JP4059884B2 - デジタルデータ復調装置およびデジタルデータ変復調装置 - Google Patents

デジタルデータ復調装置およびデジタルデータ変復調装置 Download PDF

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Description

本発明は伝送路を経て入力される変調されたデジタルデータを復調するためのデジタルデータ復調装置、およびデジタルデータを伝送路へ出力するためのデジタルデータ変調装置とデジタルデータ復調装置とを備えるデジタルデータ変復調装置に関する。
従来のデジタルデータ復調装置とデジタルデータ変調装置について、CD(Compact Disc)記録再生装置に用いられている従来のデジタルデータ変復調装置を例に、以下説明する。
従来のCD記録再生装置(従来のデジタルデータ変復調装置)では、記録したい情報をCDに記録する際、まず、CDに記録したい情報である第1のデジタルデータに誤り訂正符号やデータ属性等の付加情報を付加して第2のデジタルデータを構成する。次に、第2のデジタルデータに対してEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調を施して、RLL[2,10](Run Length Limitedの略で、ランレングスの最小が2、最大が10を意味する。)を満たす第3のデジタルデータを構成する。ここで、EFM変調とは、第2のデジタルデータを構成する8ビット長のデータシンボルを14ビットの変調データに変換する処理である。また、所定数の変調データ毎にその先頭に同期パターンを配置するとともに、その同期パターンの先頭及び各変調データの先頭に3ビットのマージビットを付加する。
このように、所定数の変調データの先頭に同期パターンが配置され且つ同期パターンと各変調データの先頭にマージビット列が配置されたデータブロックをフレーム(変調データブロック)と称す。
その後、ランレングスに応じたピット形成を可能にするために第3のデジタルデータをNRZi(Non Return to Zero Inverted)変換し、CD上へのピット形成という形で第1のデジタルデータをCDに記録する。
また、第1のデジタルデータとは別異の付加情報をCD上に記録したい場合、該付加情報をトラックセンターからの偏差に変換し、該偏差に基づいてCD上にピット形成するデジタルデータ変復調装置が従来より提案されている(例えば特許文献1参照。)。
なお、上記従来の記録方法は、DVD(Digital Versatile Disc)への応用も可能である(例えば特許文献2参照。)。
一方、従来のCD記録再生装置(従来のデジタルデータ変復調装置)では、CDに記録された情報を再生する際、まず、CD上に形成されたピットから、NRZi変換後の第3のデジタルデータに相当する第4のデジタルデータを再生する。次に、第4のデジタルデータをNRZ変換して第3のデジタルデータに相当する第5のデジタルデータを再生する。次に、第5のデジタルデータをEFM復調することによって第2のデジタルデータに相当する第6のデジタルデータを再生する。その後、同期パターンを基準に第6のデジタルデータに誤り訂正処理を施すことによって、CD上に記録されている第1のデジタルデータを再生する(例えば特許文献3参照。)。
さらに、従来のデジタルデータ変復調装置には、第6のデジタルデータの再生能力向上を目的として、第5のデジタルデータに含まれる同期パターンの検出・保護処理の強化を施すようにしたものもあった(例えば特許文献4参照。)。
特開2000−242929号公報(第7−8頁、第11−12頁、第2図、第8図) 特開2000−242929号公報(第11−12頁) 特開2000−242929号公報(第8−9頁、第3図) 特開平7−244935号公報(第4−5頁、第1図、第2図、第3図)
しかしながら、伝送路において、変調処理を施したデジタルデータに、誤り訂正符号や変調方式を立案する時に想定していないランダムエラーやバーストエラーが混入した場合、従来のデジタルデータ復調装置では再生できない恐れがあった。
また、伝送路として定義されるピット形成(光ディスクへの記録を意味する。)において、光ディスクの記録トラックセンターからずらしてピットを形成することにより付加情報を記録する場合、ピットを読み取るための反射光が、隣接するトラックに形成されたピットの影響を受けるため、伝送路でのエラー混入の要因となって、従来のデジタルデータ復調装置では再生できない恐れがあった。
さらに、従来のデジタルデータ復調装置では、伝送路で混入するエラーの状況に伴ってデジタルデータを構成する変調コード(14チャネルビットの変調データに3チャネルビットのマージビット列を付加したデータ列)を特定できなくなり、同期パターンを特定できるまでの間に存在する変調可能なデジタルデータを失う恐れがあった。
また、同期パターンの検出・保護処理の強化を施した場合であっても、同期パターンを特定できる可能性は高くなるが、同期パターンを特定できるまでの間に存在する変調可能なデジタルデータを失う恐れがあった。
このように、従来のデジタルデータ変復調装置や、デジタルデータ復調装置、デジタルデータ変調装置においては、伝送路で混入したエラーの状況に伴って変調可能なデジタルデータをバースト的に失うと、誤り訂正符号の能力を超えてしまい、デジタルデータの再生が不可能になるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、伝送路を経て入力されたビット列から特定パターンを検出し、この特定パターンを含む第2のデータ長のデータ列(例えば変調コード)と現在復調処理の対象となっている第2のデータ長のデータ列の位相差を検知した場合には、次の同期パターンを検出するまで、この特定パターンを含むデータ列を基準に第2のデータ長のデータ列を認識して元のデジタルデータに再生する復調処理を施し、且つその位相差を基に同期パターンの検出位置補正を行うことにより、伝送路でデジタルデータにエラーが混入した場合であっても、復調可能なデジタルデータの損失を抑制し、伝送路を経て入力されるデジタルデータの再生能力を向上させることができるデジタルデータ復調装置、およびデジタルデータ変復調装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、デジタルデータ変調処理時に、所定の変調データブロック(例えばEFM変調処理後のフレーム)の特定位置で且つ特定データ長のデータ列を、特殊コードを含む前記特定データ長のデータ列に置き換える。そして、デジタルデータ復調処理時に、伝送路を経て入力されたデータ列から特殊コードを検出するとともに、検出した特殊コードを解析して特殊コードの位置を特定する。そして、次の同期パターンを検出するまで、この特殊コードを含むデータ列を基準に第2のデータ長のデータ列を認識する。さらに、検出した特殊コードを含むデータ列と現在復調処理の対象となっている第2のデータ長のデータ列のそれぞれを基準に認識する第2のデータ長のデータ列間の位相差を基に同期パターンの検出位置補正を行う。そして、前記認識した第2のデータ長のデータ列の配置を前記特殊コードの位置を基に補正した上で元のデジタルデータに再生する復調処理を施す。本発明は、以上により、伝送路でデジタルデータにエラーが混入した場合であっても、復調可能なデジタルデータの損失を抑制し、伝送路を経て入力されるデジタルデータの再生能力を向上させることができるデジタルデータ復調装置およびデジタルデータ変復調装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のデジタルデータ復調装置は、デジタルデータが第1のデータ長毎に第2のデータ長の変調コードに変換されるとともに所定数の前記変調コードの先頭に同期パターンが配置されて構成される変調データブロックのデータ列が伝送路を経て入力されると、前記同期パターンを基準に前記変調データブロックの前記変調コードを認識して元のデジタルデータに再生するデジタルデータ復調装置であって、所定の検出位置で、前記変調データブロックのデータ列から前記同期パターンを検出する同期パターン処理手段と、前記変調データブロックのデータ列から特定パターンを検出する特定パターン検出手段と、前記特定パターン検出手段により検出された前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列と前記同期パターン処理手段により検出された前記同期パターンのそれぞれを基準に認識する前記第2のデータ長のデータ列間に位相差がある場合において、その前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列が前記変調コードであることを判定する確からしさ判定手段と、前記確からしさ判定手段により前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列が前記変調コードであると判定された場合、その前記特定パターンを含む前記変調コードを基準に前記変調データブロックの前記変調コードを認識していくとともに、前記位相差を検知しこの検知した前記位相差を基に前記同期パターン処理手段における前記同期パターンの前記検出位置を補正する変調コード認識手段と、前記確からしさ判定手段により前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列が前記変調コードであると判定された場合、前記変調コード認識手段により認識された前記変調データブロックの前記変調コードを元のデジタルデータに再生する復調処理手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載のデジタルデータ復調装置は、請求項1記載のデジタルデータ復調装置であって、前記確からしさ判定手段は、前記特定パターン検出手段で検出された前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列を基準に認識する前記第2のデータ長のデータ列を所定数検出し、それらのうちの復調できないデータ列の数を検出し、その数が前記特定パターンの確からしさを示す閾値を超えない場合に、前記特定パターン検出手段で検出された前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列が前記変調コードであると判定することを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載のデジタルデータ復調装置は、請求項2記載のデジタルデータ復調装置であって、前記確からしさを示す閾値は、所定数の変調コードに含まれることが許される復調できない変調コード数の最大値であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載のデジタルデータ復調装置は、請求項2記載のデジタルデータ復調装置であって、前記確からしさを示す閾値を外部から任意に指定できるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載のデジタルデータ復調装置は、請求項1記載のデジタルデータ復調装置であって、前記特定パターン検出手段は、前記変調データブロックのデータ列と前記特定パターンのビット列を比較するパターン比較器を備え、前記パターン比較器により前記変調データブロックのデータ列中に前記特定パターンのビット列と一致するデータが検出されると、前記確からしさ判定手段に対し前記特定パターンを検出したことを示す信号を出力することを特徴とする。
また、本発明の請求項6記載のデジタルデータ復調装置は、請求項5記載のデジタルデータ復調装置であって、前記特定パターンは、前記変調コードもしくは前記変調コードの組み合わせの中でランレングスが最大であるビット列とすることを特徴とする。
また、本発明の請求項7記載のデジタルデータ復調装置は、請求項5記載のデジタルデータ復調装置であって、前記変調コードもしくは前記変調コードの組み合わせの中から任意のデータ列を前記特定パターンとして外部から指定できるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項8記載のデジタルデータ復調装置は、請求項5記載のデジタルデータ復調装置であって、前記特定パターンのデータ長を外部より任意に指定できるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項9記載のデジタルデータ復調装置は、請求項1記載のデジタルデータ復調装置であって、前記変調コード認識手段は、前記同期パターン処理手段により検出された前記同期パターンと前記特定パターン検出手段により検出された前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列の何れかを選択的に基準にして、前記変調コードを認識することを特徴とする。
また、本発明の請求項10記載のデジタルデータ復調装置は、請求項1記載のデジタルデータ復調装置であって、前記伝送路が無線、もしくは有線、もしくは記録媒体であることを特徴とする。
また、本発明の請求項11記載のデジタルデータ復調装置は、請求項1記載のデジタルデータ復調装置であって、前記復調処理手段は、前記第2のデータ長の変調コード単位で前記第1のデータ長の前記デジタルデータに変換する復調手段と、前記復調手段が出力する前記デジタルデータに予め付与される誤り訂正符号を用いて前記デジタルデータの誤りを訂正する誤り訂正手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項12記載のデジタルデータ変調装置は、デジタルデータを変調して伝送路へ出力するデジタルデータ変調装置と、そのデジタルデータ変調装置で変調されたデータを復調して元のデジタルデータに再生するデジタルデータ復調装置とを備えるデジタルデータ変復調装置であって、前記デジタルデータ変調装置は、デジタルデータに対し、所定容量毎に誤り訂正符号を付加して誤り訂正符号データブロックを生成する誤り訂正符号化手段と、前記誤り訂正符号データブロックの先頭に同期パターンを付加するとともに、前記誤り訂正符号データブロックを第1のデータ長毎に第2のデータ長の変調コードに変換して変調データブロックを生成する変調処理手段と、前記変調データブロックの特定位置で且つ特定データ長のデータ列を、特殊コードを含む前記特定データ長のデータ列に置き換えて第1の伝送デジタルデータブロックを生成し前記伝送路へ出力する伝送デジタルデータ生成手段と、を備え、前記デジタルデータ復調装置は、前記第1の伝送デジタルデータブロックのデータ列が前記伝送路を経て入力されると、所定の検出位置で、前記第1の伝送デジタルデータブロックのデータ列から前記同期パターンを検出する同期パターン処理手段と、前記第1の伝送デジタルデータブロックのデータ列から前記特殊コードを検出するとともに、検出した前記特殊コードを解析し前記特殊コードの位置を特定する特殊コード解析手段と、前記特殊コード解析手段により前記特殊コードが検出されると、その前記特殊コードを含むデータ列を基準に前記第1の伝送デジタルデータブロックの前記変調コードを認識するとともに、この前記特殊コードを含むデータ列と前記同期パターン処理手段により検出された前記同期パターンのそれぞれを基準に認識する前記第2のデータ長のデータ列間の位相差を検知しこの検知した前記位相差を基に前記同期パターン処理手段における前記同期パターンの前記検出位置を補正する変調コード認識手段と、前記特殊コード解析手段により前記特殊コードが検出されると、前記変調コード認識手段により認識された前記変調コードの配置を前記特殊コード解析手段で特定した前記特殊コードの位置を基に補正して元のデジタルデータに再生する復調処理手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項13記載のデジタルデータ変調装置は、請求項12記載のデジタルデータ変調装置であって、前記特殊コードが前記変調コードのデータ長以上のデータ列であることを特徴とする。
また、本発明の請求項14記載のデジタルデータ変調装置は、請求項12記載のデジタルデータ変調装置であって、前記特殊コードが前記変調コード、もしくは前記変調コードの組み合わせには存在しないデータ列を含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項15記載のデジタルデータ変調装置は、請求項12記載のデジタルデータ変調装置であって、前記特殊コードとして外部より任意のデータ列を指定できるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項16記載のデジタルデータ変調装置は、請求項12記載のデジタルデータ変調装置であって、前記特殊コードが、前記第1の伝送デジタルデータブロックの先頭を基点とした位置を特定する情報を含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項17記載のデジタルデータ変調装置は、請求項12記載のデジタルデータ変調装置であって、前記特殊コードは、連続する複数の前記第1の伝送デジタルデータブロックで構成される第2の伝送デジタルデータブロックに対し、前記特殊コードを、前記第2の伝送デジタルデータブロックを構成する前記第1の伝送デジタルデータブロックのそれぞれの先頭からのビット数が互いに異なる位置に配置することを特徴とする。
また、本発明の請求項18記載のデジタルデータ変調装置は、請求項17記載のデジタルデータ変調装置であって、前記第2の伝送デジタルデータブロックに配置された前記特殊コードはその配置される位置によって、前記第2の伝送デジタルデータブロックの先頭を基点とする前記第1の伝送デジタルデータブロックの位置、および前記特殊コードが属する前記第1の伝送デジタルデータブロックの先頭を基点とする前記特殊コードの位置を特定することを特徴とする。
また、本発明の請求項19記載のデジタルデータ変調装置は、請求項12記載のデジタルデータ変調装置であって、前記特殊コードを配置する数および位置を外部より指定できるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項20記載のデジタルデータ変調装置は、請求項12記載のデジタルデータ変調装置であって、前記特殊コードを配置しないことを外部より指令できるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項21記載のデジタルデータ変調装置は、請求項12記載のデジタルデータ変調装置であって、前記変調処理手段は、連続する前記変調コード間に最大のランレングスが発生しないように前記変調データブロックを生成することを特徴とする。
また、本発明の請求項22記載のデジタルデータ変調装置は、請求項12記載のデジタルデータ変調装置であって、前記伝送デジタルデータ生成手段は、前記変調データブロックに対し、前記誤り訂正符号化手段で生成した前記誤り訂正符号データブロックの誤り訂正能力を超えない任意の数、及び誤り訂正可能な位置に前記特殊コードを配置することを特徴とする。
また、本発明の請求項23記載のデジタルデータ変調装置は、請求項12記載のデジタルデータ変調装置であって、前記伝送路が無線、もしくは有線、もしくは記録媒体であることを特徴とする。
本発明によれば、伝送路を経て入力されるデジタルデータにビットスリップを伴うエラーが混入し、デジタルデータの復調処理において、ビットスリップに起因してデジタルデータにバーストエラーが発生した場合であっても、特定パターンもしくは特殊コードを検出することによって正しく変調コードを認識することができるので、次の同期パターンを検出する前にバーストエラーを取り除くことができる。
また、特定パターンもしくは特殊コードを検出する際、現在復調処理の対象となっている第2のデータ長のデータ列と特定パターンもしくは特殊コードを検出して認識した変調コードとの位相差を検知し、この位相差を基に同期パターンの検出位置を補正することができる。
したがって、本発明によれば、バーストエラー発生に伴うデジタルデータの損失を抑えることができ、また、同期パターンの検出能力を向上することができるので、復調処理能力の高いデジタルデータ復調装置、およびデジタルデータ変復調装置を提供できる。
また、デジタルデータ変調処理において、連続する変調コード間にマージビット列を挿入する際に、連続する2つの変調コードのマージ部分に特定パターンが発生しないようにすることによって、デジタルデータ復調処理における特定パターンの誤検出確率を抑制するデジタルデータを生成することができる。
また、変調コード、もしくは変調コードの組み合わせに存在しないデータ列を特殊コードとしてデジタルデータに配置するとともに、特殊コード自身や特殊コードを配置する位置に、誤り訂正処理を行う際の変調コードの配置補正に供する情報を埋め込むことによって、バーストエラーの混入したデジタルデータに対する復調処理に有利なデジタルデータを生成することができるデジタルデータ変復調装置を提供できる。
また、本発明の請求項1ないし11に記載のデジタルデータ復調装置によれば、伝送路において変調データブロックにビットスリップを伴うエラーが混入した場合であっても、特定パターンを検出することによって変調コードの位相を特定することができる。また、同期パターンを基準に認識される第2のデータ長のデータ列と特定パターンを含む第2のデータ長のデータ列の位相差を検知することによって同期パターンの検出位置を補正することができる。したがって、デジタルデータ復調処理の能力を向上させることができる。また、同期パターン以外の情報で同期パターンの検出位置補正をするので、多くのポイントで該補正ができ、同期パターンの検出能力を向上させることができる。
また、本発明の請求項2記載のデジタルデータ復調装置によれば、検出した特定パターンの信頼性を確かめることができるので、特定パターンの誤検出を防止するとともに、信頼性の高い変調コードを認識することができる。
また、本発明の請求項3記載のデジタルデータ復調装置によれば、確からしさを示す閾値が、所定数の変調コードに含まれることが許される復調できない変調コード数の最大値(例えば誤り訂正処理によって訂正され得る最大数)であるので、検出した特定パターンの信頼性を高めることができ、信頼性の高い変調コードを認識することができるようになる。
また、本発明の請求項4記載のデジタルデータ復調装置によれば、確からしさを示す閾値を外部から任意に指定できるので、検出した特定パターンの信頼性の強度を変更でき、伝送路の状態や種類によってデジタルデータ復調処理の能力を最適化することができる。
また、RLLを規則とする変調方式においては、ランレングスが大きくなるにつれて、ランレングスを含む変調コード数が少なくなるので、本発明の請求項6記載のデジタルデータ復調装置のように、特定パターンを、変調コードもしくは変調コードの組合せの中でランレングスが最大であるビット列とすれば、特定パターンを容易に特定することができるようになる。
また、本発明の請求項7記載のデジタルデータ復調装置によれば、変調コードもしくは変調コードの組合せの中から任意のデータ列を特定パターンとして外部から指定できるので、変調コードに含まれる特徴のある任意のデータ列を特定パターンとして指定でき、変調データブロックの特徴に合わせたデジタルデータ復調処理を行うことができるようになる。
また、本発明の請求項8記載のデジタルデータ復調装置によれば、特定パターンのデータ長を外部より任意に指定できるので、連続する複数の変調コードや、変調コードの必要なデータ列のみを特定パターンとすることができ、変調データブロックの特徴に合わせたデジタルデータ復調処理を行うことができるようになる。
また、本発明の請求項9記載のデジタルデータ復調装置によれば、伝送路の状態や種類に合わせて変調コードを特定する方法を切り替えられるので、デジタルデータ復調処理を最適化することができる。
また、本発明の請求項12ないし23に記載のデジタルデータ変調装置によれば、伝送路において第1の伝送デジタルデータにビットスリップを伴うエラーが混入した場合であっても、誤り訂正符号化手段で符号化された誤り訂正符号データブロックの誤り訂正能力を超えない範囲で、変調コードを、特殊コードを含むデータ列に置き換えることによって、デジタルデータ復調処理において特殊コードを用いた同期パターンの検出位置補正ができるようになる。
また、デジタルデータ復調処理において変調コードの位相を特定することができるようになるので、伝送路において混入したビットスリップに起因するバーストエラーを低減させることができる。また、伝送路において変調データブロックにビットスリップを伴うエラーが混入した場合であっても、特殊コードを検出することによって変調コードの位置や位相を特定することができる。また、現在復調処理の対象となっている第2のデータ長のデータ列と特殊コードを検出して認識した変調コードの位相差を検知し、この位相差を基に同期パターンの検出位置を補正することができるので、デジタルデータ復調処理能力を向上させることができる。また、同期パターン以外の情報で同期パターンの検出位置補正をするので、多くのポイントで該補正ができ、同期パターンの検出能力を向上させることができる。
また、本発明の請求項13記載のデジタルデータ変調装置によれば、変調後のデータ列のデータ長(第2のデータ長)が元のデータ列のデータ長(第1のデータ長)よりも長いので、変調データブロックにおいて、第1のデータ長では表せないデータ列を実現でき、RLLに代表されるような規則を定めることができ、また、その規則を満足する変調コードに特徴のあるデータ列を発生することもできる。
また、本発明の請求項14記載のデジタルデータ変調装置によれば、特殊コードが変調コードや、変調コードの組み合わせには存在しないデータ列を含むので、変調コードや、変調コードの組み合わせに存在しないデータ列を特殊コードとすることができ、デジタルデータ復調処理において特殊コードを容易に検出できるようになる。
また、本発明の請求項15記載のデジタルデータ変調装置によれば、特殊コードとして外部より任意のデータ列を指定できるので、変調コードや、変調コードの組み合わせに存在しないデータ列を特殊コードとすることができ、デジタルデータ復調処理において特殊コードを容易に検出できるようになる。
また、本発明の請求項16、18記載のデジタルデータ変調装置によれば、特殊コード自身や特殊コードの配置位置に位置情報を持たせることができるので、第1の伝送デジタルデータブロックにビットスリップを伴うエラーが混入した場合であっても、デジタルデータ復調処理において、特殊コードを含むデータ列を基準に認識される変調コードの配置を特殊コードの位置(変調コード位置)を基に補正できるようになり、伝送デジタルデータブロックの復調処理能力を向上させることができる。
また、本発明の請求項17記載のデジタルデータ変調装置によれば、特殊コードの配置位置に情報を持たせることができるので、特殊コードのデータ長を短くすることができる。また、異なる系列の誤り訂正符号に特殊コードを割り振ることができるので、デジタルデータ復調処理における復調処理能力を向上させることができる。
また、本発明の請求項19記載のデジタルデータ変調装置によれば、特殊コードを配置する数および位置を外部より指定できるので、特殊コードを配置することに起因する伝送デジタルデータブロックの再生不能を防止することができる。
また、本発明の請求項20記載のデジタルデータ変調装置によれば、特殊コードを配置しないことを外部より指令できるので、特殊コードを配置することに起因する伝送デジタルデータブロックの再生不能を防止することができる。
また、本発明の請求項21記載のデジタルデータ変調装置によれば、連続する変調コード間に最大のランレングスが発生しないように変調データブロックを生成するので、請求項1記載のデジタルデータ復調装置において最大のランレングスをもつデータ列を特定パターンとした場合に特定パターンの検出が容易となる。
また、本発明の請求項22記載のデジタルデータ変調装置によれば、変調データブロックに対し、誤り訂正符号化手段で生成した誤り訂正符号データブロックの誤り訂正能力を超えない任意の数、及び誤り訂正可能な位置に特殊コードを配置するので、特殊コードを配置することに起因する伝送デジタルデータブロックの再生不能を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態においては、CDを伝送路として定義するが、伝送路はこれに限らず他の記録媒体(例えばDVDなど)であっても同様である。また、伝送路は、記録媒体に限らず、無線や有線であっても同様である。
(実施の形態1)
以下に、本実施の形態1に係るデジタルデータ変復調装置について、図1ないし図3を用いて説明する。図1は、本実施の形態1におけるデジタルデータ変復調装置を示す。図1において、伝送データ生成手段102は、CDへ記録したい情報A101に誤り訂正符号を付加した後、EFM変調処理を施して伝送デジタルデータ出力信号(変調データブロックのデータ列)103を生成する。
伝送路104は、伝送デジタルデータ出力信号103を基にレーザ光の強さを制御してこの伝送デジタルデータ出力信号103をCDへ記録し、この記録したCDをCD再生装置まで搬送し、この搬送したCDにレーザ光を照射して得られる反射光の強さを読み取ることによって伝送デジタルデータ入力信号105を生成する。
シリアルーパラレル変換手段106は、入力される伝送デジタルデータ入力信号105をシフトレジスタに格納することによってパラレルデータ107を生成する。
復調テーブル108は、パラレルデータ107に含まれるEFM変調データ(変調コード)を復調して復調データ109及び復調エラー信号110を生成する。
同期パターン処理手段111は、変調コード認識手段117で生成されるサイクル差検出信号(位相差検出信号)118を用いながら、パラレルデータ107に含まれる同期パターンを検出し、同期信号112を生成する。
特定パターン検出手段113は、パラレルデータ107に含まれる特定パターンを検出し、特定パターンを検出したことを示す特定パターン検出信号114を生成する。
確からしさ判定手段115は、変調コード認識手段117で生成される特定パターン判定ウィンドウ120と復調テーブル108で生成される復調エラー信号110を用いて特定パターン検出信号114の確からしさ(信頼性)を判定し、特定パターン認識信号116を生成する。
変調コード認識手段117は、同期信号112と特定パターン認識信号116を用いて、同期パターン処理手段111を制御するためのサイクル差検出信号118、復調テーブル108で生成される復調データ109を認識するための復調データストローブ信号119、及び特定パターンの判定区間を示す特定パターン判定ウィンドウ120を生成する。
誤り訂正手段121は、同期信号112を基点として、復調データ109を復調データストローブ信号119毎に演算することにより誤りパターンと誤り位置を割り出し、この誤りパターンと誤り位置を基に復調データ109を訂正することによって、情報A101と等価な情報B122を生成する。
なお、当該装置では、復調テーブル108による復調データ生成処理と誤り訂正手段121による誤り訂正処理が復調処理に相当し、同期信号112を基点として、復調データストローブ信号119毎に誤り訂正処理を行うことにより、入力されたデータ列を元のデジタルデータに再生している。
図2は特定パターン検出手段113と確からしさ判定手段115を詳細に示す。図2において、マスク信号生成手段202は、マスク信号条件201をマスク信号203に変換する。
マスク器A205は、マスク信号203に従って特定パターン204をマスクして特定パターンマスク信号206を生成する。
マスク器B207は、マスク信号203に従ってパラレルデータ107をマスクしてパラレルデータマスク信号208を生成する。
パターン比較器209は、特定パターンマスク信号206とパラレルデータマスク信号208の一致を確認し、特定パターン検出信号114を生成する。
復調エラーカウンタ302は、確認回数カウンタ304で生成される復調エラーカウントイネーブル信号305及びサイクルカウンタ306で生成される確認ストローブ信号307を用いて復調エラー信号110をカウントし、復調エラー回数信号303を生成する。
確認回数カウンタ304は、特定パターン検出信号114、特定パターン判定ウィンドウ120、及び確認ストローブ信号307を用いて復調エラーカウントイネーブル信号305を生成する。
サイクルカウンタ306は、特定パターン検出信号114及び特定パターン判定ウィンドウ120を用いて確認ストローブ信号307を生成する。
確からしさ条件比較器308は、確からしさ条件信号301、復調エラー回数信号303、復調エラーカウントイネーブル信号305、及び確認ストローブ信号307を用いて特定パターン認識信号116を生成する。
図3は、同期パターン処理手段111と変調コード認識手段117を詳細に示す。図3において、同期パターン検出手段401は、パラレルデータ107に含まれる同期パターンを検出し、同期パターン検出信号402を生成する。
同期パターン間隔カウンタ403は、同期信号112を用いて同期パターン間隔を測定し、同期パターン間隔値404を生成する。
同期パターン検出ウィンドウ生成手段405は、同期パターン間隔値404と、サイクル差検出手段505で生成されるサイクル差検出信号118とを用いて、同期パターン検出ウィンドウ406を生成する。
同期信号生成手段407は、同期パターン検出信号402、同期パターン間隔値404、及び同期パターン検出ウィンドウ406を用いて同期信号112を生成する。
補正タイミング選択手段502は、補正タイミング選択条件信号501に従って、特定パターン認識信号116と同期信号112を選択して、補正タイミング信号503を生成する。
復調サイクルカウンタ504は、補正タイミング信号503を用いて復調サイクルを測定し、復調データストローブ信号119、特定パターン判定ウィンドウ120、及び復調サイクルカウンタ値506を生成する。
サイクル差検出手段505は、同期信号112、特定パターン認識信号116、及び復調サイクルカウンタ値506を用いてサイクル差検出信号118を生成する。
次に、以上のように構成されたデジタルデータ変復調装置の動作について説明する。
情報A101は、CDに記録したいデジタルデータであり、伝送データ生成手段102に供給することによって、CDへ記録するデータフォーマットへ変換される。
情報A101が供給された伝送データ生成手段102は、CIRC(Cross Interleave Read−Solomon Code)に準じた誤り訂正符号化処理を施すことによって、24バイトの情報に対して8バイトの誤り訂正符号を付加し、32バイトの第1のデータブロックを構成する。
伝送データ生成手段102は、第1のデータブロックを構成した後、情報A101の属性情報やCDへの記録位置情報が格納されたサブコード情報の1バイトを第1のデータブロック先頭に加え、33バイトの第2のデータブロックを構成する。
伝送データ生成手段102は、第2のデータブロックを構成した後、24チャネルビットの同期パターンを先頭に配置すると共に、第2のデータブロックに対し、1バイト毎に14チャネルビットの変調データに変換し且つDC成分抑制や低周波数抑制のための3チャネルビットのマージビットを配置するEFM変調処理を施し、588チャネルビットのフレームと呼ばれるデータブロック(変調データブロック)を構成する。
伝送データ生成手段102は、フレームを構成した後、フレームを構成するビット列をNRZi変換することにより伝送デジタルデータ出力信号103を生成し、伝送路104へ供給する。
このように伝送データ生成手段102は、デジタルデータを1バイト(第1のデータ長)毎に17チャネルビット(第2のデータ長)の変調コードに変換するとともに、33個(所定数)の変調コード毎にその先頭に同期パターンを配置して、フレーム(変調データブロック)を生成する。
伝送デジタルデータ出力信号103が供給された伝送路104は、伝送デジタルデータ出力信号103をピット長に変換し、読み出し専用のCDであればスタンパ、書き込み可能なCDであればレーザ光を用いることによって、該ピットをCDの記録トラック上に形成し、伝送デジタルデータ出力信号103をCDへ記録する。
さらに、伝送路104は、この伝送デジタルデータ出力信号103を記録したCDをCD再生装置に挿入するまでに生ずるCDの搬送業務も含む。
さらに、伝送路104は、CD再生装置において、CDにレーザ光を照射して得られる反射光から該CDに形成したピットを読み取り、伝送デジタルデータ入力信号105を生成する。
ここで、伝送路104においてエラーが混入しない場合、伝送デジタルデータ出力信号103と伝送デジタルデータ入力信号105は等価である。
しかしながら、伝送路104においては、CDへ情報を記録する際の記録環境状態に起因するピット形成のエラー、CDを搬送する際に付着する傷などのエラー、CDの情報を読み取る際の再生環境状態に起因する反射光の読み取りエラーなどが混入する恐れがあり、必ずしも、伝送デジタルデータ出力信号103と伝送デジタルデータ入力信号105は等価ではない。
伝送路104は、伝送デジタルデータ入力信号105をシリアルーパラレル変換手段106へ供給する。
伝送デジタルデータ入力信号105が供給されるシリアルーパラレル変換手段106は、チャネルビット毎に入力される伝送デジタルデータ入力信号105をNRZ変換しながら24ビットのシフトレジスタに取り込み、24ビットのパラレルデータ107を出力する。
従って、パラレルデータ107は、伝送デジタルデータ入力信号105が入力される毎に、つまりチャネルビット毎に変化する。
シリアルーパラレル変換手段106は、パラレルデータ107を復調テーブル108、同期パターン処理手段111、及び特定パターン検出手段113へ供給する。
パラレルデータ107が供給された復調テーブル108は、24ビットのパラレルデータ107の下位14チャネルビットをテーブル(変調データが記載されている)と照らし合わせ、変調データに対応する1バイトのデータ列に置き換え、該1バイトのデータ列を復調データ109として誤り訂正手段121へ供給する。
また、復調テーブル108は、24ビットのパラレルデータ107の下位14チャネルビットを上記テーブルと照らし合わせた結果、対応する変調データが存在しない場合、復調エラー信号110の信号レベルを“H”として確からしさ判定手段115へ通知する。
ここで、変調データ(変調コード)とは、伝送路104でエラーが混入しなければ、伝送データ生成手段102でEFM変調することによって生成される変調データ(変調コード)と等価であり、変調データに対応する1バイトのデータ列とは、伝送データ生成手段102でEFM変調される前の1バイトのデータと等価である。
パラレルデータ107が供給される特定パターン検出手段113は、図2に示すように、マスク信号生成手段202、マスク器A205、マスク器B207、及びパターン比較器209で構成されている。
マスク信号生成手段202は、制御マイコンなどの外部制御手段より指定されたマスク信号条件201を解釈し、14ビット幅のマスク信号203を生成する。
マスク信号203は、マスクしたいビットを“L”レベルで示す信号であり、例えば、マスク信号203の最上位ビットから最下位ビットに向かってビット13、ビット12、・・・、ビット1、ビット0とし、ビット1、ビット0をマスクしたいビットとすれば、マスク信号203は、“11111111111100”と表される。マスク信号生成手段202は、マスク信号203をマスク器A205とマスク器B207へ供給する。
マスク信号203が供給されたマスク器A205は、制御マイコンなどの外部制御手段より任意に指定される14ビットの特定パターン204とマスク信号203の論理積を演算して特定パターンマスク信号206を生成し、パターン比較器209へ供給する。
ここで、特定パターン204は、ランレングスが最大であるデータ列とする。RLLを規則とする変調方式においてはランレングスが大きくなるにつれて該ランレングスを含む変調コード数が少なくなるので、特定パターン204が変調コード内に配置される領域が狭くなり、特定パターンを容易に特定することができる。さらに、特定パターン204の誤検出確率を抑えることもできる。
パラレルデータ107とマスク信号203が供給されたマスク器B207は、パラレルデータ107の下位14ビットとマスク信号203の論理積を演算してパラレルデータマスク信号208を生成し、パターン比較器209へ供給する。
特定パターンマスク信号206とパラレルデータマスク信号208が供給されたパターン比較器209は、特定パターンマスク信号206とパラレルデータマスク信号208が一致すれば特定パターン検出信号114の信号レベルを“H”として確からしさ判定手段115へ供給する。
上記のように特定パターン検出手段113は、マスク信号生成手段202により任意のデータ列(ビット列)を外部制御手段より指定することができるので、変調データブロックの特徴に合わせて、変調コードに含まれる任意のデータ列を指定することができる。また、マスク器A205により、特定パターンのデータ長(ビット長)を外部制御手段より任意に指定することができるので、変調データブロックの特徴に合わせて、連続する複数の変調コードや、変調コードに必要なデータ列のみを特定パターンとすることができる。また、マスク信号生成202及びマスク器B207によりパラレルデータ107に含まれる任意のデータ長のデータ列を選択することができる。
したがって、特定パターンマスク信号206とパラレルデータマスク信号208をパターン比較器209で比較することによって、パラレルデータ107に含まれる任意のビット長、任意のビット列の特定パターンを検出することができる。
復調エラー信号110、特定パターン検出信号114、及び特定パターン判定ウィンドウ120が入力される確からしさ判定手段115は、図2に示すように、復調エラーカウンタ302、確認回数カウンタ304、サイクルカウンタ306、及び確からしさ条件比較器308で構成されている。
特定パターン検出信号114と特定パターン判定ウィンドウ120が供給されるサイクルカウンタ306は、シリアルーパラレル変換手段106へ1チャネルビット入力される毎に1ずつインクリメントするカウンタであり、特定パターン検出信号114の信号レベルが“H”で且つ特定パターン判定ウィンドウ120の信号レベルが“H”のときにカウンタ値を“0”に初期化し、その後カウント値が“16”を越える毎にカウンタ値を“0”とする。そして、カウント値が“16”を越える毎に確認ストローブ信号307を生成して、復調エラーカウンタ302、確認回数カウンタ304、及び確からしさ条件比較器308へ供給する。
ここで、特定パターン判定ウィンドウ120は、変調コード認識手段117から供給される信号であり、現在復調に使用している復調データストローブ信号119の前後4チャネルビット幅で信号レベルが“H”となり、信頼性の低い特定パターン検出信号114を排除する役割を持っている。
特定パターン検出信号114、特定パターン判定ウィンドウ120、及び確認ストローブ信号307が供給される確認回数カウンタ304は、特定パターン検出信号114の信号レベルが“H”で且つ特定パターン判定ウィンドウ120の信号レベルが“H”の場合にカウンタ値を“0”に初期化し、制御マイコンなどの外部制御手段より指定される確認回数と一致するまで確認ストローブ信号307毎に1ずつインクリメントするカウンタであり、カウンタ値が該確認回数以下の場合に、復調エラーカウントイネーブル信号305の信号レベルを“H”として、復調エラーカウンタ302と確からしさ条件比較器308へ供給する。
復調エラー信号110、確認ストローブ信号307、及び復調エラーカウントイネーブル信号305が供給される復調エラーカウンタ302は、復調エラーカウントイネーブル信号305の信号レベルが“H”の間、確認ストローブ信号307毎に復調エラー信号110をサンプリングし、このサンプリングタイミングで復調エラー信号110の信号レベルが“H”であれば、復調エラーカウンタ302を1ずつインクリメントするカウンタであり、カウンタ値を復調エラー回数信号303として確からしさ条件比較器308へ供給する。
復調エラー回数信号303、復調エラーカウントイネーブル信号305、及び確認ストローブ信号307が供給される確からしさ条件比較器308は、復調エラーカウントイネーブル信号305が立ち下がって最初に確認ストローブ信号307の信号レベルが“H”となった時、復調エラー回数信号303が制御マイコンなどの外部制御手段より指定される確からしさ条件信号(特定パターンの確からしさを示す閾値)301を越えていなければ、特定パターン認識信号116の信号レベルを“H”として変調コード認識手段117へ供給する。
上記のように確からしさ判定手段115では、サイクルカウンタ306が特定パターン検出信号114を基準として17チャネルビットのデータ列(すなわち変調コードのデータ長と等しいデータ列)が入力される毎に確認ストローブ信号307を生成する。そして確認回数カウンタ304が確認ストローブ信号307を用いて特定パターン検出手段113で検出された特定パターンを含む17チャネルビットのデータ列を基準とする17チャネルビットのデータ列を所定数検出し、復調エラーカウンタ302がこれらのデータ列のうちに含まれる復調できないデータ列数を検出する。そして、確からしさ条件比較器308が復調エラー回数信号303と確からしさ条件信号301を比較して、確からしさ条件信号(特定パターンの確からしさを示す閾値)301を越えていなければ、特定パターン検出手段113により検出された特定パターンの信頼性を保証する。
すなわち、確からしさ判定手段115は、伝送デジタルデータ入力信号105にエラーが混入し、同期パターン(同期信号112)を基準に認識される17チャネルビットのデータ列の位相と特定パターン(特定パターン検出信号114)を基準に認識される17チャネルビットのデータ列の位相に位相差がある場合において、特定パターンを基準に認識される17チャネルビットのデータ列が変調コードであることを表す信頼性を判定することができる。したがって、特定パターンの誤検出を防止することができ、信頼性の高い特定パターン認識信号116を生成することができるようになる。
また、確からしさ判定手段115は、特定パターン判定ウィンドウ120を用いることによって、現在復調に使用している復調データストローブ信号119を中心とした一定範囲内で検出された特定パターン検出信号114のみを用いることにより、誤検出した特定パターンを排除することができ、特定パターン認識信号116の精度を高めることができる。
また、確からしさ条件信号301は、所定数(確認回数)の変調コードに含まれることが許される復調できない変調コード数の最大値(例えば、変調時に付加された誤り訂正符号により訂正可能な数の最大値等)とすることにより、検出した特定パターンの信頼性を高めることができる。
また、確からしさ条件信号301は、外部から任意に指定できるようにすることにより、検出した特定パターンの信頼性の強度を変更できるので、伝送路の状態や種類によって復調処理の能力を最適化することができる。
パラレルデータ107とサイクル差検出信号118が供給される同期パターン処理手段111は、図3に示すように、同期パターン検出手段401、同期パターン間隔カウンタ403、同期パターン検出ウィンドウ生成手段405、及び同期信号生成手段407で構成されている。
パラレルデータ107が供給された同期パターン検出手段401は、パラレルデータ107に含まれる24ビットの同期パターンを検出することによって同期パターン検出信号402の信号レベルを“H”として同期信号生成手段407へ供給する。
同期信号112が供給される同期パターン間隔カウンタ403は、シリアルーパラレル変換手段106へ1チャネルビット入力される毎に1ずつインクリメントするカウンタであり、同期信号112の信号レベルが“H”の場合、またはカウンタ値が“587”の場合にカウンタ値を“0”に初期化し、カウンタ値を同期パターン間隔値404として同期パターン検出ウィンドウ生成手段405と同期信号生成手段407へ供給する。同期パターン間隔カウンタ403は、EFM変調後に生成されるフレームと呼ばれるデータブロックを認識するために使われる。
同期パターン間隔値404とサイクル差検出信号118が供給される同期パターン検出ウィンドウ生成手段405は、同期パターン間隔値404の値が“0”を示す前後4チャネルビット幅で同期パターン検出ウィンドウ406の信号レベルを“H”として同期信号生成手段407へ供給する。
また、同期パターン検出ウィンドウ生成手段405は、サイクル差検出信号118の値に従って、同期パターン検出ウィンドウ406の信号レベルが“H”の位置(同期パターンの所定の検出位置)をチャネルビット間隔で移動させる補正を行う。
例えば、サイクル差検出信号118の値が“+2”であれば、同期パターン検出ウィンドウ生成手段405は、同期パターン検出ウィンドウ406の信号レベルが”H”の位置を2チャネルビット後ろへ移動させる。
また、サイクル差検出信号118の値が“−2”であれば、同期パターン検出ウィンドウ生成手段405は、同期パターン検出ウィンドウ406の信号レベルが“H”の位置を2チャネルビット前へ移動させる。
同期パターン検出信号402、同期パターン間隔値404、及び同期パターン検出ウィンドウ406が供給される同期信号生成手段407は、同期パターン検出ウィンドウ406の信号レベルが“H”で且つ同期パターン検出信号402の信号レベルが“H”である場合、または、同期パターン検出ウィンドウ406の信号レベルが“H”、同期パターン検出信号402の信号レベルが“L”、且つ同期パターン間隔値404の値が“0”である場合に、同期信号112の信号レベルを“H”として、同期パターン間隔カウンタ403、変調コード認識手段117、及び誤り訂正手段121へ供給する。
このように同期パターン処理手段111は、所定の検出位置で、入力されるデータ列から同期パターンを検出し、同期信号112を生成する。
また、同期パターン処理手段111は、同期パターン検出手段401でパラレルデータ107より同期パターンを検出して同期パターン検出信号402を生成し、同期信号生成手段407において、同期パターン検出ウィンドウ生成手段405で生成される同期パターン検出ウィンドウ406を用いて同期パターン検出信号402を評価することによって、信頼性の高い同期信号112を生成することができる。
また、同期パターン処理手段111は、同期パターン検出ウィンドウ生成手段405において、サイクル差検出信号118を用いて同期パターン検出ウィンドウ406の位置補正をすることによって同期信号112の精度を高めることができる。
同期信号112と特定パターン認識信号116が供給される変調コード認識手段117は、図3に示すように、補正タイミング選択手段502、復調サイクルカウンタ504、及びサイクル差検出手段505で構成されている。
同期信号112と特定パターン認識信号116が供給される補正タイミング選択手段502は、制御マイコンなどの外部制御手段によって指定される補正タイミング選択条件信号501に従って、同期信号112もしくは特定パターン認識信号116のいずれかを選択して、補正タイミング信号503として復調サイクルカウンタ504へ供給する。
このように任意に同期信号112と特定パターン認識信号116を選択できるので、伝送路の状態や種類に合わせて復調データストローブ信号119の生成タイミングを切り換えることができる。
補正タイミング信号503が供給される復調サイクルカウンタ504は、シリアルーパラレル変換手段106へ1チャネルビット入力される毎に1ずつインクリメントするカウンタであり、補正タイミング信号503の信号レベルが“H”又はカウンタ値が“16”を越えるとカウンタ値を“0”に初期化して復調データストローブ信号119の信号レベルを“H”とし、誤り訂正手段121へ供給するとともに、カウンタ値を示す復調サイクルカウンタ値506をサイクル差検出手段505へ供給する。
このように変調コード認識手段117は、同期パターン又は特定パターンを用いて変調コードを認識し、復調データストローブ信号119を生成することができる。また、変調コード認識手段117は、確からしさ判定手段115により信頼性が保証された場合、その特定パターンを含む変調コードの位相を基準に復調データストローブ信号119を生成するので、伝送路において変調データブロックにビットスリップを伴うエラーが混入した場合であっても、特定パターンを検出することにより変調コードの位相を特定して誤り訂正処理を実施することが可能となる。
また、復調サイクルカウンタ504は、カウンタ値が“13”、“14”、“15”、“16”、“0”、“1”、“2”、“3”、“4”である場合に特定パターン判定ウィンドウ120の信号レベルを“H”として確からしさ判定手段115へ供給する。
なお、復調サイクルカウンタ504は、制御マイコンなどの外部制御手段によって、特定パターン判定ウィンドウ120の幅を任意に変更可能である。
同期信号112、特定パターン認識信号116、及び復調サイクルカウンタ値506が供給されるサイクル差検出手段505は、特定パターン認識信号116の信号レベルが“H”の時に復調サイクルカウンタ値506を記憶し、記憶した復調サイクルカウンタ値506を“−4”ないし“4”のいずれかの値にデコードしてサイクル差(位相差)検出信号118を生成し、同期パターン処理手段111へ供給する。
また、サイクル差検出手段505は、同期信号112の信号レベルが“H”となる毎に、記憶した復調サイクルカウンタ値を“0”に初期化する。
ここで、復調サイクルカウンタ値506が“13”、“14”、“15”、“16”、“0”、“1”、“2”、“3”、“4”である場合のデコード結果は、順に“−4”、“−3”、“−2”、“−1”、“0”、“+1”、“+2”、“+3”、“+4”となる。
上記のように変調コード認識手段117は、確からしさ判定手段115により信頼性が保証された場合、特定パターン認識信号116を用いて復調サイクルカウンタ504を補正することにより変調コードを認識できるようになる。
また、変調コード認識手段117は、サイクル差検出手段505において、信頼性が保証された特定パターンを含む変調コードと同期パターン(同期信号112)を基準に認識される17チャネルビットのデータ列の位相差(サイクル差)を検知し、この位相差を基に同期パターン検出ウィンドウ406の信号レベルが“H”の位置(同期パターンの検出位置)を補正することができる。そのため、特定パターンを検出する毎に、多くのポイントで同期パターンの検出位置補正ができ、同期パターンの検出能力を向上させることができる。
復調データ109、同期信号112、及び復調データストローブ信号119が供給される誤り訂正手段121は、同期信号112でフレーム先頭を認識し、復調データ109を復調データストローブ信号119でサンプリングしながら、CIRCに準じた誤り訂正処理を行い、情報B122を再生する。
このように本実施の形態1では、復調テーブル(復調手段)108と誤り訂正手段121により復調処理手段が構成される。すなわち、確からしさ判定手段115により信頼性が保証された場合、変調コード認識手段117により認識された変調コードを復調した復調データ109をメモリ空間に配置して誤り訂正符号データブロックを再生し、誤り訂正符号を用いた誤り訂正処理を施すことで元のデジタルデータを再生する。
なお、本実施の形態1では、特定パターン検出手段113と確からしさ判定手段115を図2に示す構成とすることで特定パターン認識信号116を生成したが、図4に示すように特定パターン検出手段113と確からしさ判定手段115を2つずつ備え、それぞれに異なるマスク信号条件と特定パターンを指定し、それぞれの確からしさ条件比較器308の出力の論理和を特定パターン認識信号116とする構成としてもよい。これにより2つの特定パターンのいずれかを検出した時点で変調データの区切りがわかるため、変調データから復調データへの復調動作、および同期パターン検出位置補正をより早く行えるようになる。また、図4では、特定パターン検出手段113と確からしさ判定手段115を2つずつ備える構成としたが、それぞれを多数個備え、各確からしさ条件比較器の論理和演算を行うようにすれば、検出可能な特定パターンの種類が増え、変調データから復調データへの復調動作、および同期パターン検出位置補正をより早く行えるようになることは自明である。
以上のように、本実施の形態1においては、伝送路104で混入するエラーの影響で変調コードが認識でき無くなった場合であっても、伝送デジタルデータ入力信号105より入力される同期パターン以外のデータ列から変調コードを認識することが可能となり、伝送路104で混入するエラーの影響を抑制することができると共に、情報B(元のデジタルデータ)122の再生精度を上げることができる。
さらに、本実施の形態1においては、同期パターン位置を予測する同期パターン検出ウィンドウ406の位置を補正することが可能となり、より精度の高い同期パターンの検出ができる。
また、この実施の形態1で説明したように、変調後のデータ列のデータ長(第2のデータ長;17チャネルビット)が元のデータ列のデータ長(第1のデータ長;1バイト)よりも長ければ、変調データブロックにおいて、第1のデータ長では表せないデータ列を実現できるため、RLLに代表されるような規則を定めることができ、また、その規則を満足する変調コードに特徴のあるデータ列を発生することもできる。
なお、以上の説明では、CDを例にとって説明したが、その他の記録媒体(例えばDVDなど)や、無線、有線などの伝送路を介して入力されるデジタルデータについても同様に実施可能である。
(実施の形態2)
以下に、本実施の形態2に係るデジタルデータ変復調装置について、図5ないし図7を用いて説明する。図5は、本実施の形態2におけるデジタルデータ変復調装置の変調処理に係るブロック図を示す。図5において、誤り訂正符号化手段601は、CDへ記録する情報A101に対し、所定容量(ここでは24バイト)毎に誤り訂正符号を付加した符号化データ602を生成する。また、誤り訂正符号化手段601は、符号化データ出力要求信号603を用いて、符号化データ602をサンプリングするための符号化データストローブ信号604を生成する。
変調テーブル605は、1バイトの符号化データ602を14チャネルビットの変調データ606に変換する。
データ取得処理手段607は、誤り訂正符号化手段601へ符号化データ602の出力を要求する符号化データ出力要求信号603を生成する。また、データ取得処理手段607は、符号化データストローブ信号604を用いて、変調データストローブ信号608を生成する。
バイトカウンタ609は、変調データストローブ信号608を用いて、変調処理したバイト数を示すバイトカウンタ値610を生成する。
フレームカウンタ611は、変調データストローブ信号608とバイトカウンタ値610を用いて、変調したフレーム数を示すフレームカウンタ値612を生成する。
マージ生成手段613は、変調データ606、変調データストローブ信号608、フレームカウンタ値612、及びバイトカウンタ値610を用いて、マージビット列614を生成する。
変調処理手段615は、変調データ606とマージビット列614を用いて、17チャネルビットの変調コード616を生成する。
同期パターン挿入手段617は、変調コード616とバイトカウンタ値610を用いて、フレームデータ618を生成する。
なお、当該装置では、変調テーブル605による変調データ生成処理、マージ生成手段613によるマージビット列生成処理、変調処理手段615による変調コード生成処理、及び同期パターン挿入手段617による同期パターン挿入処理が、誤り訂正符号データブロックの先頭に同期パターンを付加するとともに、誤り訂正符号データブロックを第1のデータ長(14チャネルビット)毎に第2のデータ長(17チャネルビット)の変調コードに変換して変調データブロック(フレーム)を生成する変調処理に該当する。
特殊コード挿入手段(伝送デジタルデータ生成手段)619は、フレームデータ618、変調データストローブ信号608、バイトカウンタ値610、及びフレームカウンタ値612を用いて、制御マイコンなどの外部制御手段によって指定されるフレームデータ618中の所定の場所のデータを後述する特殊コードに置き換え、伝送デジタルデータ出力信号103を生成する。
次に、以上のように構成されたデジタルデータ変復調装置の動作について、CDを例に説明する。
情報A101が供給された誤り訂正符号化手段601は、CIRCに準じた誤り訂正符号化処理を施すことによって、24バイト(所定容量)の情報に対して8バイトの誤り訂正符号を付加し、32バイトの第1のデータブロックを構成する。
そして、誤り訂正符号化手段601は、第1のデータブロックを構成した後、情報A101の属性情報やCDへの記録位置情報が格納されたサブコード情報の1バイトを第1のデータブロック先頭に加え、33バイトの第2のデータブロック(誤り訂正符号データブロック)を構成する。
誤り訂正符号化手段601は、データ取得処理手段607で生成される符号化データ出力要求信号603の要求に従って、第2のデータブロックを1バイトずつに出力するとともに(符号化データ602出力)、符号化データ602をサンプリングするための符号化データストローブ信号604の信号レベルを“H”にする。そして、誤り訂正符号化手段601は、符号化データ602を変調テーブル605へ供給するとともに、符号化データストローブ信号604をデータ取得処理手段607へ供給する。
変調テーブル605は、1バイトの符号化データ602を14チャネルビットの変調データに変換するデコーダである。変調テーブル605は変調データ606をマージ生成手段613と変調処理手段615へ供給する。
データ取得処理手段607は、制御マイコンなどの外部制御手段によって変調処理開始の指示を受け、変調処理を行うデータを取得するために符号化データ出力要求信号603の信号レベルを“H”として誤り訂正符号化手段601へ供給する。
また、符号化データストローブ信号604が供給されたデータ取得処理手段607は、33バイト分の連続する符号化データストローブ信号604に対して、同期パターン挿入処理分を加えた34バイト分の変調データストローブ信号608を生成し、バイトカウンタ609、フレームカウンタ611、マージ生成手段613、及び特殊コード挿入手段619へ供給する。
変調データストローブ信号608が供給されるバイトカウンタ609は、変調データストローブ信号608毎に1ずつインクリメントするカウンタであり、変調開始時にバイトカウンタ609の値を“0”に初期化する。また、バイトカウンタ609は、カウンタ値が“33”の状態で変調データストローブ信号608の信号レベルが“H”になると、すなわちカウンタ値が“33”を越えるとカウンタ値を“0”に初期化する。これにより、バイトカウンタ609は、現在変調している符号化データ602がフレーム先頭から何バイト目であるかを示すバイトカウンタ値610を生成して、フレームカウンタ611、マージ生成手段613、同期パターン挿入手段617、及び特殊コード挿入手段619へ供給する。
変調データストローブ信号608とバイトカウンタ値610が供給されるフレームカウンタ611は、変調開始時にカウンタ値を“0”に初期化し、バイトカウンタ値610が“33”の状態で変調データストローブ信号608の信号レベルが“H”になるとカウンタ値を1ずつインクリメントするカウンタであり、カウンタ値が制御マイコンなどの外部制御手段によって指定するフレーム数と一致し、且つバイトカウンタ値610が“33”で、且つ変調データストローブ信号608の信号レベルが“H”になるとカウンタ値を“0”に初期化する。これにより、フレームカウンタ611は、制御マイコンなどの外部制御手段が指定するフレーム数を特殊コードブロック(第2の伝送デジタルデータブロック)とした場合、現在変調しているフレームが特殊コードブロックの何フレーム目であるかを示すフレームカウンタ値612を生成してマージ生成手段613と特殊コード挿入手段619へ供給する。
ここで、図6は、上記の符号化データ出力要求信号603、符号化データストローブ信号604、変調データストローブ信号608、バイトカウンタ値610、及びフレームカウンタ値612の関係を示すタイミングチャートである。
図6に示すように、バイトカウンタ値610が“0”である場合、同期パターン挿入を行う状態であるため、データ取得処理手段607は、符号化データ出力要求信号603を生成せず、バイトカウンタ値610を参照して変調データストローブ信号608を生成する。
また、図6に示すように、バイトカウンタ値610が“1”ないし“33”である場合、符号化データ602を変調する状態であるため、データ取得処理手段607は、符号化データ出力要求信号603の信号レベルを“H”とし、符号化データストローブ信号604を参照して変調データストローブ信号608を生成する。
また、図6に示すように、バイトカウンタ値610は、変調データストローブ信号608の信号レベルが“H”になる毎に1ずつインクリメントされ、また、バイトカウンタ値610が“33”の状態で変調データストローブ信号608の信号レベルが“H”になるとき、バイトカウンタ値610は“0”に初期化される。
また、図6に示すように、フレームカウンタ値612は、バイトカウンタ値610が“33”の状態で変調データストローブ信号608の信号レベルが“H”になる毎に1ずつインクリメントされる。
変調データ606、変調データストローブ信号608、バイトカウンタ値610、及びフレームカウンタ値612が供給されるマージ生成手段613は、バイトカウンタ値610が“0”あれば同期パターンを用い、バイトカウンタ値610が制御マイコンなどの外部制御手段から指定される特殊コード挿入バイト位置と一致し、且つフレームカウンタ値612が制御マイコンなどの外部制御手段から指定される特殊コード挿入フレーム位置と一致すれば制御マイコンなどの外部制御手段から指定される特殊コードを用い、バイトカウンタ値610が前記以外であれば変調データ606を用いて、変調データストローブ信号608の信号レベルが“H”になる毎にDSV(Digital Sum Value)を演算する。そしてマージ生成手段613は、2つの連続する変調データ606の間に最大のランレングスが発生せず、且つDSVの演算結果の絶対値が小さくなるような3チャネルビットのマージビット列614を生成して変調処理手段615へ供給する。
ここで、制御マイコンなどの外部手段から指定される特殊コード挿入バイト位置、特殊コード挿入フレーム位置、及び特殊コードを含む特定データは、特殊コード挿入手段619でも用いられる。また、特殊コードは、変調テーブル605によって変換され得る変調データのビット列、及び変調データの組合せで構成されるビット列とは異なるビット列とし、位置情報や属性情報などを盛りこむこともできる。このように、特殊コードに変調データには存在しないデータ列を含めることにより、復調処理時に特殊コードを容易に検出することができるようになる。
変調データ606とマージビット列614が供給された変調処理手段615は、下位側に14チャネルビット(第1のデータ長)の変調データ606を配置し、上位側に3ビットのマージビット列614を配置した17チャネルビット(第2のデータ長)の変調コード616を生成して同期パターン挿入手段617へ供給する。
変調データストローブ信号608、バイトカウンタ値610、及び変調コード616が供給される同期パターン挿入手段617は、変調コード616を下位側に10ビット拡張し、バイトカウンタ値610が“0”であれば、拡張した27ビットのデータ列の下位24ビットを同期パターンに置き換えてフレームデータ(変調データブロック)618を生成し、特殊コード挿入手段619へ供給する。
このように誤り訂正符号化手段601により生成された第2のデータブロック(誤り訂正符号データブロック)は、その先頭に同期パターンが付加されるとともに、変調テーブル605により生成された14チャネルビット(第1のデータ長)の変調データ毎に17チャネルビット(第2のデータ長)の変調コードに変換されて、フレーム(変調データブロック)となって出力される。
変調データストローブ信号608、バイトカウンタ値610、フレームカウンタ値612、及びフレームデータ618が供給される特殊コード挿入手段619は、変調データストローブ信号608の信号レベルが“H”になる毎に、バイトカウンタ値610が制御マイコンなどの外部制御手段から指定される特殊コード挿入バイト位置と一致し、かつ、フレームカウンタ値612が制御マイコンなどの外部制御手段から指定される特殊コード挿入フレーム位置と一致した場合、フレームデータ618のその位置(特定位置)の特定データ長のデータ列を制御マイコンなどの外部制御手段から指定される特殊コードを含む上記特定データ長と同じデータ長(ビット長)のデータ列(特定データ)に置き換えて記憶する。また、前記以外の場合、フレームデータ618を記憶する。なお、特定データとして特殊コードそのものを用いるようにしてもよい。
特殊コード挿入手段619は、バイトカウンタ値610が“0”の時に記憶したデータに関しては27ビット全てのデータを、また、バイトカウンタ値610が“0”以外の時に記憶したデータに関しては27ビットのデータの上位17ビットのみを、MSBより順に1ビットずつ伝送デジタルデータ出力信号103として出力する。
このように特殊コード挿入手段619は、フレームデータ(変調データブロック)618の特定位置で且つ特定データ長のデータ列を、特殊コードを含む特定データに置き換え、バイトカウンタ値610が“0”の時に記憶した27ビットのデータとバイトカウンタ値610が“0”以外の時に記憶したデータの上位17ビットとからなるフレーム(第1の伝送デジタルデータブロック)を生成して伝送路へ出力する。
ここで、外部制御手段から指定される特殊コード挿入バイト位置及び特殊コード挿入フレーム位置は、それぞれ外部制御手段より複数個の指定が可能であり、フレームに挿入する特殊コード数を制御することができる。特殊コードを挿入する数は、“0”個からデジタルデータに付加された誤り訂正符号の訂正能力を超えない個数で指定する。また、特殊コードを挿入する位置は、誤り訂正符号による誤り訂正が可能な位置に指定する。このようにすれば、特殊コードを配置することに起因する伝送デジタルデータ出力信号の再生不能(復調不能)を防止できる。
また、特殊コードを変調コードのデータ長以上のデータ列とすれば、変調コード及び変調コードの組み合わせに存在しない特殊コードとなるので、復調処理時に特殊コードを容易に検出することができるようになる。
また、外部制御手段により任意のビット長、任意のビット列の特殊コードを指定できるように構成すれば、変調コードに存在しないデータ列を特殊コードとすることができるし、また、特殊コードとして変調コードのデータ長以上のデータ列を用いる場合には、連続する複数の変調コードに存在しないデータ列を特殊コードとすることができるので、復調処理時に特殊コードを容易に検出することができるようになる。
また、外部制御手段より特殊コードを配置しない指令を行えるようにしてもよい。これにより、特殊コードを配置することに起因する伝送デジタルデータ出力信号の再生不能(復調不能)を防止できる。
以上のように、本実施の形態2によれば、伝送デジタルデータ出力信号にビットスリップを伴うエラーが混入した場合であっても、実施の形態1に係るデジタルデータ復調装置における復調処理において、特殊コードを特定パターンとした場合、再生可能な変調コードを元のデジタルデータに再生することができ、また特殊コードを用いて同期パターンの検出位置を正しく補正することができるので、伝送路において混入したビットスリップに起因するバーストエラーを低減することができる。
また、本実施の形態2によれば、マージ生成手段613により、2つの変調コードに跨るデータ列に最大のランレングスが発生しない。したがって、実施の形態1に係るデジタルデータ復調装置における復調処理において、最大のランレングスを持つデータ列を特定パターンとした場合、変調コードの把握の信頼性を上げることができ、復調処理能力が向上する。
また、マージビットを持たないデジタルデータ変調方式の場合においても、2つの変調コードに跨るデータ列に最大のランレングスが発生しないように変調することにより、同様に、実施の形態1に係るデジタルデータ復調装置における復調処理において、変調コードの把握の信頼性を上げることができる。
また、図7は連続する複数のフレーム(第1の伝送デジタルデータブロック)で構成される上記の特殊コードブロック(第2の伝送デジタルデータブロック)に対して特殊データを含む特定データを配置した一例を示す。なお図7に示す例では、特定データ長を変調コード長と一致させている。
図7(a)に示す特殊コードブロックには位置情報を含む特殊コードが配置されており、この特殊コードを読み取ることによって、該当フレームが特殊コードブロックの内の何フレーム目であるのか、また、特定データ(特殊コード)の配置位置が各フレームの先頭から数えて何個目の変調コードに該当するのかを判断することができる。
このように特殊コードにフレーム(第1の伝送デジタルデータブロック)の先頭を基点とした位置を特定する情報を含ませることにより、伝送デジタルデータにビットスリップを伴うエラーが混入した場合であっても、変調コードの位置と位相を正しく検知できるので、復調装置における復調処理能力を向上させることができる。
また、図7(b)に示す特殊コードブロックには位置情報を含まない特殊コードが配置されている。この場合、図7(b)に示すように、特定データ(特殊コード)を各フレームのそれぞれの先頭を基点として互いに異なる位置に配置する。このように配置すれば、特殊コードを配置する位置に位置情報を持たせることができるので、同期パターンと特殊コードの位置関係を解析することによって、該当フレームが特殊コードブロックの内の何フレーム目であるのか、また、特定データ(特殊コード)の配置位置が各フレームの先頭から数えて何個目の変調コードに該当するのかを判断することができる。したがって、伝送デジタルデータにビットスリップを伴うエラーが混入した場合であっても、変調コードの位置と位相を正しく検知できるので、復調装置における復調処理能力を向上させることができる。
また、このように配置すれば、特殊コードを配置する位置に位置情報を持たせることができるので、特殊コードのデータ長を短くすることができる。
また、図7(b)に示すように特定データ(特殊コード)を配置した場合、異なる系列の誤り訂正符号に特殊コードを割り振ることができる。すなわち図7(a)に示す配置方法では、フレームの先頭から数えて同じ位置に特定データが配置されており、そのため同じ系列の誤り訂正符号が特殊コードに置き換えられるおそれがあるが、図7(b)に示す配置方法では、異なる系列の誤り訂正符号に特殊コードを割り振ることができるので、復調装置における復調処理能力(誤り訂正処理能力)を向上させることができる。
以上のように、図7に示すように特殊データを挿入すれば、情報A101の再生精度を上げることができる。
また、実施の形態1と同様に、第2のデータ長(17チャネルビット)が第1のデータ長(1バイト)よりも長ければ、変調データブロックにおいて、第1のデータ長では表せないデータ列を実現できるため、RLLに代表されるような規則を定めることができ、また、その規則を満足する変調コードに特徴のあるデータ列を発生することもできる。
なお、CDから読み取られたデータから特殊コードを検出して解析する特殊コード解析手段を持たない一般のデジタルデータ復調装置を用いてCDを再生する場合、当該デジタルデータ変調装置により挿入された特殊コードは変調データとは異なるため、変調エラーとなってしまう。しかし、上記説明したように、誤り訂正によって訂正可能なように特殊コードを配置すれば、この特殊コードによる変調エラーを回避できるので、特殊コード解析手段を持たない一般のデジタルデータ復調装置を用いても、当該デジタルデータ変調装置により特殊コードが挿入されたデータを誤り無く再生することが可能となる。
すなわち、CDなどの可換媒体に対して当該デジタルデータ変調装置により特殊コードが挿入されたデータを記録した場合でも、一般のデジタルデータ復調装置を備えた再生装置において再生可能である。
なお、以上の説明では、CDを例にとって説明したが、その他の記録媒体(例えばDVDなど)や、無線、有線などの伝送路を介して入力されるデジタルデータについても同様に実施可能である。
(実施の形態3)
以下に、本実施の形態3に係るデジタルデータ変復調装置について、図8及び図9を用いて説明する。図8は、本実施の形態3におけるデジタルデータ変復調装置を示す。図8において、伝送データ生成手段701は、実施の形態2において開示したデジタルデータ変調装置を用いて、CDへ記録したい情報A101に誤り訂正符号を付加した後、特殊コードを含む特定データを埋め込みながらEFM変調処理を施して伝送デジタルデータ出力信号103を生成する。
伝送路104は、伝送デジタルデータ出力信号103を基にレーザ光の強さを制御してこの伝送デジタルデータ出力信号103をCDへ記録し、この記録したCDをCD再生装置まで搬送し、この搬送したCDにレーザ光を照射して得られる反射光の強さを読み取ることによって伝送デジタルデータ入力信号105を生成する。
シリアルーパラレル変換手段106は、入力される伝送デジタルデータ入力信号105をシフトレジスタに格納することによってパラレルデータ107を生成する。
復調テーブル108は、パラレルデータ107に含まれるEFM変調データ(変調コード)を復調して復調データ109を生成する。
同期パターン処理手段111は、変調コード認識手段705で生成されるサイクル差検出信号(位相差検出信号)118を用いながら、パラレルデータ107に含まれる同期パターンを検出し、同期信号112を生成する。
特殊コード解析手段702は、パラレルデータ107に含まれる特殊コードを検出するとともに、この検出した特殊コードを解析し、特殊コード認識信号703と変調コード位置解析結果704を生成する。
変調コード認識手段705は、同期信号112と特殊コード認識信号703を用いて、同期パターン処理手段111を制御するためのサイクル差検出信号118と復調テーブル108で生成される復調データ109を認識するための復調データストローブ信号119を生成する。
誤り訂正手段706は、同期信号112と変調コード位置解析結果704を用いて、復調データ109を復調データストローブ信号119毎に演算することにより誤りパターンと誤り位置を割り出し、この誤りパターンと誤り位置を基に復調データ109を訂正することによって、情報A101と等価な情報B122を生成する。
図9は特殊コード解析手段702と変調コード認識手段705を詳細に示す。図9において、特殊コード検出手段801は、パラレルデータ107に含まれる特殊コードを検出して特殊コード検出信号802を生成する。
チャネルビットカウンタ803は、同期信号112、特殊コード認識信号703、及びカウンタ補正信号808を用いて、1フレームのチャネルビット数を把握してチャネルビットカウンタ値804を生成する。
特殊コード検出ウィンドウ生成手段805は、チャネルビットカウンタ値804を用いて、特殊コードの誤検出抑制や特定コード(特殊コード)位置を解析するための特殊コード検出ウィンドウ806を生成する。
変調コード位置解析手段807は、特殊コード検出ウィンドウ806を用いて特殊コード検出信号802を解析し、カウンタ補正信号808、特殊コード認識信号703、及び変調コード位置解析結果704を生成する。
なお、特殊コード検出手段801において、特殊コードを含む特定データを検出するようにしてもよい。
補正タイミング選択手段901は、補正タイミング選択条件信号501に従って、同期信号112と特殊コード認識信号703の何れかを選択して、補正タイミング信号503を生成する。
復調サイクルカウンタ504は、補正タイミング信号503を用いて復調サイクルを測定し、復調データストローブ信号119と復調サイクルカウンタ値506を生成する。
サイクル差検出手段902は、同期信号112、特殊コード認識信号703、及び復調サイクルカウンタ値506を用いて、サイクル差検出信号118を生成する。
次に、以上のように構成されたデジタルデータ変復調装置の動作について説明する。ただし、伝送データ生成手段701は、実施の形態2におけるデジタルデータ変調装置と等価であり、また伝送路104、シリアルーパラレル変換手段106、復調テーブル108、同期パターン処理手段111、及び復調サイクルカウンタ504は実施の形態1における伝送路、及びデジタルデータ復調装置と等価であるため説明は省略し、特殊コード解析手段702、変調コード認識手段705、及び誤り訂正手段706について説明する。
パラレルデータ107が供給された特殊コード検出手段801は、制御マイコンなどの外部制御手段によって指定される特殊コードをパラレルデータ107から検出することによって、特殊コード検出信号802の検出成分の信号レベルを“H”とし、また特殊コードのビット列を解析することによって特殊コード検出信号802の位置成分を生成し、特殊コード検出信号802を変調コード位置解析手段807へ供給する。
ここで、特殊コード検出信号802は、特殊コードを検出したことを示す検出成分と、特殊コードに盛り込まれた位置情報を示す位置成分の2つの成分で構成している。
同期信号112、特殊コード認識信号703、及びカウンタ補正信号808が供給されるチャネルビットカウンタ803は、シリアルーパラレル変換手段106へ1チャネルビット入力される毎に1ずつインクリメントするカウンタであり、同期信号112の信号レベルが“H”又はカウンタ値が“587”の場合にカウンタ値を“0”に初期化し、同期信号112(同期パターン)を基点に、特殊コード検出手段801に供給されたチャネルビット数をチャネルビットカウンタ値804として特殊コード検出ウィンドウ生成手段805へ供給する。
また、チャネルビットカウンタ803は、特殊コード認識信号703の信号レベルが“H”である場合、カウンタ補正信号808に示される値を読み込み、カウンタ値を補正する。
チャネルビットカウンタ値804が供給される特殊コード検出ウィンドウ生成手段805は、制御マイコンなどの外部制御手段によって指定される値とチャネルビットカウンタ値804が一致する点の前後4チャネルビット幅で特殊コード検出ウィンドウ806の信号レベルを“H”として、変調コード位置解析手段807へ供給する。
例えば、図7(a)、(b)に示すように特定データ(特殊コード)が配列されたフレームが伝送デジタルデータ入力信号105として与えられている場合、特殊コード検出ウィンドウ806は、特殊コードが埋め込まれていると予想される点の前後4チャネルビット幅でその信号レベルが“H”となる。
つまり、特殊コード検出ウィンドウ生成手段805は、図7(a)に示すように特定データ(特殊コード)が配列されたフレームが伝送デジタルデータ入力信号105として与えられている場合、特定データ(特殊コード)がフレームの先頭を基点として同じ位置に配置されているので1フレームに1度、特殊コード検出ウィンドウ806を生成する。また、特殊コード検出ウィンドウ生成手段805は、図7(b)に示すように特定データ(特殊コード)が配列されたフレームが伝送デジタルデータ入力信号105として与えられている場合、特定データ(特殊コード)がフレームの先頭を基点として異なる3つの位置に配置されているので1フレームに3度、特殊コード検出ウィンドウ806を生成する。
なお、特殊コード検出ウィンドウ生成手段805は、制御マイコンなどの外部制御手段によって、特殊コード検出ウィンドウ806の幅を任意に変更可能である。
特殊コード検出信号802と特殊コード検出ウィンドウ806が供給された変調コード位置解析手段807は、特殊コード検出ウィンドウ806の信号レベルが“H”で且つ特殊コード検出信号802の検出成分の信号レベルが“H”である場合、特殊コード認識信号703の信号レベルを“H”として、チャネルビットカウンタ803と変調コード認識手段705へ供給する。
さらに、変調コード位置解析手段807は、図7(a)に示すように特定データ(特殊コード)が配列されたフレームが伝送デジタルデータ入力信号105として与えられている場合、特殊コード検出信号802の位置成分を解析することによって、該当フレームが特殊コードブロックの内の何フレーム目であるのか(フレーム位置)、また、特定データ(特殊データ)の配置位置が各フレームの先頭から数えて何個目の変調コードに該当するのか(変調コード位置)を把握して、カウンタ補正信号808と変調コード位置解析結果704を生成する。
また、変調コード位置解析手段807は、図7(b)に示すように特定データ(特殊コード)が配列されたフレームが伝送デジタルデータ入力信号105として与えられている場合、各フレームにおいて、何番目の特殊コード検出ウィンドウ806で特殊コード検出信号802の検出成分の信号レベルが“H”となるのかを解析して、フレーム位置と変調コード位置を把握し、カウンタ補正信号808と変調コード位置解析結果704を生成する。
同期信号112と特殊コード認識信号703が供給された補正タイミング選択手段901は、制御マイコンなどの外部制御手段によって指定される補正タイミング選択条件信号501に従って、同期信号112もしくは特殊コード認識信号703のいずれかを選択して、補正タイミング信号503として復調サイクルカウンタ504へ供給する。
同期信号112、特殊コード認識信号703、及び復調サイクルカウンタ値506が供給されるサイクル差検出手段902は、特殊コード認識信号703の検出成分の信号レベルが“H”の時に復調サイクルカウンタ値506を記憶し、記憶した復調サイクルカウンタ値506を“−4”ないし“4”のいずれかの値にデコードしてサイクル差検出信号118を生成し、同期パターン処理手段111へ供給する。
また、サイクル差検出手段902は、同期信号112の信号レベルが“H”となる毎に、記憶した復調サイクルカウンタ値を“0”に初期化する。
上記のように変調コード認識手段705は、特殊コード解析手段702により特殊コードが検出されると、その特殊コードを含む特定データ(もしくは特殊コード自身)を基準に変調コードを認識するとともに、この特殊コードを含む特定データを基準に認識される変調コードの位相と同期パターン処理手段111により検出された同期パターンを基準に認識される17チャネルビット(第2のデータ長)のデータ列の位相との位相差を検知しこの検知した位相差を基に同期パターン検出ウィンドウの信号レベルが“H”の位置(同期パターン検出位置)を補正する。
復調データ109、同期信号112、復調データストローブ信号119、及び変調コード位置解析結果704が供給される誤り訂正手段706は、同期信号112でフレーム先頭を認識し、復調データ109を復調データストローブ信号119でサンプリングし、メモリ空間へ復調データ109を配置する際に変調コード位置解析結果704を用いてその配置位置補正を行い、誤り訂正符号データブロックを再生してCIRCに準じた誤り訂正処理を行い、情報B(元のデジタルデータ)122を再生する。
このように本実施の形態3では、復調テーブル108と誤り訂正手段706により復調処理手段が構成される。すなわち、特殊コード解析手段702により特殊コードが検出されると、変調コード認識手段705により認識された変調コードを復調した復調データ109のメモリ空間への配置を特殊コード解析手段702で特定した変調コード位置(特殊コードの位置)を基に補正して誤り訂正符号データブロックを復元し、誤り訂正符号データブロックに誤り訂正処理を施して元のデジタルデータに再生する。
以上のように、本実施の形態3においては、伝送路104で混入するエラーの影響で変調コードが認識でき無くなった場合であっても、伝送デジタルデータ入力信号105より入力される特殊コードを用いて変調コードを認識することが可能となり、伝送路104で混入するエラーの影響を抑制することができるとともに、情報B122の再生精度を上げることができる。
また、本実施の形態3において、同期パターン位置を予測する同期パターン検出ウィンドウ406の位置を補正することが可能となり、より精度の高い同期パターンの検出ができる。
また、実施の形態1で説明したように、第2のデータ長(17チャネルビット)が第1のデータ長(1バイト)よりも長ければ、変調データブロックにおいて、第1のデータ長では表せないデータ列を実現できるため、RLLに代表されるような規則を定めることができ、また、その規則を満足する変調コードに特徴のあるデータ列を発生することもできる。
なお、本実施の形態3に係るデジタルデータ変復調装置においては、伝送データ生成手段701が、実施の形態2において開示したデジタルデータ変調装置を用いて、伝送デジタルデータ出力信号103を生成する例について説明したが、特殊コードを埋め込まない一般のデジタルデータ変調装置を用いた場合でも、伝送データ生成手段701が生成する伝送デジタルデータ出力信号103を復調することが可能である。
すなわち、CDなどの可換媒体に対して一般のデジタルデータ変調装置によりデータを記録した場合でも、本実施の形態3に記載のデジタルデータ復調装置を用いてCDを再生することは可能である。
なお、以上の説明では、CDを例にとって説明したが、その他の記録媒体(例えばDVDなど)や、無線、有線などの伝送路を介して入力されるデジタルデータについても同様に実施可能である。
本発明にかかるデジタルデータ復調装置およびデジタルデータ変復調装置は、伝送路でエラーの混入したデジタルデータの再生能力を向上するものであり、電波、赤外線などの無線、電話回線などの有線、光記録、磁気記録などの記録媒体と言った伝送路を介したデジタルデータの伝送に有用である。
本発明の実施の形態1におけるデジタルデータ変復調装置を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるデジタルデータ変復調装置の特定パターン検出手段と確からしさ判定手段の詳細なブロック図 本発明の実施の形態1におけるデジタルデータ変復調装置の同期パターン処理手段と変調コード認識手段の詳細なブロック図 本発明の実施の形態1におけるデジタルデータ変復調装置の他の構成を説明するための図 本発明の実施の形態2におけるデジタルデータ変復調装置の変調処理に係るブロック図 本発明の実施の形態2におけるデジタルデータ変復調装置に関するタイミングチャートを示す図 本発明の実施の形態2、3におけるデジタルデータ変復調装置に関する特殊データの配置の一例を示す図 本発明の実施の形態3におけるデジタルデータ変復調装置を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるデジタルデータ変復調装置の特殊コード解析手段と変調コード認識手段の詳細なブロック図
符号の説明
101 情報A
102 伝送データ生成手段
103 伝送デジタルデータ出力信号
104 伝送路
105 伝送デジタルデータ入力信号
106 シリアルーパラレル変換手段
107 パラレルデータ
108 復調テーブル
109 復調データ
110 復調エラー信号
111 同期パターン処理手段
112 同期信号
113 特定パターン検出手段
114 特定パターン検出信号
115 確からしさ判定手段
116 特定パターン認識信号
117 変調コード認識手段
118 サイクル差検出信号
119 復調データストローブ信号
120 特定パターン判定ウィンドウ
121 誤り訂正手段
122 情報B
201 マスク信号条件
202 マスク信号生成手段
203 マスク信号
204 特定パターン
205 マスク器A
206 特定パターンマスク信号
207 マスク器B
208 パラレルデータマスク信号
209 パターン比較器
301 確からしさ条件信号
302 復調エラーカウンタ
303 復調エラー回数信号
304 確認回数カウンタ
305 復調エラーカウントイネーブル信号
306 サイクルカウンタ
307 確認ストローブ信号
308 確からしさ条件比較器
401 同期パターン検出手段
402 同期パターン検出信号
403 同期パターン間隔カウンタ
404 同期パターン間隔値
405 同期パターン検出ウィンドウ生成手段
406 同期パターン検出ウィンドウ
407 同期信号生成手段
501 補正タイミング選択条件信号
502 補正タイミング選択手段
503 補正タイミング信号
504 復調サイクルカウンタ
505 サイクル差検出手段
506 復調サイクルカウンタ値
601 誤り訂正符号化手段
602 符号化データ
603 符号化データ出力要求信号
604 符号化データストローブ信号
605 変調テーブル
606 変調データ
607 データ取得処理手段
608 変調データストローブ信号
609 バイトカウンタ
610 バイトカウンタ値
611 フレームカウンタ
612 フレームカウンタ値
613 マージ生成手段
614 マージビット列
615 変調処理手段
616 変調コード
617 同期パターン挿入手段
618 フレームデータ
619 特殊コード挿入手段
701 伝送データ生成手段
702 特殊コード解析手段
703 特殊コード認識信号
704 変調コード位置解析結果
705 変調コード認識手段
706 誤り訂正手段
801 特殊コード検出手段
802 特殊コード検出信号
803 チャネルビットカウンタ
804 チャネルビットカウンタ値
805 特殊コード検出ウィンドウ生成手段
806 特殊コード検出ウィンドウ
807 変調コード位置解析手段
808 カウンタ補正信号
901 補正タイミング選択手段
902 サイクル差検出手段

Claims (23)

  1. デジタルデータが第1のデータ長毎に第2のデータ長の変調コードに変換されるとともに所定数の前記変調コードの先頭に同期パターンが配置されて構成される変調データブロックのデータ列が伝送路を経て入力されると、前記同期パターンを基準に前記変調データブロックの前記変調コードを認識して元のデジタルデータに再生するデジタルデータ復調装置であって、
    所定の検出位置で、前記変調データブロックのデータ列から前記同期パターンを検出する同期パターン処理手段と、
    前記変調データブロックのデータ列から特定パターンを検出する特定パターン検出手段と、
    前記特定パターン検出手段により検出された前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列と前記同期パターン処理手段により検出された前記同期パターンのそれぞれを基準に認識する前記第2のデータ長のデータ列間に位相差がある場合において、その前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列が前記変調コードであることを判定する確からしさ判定手段と、
    前記確からしさ判定手段により前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列が前記変調コードであると判定された場合、その前記特定パターンを含む前記変調コードを基準に前記変調データブロックの前記変調コードを認識していくとともに、前記位相差を検知しこの検知した前記位相差を基に前記同期パターン処理手段における前記同期パターンの前記検出位置を補正する変調コード認識手段と、
    前記確からしさ判定手段により前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列が前記変調コードであると判定された場合、前記変調コード認識手段により認識された前記変調データブロックの前記変調コードを元のデジタルデータに再生する復調処理手段と、を備えることを特徴とするデジタルデータ復調装置。
  2. 前記確からしさ判定手段は、前記特定パターン検出手段で検出された前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列を基準に認識する前記第2のデータ長のデータ列を所定数検出し、それらのうちの復調できないデータ列の数を検出し、その数が前記特定パターンの確からしさを示す閾値を超えない場合に、前記特定パターン検出手段で検出された前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列が前記変調コードであると判定することを特徴とする請求項1記載のデジタルデータ復調装置。
  3. 前記確からしさを示す閾値は、所定数の変調コードに含まれることが許される復調できない変調コード数の最大値であることを特徴とする請求項2記載のデジタルデータ復調装置。
  4. 前記確からしさを示す閾値を外部から任意に指定できるように構成したことを特徴とする請求項2記載のデジタルデータ復調装置。
  5. 前記特定パターン検出手段は、前記変調データブロックのデータ列と前記特定パターンのビット列を比較するパターン比較器を備え、前記パターン比較器により前記変調データブロックのデータ列中に前記特定パターンのビット列と一致するデータが検出されると、前記確からしさ判定手段に対し前記特定パターンを検出したことを示す信号を出力することを特徴とする請求項1記載のデジタルデータ復調装置。
  6. 前記特定パターンは、前記変調コードもしくは前記変調コードの組み合わせの中でランレングスが最大であるビット列とすることを特徴とする請求項5記載のデジタルデータ復調装置。
  7. 前記変調コードもしくは前記変調コードの組み合わせの中から任意のデータ列を前記特定パターンとして外部から指定できるように構成したことを特徴とする請求項5記載のデジタルデータ復調装置。
  8. 前記特定パターンのデータ長を外部より任意に指定できるように構成したことを特徴とする請求項5記載のデジタルデータ復調装置。
  9. 前記変調コード認識手段は、前記同期パターン処理手段により検出された前記同期パターンと前記特定パターン検出手段により検出された前記特定パターンを含む前記第2のデータ長のデータ列の何れかを選択的に基準にして、前記変調コードを認識することを特徴とする請求項1記載のデジタルデータ復調装置。
  10. 前記伝送路が無線、もしくは有線、もしくは記録媒体であることを特徴とする請求項1記載のデジタルデータ復調装置。
  11. 前記復調処理手段は、
    前記第2のデータ長の変調コード単位で前記第1のデータ長の前記デジタルデータに変換する復調手段と、
    前記復調手段が出力する前記デジタルデータに予め付与される誤り訂正符号を用いて前記デジタルデータの誤りを訂正する誤り訂正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のデジタルデータ復調装置。
  12. デジタルデータを変調して伝送路へ出力するデジタルデータ変調装置と、そのデジタルデータ変調装置で変調されたデータを復調して元のデジタルデータに再生するデジタルデータ復調装置とを備えるデジタルデータ変復調装置であって、
    前記デジタルデータ変調装置は、
    ジタルデータに対し、所定容量毎に誤り訂正符号を付加して誤り訂正符号データブロックを生成する誤り訂正符号化手段と、
    前記誤り訂正符号データブロックの先頭に同期パターンを付加するとともに、前記誤り訂正符号データブロックを第1のデータ長毎に第2のデータ長の変調コードに変換して変調データブロックを生成する変調処理手段と、
    前記変調データブロックの特定位置で且つ特定データ長のデータ列を、特殊コードを含む前記特定データ長のデータ列に置き換えて第1の伝送デジタルデータブロックを生成し前記伝送路へ出力する伝送デジタルデータ生成手段と、を備え
    前記デジタルデータ復調装置は、
    前記第1の伝送デジタルデータブロックのデータ列が前記伝送路を経て入力されると、所定の検出位置で、前記第1の伝送デジタルデータブロックのデータ列から前記同期パターンを検出する同期パターン処理手段と、
    前記第1の伝送デジタルデータブロックのデータ列から前記特殊コードを検出するとともに、検出した前記特殊コードを解析し前記特殊コードの位置を特定する特殊コード解析手段と、
    前記特殊コード解析手段により前記特殊コードが検出されると、その前記特殊コードを含むデータ列を基準に前記第1の伝送デジタルデータブロックの前記変調コードを認識するとともに、この前記特殊コードを含むデータ列と前記同期パターン処理手段により検出された前記同期パターンのそれぞれを基準に認識する前記第2のデータ長のデータ列間の位相差を検知しこの検知した前記位相差を基に前記同期パターン処理手段における前記同期パターンの前記検出位置を補正する変調コード認識手段と、
    前記特殊コード解析手段により前記特殊コードが検出されると、前記変調コード認識手段により認識された前記変調コードの配置を前記特殊コード解析手段で特定した前記特殊コードの位置を基に補正して元のデジタルデータに再生する復調処理手段と、を備える
    ことを特徴とするデジタルデータ変調装置。
  13. 前記特殊コードが前記変調コードのデータ長以上のデータ列であることを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ変調装置。
  14. 前記特殊コードが前記変調コード、もしくは前記変調コードの組み合わせには存在しないデータ列を含むことを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ変調装置。
  15. 前記特殊コードとして外部より任意のデータ列を指定できるように構成したことを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ変調装置。
  16. 前記特殊コードが、前記第1の伝送デジタルデータブロックの先頭を基点とした位置を特定する情報を含むことを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ変調装置。
  17. 前記特殊コードは、連続する複数の前記第1の伝送デジタルデータブロックで構成される第2の伝送デジタルデータブロックに対し、前記特殊コードを、前記第2の伝送デジタルデータブロックを構成する前記第1の伝送デジタルデータブロックのそれぞれの先頭からのビット数が互いに異なる位置に配置することを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ変調装置。
  18. 前記第2の伝送デジタルデータブロックに配置された前記特殊コードはその配置される位置によって、前記第2の伝送デジタルデータブロックの先頭を基点とする前記第1の伝送デジタルデータブロックの位置、および前記特殊コードが属する前記第1の伝送デジタルデータブロックの先頭を基点とする前記特殊コードの位置を特定することを特徴とする請求項17記載のデジタルデータ変調装置。
  19. 前記特殊コードを配置する数および位置を外部より指定できるように構成したことを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ変調装置。
  20. 前記特殊コードを配置しないことを外部より指令できるように構成したことを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ変調装置。
  21. 前記変調処理手段は、連続する前記変調コード間に最大のランレングスが発生しないように前記変調データブロックを生成することを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ変調装置。
  22. 前記伝送デジタルデータ生成手段は、前記変調データブロックに対し、前記誤り訂正符号化手段で生成した前記誤り訂正符号データブロックの誤り訂正能力を超えない任意の数、及び誤り訂正可能な位置に前記特殊コードを配置することを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ変調装置。
  23. 前記伝送路が無線、もしくは有線、もしくは記録媒体であることを特徴とする請求項12記載のデジタルデータ変調装置。
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