JP2760294B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2760294B2 JP25195894A JP25195894A JP2760294B2 JP 2760294 B2 JP2760294 B2 JP 2760294B2 JP 25195894 A JP25195894 A JP 25195894A JP 25195894 A JP25195894 A JP 25195894A JP 2760294 B2 JP2760294 B2 JP 2760294B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親局と子局(非接触タ
グ)との間の通信システムに関するものであり、特に、
移動している複数の子局を識別し、データの通信等の処
理を行う通信システムに採用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、微弱電波を利用した親局と子局
(非接触タグ)との間の通信は、親局と子局とを1対1
の関係になるように制御し、親局から子局をポーリング
して通信していた。しかし、複数の子局が存在する場合
は、親局からのポーリングに対する子局の応答が衝突し
てしまい、通信ができなくなるといった問題があった。
【0003】そこで、上記問題を解決する方法として、
例えば、特公平3−2271号公報に記載されるような
通信方法がある。これは、監視局が監視局識別コードを
含む質問信号を発し、この質問信号に応じて、タグ回路
がタグ回路識別コードを含む応答信号を発生するとき、
タグ回路から発せられる応答信号が、監視局に設けられ
た複数のタイムスロットのいずれか1つのタイムスロッ
トに、ランダムに入力されるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
のものでは、同時に複数のタグを処理できる可能性を与
えているものの失敗する確率が無視できないところに問
題がある。つまり、複数のタグの応答信号が、各々ラン
ダムにタイムスロットに入力されるため、同一のタイム
スロットが選択されて入力された場合、応答信号が衝突
してしまうことがある。そして、その衝突確率は、(1
/タイムスロット数)である。むろん、再送によりその
確率は、低減させることができるが、有限回数の再送で
はこの衝突確率を0にすることはできない。
【0005】そこで、タイムスロット数を増やす方法、
あるいは、再送回数を増やす方法等が考えられ、衝突に
よる通信失敗の確率は黙認できる程度になるかもしれな
い。しかし、例えば、高速で移動する対象にタグが取り
付けられている場合、親局と子局との間の通信可能時間
に制約があるので、タイムスロット数も再送回数も充分
に確保することができないことがある。
【0006】そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、監視局と複数のタグとの通信システムに
おいて、複数のタグの応答信号が衝突することなく、有
限回数の再送で、衝突による失敗確率を0にする通信シ
ステムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、親局
(1)と、この親局の監視範囲内に入るそれぞれ固有の
識別コードを有した1個以上の子局(2)との間の通信
システムにおいて、前記親局に設けられ、前記監視範囲
内に入る子局に向けて所定周期で質問信号を送信する質
問信号送信手段(S10〜30)と、前記子局に設けら
れ、前記親局から送信される信号が前記質問信号である
か否かを判定する質問信号判定手段(S120)と、こ
の質問信号判定手段にて前記質問信号が判定された場
合、その判定回数を計数し、この計数された判定回数に
応じて前記識別コードのコード情報の中から所定の桁情
報を選択する選択手段(S130、135、160)
と、この選択手段が選択した桁情報に対応した時間だけ
待機した後、前記識別コードを含めた応答信号を送信す
る応答信号送信手段(S140,150)と、を採用す
るものである。
【0008】また、前記親局は、ある所定時間内に前記
子局から応答信号を受信した場合、その受信した子局の
識別コードを含め、受信した子局の情報を要求するため
の情報要求信号を送信する情報要求信号送信手段(S4
0)を有し、前記子局は、前記親局からの情報要求信号
を受信した場合、その受信した情報要求信号に含まれる
前記識別コードが子局自身の識別コードと一致するか否
かを判定する識別コード判定手段(S170)と、この
識別コード判定手段にて前記識別コードが子局自身の識
別コードであると判定した場合、前記情報要求信号に対
応する所定情報信号を前記親局に向けて送信する情報信
号送信手段(S200)と、を採用するものである。
【0009】
【作用】上記構成により、親局においては、質問信号送
信手段にて、監視範囲内に入る子局に向けて所定周期で
質問信号が送信される。一方、子局においては、質問信
号判定手段にて、親局からの信号が質問信号であるか否
かの判定が行われ、質問信号であることが判定された場
合、選択手段にて、判定回数に応じて識別コードのコー
ド情報の中から所定の桁情報が選択される。そして、応
答信号送信手段は、選択された桁情報に対応する時間だ
け待機した後、識別コードを含めた応答信号を送信す
る。つまり、選択手段は、識別コード(つぎのようにn
進数でm桁で表されるIm m-1 ・・・I2 1 (但
し、0≦Ij <n、1≦j≦m))に対応して、最初
に、コード情報の中から1番目の桁情報I1 を選択す
る。すると、応答信号送信手段は、この選択された桁情
報I1 に対応する時間だけ待機した後、応答信号を送信
する。すなわち、監視範囲内に複数の子局が入っていた
としても、桁情報I1 が異なる子局どうしであれば、応
答信号の衝突を回避することができる。一方、選択され
た桁情報I1 が等しい子局どうしであれば、応答信号送
信手段から送信された信号は、それぞれ衝突し、親局に
取り入れられなくなる。そのため、選択手段は、質問信
号送信手段にて質問信号が判定されるたびに、その質問
信号が判定される判定回数を計数し、計数した判定回数
に応じて、識別コードのコード情報の中から所定の桁情
報を選択する。したがって、質問信号送信手段から2回
目の質問信号が送信された場合、2番目の桁情報として
例えばI2が選択され、この桁情報I2 に対応するタイ
ミングで応答信号が再送される。そして、質問信号が送
信されてくる限りは、順次この操作を繰り返すことにな
る。なお、この回数は、有限回のm回を越えることはな
く(識別コードは子局固有のものであって、m桁全てが
同じ情報であるものがないため)、再送も含めて合計m
回以内で応答信号の衝突を回避することができる。
【0010】さらに、応答信号の衝突を回避し、親局が
ある所定時間内に子局から応答信号を受信したとする。
この場合、応答信号の中に親局が必要とする情報がすべ
て入れば問題はないが、必要な情報が多すぎて入らない
場合がある。そこで、親局は情報要求信号送信手段に
て、受信した子局の情報を要求するための信号を、子局
の識別コードも含めて送信する。そして、子局は、親局
からの情報要求信号を受信した場合、識別コード判定手
段にて、その受信した情報要求信号に含まれる識別コー
ドが子局自身の識別コードと一致するか否かを判定し、
情報信号送信手段にて、情報要求信号に対応する所定情
報を親局に向けて送信する。したがって、前述の応答信
号だけでは入りきらない情報を、親局からの情報要求信
号に基づいて、正確に伝達することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。図1は本発明の通信システムを示すブロック図
であり、図2は本発明が適用される通信システムの概念
図である。図1において、親局1は、無線で複数の子局
(非接触タグ)2との間で、タグ所有者IDを読取ると
共に、データの送受信を行うものであり、例えば、ゲー
トを通過する自動車が保持する非接触タグの情報(車両
情報、所有者情報)を記録するものである。
【0012】また、子局2は、非接触タグなどであっ
て、親局1が読取る対象の情報(タグID、タグ所有者
IDなど)を備えたものである。そこで、この子局2の
構成を以下に説明する。まず、子局2には、親局1に対
し電波の送受信を行うアンテナ21が設けられており、
このアンテナ21の送受信に伴う、受信データの復調、
および送信データの変調を行う変復調部22が設けられ
ている。また、この変復調部22には、シリアルパラレ
ル変換部23が接続されており、このシリアルパラレル
変換部23は、変復調部22で復調されたシリアルのデ
ジタル信号をパラレルの信号に変換し、MPU(マイク
ロプロセッサ)24から出力されるパラレルの信号をシ
リアル信号に変換する。また、シリアルパラレル変換部
23に接続されるMPU24は、子局2の情報管理およ
び通信制御などを行い、クロック部25、ROM26、
RAM27、タイマー部28が接続されている。なお、
クロック部25は、子局2内でデジタル制御を行うため
の同期信号を発生するものであり、ROM26は、リー
ドオンオンリメモリであって、通信および記録制御のプ
ログラムおよび識別コードなどを格納する。また、RA
M27は、ランダムアクセスメモリであって、通信用バ
ッファ、データ記録、ワークバッファなどとして使用さ
れ、タイマー部28は指定された時間に割り込みを発生
させる(例えば、所定時間経過したタイムスロットで応
答を送信したりする)ものである。
【0013】次に、上記構成の作動を、図2(1)〜
(10)の順序に従い説明する。まず、図2(1)にお
いて、親局1は、アンテナから無線でパイロットコマン
ド11(親局1から子局2に向けて発せられる親局1の
識別コードを含む質問信号)を送信する。そして、この
送信されたパイロットコマンド11を各子局、が受
信する。
【0014】(2)において、(1)でパイロットコマ
ンド11を受信した各子局、が、自局の識別コード
に基づきパイロット応答12を送信するためのタイムス
ロットを独自に選択する。なお、本実施例では、タイム
スロットの数を10とし、子局の識別コードを124
(10進数)、子局の識別コードを624(10進
数)としている。また、各子局がタイムスロットを選択
する時、自局識別コードの1の位の桁に基づいて、タイ
ムスロットの位置を決定する。つまり、本実施例におい
ては、子局の識別コードが124であることから4番
目のタイムスロットを選択し、同様に、子局の識別コ
ードが624であることから4番目のタイムスロットを
選択し、この各々選択したタイムスロット範囲内でパイ
ロット応答12を送信する。このため、子局、の両
方が同じタイムスロットを選択し、パイロット応答12
を送信したことから衝突を起こすことになる。
【0015】(3)において、親局1は、再びパイロッ
トコマンド11を送信し、このパイロットコマンド11
を、各子局、が受信する。(4)において、(3)
でパイロットコマンド11を送信した各子局、が、
自局の識別コードに基づきパイロット応答12を送信す
るタイムスロットを独自に選択する。このとき、子局
、とも既にパイロット応答12を送信済なので、今
回、子局、は、自局識別コードの10の位の桁を利
用する。したがって、子局、は、ともに2番目のタ
イムスロットを選択する。ここでも、同じタイムスロッ
トを選択しているので各子局から送信されるパイロット
応答12は衝突を起こす。
【0016】(5)において、親局1が再びパイロット
コマンド11を送信し、このパイロットコマンド11
を、各子局、が受信する。(6)において、(5)
でパイロットコマンド11を送信した各子局、が、
自局の識別コードに基づきパイロット応答12を送信す
るタイムスロットを独自に選択する。このとき、子局
、とも既にパイロット応答12を2回送信済なの
で、今回、子局、は、自局識別コードの100の位
の桁を利用する。したがって、子局は、1番目のタイ
ムスロットを選択し、子局は、6番目のタイムスロッ
トを選択する。そして、子局、は各々選択したタイ
ムスロット範囲内で、パイロット応答12を親局1に送
信する。今回は、子局、のパイロット応答12が衝
突しないので、親局1は子局、のパイロット応答1
2を受信することができる。
【0017】(7)において、(6)で親局1が子局
、からパイロット応答12を受信したことに対応し
て、子局の識別コードを付与したリードコマンド(タ
グ固有の情報の送信を要求するコマンド)13を送信す
る。そして、設定された識別コードを持つ子局がこの
リードコマンド13を受信する。(8)において、
(7)でリードコマンド13を受信した子局が、自局
の情報を送信する。これを親局1が受信して、子局の
タグ情報として記録する。
【0018】(9)において、(6)で親局1が子局
からパイロット応答12を受信したことに対応して、子
局の識別コードを付与したリードコマンド13を送信
する。そして、設定された識別コードを持つ子局がこ
のリードコマンド13を受信する。(10)において、
(9)でリードコマンド13を受信した子局が自局の
情報を送信する。これを親局1が受信して、子局のタ
グを情報(例えば、ゲートを通過した車両が保持する非
接触タグの固有情報)として記録する。
【0019】以上のように、子局2は、親局1が送信し
たパイロットコマンド11を受信すると自己の識別コー
ド(所与のタイムスロット数がn個の時、つぎのように
n進数でm桁で表されるIm m-1 ・・・I2 1 (但
し、0≦Ij <n、1≦j≦m))に基づき、例えば、
1 番目のタイムスロットを選択し、この選択したI 1
に対応するタイミングでパイロット応答12を送信す
る。そして、パイロットコマンド11が送信されてくる
限りは、順次この操作(2回目はI2 番目、3回目はI
3 番目、4回目は・・・、m回目はIm 番目のタイムス
ロットを選択する)を繰り返すことになる。この回数
は、有限回のm回を越えることはなく、子局2の識別コ
ードが一意に与えられているならば、再送も含めて合計
m回以内でパイロット応答12の衝突を回避することが
できる。なお、本実施例においては、子局2の識別コー
ドが一意に与えられているため、子局2のパイロット応
答12が衝突し、再送を行う必要があった。しかし、本
実施例は、最大で2回の再送を行えば、このパイロット
コマンド応答12の衝突を完全に回避できる。したがっ
て、この時点での衝突確率は0となる。これに対し、
(疑似)ランダムにより10個のタイムスロットから選
択する方法の場合は、2回の再送を行った時点でも、衝
突確率は0.001と依然大きいままである。
【0020】次に、本実施例における親局1、子局2の
動作を、それぞれ図3、図4に示すフローチャートに基
づいて説明する。まず、親局1は、図3のフローチャー
トに示されるように、ステップ10において、タイムス
ロットにパイロット応答がアクセスされた状態であるか
否かの判定を行う。ここで、今回のステップ10の処理
が一番最初の処理であれば、もちろんパイロット応答は
アクセス状態ではないのでステップ20に移行し、ま
た、前回の処理でパイロット応答のアクセスに失敗して
いるのであれば、同じくアクセス状態ではないのでステ
ップ20に移行する。一方、前回の処理でパイロット応
答のアクセスに成功しているのであればステップ40に
移行する。次に、ステップ20において、パイロットコ
マンドの送信を行う。そして、ステップ30において、
n個からなるタイムスロットに対応する時間だけ、子局
からのパイロット応答の受信待状態となる。なお、本実
施例においては、識別コードを10進数としているた
め、10×タイムスロット時間だけ受信待状態となり、
受信待状態中にパイロット応答が受信されない場合は、
ステップ10の処理により、ステップ10〜30までの
処理が繰り返し行われる。一方、パイロット応答を受信
し、ステップ10にてアクセスが成功したのであれば、
ステップ40において、受信した子局の識別コードを付
与したリードコマンド(タグ固有の情報の送信を要求す
るコマンド)を送信、あるいは受信した子局に所定の動
作を行うように、その他のコマンドを識別コードを付与
して送信する。そして、ステップ50において、リード
コマンドあるいはその他のコマンドに対する子局からの
応答の受信待状態となり、所定時間内に子局からの応答
が受信された場合はステップ60に移行し、受信されな
かった場合はステップ10に戻る。ステップ60におい
ては、一連の処理が終了したことを子局に伝えるため、
処理が終了したことを示す終了コマンドを子局に送信す
る。そして、親局においては、以上の処理を繰り返し行
っている。
【0021】次に、図4に示すフローチャートに基づ
き、子局2の動作を説明する。ステップ110におい
て、親局1から送信されるパイロットコマンド、リード
コマンドなどのコマンド受信を行う。ステップ120に
おいて、ステップ110で受信したコマンドがパイロッ
トコマンドであるか否かの判定を行う。このとき、パイ
ロットコマンドである場合はステップ130に移行し、
パイロットコマンド以外である場合はステップ170に
移行する。
【0022】ステップ130において、j=k+1とし
て設定を行い、パイロットコマンドの受信回数を計数す
る。そして、ステップ135において、ステップ130
にて設定されたjの値に基づき、自局識別コードのうち
j桁目の値Ij をパイロット応答送信用のタイムスロッ
トとして選択する。実際に例を挙げて説明すると、例え
ば、図2の(6)の状態であれば、子局は親局とのパイ
ロット応答送受信に2回失敗した状態であり、そのた
め、ステップ130にてj=3が設定され、ステップ1
35にてI3 が選択される。したがって、どの位の桁を
選択するかは、識別コード124の子局が100の位
の”1”をタイムスロットとして選択し、識別コード6
24の子局が100の位の”6”をタイムスロットと
して選択する。つまり、タイムスロットの選択は、パイ
ロット応答の再送回数と自局識別コードに応じて決定さ
れるものである。なお、本実施例においては、再送回数
が増えるに従い、低位から高位へ移動させていくが、こ
の移動のさせ方は予めシステムで決定させていれば、高
位から低位へ移動させても、あるいはその他の方法でも
よい。
【0023】ステップ140において、ステップ130
で決定されたタイムスロットに基づき、この決定された
タイムスロットになる時間までウェイト(遅延)する。
ステップ150において、パイロットコマンドに対する
応答として、子局自信の識別コードを含め、パイロット
応答を送信する。つまり、子局は、ステップ140で指
定した時間だけ遅延し、パイロット応答を送信すること
になる。
【0024】ステップ160において、パイロット応答
送信回数を計数するため、kの値をインクリメント(k
=k+1)する。以上の処理によって、子局2は、親局
1から送信されたパイロットコマンドを受信し、自局の
識別コードにより決定したタイムスロットのタイミング
によって、パイロット応答を送信することができる。こ
れにより、親局1は、1チャネルを時分割、例えば、1
0分割して子局2から送信されてきたパイロット応答を
受信し、このパイロット応答に含まれる子局2の識別コ
ードを用いて、子局2との間の通信が可能となる。
【0025】次に、ステップ110で受信したコマンド
が、パイロットコマンド以外であった場合、つまり、ス
テップ120の処理によりステップ170に移行した場
合について説明する。ステップ170において、受信し
たコマンドに含まれる識別コードが自局の識別コードと
一致するか否かの判定を行う。これは、親局がパイロッ
ト応答の受信に成功していれば、受信した子局の識別コ
ードを含むリードコマンドを送信するため、識別コード
の一致を判定すれば自局に対する送信かが判定できるた
めに行われる。このとき、識別コードが一致する場合は
ステップ180に移行し、一致しない場合は自局宛のコ
マンドでないと判断され、そのまま終了となる。
【0026】ステップ180において、k>0か否かの
判定を行い、パイロット応答の送信が行われたかチェッ
クされる。k>0であればステップ190に移行し、k
>0でなければそのまま終了となる。ステップ190に
おいて、受信したコマンドがリードコマンド(タグ固有
の情報の送信を要求するコマンド)であるか否かの判定
を行う。このとき、リードコマンドである場合はステッ
プ200に移行し、パイロットコマンド11もしくはリ
ードコマンド13以外のその他のコマンドが受信された
場合はステップ210に移行する。
【0027】ステップ200において、受信したリード
コマンドが要求する情報に応じた自局タグ固有の各種情
報を送信する。これにより、親局1は、子局2の情報を
受信することとなり、子局2の情報を記録することが可
能となる。一方ステップ190の処理により受信したコ
マンドがその他のコマンドであっってステップ210に
移行した場合、ステップ210にて、受信したコマンド
が終了コマンドであるか否かの判定を行う。終了コマン
ドであればステップ220に移行し、k=0を設定して
パイロット応答送信回数を0にリセットして終了する。
また終了コマンドでなければステップ230に移行し、
ステップ230にてその他のコマンドに対応した処理を
実行して終了する。なお、このパイロット応答送信をリ
セットすることによって、パイロット応答の再送回数は
ゼロに設定され、再び別の親局と送受信を行うとき、正
しくタイムスロットの選択がなされるようにしてある。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、親
局からの質問信号に応じて、子局(非接触タグ)のもつ
固有の識別コードに基づく情報に対応した時間だけ待機
した後、応答信号を送信するため、複数のタグの応答信
号が衝突することなく、有限回数の再送で、衝突による
失敗確率を0にする通信システムを提供することができ
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すシステムの概念図であ
る。
【図3】図1に示す親局の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図4】図1に示す子局の処理動作を示すフローチャー
トである。 1 親局 2 子局 11 パイロットコマンド 12 パイロット応答 13 リードコマンド 14 リード応答
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/59 G01S 13/76 - 13/80

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と、この親局の監視範囲内に入るそ
    れぞれ固有の識別コードを有した1個以上の子局との間
    の通信システムにおいて、 前記親局に設けられ、 前記監視範囲内に入る子局に向けて所定周期で質問信号
    を送信する質問信号送信手段と、 前記子局に設けられ、 前記親局から送信される信号が前記質問信号であるか否
    かを判定する質問信号判定手段と、 この質問信号判定手段にて前記質問信号が判定された場
    合、その判定回数を計数し、この計数された判定回数に
    応じて前記識別コードのコード情報の中から所定の桁情
    報を選択する選択手段と、 この選択手段が選択した桁情報に対応した時間だけ待機
    した後、前記識別コードを含めた応答信号を送信する応
    答信号送信手段と、 を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信システムにおいて、 前記親局は、ある所定時間内に前記子局から応答信号を
    受信した場合、その受信した子局の識別コードを含め、
    受信した子局の情報を要求するための情報要求信号を送
    信する情報要求信号送信手段を有し、 前記子局は、 前記親局からの情報要求信号を受信した場合、その受信
    した情報要求信号に含まれる前記識別コードが子局自身
    の識別コードと一致するか否かを判定する識別コード判
    定手段と、 この識別コード判定手段にて前記識別コードが子局自身
    の識別コードであると判定した場合、前記情報要求信号
    に対応する所定情報を前記親局に向けて送信する情報信
    号送信手段と、 を備えたことを特徴とする通信システム。
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