JP4270039B2 - 調整部品の位置決め装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、オプションとして付設される給紙カセット装置がプリンタ本体に接続される場合に、別体の装置に設けられるローラの軸同士が平行となるように位置決めを行う装置が開示されている。
例えば、ローラ軸の場合、本体側のフレームに、その両端部で軸受けとしても機能する取付用の調整部品を介して取り付けられる。そして、この調整部品は、ネジの締結により固定される。
加えて、この調整部品には例えば、ネジ軸を挿通する長孔が用紙搬送方向に沿って形成されており、調整部品のフレームへ取付位置が可変に構成されるものである。
ローラ軸が調整部品に支持されてフレームに位置決めされる構成とすれば、調整部品のフレームに対する固定位置を調整することで、間接的にローラ軸の支持位置の調整が行われることになる。
用紙搬送手段を構成するローラのローラ軸を支持する調整部品と、
前記調整部品が取付方向に着脱自在に取り付けられ、前記ローラ軸が支持されるフレームと、
前記調整部品を前記フレームに固定する固定手段と、
を備えた調整部品の位置決め装置であって、
前記フレームには、位置決めボスと、前記位置決めボスよりも突出長さが短く形成され
る補助ボスとが、前記取付方向に沿って平行に突出して形成され、
前記調整部品には、前記調整部品が前記フレームに、位置決め調整時の姿勢で取付けられた場合に、
前記位置決めボスおよび前記補助ボスを同一方向でそれぞれ相対的に移動自在に案内する位置決めボスガイドおよび第一補助ボスガイドが設けられており、前記フレームに対す
る前記調整部品の取付位置が、一方向の調整方向にのみ移動自在とされ、
前記調整部品を前記位置決め調整時の姿勢に対して、前記取付方向回りに180度回転
させて、デフォルト時の姿勢で取付けた場合に、
前記位置決めボスと係合する位置決め孔と、前記補助ボスを移動規制する第二補助ボスガイドと、が設けられており、前記調整部品は前記フレームに位置決めされる、ものである。
前記固定手段は、
前記補助ボスに形成されるネジ溝と、
補助ボスのネジ溝に、調整部品を介して締結されるネジと、
から構成され、
前記調整部品には、
前記位置決め孔および前記位置決めボスガイドと重複する部位に、
調整部品の前記調整方向での移動に関わり無くネジ溝を露出させるためのネジ挿通孔が形成される、ものである。
また、用紙搬送に関わるローラの軸の傾きを調整可能であると共に、組付け時には組付け性を優先して位置調整なしに組付けることも可能である。
本実施の形態は、用紙搬送装置の一つであるADF(自動原稿搬送装置)1において、このADF1に備える用紙搬送手段を構成するローラのローラ軸の位置決め装置としている。また、この位置決め装置を備えるADF1そのものも、本実施の形態である。
図1において、スキャナ本体31に開閉自在に設けられるプラテンカバー32に、ADF1が付設されている。ADF1には、このADF1に原稿30を供給するための原稿トレイ33が付設されると共に、プラテンカバー32の上面には、ADF1から排出される原稿の排出トレイ32aが形成されている。
ADF1の内部には、原稿トレイ33から排出トレイ32aに至る用紙搬送路が形成されており、この用紙搬送路に沿って各種ローラが設けられ、これらのローラの駆動により用紙30が搬送される。
なお、本明細書において、用紙とは、スキャナで読取り対象とする原稿と、プリンタで印字対象とする記録紙とを、共に含む表現としている。
この上カバー2の用紙搬送路側には、用紙搬送路に沿って用紙30を搬送するための各種ローラが設けられている。これらの各種ローラのうち、ローラ3・3のローラ軸4(図2に図示)には、用紙搬送方向に対して位置決めを行うための位置決め装置5が設けられている。そして、ローラ3・3の軸心が用紙搬送方向に対して正しく垂直に配置されることで、ローラ3・3と接触して搬送される原稿30が、斜行することなく搬送されるようにしている。
ローラ3・3のローラ軸4も、ベースフレーム6とカバーフレーム7との間に配置され、カバーフレーム7に形成された開口より、ローラ3・3の一部が用紙搬送路側へ突出するように、ローラ軸4がベースフレーム6に支持される構成である。
前述したように、ローラ軸4はベースフレーム6に調整部品8・8を介して支持される構成であり、より詳しくはローラ軸4の両端部がそれぞれ調整部品8により支持されている。また、各調整部品8はベースフレーム6に対してネジ締結により固定される。
以下で詳しく説明するが、ベースフレーム6に対して調整部品8が位置決めされることで、間接的に、ローラ軸4がベースフレーム6に位置決めされるものである。したがって以下では、位置決め装置5は、ローラ軸4をベースフレーム6に対して位置決めする装置であることと、調整部品8をベースフレーム6に対して位置決めする装置であることとを、区別しないで用いるものとする。
調整部品8は、大まかには、中空の直方体において一面を構成する壁を切除してなる形状であり、互いに垂直な関係にある五方向の壁を有している。
調整部品8を、壁のない開放側を下方とした姿勢において、調整部品8の側方を囲う四つの壁は、互いが対向する一対の側壁11L・11Rと、同じく互いが対向する側壁11L・11R間を連結する接続壁12A・12Bと、である。側壁11L・11Rは、その概略形状が「D」字状に形成されている。
側壁11L・11R間には、調整部品8の上方を覆う壁が、三分割して設けられており、それぞれ第一上壁13、第二上壁14、接続上壁15、である。第一上壁13と第二上壁14との高さ位置は同一であり、これらの壁より高い位置に接続上壁15が設けられている。
なお、接続壁12Aと側壁11L・11Rと第一上壁13とが接続され、接続壁12Bと側壁11L・11Rと第二上壁14とが接続されている。
また、この姿勢において、調整部品8の中央部に位置する接続上壁15の中心部を貫いて、上下に延出する軸を中心軸Mとする。
この取付け方は詳しくは後述するが、デフォルト時の取付け方と位置決め調整時の取付け方とでは、ベースフレーム6に対して調整部品8を取り付ける姿勢が異なるものとなっている。具体的には、デフォルト時の取付けを行う場合の調整部品8の姿勢を、前記中心軸M周りに180度回転させた姿勢が、位置決め調整時の取付けを行う場合の姿勢となっている。
調整部品8は、側壁11L・11Rの対向する方向が、ローラ軸4の軸方向Xと平行となる姿勢で、ベースフレーム6に取り付けられる。
図5に示すように、ベースフレーム6には、調整部品8が取り付けられる部位に、位置決めボス21とネジ止めボス22とが、平行に突出して設けられている。ここで、位置決めボス21の外径より、ネジ止めボス22の外径の方が大きく形成されている。
また、位置決めボス21およびネジ止めボス22の突出方向は、ベースフレーム6に対して調整部品8を取付ける前記取付方向Zと一致している。なお、取付方向Zは、軸方向Xとは直交関係にある。
一方、図4に示すように、調整部品8には、第一上壁13に位置決めボス21と係合する位置決め孔13aが形成されると共に、第二上壁14に位置決めボス21を挿通可能な調整用長孔14aが形成されている。
ここで、図6に示すように、位置決めボス21とネジ止めボス22との突出長さの関係により、ベースフレーム6に調整部品8を取り付けた状態で、位置決めボス21は第一上壁13および第二上壁14より突出するが、ネジ止めボス22は突出しない。
このとき、取付方向Zより見て、位置決めボス21と位置決め孔13aとが重複し、ネジ止めボス22と調整用長孔14aとが重複するように、調整部品8がベースフレーム6に取り付けられる。
調整部品8は、デフォルト時の取付け方でベースフレーム6に取り付けられた場合は、詳しくは後述するが、その取付位置が特定されている。つまり、デフォルト時の取付け方の場合、調整部品8はベースフレーム6に取り付けた段階で、位置決めされている。
このとき、取付方向Zより見て、位置決めボス21と調整用長孔14aとが重複し、ネジ止めボス22と位置決め孔13aとが重複する。
調整部品8が、位置決め調整時の取付け方でベースフレーム6に取り付けられた場合は、詳しくは後述するが、その取付位置が用紙搬送方向Yで調整可能となっており、この調整可能範囲における任意の箇所で固定可能である。したがって、調整部品8に支持されるローラ軸4の用紙搬送方向Yにおける位置決めの調整が、可能である。これに対して、デフォルト時の取付け方においては、ローラ軸4はデフォルト位置で位置決めされており、調整部品8の固定位置の調整は不能である。したがって、ローラ軸4の支持位置も調整不能である。
前述したように、調整部品8は、ローラ軸4をベースフレーム6に対して支持するための手段として機能する。また、前述したように、調整部品8はベースフレーム6に対する取付け方が、、デフォルト時の取付け方と位置決め調整時の取付け方との二通り可能である。
この二通りの取付け方に対応して、ローラ軸4を支持可能とする構成が、調整部品8には設けられている。より具体的には、調整部品8において、ローラ軸4の支持に関わる部分は、前記中心軸Mに対して点対称となるように構成されている。
そして、ローラ軸4は取付方向Zでは、凹部8aの形成長さの範囲内で移動自在となると共に、用紙搬送方向Yでは移動が規制される。
なお、ローラ軸4とベースフレーム6との間には、軸受け等を介してスプリングが設けられており、取付方向Zでローラ軸4はベースフレーム6に弾性支持されている。
さらに、側壁11L(又は側壁11R)の内面(中心軸M側の面)には、軸方向Xより見て、他方の側壁11R(又は側壁11L)の凹部11aと重複する部位に、突出部11bが形成されている。つまり、調整部品8内へ挿入されたローラ軸4は、より正確には、側壁11L(又は側壁11R)の突出部11bに当接して、調整部品8からの突き抜けが制止されることになる。
そして、ベースフレーム6に対するローラ軸4の軸方向Yでの移動が、ローラ軸4の両端部に配置される調整部品8・8により、規制される。
同じく、調整用長孔14aの下方には、側壁11L・11Rと平行な一対のガイド壁16b・16bよりなるネジ止めボス用ガイド16Bが設けられている。各ガイド壁16bは第二上壁14および接続壁12Bに固設されている。また、ガイド壁16b・16b間の間隔は、ネジ止めボス22の外径と略同程度とされると共に、ガイド壁16b・16b間にネジ止めボス22の挿入が可能である。
以下で説明するが、調整部品8は、ベースフレーム6に、位置決めボス21およびネジ止めボス22の二箇所で支持されて、用紙搬送方向Yで移動自在とされたり、あるいは位置決めされて移動自体が規制されるものである。
ここで、デフォルト時の取付けであっても、位置決め調整時の取付けであっても、ネジ止めボス22は、調整部品8に形成される一対の平行なガイド部(ガイド壁16a・16aまたはガイド壁16b・16b)により、相対的に移動規制されるのである。
デフォルト時の取付けの場合は、前述したように、取付方向Zより見て、位置決めボス21と位置決め孔13aとが重複し、ネジ止めボス22と調整用長孔14aとが重複するように、調整部品8がベースフレーム6に取り付けられる。
この位置決め孔13aは、位置決めボス21を挿通可能な開口であると共に、位置決めボス21と略同径の孔である。このため、位置決め孔13aに位置決めボス21が挿通されると、調整部品8は位置決めボス21により移動が規制される。
より詳しくは、以上構成のみであれば、調整部品8は、位置決めボス21周りに回動自在の状態となるが、ネジ止めボス用ガイド16Bによりネジ止めボス22が移動規制されるため、回転することは無い。つまり、ネジ止めボス用ガイド16Bによるネジ止めボス22の移動規制と、位置決め孔13aによる位置決めボス21の移動規制とにより、調整部品8は、ベースフレーム6に位置決めされる。
この位置を、デフォルト位置とする。なお、ローラ軸4と調整部品8とは、用紙搬送方向Yでは一体であるので、調整部品8がデフォルト位置にあるときのローラ軸4の位置も、デフォルト位置と称するものとし、特に区別しないものとする。
図5、図6に示すように、位置決めボス21の下部には、十字状に四方向にそれぞれリブが設けられている。特にベースフレーム6に対する調整部品8の位置決めに関わるのは、側壁11L・11Rの方へ突出するリブ17・17である。
一方、図10に示すように、リブ17・17と同じ高さ位置においては、各ガイド壁16aにリブ17を挿通可能とする凹部16cが形成されている。リブ17の幅(用紙搬送方向Yでの厚み)は、凹部16cの開口幅(用紙搬送方向Yでの開口幅)と略一致している。
このため、デフォルト時の取付けが行われると、各凹部16c内に各リブ17が挿入されて、調整部品8はベースフレーム6に対して、用紙搬送方向Yで移動規制される。
なお、各凹部16cと各リブ17との係合による調整部品8の移動規制は、位置決め孔13aと位置決めボス21との係合による位置決めを補助するものである。
ここで、ネジ止めボス22の軸心上にはネジ溝22aが形成されており、該ネジ溝22aにネジ20を嵌め合わせることが可能である。
デフォルト時の取付けの場合、取付方向Zより見て、ネジ止めボス22と調整用長孔14aとが重複した状態にある。調整用長孔14aの(軸方向Xにおける)幅は、ネジ止めボス22の外径よりは小さく、ネジ溝22aの内径よりは大きく形成されている。そして、調整用長孔14aよりネジ溝22aが露出した状態にある。
したがって、調整用長孔14aの(軸方向Xにおける)幅より大きな径のワッシャ23を介して、ネジ20をネジ止めボス22に締結することで、調整部品8がベースフレーム6に固定される。
位置決め調整時の取付けの場合は、前述したように、取付方向Zより見て、位置決めボス21と調整用長孔14aとが重複し、ネジ止めボス22と位置決め孔13aとが重複する。
この調整用長孔14aは、位置決めボス21を挿通可能な開口であると共に、位置決めボス21の外径と略同じ幅の開口が、位置決め調整時の取付け状態の姿勢において、用紙搬送方向Yに沿って形成されたものである。つまり、調整用長孔14aは、前記ガイド壁16a・16aと平行である。
このため、位置決め調整時の取付けが行われた際には、位置決めボス21は相対的に調整用長孔14aに沿って移動自在である。
なお、この位置決め調整時の取付け状態において、位置決めボス21の(軸方向Xでの)側方にはガイド壁16b・16bが位置しているが、各ガイド壁16bがリブ17・17の上方に位置するように、各ガイド壁16bの調整部品8における高さ位置や上下幅が設定されている。そして、これらのガイド壁16b・16bと前記リブ17・17とが干渉することがなく、ガイド壁16b・16bにより位置決めボス21の相対的な移動が規制されることが無い。
また、位置決め調整時の取付けが行われた際には、ネジ止めボス22はガイド壁16a・16a間に挿入され、ネジ止めボス用ガイド16Aにより用紙搬送方向Yにのみ移動自在に規制される。
以上構成により、調整部品8はベースフレーム6に二箇所(位置決めボス21およびネジ止めボス22)で、用紙搬送方向Yにのみ移動自在に規制される。したがって、位置決め調整時の取付けの場合は、調整部品8はベースフレーム6に対して用紙搬送方向Yにのみ移動自在の状態となる。
このため、必要に応じて、調整部品8をベースフレーム6に対して固定すべき位置を、用紙搬送方向Yで調整することが可能である。
本実施の形態の場合、ローラ軸4の両端部がそれぞれ調整部品8・8により支持される構成であるので、どちらか一方の調整部品8を用紙搬送方向Yに沿って移動させることで、ローラ軸4の姿勢、すなわち用紙搬送方向Yに対する傾斜角度を、調整することが可能である。
この位置決め調整時の取付けの場合においても、ネジ20の締結により、調整部品8をベースフレーム6に対して固定することが可能である。
位置決め調整時の取付けの場合、取付方向Zより見て、ネジ止めボス22と位置決め孔13aとが重複した状態にある。位置決め孔13aの内径は、ネジ止めボス22の外径よりは小さく、ネジ溝22aの内径よりは大きく形成されている。また、第一上壁13には、位置決め孔13aと重複するように、調整部品8の取付状態の姿勢において、ネジ挿通孔13bが用紙搬送方向Yに沿って形成されている。そして、調整部品8をベースフレーム6に対して用紙搬送方向Yで移動させても、ネジ溝22aがネジ挿通孔13bより露出するようにし、ネジ止めボス22へ調整部品8を挟んでネジ20を締結することが可能に構成している。
このようにして、調整部品8をベースフレーム6上で固定すべき位置を特定してから、ネジ20の締結により固定することで、調整部品8がベースフレーム6に対して位置決めされる。
これは、ローラ軸4の姿勢(用紙搬送方向Yに対する傾斜角度)を調整するには、ローラ軸4の一方の端部の支持位置を、用紙搬送方向Yに対して調整するだけでよいためである。
また、ローラ軸4の両端部を調整部品8により支持する場合であっても、実際に調整するのは一方の調整部品8のみであって、他方の調整部品8はデフォルト時の取付けを行って、その固定位置を変更しないものとする。
本発明の位置決め装置は、ローラ軸を支持する調整部品と、調整部品が取付方向に着脱自在に取り付けられ、ローラ軸が支持されるフレームと、調整部品をフレームに固定する固定手段と、を備えるものである。
本実施の形態では、ローラ軸4の支持を行う調整部品8の位置決め装置5としており、この調整部品8が取付けられる相手部品は、ベースフレーム6である。そして、調整部品8をベースフレーム6に固定する固定手段は、ベースフレーム6のネジ止めボス22に形成されるネジ溝22aと、ネジ溝22aに調整部品8を介して嵌め合わされるネジ20と、からなっている。
本実施の形態では、この調整方向は、ADF1における用紙搬送方向Yとなるように設定されている。また、前記調整用長孔14aの形成長さの範囲であれば、用紙搬送方向Yに沿って、ベースフレーム6に対する調整部品8の取付位置を調整して、この範囲内の任意の位置で前記ネジ20により固定することが可能である。
本実施の形態では、ベースフレーム6に、位置決めボス21と、前記補助ボスとしてネジ止めボス22とが、取付方向Zに沿って、平行に突出して設けられている。
また、該調整部品を前記位置決め調整時の姿勢に対して、前記取付方向回りに180度回転させて、デフォルト時の姿勢で取付けた場合に、位置決めボスと係合する位置決め孔と、補助ボスを移動規制する第二補助ボスガイドと、が設けられている。
また、調整部品8には、前記デフォルト時の取付けの姿勢で、調整部品8がベースフレーム6に取付けられた場合に、位置決めボス21と係合する位置決め孔13aと、ネジ止め用ボス22を用紙搬送方向Yで移動自在に案内する第二補助ボスガイドとしてのネジ止めボス用ガイド16Bとが、設けられている。
なお、調整部品8のデフォルト時の取付けの姿勢は、調整部品8の位置決め時の取付けの姿勢を、取付方向Z(又は前記中心軸M)回りに、180度回転させた姿勢である。
したがって、単一の調整部品でありながら、この調整部品をフレームに直ちに位置決めされるように取付けることも、位置決め調整が可能なように取付けることも可能である。したがって、位置決め調整が必要な場合に、位置決め調整可能に調整部品をフレームに取付けることができ、組立作業性を損なうことがない。
また、用紙搬送に関わるローラの軸の傾きを調整可能であると共に、組付け時には組付け性を優先して位置調整なしに組付けることも可能である。
本実施の形態では、調整部品をフレームに対して、取付位置を調整方向で可変に取付け可能とするための補助ボスを、ネジ止めボス22とし、このネジ止めボス22が固定手段の一部としても構成されるものとしている。そして、このネジ止めボス22に、調整部品8のベースフレーム6に対する取付位置が変化してもネジ20を締結可能とするため、位置決め孔13aと重複するようにネジ挿通孔13bが第一上壁13に形成されている。
なお、デフォルト時の取付けの場合は、調整用長孔14aを介してネジ20がネジ止めボス22に締結されるが、このときネジ20のネジ軸が通過する調整用長孔14aは、ネジ20のネジ軸の通過範囲よりも幅広である。したがって、調整用長孔14aにネジ挿通孔は含まれていることになる。
4 ローラ軸
6 ベースフレーム(相手部品)
8 調整部品
13a 位置決め孔
13b ネジ挿通孔
14a 調整用長孔(位置決めボスガイド)
16A ネジ止めボス用ガイド(第一補助ボスガイド)
16B ネジ止めボス用ガイド(第二補助ボスガイド)
20 ネジ(固定手段の一部)
21 位置決めボス
22 ネジ止めボス(補助ボスおよび固定手段の一部)
Y 用紙搬送方向(調整方向)
Z 取付方向
Claims (2)
- 用紙搬送手段を構成するローラのローラ軸を支持する調整部品と、
前記調整部品が取付方向に着脱自在に取り付けられ、前記ローラ軸が支持されるフレームと、
前記調整部品を前記フレームに固定する固定手段と、
を備えた調整部品の位置決め装置であって、
前記フレームには、位置決めボスと、前記位置決めボスよりも突出長さが短く形成される補助ボスとが、前記取付方向に沿って平行に突出して形成され、
前記調整部品には、前記調整部品が前記フレームに、位置決め調整時の姿勢で取付けられた場合に、
前記位置決めボスおよび前記補助ボスを同一方向でそれぞれ相対的に移動自在に案内する位置決めボスガイドおよび第一補助ボスガイドが設けられており、前記フレームに対する前記調整部品の取付位置が、一方向の調整方向にのみ移動自在とされ、
前記調整部品を前記位置決め調整時の姿勢に対して、前記取付方向回りに180度回転させて、デフォルト時の姿勢で取付けた場合に、
前記位置決めボスと係合する位置決め孔と、前記補助ボスを移動規制する第二補助ボスガイドと、が設けられており、前記調整部品は前記フレームに位置決めされる、
ことを特徴とする調整部品の位置決め装置。 - 前記固定手段は、
前記補助ボスに形成されるネジ溝と、
補助ボスのネジ溝に、調整部品を介して締結されるネジと、
から構成され、
前記調整部品には、
前記位置決め孔および前記位置決めボスガイドと重複する部位に、
調整部品の前記調整方向での移動に関わり無くネジ溝を露出させるためのネジ挿通孔が形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の調整部品の位置決め装置。
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