JP4270074B2 - リザーバタンク - Google Patents

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Description

本発明は、リザーバタンク、詳しくは気液分離機能を備えるリザーバタンクに関する。
気液分離機能を備えるリザーバタンクとして、流体を貯める下部容器と、下部容器上部で且つ下部容器と連通する上部容器とをそれぞれ備え、下部容器には流出口を設け、上部容器には、上部に大気開放部を、側部に流入口をそれぞれ設けた構造が公知である。この構造では、上部容器で気液混合流体を気体と液体に分離させ、下部容器に液体と共に流れ込む気体は、浮力により上方に逆流させて大気開放部から大気中に放出している(特許文献1参照)。
特開2003−126631号公報
しかしながら、従来の技術では、下部容器内の液面が上部容器に設けた流入口より鉛直方向下方に位置しているため、流入口から上部容器に流れ込んだ気液混合流体は、上部容器内の空気を巻き込みながら下部容器に流入し、気体が混合したまま流出口に流出する。特に、循環流量が多い場合は、気泡の浮力が液体の慣性力に負けて液体と共に流出口に押し出されてしまい、気液分離性能が大幅に損なわれることになる。
そこで、本発明は、リザーバタンクとして気液分離性能を向上させることを目的としている。
本発明は、液体を溜めるタンク本体と、前記タンク本体内に液体が流入する流入口と、前記タンク本体内の液体がタンク外部に流出する流出口と、前記タンク本体内に設置され、一端が前記流入口に接続し、他端が前記タンク本体内に排出口として開口する内挿流路とをそれぞれ備え、前記排出口を、前記流出口より鉛直方向上方で、且つタンク内部の液体の水位変動時の最下部である設定水位より鉛直方向下方に設置し、前記内挿流路側面の反重力方向に、前記内挿流路内とその外側の前記タンク本体内とを連通する開口部を設けたリザーバタンクであって、前記開口部を前記設定水位より鉛直方向下方に設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、内挿流路のタンク内排出口を設定水位より鉛直方向下方に設けたので、排出口からの液体をタンク本体内の液中に放出でき、液面との衝突を回避して気泡の発生を最小限に抑えることができ、排出口から放出される気泡はタンク本体内にて液面まで上昇して流出口への気体の流出を抑えることができる。また、内挿流路のタンク内排出口を流出口より鉛直方向上方に設けたので、排出口から排出される気泡(気体)の流出口への流出を抑えることができる。さらに、内挿流路側面の反重力方向に、内挿流路内とその外側のタンク本体内とを連通する開口部を設けたので、内挿流路を流れる液体中の気泡を、開口部からタンク本体内に放出でき、流出口への気体の流出を抑えることができる。流出口への気体の流出を抑えることで、リザーバタンクとして気液分離性能を向上させることができる。
また、開口部を設定水位より下方に設けたので、液面が下がっていても、開口部が液面より常に下方に位置しているので、開口部から内挿流路に空気が混入することを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示すリザーバタンク1の断面図で、図2はこのリザーバタンク1を利用した液体循環機構の全体構成図である。この液体循環機構は、例えば自動車に搭載されるラジエータ3で冷却する冷却水を液体として循環させるもので、ラジエータ3とリザーバタンク1とを循環流路5で接続する。
リザーバタンク1の液体を溜めるタンク本体7の上部側面には、流入口9を設け、この流入口9とラジエータ3とを、前記した循環流路5の第1流路5aにより接続する。一方タンク本体7の底面7aには流出口11を設け、この流出口11とラジエータ3とを、前記した循環流路5の第2流路5bにより接続する。第2流路5bには、リザーバタンク1側から、ポンプ13及び原動機15をそれぞれ設置する。
循環流路5の第2流路5bにてポンプ13から吐出する冷却水は、発熱する原動機15を冷却して温度上昇し、その後ラジエータ3に達して冷却される。ラジエータ3から流出する冷却水は、第1流路5aを通ってリザーバタンク1に流入し、流出口11から第2流路5bに流出してポンプ13に戻る。
リザーバタンク1内には、図1に示すように内挿流路17を設けている。内挿流路17は、一端が前記流入口9に接続する一方、他端が、前記流出口11の鉛直方向上方に位置してタンク本体7内に開口する排出口19を備えている。また、リザーバタンク1の上面には、冷却水を注入する注入口21を設け、注入口21は着脱可能なキャップ23によって塞がれる。
図3は、上記したリザーバタンク1におけるタンク本体7と内挿流路17との位置関係を示す、図1の平面図である。
内挿流路17は、流入口9から水平方向に延びる水平部25と、水平部25の下流端から図1中で左下方に向けて傾斜する傾斜部27と、傾斜部27の下流端から鉛直方向下方の流出口11に向けて延びる鉛直部29とを、それぞれ備えている。
すなわち、内挿流路17は、流入口9と排出口19との間に、鉛直方向に対して傾斜する傾斜部27を備えていることになる。また、鉛直部29は、傾斜部27の流出口11側の端部から、傾斜部27に対して屈曲して流路が延長する延長部を構成している。
上記した鉛直部29の流路内径は、流出口11の流路内径より小さくし、これら鉛直部29及び流出口11の各流路中心を互いに一致させている。
また、傾斜部27と鉛直部29との接続部の図1中で上部、すなわち内挿流路17の側面における反重力方向に、内挿流路17内とその外側のタンク本体7内と連通する開口部としてのエア抜き口31を設けている。
なお、タンク本体7に貯水する必要冷却水量の水位を通常貯水液面とし、ポンプ13の作動時に通常貯水液面より下がった水位を、設定水位としてのポンプ作動水位βとする。なお、図1中の水位αは満水時の水位である。
したがって、前記した排出口19は、流出口11より鉛直方向上方で、且つタンク本体7内部の液体の水位変動時の最下部である設定水位(ポンプ作動水位β)より鉛直方向下方に位置していることになる。
次に、第1の実施形態の作用について、図4〜図6をも用いて説明する。
なお、図1〜図6で流体の流れを示すものとして、実線矢印は冷却水(以下で冷却水とは、気液分離がなされた水を言う)を、点線矢印は気液混合水(以下で気液混合水とは、気液分離がなされていない気泡を含んだ水を言う)または空気の流れをそれぞれ示す。
まず、タンク本体7への注水時について、図4を用いて説明する。図4は、タンク本体7、内挿流路17、及び循環流路5における注水時の水位の変化及び流体の流れを模式的に示している。
注入口21より注がれた冷却水は、図4(a)に示すようにタンク本体7及び循環流路5に溜まる。この際、タンク本体7内及び循環流路5内の空気は、排出口19及びエア抜き口31から注入口21を通過して外部に排出される。また、図4(b)に示すように、冷却水が排出口11を覆う状態まで溜まった場合は、エア抜き口31から注入口21を通して、循環流路5内、内挿流路17内、及びタンク本体7内の空気が外部に排出される。
次に、冷却水循環時について、図5及び図6を用いて説明する。図5は図1の内挿流路17に設けたエア抜き口31付近の拡大図、図6は排出口19付近の拡大図であり、それぞれ気泡の流れについて模式的に示している。
図1に示すように、リザーバタンク1に対し、流入口9から内挿流路17の水平部25に気液混合水が循環して流入し、その後この気液混合水は、図5(a)に示すように、内挿流路17の傾斜部27を鉛直部29に向かって流れる。このとき気液混合水に含まれる気泡35は、図5(b)に示すように、浮力により上方に移動しながら、排出口19に向かって流れる。
傾斜部27にて上方に移動した気泡35は、図5(c)に示すように、複数のものが集合し、やがて図5(d)のように集合体37となり、その後、傾斜部27上部内面に沿って流れ、エア抜き口31よりタンク本体7内の液中に排出され、浮力により液面まで上昇する。
また、エア抜き口31より排出されなかった気泡35aは、図6(a)に示すように、鉛直部29を流れ、図6(b)に示すように、気液混合水と共に排出口19に向かって流れる。さらに、図6(c)に示すように、気泡35aは流出口11との間を通ってタンク本体7内の液中に排出され、浮力により液面まで上昇する。一方、冷却水は、そのまま下方に流下して流出口11より循環流路5に流出し、循環することになる。
上記した本発明の第1の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
内挿流路17の排出口19をポンプ作動水位βより鉛直方向下方に設けたので、循環水をタンク本体7内の液中に放出でき、液面との衝突を回避して気泡の発生を最小限に抑えることができ、タンク本体7内の液面の変動を抑えつつ、排出口19から放出される気泡をタンク本体7内にて液面まで上昇させて、流出口11への気体の流出を抑えることができる。
また、内挿流路17の排出口19を流出口11より鉛直方向上方に設けたので、排出口19から排出される気泡35aの流出口11への流出を抑えることができる。
さらに、内挿流路17の側面の反重力方向に、内挿流路17内とその外側のタンク本体7内とを連通するエア抜き口31を設けたので、内挿流路17を流れる液体中の気泡を、エア抜き口31からタンク本体7内に放出でき、流出口11への気体の流出を抑えることができる。
上記のようにして流出口11への気体の流出を抑えることで、リザーバタンクとして気液分離性能を向上させることができる。
また、内挿流路17に傾斜部27を設けることで、内挿流路17における重力方向の空間が拡大するので、気泡35を傾斜部27内の上部に容易に集めることができ、循環液体の流速を確保しながら、気液分離機能を促進することができる。
タンク本体7内への冷却水の注入時には、循環流路5および内挿流路17内の空気を、エア抜き口31を通してタンク本体7内に放出することができ、循環流路5内に空気が混入することを防止できる。
また、エア抜き口31をポンプ作動水位βより下方に設けたので、ポンプ13の起動時に液面が下がっていても、エア抜き口31が液面より常に下方に位置しているので、エア抜き口31から内挿流路17に空気が混入することを防止できる。さらに、エア抜き口31を排出口19の鉛直方向上方角部に設けることにより、傾斜部27の内壁上部を沿って流れる気泡35を、タンク本体7内に容易に放出でき、この結果排出口19での気泡35aの放出を抑制し、流出口11への気体の流出防止効果を高めることができる。
排出口19と流出口11とを互いに対向させて近接させ、且つ相互の流路中心を一致させることで、排出口19から流出口11に向かう冷却水の流速を確保しながら、排出口19と流出口11との間から気泡35aを排出でき、システム全体の効率化を図ることができる。
また、排出口19の内径を流出口11の内径より小さくしたので、排出口19からの流れが急に拡大することになり、鉛直部29の内壁に沿って流れる気泡35aはタンク本体7内に効率よく排出でき、一方、鉛直部29の中心部を流れる冷却水は流出口11に向けて確実に流出する。
なお、第1の実施形態で説明した内挿流路17は、形状を特定する必要はない。例えば、図3に対応する図7(a)に示す内挿流路17Aのように、水平部25Aをタンク本体7に対し図7(a)中で上部側とする一方、鉛直部29Aを同下部側とし、これら水平部25Aと鉛直部29Aとを接続する傾斜部27Aを、タンク本体7における対角部位同士をつなぐ方向に傾斜させる。また、図3に対応する図7(b)に示す内挿流路17Bのように、水平部25Bをタンク本体7に対し図7(b)中で上部側として図7(a)の水平部25Aより長く形成し、その下流端と図7(b)中で下部側とした鉛直部29Bの上流端とを、図7(b)中で上下方向に延びる傾斜部27Bで接続する。
上記した図7(a),(b)のような形状の挿流路17A,17Bとしても、図1のものと同様の効果が得られ、従って内挿流路17A,17Bの形状に対応してタンク本体7の形状を変化させても、気液分離機能を高めることができる。
また、排出口19は流出口11より内径を小さくしたが、図8に示す第2の実施形態のように、両者の内径をほぼ同等とするなど内径を特定せずに、排出口19に遮蔽物としてのL字形状の仕切り板39を設けても同様の効果を得ることができる。仕切り板39は、その上部鉛直部39aの上端部を内挿流路17の鉛直部29内に挿入し、図8のA矢視図である図9に示すように、その幅方向両端部Pを溶接により固定する。仕切り板39の下部水平部39bは図9のように排出口19のほぼ半分程度を覆い、その先端を排出口19の外側となるよう水平方向へ突出させる。
これにより、仕切板39が、鉛直部29をその内壁に沿って流れてくる水泡35aのうち、少なくとも図8中で右側の内壁に沿って流れる水泡35aについては、流出口11への流入を確実に防止することができる。
なお、上記した仕切り板39は、鉛直部29の図8中で右側の内壁に近接させた方が、内壁に沿って流れる水泡35aの流出口11への流入をより確実に防止することができる。また、図8では、仕切り板39をL字形状としたが、例えばV字形状など、鉛直部29の内壁からタンク本体7の上方に気泡35aが抜けるような形状であれば、L字形状に限定するものではない。
図10は、本発明の第3の実施形態を示すリザーバタンク1の断面図である。このリザーバタンク1は、前記図1に示した内挿流路17における鉛直部29に代えて、傾斜部27の下流端から図10中で左方向に伸びる下部水平部41を延長部として設けている。下部水平部41の下流端の排出口43は、流出口11の鉛直方向上方に位置して図10中で左方向に開口し、且つ下縁部が上縁部よりも図10中で右側にずれて傾斜している。
次に、第3の実施形態の作用について説明する。
第1の実施形態と同様に、内挿流路17を流れる気液混合水に含まれる気泡35は、前記した図5と同様に、内挿流路17の傾斜部27の内壁上部に沿って流れ、エア抜き口31からタンク本体7内に排出される。また、排出口43からは、気液混合水から分離された気泡35a及び冷却水が流出する。このうち気泡35aは、排出口43の上縁部から浮力によりタンク本体7内に放出され、冷却水は、タンク本体7の底部に存在する冷却水と共に、流出口11に流れ込む。
上記した本発明の第3の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
排出口43を、流出口11に対して垂直となる水平方向に開口させたので、排出口43から流出する気液混合水中の気泡は排出口43の上縁部からタンク本体7内に排出されることとなり、一方気泡を含まない冷却水は流出口11に流れ込むので、第1の実施形態と比較すると流出口11に流入する気泡の割合を減らすことができる。
なお、以下に示す図11〜図13ように、エア抜き口31の位置、数、設置方法を変えることで、内挿流路17内の気泡を、より効率的にタンク本体7内に排出することができる。
まず、図11に示す本発明の第4の実施形態は、前記図10に示した第3の実施形態のエア抜き口31に代えて、エア抜き口31Aを、傾斜部27における上部内壁の上端部の、流入口9から流入する冷却水の圧力が作用する位置に設けている。
この場所に設置したエア抜き口31Aには、流入口9から内挿流路17流入してくる気液混合水によって動圧が作用し、内挿流路17における水平部25の上部に集まった気泡35は、エア抜き口31Aよりタンク本体7内に放出される。また、エア抜き口31Aから排出されなかった気泡35aは、排出口43から、流出口11との間を通ってタンク本体7内に放出されることとなる。
次に、図12に示す本発明の第5の実施形態は、前記図10に示した第3の実施形態のエア抜き口31に代えて、内挿流路17における下部水平部41の上部に、鉛直方向上方すなわち反重力方向に突出する突出空間となるエア溜まり部45を設け、エア溜まり部45の上部にエア抜き口31Bを設けている。
このようにすることで、気液混合水に含まれる気泡35は、前記した図5と同様にして浮力によって傾斜部27内の上部内壁に沿って下方に向けて流れつつ複数のもの同士が集合して集合体となり、エア溜まり部45に集められ、その後、エア溜まり部45に設けたエア抜き口31Bからタンク本体7内に放出される。
また、エア抜き口31Bから排出されなかった気泡35aは、排出口43から、流出口11との間を通ってタンク本体7内に放出されることとなる。なお、エア抜き口31Bを備えたエア溜まり部45は傾斜部27に設けてもよい。
さらに、図13に示す本発明の第6の実施形態は、前記図10に示した第3の実施形態のエア抜き口31に代えて、複数のエア抜き口31Cを、内挿流路17における傾斜部27から下部水平部41の各上部内壁に沿って設けている。この複数のエア抜き口31Cは、流入口9から排出口43に向かうに従って徐々に大きくしている。
従って、複数のエア抜き口31Cのうち鉛直方向上方側で気液分離されなかった気泡35はその下流側にあるエア抜き口31Cから順次放出され、気液分離が促進される。また、前記複数のエア抜き口31Cのいずれからもタンク本体7内に排出されなかった気泡は、排出口43から、流出口11との間を通ってタンク本体7内に放出される。
図14は、本発明の第7の実施形態を示すリザーバタンク1の断面図である。この実施形態は、前記図1に示した第1の実施形態に対し、流出口11を、内挿流路17の排出口19に対して水平方向にずらすべく、図14中で右方向に移動させている。
これにより、内挿流路17の排出口19から排出される気泡35aの流出口11への流出を確実に防止でき、気液分離機能をより一層高めることができる。
図15は、本発明の第8の実施形態を示すリザーバタンク1の断面図である。この実施形態は、前記図1に示した第1の実施形態に対し、排出口19の内径を流出口11の内径より大きくしている。
この場合、前記図6のように鉛直部29の内壁に沿って流下する気泡35aは、流出口11より外側位置にて下方に流出するので、気泡35aの流出口11への流出を、第1の実施形態に比べてより確実に防止することができる。
一方、第1の実施形態では、排出口19の内径が流出口11の内径より小さいので、排出口19から排出される気泡35aの流出口11への流入を防止しつつ、気液分離した後の冷却水の流出口11への流入特性が、上記図15に示した第8の実施形態に比べて高まるものとなる。
図16は、本発明の第9の実施形態を示すリザーバタンク1の断面図である。この実施形態は、前記図1に示した第1の実施形態に対し、内挿流路17における水平部25の上部に、注入口21に対応してその鉛直方向下方位置に貫通孔25aを設けている。そして、注入口21を塞ぐキャップ23は、図16中で下方に延びる閉塞用ピン部23aを備え、図16(b)に示すように、閉塞用ピン部23aを注入口21と共に貫通孔25aをも塞ぐ構成とする。
次に、第9の実施形態の作用について説明する。
図16(a)に示すように、注入口21より注入した冷却水は、タンク本体7内と内挿流路17内にそれぞれ充填される。このとき内挿流路17内の気泡は、貫通孔25aを通って外部に排出される。
冷却水注入後に、図16(b)に示すように、キャップ23注入口21を塞ぐことにより、貫通孔25aについても閉塞用ピン部23aの先端側で塞ぐことができる。これにより、冷却水が循環する際に、タンク本体7内の空気が貫通孔25aを通って内挿流路17の液中へ混入することを防止できる。
図17は、上記した図16の変形例であり、本発明の第10の実施形態によるリザーバタンク1の断面図である。この実施形態は、注入口21の径を、内流路17の水平部25に設けた貫通孔25aの径より大きく形成し、この貫通孔25aに鉛直方向下端が連通すると共に同上端が注入口21部分まで延長して開口する延長連通路47を設けている。
キャップ23は、注入口21及び延長連通路47の上端開口47aを塞ぐように密閉する。
この実施形態では、図17(a)に示すように、注入口21よりタンク本体7内及び内挿流路17内に注がれた冷却水は、タンク本体7内及び内挿流路17内の水位の上昇とともに、内挿流路17内の空気が延長連通路47を通して外部に排出される。
そして、図7(b)に示すように、キャップ23を閉めることによって延長連通路47も塞ぐことになり、これにより前記図16に示した第9の実施形態と同様に、貫通孔25aを密閉でき、冷却水が循環する際に、タンク本体7内の空気が貫通孔25aを通って内挿流路17の液中へ混入することを防止できる。
図18は、上記した図16の他の変形例であり、本発明の第11の実施形態によるリザーバタンク1の断面図である。この実施形態は、注入口21と貫通孔25aとを接続する接続流路49を設け、この接続流路49の途中に、接続流路49内とその外側のタンク本体7内とを連通する連通孔49aを設けている。そして、この連通孔49aを、図18(b)に示すように、注入口21を閉塞した状態のキャップ23の下方に延びる閉塞用ピン部23aにより閉塞する。
これにより前記図16に示した第9の実施形態と同様に、貫通孔25aを密閉でき、冷却水が循環する際に、タンク本体7内の空気が貫通孔25aを通って内挿流路17の液中へ混入することを防止できる。
図19は、本発明の第12の実施形態を示すリザーバタンク1の断面図である。このリザーバタンク1は、前記図1に示した第1の実施形態における内挿流路17の排出口19を、底面7aから鉛直方向上方に離れた位置とするとともに、流出口11から水平方向にずれた位置とした上で、この排出口19に、内挿流路17からタンク本体7内に流出する冷却水中の異物を除去する筒状フィルタ51を、着脱可能に設けている。すなわち、ここでは、筒状フィルタ51の全体をタンク本体7内の液体中に設置していることになる。
上記した筒状フィルタ51は、円筒形状を呈し、筒部51aおよび、筒部51aの先端を覆う先端部51bをいずれもメッシュ形状とし、その内径寸法に対して鉛直方向の長さ寸法を長くしている。筒状フィルタ51の鉛直方向の長さを長くすることで、筒状フィルタ51の内部を流れる液体の外部への流出速度が、筒部51aに比べて先端部51bで速くなる。また、筒状フィルタ51の先端部51bをタンク本体7の底面7a近傍に位置させている。
次に、第12の実施形態の作用について説明する。
流入口9からタンク本体7内に流入した冷却水(気液混合水)は、内挿流路17を通過して第1の実施形態と同様にして気液分離され、排出口19から流出して水面より鉛直方向下方に位置する筒状フィルタ51に達する。
ここで、冷却水はその流入の速度に応じた動圧を持っているため、多くの冷却水が筒状フィルタ51の先端部51bから速い速度で放出され、残りの冷却水が筒状フィルタ51の筒部51aから、先端部51bより遅い速度で放出される。
筒状フィルタ51の先端部51bとタンク本体7の流出口11は、それぞれ水面から遠い底面7a近傍もしくは底面7aにあるので、筒状フィルタ51の先端部51bから放出された冷却水は、即座に流出口11へ向かって排出され、上方の水面の変動を抑えることができ、これにより第1の実施形態と同様にしてタンク本体7内で気液混合の冷却水を作り出すことを防いでいる。
逆に、筒状フィルタ51の筒部51aから遅い速度で放出される冷却水は、タンク本体7の中をゆっくり巡回して流出口11へ向かうため、その途中で、含んでいる気泡を静かな水面へ放出する。こうして気液分離性能が発揮される。
このように、筒状フィルタ51からタンク本体7内に冷却水が流出するにあたり、その流出する全ての冷却水が水面下にあり、特に最も多く流出する箇所が水面から離れた深い位置にあるため、ほとんどの冷却水は水面近くに達することなく流出口11側へ流出し、空気を含んだごく一部の冷却水だけが低流速で水面付近に達し、水面を揺らしてタンク本体7の上部の空気を巻き込むこともなく、安定した気液分離性能を確保することができる。
また、筒状フィルタ51内での水流が先端部51bに集中するため、冷却水中の異物もまた先端部51bに集中し、目詰まりは先端部51bでまず発生する。しかし、筒状フィルタ51の側面(筒部51a)は冷却水の流れが集まらない上、フィルタ面に対して平行に流れが発生しているため異物が付着しにくく、従って筒部51は比較的長時間に渡って初期と同じ状況が継続する。これにより筒状フィルタ51の使用開始直後から比較的長期間に渡って、初期とあまり変わらない性能を持続させることができる。
図20(a)は、筒状フィルタ51における異物堆積量とフィルタ圧力損失との関係を示し、図20(b)は、従来の例えば図21に示すような三角錐形状のフィルタ101を使用した場合の異物堆積量とフィルタ圧力損失との関係を示す。
これによれば、本実施形態による筒状フィルタ51の場合には、例えば図22に示すように、先端側(図22中で下部側)に異物による目詰まり部分Aが発生しても、基端側には、まだ目詰まりしていない部分Bが存在するので、目詰まりが全体でほぼ均等に発生するする図21のようなフィルタ101に対し、フィルタ圧力損失が低い状態を長期に渡り確保することができ、フィルタ交換頻度を低減させることができる。
図23は、本発明の第13の実施形態を示すリザーバタンク1の断面図である。この実施形態は、注入口21を塞いだ状態でのキャップ23に、タンク本体7内とその外部とを連通する連通孔23bを設け、連通孔23bのタンク本体7の外部側の液体流入口となる開口部23cに、柔軟なホース52の一端を着脱可能に接続し、ホース52の他端を、循環流路5の第1流路5aの途中の分岐部53に接続する。柔軟なホース52に代えて自在に動かせる配管を用いてもよい。
キャップ23のタンク本体7内の下端面には、上記した連通孔23bのタンク本体7内の開口部23dに連通する延長配管55の上端を着脱可能に連結し、延長配管55の下端は、タンク本体7内の冷却水中に位置させる。
そして、上記した延長配管55の冷却水中の下端55aには、前記図19に示した第12の実施形態と同様な筒状フィルタ51の上端を着脱可能に接続する。この筒状フィルタ51の先端部51bは、第12の実施形態と同様にタンク本体7の底面7a近傍に位置している。内挿流路17については、第1の実施形態と同様である。
次に、第13の実施形態の作用について説明する。
循環流路5の第1流路5aを流れてくる気液混合水は、その一部が第1の実施形態と同様にして内挿流路17に流入して気液分離され、他の一部が分岐部53からホース52を通ってキャップ23に達し、その連通孔23bおよび延長配管55を通って筒状フィルタ51に達する。
筒状フィルタ51内では、前記図19に示す第12の実施形態と同様に、多くの冷却水が先端部51bから速い速度で放出され、残りの冷却水が筒状フィルタ51の筒部51aから、先端部51bより遅い速度で放出されて、冷却水中の異物が先端部51bに集中し、筒部51aは比較的長時間に渡って初期と同じ状況が継続し、これにより筒状フィルタ51の使用開始直後から比較的長期間に渡って、初期とあまり変わらない性能を持続させることができる。
この実施形態によれば、キャップ23と循環流路5の第1流路5aとを、柔軟なホース52で接続しているので、筒状フィルタ51を交換する際には、一度ホース52をキャップ23から外し、キャップ23ごと筒状フィルタ51を交換することができる。あるいは筒状フィルタ51をキャップ23から外して筒状フィルタ51のみを交換する。
この際、タンク本体7の外部の配管内にフィルタを設置する既存の構成では、フィルタ交換時に冷却水を大量に抜く必要があり、作業性の悪化を招くが、本実施形態によれば、そのような水抜き作業が不要であり、フィルタ交換作業を容易に、短時間に済ませることができる。また、配管内にフィルタがある場合で水抜きを不要とするためには、その前後にバルブを設置する必要があり、一方本実施形態ではバルブなどは不要であるので、軽量化も達成できる。
フィルタ交換作業が容易になることで、専門の技能者を用意せずともフィルタ交換が可能となるため、フィルタの目開きをより細かくして濾過性能を向上させ、交換頻度が増したとしても、一般のユーザにて交換作業をさせて全体の効率を上げることもできる。
また、循環流路5の第1流路5aを流れてくる気液混合水を、内挿流路17を流れる主流と、キャップ23側に流れるバイパス流とに、適切な比率に流量分配することができる。これにより、冷却水中に想定外の多量の異物が発生して、万一筒状フィルタ51が全て目詰まりしてしまった場合でも、冷却水が主流配管(内挿流路17)を流れることで、冷却水循環量の大幅な低減を防ぐことができる。また、筒状フィルタ51を備えていない主流配管(内挿流路17)の存在により、前記図19に示した第12の実施形態に比べて多くの冷却水がタンク本体7の底部にて放出されるため、気液分離性能をより高めることができる。
本発明の第1の実施形態を示すリザーバタンクの断面図である。 図1のリザーバタンクを利用した液体循環機構の全体構成図である。 図1のリザーバタンクにおけるタンク本体と内挿流路との位置関係を示す、図1の平面図である。 図1のリザーバタンク、内挿流路、及び循環流路における注水時の水位の変化及び空気の流れを模式的に示す全体構成図で、(a)は注水時初期、(b)は注水により冷却水が排出口を覆う状態まで溜まった状態をそれぞれ示す。 気泡の流れについて模式的に示す、図1の内挿流路に設けたエア抜き口付近の拡大図である。 気泡の流れについて模式的に示す、排出口付近の拡大図である。 内挿流路の他の例を示す、図3に対応する平面図である。 本発明の第2の実施形態を示すリザーバタンクの断面図である。 図8のA矢視図である。 本発明の第3の実施形態を示すリザーバタンクの断面図である。 本発明の第4の実施形態を示すリザーバタンクの断面図である。 本発明の第5の実施形態を示すリザーバタンクの断面図である。 本発明の第6の実施形態を示すリザーバタンクの断面図である。 本発明の第7の実施形態を示すリザーバタンクの断面図である。 本発明の第8の実施形態を示すリザーバタンクの断面図である。 本発明の第9の実施形態を示すリザーバタンクの断面図であり、(a)は冷却水注入時、(b)は冷却水循環時をそれぞれ示す。 本発明の第10の実施形態を示すリザーバタンクの断面図であり、(a)は冷却水注入時、(b)は冷却水循環時をそれぞれ示す。 本発明の第11の実施形態を示すリザーバタンクの断面図であり、(a)は冷却水注入時、(b)は冷却水循環時をそれぞれ示す。 本発明の第12の実施形態を示すリザーバタンクの断面図である。 (a)は、第12の実施形態の筒状フィルタにおける異物堆積量とフィルタ圧力損失との相関図、(b)は、従来フィルタにおける異物堆積量とフィルタ圧力損失との相関図である。 従来のフィルタを示す斜視図である。 第12の実施形態による筒状フィルタの斜視図である。 本発明の第13の実施形態を示すリザーバタンクの断面図である。
符号の説明
1 リザーバタンク
7 タンク本体
7a タンク本体の底面
9 タンク本体の流入口
11 タンク本体の流出口
17,17A,17B 内挿流路
19,43 内挿流路の排出口
21 冷却水の注入口
23 注入口を塞ぐキャップ
23 開口部(キャップの液体流入口
25a 貫通孔
27,27A,27B 内挿流路の傾斜部
29,29A,29B 内挿流路の鉛直部(延長部)
31,31A,31B,31C エア抜き口(開口部)
39 仕切り板(遮蔽物)
41 内挿流路の下部水平部(延長部)
45 エア溜まり部(突出空間)
47 延長連通路
47a 延長連通路の上端開口
49 接続流路
49a 接続流路の連通孔
51 筒状フィルタ
51a 筒状フィルタの
51b 筒状フィルタの先端部
β ポンプ作動水位(設定水位)

Claims (20)

  1. 液体を溜めるタンク本体と、
    前記タンク本体内に液体が流入する流入口と、
    前記タンク本体内の液体がタンク外部に流出する流出口と、
    前記タンク本体内に設置され、一端が前記流入口に接続し、他端が前記タンク本体内に排出口として開口する内挿流路とをそれぞれ備え、
    前記排出口を、前記流出口より鉛直方向上方で、且つタンク内部の液体の水位変動時の最下部である設定水位より鉛直方向下方に設置し、
    前記内挿流路側面の反重力方向に、前記内挿流路内とその外側の前記タンク本体内とを連通する開口部を設けたリザーバタンクであって、
    前記開口部を前記設定水位より鉛直方向下方に設けたことを特徴とするリザーバタンク。
  2. 請求項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記流入口を前記排出口より鉛直方向上方に設置し、
    前記内挿流路は、前記流入口と前記排出口との間に、鉛直方向に対して傾斜する傾斜部を備えることを特徴とするリザーバタンク。
  3. 請求項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記内挿流路は、前記傾斜部の前記流出口側の端部から、前記傾斜部に対して屈曲して流路が延長する延長部を備え、
    前記開口部を前記傾斜部と前記延長部との接続部に設けたことを特徴とするリザーバタンク。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記内挿流路に前記排出口から排出される流体の流れ方向を調整する遮蔽物を設けたことを特徴とするリザーバタンク。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記流出口を、前記排出口の鉛直方向下方の前記タンク本体底面に設けたことを特徴とするリザーバタンク。
  6. 請求項乃至のいずれか1項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記延長部を水平方向に延長したことを特徴とするリザーバタンク。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記流出口を前記タンク本体底面に設け、
    前記流出口と前記排出口とを水平方向に互いにずれた位置に配置したことを特徴とするリザーバタンク。
  8. 請求項乃至のいずれか1項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記延長部を鉛直方向下方に延長し、前記排出口を前記流出口に対向して配置したことを特徴とするリザーバタンク。
  9. 請求項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記排出口の内径を前記流出口の内径より小さくしたことを特徴とするリザーバタンク。
  10. 請求項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記排出口の内径を前記流出口の内径より大きくしたことを特徴とするリザーバタンク。
  11. 請求項乃至10のいずれか1項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記開口部を、前記傾斜部における上部内壁の上端部の、前記流入口から前記内挿流路に流入する液体の圧力が作用する位置に設けたことを特徴とするリザーバタンク。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記内挿流路に、反重力方向に突出する突出空間を設け、
    前記突出空間の鉛直方向上部に前記開口部を設けたことを特徴とするリザーバタンク。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記開口部を複数設け、
    前記複数の開口部は、前記流入口から前記排出口に向かうに従って大きくしたことを特徴とするリザーバタンク。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記タンク本体内に液体を注入する注入口を設け、
    前記注入口に対応して前記内挿流路の鉛直方向上端部に貫通孔を設け、
    前記注入口を塞ぐキャップを、前記貫通孔に対して閉塞可能に構成したことを特徴とするリザーバタンク。
  15. 請求項14に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記注入口を前記貫通孔より大きく形成し、
    前記貫通孔に鉛直方向下端が連通すると共に同上端が前記注入口部分まで延長して開口する延長連通路を設け、
    前記注入口を塞ぐキャップを、前記延長連通路の上端開口に対して閉塞可能に構成したことを特徴とするリザーバタンク。
  16. 請求項14に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記注入口と前記貫通孔とを接続する接続流路を設け、
    前記接続流路の途中に、前記接続流路内とその外側の前記タンク本体内とを連通する連通孔を設け、
    前記注入口を塞ぐキャップを、前記連通孔に対して閉塞可能に構成したことを特徴とするリザーバタンク。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載のリザーバタンクにおいて、
    前記タンク本体内の液体の流路中に、液体中の異物を除去する筒状フィルタを設け、この筒状フィルタの筒部および筒部の先端を覆う先端部をメッシュ形状とし、前記筒状フィルタの内部を流れる液体の外部への流出速度が、前記筒部に比べて前記先端部で速くなるように、前記筒状フィルタをその内径寸法に対して長さ寸法を大きくしたことを特徴とするリザーバタンク。
  18. 請求項17に記載のリザーバタンクにおいて、前記筒状フィルタを前記内挿流路の排出口に設けたことを特徴とするリザーバタンク。
  19. 請求項18に記載のリザーバタンクにおいて、前記筒状フィルタ全体を前記タンク本体内の液体中に設置し、前記筒状フィルタの先端部および前記タンク本体の流出口を、前記タンク本体の底面近傍に位置させたことを特徴とするリザーバタンク。
  20. 請求項17に記載のリザーバタンクにおいて、前記タンク本体内に液体を注入する注入口に対して着脱可能なキャップを設け、このキャップに、前記タンク本体内に液体が流入する液体流入口を設け、前記筒状フィルタを、前記液体流入口から前記タンク本体内に流入する液体中の異物を除去するように前記キャップに設けたことを特徴とするリザーバタンク。
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