JP4271257B1 - 着脱可能なキャスタ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 被移動体50に取り付けて使用する着脱可能なキャスタ装置1、2、3、4、5であって、被移動体50に着脱自在に取り付けられる保持体10と、保持体10に、テコの機構における支点として機能する支点軸25によって軸支された操作レバー20と、操作レバー20の下端部側であってテコの機構における作用点として機能する位置に配置されたローラ部材30と、保持体10を被移動体50に固定した状態でテコの機構における力点となる操作レバー20の上部側を引き起こし、ローラ部材30の回転中心33が少なくとも支点軸25を通る鉛直線を越える位置に至ったところでそれ以上操作レバー20が可動することを阻止するストッパ17とを備えて構成されてなる。
【選択図】 図1
Description
その他の構成は、前述した第二の実施形態であるキャスタ装置2とほぼ同様であるため詳しい説明は省略する。
先に説明したように、介護用ベッドは、背上げ、脚上げ、ベッドの高さ調整を自動で行うための電動モータなどの駆動機構が備えられているため重量が80〜100kgととても重く、わずかに移動させるにも困難を伴うことが多い。しかも危険防止のためキャスタを取り付けていないものが多く、僅かに移動させるだけでも少なくとも2、3人の力を必要としていた。そこで、図示しない介護ベッドの下部フレームFにキャスタ装置4を4つ取り付けることで容易に移動させることができ、しかも移動が完了した後にキャスタ装置4は取り外されるので意図しない動きによる要介護者の転倒事故などを引き起こすこともない。ここで、介護ベッドの下部フレームFの高さ位置は各メーカによって様々であるが、床面Gからの高さは概ね約50mm〜100mmで、下部フレームFの高さ幅(厚み)も約60mm〜80mmとなっている。そのため、そのようなサイズの下部フレームFに取り付けることがきるように固定ボルト18を挿入するためのボルト孔19及びボルト孔13dの位置を調整をして形成し、上面板部13aの取り付けば位置を適宜変更することで各メーカーの介護用ベッドに適用できるようにすることが可能となる。これにより、面倒で困難であった介護用ベッドの移動もキャスタ装置4によって容易に行うことができる。
10 保持体
11 挿入部
15 支持体
16 挿入孔
17 ストッパ
18 固定ボルト
19 ボルト孔
20 操作レバー
25 支点軸
30 ローラ部材
33 回転軸
35 取付軸
36 連結部材
40 固定部材
41 摘み部
43 保持部材
45 ボルト
50 被移動体
60 吸盤部材
70 磁石
G 床面
F 下部フレーム
Claims (6)
- 被移動体に取り付けて使用する着脱可能なキャスタ装置であって、
前記被移動体への取り付けを確実にするための固定手段を備えた当該被移動体に着脱自在に取り付けられる保持体と、
前記保持体に、テコの機構における支点として機能する支点軸によって軸支された操作レバーと、
前記操作レバーの下端部近傍であってテコの機構における作用点として機能する位置に配置されたローラ部材と、
前記保持体に取り付けられ、前記保持体を被移動体に固定した状態でテコの機構における力点となる前記操作レバーの上部側を引き起こし、前記ローラ部材の回転中心が少なくとも前記支点軸を通る鉛直線を越える位置に至ったところで前記操作レバーと当接してそれ以上当該操作レバーが可動することを阻止するストッパと、
を備え、
前記支点軸は、前記操作レバーを水平状態にしたときには前記ローラ部材が前記保持体の最下端部よりも上方に位置し、前記操作レバーを前記ストッパに当接させた状態では前記ローラ部材は前記保持体の最下端部よりも下方に位置するように配置されていることを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。 - 請求項1に記載のキャスタ装置において、
前記保持体はコの字状に形成され、前記固定手段は被移動体を上から押圧することによって固定することを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。 - 請求項1又は2に記載のキャスタ装置において、
前記固定手段は、被移動手段の取り付け部分の厚みに応じて可変する調整機構を備えていることを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。 - 請求項1に記載の記載のキャスタ装置において、
前記保持体はL字状に形成され、前記固定手段は被移動体を横から支持することによって固定することを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の記載のキャスタ装置において、
前記操作レバーはL字状に形成されると共に、前記ローラ部材はL字状に形成された前記操作レバーの下側面に取り付けられていることを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の記載のキャスタ装置において、
前記ローラ部材が複数設けられていることを特徴とする着脱可能なキャスタ装置。
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