JP4271257B1 - 着脱可能なキャスタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造が簡単で、被移動体を裏返したり特別な機構を付加けることなく容易に着脱使用することができる着脱可能なキャスタ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 被移動体50に取り付けて使用する着脱可能なキャスタ装置1、2、3、4、5であって、被移動体50に着脱自在に取り付けられる保持体10と、保持体10に、テコの機構における支点として機能する支点軸25によって軸支された操作レバー20と、操作レバー20の下端部側であってテコの機構における作用点として機能する位置に配置されたローラ部材30と、保持体10を被移動体50に固定した状態でテコの機構における力点となる操作レバー20の上部側を引き起こし、ローラ部材30の回転中心33が少なくとも支点軸25を通る鉛直線を越える位置に至ったところでそれ以上操作レバー20が可動することを阻止するストッパ17とを備えて構成されてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、着脱可能なキャスタ装置に関し、さらに詳しくは、被移動体に着脱可能に取り付けることにより被移動体をズムーズに移動させることができる着脱可能なキャスタ装置に関する。
着脱可能なキャスタ装置は種々のものが知られており、具体的には引用文献1に示すものがある。引用文献1に示されたキャスタ装置は、パレットの裏側に着脱可能に取り付けられるもので、パレットの裏側の四隅に、基板に取り付けられたキャスタの該基板を挿入するための挿入部が設けられており、基板を挿入部に挿入することによりキャスタが取り付けられるというものである。
また、引用文献2に示す着脱可能なキャスタは、キャスタが基板の下部に取り付けられていると共に、当該基板には被移動体である自動販売機やキャッシュディスペンサなどの自動取引機の下部に設けられた係合部に係合する係止部(突起部)を備えて形成されている。そして、係止部を係合部に係合させるようにして自動取引機の底面に取り付けて使用するというものである。
さらに、引用文献3に示す着脱可能なキャスタは、設置面側にアジャスタ及びキャスターが設けられたベースの上方が陳列領域として構成された陳列什器において、ベースは陳列什器の起立状態で設置面との間に手をアクセス可能な空間を備えた形状に設けられ、この空間内にキャスターの被取付部材を固定するとともに、被取付部材にキャスターを備えた保持板の外縁部分を係合可能とする少なくとも二以上の係合部と、保持板に設けられたボルト挿入穴に一致するボルト締結穴とを設けてキャスターを着脱自在とし、且つ、アジャスタが設置面側に伸長した状態でキャスターを浮上可能に設けたことを特徴としている。
また、引用文献4に示す着脱可能なキャスタは、載置ベースと、キャスター車と、摩擦抵抗面と、ストッパーと、引掛片とを備えて構成されており、引掛片を被支持物体に立設された柱のような起立部の下端に引っ掛けることによって受けキャスタの移動を防止するようにされている。
特開平7−329970号公報 実開平7−3065号公報 特開2001−61899号公報 特開2001−12903号公報
引用文献1に示す着脱可能なキャスタにあっては、キャスタを備えた基板を挿入するための挿入部がパレットの裏側に設けられているので、キャスタを着脱する場合にはパレットを裏返にしなければならず、例えば、ベッドやタンス又はキャビネットのような家具には適用することができないという問題がある。
また、引用文献2に示す着脱可能なキャスタにあっては、キャスタを備えた基板には予め被移動体である自動取引機の下部に設けられた係合部と係合する係止部を備えられており、そのような係止部が設けられていない物品には適用できないという問題がある。また、被移動体の底面に別途係合部を設けることも面倒であり、場合によってはそのような係合部を設けることができない場合も考えられる。
また、引用文献3に示す着脱可能なキャスタにあっては、ベースは陳列什器の起立状態で設置面との間に手をアクセス可能な空間を備えた形状に設けることが前提となっており、被移動体の底面の全面が床面と接触しており、手を入れることができるような空間がない場合には適用することができないという問題がある。
また、引用文献4に示す着脱可能なキャスタにあっては、引掛片を被移動体である被支持物体に立設された柱のような起立部の下端に引っ掛けることによって受けキャスタの移動を防止する構成であるため、例えばタンスやキャビネットのように起立部がないものには適用することができないという問題がある。
ところで、介護用のベッドなどの場合は、背上げ、脚上げ、ベッドの高さ調整を自動で行うための電動モータなどの駆動機構が備えられているため重量が80〜100kgととても重く、わずかに移動させるにも困難を伴うことが多い。そのため、予めストッパ付きのキャスタを備えたものも提供されているが、要介護者がベッドから立ち上がるとき又はベッドに横になるときにベッドのサイドフレームを掴んだ際、ストッパのかけ忘れによりベッドが動きバランスを失って転倒するという事故が報告されている。そのため、介護用ベッドではキャスタを取り付けていないものが多い。従って、現状では人手を頼るしかなく、その移動には少なくとも2、3人の力を必要としていた。
そこで、本発明は上記の問題に鑑み、被移動体を裏返したり、特別な機構を付加けることなく着脱使用することが可能な着脱可能なキャスタ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、構造が簡単で、またその使用に際しても被移動体の形状如何に関わらず簡単に着脱することが可能な着脱可能なキャスタ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、被移動体に取り付けて使用する着脱可能なキャスタ装置であって、被移動体への取り付けを確実にするための固定手段を備えた被移動体に着脱自在に取り付けられる保持体と、保持体に、テコの機構における支点として機能する支点軸によって軸支された操作レバーと、操作レバーの下端部近傍であってテコの機構における作用点として機能する位置に配置されたローラ部材と、保持体に取り付けられ、保持体を被移動体に固定した状態でテコの機構における力点となる操作レバーの上部側を引き起こし、ローラ部材の回転中心が少なくとも支点軸を通る鉛直線を越える位置に至ったところで操作レバーと当接してそれ以上操作レバーが可動することを阻止するストッパとを備え、支点軸は、操作レバーを水平状態にしたときにはローラ部材が保持体の最下端部よりも上方に位置し、操作レバーをストッパに当接させた状態ではローラ部材は保持体の最下端部よりも下方に位置するように配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、請求項に記載のキャスタ装置において、保持体はコの字状に形成され、固定手段は被移動体を上から押圧することによって固定することを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、請求項又はに記載のキャスタ装置において、固定手段は、被移動手段の取り付け部分の厚みに応じて可変する調整機構を備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、請求項に記載の記載のキャスタ装置において、保持体はL字状に形成され、固定手段は被移動体を横から支持することによって固定することを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の記載のキャスタ装置において、操作レバーはL字状に形成されると共に、ローラ部材はL字状に形成された操作レバーの下側面に取り付けられていることを特徴とする。<BR>
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の記載のキャスタ装置において、ローラ部材が複数設けられていることを特徴とする。
以上のように、本発明に係る着脱可能なキャスタ装置によれば、被移動体の形状如何に関わらず簡単に着脱使用することができるという効果がある。特に、移動が困難な介護用ベッドなども1人で簡単に移動することができるという効果がある。
また、本発明に係る着脱可能なキャスタ装置によれば、被移動体の大きさや形状に応じて取り付ける位置や数を自由に配置することができるのでどのようなもにでも対応することができるという効果がある。
以下、本発明に係る着脱可能なキャスタ装置について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る着脱可能なキャスタ装置の第一の実施形態の斜視図、図2はその正面図、図3は被移動体へ取り付けた状態を示す側面図、図4は被移動体を移動可能とした状態を示す側面図、図5は図4の正面図である。
図示された着脱可能なキャスタ装置1は、概略として、被移動体50に着脱自在に取り付けられる保持体10と、保持体10に設けられた操作レバー20と、操作レバー20の下端部近傍に配置されたローラ部材30と、操作レバー20の可動を阻止するストッパ17とを備えて構成されている。
保持体10は、略コの字型に形成された部材であり、キャスタ装置1の本体を構成する。保持体10は互いに平行且つ水平方向に位置する上面板部13a及び下面板部13bと、上面板部13a及び下面板部13bの端部をそれぞれ連結するようにして配置された側面板部13cを備え、それによって概略コの字型が形成されている。上面板部13aと下面板部13bとの間のコの字型の空間部は被移動体50の一部を挿入するための挿入部11となっている。保持体10は、例えば、金属製平板を折り曲げることで簡単に形成することができるが、それ以外の方法によって製造することももちろん可能である。また、材質は金属製に限るものではないが、ある程度強度を備えた材質で形成することが好ましい。
挿入部11は、被移動体50床面近くにある縁部を受け入れて被移動体50を持ち上げる部分である。そのため、上面板部13a及び下面板部13bは被移動体50の縁部の突出長さや形状に即して適宜のサイズで形成することができる。尚、本実施形態では上面板部13aと下面板部13bは略同じ長さとされているが両者を異なる長さで形成することも可能である。例えば、下面板部13bを上面板部13aよりも長く形成するれば被移動体50の支持安定性が向上する。
上面板部13aには固定部材40が取り付けられている。固定部材40は、上面板部13aを貫通するようにして挿通されたボルト45と、被移動体50に当接して被移動体50をしっかりと保持する保持部材43と、保持部材43の固定及び解除を行う摘み部41を備えて形成されている。摘み部41を回すことにより保持部材43が被移動体50の縁部を押圧して挿入部11内にしっかりと固定する。尚、上面板部13aの裏面側にはボルト45に螺合してその上下移動を促すナット部材46が取り付けられている。これにより、キャスタ装置1は被移動体50に着脱自在に取り付けることができるようになっている。
保持体10の側面板部13cには支点軸25を中心にして可動可能に軸支された操作レバー20が取り付けられている。操作レバー20は、テコの機構を形成するものであり、テコの機構における支点として機能する支点軸25によって保持体10に取り付けられている。また、操作レバー20の下端部側であってテコの機構における作用点として機能する位置にローラ部材30が配置されている。そして、操作レバーの上部側が、テコの機構における力点となっている。支点軸25は、操作レバー20を少なくとも水平状態にしたときにはローラ部材30が下面板部13bの最下端部よりも上方側に位置し、且つ、操作レバー20を後述するストッパ17に当接させた状態ではローラ部材30は下面板部13bよりも下方側に位置するように配置されている。これにより、操作レバー20をストッパ17に当接させた状態ではローラ部材30が床面Gに接地して挿入部11内に挿入された被移動体50の縁部を支持しながら持ち上げた状態となる。従って、キャスタ装置1を被移動体50へ取り付ける際にローラ部材30が邪魔になることがない。尚、支点軸25は、操作レバー20を側面板部13cに取り付けるためのボルト及びナットによって形成されている。また、操作レバー20の長手方向の所定位置に支点軸25を挿通するための図示しない孔を予め複数穿設しておき、支点軸25の取り付け位置を適宜変更可能としておくことで下面板部13bとローラ部材30との高さ位置の調節を行うことができる。
ローラ部材30は、回転軸33を中心に回転するいわゆるタイヤ部材であり、回転軸33によって操作レバー20の下端部近傍に取り付けられている。尚、回転軸33は、支点軸25と同様にボルト及びナットによって形成され、それによって保持体10に取り付けられている。
支点軸25の近傍にはストッパ17が取り付けられている。ストッパ17は、支点軸25を中心とする操作レバー20の可動を阻止する部材である。すなわち、保持体10を被移動体50に固定した状態(図2及び図3に示す状態)でいわゆる力点となる操作レバー20の上部側を引き起こし、ローラ部材30の回転中心である回転軸33の位置が少なくとも支点軸25を通る鉛直線を越える位置に至ったところ(図4及び図5に示す状態)でストッパ17に当接するようにすることでそれ以上の操作レバー20の回動を阻止する。操作レバー20がストッパ17に当接した状態では、ローラ部材30に被移動体50の自重が作用しているので操作レバー20が元へ戻る(図2及び図3に示す状態に戻る)ことはない。
次に、第二の実施形態におけるキャスタ装置2について説明する。図6は第二の実施形態におけるキャスタ装置2の側面図、図7はその正面図である。尚、上述の第一の実施形態における部材と同じものには同一の符号を付し、その説明は省略する。
図示されたキャスタ装置2は、保持体10と、操作レバー20と、ローラ部材30と、固定部材40を備えて構成されている。保持体10は、上面板部13aと下面板部13bを備え、その間に挿入部11が形成されている。そして、側面板部13cの端部には側面板部13cが略直角方向に一体に形成され、この側面板部13cが支持体15に密着するようにして取り付けられている。支持体15は、右側支持板部15aと、左側支持板部15bと、左右の支持板部15a、15bを連結するようにして配置された支持板部15cにより断面略コの字型に形成されている。図7に示すように、支持板部15cの下端側は、略L字状に折り曲げられて下面板部13bとなっている。
右側支持板部15aと左側支持板部15bの間には操作レバー20を可動させる支点軸25が貫通するようにして配置されている。そして、図6に示すように、操作レバー20の下部側が略直角に折り曲げられて形成され、この折り曲げ部20aにローラ部材30が取り付けられている。そして、ローラ部材30は、取付軸35を中心に図6に示された矢印方向に自由に回転可能とされている。
一方、右側支持板部15aには、操作レバー20の動きを規制するストッパ17が設けられている。ストッパ17は、摘み17aを回すことでボルト17bを進出させ、それによって右側支持板部15aに形成された挿入孔16にボルト17bの先端側を挿通することにより操作レバー20を固定するようになっている。
上述した第一の実施形態のキャスタ装置1と第二の実施形態のキャスタ装置2の使用方法について説明する。はじめに、被移動体50の左右の側縁部にキャスタ装置1を取り付ける。キャスタ装置1の取り付けは、被移動体50を僅かに持ち上げるか又は傾斜させて被移動体50の縁部と床面Gとの間に下面板部13bが挿入可能な隙間を作り、その隙間に下面板部13bを差し込み、それによって挿入部11に被移動体50の縁部を挿入する。そして、摘み部41を回して保持部材43を被移動体50にしっかりと密着させるようにして固定する。そして、キャスタ装置1を取り付けた側とは反対側の被移動体50の側縁部にも同様にしてもう一つのキャスタ装置1を取り付ける
また、被移動体50の正面側の縁部にはキャスタ装置2を取り付ける。キャスタ装置2の取り付けも基本的にキャスタ装置1の場合と大体同じである。すなわち、被移動体50を僅かに持ち上げるか又は傾斜させて被移動体50の正面側の縁部と床面Gとの間に下面板部13bが挿入可能な隙間を作り、その隙間に下面板部13bを差し込み、それによって挿入部11に被移動体50の縁部を挿入する。そして、摘み部41を回して保持部材43を被移動体50にしっかりと密着させるようにして固定する。
被移動体50へのキャスタ装置1、2の取り付けが完了したら、各キャスタ装置1、2の操作レバー20の上部側を引いて、操作レバー20が各キャスタ装置1、2のストッパ17に当接するまで回動させることにより操作レバー20を固定する。キャスタ装置1の場合は、操作レバー20がストッパ17に当接するまで操作レバー20を可動させる。一方、キャスタ装置2の場合は、ストッパ17のボルト17bを挿入孔16へ挿通することで操作レバー20を固定する。このとき、操作レバー20は「てこ」の原理により被移動体50を持ち上げながらストッパ17による停止位置まで至る。つまり、使用者が掴む操作レバー20の位置が力点、支点軸25が支点、ローラ部材30が作用点という関係となる。これにより、使用者は僅かな力で被移動体50を容易に持ち上げることができる。この操作を各キャスタ装置1、2について行うことにより被移動体50は床面Gを離れ、各ローラ部材30によって支持された状態となるので簡単に被移動体50を移動させることができる。また、キャスタ装置2のローラ部材30は取付軸35を中心に回転可能とされており、それを被移動体50の正面に取り付けているので容易に進行方向を変更することができる。尚、各キャスタ装置1、2の取り付け位置や順序は特に限定されるものではなく、適宜に使用可能である。
次に、第三の実施形態におけるキャスタ装置3について説明する。図8は第三の実施形態におけるキャスタ装置2の側面図、図9はその正面図である。尚、上述の第一及び第二の実施形態における部材と同じものには同一の符号を付し、その説明は省略する。
図示されたキャスタ装置3は、キャスタ装置3は、第二の実施形態のキャスタ装置2にローラ部材30を2つ設けたものとして構成されている。すなわち、キャスタ装置3は、保持体10と、支持体15と、操作レバー20と、ローラ部材30と、固定部材40を備えて構成されており、2つのローラ部材30、30は連結部材36によって取り付けられている。また、図8に示すように、操作レバー20も2つ設けられており、2つの操作レバー20、20は連結ボルト27によって連結されている。
さらに、支持板部15cには、固定ボルト18を挿入するためのボルト孔19が上下方向に渡って2列3段に設けられている。一方、側面板部13cには固定ボルト18を挿入するためのボルト孔13dが上下方向に渡って2列2段に設けられている。これにより、支持板部15cに対する側面板部13cの取り付け位置を上下方向に適宜変更することができるようになっている。その結果、被移動体50の縁部の高さ(厚み)に応じて支持体15に対する保持体10の取り付け位置を変更することで種々の被移動体50に対応してキャスタ装置3を取り付けることが可能となる。
その他の構成は、前述した第二の実施形態であるキャスタ装置2とほぼ同様であるため詳しい説明は省略する。
次に、第四の実施形態におけるキャスタ装置4について説明する。図10は第四の実施形態におけるキャスタ装置4の正面図、図11はその側面図である。尚、上述の第一〜第三の実施形態における部材と同じものには同一の符号を付し、その説明は省略する。
図示されたキャスタ装置4は、保持体10と、操作レバー20と、操作レバー20の下端部に配置されたローラ部材30と、操作レバー20の可動を阻止するストッパ17とを備えて構成されている。
保持体10は、被移動体50の底面と床面Gとの間に挿入されて被移動体50の底面を支持する下面板部13bと、下面板部13bの端部に直交するようにして配置された側面板部13cを備え、さらに側面板部13cの上部側には上方に伸びるようにして上面板部13aが配設されている。第一の実施形態のキャスタ装置1では上面板部13aは下面板部13bと平行に配置されていたが、キャスタ装置4では上面板部13aは下面板部13bと直交するようにして側面板部13cの上方側に一体形成されており、保持体10は略Lの字型に形成されている。これにより、挿入部11を挿入可能な縁部を有しないような被移動体50、例えば、キャビネットのように直方体のような外形形状を有する被移動体50の底面と側面にそれぞれ下面板部13bと側面板部13cに密着させることによって被移動体50を保持するようになっている。
また、キャスタ装置4の保持体10の上面板部13aには、被移動体50の側面に吸着し、下面板部13bに支持された被移動体50と密着する吸盤部材60が設けられている。吸盤部材60は、図11に示すように、摘み部61と、吸盤63と、摘み部61を回すことで吸盤63を押圧するネジ部材65を備えて形成されている。これにより、被移動体50の側面を側面板部13cに密着させつつ下面板部13bで被移動体50の底面を支持した後、さらに摘み部61を回して吸盤63を被移動体50の側面に吸着させる。これにより、被移動体50はしっかりと保持体10に支持される。
次に、第五の実施形態におけるキャスタ装置5について説明する。図12は第五の実施形態におけるキャスタ装置5の正面図、図13はその側面図である。尚、上述の第一〜第四の実施形態における部材と同じものには同一の符号を付し、その説明は省略する。
図示されたキャスタ装置5は、前述した第四の実施形態のキャスタ装置4とっほぼ同様の構成を備えており、吸盤部材60の代わりに磁石70を用いたものである。被移動体50が磁気に吸着する鉄などの金属製材料によって形成されたものである場合、磁石70によってその側面を有効に保持することができる。尚、本実施形態では磁石70は永久磁石を用いたが、スイッチによってON/OFF可能な電磁石を用いることもできる。その他の構成についてはほぼキャスタ装置4と同様なのでその説明は省略する。
次に、図14に示すのは、キャスタ装置3を図示しない介護用ベッドの下部フレームFに取り付けた状態を示している。
先に説明したように、介護用ベッドは、背上げ、脚上げ、ベッドの高さ調整を自動で行うための電動モータなどの駆動機構が備えられているため重量が80〜100kgととても重く、わずかに移動させるにも困難を伴うことが多い。しかも危険防止のためキャスタを取り付けていないものが多く、僅かに移動させるだけでも少なくとも2、3人の力を必要としていた。そこで、図示しない介護ベッドの下部フレームFにキャスタ装置4を4つ取り付けることで容易に移動させることができ、しかも移動が完了した後にキャスタ装置4は取り外されるので意図しない動きによる要介護者の転倒事故などを引き起こすこともない。ここで、介護ベッドの下部フレームFの高さ位置は各メーカによって様々であるが、床面Gからの高さは概ね約50mm〜100mmで、下部フレームFの高さ幅(厚み)も約60mm〜80mmとなっている。そのため、そのようなサイズの下部フレームFに取り付けることがきるように固定ボルト18を挿入するためのボルト孔19及びボルト孔13dの位置を調整をして形成し、上面板部13aの取り付けば位置を適宜変更することで各メーカーの介護用ベッドに適用できるようにすることが可能となる。これにより、面倒で困難であった介護用ベッドの移動もキャスタ装置4によって容易に行うことができる。
以上のように、本発明の好ましい各実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。
本発明に係る着脱可能なキャスタ装置の第一の実施形態の斜視図である。 図2の正面図である キャスタ装置を被移動体へ取り付けた状態を示す側面図である。 被移動体を移動可能とした状態を示す側面図である。 図4に示すキャスタ装置の正面図である。 第二の実施形態におけるキャスタ装置の側面図である。 図6のキャスタ装置の正面図である。 第三の実施形態におけるキャスタ装置の側面図である。 図8のキャスタ装置の正面図である 第四の実施形態におけるキャスタ装置4の正面図である。 図10のキャスタ装置の側面図である。 第五の実施形態におけるキャスタ装置の正面図である。 図12のキャスタ装置の側面図である。 第三の実施形態のキャスタ装置を介護用ベッドの下部フレームに取り付けた状態を示す図である。
符号の説明
1、2、3、4、5 キャスタ装置
10 保持体
11 挿入部
15 支持体
16 挿入孔
17 ストッパ
18 固定ボルト
19 ボルト孔
20 操作レバー
25 支点軸
30 ローラ部材
33 回転軸
35 取付軸
36 連結部材
40 固定部材
41 摘み部
43 保持部材
45 ボルト
50 被移動体
60 吸盤部材
70 磁石
G 床面
F 下部フレーム

Claims (6)

  1. 被移動体に取り付けて使用する着脱可能なキャスタ装置であって、
    前記被移動体への取り付けを確実にするための固定手段を備えた当該被移動体に着脱自在に取り付けられる保持体と、
    前記保持体に、テコの機構における支点として機能する支点軸によって軸支された操作レバーと、
    前記操作レバーの下端部近傍であってテコの機構における作用点として機能する位置に配置されたローラ部材と、
    前記保持体に取り付けられ、前記保持体を被移動体に固定した状態でテコの機構における力点となる前記操作レバーの上部側を引き起こし、前記ローラ部材の回転中心が少なくとも前記支点軸を通る鉛直線を越える位置に至ったところで前記操作レバーと当接してそれ以上当該操作レバーが可動することを阻止するストッパと、
    を備え、
    前記支点軸は、前記操作レバーを水平状態にしたときには前記ローラ部材が前記保持体の最下端部よりも上方に位置し、前記操作レバーを前記ストッパに当接させた状態では前記ローラ部材は前記保持体の最下端部よりも下方に位置するように配置されていることを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。
  2. 請求項1に記載のキャスタ装置において、
    前記保持体はコの字状に形成され、前記固定手段は被移動体を上から押圧することによって固定することを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のキャスタ装置において、
    前記固定手段は、被移動手段の取り付け部分の厚みに応じて可変する調整機構を備えていることを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。
  4. 請求項1に記載の記載のキャスタ装置において、
    前記保持体はL字状に形成され、前記固定手段は被移動体を横から支持することによって固定することを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の記載のキャスタ装置において、
    前記操作レバーはL字状に形成されると共に、前記ローラ部材はL字状に形成された前記操作レバーの下側面に取り付けられていることを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の記載のキャスタ装置において、
    前記ローラ部材が複数設けられていることを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。
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