
は復号されると図示されるように“11”と連続する信
号となる。これをさらにRLL逆変換するとき、ラン長
が0であるため逆変換テーブルTBBに存在しない信号
とみなされ、誤復号される。ここで、ビットエラー13
は本来ならば存在しないはずの周波数の信号に対応して
いるから、このことに基づいてNRZI逆変換前にエラ
ーであるか否か判定することが可能である。したがって
判定結果に基づけば復号する前に該ビットエラー13を
デジタル信号10から除去することが可能である。
【0034】信号除去回路1はデジタル信号10を入力
して、デジタル信号10からエラーの要因となる存在し
ないはずの周波数の信号(ビットエラー13)を除去し
て出力する。図4には信号除去回路1に適用される最大
周波数信号(1T信号)を除去するための回路構成が示
される。図4の回路はレジスタREG1〜REG3から
なる3段シフトレジスタを含み、レジスタREG1〜R
EG3それぞれがモニタされる。3段シフトレジスタに
より連続する3ビット分がモニタされる場合は、除去対
象となる信号がレジスタREG2に現れたとき復号を許
可すべきでない禁止パターンに該当の信号(1T信号)
であるかどうかを判断することができる。
【0035】具体的には、最大周波数信号(1T信号)
であるビットエラー13が含まれている場合には、信号
除去回路1に与えられるデジタル信号10には“…01
0…”または“…101…”というように連続しない
(単独の)“0”または“1”が含まれることになる。
(単独の)“0”または“1”はRLL(1.7)の変
調方式では出現しない信号パターンであるから、信号除
去回路1では、出現しないはずの信号パターンを図3の
3段シフトレジスタをモニタしながら検出し、除去す
る。
【0036】たとえば信号除去回路1に与えられた2値
化されたデジタル信号10が“…001100000
…”であった場合、最大周波数信号(1T信号)である
ビットエラー13は含まれてないので、このデジタル信
号10はそのままデジタル復調系へ与えられる。
【0037】しかし、2値化されたデジタル信号10が
“…001100100…”であった場合には、該デジ
タル信号10が信号除去回路1に入力すると、レジスタ
REG1に“0”、レジスタREG2に“1”、レジス
タREG3に“0”が来たことをモニタした時点で、レ
ジスタREG2の“1”が禁止パターンに該当の信号
(最大周波数信号(1T信号))であると検出できる。
信号除去回路1においてデジタル信号10からこの信号
を除去して出力するために、次のシフト周期においてレ
ジスタREG2の“1”がシフトしてレジスタREG3
に入力した時点で、この“1”を除去し“0”としてレ
ジスタREG3から出力されるようにすればよい。その
結果、信号除去回路1から出力されてデジタル復調系に
入力されるデジタル信号10は“…001100000
…”となり、RLL(1.7)の逆変換テーブルTBB
に従ったデータであるので正常に復号できて正確な再生
ができる。同様に“…101…”というデジタル信号1
0の場合も、上述と同様の手順で“0”を消去し、
“1”として出力して(禁止パターンに該当の信号を除
去して)デジタル復調系に与えればよい。
【0038】上述のように禁止パターンに該当の信号が
除去されたときは、除去された信号に代替えして正常な
復調を可能とするパターンとなるような信号が挿入され
るので、除去のみがされる場合に比較して、より正確な
復調が可能となる。
【0039】上述した装置は最大周波数信号を禁止パタ
ーンに該当の信号として、これを検出して除去すること
に限定したシステムであるがこれを応用すれば全禁止パ
ターン検出および除去にも用いることができる。たとえ
ば禁止パターン全てをROM(リードオンリメモリ)な
どに予め記憶させておいて、シフトレジスタ間のデータ
のモニタ結果とROMに登録された各禁止パターンと比
較すれば、入力したデジタル信号10に含まれるあらゆ
る種類の禁止パターンに該当の信号を検出して除去する
ことができる。
【0040】また、信号除去回路1のシフトレジスタの
段数をたとえば10段くらいに増やせば、連続ラン長が
多過ぎる場合も対処可能である。
【0041】ここでは、信号除去回路1において禁止パ
ターンに該当の信号を検出すると除去して、本来の正常
なパターンとなるようにしているが、場合によっては、
禁止パターンであることは検出できても、どのように対
処すべきか(すなわち、正常なパターンにどのようにし
てすべきか)を信号除去回路1の処理時点では判断しか
ねることもある。
【0042】そこで、このような場合は禁止パターンに
該当すると検出された信号部分に該禁止パターンに対応
のエラーフラグを設定しておくことで、後段のECC回
路4におけるエラー訂正などで該エラーフラグに基づい
て対応のエラー処理を行なえばエラーの低減を効果的に
行なうことができる。ECC回路4は入力したデジタル
信号の複数ビットを1ワードとして、該ワードの列を所
定方程式に従いエンコードするとき、パリティと呼ばれ
る誤り訂正のコードを付加することで訂正をおこなう。
このときエラーフラグが設定されていると訂正されるべ
き位置を特定しやすくなったり、エラーフラグの種類に
より適当な訂正処理を選択できて、ECC回路4の処理
負荷を軽減することができる。
【0043】本実施の形態によれば、ノイズにより発生
するエラーの低減をでき、正確なデータ再生が可能とな
る。RLL逆変換において誤まった変換がなされて変換
が許可されない信号パターンである禁止パターンの除去
やNRZI逆変換における誤変換の要因を除去すること
ができるから、エラーレートを低減できる。また、ノイ
ズによる高周波信号成分を取除くことができその結果N
RZI逆変換における信号の誤った反転を防ぐことがで
きる。また、光ディスクや光磁気ディスクで多用されて
いるRLL(1.7)変換のエラーレート低減が可能と
なる。
【0044】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、復調処理に先だっ
て、読出された記録信号中から復調が誤ってなされる禁
止パターンに該当の信号は検出して除去されるから、誤
復調は回避できて正確な復調が可能となる。
【0046】また、上述のように禁止パターンに該当の
信号が除去されたときに、除去された信号に代替えして
正常な復調を可能とするパターンとなるような信号が挿
入された場合には、禁止パターンに該当の信号が除去さ
れるのみのケースに比較して、より正確な復調が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るデジタル系復調装
置30のブロック図である。
【図2】 (A)と(B)は、ビットエラー13が無い
場合と有る場合の復調の状態を示す図である。
【図3】 図1の信号除去回路1に適用される3段シフ
トレジスタを用いた禁止信号の検出と除去を説明する図
である。
【図4】 可変長RLL(1.7)符号のための変換テ
ーブルの一例を示す図である。
【図5】 アナログ再生系の途中で生じたノイズなどに
起因するエラー状態を示す図である。
【符号の説明】
1 信号除去回路、2 NRZI逆変換回路、3 RL
L逆変換回路、4 ECC回路、TB 変換テーブル、
TBB 逆変換テーブル、REG1,REG2,REG3
レジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 1/00 H04L 1/00 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から読出された記録信号を再生
    するために復調処理する復調装置であって、 前記復調処理に先だって、読出された前記記録信号中か
    ら前記復調が誤ってなされる禁止パターンに該当の信号
    を検出して除去することを特徴とする、復調装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体から読出された記録信号を再生
    するために復調処理する復調装置であって、 前記復調処理に先だって、読出された前記記録信号を入
    力して、入力した前記記録信号中の前記復調が誤ってな
    される禁止パターンに該当の信号が検出されたとき、検
    出された信号にフラグを付加して、該記録信号を出力す
    るパターン検出部と、 前記パターン検出部から出力された前記記録信号を入力
    して前記復調処理する復調処理部とを備えて、 前記復調処理部は、前記記録信号について誤りを訂正す
    るため誤り訂正部を有し、 前記誤り訂正部は、前記フラグが付加されているとき、
    付加された前記フラグに基づき誤り訂正することを特徴
    とする、復調装置。
  3. 【請求項3】 前記禁止パターンに該当の信号は、読出
    された前記記録信号に含まれるノイズ成分に対応するこ
    とを特徴とする、請求項1または2に記載の復調装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体には記録すべき信号が所定
    変調手順に従い符号化処理された後に記録されて、 前記復調処理は、読出された前記記録信号を前記所定変
    調手順に基づき復号化するための復号化処理を含む、請
    求項1から請求項3のいずれか1項に記載の復調装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化処理は、符号化前の信号パタ
    ーンと符号化後の信号パターンとが対応付けられた組が
    予め複数種類登録されたテーブルを参照して、前記記録
    すべき信号を該当する前記符号化前信号パターンに対応
    の前記符号化後信号パターンに変換処理し、 前記復号化処理では、前記テーブルを参照して前記変換
    処理の逆変換が行われて、 前記禁止パターンは前記テーブルに未登録の前記符号化
    後信号パターンであることを特徴とする、請求項4に記
    載の復調装置。
  6. 【請求項6】 前記所定変調手順は、NRZI変換とR
    LL変換とを組合せた手順であることを特徴とする、請
    求項4または5に記載の復調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006006428A1 (ja) * 2004-07-12 2006-01-19 Rohm Co., Ltd. 復調器及びそれを備える光ディスク装置
US8782490B2 (en) 2010-05-10 2014-07-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Data storage device and program method that modifies arrangement of program data to eliminate interfering data patterns
KR101519626B1 (ko) 2009-02-27 2015-05-14 삼성전자주식회사 반도체 메모리 장치 및 그것의 데이터 처리 방법

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